JP3311168B2 - 留守録機能付電話装置 - Google Patents

留守録機能付電話装置

Info

Publication number
JP3311168B2
JP3311168B2 JP25389694A JP25389694A JP3311168B2 JP 3311168 B2 JP3311168 B2 JP 3311168B2 JP 25389694 A JP25389694 A JP 25389694A JP 25389694 A JP25389694 A JP 25389694A JP 3311168 B2 JP3311168 B2 JP 3311168B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
memory
function
audio
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25389694A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08125741A (ja
Inventor
哲也 大内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP25389694A priority Critical patent/JP3311168B2/ja
Publication of JPH08125741A publication Critical patent/JPH08125741A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3311168B2 publication Critical patent/JP3311168B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は留守録機能付電話装置に
関し、特に、受信した音声データをデジタルデータとし
てメモリに記憶させる留守録機能付電話装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ユーザの不在時に、電話回線からの着呼
が生じた際に、発呼者からの音声を録音し、帰宅時に再
生可能とする留守録機能を備えた電話装置が知られてい
る。録音の手段としてはテープレコーダを備えているも
のの他に、発呼者からの音声をサンプリングしてIC等
の所定のメモリエリアに音声デジタルデータとして記憶
する留守録手段を備えたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの録音
機能を有する電話装置は、長期の不在や受信が頻繁であ
った場合には、テープやメモリの空きエリアがなくな
り、留守録が不可能になる場合がある。長時間録音する
ためには、長い録音テープや大容量のメモリを用いれば
良いが、セットできる録音テープの長さにも限界があ
り、また大容量メモリの増設もコスト的に困難である。
【0004】また長い録音テープや大容量メモリを使用
しなくても、録音テープの場合は低速で録音したり、メ
モリの場合は音声のサンプリング周期を長くすれば、よ
り長時間の録音が可能となる。しかし、この方法は、音
質を低下させ、再生時に聞き難くなるという問題が生じ
る。
【0005】このため、コストアップとならずに今まで
以上に長時間に、かつできるだけ良い音質で録音できる
留守録機能付電話装置が望まれていた。本発明は、上述
した問題点を解決するためになされたものであり、サン
プリングした音声デジタルデータをメモリに記憶させる
とともに、メモリの空きエリアを観察し、その空きエリ
アの容量に応じて、音声のサンプリング量を変更させる
ことにより、コストアップとならずに今まで以上に長時
間で、かつできるだけ良い音質での留守録が可能となる
留守録機能付電話装置を提供することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
【0007】請求項記載の発明は、通信相手からの信
号に基づいて電話機能とファクシミリ機能とを切り替え
る機能切替手段と、上記ファクシミリ機能時に所定の通
信制御手順に従ってデータ通信を行う通信制御手段と、
上記通信制御手段により受信した符号化データをビット
マップ形式に展開する復号手段と、上記復号手段により
展開されたビットマップ形式の画像データを記録用メモ
リエリアに記憶する画像記憶手段と、上記記録用メモリ
エリアから読み出した画像データを記録する記録手段と
を備えた留守録機能付電話装置において、上記電話機能
時に、発呼者からの音声をサンプリングして所定のメモ
リエリアに記憶する留守録手段と、上記ファクシミリ機
能時に、上記記録手段が記録不能である場合、上記受信
した符号化データを上記所定のメモリエリアに記憶する
メモリ受信手段と、上記記録手段が記録不能である場合
に、上記留守録手段による音声のサンプリング量を低下
させるサンプリング量低下手段と、を備えたことを特徴
とする留守録機能付電話装置である。請求項2記載の発
明は、上記留守録手段による音声の記憶中、当該受信さ
れている音声が所定の単一トーンであるか否かを判定
し、所定の単一トーンである場合には、上記留守録手段
による音声の記憶を中止すると共にその分の録音を上記
所定のメモリエリアから消去することを特徴とする請求
項1記載の留守録機能付電話装置である。
【0008】請求項3記載の発明は、上記留守録手段に
おける所定のメモリエリアが、上記画像記憶手段の一部
