JP3024489B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3024489B2
JP3024489B2 JP6233148A JP23314894A JP3024489B2 JP 3024489 B2 JP3024489 B2 JP 3024489B2 JP 6233148 A JP6233148 A JP 6233148A JP 23314894 A JP23314894 A JP 23314894A JP 3024489 B2 JP3024489 B2 JP 3024489B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ページ毎に画像データ
を受信し記録するファクシミリ装置に関し、特に記録中
に記録が不可能となった場合に、該当ページの再記録を
行うファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置においては、ファクシ
ミリとして通常の送受信である原稿送信機能や記録紙受
信機能以外に、ユーザの設定や記録用紙がなくなった
り、紙詰まりが生じて用紙への記録が不可能となった時
に、受信した符号化データをそのままメモリに一時的に
蓄積するメモリ受信(代行受信)機能を有したものがあ
る。ユーザが紙詰り等を解消することにより、メモリに
蓄積された符号化データをイメージデータに復号化して
記録がなされる。
【0003】しかし、ページ単位で記録動作するファク
シミリ装置においては、1ページ分の符号化データを復
号して記録している間に、通信相手のファクシミリ装置
からは、次のページの符号化データを受信している。こ
のため記録が不可能となったとしても、その時には通信
相手のファクシミリ装置は既に次のページの符号化デー
タの送信に移っているので、記録が不能となったページ
の符号化データを再度送信させることはできない。した
がって、このようなページ単位で記録動作するファクシ
ミリ装置においては、画像メモリの記録用メモリエリア
内に残っているビットイメージに復号化された画像デー
タを、記録再開時に、最初から記録しなおすよう設定さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、記録に異常が
生じる直前に、送信された1ページ分の符号化データを
復号化したビットデータが、ビット展開される画像メモ
リの記録用メモリエリアよりも大きい場合には、残りの
復号化データはそのまま受信メモリに残されることにな
る。このような場合に、その1ページの記録の途中で、
記録が不能となると、ファクシミリ装置は画像メモリの
記録用メモリエリア中に画像データが1ページ分残され
ていないことと、受信メモリ中の該当する符号化データ
にも次のページの符号化データが上書きされはじめてい
ることから通信エラーとしていた。
【0005】本発明は、上述のように、従来は通信エラ
ーとしていた場合にも、通信エラーとせずに記録可能と
なった後に、その1ページ分の記録を可能とするファク
シミリ装置の提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
所定の通信制御手順にしたがってページ単位の符号化デ
ータにてデータ通信を行う通信制御手段と、受信した符
号化データを格納する受信メモリと、該受信メモリ内の
符号化データをビットマップ形式の画像データに展開し
て所定の大きさのメモリエリアに記憶する画像記憶手段
と、該画像記憶手段に展開された記録1ページ分の画像
データを読み出して記録する記録手段と、該記録手段に
よる記録が不可能な場合に受信されるデータを符号化デ
ータのままで蓄積するメモリ受信手段とを備えたファク
シミリ装置において、上記画像記憶手段のメモリエリア
に展開されている画像データと同一ページの符号化デー
タの未展開部分が上記受信メモリ内に存在するか否かを
判定する判定手段と、上記記録手段による1ページ分の
記録動作中に記録が不可能となった際に、上記判定手段
にて同一ページの符号化データの未展開部分が上記受信
メモリ内に存在すると判定された場合には、上記受信メ
モリ内の未展開部分の符号化データと上記画像記憶手段
のメモリエリア内の画像データとを上記メモリ受信手段
による蓄積データに含ませることにより、上記記録手段
が記録可能となった場合に上記記録動作中の1ページ分
のデータを再度記録の対象とする保存手段と、を備えた
ことを特徴とするファクシミリ装置である。
【0007】請求項2記載の発明は、上記保存手段が、
上記記録手段による1ページ分の記録動作中に記録が不
可能となった際に、上記判定手段にて同一ページの符号
化データの未展開部分が上記受信メモリ内に存在すると
判定された場合には、上記受信メモリ内の未展開部分の
符号化データと上記画像記憶手段のメモリエリア内の画
像データとを上記メモリ受信手段による蓄積データに含
ませ、上記判定手段にて同一ページの符号化データの未
展開部分が上記受信メモリ内に存在しないと判定された
