JP2006229832A - 原稿画像読取記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 最新の制御プログラムへの更新を簡単に行うことができる原稿画像読取記録装置を提供する。
【解決手段】 原稿画像読取記録装置1を制御するための制御プログラム16を記憶するプログラム記憶手段と、着脱可能なメモリカード(外部記憶媒体)17が装着されているか否かを検出する検出手段と、この検出手段によりメモリカード17が装着されていると検出された場合に、プログラム記憶手段により記憶された制御プログラム16より新しい制御プログラムがメモリカード17に格納されているか否かを判断するプログラム判断手段と、このプログラム判断手段により前記新しい制御プログラムがメモリカード17に格納されていると判断された場合に、プログラム記憶手段により記憶された制御プログラム16をメモリカード17上の最新の制御プログラム46Cに書き換える書換手段と、を備えた。
【選択図】 図4
【解決手段】 原稿画像読取記録装置1を制御するための制御プログラム16を記憶するプログラム記憶手段と、着脱可能なメモリカード(外部記憶媒体)17が装着されているか否かを検出する検出手段と、この検出手段によりメモリカード17が装着されていると検出された場合に、プログラム記憶手段により記憶された制御プログラム16より新しい制御プログラムがメモリカード17に格納されているか否かを判断するプログラム判断手段と、このプログラム判断手段により前記新しい制御プログラムがメモリカード17に格納されていると判断された場合に、プログラム記憶手段により記憶された制御プログラム16をメモリカード17上の最新の制御プログラム46Cに書き換える書換手段と、を備えた。
【選択図】 図4
Description
本発明は、内蔵のフラッシュメモリ等に制御プログラムが記憶された原稿画像読取記録装置に関するものである。
周知のように、原稿画像読取記録装置を制御するための制御プログラムは、原稿画像読取記録装置に内蔵されたフラッシュメモリに記憶されていることが多い。このような原稿画像読取記録装置における制御プログラムの更新方法としては、フラッシュメモリ上の制御プログラムを、適宜のインターフェース経由の専用装置、USB(Universal Serial Bus)インターフェース経由のパーソナルコンピュータ、又は、電話回線経由のパーソナルコンピュータ等から送信された更新用の制御プログラムに書き換える方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−282690号公報(第4頁、図2等)
しかしながら、上記のような方法でフラッシュメモリ上の制御プログラムを最新の制御プログラムに更新する場合は、更新用の複数の制御プログラム中のバージョン情報を専用装置又はパーソナルコンピュータ等の表示手段に一覧表示し、一覧表示されたバージョン情報の中から、ユーザが操作する選択手段により最新のバージョン情報を選択する必要があるので、最新の制御プログラムへの更新に手間がかかるという問題点がある。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、最新の制御プログラムへの更新を簡単に行うことができる原稿画像読取記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1の発明は、原稿画像読取記録装置又はそのオプション装置を制御するための制御プログラムを記憶するプログラム記憶手段と、着脱可能な外部記憶媒体が装着されているか否かを検出する検出手段と、この検出手段により前記外部記憶媒体が装着されていると検出された場合に、前記プログラム記憶手段により記憶された制御プログラムより新しい制御プログラムが前記外部記憶媒体に格納されているか否かを判断するプログラム判断手段と、このプログラム判断手段により前記新しい制御プログラムが前記外部記憶媒体に格納されていると判断された場合に、前記プログラム記憶手段により記憶された制御プログラムを前記外部記憶媒体上の最新の制御プログラムに書き換える書換手段と、を備えたものである。
