JP3775530B2 - 多機能複合装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話機能やファクシミリ機能等の多機能を実現する多機能装置にパーソナルコンピュータ等の情報処理装置を接続した多機能複合装置に関し、特に外部通信回線を介して多機能装置で受信したサウンド情報を情報処理装置に転送して格納することで、多機能装置に有するメモリの有効化を図るようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、一般的な電話機としては、留守番電話機能を標準的に装備したものが普及してきている。この留守番電話機能を装備した電話機においては、「只今、留守にしています」という音声による応答メッセージを予め記憶しておき、着信の際には、この応答メッセージを電話回線に出力して相手側に送信する一方、相手側から送信された伝言メッセージを、カセットテープやメモリなどの記録媒体に自動録音される。そして、伝言メッセージがあるときには、その伝言メッセージを再生して、受話器のスピーカ又は内蔵のスピーカで聞けるようになっている。
【0003】
ところで、情報処理装置として、留守番電話機能を装備していないノート型やラップトップ型の安価な携帯型パーソナルコンピュータが普及してきており、この携帯型パーソナルコンピュータを通信用モデムを介して電話回線に接続して、相手側のパーソナルコンピュータに対して、画像データや各種のデータ通信が可能になっている。一方、最近、留守番電話機能は装備していないが、サウンド情報の送受信が可能で且つそのサウンド情報をスピーカで聞くことが可能なサウンド機能を装備した据え置き型のパーソナルコンピュータも普及してきている。即ち、この種の据え置き型パーソナルコンピュータにおいては、相手側のサウンド機能を装備したパーソナルコンピュータに対して、データ通信だけでなく、音声や音楽などのサウンド情報も通信可能になっている。
【0004】
更に、最近では、電話機能やファクシミリ機能などの多機能を実現可能で電話回線に接続された多機能装置に、各種のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置を接続可能にした多機能複合装置が実用化されつつある。この多機能装置においては、受話器や操作パネルを装備するとともに、プリンタやイメージスキャナ装置を装備し、受話器による電話機能が実現でき、またプリンタやイメージスキャナ装置を作動することで、電話回線を介してファクシミリデータを送受信するファクシミリ機能が実現できる上、パーソナルコンピュータから受信したプリントデータをプリンタで印字するプリンタ機能や、イメージスキャナ装置で読み取ったイメージ情報をパーソナルコンピュータに送信するイメージリーダ機能を実現できるようになっている。
【0005】
ここで、多機能装置に接続されるパーソナルコンピュータとしては、留守番電話機能やサウンド機能を装備していない安価なものを接続可能にしておき、多機能装置には、一般的に、音声データに対応したファクシミリ通信用のモデムが搭載されるとともに、前述した機能以外に、留守番電話機能やサウンド機能が装備されている。そして、留守番電話機能を作動させているときに、相手側から音声信号が送信されてきたときには、予め記録した「只今、留守にしています」という応答メッセージを電話回線に送信する一方、受信した相手側からの伝言メッセージはモデムによりデジタル信号に変換されていることから、記録用テープではなく、メモリに格納するようになっている。そして、必要に応じて、その伝言メッセージを読み出してスピーカにより聞けるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、電話機能やファクシミリ機能などの多機能に加えて、留守番電話機能やサウンド機能を装備した多機能装置にパーソナルコンピュータを接続した多機能複合装置においては、留守番電話機能により、相手側から送信されたデジタル信号である伝言メッセージをメモリに格納するようにしていることから、1件分の伝言メッセージの記録に要するメモリ容量が大きくなり、更に複数件分の伝言メッセージを記録可能にする為には、大容量のメモリを必要とし、多機能装置が大型化するとともに、コスト高になるという問題がある。
【0007】