場合には、上記画像記憶手段のメモリエリア内の画像デ
ータを上記メモリ受信手段による蓄積データに含ませる
ことにより、上記記録手段が記録可能となった場合に上
記記録動作中の1ページ分のデータを再度記録の対象と
する請求項1記載のファクシミリ装置である。
【0008】請求項3記載の発明は、所定の通信制御手
順にしたがってページ単位の符号化データにてデータ通
信を行う通信制御手段と、受信した符号化データを格納
する受信メモリと、該受信メモリ内の符号化データをビ
ットマップ形式の画像データに展開して所定の大きさの
メモリエリアに記憶する画像記憶手段と、該画像記憶手
段に展開された記録1ページ分の画像データを読み出し
て記録する記録手段と、該記録手段による記録が不可能
な場合に受信されるデータを符号化データのま まで蓄積
するメモリ受信手段とを備えたファクシミリ装置におい
て、上記画像記憶手段のメモリエリアに展開されている
画像データに対応する上記受信メモリ内に存在する符号
化データが破壊されているか否かを判定する破壊状態判
定手段と、上記記録手段による1ページ分の記録動作中
に記録が不可能となった際に、上記破壊状態判定手段に
て上記符号化データが破壊されていると判定された場合
には、上記画像記憶手段のメモリエリア内の画像データ
を上記メモリ受信手段による蓄積データに含ませ、上記
破壊状態判定手段にて上記符号化データが破壊されてい
ないと判定された場合には、上記受信メモリ内の該当す
る符号化データを上記メモリ受信手段による蓄積データ
に含ませることにより、上記記録手段が記録可能となっ
た場合に上記記録動作中の1ページ分のデータを再度記
録の対象とする保存手段とを備えたことを特徴とする
ァクシミリ装置である。
【0009】請求項4記載の発明は、更に、上記画像記
憶手段のメモリエリアに展開されている画像データに対
応する上記受信メモリ内に存在する符号化データが破壊
されているか否かを判定する破壊状態判定手段が備えら
れるとともに、上記保存手段が、上記記録手段による1
ページ分の記録動作中に記録が不可能となった際に、上
記判定手段にて同一ページの符号化データの未展開部分
が上記受信メモリ内に存在すると判定された場合には、
上記受信メモリ内の未展開部分の符号化データと上記画
像記憶手段のメモリエリア内の画像データとを上記メモ
リ受信手段による蓄積データに含ませ、上記判定手段に
て同一ページの符号化データの未展開部分が上記受信メ
モリ内に存在しないと判定され、かつ上記破壊状態判定
手段にて上記符号化データが破壊されていると判定され
た場合には、上記画像記憶手段のメモリエリア内の画像
データを上記メモリ受信手段による蓄積データに含ま
せ、上記判定手段にて同一ページの符号化データの未展
開部分が上記受信メモリ内に存在しないと判定され、か
つ上記破壊状態判定手段にて上記符号化データが破壊さ
れていないと判定された場合には、上記受信メモリ内の
該当する符号化データを上記メモリ受信手段による蓄積
データに含ませることにより、上記記録手段が記録可能
となった場合に上記記録動作中の1ページ分のデータを
再度記録の対象とする請求項1記載のファクシミリ装置
である。
【0010】
【作用及び発明の効果】符号化データの全てをビット展
開すると、画像記憶手段のメモリエリア内に入りきらな
い場合には、残りの未展開の画像データは受信メモリ中
で符号化データのままで破壊されないように保護され、
画像記憶手段のメモリエリア内に入っている画像が記録
された後に、残りの部分が画像記憶手段のメモリエリア
内にビット展開されて記録される。このような符号化デ
ータの記録をしている際に記録不能となった場合、受信
メモリ中には、上述のごとく残りの画像データを記録す
るための、未展開の符号化データが破壊されずに残って
いる。したがって、請求項1記載のファクシミリ装置
は、保存手段が、記録手段による1ページ分の記録動作
中に記録が不可能となった際に、判定手段にて同一ペー
ジの符号化データの未展開部分が上記受信メモリ内に存
在すると判定された場合には、受信メモリ内の未展開部
分の符号化データと画像記憶手段のメモリエリア内の画
像データとをメモリ受信手段による蓄積データに含ませ
ることにより、記録手段が記録可能となった場合に上記
記録動作中の1ページ分のデータを再度記録の対象とす
る。
【0011】このことにより、1回(受信側の記録1ペ
ージ)では記録できない符号化データを記録している途
中で、記録が不能となっても、ファクシミリ装置は画像
メモリの記録用メモリエリア内の画像データと未展開部
分の符号化データとを、メモリ受信手段による蓄積デー
タに含ませることにより保存することが可能となる。こ
のため、記録手段が記録可能となった場合に上記記録動
作中の1ページ分のデータから再度記録することが可能
となる。したがって、通信エラーとすることがなく、効
率的なファクシミリ通信が可能となる。
【0012】更に、1ページ分の符号化データをビット
展開したデータが、画像記憶手段のメモリエリア内に全
