JP3551750B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ファクシミリ装置においては、ファクシミリとして通常の送受信である原稿送信機能や記録紙受信機能以外に、ユーザの設定や記録用紙がなくなったり、紙詰まりが生じて用紙への記録が不可能となった時やユーザによるメモリ受信設定時に、受信した符号化データをそのままメモリに一時的に蓄積するメモリ受信(代行受信)機能を有したもの、あるいは原稿を読み取って符号化したデータもしくは受信したままの符号化データを一旦メモリに蓄積し、その後、指定時間に送信動作を行わせたり、通信相手の要求に応じて送信するメモリ送信機能などの通信機能を有したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、メモリ受信あるいはメモリ送信のために用意されている符号化データ蓄積用のメモリ容量にも限度があり、メモリ受信やメモリ送信の状態が長時間にわたると、メモリがオーバーフローして、それ以上の受信が不可能となる場合がある。勿論、オーバーフローをできるだけ起こさないようにするために、メモリ容量を増設すればよいが、それだけコストアップとなる。
【0004】
また増設の代わりに、記録用にビットマップ形式で受信データを展開する画像メモリの空きエリアを、メモリ受信やメモリ送信の符号化データの蓄積のために利用することも考えられるが、この場合も必要な空きエリアが常に存在するとは限らず、また空いていてもデータの蓄積には限度がある。
【0005】
このため、コストアップとならずに今まで以上に大量な情報が受信できるファクシミリ装置が望まれていた。
【0006】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、メモリ容量が少なくなったとき、受信される符号化データの解像度を低下させることにより、コストアップとならずに今まで以上に大量の情報が受信できるファクシミリ装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1記載の発明のファクシミリ装置は、所定の通信制御手順に従ってデータ通信を行う通信制御手段と、その通信制御手段により受信した符号化データをビットマップ形式に展開する復号手段と、その復号手段により展開されたビットマップ形式の画像データを所定の大きさのメモリエリアにて記憶する画像記憶手段と、その画像記憶手段から読み出した画像データを記録する記録手段とを備えたファクシミリ装置において、前記画像記憶手段のメモリエリア内における受信用メモリエリアの未使用エリアの容量が少ないほど、前記画像記憶手段のメモリエリア内における受信用メモリエリアの未使用エリアの容量に応じて、メモリ受信される符号化データの解像度を低下させる設定を行う解像度設定手段と、該解像度設定手段により設定された前記メモリ受信される符号化データの解像度の設定を、該符号化データの受信に先立って相手方に送信する解像度送信手段とを備え、前記解像度設定手段が、受信されて画像記憶手段のメモリエリア内における送信用メモリエリアへ記憶されるメモリ送信用符号化データについては、記録状態判定手段による判定内容にかかわらず、解像度を、最高解像度とさせる設定を行うこととよりなる
【0008】
また、請求項記載の発明のファクシミリ装置は、前記記録手段が記録不能か否かを判定する記録状態判定手段とを更に備え、前記解像度設定手段が、受信されて前記画像記憶手段のメモリエリア内における受信用メモリエリアへ記憶される符号化データについては、前記記録状態判定手段により前記記録手段が記録不能であると判定されている場合に、解像度を、前記記録状態判定手段により記録手段が記録不能でないと判定されている場合よりも低下させる設定を行い、受信されて画像記憶手段のメモリエリア内における送信用メモリエリアへ記憶されるメモリ送信用符号化データについては、記録状態判定手段による判定内容にかかわらず、解像度を、最高解像度とさせる設定を行うものである。
【0009】
【作用】
上記構成を有する請求項1記載のファクシミリ装置は、解像度設定手段が、画像記憶手段のメモリエリア内における受信用メモリエリアの未使用エリアの容量が少ないほど、メモリ受信される符号化データの解像度を低下させる設定を行うため、使用可能なメモリの状況に応じて、使用可能なメモリが十分にある場合には、高解像度にて符号化データを受信し、使用可能なメモリが少なくなれば、低解像度で符号化データを受信することが可能になる。
【0010】