請求項2の発明は、指定フォルダ名を記憶するフォルダ名記憶手段と、前記検出手段により前記外部記憶媒体が装着されていると検出された場合に、前記フォルダ名記憶手段により記憶された指定フォルダ名と同じフォルダ名のルートフォルダが前記外部記憶媒体上にあるか否かを判断するルートフォルダ判断手段と、このルートフォルダ判断手段により前記ルートフォルダがあると判断された場合に、前記プログラム記憶手段により記憶された制御プログラム中のバージョン情報と同じフォルダ名のサブフォルダが前記ルートフォルダ内にあるか否かを判断するサブフォルダ判断手段と、を備え、前記プログラム判断手段は、前記検出手段により前記外部記憶媒体が装着されていると検出されかつ前記サブフォルダ判断手段により前記サブフォルダがあると判断された場合に、このサブフォルダ内に前記プログラム記憶手段により記憶された制御プログラムより新しい制御プログラムがあるか否かを判断するものである。
請求項3の発明は、前記プログラム記憶手段により記憶された制御プログラムの更新を指示する指示手段を備え、前記検出手段は、前記プログラム記憶手段により記憶された制御プログラムの更新が前記指示手段により指示された場合に、前記外部記憶媒体が装着されているか否かを検出するものである。
請求項1の発明によれば、制御プログラムを最新の制御プログラムに自動的に書き換えることができるので、最新の制御プログラムへの更新を簡単に行うことができる。
請求項2の発明によれば、制御プログラムの更新が指示手段により指示された場合に外部記憶媒体が装着されているか否かが検出されるので、制御プログラムの更新を手動で行うことができる。
請求項3の発明によれば、更新確認メッセージが表示されるので、制御プログラムの意図しない更新を防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態に係る原稿画像読取記録装置1は、図1に示すように、制御部2、フラッシュメモリ3、RAM(Random Access Memory、随時書き込み読み出しメモリ)4、画像メモリ5、コーデック(CODEC)6、モデム7、NCU(Network Control Unit、回線網制御装置)8、カードリード・ライト部9、記録部10、読取部11、操作部12、表示部13、及びオプション装置14等を備えたものであり、各部2〜14はバス15を介して互いに通信可能に接続されている。
本実施形態に係る原稿画像読取記録装置1は、図1に示すように、制御部2、フラッシュメモリ3、RAM(Random Access Memory、随時書き込み読み出しメモリ)4、画像メモリ5、コーデック(CODEC)6、モデム7、NCU(Network Control Unit、回線網制御装置)8、カードリード・ライト部9、記録部10、読取部11、操作部12、表示部13、及びオプション装置14等を備えたものであり、各部2〜14はバス15を介して互いに通信可能に接続されている。
フラッシュメモリ3は、原稿画像読取記録装置1を制御、即ち各部3〜14の動作を制御するための制御プログラム16及び指定フォルダ名等を記憶している。制御部2は、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)等で構成されており、フラッシュメモリ3上の制御プログラム16等に従って各部3〜14の動作を制御する。
RAM4は、原稿画像読取記録装置1に関する各種の情報〔例えば、ライフ情報(プリント枚数、読取枚数等)、機器設定情報(発信元名、発信元番号等)、ファクス(FAX)送信履歴情報、格納履歴情報(コピー履歴、ファクス受信履歴等)、用紙サイズ情報、出力条件情報(原稿種類、濃度、倍率、部数等)〕を記憶する。
読取部11は、原稿の画像を画像データとして読み取る。画像メモリ5は、読み取られた画像データを一時的に記憶する。記録部10は、記憶された画像データ等を電子写真方式等により記録用紙に記録(印刷)する。このように、原稿画像読取記録装置1は、原稿の画像を画像データとして読み取る読取手段、この読取手段により読み取られた画像データを記憶する画像データ記憶手段、及びこの画像データ記憶手段により記憶された画像データを記録用紙に記録する記録手段を備えている。
カードリード・ライト部9は、着脱可能なメモリカード(外部記憶媒体)17が装着されているか否かを検出すると共に、このカードリード・ライト部9に装着されたメモリカード17上のデータを読み出したり、そのメモリカード17に適宜のデータを書き込んだりする。着脱可能な外部記憶媒体は、メモリカード17の他、超小型のハードディスクドライブ(HDD)であるマイクロドライブ等であってもよい。メモリカード17としては、コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア(商標)、xDピクチャーカード(登録商標)、マルチメディアカード(商標)、SDカード、miniSD(商標)カード、メモリスティック、メモリスティックDuo等が挙げられる。