て入る場合には、受信メモリ中の該当する符号化データ
には、次のページの受信により上書きされて破壊されて
いる可能性がある。したがって、請求項2記載のファク
シミリ装置は、上記保存手段が、上記記録手段による1
ページ分の記録動作中に記録が不可能となった際に、上
記判定手段にて同一ページの符号化データの未展開部分
が上記受信メモリ内に存在すると判定された場合には、
上記受信メモリ内の未展開部分の符号化データと上記画
像記憶手段のメモリエリア内の画像データとを上記メモ
リ受信手段による蓄積データに含ませ、上記判定手段に
て同一ページの符号化データの未展開部分が上記受信メ
モリ内に存在しないと判定された場合には、上記画像記
憶手段のメモリエリア内の画像データを上記メモリ受信
手段による蓄積データに含ませることにより、上記記録
手段が記録可能となった場合に上記記録動作中の1ペー
ジ分のデータを再度記録の対象とする。
【0013】このことにより、1回では記録できない符
号化データでも、1回で記録できる符号化データでも、
それを記録している途中で、記録が不能となっても、フ
ァクシミリ装置は、1回では記録できない符号化データ
の場合は、画像メモリの記録用メモリエリア内の画像デ
ータと未展開部分の符号化データとを、1回で記録でき
る符号化データの場合は、画像メモリの記録用メモリエ
リア内の画像データを、メモリ受信手段による蓄積デー
タに含ませることにより保存することが可能となる。こ
のため、どのような符号化データでも、記録手段が記録
可能となった場合に上記記録動作中の1ページ分のデー
タから再度記録することが可能となる。したがって、通
信エラーとすることがなく、効率的なファクシミリ通信
が可能となる。
【0014】また、受信メモリ内の該当する符号化デー
タが破壊されていなければ、ビット展開された画像デー
タを蓄積するよりも、符号化データを蓄積する方がデー
タサイズも小さくなり好ましい。更にビットイメージデ
ータを保存しないならば、その分、画像記憶手段のメモ
リエリアに空きエリアが発生し、後述するごとく受信メ
モリ用に転用する場合には、転用するメモリエリアが増
加するので、より好ましい。したがって、請求項3記載
のファクシミリ装置は、上記判定手段の代わりに、上記
画像記憶手段のメモリエリアに展開されている画像デー
タに対応する上記受信メモリ内に存在する符号化データ
が破壊されているか否かを判定する破壊状態判定手段が
備えられるとともに、保存手段が、上記記録手段による
1ページ分の記録動作中に記録が不可能となった際に、
上記破壊状態判定手段にて上記符号化データが破壊され
ていると判定された場合には、上記画像記憶手段のメモ
リエリア内の画像データを上記メモリ受信手段による蓄
積データに含ませ、上記破壊状態判定手段にて上記符号
化データが破壊されていないと判定された場合には、上
記受信メモリ内の該当する符号化データを上記メモリ受
信手段による蓄積データに含ませることにより、上記記
録手段が記録可能となった場合に上記記録動作中の1ペ
ージ分のデータを再度記録の対象とする。
【0015】こうして、メモリを効率的に使用すること
が可能となる。上述した構成を総合して、請求項4記載
のファクシミリ装置のごとく、更に、上記画像記憶手段
のメモリエリアに展開されている画像データに対応する
上記受信メモリ内に存在する符号化データが破壊されて
いるか否かを判定する破壊状態判定手段が備えられると
ともに、上記保存手段が、上記記録手段による1ページ
分の記録動作中に記録が不可能となった際に、上記判定
手段にて同一ページの符号化データの未展開部分が上記
受信メモリ内に存在すると判定された場合には、上記受
信メモリ内の未展開部分の符号化データと上記画像記憶
手段のメモリエリア内の画像データとを上記メモリ受信
手段による蓄積データに含ませ、上記判定手段にて同一
ページの符号化データの未展開部分が上記受信メモリ内
に存在しないと判定され、かつ上記破壊状態判定手段に
て上記符号化データが破壊されていると判定された場合
には、上記画像記憶手段のメモリエリア内の画像データ
を上記メモリ受信手段による蓄積データに含ませ、上記
判定手段にて同一ページの符号化データの未展開部分が
上記受信メモリ内に存在しないと判定され、かつ上記破
壊状態判定手段にて上記符号化データが破壊されていな
いと判定された場合には、上記受信メモリ内の該当する
符号化データを上記メモリ受信手段による蓄積データに
含ませることにより、上記記録手段が記録可能となった
場合に上記記録動作中の1ページ分のデータを再度記録
の対象とするファクシミリ装置としてもよく、上述した
全ての効果を生じることができる。
【0016】
【実施例】図1は本実施例に係るファクシミリ装置のブ
ロック構成図である。本ファクシミリ装置は、電話回線
1に回線制御を行うネットワーク・コントロール・ユニ
ット(NCU)2を介して接続される。本ファクシミリ
装置の中核となるCPU3は、信号バスライン4を介し
て次のような装置各部と接続され、所定の通信制御手順