また、請求項2記載のファクシミリ装置は、解像度設定手段が、記録状態判定手段により記録手段が記録不能であると判定されている場合に、画像記憶手段のメモリエリア内における受信用メモリエリアへ記憶させる符号化データの解像度を、記録状態判定手段により記録手段が記録不能でないと判定されている場合よりも低下させる、例えば、最低の解像度に設定する。このため、画像記憶手段のメモリエリアの一部あるいは全部を、符号化メモリの蓄積に有効に利用することが可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本実施例に係るファクシミリ装置のブロック構成図である。本ファクシミリ装置は、電話回線1に回線制御を行うネットワーク・コントロール・ユニット(NCU)2を介して接続される。本ファクシミリ装置の中核となるCPU3は、信号バスライン4を介して次のような装置各部と接続され、所定の通信制御手順に従って装置各部を制御してファクシミリ動作、すなわちデータ通信を実行するものである。モデム5は、データ信号を変復調して伝送すると共に伝送制御用の各種手順信号を送受信するものであり、バッファ6は、電話回線1の先に接続された相手側装置との間で送受信される符号化されたデータを含むデータを一時的に格納するものである。
【0012】
ROM7は制御プログラムを格納したメモリであり、EEPROM8は各種設定情報等を記憶させるメモリであり、RAM9は動作実行時の各種データを一時格納するためのメモリであり、画像メモリ10は画像データを記憶するメモリで、ダイナミックRAM(以下、DRAMという)等を用いている。本実施例では、画像メモリ10は1ページ分の画像を最高解像度で記録するに必要なだけの容量を持たせており、その記録用メモリとして使用する他に、後述するごとくメモリ受信やメモリ送信等を行うために符号化データを蓄積する通信用メモリとしても使用可能としている。また、RAM9の特定エリアに受信画像のページ数を示す受信ページカウンタや画像メモリ10内の画像データの蓄積量を示す画像蓄積量カウンタが配置されている。これらカウンタ値は、画像メモリ10の記録可能なエリアサイズに対する記録可能な解像度を設定するために使用される。
【0013】
操作部11は装置の動作状態を表示すると共にオペレータが各種操作を行うためのものであり、メモリエリア設定時や送受信機能設定時に使用するモード変更キー、次候補キー、確定キー(いずれも図示せず)などを有している。符号化部12は送信する画像データの符号化を行うものであり、スキャナ13は送信原稿の画像を読み取るものである。復号化部14は受信した符号化データを記録のために復号化するものであり、ページプリンタ15は受信画像データを用紙に記録するものであり、例えば、レーザ光により感光体に潜像を形成し、それをトナーを用いて現像し、用紙に転写する静電電子写真記録方式を用いている。なお、画像データは、例えば、MH法で圧縮符号化されて送受信される。
【0014】
本ファクシミリ装置での通常の受信動作(受信時にリアルタイムに記録を行う)を概略説明すると、本装置は、送信側のファクシミリ装置と電話回線1、NCU2を介して接続された後、CPU3の制御のもとに同装置間で所定の通信制御手順による信号の授受を行ってから、送信画像データを受信する。受信した画像データは上記通信制御手順により決定された方式で符号化(圧縮)されており、復号化部14にて復号化(伸長)し、それを画像メモリ10に1ページ単位での記録のためにビットイメージに展開して書き込む。この際に、本実施例では、詳細を後述するように、画像メモリ10を記録用メモリとしてだけでなく、通信用のメモリとしても使用可能としていることから、メモリの空き容量に応じて、1ページ分の画像を欠けたりすることなく記録できるように解像度を選んでビット展開し、これをページプリンタ15に送り、1ページ単位で印刷する。
【0015】
また、メモリ受信時には、画像メモリ10の一部に受信した符号化データを蓄積しておき、記録時に、同メモリ10の残り領域に上記と同様に解像度を選んでビット展開する。
【0016】
通常の送信時には、スキャナ13で送信原稿を読み取り、符号化部12で符号化してから送信する。また、メモリ送信時には、受信した符号化データ、またはスキャナ13にて読み取り符号化した画像データを、画像メモリ10に蓄積し、指定の時刻あるいは通信相手からの要求により送信動作を行う。
【0017】