本発明の目的は、受信した全てのサウンド情報を接続されたパーソナルコンピュータ等の情報処理装置に格納することで、多機能装置に設けるメモリのメモリ容量を低減でき、メモリを複数の機能に共通に使用できるようにして、メモリの有効化を図れるような多機能複合装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の多機能複合装置は、少なくとも電話機能とファクシミリ機能とプリンタ機能とイメージリーダ機能とを実現可能で外部通信回線に接続された多機能装置と、この多機能装置に接続可能な情報処理装置とを含む多機能複合装置において、多機能装置に、音声等のサウンドを出力可能なスピーカ手段と、情報処理装置の電源オフ且つ留守番電話の際に、外部通信回線から受信した通話情報を格納する通話情報メモリと、情報処理装置の電源がオフからオンに切換えられたときに、通話情報メモリから通話情報を読み出して情報処理装置に転送する通話情報転送手段とを設け、情報処理装置に、多機能装置から受けるサウンド情報を格納可能なサウンド情報メモリと、多機能装置からサウンド情報を受信してサウンド情報メモリに書き込む書込み手段と、所定の指令に応答してサウンド情報メモリからサウンド情報を読み出して多機能装置に送信してスピーカ手段に出力させる読出し手段とを設けたものである。
【0009】
外部通信回線を介して多機能装置で受信した音声等のサウンド情報が情報処理装置に送信されたときには、情報処理装置においては、そのサウンド情報を格納可能なサウンド情報メモリを設けているので、多機能装置から受信したサウンド情報は、書込み手段手段によりサウンド情報メモリに書き込まれ、また多機能装置から受信した所定の指令に応答して、読出し手段によりサウンド情報メモリからサウンド情報が読み出されて多機能装置に送信される。そして、多機能装置においては、スピーカ手段を設けているので、情報処理装置から受信した音声等のサウンド情報がそのスピーカ手段に出力される。
【0010】
即ち、外部通信回線を介して多機能装置で受信した伝言メッセージなどのサウンド情報の全ては、多機能装置に格納することなく、情報処理装置に送信して、ハードディスクやフロッピィーディスクなどの記憶媒体に設けられたサウンド情報メモリに格納されることから、多機能装置に設けるメモリのメモリ容量を低減でき、メモリをファクシミリ機能やプリンタ機能などの複数の機能に共通に使用できるようにして、メモリの有効化を図ることができる。
また、多機能装置において留守番電話であって、情報処理装置の電源がオフのときであっても、外部通信回線から受信した通話情報を通話情報メモリに確実に格納することができる一方、情報処理装置の電源がオフからオンに切換えられたときには、通話情報転送手段によりその通話情報メモリの通話情報を読み出して情報処理装置に転送でき、一時的に通話情報を格納する通話情報メモリのメモリ容量を小型化することができる。
【0011】
請求項2の多機能複合装置は、請求項1の発明において、前記多機能装置は、所定の留守番電話メッセージの情報を格納したメッセージ記憶手段と、留守番電話の際メッセージ記憶手段からメッセージ情報を読み出してモデムを介して外部通信回線に送信出力する読出し手段とを備えたものである。
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施形態は、レーザプリンタやイメージスキャナ装置を有し、受信したファクシミリデータを記録し、原稿のイメージ情報を送信するなどの通常のファクシミリ機能に加えて、電話機能やサウンド機能などを有する多機能装置「以下、MFD(マルチファンクションデバイス)という」に、接続ケーブルを介して情報処理装置であるパーソナルコンピュータを接続した多機能複合装置に本発明を適用した場合のものである。多機能複合装置1を構成するMFD2は、図1に示すように、基本的には、制御部10を有するコントロールユニット20と、このコントロールユニット20に接続された操作パネル3と、レーザプリンタ4と、イメージスキャナ装置5と、音声等のサウンドを出力するスピーカ6などから構成されている。
【0015】
前記制御部10は、基本的に、CPU11と、このCPU11にデータバスなどを含むコモンバス16で接続されたROM12と、EEPROM(電気的に消去して書換え可能なROM)13と、RAM14と、DMAコントローラ15などで構成されている。また、コモンバス16には、イメージ情報の短縮(圧縮)化の為に符号化する符号化部及び符号化により短縮されている通信データを復号化する復号化部を有するCODEC21と、ハードロジック回路からなる入出力用ASIC(アプリケーション・スペシフィック・インテグレーテッド・サーキット)22と、スピーカ6を駆動する音声増幅器(AMP)23と、音声などのサウンドデータにも対応可能なファクシミリ通信用のモデム24と、バッファ26と、パーソナルコンピュータ8に接続ケーブルLを介して接続された通信用インターフェース(通信用I/F)27とが夫々接続されている。ここで、これら音声増幅器23やスピーカ6などでスピーカ手段が構成されている。
