JP3601309B2 - リモート制御システムおよび多機能周辺装置 - Google Patents

リモート制御システムおよび多機能周辺装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ機能を備えた多機能周辺装置とパーソナルコンピュータ(以下「PC」と称す)とが接続されて構成されるリモート制御システムに関し、特に、相手側装置から送られるリモート信号を多機能周辺装置が受信することによって、そのリモート信号に基づく処理をPCに実行させることができるリモート制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
多機能周辺装置の一つであるファクシミリ装置は、相手側のファクシミリ装置(相手側装置)から送られる画像データ(ファクシミリデータ)を受信して記録紙へ印刷したり、或いは、原稿表面の文字や図形を画像データとして読み取って相手側装置へ送信するものである。
【0003】
上記したファクシミリ装置の中には、PCを接続することによって、そのPCと共に一つのシステムを構成するものがある。このようにファクシミリ装置とPCとで一つのシステムを構成すれば、ファクシミリ装置が相手側装置から受信した画像データをPC内に設けられた記憶媒体、例えばハードディスク(以下「HD」と称す)に記憶して、このHDに記憶されている画像データをPCの編集ソフト(アプリケーションプログラム)によって編集することができるのである。
【0004】
また、ファクシミリ装置の中には、相手側装置から電話回線を介して送られるリモート信号(例えば、DTMF(Dual Tone Multi Frequency)信号)を受信して、そのリモート信号に基づく処理を実行することができるリモート(遠隔)操作機能を備えたものがある。例えば、相手側装置から送られるリモート信号をファクシミリ装置が受信した場合、そのリモート信号がファクシミリ装置に記憶されている画像データをその相手側装置へ送信する旨のコマンドを構成していれば、ファクシミリ装置は、ファクシミリ装置内に設けられた画像メモリに記憶されている画像データをかかる相手側装置へ送信するのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記したファクシミリ装置にPCが接続されているシステムの場合、相手側装置からファクシミリ装置にリモート信号を送信しても、そのリモート信号によってPCを制御することはできない。よって、PC内のHDに記憶されている画像データを相手側装置へ送信することはできないという問題点があった。即ち、相手側装置から送られるリモート信号をファクシミリ装置が受信しても、そのリモート信号に基づく信号(コマンド)をPCへ送信することができないので、そのリモート信号に基づく処理をファクシミリ装置に接続されているPCに実行させることができないという問題点があった。
【0006】
本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、相手側装置から送られるリモート信号を第2装置が受信することによって、そのリモート信号に基づく処理を第1装置に実行させることができるリモート制御システムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために請求項1記載のリモート制御システムは、第1装置と、その第1装置に接続された第2装置とを備えており、更に、その第2装置は、通信回線に接続されており、回線の閉結後に相手側装置から送られるリモート信号を受信する受信手段と、その受信手段により受信されたリモート信号が前記第1装置を制御する旨のコマンドを含むか否かを検出するコマンド検出手段と、そのコマンド検出手段により前記リモート信号が前記コマンドを含むことが検出された場合に、そのリモート信号中に含まれる指定情報を前記第1装置へ送信する送信手段とを備え、前記第1装置は、その送信手段により送信された指定情報に基づく処理を実行する制御手段と、リモート信号に含まれる複数の指定情報に対応つけて、予め、その複数の指定情報に対応する前記第1装置で実行される処 理をそれぞれ記憶する記憶手段と、その記憶手段に記憶されている指定情報の中に、前記送信手段により送信された指定情報と一致するものがあるか否かを判断する判断手段とを備えており、その判断手段により一致する指定情報があると判断された場合に、前記制御手段は、前記送信手段により送信された指定情報と同一の指定情報に対応して前記記憶手段に記憶されている処理を実行するものである。
【0008】
この請求項1記載のリモート制御システムによれば、回線の閉結後に相手側装置から送られるリモート信号が第2装置の受信手段により受信されると、第2装置のコマンド検出手段によって、その受信されたリモート信号が第1装置を制御する旨のコマンドを含むか否かが検出される。コマンド検出手段によって、リモート信号中にかかるコマンドを含むことが検出された場合には、そのリモート信号中に含まれる指定情報が第2装置の送信手段によって第1装置へ送信される。そして、第1装置の制御手段によって、第2装置の送信手段により送信された指定情報に基づく処理が実行される。また、第1装置の判断手段によって、第1装置の記憶手段に記憶されている指定情報の中に、送信手段により送信された指定情報と一致するものがあるか否か判断される。判断の結果、一致する指定情報がある場合には、送信手段により送信された指定情報と同一の指定情報に対応して記憶手段に記憶されている処理が、制御手段によって実行される。
【0009】
【0010】
【0011】
請求項記載のリモート制御システムは、請求項1記載のリモート制御システムにおいて、前記第2装置は、前記第1装置へ給電する給電手段と、前記コマンド検出手段により前記第1装置を制御する旨のコマンドを含むことが検出された場合に、前記給電手段により前記第1装置へ給電されているか否かを検出する給電検出手段と、その給電検出手段により前記第1装置への給電が停止されていることが検出された場合に、前記給電手段を作動させて前記第1装置への給電を開始する給電作動手段とを備えている。