次に、本実施例における画像メモリ10の用い方について説明する。この画像メモリ10は、通信用エリアと記録専用エリアとにユーザの設定により任意に分割可能としている。図2は画像メモリ10の分割設定1〜4を示す図である。記録専用エリアは、記録のためにビットイメージデータ展開用に使用されるエリアであり、通信用エリアは、メモリ送信やメモリ受信等の通信用データの蓄積に使用されるエリアである。設定1では全てが記録専用エリア21とされ、設定2,3では通信用エリア22,24と記録専用エリア23,25とに分割され、設定4では全てが通信用エリア26とされている。
【0018】
これらの設定はユーザの用途に応じて設定されればよく、例えば、専ら通信用に多用される場合、特にメモリ送信用には記録の必要がないため設定4とすればよい。また、本ファクシミリ装置をコピー装置として使用する頻度が高いユーザにとっては、設定1のようにメモリ全てを記録専用エリア21とすることは高解像度のコピー記録が得られるので好適である。なお、これらの設定情報はEEPROM8に記憶される。
【0019】
また、その記録専用エリアのサイズに応じて、記録可能な解像度を自動的に設定するようにしている。全エリアが記録専用エリアの場合の設定1では、記録可能解像度は、スタンダード、ファイン(繊細)、スーパーファイン(超繊細)のいずれでも可能である。設定2は、記録専用エリアが50%の場合であり、記録可能解像度は、スタンダードとファインのいずれかで可能となる。設定3は、記録専用エリアは25%であり、記録可能解像度は、スタンダードのみが可能となる。設定4は、記録専用エリアサイズは0%で、いかなる解像度でも記録は不可能となる。
【0020】
次に、このように構成されたファクシミリ装置におけるメモリエリアの設定処理を図3のフローチャートにより説明する。メモリエリア設定は、まず、ユーザが操作部11に設けられたモード変更キーにて、メニューのメモリエリア設定を選択することにより、メモリエリア設定モードに入り、図示していない液晶ディスプレイに現在設定されている設定内容(例えば「設定1」)が表示される。そして、操作部11に設けられた次候補キーにより、設定したい設定内容を液晶ディスプレイに表示し、確定キーを押下することにより、所望のメモリエリアが設定される。即ち、「設定1」が液晶ディスプレイに表示されている状態で確定キーが押下されると(S1でYES)、記録専用エリアを100%とし、通信用エリアを0%とし、記録解像度能力にスタンダード、ファイン、スーパーファインを設定する(S2)。
【0021】
また、同様にして 「設定2」が選択されると(S3でYES)、記録専用エリアを50%とし、通信用エリアを50%とし、記録解像度能力にスタンダード、ファインを設定する(S4)。更に、「設定3」が選択されると(S5でYES)、記録専用エリアを25%とし、通信用エリアを75%とし、記録解像度能力にスタンダードを設定する(S6)。設定1〜設定3のいずれでもない時、即ち「設定4」が液晶ディスプレイに表示されている状態で確定キーが押下された時は記録専用エリアを0%とし、通信用エリアを100%とし、記録解像度能力はなしとされる(S7)。これらの設定内容は、EEPROM8に記憶され、通常の受信による記録時には、通信相手方に、ステップS2,S4,S6のいずれかにて設定された記録解像度能力のコマンドが送信される。この結果、通信相手からは、記録解像度能力のコマンド内容に対応する解像度の画像データを符号化したデータが送信されて来る。
【0022】
次に、メモリ受信・メモリ送信の場合の解像度能力設定処理について図4のフローチャートに基づいて説明する。本処理は、通信相手と電話回線1にて接続された際に相手方にコマンドを送信する前に実行される。本処理により設定された解像度能力は、通信相手に対して、画像データの通信に先立って、コマンドとして送られることにより、相手方からはその設定にかかわらず、コマンドの解像度能力に対応した解像度の符号化データが送信されて来る。
【0023】
まず、設定が、相手方から送信された画像データを一旦メモリに記憶した後、予め設定された指定のファクシミリ装置へその画像データを転送したり、任意のファクシミリ装置からの指示により前記メモリに記憶された画像データを送信するリトリーバル等のメモリ送信であるか否かが判定される(S100)。これは、ユーザが操作部11にて設定した送受信モードの内容をEEPROM8の記憶内容から判定したり、あるいは、ページプリンタ15が記録不能となってメモリ受信となっていることをページプリンタ15の信号から記録不能状態を直接読み取ることにより判定される。メモリ送信の設定がしてあれば、解像度能力として最高解像度が設定される(S110)。すなわち、解像度能力として、スタンダード、ファイン、スーパーファインが設定される。このことにより、以後のメモリ送信の相手側のファクシミリ装置にスーパーファインで送信する能力があれば、その設定に応じてスーパーファインの画像を符号化したデータを送信して来る。したがって、メモリ送信のために通信用エリアには、最高解像度での符号化データにて蓄積されることになる。