オプション装置14は、原稿画像読取記録装置1にオプションとして装着される装置であり、フラッシュメモリ23等を備えている。このフラッシュメモリ23は、オプション装置14を制御するための制御プログラム26等を記憶している。オプション装置14としては、NIC(Network Interface Card)、フィニッシャー、両面プリントユニット、2ビントレイ(ジョブセパレーター)等が挙げられる。
表示部13は、操作部12等に併設されたLCD(Liquid Crystal Display、液晶ディスプレイ)等で構成されており、各種の情報を表示する。操作部12は、各種の操作をするための操作キー等を備えている。原稿画像読取記録装置1に対するユーザによる各種の操作は、この操作部12を通じて行われる。
コーデック6は、読み取られた画像データを送信等のためにMH(Modified Huffman)方式、MR(Modified READ)方式、MMR(Modified Modified READ)方式等により符号化したり、受信した画像データを復号化したりする。
モデム7は、例えばITU−T(国際電気通信連合−電気通信標準化部門)の勧告V.34規格又はこれと同様のものに従った送信データの変調及び受信データの復調を行う。NCU8は、PSTN(Public Switched Telephone Network、公衆電話交換網)31に接続されており、電話回線を制御して電話をかけたり切ったりする。
上記のように構成された原稿画像読取記録装置1は、コピー機の他、ファクス通信機等としても機能する複合機である。なお、原稿画像読取記録装置1は、コピー機やファクス通信機の他、インターネットファクス通信機、ネットワークプリンタ、ネットワークスキャナ等として機能する複合機等であってもよい。
次に、原稿画像読取記録装置1を制御するための制御プログラム16の書換処理の一例を図2及び図3に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理は、フラッシュメモリ3上の制御プログラム16等に基づいて制御部2が発行する命令に従って行われる。
図2に示すように、この処理において、メモリカード17が装着されていると検出された場合は(ステップS1)、メモリカード17のファイルフォーマットが適切であるか否かが判断される(ステップS2)。なお、メモリカード17が装着されているか否かは、原稿画像読取記録装置1の電源をONにした時を含め、その電源がONとなっている状態で常時検出される。
そして、メモリカード17のファイルフォーマットが適切でないと判断された場合は(ステップS2でNO)、制御プログラム16中の「ファイルフォーマットが適切ではありません。」等のエラーメッセージが表示部13に表示され(ステップS3)、処理が終了する。
一方、メモリカード17のファイルフォーマットが適切であると判断された場合は(ステップS2でYES)、フラッシュメモリ3に記憶された指定フォルダ名(例えば、「ROM_DATA」)と同じフォルダ名の図4のような更新用のルートフォルダ41がメモリカード17上にあるか否かが判断される(ステップS4)。そして、ルートフォルダ41がないと判断された場合は(ステップS4でNO)、制御プログラム16中の「更新用のルートフォルダが存在しません。」等のエラーメッセージが表示部13に表示され(ステップS3)、処理が終了する。
一方、ルートフォルダ41があると判断された場合は(ステップS4でYES)、制御プログラム16中のバージョン情報(例えば、「V-3000」等の機種名)と同じフォルダ名の図4のような更新用のサブフォルダ42がルートフォルダ41内にあるか否かが判断される(ステップS5)。そして、サブフォルダ42がないと判断された場合は(ステップS5でNO)、制御プログラム16中の「更新用のサブフォルダが存在しません。」等のエラーメッセージが表示部13に表示され(ステップS3)、処理が終了する。
一方、サブフォルダ42があると判断された場合は(ステップS5でYES)、図3に示すように、サブフォルダ42内にフラッシュメモリ3上の制御プログラム16より新しい制御プログラムがあるか否かが判断される(ステップS6)。そして、サブフォルダ42内に制御プログラム16より新しい制御プログラムがないと判断された場合は(ステップS6でNO)、図2に示すように、制御プログラム16中の「新しいソフトウェアが存在しません。」等のエラーメッセージが表示部13に表示され(ステップS3)、処理が終了する。