に設定されている請求項1または2記載の留守録機能付
電話装置である。請求項4記載の発明は、上記サンプリ
ング量低下手段が、サンプリング周期を長くすることに
より、サンプリング量を低下させる請求項1〜3いずれ
記載の留守録機能付電話装置である。
【0009】請求項5記載の発明は、上記サンプリング
量低下手段が、1回の録音時間を短くすることにより、
サンプリング量を低下させる請求項1〜3いずれか記載
の留守録機能付電話装置である。
【0010】
【作用及び発明の効果】
【0011】
【0012】請求項記載の留守録機能付電話装置はフ
ァクシミリの機能を備えるものであって、その留守録手
段が上記電話機能時に発呼者からの音声をサンプリング
して所定のメモリエリアに記憶するとともに、メモリ受
信手段が上記ファクシミリ機能時に上記記録手段が記録
不能である場合、上記受信した符号化データを上記所定
のメモリエリアに記憶する。このように、同一のメモリ
エリアを留守録手段とメモリ受信手段とが共用している
ためメモリを効率的に利用できることになるが、記録手
段が記録不能となると、符号化データがメモリエリアに
蓄積することとなり、留守録手段による音声デジタルデ
ータの記憶メモリエリアがそれだけ少なくなる。したが
って、サンプリング量低下手段が、上記記録手段が記録
不能である場合に、上記留守録手段による音声のサンプ
リング量を低下させる。このことにより、記録手段の記
録が可能な場合は良い音質で留守録ができるとともに、
記録手段の記録が不能となって符号化データの蓄積がな
されることにより記憶するメモリエリアが少なくなった
場合でも、サンプリング量を低下させることにより音声
による実質的な情報量を確保することができる。上記留
守録手段による音声の記憶中、当該受信されている音声
が所定の単一トーンであるか否かを判定し、所定の単一
トーンである場合には、上記留守録手段による音声の記
憶を中止すると共にその分の録音を上記所定のメモリエ
リアから消去するようにしても良い。
【0013】上記留守録手段における所定のメモリエリ
アは、上記画像記憶手段の一部に設定されていても良
い。画像記憶手段は、その内の記録用メモリエリアに、
符号化データを復号手段によりビットマップ形式で展開
して記録用に格納するメモリであり、その記録用メモリ
エリアの空きエリアに、あるいは後述するように記録用
メモリエリアを分割して設定した通信用エリアに、留守
録手段が発呼者からの音声をサンプリングして格納して
も良く、更にメモリ受信手段が上記記録手段が記録不能
である場合に、受信した符号化データをその空きエリア
あるいはその通信用エリアに記憶しても良い。
【0014】上記サンプリング量低下手段としては、サ
ンプリング周期を長くすることにより、サンプリング量
を低下させる構成としても良いし、1回の録音時間を短
くすることにより、サンプリング量を低下させる構成と
しても良い。
【0015】
【実施例】図1は留守録機能付電話装置を備えたファク
シミリ装置のブロック構成図である。本ファクシミリ装
置は、制御装置2により制御される。制御装置2は、C
PU,プログラムを記憶するROM,作業用領域を有す
るRAMを備えたシステム制御部4を有する。システム
制御部4には、バス6により、液晶ディスプレイや各種
操作キーが設けられた操作盤8,静電電子写真記録方式
のページプリンタからなり記録用紙に1ページ単位で印
字する記録装置10,ラインイメージセンサにて原稿の
画像を読み取る画像読取装置12,音声/画像メモリ1
4,EEPROM16,符号/復号制御部18,通信制
御部20および音声録音/再生制御部22が接続されて
いる。また、図示は省略するが、上記記録紙先端セン
サ,記録紙排出センサ,原稿センサおよび原稿先端セン
サおよび記録紙送り装置,原稿送り装置等の、本ファク
シミリ装置の作動に必要な種々の装置も接続されてい
る。
【0016】音声/画像メモリ14は、その一部の記録
用メモリエリアに、音声を表す音声デジタルデータ、画
像を表すビットマップ形式の画像デジタルデータおよび
メモリ受信時の符号化データを格納することが可能なメ
モリであり、ダイナミックRAM(以下、DRAMとも
いう)等を用いている。本実施例では、音声/画像メモ
リ14の記録用メモリエリアには、1ページ分の画像を
最高解像度でビットイメージに展開して記録装置10に
より記録するに必要なだけの容量を持たせている。この
音声/画像メモリ14の記録用メモリエリアには、分割
により、ビットイメージに展開して記録装置10にて記
録するための記録専用エリア、および留守録時やメモ録
音時に音声デジタルデータを蓄積したりメモリ受信を行
うために符号化データを蓄積するための通信用エリアを
設けることを可能としている。また、システム制御部4
内のRAMの特定エリアに受信画像のページ数を示す受
信ページカウンタや音声/画像メモリ14の記録用メモ
リエリア内の画像データの蓄積量を示す画像蓄積量カウ
ンタ等が配置されている。これらのカウンタ値は、後述
する記録用メモリエリア内の記録専用エリアサイズに対
する記録可能な解像度を設定するために使用される。
【0017】音声デジタルデータには、外部から掛けら
れた電話に応答する応答メッセージを表す応答用音声デ
ジタルデータと、外部から入力される用件メッセージや
本装置による後述するメモ録音を表す用件音声デジタル
データとがある。音声デジタルデータと画像デジタルデ
ータとはそれぞれ、データの種類を表す属性データが付
されて音声/画像メモリ14の記録用メモリエリアに記