【0024】
メモリ送信でない場合、即ちメモリ受信の場合は、そのメモリ受信が記録が不可能となったことにより自動的に設定されたものか否かが判定される(S120)。不可能である場合は、解像度能力は最低解像度が設定される(S130)。すなわち、スタンダードが設定される。このことにより通信相手側のファクシミリ装置はスタンダードでのみ送信して来ることになり、通信用エリアに最低解像度で符号化データが蓄積されることになる。
【0025】
メモリ受信の場合で、それが記録不可能によらない場合には、通信用エリアの空きエリアの容量がチェックされる(S140,S150)。図2に示す通信用エリア22,24,26の空きエリアが100%であれば、解像度能力として最高解像度が設定される(S110)。すなわち、スタンダード、ファイン、スーパーファインが設定される。通信用エリア22,24,26の空きエリアが100%未満50%以上であれば、解像度能力として中解像度が設定される(S160)。すなわち、スタンダード・ファインが設定される。通信用エリア22,24,26の空きエリアが50%未満であれば、解像度能力として低解像度が設定される(S130)。すなわち、スタンダードが設定される。このようにして設定された解像度能力に応じた解像度にて、相手方から符号化データが得られ、通信用エリア22,24,26に蓄積される。したがって、蓄積量が多くなると、解像度が段階的に低下してゆくことになる。
【0026】
本実施例においては、このように設定がなされることにより、メモリ送信時には最高解像度の符号化データを通信相手から受け取ることが可能となる。メモリ送信用符号化データについては、時間的なタイミングや通信相手側の要求により転送・送信されて、順次不要となり、消去や上書きされてメモリの消費が、メモリ受信ほどではないので、最高解像度で受信して一時的に格納しても問題ないからである。これにより転送・送信される相手側も最高の解像度のデータを受けることが可能となる。
【0027】
また、記録不可能時のメモリ受信では最低解像度にしているので、情報量あたりのデータ量が少なくて済み、最初から大量の情報を蓄積することができ、受信漏れを極力なくすことができる。
【0028】
また、記録可能な場合のメモリ受信においては、通信用エリアの使用状況に応じて、空き容量が大きければ高解像度で符号化データを受信し、空き容量が小さければ低解像度で符号化データを受信している。このため、頻繁な記録等により通信用エリアへ書き込んだ符号化データが比較的短い間隔で消去されていて、空き容量が十分に存在する場合は、高解像度で符号化データを受信して、画質の維持に努め、記録等の出力が何等かの理由により遅れて、通信用エリアへ書き込んだ符号化データがなかなか消去されないで、空き容量が次第に少なくなってきた場合には、より低解像度で符号化データを受信することで、受信漏れを防止している。
【0029】
上記実施例において、NCU2が通信制御手段に該当し、画像メモリ10が画像記憶手段に該当し、ページプリンタ15が記録手段に該当し、ステップS120が記録状態判定手段としての処理に該当し、また、ステップS130が記録不能時解像度低下設定手段としての処理に該当し、図3の処理が分配設定手段としての処理に該当し、図4の処理が記録不能時解像度設定手段としての処理に該当する。
【0030】
[その他]
上記実施例においては、ユーザの設定によるメモリ受信の場合は、通信用エリア22,24,26の空きエリアの割合の減少に応じて、最初は、高解像度、次に中解像度、最後に低解像度へと順次、解像度を低下していたが、最初は中解像度、最後は低解像度へと低下してもよい。また、ユーザの設定によるメモリ受信の場合は、空きエリアの割合に無関係に、高解像度または中解像度に固定してもよい。
【0031】