一方、図3及び図4に示すように、例えば、制御プログラム16より新しい制御プログラム46A、この制御プログラム46Aより新しい制御プログラム46B、及びこの制御プログラム46Bより新しい制御プログラム46Cがサブフォルダ42内にある場合において、サブフォルダ42内に制御プログラム16より新しい制御プログラム46A、46B、46Cがあると判断された場合は(ステップS6でYES)、制御プログラム16中の「新しいソフトウェアがあります。更新しますか?」等の制御プログラム16を更新するか否かを確認するための更新確認メッセージが表示部13に表示される(ステップS7)。そして、制御プログラム16を更新しないことが操作部12により選択された場合は(ステップS8でNO)、処理が終了する。このように、更新確認メッセージが表示されるように構成しておけば、制御プログラム16の意図しない更新を防止できるという利点がある。
一方、制御プログラム16を更新することが操作部12により選択された場合は(ステップS8でYES)、制御プログラム16がサブフォルダ42内の最新の制御プログラム46Cに書き換えられて(ステップS9)、処理が終了する。
上記のように構成された原稿画像読取記録装置1によれば、制御プログラム16を最新の制御プログラム46Cに自動的に書き換えることができるので、最新の制御プログラム46Cへの更新を簡単に行うことができるという利点がある。
ここで、図5に示すように、制御プログラム16の更新が操作部12により指示された場合に(ステップS11)、メモリカード17が装着されているか否かが検出(ステップS12)されるように構成しておけば、制御プログラム16の更新を手動で行うことができるという利点がある。
この処理において、制御プログラム16の更新が操作部12により指示されれば(ステップS11)、メモリカード17が装着されているか否かが検出される(ステップS12)。そして、メモリカード17が装着されていないと検出された場合は(ステップS12でNO)、制御プログラム16中の「メモリカードが装着されていません。」等のエラーメッセージが表示部13に表示され(ステップS13)、処理が終了する。
一方、メモリカード17が装着されていると検出された場合は(ステップS12でYES)、メモリカード17のファイルフォーマットが適切であるか否かが判断される(ステップS14)。そして、メモリカード17のファイルフォーマットが適切でないと判断された場合は(ステップS14でNO)、制御プログラム16中の「ファイルフォーマットが適切ではありません。」等のエラーメッセージが表示部13に表示され(ステップS13)、処理が終了する。
一方、メモリカード17のファイルフォーマットが適切であると判断された場合は(ステップS14でYES)、フラッシュメモリ3に記憶された指定フォルダ名(例えば、「ROM_DATA」)と同じフォルダ名の図4のような更新用のルートフォルダ41がメモリカード17上にあるか否かが判断される(ステップS15)。そして、ルートフォルダ41がないと判断された場合は(ステップS15でNO)、制御プログラム16中の「更新用のルートフォルダが存在しません。」等のエラーメッセージが表示部13に表示され(ステップS13)、処理が終了する。
一方、ルートフォルダ41があると判断された場合は(ステップS15でYES)、制御プログラム16中のバージョン情報(例えば、「V-3000」等の機種名)と同じフォルダ名の図4のような更新用のサブフォルダ42がルートフォルダ41内にあるか否かが判断される(ステップS16)。そして、サブフォルダ42がないと判断された場合は(ステップS16でNO)、制御プログラム16中の「更新用のサブフォルダが存在しません。」等のエラーメッセージが表示部13に表示され(ステップS13)、処理が終了する。
一方、サブフォルダ42があると判断された場合は(ステップS16でYES)、図6に示すように、サブフォルダ42内にフラッシュメモリ3上の制御プログラム16より新しい制御プログラムがあるか否かが判断される(ステップS17)。そして、サブフォルダ42内に制御プログラム16より新しい制御プログラムがないと判断された場合は(ステップS17でNO)、図5に示すように、制御プログラム16中の「新しいソフトウェアが存在しません。」等のエラーメッセージが表示部13に表示され(ステップS13)、処理が終了する。
一方、図4及び図6に示すように、サブフォルダ42内に制御プログラム16より新しい制御プログラム46A、46B、46Cがあると判断された場合は(ステップS17でYES)、制御プログラム16中の「新しいソフトウェアがあります。更新しますか?」等の制御プログラム16を更新するか否かを確認するための更新確認メッセージが表示部13に表示される(ステップS18)。そして、制御プログラム16を更新しないことが操作部12により選択された場合は(ステップS19でNO)、処理が終了する。このように、更新確認メッセージが表示されるように構成しておけば、制御プログラム16の意図しない更新を防止できるという利点がある。