【0016】
また、モデム24には、電話回線7(外部通信回線に相当する)及びハンドセット9に接続されたNCU(ネットワーク・コントロール・ユニット)25が接続されている。更に、入出力用ASIC22には、ディスプレイ3a及びキーボード3bを有する操作パネル3と、レーザプリンタ4とが接続されるとともに、DRAM(ダイナミックRAM)28を介してイメージスキャナ装置5が接続されている。このDRAM28には、イメージスキャナ装置5で読み込まれた2〜3ドットライン分のドットデータがイメージ情報として一時的に記憶されるとともに、そのイメージ情報は入出力用ASIC22により読み出される。
【0017】
前記ROM12には、レーザプリンタ4又はイメージスキャナ装置5を作動させてイメージ情報を電話回線7を介して外部のファクシミリ装置(図示略)に対してファクシミリデータの送受信を制御するファクシミリ機能を実現する制御プログラム、イメージスキャナ装置5で読み込んだ原稿のイメージ情報を記録するコピー機能を実現する制御プログラム、パーソナルコンピュータ8から受信したプリントデータを記録するプリント機能を実現する制御プログラム、イメージスキャナ装置5で読み込んだ原稿のイメージ情報をパーソナルコンピュータ8に送信するイメージリーダ機能を実現する制御プログラムが格納されている。
【0018】
更に、ROM12には、電話回線7を介して相手側に対して音声信号を送受信する電話機能を実現する制御プログラム、留守番電話機能を実現する後述の留守番電話制御プログラム、電話回線7や通信用I/F27を介して受信したサウンド情報をスピーカ6に出力するサウンド機能を実現する制御プログラム等が格納されている。このMFD2においては、前記CPU11は、それに接続されているクロックからのクロック信号をハード的にカウントする内蔵タイマによるタイマ割り込みを受け付け可能になっている。
【0019】
そして、例えば、ファクシミリ機能のうちのファクシミリデータ送信制御プログラムとプリント機能の制御プログラムとを並行処理するなど、複数組の制御プログラムを並行処理する場合には、CPU11が例えば、約1/60秒(約16msec)のタイマ割り込みを受け付ける毎に、これら複数組の制御プログラムをその割当てられた約1/60秒毎に時分割方式で順次切換えながら並行処理することにより、複数の機能を同時に実現できるようになっている。
【0020】
前記EEPROM13には、ファクシミリ機能を実現するときの各種の設定モード、プリンタ機能を実現するときの印字位置や印字濃度に関する各種の設定データが変更可能に記憶されるとともに、複数の送信先の電話番号などが記憶されている。また、RAM14には、着信したときに電話回線7に出力する応答メッセージ(例えば、「只今、留守にしています」)のサウンド情報を格納する応答メッセージメモリ14a(メッセージ記憶手段に相当する)、受信した伝言メッセージを格納する通話情報メモリ14b、ファクシミリ機能やコピー機能などの複数の機能を実現する制御プログラムの実行に必要な各種のメモリやバッファが設けられている。
【0021】
次に、多機能複合装置1を構成するパーソナルコンピュータ8について説明すると、図2に示すように、基本的に、制御装置30と、これに接続されたハードディスクドライブ装置(HDD)40と、フロッピィーディスクドライブ装置(FDD)41と、CRTディスプレイ(CRTD)42と、キーボード43と、座標入力装置(マウス)44などで構成されている。制御装置30は、CPU31と、このCPU31にデータバスを含むコモンバス36に接続されたROM32、RAM33、入出力インターフェース34及び通信用インターフェース(通信用I/F)35と、入出力インターフェース34に接続されたハードディスクコントローラ(HDC)37と、フロッピィーディスクコントローラ(FDC)38と、CRTコントローラ(CRTC)39などで構成されている。
【0022】