憶される。また、応答用音声デジタルデータと用件音声
デジタルデータとについても、更に用件メッセージとメ
モ録音とについても、それぞれ、異なる属性データが付
されて区別される。EEPROM16は、後述する音声
/画像メモリ14の記録用メモリエリアの分割状態や各
種の機能設定状態を記憶するためのメモリである。
【0018】符号/復号制御部18は、画像読取装置1
2により読み取られた原稿の画像を表すデジタルデータ
を、例えばMH方式で符号化して圧縮し、伝送時間の短
縮を図る一方、外部から入力された符号化データを復号
してビットマップ形式に展開するものである。
【0019】また、通信制御部20は、相手方のファク
シミリ装置との間でファクシミリ信号の交換を行い、所
定の制御手順を実行する制御部である。通信制御部20
には、モデム24が接続されている。モデム24はデジ
タル信号をアナログ信号に変調し、網制御部26を介し
て外部回線28に出力するとともに、外部回線28から
入力されるアナログ信号をデジタル信号に復調する変調
・復調機構30を有している。網制御部26は、外部回
線28からの発呼に対して自動的に着信したり、相手先
に対して自動的に発呼するものであり、音声を入力する
ハンドセット32および音声を出力するスピーカ34が
接続されている。
【0020】モデム24はまた、音声アナログデータを
音声デジタルデータに変換する音声デジタル化機構36
および音声デジタルデータを音声アナログデータに再生
する音声再生機構38を有している。モデム24の音声
デジタル化機構36および音声再生機構38は、音声録
音/再生制御部22により制御される。音声録音/再生
制御部22は、ハンドセット32および外部回線28か
ら入力された音声アナログデータを、音声デジタル化機
構36を用いて音声デジタルデータに変換させ、変換し
た音声デジタルデータを音声/画像メモリ14の記録用
メモリエリアに記憶させるとともに、音声/画像メモリ
14の記録用メモリエリアから音声デジタルデータを読
み出し、音声再生機構38を用いて音声アナログデータ
に再生させ、スピーカ34あるいは外部回線28に出力
する。
【0021】本ファクシミリ装置での通常の受信動作
(受信時にリアルタイムに記録を行う)を概略説明する
と、本装置は、送信側のファクシミリ装置と外部回線2
8、網制御部26およびモデム24を介して接続された
後、システム制御部4の制御のもとに同装置間で所定の
通信制御手順による信号の授受を行ってから、送信画像
データを受信する。受信した画像データは上記通信制御
手順により決定された方式で符号化(圧縮)されている
ので、符号/復号制御部18にて復号化(伸長)され、
音声/画像メモリ14の記録用メモリエリアに1ページ
単位での記録のためにビットイメージに展開して書き込
まれる。
【0022】この際に、本実施例では、詳細を後述する
ように、音声/画像メモリ14の記録用メモリエリアを
記録専用エリアとしてだけでなく、通信用エリアとして
も使用可能としていることから、メモリの空き容量に応
じて、1ページ分の画像を欠けたりすることなく記録で
きるように解像度を選んでビット展開し、これを記録装
置10に送り、1ページ単位で印刷する。
【0023】また、メモリ受信時には、音声/画像メモ
リ14の記録用メモリエリアの通信用エリアに受信した
符号化データを蓄積しておき、記録時に、音声/画像メ
モリ14の記録用メモリエリアの記録専用エリアに上記
と同様に解像度を選んでビット展開する。
【0024】通常の送信時には、画像読取装置12で送
信原稿を読み取り、符号/復号制御部18で符号化して
から送信する。また、メモリ送信時には、受信した符号
化データ、または画像読取装置12にて読み取り符号化
した画像データを、音声/画像メモリ14の記録用メモ
リエリアの通信用エリアに蓄積し、指定の時刻あるいは
通信相手からの要求により送信動作を行う。
【0025】また、ハンドセット32を取り上げて電話
をかける場合、あるいはCNG信号が無いことにより外
部回線28を介して電話がかかってきたとシステム制御
部4により判断された場合には、通常の留守録機能付電
話装置としての機能を果たす。
【0026】次に、本実施例における音声/画像メモリ
14の記録用メモリエリアの用い方について説明する。
この音声/画像メモリ14の記録用メモリエリアは、通
信用エリアと記録専用エリアとにユーザの設定により任
意に分割可能としている。図2は音声/画像メモリ14
の記録用メモリエリアの分割設定1〜4を示す図であ
る。記録用メモリエリアを分割して設定された記録専用
エリアは、記録のためにビットイメージデータ展開用に
使用されるエリアであり、通信用エリアは、音声デジタ
ルデータおよびメモリ送信やメモリ受信の符号化データ
の蓄積に使用されるエリアである。設定1では全てが記
録専用エリア41とされ、設定2,3では通信用エリア
42,44と記録専用エリア43,45とに分割され、
設定4では全てが通信用エリア46とされている。
【0027】これらの設定はユーザの用途に応じて設定
されればよく、例えば、専ら通信用に多用される場合、
特にメモリ送信用には記録の必要がないため設定4とす
ればよい。また、本ファクシミリ装置は、その記録専用
エリアのサイズに応じて、記録可能な解像度を自動的に
設定するようにしている。全エリアが記録専用エリアの
場合の設定1では、記録可能解像度は、スタンダード、
ファイン(繊細)、スーパーファイン(超繊細)のいず
れでも可能である。設定2は、記録専用エリアが50%