一方、制御プログラム16を更新することが操作部12により選択された場合は(ステップS19でYES)、制御プログラム16がサブフォルダ42内の最新の制御プログラム46Cに書き換えられて(ステップS20)、処理が終了する。
次に、オプション装置14を制御するための制御プログラム26の書換処理の一例を図7及び図8に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理も、原稿画像読取記録装置1のフラッシュメモリ3上の制御プログラム16等に基づいて制御部2が発行する命令に従って行われる。
図7に示すように、この処理において、メモリカード17が装着されていると検出された場合は(ステップS21)、メモリカード17のファイルフォーマットが適切であるか否かが判断される(ステップS22)。そして、メモリカード17のファイルフォーマットが適切でないと判断された場合は(ステップS22でNO)、制御プログラム16中の「ファイルフォーマットが適切ではありません。」等のエラーメッセージが表示部13に表示され(ステップS23)、処理が終了する。
一方、メモリカード17のファイルフォーマットが適切であると判断された場合は(ステップS22でYES)、フラッシュメモリ3に記憶された指定フォルダ名(例えば、「ROM_DATA」)と同じフォルダ名の図4のような更新用のルートフォルダ41がメモリカード17上にあるか否かが判断される(ステップS24)。そして、ルートフォルダ41がないと判断された場合は(ステップS24でNO)、制御プログラム16中の「更新用のルートフォルダが存在しません。」等のエラーメッセージが表示部13に表示され(ステップS23)、処理が終了する。
一方、ルートフォルダ41があると判断された場合は(ステップS24でYES)、制御プログラム26中のバージョン情報(例えば、「IS-100」等の機種名)と同じフォルダ名の図4のような更新用のサブフォルダ52がルートフォルダ41内にあるか否かが判断される(ステップS25)。次いで、サブフォルダ52がないと判断された場合は(ステップS25でNO)、制御プログラム16中の「更新用のサブフォルダが存在しません。」等のエラーメッセージが表示部13に表示され(ステップS23)、処理が終了する。
一方、サブフォルダ52があると判断された場合は(ステップS25でYES)、図8に示すように、サブフォルダ52内にオプション装置14のフラッシュメモリ23上の制御プログラム26より新しい制御プログラムがあるか否かが判断される(ステップS26)。そして、サブフォルダ52内に制御プログラム26より新しい制御プログラムがないと判断された場合は(ステップS26でNO)、図7に示すように、制御プログラム16中の「新しいソフトウェアが存在しません。」等のエラーメッセージが表示部13に表示され(ステップS23)、処理が終了する。
一方、図4及び図8に示すように、例えば、制御プログラム26より新しい制御プログラム56A、及びこの制御プログラム56Aより新しい制御プログラム56Bがサブフォルダ52内にある場合において、サブフォルダ52内に制御プログラム26より新しい制御プログラム56A、56Bがあると判断された場合は(ステップS26でYES)、制御プログラム16中の「新しいソフトウェアがあります。更新しますか?」等の制御プログラム26を更新するか否かを確認するための更新確認メッセージが表示部13に表示される(ステップS27)。そして、制御プログラム26を更新しないことが操作部12により選択された場合は(ステップS28でNO)、処理が終了する。このように、更新確認メッセージが表示されるように構成しておけば、制御プログラム26の意図しない更新を防止できるという利点がある。
一方、制御プログラム26を更新することが操作部12により選択された場合は(ステップS28でYES)、制御プログラム26がサブフォルダ52内の最新の制御プログラム56Bに書き換えられて(ステップS29)、処理が終了する。
上記のように構成された原稿画像読取記録装置1によれば、制御プログラム26を最新の制御プログラム56Bに自動的に書き換えることができるので、最新の制御プログラム56Bへの更新を簡単に行うことができるという利点がある。
ここで、図9に示すように、制御プログラム26の更新が操作部12により指示された場合に(ステップS31)、メモリカード17が装着されているか否かが検出(ステップS32)されるように構成しておけば、制御プログラム26の更新を手動で行うことができるという利点がある。
