JPH09284387A - 音声記録方法 - Google Patents

音声記録方法

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JPH09284387A
JPH09284387A JP8090952A JP9095296A JPH09284387A JP H09284387 A JPH09284387 A JP H09284387A JP 8090952 A JP8090952 A JP 8090952A JP 9095296 A JP9095296 A JP 9095296A JP H09284387 A JPH09284387 A JP H09284387A
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JP8090952A
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Shigetaka Tanaka
重隆 田中
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 留守録メッセージを記録するディジタルメモ
リの無駄な消費をなくし、留守番電話機能をより有効に
使用できるようにする。 【解決手段】 音声メモリ(ディジタルメモリ)を留守
録メッセージの音声記録媒体とする留守録機能を備えた
通信装置において、留守録メッセージ中の無音状態を検
出し、この無音状態が任意の録音時間継続したときに留
守録メッセージの録音を終了するとともに、音声メモリ
の残容量を検出し、この検出した音声メモリの残容量に
応じて無音状態の録音時間を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタルメモ
リを音声記録媒体とする留守録機能を備えた通信装置に
使用される音声記録方法に関し、特に無音状態を有効に
排除してディジタルメモリを有効に使用できるようにし
た音声録音方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルメモリを音声記録媒体とする
留守番電話機能を備えた通信装置においては、一般に留
守録メッセージ中に長時間の無音状態が続いた場合、こ
の無音状態が続いている間、録音動作を停止してメモリ
を節約する無音録音の排除機能が備わっている。
【0003】従来のこの種の無音録音排除機能として
は、例えば、長時間の無音状態に対して、一定の録音時
間を設定し、この録音時間を超えて無音状態が続いた場
合に、録音動作を停止し、次に有音が入るまでこの録音
待機状態を維持する構成のものがあった。また他の従来
例としては、一定の録音時間を経過した時点で無音状態
が継続していたときは、そこで通信回線を開放するとと
もに録音動作を停止させる構成のものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、上述した無音録
音の排除機能に関する従来の構成において、無音状態が
始まってから録音停止動作に移行するまでの録音時間
は、プログラム上で決められた固定の時間値とされてお
り、ディジタルメモリの残容量にかかわらず、常に一定
の録音時間をもって無音状態に対する録音停止動作を実
行するようになっていた。
【0005】しかしながら、ディジタルメモリの残容量
に余裕のある間は、このような固定された録音時間の設
定で不都合はないが、同メモリの残容量が少なくなって
きたときは、なるべく無音状態の録音をなくし、すなわ
ち録音時間を短時間とした方が、残り少ないメモリ容量
を確保でき留守番電話機能をより有効に使用することが
できると考えられる。
【0006】この発明はこのような観点からなされたも
ので、留守録メッセージを記録するディジタルメモリの
無駄な消費をなくし、留守番電話機能をより有効に使用
できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明の第1の音声記録方法は、ディジタルメモリ
を留守録メッセージの音声記録媒体とする留守録機能を
備えた通信装置において、留守録メッセージ中の無音状
態を検出し、この無音状態が任意の録音時間継続したと
きに留守録メッセージの録音を終了するとともに、ディ
ジタルメモリの残容量を検出し、この検出したディジタ
ルメモリの残容量に応じて無音状態の録音時間を変更す
るようにしている。
【0008】このように、ディジタルメモリの残容量に
応じて無音状態の録音時間を変更するので、例えば、デ
ィジタルメモリの残容量が減少するに応じて、無音状態
の録音時間を短くすることにより、同メモリの無駄な消
費をなくし、留守番電話機能をより有効に使用できるよ
うになる。
【0009】上述の方法は、上記ディジタルメモリの残
容量を留守録メッセージの録音動作毎に検出し、この検
出したディジタルメモリの残容量に応じて無音状態の録