【0012】
請求項記載のリモート制御システムは、請求項記載のリモート制御システムにおいて、前記給電作動手段により前記給電手段が作動されて前記第1装置への給電が開始された場合に、前記送信手段により送信された指定情報に基づく処理が前記制御手段によって終了された後、前記給電手段の作動を停止させて前記第1装置への給電を停止する給電停止手段を備えている。
【0013】
請求項記載の多機能周辺装置は、外部装置が接続される接続手段と、回線の閉結後に相手側装置から送られるリモート信号を受信する受信手段とを備えており、更に、その受信手段により受信されたリモート信号が前記外部装置を制御する旨のコマンドを含むか否かを検出するコマンド検出手段と、そのコマンド検出手段により前記リモート信号が前記コマンドを含むことが検出された場合に、そのリモート信号中に含まれる指定情報を前記外部装置へ送信する送信手段と、前記外部装置へ給電する給電手段と、前記コマンド検出手段により、前記受信手段により受信されたリモート信号中に、前記外部装置を制御する旨のコマンドを含むことが検出された場合に、その外部装置への給電が前記給電手段によりなされているか否かを検出する給電検出手段と、その給電検出手段により前記外部装置への給電が停止されていることが検出された場合に、前記給電手段を作動させて前記外部装置への給電を開始する給電作動手段とを備えている。
【0014】
この請求項記載の多機能周辺装置によれば、回線の閉結後に相手側装置から送られるリモート信号が受信手段により受信されると、コマンド検出手段によって、その受信されたリモート信号が接続手段により接続された外部装置を制御する旨のコマンドを含むか否かが検出される。コマンド検出手段によって、リモート信号中にかかるコマンドを含むことが検出された場合には、そのリモート信号中に含まれる指定情報が送信手段によって外部装置へ送信される。
【0015】
【0016】
請求項記載の多機能周辺装置は、請求項記載の多機能周辺装置において、前記給電作動手段により前記給電手段が作動されて前記外部装置への給電が開始された場合に、前記送信手段により送信された指定情報に基づく処理が前記外部装置によって終了された後、前記給電手段の作動を停止させて前記外部装置への給電を停止する給電停止手段を備えている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施例について、図1から図6までの添付図面を参照して説明する。本実施例のリモート制御システム100は、多機能周辺装置(MFD(Multi Function Device))1とパーソナルコンピュータ(以下「PC」と称す)50とが接続されて構成されている。MFD1は、コピー機能やモデム機能、ファクシミリ機能などの機能を一台に複数備えた装置である。
【0018】
図1に、リモート制御システム100の外観斜視図を示す。MFD1の本体2の側部には、受話器3が取り付けられている。受話器3は、非通話時には本体2に設けられた図示しないフック上に置かれ、通話時にはフックから取り上げられて使用される。前者をオンフック状態、後者をオフフック状態と称している。
【0019】
本体2の上面前部には、複数のキー4aを備えた操作パネル4が設けられ、その操作パネル4の左端部には、液晶表示器(LCD)5が設けられている。MFD1は、この操作パネル4上に設けられた複数のキー4aが押下されて操作されるとともに、その操作状態や操作手順などがLCD5へ表示される。
【0020】
操作パネル4及びLCD5の後部には原稿挿入口6が設けられている。ファクシミリ動作時に他のファクシミリ装置へ送信される原稿やコピー動作時に複写される原稿は、この原稿挿入口6に原稿面を下向きにして挿入される。原稿挿入口6へ挿入された原稿は、その原稿画像がスキャナ22(図2参照)により画像データとして読み取られた後に、本体2の前面であって操作パネル4の下方に設けられた原稿排出口7から排出される。原稿挿入口6の後部には記録紙ホルダ装着部9が設けられており、この記録紙ホルダ装着部9には、複数枚の記録紙を積層収納可能な記録紙ホルダ10が着脱可能に取り付けられている。記録紙ホルダ10から供給され、プリンタ25(図2参照)によって印刷に使用された記録紙は、原稿排出口7の下方に設けられた記録紙排出口8から排出される。
【0021】
本体2の一側面には、着呼に伴う呼出音を鳴動するためのスピーカ28が設けられている。また、本体2の背面には、接続ポートとしてのPC(パーソナルコンピュータ)用インターフェイス35(図2参照)のコネクタ(図示せず)が設けられている。MFD1は、このPC用インターフェイス35に接続されたケーブル36を介して、PC50と接続されている。なお、MFD1とPC50との接続は、必ずしもケーブル36に限られるものではなく、赤外線などの光信号により接続することも可能である。
【0022】
更に、本体2の背面には、コンセント(図示せず)が設けられている。このコンセントには差込プラグ(図示せず)が接続されており、差込プラグには電源コード37が接続されている。電源コード37はPC50の受電部59(図2参照)に接続されており、MFD1からPC50への給電は、コンセント、差込プラグおよび電源コード37を介して行われる。
【0023】
図2は、リモート制御システム100の電気的構成を示したブロック図である。MFD1には、CPU11、ROM12、EEPROM13、RAM14、画像メモリ15、音声メモリ16、時計回路33、給電部34、PC用インターフェイス35、音声LSI17、ネットワーク・コントロール・ユニット(以下「NCU」と称す)19、モデム20、バッファ21、スキャナ22、符号化部23、復号化部24、プリンタ25、操作パネル4、LCD5及びアンプ27が設けられ、これらはバスライン30を介して互いに接続されている。