また、前記通信用I/F35には、接続ケーブルLを介してMFD2が接続されている。これにより、作成したプリントデータをMFD2に送信して、レーザプリンタ4で記録することができる一方、イメージスキャナ装置5で読み込んだイメージ情報を受信すること等が可能になっている。更に、ハードディスクドライブ装置40にセットされたハードディスクには、MFD2から転送されたサウンド情報を格納するサウンド情報メモリ(図示略)が設けられている。ここで、そのハードディスクには、パーソナルコンピュータ8を制御する各種の制御プログラムに加えて、後述する通話情報書込み制御の制御プログラムや、通話情報読出し制御の制御プログラムが格納されている。
【0023】
次に、MFD2の制御部10で行なわれる応答メッセージ記録制御のルーチンについて、図3のフローチャートに基づいて説明する。尚、以降に説明するフローチャートの符号Si(i=10、11、12・・・)は各ステップである。操作パネル3のキーボード3bにおいて、応答メッセージを記録する為のキーが操作されると、この制御が開始され、先ずモデム24が音声モードに設定され(S10)、更に音声入力機器としてハンドセット9に設定される(S11)。そして、オペレータがハンドセット9に、例えば、「只今、留守にしています・・・」と話した応答メッセージが、モデム24によりデジタルの音声データに変換されてRAM14の応答メッセージメモリ14aに格納される(S12)。そして、ハンドセット9が入力機器設定から解放され(S13)この制御を終了して、メインルーチンにリターンする。
【0024】
次に、留守番電話機能の作動により実行される留守番電話制御のルーチンについて、図4のフローチャートに基づいて説明する。この制御が開始されると、先ずモデム24が音声モードに設定され(S20)、着信を検出しないときに(S21:No)、伝言メッセージの記録の有無を指示する伝言記録フラグRFのフラグデータが「0」で、伝言メッセージが通話情報メモリ14bに記録されていないときには(S22:No)、着信があるまでS21〜S22が繰り返して実行される。そして、着信を検出したときには(S21:Yes )、回線が接続され(S23)、応答メッセージメモリ14aから応答メッセージ(例えば、「只今、留守にしています・・・」)が読出されて、モデム24を介してアナログの音声信号に変換されて電話回線7に送信出力される(S24)。
【0025】
その後、「ピィー」というビープ音が電話回線7に送信出力される(S25)。そして、このとき、パーソナルコンピュータ8に対して着信を検出した旨を指示したときに、直ぐに応答があったとき、つまりパーソナルコンピュータ8は、電源がON状態で作動しているときであり(S26:Yes )、録音可能の指示が入力されたときには(S29:Yes )、電話回線7を介して受信した伝言メッセージの音声データが、モデム24でデジタル信号に変換されて通話情報として、通信用I/F27を介してパーソナルコンピュータ8に送信される(S30)。
【0026】
一方、パーソナルコンピュータ8においては、MFD2から通話情報を格納する旨の指令を受信したときには、図7に示すように、通話情報書込み制御が開始され、受信した1件分の通話情報が、ハードディスクドライブ装置40のハードディスクに設けられたサウンド情報メモリ40aに格納され(S60)、更に格納すべき通話情報が有れば(S61:Yes )、S60〜S61が繰り返して実行され、格納すべき通話情報が無くなったときには(S61:No)、メインルーチンにリターンする。
【0027】
そして、留守番電話制御において、相手側からの通話情報の送信終了により、ビジートーンを検出したときには(S31)、接続していた回線が切断され(S32)、S20に戻る。ところで、着信があったときに、パーソナルコンピュータ8の電源がOFF状態で作動していないときには(S26:No)、電話回線7を介して受信した伝言メッセージの音声データが通話情報としてRAM14の通話情報メモリ14bに格納され(S27)、伝言記録フラグRFがセットされ(S28)、S31、S32を経てS20に戻る。
【0028】
ここで、前述したように、着信を検出するまでS21〜S22が繰り返して実行されているときに、伝言記録フラグRFがセットされたときには、S21〜S23が繰り返して実行されることになる。そして、パーソナルコンピュータ8の電源がオフからオンに切換えられたときには(S33:Yes )、通話情報メモリ14bに格納している全ての通話情報をパーソナルコンピュータ8に転送する通話情報転送処理(通話情報転送手段に相当し、図5参照)が実行される(S34)。
【0029】