に従って装置各部を制御してファクシミリ動作、すなわ
ちデータ通信を実行するものである。モデム5は、デー
タ信号を変復調して伝送すると共に伝送制御用の各種手
順信号を送受信するものであり、バッファ(受信メモ
リ)6は、電話回線1の先に接続された相手側装置との
間で送受信される符号化されたデータを含むデータを一
時的に格納するものである。
【0017】ROM7は制御プログラムを格納したメモ
リであり、EEPROM8は各種設定情報等を記憶させ
るメモリであり、RAM9は動作実行時の各種データを
一時格納するためのメモリであり、画像メモリ10は画
像データを記憶するメモリで、ダイナミックRAM(以
下、DRAMという)等を用いている。本実施例では、
画像メモリ10には、受信した符号化データを記憶する
ための符号化データ記憶エリアの他に、通常、ビットマ
ップ形式で1ページ分の画像をスーパーファインで記録
するに必要なだけの記録エリア10aが確保されてお
り、その記録用メモリとして使用する他に、後述するご
とくメモリ受信等を行うために符号化データを蓄積する
通信用メモリとしても使用可能としている。また、RA
M9の特定エリアに受信画像のページ数を示す受信ペー
ジカウンタや画像メモリ10内の画像データの蓄積量を
示す画像蓄積量カウンタが配置されている。これらカウ
ンタ値は、画像メモリ10の記録可能なエリアサイズに
対する記録可能な解像度を設定するために使用される。
【0018】操作部11は装置の動作状態を表示すると
ともに、オペレータが各種操作を行うためのものであ
る。符号化部12は送信する画像データの符号化を行う
ものであり、スキャナ13は送信原稿の画像を読み取る
ものである。復号化部14は受信した符号化データを記
録のために復号化するものであり、ページプリンタ15
は受信画像データを用紙に記録するものであり、例え
ば、レーザ光により感光体に潜像を形成し、それをトナ
ーを用いて現像し、用紙に転写する静電電子写真記録方
式を用いている。なお、画像データは、例えば、MH法
で圧縮符号化されて送受信される。
【0019】本ファクシミリ装置での通常の受信動作
(受信時にリアルタイムに記録を行う)を概略説明する
と、本装置は、送信側のファクシミリ装置と電話回線
1、NCU2を介して接続された後、図6に示すように
CPU3の制御のもとに同装置間で所定の通信制御手順
による信号(NSF,DIS,DCS,TCF,CF
R)の授受を行ってから、送信されてくる符号化データ
PIX(P.1)を1ページ分受信する。受信した画像
データは上記通信制御手順により決定された方式で符号
化(圧縮)されており、復号化部14にて復号化(伸
長)し、それを画像メモリ10の記録エリア10aに1
ページ単位の記録のためにビットイメージに展開して書
き込む。この際に、本実施例では、詳細を後述するよう
に、画像メモリ10の記録エリア10aを記録用メモリ
としてだけでなく、通信用のメモリとしても使用可能と
していることから、メモリの空き容量に応じて、1ペー
ジ分の画像を欠けたりすることなく記録できるように、
受信開始時に受信可能な解像度をコマンドとして通信相
手に送信することにより、該当する解像度以下の符号化
データを受信して、これをビット展開してページプリン
タ15に送り、1ページ単位で記録する。この1ページ
の記録の間には、次のページの符号化データPIX
(P.2)の受信が開始される。
【0020】また、メモリ受信時には、画像メモリ10
の符号化データ記憶エリア10bおよび必要に応じて後
述のごとく設定された画像メモリ10の記録エリア10
aの一部に、受信した符号化データを蓄積しておき、記
録時に、画像メモリ10の記録エリア10aの残り領域
にビット展開して記録する。
【0021】通常の送信時には、スキャナ13で送信原
稿を読み取り、符号化部12で符号化してから送信す
る。また、メモリ送信時には、受信した符号化データ、
またはスキャナ13にて読み取り符号化した画像データ
を、画像メモリ10の符号化データ記憶エリア10bお
よび必要に応じて後述のごとく設定された画像メモリ1
0の記録エリア10aの一部または全部に蓄積し、指定
の時刻あるいは通信相手からの要求により送信動作を行
う。
【0022】次に、本実施例における画像メモリ10の
記録エリア10aの用い方について説明する。この画像
メモリ10の記録エリア10aは、記録・通信共用エリ
アと記録専用エリアとにユーザの設定により任意に分割
可能とされている。図2は画像メモリ10の記録エリア
10aの分割設定1〜4を示す図である。記録専用エリ
アは、記録のためのみにビットイメージデータ展開用に
使用されるエリアであり、記録・通信共用エリアは、メ
モリ送信やメモリ受信等の通信用データの蓄積に使用さ
れるとともに、蓄積されていない部分については記録用
にも使用されるエリアである。設定1では全てが記録専
用エリア21とされ、設定2,3では記録・通信共用エ
リア22,24と記録専用エリア23,25とに分割さ
れ、設定4では全てが記録・通信共用エリア26とされ