【0024】
NCU19は回線制御を行うためのものであり、MFD1はこのNCU19を介して電話回線31に接続されている。NCU19は、交換機29から送信される呼出信号もしくは相手側装置(発呼側装置、発信者)の電話番号(発信者番号)を示す信号、または、相手側装置から送られるリモート信号60(DTMF(Dual Tone Multi Frequency)信号)(図3参照)などの各種信号を受信すると共に、操作パネル4上のキー4a操作に応じた発信時のダイヤル信号を交換機29へ送信したり、更には通話時におけるアナログ音声信号の送受信を行うものである。
【0025】
CPU11は、NCU19を介して送受信される各種信号に従って、バスライン30により接続された各部を制御してファクシミリ動作や電話動作、即ち、データ通信を実行するものである。時計回路33は時刻の計時を行うためのものであり、時計回路33により計時された時刻はCPU11によって読み出され、各処理に使用される。ROM12は、このMFD1で実行される制御プログラムなどを格納した書換不能なメモリであり、図4及び図5のフローチャートに示すプログラムは、このROM12内に格納されている。EEPROM13は、書換可能な不揮発性のメモリであり、EEPROM13へ記憶されたデータは、MFD1の電源オフ後も保持される。
【0026】
ここで、リモート信号60について説明する。このリモート信号60は、電話回線の閉結後に相手側装置から送られる信号であり、DTMF信号によって構成されている。DTMF信号は、相手側装置のテンキーを押下することによって出力される信号であり、単一の周波数を2つ合成した信号である。このように単一の周波数を2つ合成することによって、「0」から「9」までの数字と、「*」及び「#」の記号とが示される。図3は、かかるリモート信号60の構造を模式的に示した図である。
【0027】
図3に示すように、リモート信号60は、コマンド61と、指定情報62とから構成されている。コマンド61は、リモート信号60中、最初の4バイトのDTMF信号によって構成されている。一方、指定情報62は、コマンド61を除いたリモート信号60中、2バイトのDTMF信号によって構成されている。コマンド61は、MFD1で実行する処理を示しており、一方、指定情報62は、PC50に実行させる処理を示している。
【0028】
MFD1が相手側装置から送信されたリモート信号60を受信した場合に、そのコマンド61が「159*」であれば、そのコマンド61の後に続く指定情報62が図3における左から順にPC50へ送信される。PC50内には、複数の指定情報62に対応つけて、PC50で実行される処理が記憶された、後述するコード表エリア57bが設けられている。そして、コード表エリア57bに記憶されている指定情報62の中にMFD1から送信された指定情報62と一致するものがあれば、その送信された指定情報62と同一の指定情報62に対応してコード表エリア57bに記憶されている処理が実行されるのである。1の指定情報62に基づく処理が終了すれば、次の指定情報62がPC50へ送信される。よって、電話回線の閉結後に相手側装置から送信されるリモート信号60(指定情報62)に基づく処理をMFD1を介してPC50に実行させることができるのである。
【0029】
図2に示すRAM14は、MFD1の各動作の実行時に各種のデータを一時的に記憶するためのメモリであり、電源立上げフラグ14aを備えている。電源立上げフラグ14aは、リモート信号60(指定情報62)に基づく処理をPC50に実行させるために、MFD1からの制御によってPC50の電源立上げを行ったか否かを記憶するためのフラグである。指定情報62をPC50へ送信する前にPC50の電源がオフされていれば、即ち、後述する給電部34からPC50へ給電されていなければ、給電部34を作動させPC50への給電を開始する。これにより、PC50の電源立上げを行うので、電源立上げフラグ14aはオンされる。一方、かかるPC50の電源がオンされていれば、即ち、給電部34からPC50へ給電されていれば、給電部34は既に作動しておりPC50の電源立上げは行わないので、電源立上げフラグ14aはオフされるのである。
【0030】
相手側装置から送信されたリモート信号60に含まれる全ての指定情報62をPC50へ送信し、PC50内にてその指定情報62に基づく処理が終了した場合に、電源立上げフラグ14aがオンであれば、給電部34の作動が停止されPC50への給電が停止される。一方、電源立上げフラグ14aがオフであれば、給電部34はそのまま継続して作動される。よって、指定情報62に基づく処理をPC50に実行させた後に、そのPC50の電源のオンオフ状態を元の状態に戻すことができるのである。
【0031】
画像メモリ15は、通信履歴、画像データ及び印刷のためのビットイメージを記憶するためのメモリであり、安価な大容量メモリであるダイナミックRAM(DRAM)により構成されている。受信された画像データ(ファクシミリデータ)は、一旦画像メモリ15に記憶され、プリンタ25によって記録紙に印刷された後に、この画像メモリ15から消去される。一般に、画像データは大容量であるが、画像データが印刷されることを条件にその画像データを消去しているので、画像メモリ15を有効に使用することができる。
【0032】
音声メモリ16は、相手側装置へ送出される応答メッセージや、相手側装置から送られてきた入来メッセージを記憶するためのメモリである。画像メモリ15と同様に、安価な大容量メモリであるダイナミックRAM(DRAM)により構成されている。音声メモリ16に記憶された入来メッセージは、操作パネル4を介して消去操作がなされることにより、或いは、電話回線に接続された他の装置から送られる消去コマンドを受信することによって、消去される。
【0033】