この処理において、制御プログラム26の更新が操作部12により指示されれば(ステップS31)、メモリカード17が装着されているか否かが検出される(ステップS32)。そして、メモリカード17が装着されていないと検出された場合は(ステップS32でNO)、制御プログラム16中の「メモリカードが装着されていません。」等のエラーメッセージが表示部13に表示され(ステップS33)、処理が終了する。
一方、メモリカード17が装着されていると検出された場合は(ステップS32でYES)、メモリカード17のファイルフォーマットが適切であるか否かが判断される(ステップS34)。そして、メモリカード17のファイルフォーマットが適切でないと判断された場合は(ステップS34でNO)、制御プログラム16中の「ファイルフォーマットが適切ではありません。」等のエラーメッセージが表示部13に表示され(ステップS33)、処理が終了する。
一方、メモリカード17のファイルフォーマットが適切であると判断された場合は(ステップS34でYES)、フラッシュメモリ3に記憶された指定フォルダ名(例えば、「ROM_DATA」)と同じフォルダ名の図4のような更新用のルートフォルダ41がメモリカード17上にあるか否かが判断される(ステップS35)。そして、ルートフォルダ41がないと判断された場合は(ステップS35でNO)、制御プログラム16中の「更新用のルートフォルダが存在しません。」等のエラーメッセージが表示部13に表示され(ステップS33)、処理が終了する。
一方、ルートフォルダ41があると判断された場合は(ステップS35でYES)、制御プログラム26中のバージョン情報(例えば、「IS-100」等の機種名)と同じフォルダ名の図4のような更新用のサブフォルダ52がルートフォルダ41内にあるか否かが判断される(ステップS36)。次いで、サブフォルダ52がないと判断された場合は(ステップS36でNO)、制御プログラム16中の「更新用のサブフォルダが存在しません。」等のエラーメッセージが表示部13に表示され(ステップS33)、処理が終了する。
一方、サブフォルダ52があると判断された場合は(ステップS36でYES)、図10に示すように、サブフォルダ52内にオプション装置14のフラッシュメモリ23上の制御プログラム26より新しい制御プログラムがあるか否かが判断される(ステップS37)。そして、サブフォルダ52内に制御プログラム26より新しい制御プログラムがないと判断された場合は(ステップS37でNO)、図9に示すように、制御プログラム16中の「新しいソフトウェアが存在しません。」等のエラーメッセージが表示部13に表示され(ステップS33)、処理が終了する。
一方、図4及び図10に示すように、サブフォルダ52内に制御プログラム26より新しい制御プログラム56A、56Bがあると判断された場合は(ステップS37でYES)、制御プログラム16中の「新しいソフトウェアがあります。更新しますか?」等の制御プログラム26を更新するか否かを確認するための更新確認メッセージが表示部13に表示される(ステップS38)。そして、制御プログラム26を更新しないことが操作部12により選択された場合は(ステップS39でNO)、処理が終了する。このように、更新確認メッセージが表示されるように構成しておけば、制御プログラム26の意図しない更新を防止できるという利点がある。
一方、制御プログラム26を更新することが操作部12により選択された場合は(ステップS39でYES)、制御プログラム26がサブフォルダ52内の最新の制御プログラム56Bに書き換えられて(ステップS40)、処理が終了する。
なお、原稿画像読取記録装置1を制御するための制御プログラム16の書換処理やオプション装置14を制御するための制御プログラム26の書換処理におけるメモリカード17等の外部記憶媒体のファイルフォーマット(ファイルシステム)としては、FAT(File Allocation Table)やFAT32等が挙げられる。また、両処理における「ファイルフォーマットが適切である」とは、外部記憶媒体にアクセスしてデータの読出及び書込が可能なことをいう。