ている。
【0023】これらの設定はユーザの用途に応じて設定
されればよく、例えば、専ら通信用に多用される場合、
特にメモリ送信用には設定4とすればよい。また、本フ
ァクシミリ装置をコピー装置として使用する頻度が高い
ユーザにとっては、設定1のようにメモリ全てを記録専
用エリア21とすることは高解像度のコピー記録が得ら
れるので好適である。また、メモリ受信用としては記録
専用エリアを最低解像度以上を確保した設定2,3が好
適である。なお、これらの設定情報はEEPROM8に
記憶される。
【0024】また、その記録専用エリアのサイズと記録
・通信共用エリアの空きエリアのサイズとの合計のメモ
リサイズに応じて、記録可能な解像度を自動的に設定す
るようにしている。全エリアが記録専用エリアの場合の
設定1では、記録可能解像度は、最低解像度のスタンダ
ード、中解像度のファイン(繊細)、最高解像度のスー
パーファイン(超繊細)のいずれでも可能である。設定
2は、記録専用エリアが50%の場合であり、記録可能
解像度は、スタンダードとファインのいずれかは少なく
とも可能となる。設定3は、記録専用エリアは25%で
あり、記録可能解像度は、スタンダードが少なくとも可
能となる。設定4は、記録専用エリアサイズは0%で、
記録・通信共用エリア26の空き容量が25%未満であ
れば、いかなる解像度でも記録が不可能となる。
【0025】次に、このように構成されたファクシミリ
装置におけるメモリエリアの設定処理を図3のフローチ
ャートにより説明する。メモリエリア設定は、まず、ユ
ーザが操作部11に設けられたモード変更キーにて、メ
ニュー内のメモリエリア設定を選択することにより、メ
モリエリア設定モードに入り、図示していない液晶ディ
スプレイに現在設定されている設定内容(例えば「設定
1」)が表示される。そして、操作部11に設けられた
次候補キーにより、設定したい設定内容を液晶ディスプ
レイに表示し、確定キーを押下することにより、所望の
メモリエリアが設定される。即ち、「設定1」が液晶デ
ィスプレイに表示されている状態で確定キーが押下され
ると(S1でYES)、画像メモリ10の記録エリア1
0aにおける記録専用エリアを全記録エリア10aの1
00%とし、記録・通信共用エリアを0%として設定す
る(S2)。また、同様にして 「設定2」が選択され
ると(S3でYES)、記録専用エリアを50%とし、
記録・通信共用エリアを50%として設定する(S
4)。更に、「設定3」が選択されると(S5でYE
S)、記録専用エリアを25%とし、記録・通信共用エ
リアを75%として設定する(S6)。設定1〜設定3
のいずれでもない時、即ち「設定4」が液晶ディスプレ
イに表示されている状態で確定キーが押下された時は記
録専用エリアを0%とし、記録・通信共用エリアを10
0%として設定される(S7)。
【0026】次に上述した構成の基で実施されるメモリ
受信処理(代行受信処理)を図4のフローチャートに示
す。本処理は、記録が不能となったことがページプリン
タ15の信号にて判明して、メモリ受信モードが自動的
にセットされることにより開始され、以後、ユーザが記
録障害を解消しない限り、受信時に実行される。尚、こ
こでは上記設定1が設定されているとして説明している
が、他の設定の場合は、記録・通信共用エリアが使用状
況に応じて、その記録・通信共用エリアの一部または全
部が記録エリア10a側から符号化データ記憶エリア1
0bに転用されている。
【0027】処理が開始されると、まず、記録中か否か
が判定される(S10)。記録中であれば、記録の不能
に伴うメモリ受信処理の開始であると判定されて、次に
記録中のページに対応する符号化データは破壊されてい
ないか否かが判定される(S15)。例えば、符号化デ
ータが書き込まれる画像メモリ10の符号化データ記憶
エリアまたは記録・通信共用エリアにて、次の書き込み
開始位置を示すポインタが、記録中であったページに対
応する符号化データ内を示していれば、符号化データに
は次ページの符号化データが上書きされていることにな
り、破壊されていることが判明する。
【0028】破壊されていない場合は、肯定判定され
て、その符号化データが保存される(S20)。即ち、
図5(a)の左側に示すごとく、受信メモリとしての画
像メモリ10の符号化データ記憶エリア10b上に、次
の2ページ目の符号化データPIX(P.2)が書き込
まれても、1ページ目の符号化データPIX(P.1)
に上書きされなければ、画像メモリ10の符号化データ
記憶エリア10bに1ページ目の符号化データPIX
(P.1)は破壊されずにそのまま存在していることに
なる。したがって図5(a)の右側に示すごとく、画像
メモリ10の記録エリア10a側のビットイメージデー
タは保存の対象とせず、画像メモリ10の符号化データ
記憶エリア10b上の符号化データPIX(P.1)を
保存の対象とする。
【0029】この保存とは、メモリ受信として蓄積する
符号化データに、該当符号化データを含ませることによ