音声LSI17は、NCU19によって受信されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換する音声認識処理と、MFD1の内部で生成されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換して、NCU19やスピーカ28(アンプ27)へ出力する音声合成処理とを行うためのものである。
【0034】
給電部34は、MFD1に接続されているPC50へ給電するためのものであり、この給電部34にはコンセントが設けられている。給電部34のコンセントに接続される電源コード37には、例えば、ビニルキャブタイヤケーブル(VCT)が使用される。この電源コード37を介して、MFD1からPC50への給電が行われる。
【0035】
PC用インターフェイス35は、例えば、セントロニクス規格に準拠したパラレルインターフェイスである。MFD1は、そのインターフェイス35に接続されたケーブル36によってPC50と接続されており、ケーブル36を介してPC50と通信データの転送や各種コマンドなどの送受信を行っている。
【0036】
モデム20は、画情報及び通信データを変調及び復調して伝送すると共に伝送制御用の各種手順信号を送受信するためのものである。相手側装置から送られるリモート信号60はこのモデムによって復調される。バッファ21は、相手側装置との間で送受信される符号化された画情報を含むデータを一時的に記憶するためのものである。モデム20によって復調されたリモート信号60は、このバッファ21へ記憶される。
【0037】
スキャナ22は、原稿挿入口6に挿入された原稿を画像データとして読み取るためのものである。符号化部23は、スキャナ22により読み取られた画像データの符号化を行うものである。復号化部24は、バッファ21または画像メモリ15に記憶された画像データを読み出して、これを復号化するものであり、復号化されたデータは、プリンタ25により記録紙に印刷される。
【0038】
操作パネル4は、操作者がこのMFD1の設定等を行う場合に各種の操作を行うためのものであり、LCD5は、操作パネル4上のキー4a操作に伴う操作状態や操作手順などを表示するためのものである。アンプ27は、そのアンプ27に接続されたスピーカ28を鳴動して、呼出音や音声を出力するためのものである。
【0039】
このように構成されたMFD1は、NCU19を介して、電話回線31に接続されている。この電話回線31は、MFD1側の交換機29に接続され、この交換機29は、電話回線32を介して、他の交換機に接続されている。なお、他の交換機は、更に、電話回線を介して相手側装置に接続されている。
【0040】
また、PC50には、CPU51、ROM52、RAM53、インターフェイス54、ゲートアレイ56、ハードディスク装置(以下「HD」と称す)57、フロッピィディスクドライブ(以下「FDD」と称す)58および受電部59が設けられている。このうちCPU51、ROM52、RAM53、インターフェイス54、受電部59およびゲートアレイ56は、アドレスバス、データバス、及び、制御信号線などにより、相互に接続されている。
【0041】
CPU51は、ROM52に記憶されるプログラムや、HD57に記憶されているオペーレーションシステム(OS)及び各種のアプリケーションプログラム、更には、フロッピィディスクによりFDD58を介して供給されるプログラムに基づいて動作する演算装置であり、各種の情報処理を行うものである。時計回路55は時刻の計時を行うためのものであり、時計回路55により計時された時刻はCPU51によって読み出され、各処理に使用される。ROM52は、CPU51を動作させる基本プログラムの他、各種のデータを記憶する書き換え不能なメモリである。RAM53は、各種のデータを記憶する書き換え可能なメモリである。HD57やフロッピィディスクによりFDD58を介して供給された各種のプログラムは、必要に応じてRAM53上にロードされ、CPU51により実行される。
【0042】
ゲートアレイ56は、CPU51とHD57およびFDD58との間のインターフェイスとして機能するものである。インターフェイス54は、例えば、セントロニクス規格に準拠したパラレルインターフェイスであり、PC50は、このインターフェイス54に接続されたケーブル36を介して、MFD1と接続され、MFD1との間でデータの送受信が可能にされている。受電部59はMFD1からの給電を受電するためのものであり、この受電部59によって受電された電力がPC50を制御(動作)するために使用される。
【0043】
HD57は、PC50のオペレーションシステム(OS)や各種のアプリケーションプログラムを記憶する書き換え可能な大容量の記憶媒体である。この大容量の記憶媒体であるHD57には、画像メモリ57aとコード表エリア57bとが設けられている。
【0044】
画像メモリ57aは、MFD1から送信された画像データをビットイメージとして記憶するためのメモリであり、安価な大容量メモリであるダイナミックRAM(DRAM)により構成されている。後述する処理においては、MFD1から送信された指定情報62が「19」であれば、この画像メモリ57aに記憶されている画像データがMFD1へ送信される。MFD1に送信された画像データは、更に、そのMFD1から指定情報62を含むリモート信号60の送信元である相手側装置へ送信される。
【0045】
コード表エリア57bは、指定情報62に対応つけて、予め、PC50で実行する処理を記憶するためのものである。このコード表エリア57bに記憶されている指定情報62の中にMFD1により送信された指定情報62と一致するものがあれば、そのMFD1から送信された指定情報62と同一の指定情報62に対応してコード表エリア57bに記憶されている処理がPC50によって実行される。例えば、MFD1から送信された指定情報62が「19」である場合には、コード表エリア57bを参照し、指定情報62の「19」に対応つけて記憶されている処理、具体的には、HD57に記憶されている画像データをMFD1へ送信するという処理が実行される。