この制御が開始され、先ず録音可能の指示が入力されたときには(S40:Yes )、伝言の件数が送信され(S41)、モデム24が音声モードに設定され(S42)、通話情報メモリ14bから1件分の通話情報を読み出して、パーソナルコンピュータ8に転送する転送制御が実行される(S43)。更に、通話情報が有れば(S44:Yes )、S43〜S44が繰り返して実行され、転送すべき通話情報が無くなったときには(S44:No)、伝言記録フラグRFがリセットされ(S45)、この制御を終了して、S20に戻る。
【0030】
一方、操作パネル3のキー操作により、留守番電話機能が解除され、伝言メッセージを再生するように指示されたときには、通話情報出力制御(図6参照)が実行される。この制御が開始されると、先ずモデム24が音声モードに設定され(S50)、音声出力機器としてスピーカ6に設定され(S51)、パーソナルコンピュータ8に対して通話情報送信要求が出力される(S52)。
【0031】
一方、パーソナルコンピュータ8においては、MFD2から通話情報の送信を要求する旨の指令を受信したときには、図8に示すように、通話情報読出し制御が開始され、サウンド情報メモリ40aに格納されている1件分の通話情報を読み出して、MFD2に送信され(S65)、更に送信すべき通話情報が有れば(S66:Yes )、S65〜S66が繰り返して実行され、送信すべき通話情報が無くなったときには(S66:No)、メインルーチンにリターンする。そして、通話情報出力制御において、パーソナルコンピュータ8から受信した通話情報がスピーカ6に出力される(S53)。次に、送信終了コマンドを受信したときには(S54)、この制御を終了して、メインルーチンにリターンする。
【0032】
以上説明したように、ファクシミリ機能、コピー機能、電話機能に加えて、プリンタ機能やイメージリーダ機能を実現可能で、電話回線7に接続されたMFD2と、このMFD2に接続されたパーソナルコンピュータ8とを含む多機能複合装置1において、MFD2にスピーカ6とこれを作動させるAMP23を設け、パーソナルコンピュータ8に設けたハードディスクドライブ装置40のハードディスクにサウンド情報メモリ40aを設け、電話回線7を介してMFD2で受信した伝言メッセージなどのサウンド情報の全ては、MFD2に格納することなく、パーソナルコンピュータ8に送信してサウンド情報メモリ40aに格納されるので、MFD2に設けた通話情報メモリ14bのメモリ容量を低減でき、RAM14に有する各メモリを、留守番電話機能以外の、ファクシミリ機能やプリンタ機能などの複数の機能に共通に使用できるようにして、RAM14の有効化を図ることができる。
【0033】
また、応答メッセージメモリ14aに、「只今、留守にしています」などの所定の留守番電話メッセージの情報を格納するようにし、留守番電話の際には、その応答メッセージメモリ14aからメッセージ情報を読み出して、モデム24を介して電話回線7に送信出力するようにしたので、留守番電話のときに、相手側から電話回線7を介して着信したときには、留守番電話メッセージを読み出して、モデム24を介して電話回線7に送信出力でき、留守番電話機能を設けることが可能になる。
【0034】
更に、MFD2において、留守番電話機能の作動中に、電話回線7から通話情報を受信したときに、パーソナルコンピュータ8の電源がオフ状態のときには、受信した通話情報を通話情報メモリ14bに一時的に格納する一方、パーソナルコンピュータ8の電源がオフからオンに切換えられたときには、その通話情報メモリ14bから通話情報を読み出してパーソナルコンピュータ8に転送するようにしたので、パーソナルコンピュータの電源がオフのときであっても、受信した通話情報を通話情報メモリ14bに確実に格納することができる一方、パーソナルコンピュータ8の電源が投入されたときに、その通話情報メモリ14bの通話情報を読み出してパーソナルコンピュータ8に転送でき、一時的に通話情報を格納する通話情報メモリ14bのメモリ容量を小型化することができる。
【0035】
ここで、前記実施形態の変更態様として、前記スピーカ6は、オンフックダイヤル機能に用いるスピーカであってもよい。またパーソナルコンピュータ8としては、通信機能を装備したノート型やラップトップ型の携帯用のものであってもよい。また、電話機能やファクシミリ機能などの複数機能を実現可能な多機能装置に各種のコンピュータを接続した種々の多機能復号装置に本発明を適用するようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】