り保存することを意味する。このことにより、ページプ
リンタ15が記録可能となった場合に、記録が不能とな
った際の1ページ分のデータを再度記録の対象とできる
からである。次に同じ一連の通信にて連続する受信1ペ
ージ毎に符号化データをメモリに蓄積する処理(S6
0)がなされる。こうして一連のメモリ受信が終了すれ
ば、処理を終了する。
【0030】ステップS15にて符号化データが破壊さ
れていると判定されると、次に現在記録中のページは全
てビットイメージとして画像メモリ10の記録エリア1
0aに展開されているか否かが判定される(S30)。
展開されている場合は、画像メモリ10の記録エリア1
0a内のビットイメージデータそのものを保存する(S
40)。即ち、図5(b)の左側に示すごとく、画像メ
モリ10の符号化データ記憶エリア10b上にて、次の
2ページ目の符号化データPIX(P.2)が、1ペー
ジ目の符号化データPIX(P.1)に対して上書きさ
れると、画像メモリ10の符号化データ記憶エリア10
b上の1ページ目の符号化データPIX(P.1)は破
壊されることになる。したがって図5(b)の右側に示
すごとく、画像メモリ10の記録エリア10a側のビッ
トイメージデータを保存の対象とし、画像メモリ10の
符号化データ記憶エリア10b上の符号化データPIX
(P.1)は保存の対象としない。保存とはステップS
20と同じ意味である。次にステップS60を処理して
一連のメモリ受信が終了すれば処理を終了する。
【0031】ステップS30にて、現在記録中のページ
が全てビットイメージとして画像メモリ10の記録エリ
ア10aに展開されていない場合、即ち、図5(c)の
左側に示すごとく、符号化データが本ファクシミリ装置
における1ページよりも長いデータであって、符号化デ
ータの全てをビット展開すると画像メモリ10の記録エ
リア10aの記録用のエリアに入りきらない場合には、
残りの未展開のデータは画像メモリ10の符号化データ
記憶エリア10b内に符号化データのままで存在する。
しかもこの未展開の符号化データは、これからビット展
開される符号化データであるので、この上に次のページ
のデータが上書きされることは禁止されている。したが
って、画像メモリ10の記録エリア10a内に存在する
画像データと、画像メモリ10の符号化データ記憶エリ
ア10b内に存在する未展開部分の符号化データとで相
互補完して、完全な1ページのビットイメージデータと
なる。このため、図5(c)の右側に示すごとく、画像
メモリ10の記録エリア10a内のビットイメージの画
像データと、画像メモリ10の符号化データ記憶エリア
10b内の未展開部分の符号化データとを保存する(S
50)。保存とはステップS20と同じ意味である。次
にステップS60を処理して一連のメモリ受信が終了す
れば処理を終了する。
【0032】また、ステップS10にて、記録中でない
と判定されると、今回のメモリ受信処理は、本メモリ受
信処理が記録不能により一旦開始され上述した処理を終
了した以後に、再開されたメモリ受信であると判断され
るので、記録中に処理が開始されたものではないことか
ら、そのままステップS60の処理に移り、一連のメモ
リ受信が終了すれば処理を終了する。
【0033】本実施例は、上述のごとく構成されている
ので、1回(受信側の記録1ページ)では記録できない
符号化データをビット展開して記録している途中で、記
録が不能となっても、本ファクシミリ装置は画像メモリ
10の記録エリア10a内の画像データと符号化データ
記憶エリア10b内の未展開部分の符号化データとを、
メモリ受信処理による蓄積データに含ませることにより
保存することが可能となる。このため、ページプリンタ
15が記録可能となった場合に上記記録動作中の1ペー
ジ分のデータから再度記録することが可能となる。した
がって、通信エラーとすることがなく、効率的なファク
シミリ通信が可能となる。
【0034】また、1回では記録できない符号化データ
でも、1回で記録できる符号化データでも、それを記録
している途中で記録が不能となった際に、本ファクシミ
リ装置は、1回では記録できない符号化データの場合は
画像メモリ10の記録エリア10a内の画像データと符
号化データ記憶エリア10b内の未展開部分の符号化デ
ータとを、1回で記録できる符号化データの場合は画像
メモリ10の記録エリア10a内の画像データを、メモ
リ受信処理による蓄積データに含ませることにより保存
することを可能としている。このため、どのような符号
化データでも、ページプリンタ15が記録可能となった
場合に上記記録動作中の1ページ分のデータから再度記
録することが可能となる。したがって、通信エラーとす
ることがなく、効率的なファクシミリ通信が可能とな
る。
【0035】更に、記録不能時にメモリ受信処理による
蓄積データに含ませる画像データとして、画像メモリ1
0の符号化データ記憶エリア10b(あるいは記録・通
信共用エリア)内の該当する符号化データが破壊されて
いなければ、ビット展開された画像データでなく、符号