【0046】
FDD58は、FDD58に装着されたフロッピィディスクに記憶されるプログラムやデータを読み出したり、そのフロッピィディスクへプログラムやデータを書き込むためのドライブ装置である。後述するDTMF信号受信時処理のプログラム(図6)は、HD57に記憶(インストール)されており(又は、フロッピィディスクに記憶されており)、必要に応じてRAM53上にロードされ、CPU51によって実行される。
【0047】
次に図4から図6までのフローチャートを参照して、上記のように構成されたリモート制御システム100の動作について説明する。図4および図5はMFD1で実行される処理を示したフローチャートであり、図6はPC50で実行される処理を示したフローチャートである。まず、図4のフローチャートから説明する。
【0048】
図4は、着信時における処理を示したフローチャートである。図4に示すように、MFD1は交換機29から送られる呼出信号を受信するまで待機し(S1:No)、呼出信号を受信すれば(S1:Yes)、時計回路33の時間を読み取って、5秒間の計時を開始する(S2)。計時開始後、受話器3がオンフック状態のままであり(S3:No)、呼出信号が継続していれば(S4:Yes)、時計回路33の時間を監視して、S2の処理で読み取った時計回路33の時間から5秒間が経過するまでの間(S5:No)、S3からS5までの処理を繰り返す。
【0049】
一方、S5の処理において、5秒間の計時が終了すれば(S5:Yes)、電話回線を閉結する(S6)。電話回線の閉結後、相手側装置から送られるDTMF信号(リモート信号60を構成する信号)もしくはCNG(Calling Tone)信号を受信するまで待機し(S7:No,S8:No)、DTMF信号を受信すれば(S7:Yes)、図5に示すPC(パーソナルコンピュータ)制御処理を実行する(S9)。
【0050】
図5のPC制御処理は、相手側装置から送られるリモート信号60(指定情報62)に基づく処理をPCに実行させる処理である。図5に示すように、まず、相手側装置から送られるDTMF信号を全て受信して(S7の処理で受信したDTMF信号も含む)、バッファ21へ記憶する。即ち、DTMF信号で構成されるリモート信号60を受信して、バッファ21へ記憶する(S21)。
【0051】
リモート信号60の記憶後、その記憶されたリモート信号60うち最初の4バイトのDTMF信号が(コマンド61が)「159*」であるか否かを判断する(S22)。判断の結果、コマンド61が「159*」でない場合には(S22:No)、S21の処理で記憶したリモート信号60はPC50を制御するための信号ではなくMFD1を制御するための信号であるので、このPC制御処理を終了する。
【0052】
一方、S21の処理で受信したリモートのうち最初の4バイトのDTMF信号(コマンド61)が「159*」である場合には(S22:Yes)、その「159*」がPC50に処理を実行させる旨のコマンドを構成しているので、PC50の電源がオンであるか否か、即ち、MFD1の給電部34からPC50へ給電しているか否かを確認する(S23)。PC50の電源がオフである場合には(S23:OFF)、MFD1の給電部34を作動させ、PC50への給電を開始する。即ち、PC50の電源をオンする(S24)。このPC50の電源立上げに伴い、電源立上げフラグ14aをオンして(S25)、リモート信号60(指定情報62)に基づく処理をPC50に実行させるために、MFD1によってPC50の電源立上げを行ったことを記憶する。一方、S23の処理において、PC50の電源がオンである場合には(S23:ON)、指定情報62に基づく処理をPC50に実行させる前から給電部34は作動しているので、PC50の電源立上げを行わないことを記憶するために、電源立上げフラグ14aをオフする(S26)。
【0053】
このように、リモート信号60のうち最初の4バイトのDTMF信号(コマンド61)が「159*」である場合に、PC50の電源がオフであれば、MFD1の給電部34を作動させ、PC50への給電が開始される。よって、PC50への給電が停止されていても、PC50を立上げて、PC50にリモート信号60(指定情報62)に基づく処理を実行させることができるのである。
【0054】
電源立上げフラグ14aの設定後、S21の処理においてバッファ21に記憶したリモート信号60のうち、コマンド61を除いて、2バイトのDTMF信号(指定情報62)があるか否かを確認する(S27)。指定情報62がある場合には(S27:Yes)、その指定情報62(2バイトのDTMF信号)をPC50へ送信する(S28)。指定情報62の送信後、その送信した指定情報62が「19」であるか否かを確認する(S29)。PC50へ送信した指定情報62が「19」である場合には(S29:Yes)、その「19」の指定情報62はPC50内の画像メモリ57aに記憶された画像データを相手側装置へ送信するコマンドであるので、PC50から画像データを受信するまで待機する(S30:No)。PC50から画像データを受信すれば(S30:Yes)、その受信した画像データを相手側装置へ送信する(S31)。一方、S29の処理において、PC50へ送信した指定情報62が「19」以外の指定情報62である場合には(S29:No)、その指定情報62に対応する処理を実行する(S32)。このS32の処理において実行される処理としては、例えば、PC50内の画像メモリ15に記憶された画像データを印刷する処理や、画像メモリ15に記憶されている受信データの件数を相手側装置へ報知する処理などがあり、PC50へ送信した指定情報62に基づいてMFD1で様々な処理が実行される。
【0055】
このように、S21の処理においてバッファ21に記憶したリモート信号60に指定情報62が含まれる場合には、その指定情報62がPC50へ送信される。よって、電話回線の閉結後に相手側装置から送られるリモート信号60(指定情報62)に基づく処理を、本MFD1に接続されたPC50に実行させることができるのである。例えば、離れた場所にある相手側装置(通信装置)から、MFD1を介してPC50を動作させることが可能となる。