の場合であり、記録可能解像度は、スタンダードとファ
インのいずれかで可能となる。設定3は、記録専用エリ
アは25%であり、記録可能解像度は、スタンダードの
みが可能となる。設定4は、記録専用エリアサイズは0
%で、いかなる解像度でも記録は不可能となる。
【0028】システム制御部4のROMには、図3〜図
6にそれぞれフローチャートで示す処理のプログラムが
記憶されている。以下、図3〜図6に従って音声/画像
メモリ14の記録用メモリエリアの通信用エリアに蓄積
される音声デジタルデータあるいは符号化データの蓄積
処理について説明する。
【0029】図3に示す留守録処理が開始されると、ま
ず、相手からの電話があるか否かの着信待ちとなる(S
100)。着信があればスピーカ34をコントロールし
呼び出し音を鳴動させる(S110)。所定回数の呼び
出し音の鳴動の間、ハンドセット32が取り上げられれ
ば直ちに回線を閉結して通常の通話処理に移るが、取り
上げられなければ次に自動的に回線を閉結して(S12
0)、既に音声/画像メモリ14の記録用メモリエリア
の通信用エリアまたは他のRAMやEEPROM16に
格納されている応答メッセージを相手へ出力する(S1
30)。次に音声録音処理に移行する(S140)。
【0030】音声録音処理を図4のフローチャートに示
す。まず記録装置10による記録が可能か不可能かを記
録装置10からの信号により判断し(S142)、記録
装置10での記録が可能であれば、通信用エリアには符
号化データが蓄積されることはなく、専ら音声デジタル
データの蓄積に使用できることから、良好な音質で録音
するため通常のサンプリングレートで音声がサンプリン
グされ、音声/画像メモリ14の記録用メモリエリアに
記憶される(S144)。ここで通常のサンプリングレ
ートとは、例えば9.6kbpsが設定される。これは
音声/画像メモリ14の記録用メモリエリアを一秒間に
9600ビット使用して音声を記憶するサンプリング周
期を表している。一方、紙詰まりや紙切れ等により記録
装置10において記録が不能である場合には、後述する
ステップS150の処理にて自動的にメモリ受信機能が
働き、符号化データが通信用エリアに書き込まれてくる
ので、できるだけ多くの音声情報を蓄積するため低サン
プリングレートが設定される。例えば、8.0kbps
が設定される。つまり時間当りの消費メモリが少なくな
り、9.6kbpsの場合よりも音声のサンプリング周
期が長く設定されたことを示す。このことにより、同一
の音声情報でも少ない音声デジタルデータで録音できる
ことになる。
【0031】ステップS144,S146の次に、上述
のごとく設定されたサンプリングレートにて録音がなさ
れ、音声/画像メモリ14の記録用メモリエリアの通信
用エリアに音声デジタルデータが蓄積される(S14
8)。尚、この音声録音処理に対して、図5に示す機能
判定処理が並行して実行される。まず、受信されている
音声が所定の単一トーンであるか否かが判定される(S
210)。この所定の単一トーンとは、ファクシミリ装
置の呼び出し音であるCNG信号を意味し、受信内容が
このCNG信号であったときには、本ファクシミリ装置
のファクシミリ機能が駆動する(S220)。次に音声
ではないことが判明したために、上記ステップS148
の録音が中止される(S230)。更に今まで録音され
たCNG信号は不要であるので、その分の録音が音声/
画像メモリ14の記録用メモリエリアの通信用エリアか
ら消去される(S240)。
【0032】一方、ステップS210にて、所定の単一
トーンでないと判定されると、通常の音声が入力してい
ることになるので、電話としての機能が駆動される(S
250)。したがって、ステップS250の電話機能駆
動が実行された場合には、ステップS148の録音は、
所定時間あるいは相手方が電話を切るまで継続して行わ
れた後、終了するが、ステップS220のファクシミリ
機能駆動が行われた場合には、ステップS148の録音
は直ちに終了され、この時の録音のデータは音声/画像
メモリ14の記録用メモリエリアの通信用エリアから消
去される。
【0033】このように、ステップS140を終了する
と、次に、ファクシミリ受信(S150)が行われる
が、ステップS250の電話機能駆動が実行されている
場合には、当然、ステップS150にては何もなされず
に次のステップS160にて回線開放がなされ、留守録
処理を終了する。ステップS220が実行されている場
合には、通常のファクシミリ受信がなされる。このファ
クシミリ受信においては、記録装置10の記録が不能で
なければ、記録装置10により記録用紙に受信した画像
データが印刷されるが、紙切れ、紙詰まりあるいは設定
により記録装置10の記録が不能となっているときに
は、自動的にメモリ受信機能が働いて、音声/画像メモ
リ14の記録用メモリエリアの通信用エリアに受信した
符号化データのままのデータが蓄積される。
【0034】本実施例は、記録装置10による記録が不
能な場合に、サンプリングレートを低下させることによ
り、音声のサンプリング量を低下させている。このた
め、音声デジタルデータと符号化データとの蓄積に共用
している音声/画像メモリ14の記録用メモリエリアの
通信用エリアに、ファクシミリの受信データである符号
化データが格納されることにより、音声デジタルデータ
の記憶スペースが少なくなっていたとしても、少ないデ
ータで実質的に大きな情報量を記憶できる留守録が可能
となる。また、記録装置10による記録が可能な場合に
は、サンプリングレートは低下させないので、高音質の