化データを対象としている。このためデータサイズも小
さくなり、更に画像メモリ10の記録エリア10aに記
録・通信共用エリアを設定していた場合に、より多くの
データが蓄積でき、更にビットイメージの画像も蓄積し
なくても済むので、より多くの空きエリアが受信メモリ
用に転用でき、メモリを効率的に使用することが可能と
なる。
【0036】上記実施例において、NCU2が通信制御
手段に該当し、画像メモリ10の符号化データ記憶エリ
ア10bと記録・通信共用エリア22,24,26とが
受信メモリに該当し、画像メモリ10の記録エリア10
aが画像記憶手段のメモリエリアに該当し、ページプリ
ンタ15が記録手段に該当し、ステップS60がメモリ
受信手段としての処理に該当し、ステップS15,S3
0が判定手段としての処理に該当し、ステップS20,
S40,S50が保存手段としての処理に該当し、ステ
ップS15が破壊状態判定手段としての処理に該当す
る。
【0037】[その他] 上記実施例において、ステップS20のようにビットイ
メージデータを保存しない場合には、画像メモリ10の
記録エリア10aの大量のエリアが通信用メモリとして
転用できることになる。したがって、ステップS20の
直後に、ステップS60に至る前に、記録専用エリアを
スタンダード分のみ確保して、残りは全て受信用(実施
例では記録・通信共用エリア)としておけば、ステップ
S60のメモリ受信にて蓄積するための容量が最大限確
保でき、大量のメモリ受信でもメモリが不足することを
極力防止できる。
【0038】上記実施例のメモリ受信処理において、ス
テップS15〜S50の代わりに、画像メモリ10の記
録エリア10aに展開されている画像データと同一ペー
ジの符号化データの未展開部分が画像メモリ10の符号
化データ記憶エリア10bまたは記録・通信共用エリア
内に存在するか否かの判定Aと、画像メモリ10の記録
エリア10aに展開されている画像データに対応する画
像メモリ10の符号化データ記憶エリア10bまたは記
録・通信共用エリア内に存在する符号化データが破壊さ
れているか否かの判定Bとを実施し、判定Aにて未展開
部が存在すると判定されれば、ステップS50を実行し
てステップS60に移り、判定Aにて、未展開部が存在
しないと判定され、更に判定Bにて、符号化データが破
壊されていると判定された場合には、ステップS40を
実行してステップS60に移り、判定Aにて、未展開部
が存在しないと判定され、更に判定Bにて、符号化デー
タが破壊されていないと判定された場合には、ステップ
S20を実行してステップS60に移るように構成して
もよい。
【0039】また、ユーザが操作部11を操作してメモ
リエリアの設定をしていたが、送信元のファクシミリ装
置からメモリエリア設定データを送り、それに基づいて
設定するようにしてもよいし、過去のメモリエリアの使
用状況に基づいて、自動的にメモリエリアを変更するよ
うにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ファクシミリ装置の一実施例のブロック構成
図である。
【図2】 画像メモリの記録用メモリエリアの分割設定
1〜4を示す説明図である。
【図3】 メモリエリアの設定処理のフローチャートで
ある。
【図4】 メモリ受信処理のフローチャートである。
【図5】 符号化データ・画像データの状態と保存状態
との関係を示す説明図である。
【図6】 通信制御手順を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1…電話回線 2…NCU 3…CPU 4
…信号バスライン 5…モデム 6…バッファ 7…ROM 8
…EEPROM 9…RAM 10…画像メモリ 10a…記録用メ
モリエリア 10b…符号化データ記憶エリア 11…操作部
12…符号化部 13…スキャナ 14…復号化部 15…ページプ
リンタ 21,23,25…記録専用エリア 22,24,2
6…通信共用エリア

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の通信制御手順にしたがってページ単
    位の符号化データにてデータ通信を行う通信制御手段
    と、受信した符号化データを格納する受信メモリと、該
    受信メモリ内の符号化データをビットマップ形式の画像
    データに展開して所定の大きさのメモリエリアに記憶す
    る画像記憶手段と、該画像記憶手段に展開された記録1
    ページ分の画像データを読み出して記録する記録手段
    と、該記録手段による記録が不可能な場合に受信される
    データを符号化データのままで蓄積するメモリ受信手段
    とを備えたファクシミリ装置において、 上記画像記憶手段のメモリエリアに展開されている画像
    データと同一ページの符号化データの未展開部分が上記
    受信メモリ内に存在するか否かを判定する判定手段と、 上記記録手段による1ページ分の記録動作中に記録が不