以上のように、制御プログラム16又は制御プログラム26の更新に際しては、原稿画像読取記録装置1に接続される専用装置やパーソナルコンピュータ等を準備する必要がないので、制御プログラム16、26の更新を簡単に行うことができる。なお、本実施形態のように、指定フォルダ名を記憶するフォルダ名記憶手段と、検出手段によりメモリカード17等の外部記憶媒体が装着されていると検出された場合に、フォルダ名記憶手段により記憶された指定フォルダ名と同じフォルダ名のルートフォルダ41が外部記憶媒体上にあるか否かを判断するルートフォルダ判断手段と、このルートフォルダ判断手段によりルートフォルダ41があると判断された場合に、プログラム記憶手段により記憶された制御プログラム16又は制御プログラム26中のバージョン情報と同じフォルダ名のサブフォルダ42又はサブフォルダ52がルートフォルダ41内にあるか否かを判断するサブフォルダ判断手段とを設けておき、プログラム判断手段が、検出手段により外部記憶媒体が装着されていると検出されかつサブフォルダ判断手段によりサブフォルダ42又はサブフォルダ52があると判断された場合に、サブフォルダ42内に制御プログラム16より新しい制御プログラムがあるか否か、又は、サブフォルダ52内に制御プログラム26より新しい制御プログラムがあるか否かを判断するように構成しておけば、外部記憶媒体が制御プログラム16又は制御プログラム26の更新に使用できるか否かを簡単に判別できるという利点がある。
以上のように、本発明に係る原稿画像読取記録装置は、最新の制御プログラムへの更新を簡単に行うのに適している。
1 原稿画像読取記録装置
2 制御部
3 フラッシュメモリ
9 カードリード・ライト部
12 操作部
13 表示部
14 オプション装置
16 制御プログラム
17 メモリカード(外部記憶媒体)
23 フラッシュメモリ
26 制御プログラム
41 ルートフォルダ
42 サブフォルダ
46A、46B、46C 制御プログラム
52 サブフォルダ
56A、56B 更新用の制御プログラム
2 制御部
3 フラッシュメモリ
9 カードリード・ライト部
12 操作部
13 表示部
14 オプション装置
16 制御プログラム
17 メモリカード(外部記憶媒体)
23 フラッシュメモリ
26 制御プログラム
41 ルートフォルダ
42 サブフォルダ
46A、46B、46C 制御プログラム
52 サブフォルダ
56A、56B 更新用の制御プログラム
Claims (3)
- 原稿画像読取記録装置又はそのオプション装置を制御するための制御プログラムを記憶するプログラム記憶手段と、
着脱可能な外部記憶媒体が装着されているか否かを検出する検出手段と、
この検出手段により前記外部記憶媒体が装着されていると検出された場合に、前記プログラム記憶手段により記憶された制御プログラムより新しい制御プログラムが前記外部記憶媒体に格納されているか否かを判断するプログラム判断手段と、
このプログラム判断手段により前記新しい制御プログラムが前記外部記憶媒体に格納されていると判断された場合に、前記プログラム記憶手段により記憶された制御プログラムを前記外部記憶媒体上の最新の制御プログラムに書き換える書換手段と、
を備えたことを特徴とする原稿画像読取記録装置。 - 指定フォルダ名を記憶するフォルダ名記憶手段と、
前記検出手段により前記外部記憶媒体が装着されていると検出された場合に、前記フォルダ名記憶手段により記憶された指定フォルダ名と同じフォルダ名のルートフォルダが前記外部記憶媒体上にあるか否かを判断するルートフォルダ判断手段と、
このルートフォルダ判断手段により前記ルートフォルダがあると判断された場合に、前記プログラム記憶手段により記憶された制御プログラム中のバージョン情報と同じフォルダ名のサブフォルダが前記ルートフォルダ内にあるか否かを判断するサブフォルダ判断手段と、
を備え、
前記プログラム判断手段は、前記検出手段により前記外部記憶媒体が装着されていると検出されかつ前記サブフォルダ判断手段により前記サブフォルダがあると判断された場合に、このサブフォルダ内に前記プログラム記憶手段により記憶された制御プログラムより新しい制御プログラムがあるか否かを判断することを特徴とする請求項1記載の原稿画像読取記録装置。 - 前記プログラム記憶手段により記憶された制御プログラムの更新を指示する指示手段を備え、
前記検出手段は、前記プログラム記憶手段により記憶された制御プログラムの更新が前記指示手段により指示された場合に、前記外部記憶媒体が装着されているか否かを検出することを特徴とする請求項1又は2記載の原稿画像読取記録装置。
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2005
- 2005-02-21 JP JP2005043745A patent/JP2006229832A/ja active Pending
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