請求項1の多機能複合装置によれば、少なくとも電話機能とファクシミリ機能とプリンタ機能とイメージリーダ機能とを実現可能で外部通信回線に接続された多機能装置と、この多機能装置に接続可能な情報処理装置とを含む多機能複合装置において、多機能装置にスピーカ手段を設け、情報処理装置にサウンド情報メモリと書込み手段と読出し手段とを設け、外部通信回線を介して多機能装置で受信した伝言メッセージなどのサウンド情報の全ては、多機能装置に格納することなく、情報処理装置に送信してサウンド情報メモリに格納されるので、多機能装置に設けるメモリのメモリ容量を低減でき、メモリをファクシミリ機能やプリンタ機能などの複数の機能に共通に使用できるようにして、メモリの有効化を図ることができる。
また、多機能装置に、前記情報処理装置の電源オフ且つ留守番電話の際に、外部通信回線から受信した通話情報を格納する通話情報メモリと、情報処理装置の電源がオフからオンに切換えられたときに、通話情報メモリから通話情報を読み出して情報処理装置に転送する通話情報転送手段とを設けたので、多機能装置において留守番電話であって、情報処理装置の電源がオフのときであっても、外部通信回線から受信した通話情報を通話情報メモリに確実に格納することができる一方、情報処理装置の電源がオフからオンに切換えられたときには、通話情報転送手段によりその通話情報メモリの通話情報を読み出して情報処理装置に転送でき、一時的に通話情報を格納する通話情報メモリのメモリ容量を小型化することができる。
【0037】
請求項2の多機能複合装置によれば、請求項1と同様の効果を奏するが、前記多機能装置は、所定の留守番メッセージの情報を格納したメッセージ記憶手段と、留守番電話の際メッセージ記憶手段からメッセージの情報を読み出してモデムを介して外部通信回線に送信出力する読出し手段とを備えたので、留守番電話のときに、相手側から外部通信回線を介して着信したときには、留守番電話メッセージを読み出してモデムを介して外部通信回線に送信出力でき、留守番電話機能を設けることが可能となる。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るマルチファンクションデバイスの制御系のブロック図である。
【図2】パーソナルコンピュータの制御系のブロック図である。
【図3】応答メッセージ記録制御のルーチンの概略フローチャートである。
【図4】留守番電話制御のルーチンの概略フローチャートである。
【図5】通話情報転送処理制御のルーチンの概略フローチャートである。
【図6】通話情報出力制御のルーチンの概略フローチャートである。
【図7】通話情報書込み制御のルーチンの概略フローチャートである。
【図8】通話情報読出し制御のルーチンの概略フローチャートである。
【符号の説明】
1 多機能複合装置
2 MFD
6 スピーカ
7 電話回線
8 パーソナルコンピュータ
10 制御部
11 CPU
12 ROM
14 RAM
14a 応答メッセージメモリ
14b 通話情報メモリ
23 AMP
24 モデム
40a サウンド情報メモリ

Claims (2)

  1. 少なくとも電話機能とファクシミリ機能とプリンタ機能とイメージリーダ機能とを実現可能で外部通信回線に接続された多機能装置と、この多機能装置に接続可能な情報処理装置とを含む多機能複合装置において、
    前記多機能装置に、音声等のサウンドを出力可能なスピーカ手段と、前記情報処理装置の電源オフ且つ留守番電話の際に、外部通信回線から受信した通話情報を格納する通話情報メモリと、情報処理装置の電源がオフからオンに切換えられたときに、通話情報メモリから通話情報を読み出して情報処理装置に転送する通話情報転送手段とを設け、
    前記情報処理装置に、多機能装置から受けるサウンド情報を格納可能なサウンド情報メモリと、多機能装置からサウンド情報を受信してサウンド情報メモリに書き込む書込み手段と、所定の指令に応答してサウンド情報メモリからサウンド情報を読み出して多機能装置に送信してスピーカ手段に出力させる読出し手段とを設けたことを特徴とする多機能複合装置。
  2. 前記多機能装置は、所定の留守番電話メッセージの情報を格納したメッセージ記憶手段と、留守番電話の際メッセージ記憶手段からメッセージ情報を読み出してモデムを介して外部通信回線に送信出力する読出し手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の多機能複合装置。
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