音時間を変更するようにしてもよい。
【0010】また、上述の方法において、留守録メッセ
ージの録音動作を実行している任意の時点でディジタル
メモリの残容量を検出し、この検出したディジタルメモ
リの残容量に応じて無音状態の録音時間を、当該録音動
作を実行している間に変更するようにしてもよい。この
ようにすることで、ディジタルメモリの残容量に応じた
無音状態の録音時間の変更がさらに適切に行なえるの
で、同メモリの無駄な消費がさらになくなり、留守番電
話機能をより一層有効に使用できるようになる。
【0011】この発明の第2の音声記録方法は、一連の
留守録メッセージを複数のメモリブロックに順次記録す
るとともに、該複数のメモリブロックをリンクさせて保
持するディジタルメモリを備えた留守録機能付き通信装
置において、一のメモリブロックに記録した留守録メッ
セージがすべて無音状態のものか否かを各メモリブロッ
クについて判別し、すべて無音状態のものと判別したメ
モリブロックを、一連の留守録メッセージを記録するメ
モリブロック間のリンクから解放するようにしている。
【0012】これにより、無駄に消費したメモリブロッ
クを録音可能な状態に復活させて、ディジタルメモリの
残容量を増やすことができ、留守番電話機能を有効に使
用できるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の音声記録装置を
留守録機能付きのファクシミリ装置(通信装置)に適用
した実施形態について、図面を参照して詳細に説明す
る。なお、この発明の音声記録装置は、ファクシミリ装
置に限らず通常の留守番電話など各種の留守録機能付き
通信装置に適用できることは勿論である。
【0014】図1は留守録機能付きのファクシミリ装置
の構成を示すブロック図である。同図に示したファクシ
ミリ装置は、CPU1,ROM2,RAM3,操作表示
部4,スキャナ5,原稿センサ6,プロッタ7,記録紙
センサ8,符号化・復号化部9,画像メモリ10,モデ
ム11,網制御部12,音声合成部13,音声録音部1
4,時計回路15,音声メモリ16を備えている。これ
らファクシミリ装置の構成要素において、通常のファク
シミリ通信に関係する機能については既に周知であり、
本発明の音声記録装置とは直接関係しないので、その詳
細な説明は省略する。
【0015】このファクシミリ装置は、留守録機能の作
動状態において、網制御部12を介して送られてきた音
声情報(留守録メッセージ)を、ディジタル化して録音
する留守録機能を備えている。留守録機能の制御はCP
U1により行なっている。また、留守録機能を制御する
ためのプログラムおよび該プログラムを記憶するシステ
ムメモリは、ファクシミリ本体制御用のプログラムおよ
びシステムメモリ(図示せず)の一部に含まれている。
【0016】この留守録機能において、留守録メッセー
ジの録音は音声録音部14で行なわれる。この音声録音
部14では、応答メッセージも録音することができる。
また、録音した留守録メッセージの再生は、音声合成部
13で行なわれる。これら音声録音部14や音声合成部
13は、専用のハードウェア(LSI)によって構成さ
れている。
【0017】音声メモリ16は、録音された留守録メッ
セージをディジタル音声情報の形式で記憶するディジタ
ルメモリである。この音声メモリ16は、画情報メモリ
として知られているSAFメモリの管理方式と同様の管
理方式によって管理されている。なお、RAM3を留守
録メッセージを記憶するディジタルメモリとして使用す
ることもできる。また、画情報メモリであるSAFメモ
リを備える場合は、その一部を留守録メッセージ記憶用
のディジタルメモリとして使用することもできる。
【0018】図2はこの実施形態の音声記録装置におい
て作成される音声メモリのメッセージファイルを示す図
である。同図に示すメッセージファイルは、メッセージ
録音毎に作成される。このメッセージファイルは、ステ
イタスフラグ、メッセージパラメータ、前メッセージア
ドレス部、次メッセージアドレス部、先頭ブロックアド
レス部、メッセージ番号記録部、トータルブロック数記
録部を含んでいる。
【0019】メッセージパラメータは、SAFメモリの
場合には、画情報に関する原稿幅や線密度等の情報を記
録する部分であるが、音声情報記録を専用の音声メモリ
16に記録する場合には、例えば、録音開始の日時や録
音時間等が格納される。前メッセージアドレス部には、
一つ前に作成されたメッセージファイルのアドレスが記
録される。次メッセージアドレス部には、一つ後に作成
されたメッセージファイルのアドレスが記録される。さ
らに先頭ブロックアドレス部には、同ファイルにリンク
させる先頭ブロックのアドレスが記録される。
【0020】各メッセージファイルは、図4に示すよう
に、前メッセージアドレス部に記録されたアドレスによ
って、一つ前に録音された留守録メッセージのメッセー
ジファイルとリンクされ、また次メッセージアドレス部
に記録されたアドレスによって、一つ後に録音された留
守録メッセージのメッセージファイルとリンクされる。
このようにして、録音の順序を保ってチェーン状にリン
クされていく。
【0021】留守録メッセージは、各メッセージファイ
ルにつながるデータ蓄積用のメモリエリアにブロック単
位で記録されていく。メッセージファイルに含まれる先
頭ブロックのアドレスには、当該メッセージファイルに
つながる先頭のメモリブロックのアドレスがパラメータ
として記録される。なお、図2に示すステイタスフラグ
は、そのメッセージファイルが有効か否か等の情報を含
んでいる。
【0022】音声メモリ16におけるデータ蓄積用のメ
モリエリアは、図3に示すように、例えば2KB毎のメ
モリブロックに分けて管理され、各メモリブロック毎に
管理テーブルを備え、次ブロックの先頭アドレスを、メ
ッセージファイルと同様にパラメータとしてもってい
る。この次ブロックの先頭アドレスにより、メッセージ
の録音順にメモリブロックをチェーン状にリンクするよ
うになっている。
【0023】データ蓄積用のメモリエリアにある各メモ
リブロックは、ブロックパラメータを含んでいる。SA
Fメモリにおける画情報記録の場合には、このブロック
パラメータに画情報バイト数が記憶されが、これと同様
に、音声メモリ16による音声情報記録の場合にも、こ
のブロックパラメータに音声情報バイト数を格納すれば
よい。
【0024】図4は、これらメッセージファイルとメモ
リブロックがリンクされている状況を示している。すな
わち、各メッセージファイルは、管理している前のメッ
セージアドレスと次のメッセージアドレスとによってリ
ンクされている。さらに、メッセージファイルと音声情
報を記録した先頭ブロックとは、先頭ブロックのアドレ
スによってリンクされている。
【0025】ここで、メモリの残容量は、ブロック数に
よって管理している。例えば、初期化した状態では、す
べての録音データエリアが未使用ブロックとなるので、
録音メッセージ用に用意したメモリエリアを、メモリブ
ロックの容量(上記の例では、2KB)で割った値が全
ブロック数となる。
【0026】メッセージを記録してメモリブロックを消
費していく毎に、一つずつ残りブロック数(メモリの残
容量)が減っていく。この残りブロック数を管理するカ
ウンタとして機能するRAMが必要である。この実施形
態に係る留守番電話機能付きファクシミリ装置は、図1
には示されていないが、このようにカウンタとして機能
するRAMを備えており、当該カウンタ(メモリ残容量
検出カウンタ)がメモリブロックの残容量をチェックし
ている。そして、このメモリ残容量検出カウンタのカウ
ントにより残りブロック数(メモリ残容量)ゼロを検出
したときは、それ以上録音できないので、特別な制御フ
ローを実行することになる。
【0027】さて、音声メモリ16に記録する留守録メ
ッセージが無音状態か否かの判定は、例えば、回線上の
音声エネルギレベルをチェックすることにより行なうこ
とができる。すなわち、受信した音声エネルギレベルを
あらかじめ定めた値と比較することにより、無音状態を
検出することができる。このチェックは、例えば、録音
開始後に、レベルチェック用のプログラムを割り込ませ
て実行すればよい。
【0028】回線上の音声エネルギ検出機能は、図1に
示したモデム11が有しており、その判定出力を利用し
て無音/有音を判定する。録音開始後、割り込みプログ
ラムで一定時間毎(例えば、5msecや10msec
毎)にモデム11の判定出力をチェックして、無音状態
であれば、ファクシミリ装置に備えられた無音録音時間
の測定用カウンタ(以下、無音カウンタという)をスタ
ートさせる。
【0029】この実施形態では、音声メモリ16の残容
量と許容される無音録音時間とを、例えば図5に示すよ
うなメモリ残容量−無音録音時間対応テーブルで関連付
けてある。このメモリ残容量−無音録音時間対応テーブ
ルは、例えば本体制御用のシステムメモリにあらかじめ
格納しておく。そして、録音開始後に残りブロック数に
対応する無音録音時間をあらかじめ参照して、上記の無
音カウンタにセーブする。同カウンタがスタートした
ら、そのカウント数により計数される無音録音時間をセ
ーブした参照値と比較し、参照値を超えたら音声メモリ
16への書き込みを終了するように制御を行なう。
【0030】図6は、上述した音声メモリ16の残容量
に応じた無音録音の制御を示すフローチャートである。
次に、この図6を参照して、ディジタルメモリの残容量
に応じた前記無音状態の録音時間の制御について説明す
る。ファクシミリ装置に備えられた留守録機能が作動し
て、受信した留守録メッセージの録音が開始したら、ま
ず留守録メッセージ記録用のディジタルメモリとして機
能する音声メモリ16の残容量をチェックするとともに
(S1)、図5に示すメモリ残容量−無音録音時間対応
テーブルを参照して、検出した音声メモリ16の残容量
に対応する無音録音時間を読み出し、無音カウンタにセ
ーブする(S2)。続いて、無音カウンタをクリアし
(S3)、留守録メッセージの録音を開始する(S
6)。
【0031】録音開始後、割り込みプログラムで一定時
間毎にモデムによる無音か有音かの判定出力をチェック
して(S7)、無音状態であれば、無音カウンタをスタ
ートさせる(S9)。そして、留守録メッセージを記録
するメモリブロックの残容量をチェックし(S11)、
当該メモリブロックに留守録メッセージを記録できる容
量があれば、続けて当該メモリブロックへの記録を実行
していく(S6)。留守録メッセージを記録するメモリ
ブロックの残容量が無くなったら(S11)、次のメモ
リブロックをセットするとともに(S12)、メモリ残
容量検出カウンタのカウント数を1つ減らし(S4)、
その後は新たにセットした次メモリブロックへ留守録メ
ッセージを記録していく(S6)。
【0032】留守録メッセージの録音中は、一定時間毎
にモデムによる無音か有音かの判定出力をチェックして
(S7)、無音状態であれば無音カウンタの作動を確認
し(S8)、さらに無音カウンタのカウント時間が、ス
テップS2でセーブした無音録音時間(メモリ残容量に
対応)を超えたか否かをチェックし(S5)、超えてい
ない場合は、留守録メッセージの録音を続行する。一
方、無音カウンタのカウント時間が、ステップS2でセ
ーブした無音録音時間(メモリ残容量に対応)を超えた
場合には、CPU1から録音終了指令が出され(S1
0)、留守録メッセージの録音動作を終了する。
【0033】無音カウンタの作動中に、モデムから有音
の判定出力あった場合には(S7)、無音カウンタをク
リアする(S13)。その後、留守録メッセージの録音
中に再び無音を検出した場合には(S7)、無音カウン
タのクリアを確認の上(S8)、同カウンタを再スター
トさせる(S9)。その後は、上記の動作と同様にモデ
ムによる無音か有音かの判定出力をチェックし(S
7)、無音であれば無音カウンタにセーブした無音録音
時間と同カウンタのカウント時間とを比較し、カウント
時間がセーブした無音録音時間を超えたとき(S5)、
CPU1が留守録メッセージの録音終了を指令して録音
を終了する。
【0034】図6のフローチャートに示した音声メモリ
16の残容量に応じた無音録音の制御は、留守録メッセ
ージの開始時点で、音声メモリ16の残容量をチェック
するとともに(S1)、図5に示すメモリ残容量−無音
録音時間対応テーブルを参照して、検出した音声メモリ
16の残容量に対応する無音録音時間を読み出し、無音
カウンタにセーブした(S2)。しかし、これらのステ
ップを留守録メッセージの開始時点に限ることはなく、
留守録メッセージの録音動作中、適宜のタイミングで挿
入することもできる。例えば、図6に示したフローチャ
ートのステップS9の動作ブロックを、図7に示した動
作ブロックと入れ替えた制御ステップとすることもでき
る。
【0035】この場合、留守録メッセージの録音動作中
に無音を検出したとき、音声メモリ16の残容量をチェ
ックするとともに(S9−1)、図5に示すメモリ残容
量−無音録音時間対応テーブルを参照して、検出した音
声メモリ16の残容量に対応する無音録音時間を読み出
し、無音カウンタにセーブしなおして(S9−2)、無
音カウンタをスタートさせる(S9−3)。
【0036】このような制御ステップをとれば、無音を
検出した時点のメモリ残容量が無音録音時間を決定する
ことになり、録音開始時点での決定よりも実情に沿った
制御が可能となる。また、無音カウンタのスタート後で
あっても、無音状態が継続している間、適宜メモリ残容
量のチェックを行ない、図5に示すメモリ残容量−無音
録音時間対応テーブルを参照して、許容される無音録音
時間を更新するようにしてもよい。具体的には、図7に
示したステップS9−1,S9−2を図6のステップS
10の手前に挿入する。
【0037】このような制御ステップをとれば、一つの
留守録メッセージが長時間に渡ったときでも、その録音
動作のはじめの方と終わりの方とで、許容される無音録
音時間を変えて、一層実情に沿った制御が可能となる。
【0038】図8及び図9はこの発明の他の実施形態を
説明するためのフローチャートである。この実施形態
は、一のメモリブロックに記録した留守録メッセージが
すべて無音状態のものか否かを各メモリブロックについ
て判別し、すべて無音状態のものと判別したメモリブロ
ックを、一連の留守録メッセージを記録するメモリブロ
ックのリンクから解放するようにしたものである。
【0039】この実施形態を実現するためには、その前
提として図3に示した各メモリブロックの管理テーブル
に、当該ブロックに記録した音声情報がすべて無音か否
かを示す新規のパラメータ(全無音検出パラメータ)を
追加する必要がある。
【0040】そして、留守録メッセージの記録するメモ
リブロックに対し、記録開始時点で無条件にその全無音
検出パラメータをONとし、続いて当該メモリブロック
への記録動作が終了するまでに、一度でも有音状態を検
出したときは、その全無音検出パラメータをリセットす
るように制御していく。無音状態のままで録音が継続し
て次のメモリブロックに留守録メッセージの記録が移行
すると、この全無音検出パラメータはONのままとな
る。
【0041】例えば、この制御動作は、図8に示すステ
ップS20とステップS21によって行なわれる。な
お、図8に示す他の動作ブロックは、先に説明した図6
のフローチャートと同じであるので、その詳細な説明は
省略する
【0042】その後、留守録メッセージの録音動作が終
了し、次の留守録メッセージを受信するまでの待機状態
において、CPU1が留守録メッセージを記録した各メ
モリブロックをチェックし、リンクしている各メモリブ
ロック中に上記の全無音検出パラメータがONになって
いるものがあれば、そのメモリブロックをリンクから切
り離して、未使用のメモリブロックのつながり(チェー
ン)にリンクする。
【0043】留守録メッセージを記録した各メモリブロ
ックは、互いに次のメモリブロックのアドレスをパラメ
ータとしてもっているので(図4参照)、中間のメモリ
ブロックを削除しても、これらのパラメータに基づき新
たなリンク状態を形成することができる。
【0044】次に、図9を参照して、待機状態において
CPU1が実行する上記のプログラムを具体的に説明す
る。まず、CPU1は、チェックするメッセージファイ
ルが有効なものか否かをチェックし(S31)、有効な
メッセージファイルについて、そのファイルに管理され
た先頭のメモリブロックのアドレスをセットする(S3
2)。そして、当該セットしたメモリブロックの全無音
検出パラメータがONとなっているか否かをチェックし
(S33)、ONのときはメッセージファイルの先頭ブ
ロックアドレス部に記録したアドレスを、当該全無音検
出パラメータがONとなっていたメモリブロックの次に
つながっているメモリブロックのアドレスに書きかえる
(S34)。そして、当該全無音検出パラメータがON
となっていたメモリブロックを、未使用のメモリブロッ
クのチェーンにリンクさせる(S35)。
【0045】上記メッセージファイルの先頭ブロックア
ドレス部に先頭のメモリブロックとして書き込まれたメ
モリブロックについても、上記ステップS32,S33
の動作を繰り返し、全無音検出パラメータがONとなっ
ている場合は、ステップS34,S35を実行する。な
お、セットしたメモリブロックの全無音検出パラメータ
がONになっていなかった場合には(S33)、当該メ
モリブロックのアドレスをそのままメッセージファイル
の先頭ブロックアドレス部に記録しておく。
【0046】次いで、全無音検出パラメータをチェック
したメモリブロックの次につながっていたメモリブロッ
クのアドレスをセットし(S36)、同様に当該セット
したメモリブロックの全無音検出パラメータがONとな
っているか否かをチェックする(S37)。当該メモリ
ブロックの全無音検出パラメータがONのときは、当該
メモリブロックの次につながるメモリブロック(次ブロ
ック)の有無を確認する(S38)。そして、次ブロッ
クが存在するときは、ステップS36でアドレスをセッ
トしているメモリブロック(本ブロック)に対し、その
前につながっているメモリブロック(前ブロック)を検
索し、当該前ブロックにおける次ブロックアドレス部
に、上記次ブロックのアドレスを書き込む(S39)。
続いて、本ブロックを、未使用のメモリブロックのチェ
ーンにリンクさせる(S40)。
【0047】一方、本ブロックにつながる次ブロックが
無かったときは(S38)、前ブロックにおける次ブロ
ックアドレス部に、次ブロック無しを書き込む(S4
3)。なお、本ブロックの全無音検出パラメータがON
になっていなかった場合には(S37)、前ブロックに
おける次ブロックアドレス部に、本ブロックのアドレス
をそのまま記録しておく。
【0048】その後、次につながるメモリブロックの有
無を確認し(S41)、次のメモリブロックが存在する
ときは、当該メモリブロックにつきステップS36に戻
って上記と同様の動作を実行する。次のメモリブロック
が存在しないときは、次の留守録メッセージを記録した
メッセージファイル(次メッセージファイル)の有無を
確認し(S42)、次メッセージファイルが存在すると
きは、ステップS31に戻り、当該次メッセージファイ
ルについて上述の動作を実行する。一方、次メッセージ
ファイルが存在しないときは、このプラグラムを終了す
る。
【0049】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明は、ディジ
タルメモリの残容量に応じて無音状態の録音時間を変更
するようにしたので、留守録メッセージを記録するディ
ジタルメモリの無駄な消費をなくし、留守番電話機能を
より有効に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態にかかる音声記録方法が適
用される留守録機能付きのファクシミリ装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】この発明の実施形態において作成される音声メ
モリ16のメッセージファイルを模式的に示す図であ
る。
【図3】この発明の実施形態において作成される音声メ
モリ16のメモリブロックの構造を模式的に示す図であ
る。
【図4】この発明の実施形態においてメッセージファイ
ルとメモリブロックがリンクされている状況を模式的に
示す図である。
【図5】この発明の実施形態で用いられるメモリ残容量
−無音録音時間対応テーブルを示す図である。
【図6】この発明の実施形態における音声メモリ16の
残容量に応じた無音録音の制御を示すフローチャートで
ある。
【図7】図6に示した実施形態の変形例を示す図であ
る。
【図8】この発明の他の実施形態を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図9】図8と同じくこの発明の他の実施形態を説明す
るためのフローチャートである。
【符号の説明】
1:CPU 2:ROM 3:RAM 4:操作表示部 5:スキャナ 6:原稿センサ 7:プロッタ 8:記録紙センサ 9:符号化・復号化部 10:画像メモリ 11:モデム 12:網制御部 13:音声合成部 14:音声録音部 15:時計回路 16:音声メモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルメモリを留守録メッセージの
    音声記録媒体とする留守録機能を備えた通信装置におい
    て、 留守録メッセージ中の無音状態を検出し、この無音状態
    が任意の録音時間継続したときに留守録メッセージの録
    音を終了するとともに、 前記ディジタルメモリの残容量を検出し、この検出した
    ディジタルメモリの残容量に応じて前記無音状態の録音
    時間を変更することを特徴とする音声記録方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の音声記録方法において、
    前記ディジタルメモリの残容量を留守録メッセージの録
    音動作毎に検出し、この検出したディジタルメモリの残
    容量に応じて前記無音状態の録音時間を変更することを
    特徴とする音声記録方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の音声記録方法において、
    留守録メッセージの録音動作を実行している任意の時点
    で前記ディジタルメモリの残容量を検出し、この検出し
    たディジタルメモリの残容量に応じて前記無音状態の録
    音時間を当該録音動作を実行している間に変更すること
    を特徴とする音声記録方法。
  4. 【請求項4】 一連の留守録メッセージを複数のメモリ
    ブロックに順次記録するとともに、該複数のメモリブロ
    ックをリンクさせて保持するディジタルメモリを備えた
    留守録機能付き通信装置において、 前記一のメモリブロックに記録した留守録メッセージが
    すべて無音状態のものか否かを各メモリブロックについ
    て判別し、すべて無音状態のものと判別したメモリブロ
    ックを、前記一連の留守録メッセージを記録するメモリ
    ブロックのリンクから解放することを特徴とする音声記
    録方法。
JP8090952A 1996-04-12 1996-04-12 音声記録方法 Pending JPH09284387A (ja)

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JP8090952A JPH09284387A (ja) 1996-04-12 1996-04-12 音声記録方法

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JP8090952A JPH09284387A (ja) 1996-04-12 1996-04-12 音声記録方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018061295A (ja) * 2018-01-09 2018-04-12 Nl技研株式会社 監視装置
US10873729B2 (en) 2009-08-03 2020-12-22 NL Giken Incorporated Monitoring system

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