【0056】
S32の処理における指定情報62に対応する処理の実行後、或いは、S31の処理における画像データの送信後、処理をS27へ移行して、S21の処理においてバッファ21に記憶されたリモート信号60のうち、次の指定情報62があるか否かを確認する(S27)。次の指定情報62がある場合には(S27:Yes)、再度、S28からS32までの処理を繰り返した後、処理をS27へ移行する。
【0057】
一方、S27の処理において、S21の処理でバッファ21に記憶されたリモート信号60に含まれる指定情報62を全てPC50へ送信した場合、或いは、S21の処理でバッファ21に記憶してリモート信号60に指定情報62が含まれていない場合がある。これらの場合には(S27:No)、電話回線の開放を実行する(S34)。
【0058】
電話回線の開放後、指定情報62をPC50に送信する前におけるPC50の電源がオンであるか否かを確認するために、電源立上げフラグ14aはオンであるか否かを判断する(S35)。判断の結果、電源立上げフラグ14aがオンである場合には(S35:ON)、指定情報62をPC50に送信する前におけるPC50の電源はオフであるので、PC50を正常に終了するために、PC50へPC終了コマンドを送信する(S36)。PC終了コマンドの送信後、MFD1の給電部34の作動を停止して、即ち、PC50の電源をオフして(S37)、このPC制御処理を終了する。一方、S35の処理において、電源立上げフラグ14aがオフである場合には(S35:OFF)、指定情報62をPC50に送信する前に給電部34は既に作動していたので、S36およびS37の処理をスキップして、このPC制御処理を終了する。
【0059】
このように、電源立上げフラグ14aがオンであれば、MFD1の給電部34を停止、即ち、PC50の電源をオフする。一方、電源立上げフラグ14aがオフであれば、給電部34は継続して作動される。よって、指定情報62に基づく処理をPC50に実行させた後に、そのPC50の電源のオンオフ状態を元の状態に戻すことができるのである。
【0060】
PC制御処理(S9)の終了後は、処理を図4のS10へ移行して、MFD制御処理を実行する(S10)。このMFD制御処理では、相手側装置から送られるリモート信号に基づく処理、例えばMFD1に記憶されている音声メッセージの再生処理などが実行される。
【0061】
一方、S8の処理において、CNG信号を受信した場合には(S8:Yes)、ファクシミリ受信処理を実行する(S11)。CNG信号は、相手側装置が非音声端末であることを示す信号である。即ち、相手側装置から画像データが送信されることを示す信号であるので、所定のプロトコルに沿って相手側装置と各種信号の送受信を行い、相手側装置から送られる画像データを受信するのである。
【0062】
S3の処理において、受話器3が取り上げられオフフック状態となれば(S3:Yes)、電話処理を実行する(S12)。この電話処理では、電話回線が閉結され、発信者(相手側装置の使用者)とMFD1の使用者との間で通話が行われる。また、MFD1の使用者が受話器3を取り上げ電話回線を閉結した際に、CNG信号の受信に伴う信号音が聞こえる場合がある。この場合には、MFD1の使用者が操作パネル4上の所定のキー4a操作を行うことによって、相手側装置から送られる画像データが受信されるのである。この電話処理の終了後、又は、S4の処理において呼出信号の継続が終了すれば(S4:No)、この着信処理を終了する。
【0063】
次に、図6を参照して、MFD1に接続されたPC50の動作について説明する。図6のDTMF信号受信時処理は、MFD1からDTMF信号(指定情報62)を受信した場合の処理である。図6に示すように、まず、MFD1から2バイトのDTMF信号、即ち、指定情報62を受信するまで待機し(S41:No)、指定情報62を受信すれば(S41:Yes)、その受信した指定情報62がコード表エリア57bに記憶されているか否かを確認する(S42)。コード表エリア57bに予め記憶されている指定情報62の中にMFD1から送信された指定情報62と一致するものがあれば(S42:Yes)、そのMFD1から送信された指定情報62は「19」であるか否かを確認する(S43)。かかる指定情報62が「19」である場合には(S43:Yes)、その「19」に対応するアプリケーションプログラムを実行する(S44)。その後、HD57に記憶されている画像データをMFD1へ送信する(S45)。
【0064】
一方、S43の処理において、MFD1から送信された指定情報62が「19」でない場合には(S43:No)、MFD1から送信された指定情報62と同一の指定情報62に対応してコード表エリア57bに記憶されている処理を実行する(S46)。このS46の処理において実行される処理としては、例えば、PC50内の画像メモリ57aに記憶されている受信データの件数を報知する処理や、画像メモリ57aに記憶された画像データに対して所定の編集をした後の画像データをMFD1へ送信する処理などが挙げられる。
【0065】
このように、コード表エリア57bに予め記憶されている指定情報62の中にMFD1から送信された指定情報62と一致するものがあれば、その指定情報62と同一の指定情報62に対応してコード表エリア57bに記憶されている処理が実行される。よって、コード表エリア57bの記憶内容を変更することにより、PC50に所望の処理を実行させることができるのである。
【0066】
次に、時計回路55の時間を読み取って、5秒間の計時を開始する(S47)。計時開始後、MFD1から指定情報62を受信しなければ(S48:No)、或いは、MFD1からPC終了コマンドを受信しなければ(S49:No)、時計回路55の時間を監視して、S47の処理で読み取った時計回路55の時間から5秒間が経過するまでの間(S50:No)、S48からS50までの処理を繰り返す。