録音が可能となる。
【0035】また、図4の音声録音処理に代えて、図6
の処理を行っても良い。図4と異なるところは、ステッ
プS142の代わりに、メモリ残量が少ないか否かの判
定(S310)をしている点である。例えば、音声/画
像メモリ14の記録用メモリエリアの通信用エリアの記
憶可能な容量が、通信用エリアの全容量の20%以下と
なった場合には、メモリ残量が少なくなったとしてステ
ップS310にて肯定判定され、ステップS146にて
低サンプリングレートが設定される。通信用エリアの空
きエリアが全容量の20%を越えていれば、十分に通信
用エリアが空いているとして、通常のサンプリングレー
トが設定される(S144)。
【0036】すなわち、図7に示すごとく、通信用エリ
ア42,44,46が80%使用されるまで、録音され
る音声デジタルデータV1,V2,V3,V4は、通常
のサンプリングレートで録音されるが、通信用エリア4
2,44,46の使用が80%を越えた状態で録音され
た音声デジタルデータV5は、録音時での空きエリアE
が20%以下であることから、低サンプリングレートで
録音される。
【0037】このように、音声/画像メモリ14の記録
用メモリエリアの通信用エリアの空きエリアの少なさに
応じてサンプリング量を少なくすると、同じ容量のメモ
リにも、通常よりも大量に音声デジタルデータを格納す
ることができ、メモリの増設によらないので、コストア
ップとはならない。また、十分に通信用エリアが空いて
いる場合には、通常のサンプリングレートにて高音質の
録音が可能となる。勿論、メモリを増設した場合にも、
そのメモリをより有効に利用できるので、コストパフォ
ーマンスが向上する。
【0038】尚、受信した音声の録音処理の例を挙げた
が、本ファクシミリ装置にて、メモ録音をする場合にも
適用しても良い。図8にそのメモ録音処理のフローチャ
ートを示す。本メモ録音処理は、メモ録音ボタンが押下
されることにより開始される。まず、ハンドセット32
が取り上げられるのを待ち(S410)、取り上げられ
れば、次に図4または図6に示した音声録音処理がなさ
れる(S420)。ただし、所定時間が経過した場合、
ハンドセット32が降ろされた場合、または操作盤8上
のストップキーの押下がなされた場合には、ステップS
148での録音が終了する。この場合も、図4または図
6のサンプリングレートの設定処理により留守録の場合
と同様な効果が生じる。尚、メモ録音をEEPROM1
6等の別のメモリに、または上記記録用メモリエリアと
は異なるメモリエリアに記憶してもよい。
【0039】上記実施例において、ステップS140が
留守録手段としての処理に該当し、ステップS310,
S144,S146がサンプリング量変更手段としての
処理に該当し、ステップS210,S220,S250
が機能切替手段としての処理に該当し、通信制御部20
が通信制御手段に該当し、符号/復号制御部18が復号
手段に該当し、音声/画像メモリ14が画像記憶手段に
該当し、記録装置10が記録手段に該当し、ステップS
150内で行われるメモリ受信設定処理がメモリ受信手
段としての処理に該当し、ステップS142,S146
がサンプリング量低下手段としての処理に該当する。
【0040】[その他] 図4において、ステップS142とステップS144と
の間に、図6のステップS310の判断処理を行うこと
により、ステップS142にて記録装置10による記録
が可能な場合にも、音声/画像メモリ14の記録用メモ
リエリアの通信用エリアの空きが少なくなれば、低サン
プリングレートに設定するようにしても良い。
【0041】また上記ステップS142が、記録装置1
0の記録が可能かの判定に代えて、メモリ受信以外か否
かの判定としても良い。またサンプリングレートも、上
記実施例では、8.0kbps,9.6kbpsの2段
階のみであったが、この中間に例えば8.8kbpsを
設け、図6にて例えば通信用エリア42,44,46の
使用率が、80%未満ではサンプリングレートを9.6
kbpsとし、80%〜90%では8.8kbpsと
し、90%以上では8.0kbpsとしてもよい。更
に、もっと多段階にサンプリングレートを設けても良
い。また2段階の場合も、8.8kbpsと9.6kb
psとの組合せでも良く、8.0kbpsと8.8kb
psとの組合せでも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係るファクシミリ装置のブロック
構成図である。
【図2】 音声/画像メモリの記録用メモリエリアの分
割設定1〜4を示す説明図である。
【図3】 留守録処理のフローチャートである。
【図4】 音声録音処理のフローチャートである。
【図5】 機能判定処理のフローチャートである。
【図6】 音声録音処理のフローチャートである。
【図7】 通信用エリア内の音声デジタルデータと符号
化データとの格納状態を示す説明図である。
【図8】 メモ録音処理のフローチャートである。
【符号の説明】
V1,V2,V3,V4,V5…音声デジタルデータ 2…制御装置 4…システム制御部 6…バス 8…操作盤 10…記録装置 12…画像読取装置 14…音声/画像メモリ 16…EEPROM 18…符号/復号制御部 20…通信制御部 22…音声録音/再生制御部 24…モデム 26
…網制御部 28…外部回線 30…変調・復調機構 32…ハ
ンドセット 34…スピーカ 36…音声デジタル化機構 38
…音声再生機構 41,43,45…記録専用エリア 42,44,4
6…通信用エリア