    可能となった際に、上記判定手段にて同一ページの符号
    化データの未展開部分が上記受信メモリ内に存在すると
    判定された場合には、上記受信メモリ内の未展開部分の
    符号化データと上記画像記憶手段のメモリエリア内の画
    像データとを上記メモリ受信手段による蓄積データに含
    ませることにより、上記記録手段が記録可能となった場
    合に上記記録動作中の1ページ分のデータを再度記録の
    対象とする保存手段と、 を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】上記保存手段が、 上記記録手段による1ページ分の記録動作中に記録が不
    可能となった際に、上記判定手段にて同一ページの符号
    化データの未展開部分が上記受信メモリ内に存在すると
    判定された場合には、上記受信メモリ内の未展開部分の
    符号化データと上記画像記憶手段のメモリエリア内の画
    像データとを上記メモリ受信手段による蓄積データに含
    ませ、上記判定手段にて同一ページの符号化データの未
    展開部分が上記受信メモリ内に存在しないと判定された
    場合には、上記画像記憶手段のメモリエリア内の画像デ
    ータを上記メモリ受信手段による蓄積データに含ませる
    ことにより、上記記録手段が記録可能となった場合に上
    記記録動作中の1ページ分のデータを再度記録の対象と
    する請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】所定の通信制御手順にしたがってページ単
    位の符号化データにてデータ通信を行う通信制御手段
    と、受信した符号化データを格納する受信メモリと、該
    受信メモリ内の符号化データをビットマップ形式の画像
    データに展開して所定の大きさのメモリエリアに記憶す
    る画像記憶手段と、該画像記憶手段に展開された記録1
    ページ分の画像データを読み出して記録する記録手段
    と、該記録手段による記録が不可能な場合に受信される
    データを符号化データのままで蓄積するメモリ受信手段
    とを備えたファクシミリ装置において、 上記画像記憶手段のメモリエリアに展開されている画像
    データに対応する上記受信メモリ内に存在する符号化デ
    ータが破壊されているか否かを判定する破壊状態判定手
    と、 上記記録手段による1ページ分の記録動作中に記録が不
    可能となった際に、上記破壊状態判定手段にて上記符号
    化データが破壊されていると判定された場合には、上記
    画像記憶手段のメモリエリア内の画像データを上記メモ
    リ受信手段による蓄積データに含ませ、上記破壊状態判
    定手段にて上記符号化データが破壊されていないと判定
    された場合には、上記受信メモリ内の該当する符号化デ
    ータを上記メモリ受信手段による蓄積データに含ませる
    ことにより、上記記録手段が記録可能となった場合に上
    記記録動作中の1ページ分のデータを再度記録の対象と
    する保存手段と、 を備えたことを特徴とする ファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】更に、 上記画像記憶手段のメモリエリアに展開されている画像
    データに対応する上記受信メモリ内に存在する符号化デ
    ータが破壊されているか否かを判定する破壊状態判定手
    段が備えられるとともに、 上記保存手段が、 上記記録手段による1ページ分の記録動作中に記録が不
    可能となった際に、上記判定手段にて同一ページの符号
    化データの未展開部分が上記受信メモリ内に存在すると
    判定された場合には、上記受信メモリ内の未展開部分の
    符号化データと上記画像記憶手段のメモリエリア内の画
    像データとを上記メモリ受信手段による蓄積データに含
    ませ、上記判定手段にて同一ページの符号化データの未
    展開部分が上記受信メモリ内に存在しないと判定され、
    かつ上記破壊状態判定手段にて上記符号化データが破壊
    されていると判定された場合には、上記画像記憶手段の
    メモリエリア内の画像データを上記メモリ受信手段によ
    る蓄積データに含ませ、上記判定手段にて同一ページの
    符号化データの未展開部分が上記受信メモリ内に存在し
    ないと判定され、かつ上記破壊状態判定手段にて上記符
    号化データが破壊されていないと判定された場合には、
    上記受信メモリ内の該当する符号化データを上記メモリ
    受信手段による蓄積データに含ませることにより、上記
    記録手段が記録可能となった場合に上記記録動作中の1
    ページ分のデータを再度記録の対象とする請求項1記載
    のファクシミリ装置。
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