【0067】
一方、S48の処理において、MFD1から指定情報62を受信すれば(S48:Yes)、計時を中止すると共に処理をS42に移行して、S42からS50までの処理を繰り返す。S50の処理において、5秒間の計時が終了すれば(S50:Yes)、MFD1から送られる指定情報62に基づく処理は全て終了したので、このDTMF信号受信時処理を終了する。S49の処理において、MFD1からPC終了コマンドを受信すれば、使用中のアプリケーションプログラムを終了する処理を実行するなど、コンピュータの電源を切れる状態にして(S51)、このDTMF信号受信時処理を終了する。
【0068】
なお、本実施例において、請求項1から5に記載のコマンド検出手段としてはS22の処理が、送信手段としてはS28の処理がそれぞれ該当する。請求項1から3に記載の制御手段としてはS44からS46までの処理が、判断手段としてはS42の処理がそれぞれ該当する。請求項2、3、4及びに記載の給電検出手段としてはS23の処理が、給電作動手段としてはS24の処理がそれぞれ該当する。請求項及び記載の給電停止手段としては、S37の処理が該当する。
【0069】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
【0070】
例えば、本実施例では、相手側装置から送られるリモート信号60はDTMF信号によって構成されていた。しかしながら、リモート信号60は、必ずしも、DTMF信号によって構成されるものだけに限られるものではなく、ダイヤルパルス(Dial Pulse)によって構成されるようにしても良い。ここで、ダイヤルパルスは、DTMF信号と同様に相手側装置のテンキーを押下することによって出力される信号であり、「0」から「9」までの数字にのみ対応している。このダイヤルパルスは、「0」から「9」までの数字の大きさを、パルスの回数によって表している。
【0071】
また、S21の処理において、相手側装置から送られるリモート信号60に含まれる指定情報62は、PC50へ指定情報62を送信する前に受信されていた。即ち、S21の処理で完全に受信された指定情報62がPC50へ送信されていた。しかしながら、指定情報62の受信は、必ずしも、PC50へ指定情報62を送信する前にしなければならないものではなく、1の指定情報62に基づく処理が終了した後に、その1の指定情報62に基づく処理が終了したことを相手側装置へ報知して、その報知に伴い相手側装置から送信される指定情報62を受信するようにしても良い。
【0072】
相手側装置から送られるリモート信号60に含まれるコマンド61が「159*」である場合に、指定情報62が相手側装置へ送信されていた。しかしながら、指定情報62を相手側装置へ送信することを表すコマンド61は、必ずしも、「159*」に限られるものではなく、MFD1の使用者によって所望の数字に設定するようにしても良い。このようにすることにより、そのコマンド61が暗証番号を兼ねるので、他の人がリモート操作を行うことを禁止することができるのである。
【0073】
S2の処理とS47の処理において、5秒間の計時を開始していた。しかしながら、計時される時間は、必ずしも、5秒間に限られるものではなく、MFD1の使用者による操作パネル4上のキー4a操作によって所望の値に設定するようにしても良い。
【0074】
【発明の効果】
請求項1記載のリモート制御システムによれば、受信手段により受信されたリモート信号中に第1装置を制御する旨のコマンドを含むことがコマンド検出手段により検出された場合には、そのリモート信号中に含まれる指定情報が送信手段によって第1装置へ送信され、第1装置の制御手段によって、その第1装置へ送信された指定情報に基づく処理が実行される。よって、回線の閉結後に相手側装置から送られるリモート信号(指定情報)に基づく処理を第2装置に接続された第1装置に実行させることができるという効果がある。
【0075】
請求項記載のリモート制御システムによれば、更に、送信手段によって送信された指定情報と同一の指定情報に対応つけて、第1装置の記憶手段に記憶されている処理が第1装置で実行される。よって、第1装置の記憶手段の記憶内容を変更することにより、第1装置に所望の処理を実行させることができるという効果がある。
【0076】
請求項記載のリモート制御システムによれば、請求項1記載のリモート制御システムの奏する効果に加え、更に、受信手段により受信されたリモート信号中に第1装置を制御する旨のコマンドを含むことがコマンド検出手段により検出された場合、給電検出手段によって第1装置への給電が停止されていることが検出されると、給電作動手段により給電手段が作動されて第1装置への給電が開始される。よって、第1装置への給電が停止されていても、第1装置を立上げて、その第1装置に指定情報に基づく処理を実行させることができるという効果がある。
【0077】
請求項記載のリモート制御システムによれば、請求項記載のリモート制御システムの奏する効果に加え、更に、給電作動手段により給電手段が作動されて第1装置への給電が開始された場合には、送信手段によって送信された指定情報に基づく処理が制御手段により終了された後に、給電停止手段によって給電手段の作動が停止されて第1装置への給電が停止される。よって、指定情報に基づく処理を第1装置に実行させた後に、その第1装置を元の状態に戻すことができるという効果がある。
【0078】
請求項記載の多機能周辺装置によれば、受信手段により受信されたリモート信号中に外部装置を制御する旨のコマンドを含むことがコマンド検出手段により検出された場合には、そのリモート信号中に含まれる指定情報が送信手段によって外部装置へ送信される。よって、回線の閉結後に相手側装置から送られるリモート信号(指定情報)に基づく処理を本多機能周辺装置に接続された外部装置に実行させることができるという効果がある。