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信相手からの信号に基づいて電話機能と
    ファクシミリ機能とを切り替える機能切替手段と、上記
    ファクシミリ機能時に所定の通信制御手順に従ってデー
    タ通信を行う通信制御手段と、上記通信制御手段により
    受信した符号化データをビットマップ形式に展開する復
    号手段と、上記復号手段により展開されたビットマップ
    形式の画像データを記録用メモリエリアに記憶する画像
    記憶手段と、上記記録用メモリエリアから読み出した画
    像データを記録する記録手段とを備えた留守録機能付電
    話装置において、 上記電話機能時に、発呼者からの音声をサンプリングし
    て所定のメモリエリアに記憶する留守録手段と、 上記ファクシミリ機能時に、上記記録手段が記録不能で
    ある場合、上記受信した符号化データを上記所定のメモ
    リエリアに記憶するメモリ受信手段と、 上記記録手段が記録不能である場合に、上記留守録手段
    による音声のサンプリング量を低下させるサンプリング
    量低下手段と、 を備えたことを特徴とする留守録機能付電話装置。
  2. 【請求項2】上記留守録手段による音声の記憶中、当該
    受信されている音声が所定の単一トーンであるか否かを
    判定し、所定の単一トーンである場合には、上記留守録
    手段による音声の記憶を中止すると共にその分の録音を
    上記所定のメモリエリアから消去すること を特徴とする
    請求項1記載の留守録機能付電話装置。
  3. 【請求項3】上記留守録手段における所定のメモリエリ
    アが、上記画像記憶手段の一部に設定されている請求項
    1または2記載の留守録機能付電話装置。
  4. 【請求項4】上記サンプリング量低下手段が、サンプリ
    ング周期を長くすることにより、サンプリング量を低下
    させる請求項1〜3いずれか記載の留守録機能付電話装
    置。
  5. 【請求項5】上記サンプリング量低下手段が、1回の録
    音時間を短くすることにより、サンプリング量を低下さ
    せる請求項1〜3いずれか記載の留守録機能付電話装
    置。
JP25389694A 1994-10-19 1994-10-19 留守録機能付電話装置 Expired - Fee Related JP3311168B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25389694A JP3311168B2 (ja) 1994-10-19 1994-10-19 留守録機能付電話装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25389694A JP3311168B2 (ja) 1994-10-19 1994-10-19 留守録機能付電話装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08125741A JPH08125741A (ja) 1996-05-17
JP3311168B2 true JP3311168B2 (ja) 2002-08-05