また、上記実施例においては、ユーザが操作部11を操作してメモリエリアの設定をしていたが、送信元のファクシミリ装置からメモリエリア設定データを送り、それに基づいて設定するようにしてもよいし、過去のメモリエリアの使用状況に基づいて、自動的にメモリエリアを変更するようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載のファクシミリ装置によれば、画像記憶手段のメモリエリア内における受信用メモリエリアの未使用エリアの容量に応じて、メモリ受信される符号化データの解像度を低下させる設定を行い、そのメモリ受信される符号化データの解像度の設定を、解像度送信手段により該符号化データの受信に先立って相手方に送信されるため、使用可能なメモリの状況に応じて、使用可能なメモリが十分にある場合には、高解像度にて符号化データを受信し、使用可能なメモリが少なくなれば、低解像度で符号化データを受信することができる。これにより、書き込み可能なメモリが十分な場合には通常通り画像を高画質に維持できるとともに、書き込み可能な残りのメモリが少なくなっても、受信する情報量の維持を図ることができる。また、同じ容量のメモリにも、通常よりも大量に情報を蓄積することができる。この場合にはメモリの増設によらないので、コストアップとはならない。勿論、メモリを増設した場合にはそのメモリをより有効に利用できるので、コストパフォーマンスが向上する。また、前記解像度設定手段が、受信されて画像記憶手段のメモリエリア内における送信用メモリエリアへ記憶されるメモリ送信用符号化データについては、最高解像度とさせる設定を行うものであるので、メモリエリアの未使用エリアの容量にかかわらず最高の解像度で記憶しておくことができる。
【0033】
請求項2記載のファクシミリ装置によれば、解像度設定手段が、記録状態判定手段により記録手段が記録不能であると判定されている場合に、画像記憶手段のメモリエリア内における受信用メモリエリアへ記憶させる符号化データの解像度を、記録状態判定手段により記録手段が記録不能でないと判定されている場合よりも低下させる、例えば、最低の解像度に設定する。このため、画像記憶手段のメモリエリアの一部あるいは全部を、符号化メモリの蓄積に有効に利用できる。更に、その利用効率も、記録が不能である場合には、通常よりも受信する符号化データの解像度を低下させているので、より大量の情報を蓄積することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るファクシミリ装置のブロック構成図である。
【図2】画像メモリの分割設定1〜4を示す説明図である。
【図3】メモリエリアの設定処理のフローチャートである。
【図4】解像度能力設定処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 電話回線
2 NCU
3 CPU
4 信号バスライン
5 モデム
6 バッファ
7 ROM
8 EEPROM
9 RAM
10 画像メモリ
11 操作部
12 符号化部
13 スキャナ
14 復号化部
15 ページプリンタ
21,23,25 記録専用エリア
22,24,26 通信用エリア

Claims (2)

  1. 所定の通信制御手順に従ってデータ通信を行う通信制御手段と、その通信制御手段により受信した符号化データをビットマップ形式に展開する復号手段と、その復号手段により展開されたビットマップ形式の画像データを所定の大きさのメモリエリアにて記憶する画像記憶手段と、その画像記憶手段から読み出した画像データを記録する記録手段とを備えたファクシミリ装置において、
    前記画像記憶手段のメモリエリア内における受信用メモリエリアの未使用エリアの容量に応じて、メモリ受信される符号化データの解像度を低下させる設定を行う解像度設定手段と、
    該解像度設定手段により設定された前記メモリ受信される符号化データの解像度の設定を、該符号化データの受信に先立って相手方に送信する解像度送信手段とを備え、
    前記解像度設定手段が、受信されて画像記憶手段のメモリエリア内における送信用メモリエリアへ記憶されるメモリ送信用符号化データについては、記録状態判定手段による判定内容にかかわらず、解像度を、最高解像度とさせる設定を行う、
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 前記記録手段が記録不能か否かを判定する記録状態判定手段とを更に備え、前記解像度設定手段が、受信されて前記画像記憶手段のメモリエリア内における受信用メモリエリアへ記憶される符号化データについては、前記記録状態判定手段により前記記録手段が記録不能であると判定されている場合に、解像度を、前記記録状態判定手段により記録手段が記録不能でないと判定されている場合よりも低下させる設定を行い、受信されて画像記憶手段のメモリエリア内における送信用メモリエリアへ記憶されるメモリ送信用符号化データについては、記録状態判定手段による判定内容にかかわらず、解像度を、最高解像度とさせる設定を行うことを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
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