【0079】
請求項記載の多機能周辺装置によれば、更に、受信手段により受信されたリモート信号中に外部装置を制御する旨のコマンドを含むことがコマンド検出手段により検出された場合、給電検出手段によって外部装置への給電が停止されていることが検出されると、給電作動手段により給電手段が作動されて外部装置への給電が開始される。よって、外部装置への給電が停止されていても、外部装置を立上げて、その外部装置に指定情報に基づく処理を実行させることができるという効果がある。
【0080】
請求項記載の多機能周辺装置によれば、請求項記載の多機能周辺装置の奏する効果に加え、更に、給電作動手段により給電手段が作動されて外部装置への給電が開始された場合には、送信手段により送信された指定情報に基づく処理が外部装置により終了された後に、給電停止手段によって給電手段の作動が停止されて外部装置への給電が停止される。よって、指定情報に基づく処理を外部装置に実行させた後に、その外部装置を元の状態に戻すことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるリモート制御システムの斜視図である。
【図2】上記リモート制御システムの電気的構成を示したブロック図である。
【図3】リモート信号の構造を模式的に示した図である。
【図4】多機能周辺装置(MFD)で実施される着信処理を示したフローチャートである。
【図5】多機能周辺装置(MFD)で実施されるパーソナルコンピュータ(PC)制御処理を示したフローチャートである。
【図6】パーソナルコンピュータ(PC)で実行されるDTMF信号受信時処理を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 多機能周辺装置(MFD)(第2装置)
19 ネットワーク・コントロール・ユニット(NCU)(受信手段の一部)
20 モデム(受信手段の一部)
21 バッファ(受信手段の一部)
31,32 電話回線(通信回線)
34 給電部34(給電手段)
50 パーソナルコンピュータ(PC)(第1装置、外部装置)
57 ハードディスク(HD)
57b コード表エリア(記憶手段)
100 リモート制御システム

Claims (5)

  1. 第1装置と、その第1装置に接続された第2装置とを備えたリモート制御システムにおいて、
    その第2装置は、通信回線に接続されており、回線の閉結後に相手側装置から送られるリモート信号を受信する受信手段と、その受信手段により受信されたリモート信号が前記第1装置を制御する旨のコマンドを含むか否かを検出するコマンド検出手段と、そのコマンド検出手段により前記リモート信号が前記コマンドを含むことが検出された場合に、そのリモート信号中に含まれる指定情報を前記第1装置へ送信する送信手段とを備え、
    前記第1装置は、その送信手段により送信された指定情報に基づく処理を実行する制御手段と、リモート信号に含まれる複数の指定情報に対応つけて、予め、その複数の指定情報に対応する前記第1装置で実行される処理をそれぞれ記憶する記憶手段と、その記憶手段に記憶されている指定情報の中に、前記送信手段により送信された指定情報と一致するものがあるか否かを判断する判断手段とを備えており、
    その判断手段により一致する指定情報があると判断された場合に、前記制御手段は、前記送信手段により送信された指定情報と同一の指定情報に対応して前記記憶手段に記憶されている処理を実行することを特徴とするリモート制御システム。
  2. 前記第2装置は、前記第1装置へ給電する給電手段と、前記コマンド検出手段により前記第1装置を制御する旨のコマンドを含むことが検出された場合に、前記給電手段により前記第1装置へ給電されているか否かを検出する給電検出手段と、その給電検出手段により前記第1装置への給電が停止されていることが検出された場合に、前記給電手段を作動させて前記第1装置へ給電する給電作動手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載のリモート制御システム。
  3. 前記給電作動手段により前記給電手段が作動されて前記第1装置への給電が開始された場合に、前記送信手段により送信された指定情報に基づく処理が前記制御手段によって終了された後、前記給電手段の作動を停止させて前記第1装置への給電を停止する給電停止手段を備えていることを特徴とする請求項記載のリモート制御システム。
  4. 外部装置が接続される接続手段と、回線の閉結後に相手側装置から送られるリモート信号を受信する受信手段とを備えた多機能周辺装置において、
    その受信手段により受信されたリモート信号が前記外部装置を制御する旨のコマンドを含むか否かを検出するコマンド検出手段と、
    そのコマンド検出手段により前記リモート信号が前記コマンドを含むことが検出された場合に、そのリモート信号中に含まれる指定情報を前記外部装置へ送信する送信手段と、
    前記外部装置へ給電する給電手段と、
    前記コマンド検出手段により、前記受信手段により受信されたリモート信号中に、前記外部装置を制御する旨のコマンドを含むことが検出された場合に、その外部装置への給電が前記給電手段によりなされているか否かを検出する給電検出手段と、
    その給電検出手段により前記外部装置への給電が停止されていることが検出された場合に、前記給電手段を作動させて前記外部装置への給電を開始する給電作動手段とを備えていることを特徴とする多機能周辺装置。
  5. 前記給電作動手段により前記給電手段が作動されて前記外部装置への給電が開始された場合に、前記送信手段により送信された指定情報に基づく処理が前記外部装置によって終了された後、前記給電手段の作動を停止させて前記外部装置への給電を停止する給電停止手段を備えていることを特徴とする請求項記載の多機能周辺装置。
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