Family

ID=17257604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25389694A Expired - Fee Related JP3311168B2 (ja) 1994-10-19 1994-10-19 留守録機能付電話装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3311168B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08125741A (ja) 1996-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3311168B2 (ja) 留守録機能付電話装置
US5200836A (en) Image communication apparatus with substituted reception with reduced memory requirement
JP3054220B2 (ja) 画像伝送装置
JP3058357B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3116788B2 (ja) ファクシミリ装置システム
JP2713706B2 (ja) 画像形成装置
JP3077525B2 (ja) ファクシミリ装置
JP4046927B2 (ja) 通信装置
JP3656525B2 (ja) 通信装置
JP2702906B2 (ja) 留守番電話機能付きファクシミリ装置
JP3620282B2 (ja) 電話装置
JP3775530B2 (ja) 多機能複合装置
JP2579066B2 (ja) 画像通信装置
JP3070320B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3955337B2 (ja) 通信端末装置
JP3079976B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3551750B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3307171B2 (ja) 音声蓄積装置
JPH01141458A (ja) ファクシミリ装置
KR970004620A (ko) 피씨(pc)와의 인터페이스(interface)에 의한 팩시밀리 수신방법
US7532338B2 (en) Image forming apparatus with anomaly detection
JPH11177680A (ja) 通信装置
JPH06152919A (ja) 公衆網用端末装置およびその制御方法
JPH02217057A (ja) ファクシミリ装置
JPH09139792A (ja) ファクシミリ装置システム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080524

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090524

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090524

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100524

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110524

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120524

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120524

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130524

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130524

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140524

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees