JP2008103903A - 画像処理装置と管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 過去に設定した画像処理モードを簡単な操作によって再設定可能にする。
【解決手段】 MFP10a,10b,10cはそれぞれ、操作部上の操作によって予め設定されたユーザ情報と一致する情報が入力された場合に、認証成功と判定してそのユーザ情報に対応する画像処理モード設定時の操作履歴情報の取得を許可し、操作部上の操作によってログ管理サーバ20からネットワーク1経由で上記ユーザ情報に対応する操作履歴情報を取得して操作部上に表示する。そして、操作部上に表示された操作履歴情報を操作部上の操作によって選択し、その操作履歴情報が示す操作による過去の画像処理モードの設定を現在の画像処理モードの設定に反映させる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、デジタル複写機,プリンタ,ファクシミリ(FAX)装置,デジタル複合機(以下「MFP」ともいう)等の画像形成装置やスキャナ等の画像読取装置を含む画像処理装置、およびそれらの画像処理装置と通信可能な管理装置に関する。
例えば、上記のような画像処理装置として、ユーザ(装置利用者)による操作部の操作によって画像処理モードを設定し、その画像処理モードに従って画像処理を行うMFPがある。
ところで、最近、セキュリティ志向の高まりから、MFPで行われた画像処理についての履歴を残すようになってきている。これはMFPの操作部上で行われた操作についても同様であり、操作履歴をMFP内部あるいは外部サーバ(管理装置)で保存するようになってきている(例えば特許文献1参照)。
特開2006−220940号公報
そして、このように保存した操作履歴を用いて、不正な操作や処理がなされていないかの確認に使ったり、この操作履歴が示す操作と同じ操作によって設定可能な画像処理モードについては、その都度設定するのではなく、再利用して設定する(過去の画像処理モードの設定を現在の画像処理モードの設定に反映させる)という技術があった。
しかしながら、現状の技術では、あるMFPで保存された操作履歴はそのMFPでしか使用できず、他のMFPで実施した操作と同じ操作を実施して画像処理モードを設定しようとした場合、その画像処理モードを設定するための面倒な操作を行う必要があるという煩わしさがあり、これが人為的ミスに繋がる可能性もあった。
この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、MFP等の画像処理装置において、過去に設定した画像処理モードを簡単な操作によって再設定できるようにすることを目的とする。
この発明は、上記の目的を達成するため、画像処理装置およびそれと通信可能な管理装置を提供する。
請求項1の発明による画像処理装置は、操作部上の操作によって画像処理モードを設定する画像処理モード設定手段と、該画像処理モード設定手段によって設定された画像処理モードに従って画像データに対する処理を行う画像処理手段とを有する画像処理装置であって、次のようにしたことを特徴とする。
すなわち、当該画像処理装置および他の画像処理装置の画像処理モード設定時の操作履歴情報を複数記憶して管理する管理装置と通信可能であり、上記操作部上の操作によって該管理装置から操作履歴情報を取得する操作履歴情報取得手段と、上記操作部上の操作によって予め設定されたユーザ情報と一致する情報が入力された場合に、認証成功と判定するユーザ認証手段と、該ユーザ認証手段によって認証成功と判定した場合にのみ、上記操作履歴情報取得手段による操作履歴情報の取得を許可する操作履歴情報取得許可手段と、該操作履歴情報取得手段によって取得した操作履歴情報を上記操作部上に表示する操作履歴情報表示手段と、該操作履歴情報表示手段によって上記操作部上に表示された操作履歴情報を該操作部上の操作によって選択する操作履歴情報選択手段とを設け、上記画像処理モード設定手段に、上記操作履歴情報選択手段によって選択された操作履歴情報が示す操作による過去の画像処理モードの設定を現在の画像処理モードの設定に反映させる手段を備えたものである。
請求項2の発明による画像処理装置は、請求項1の画像処理装置において、上記操作履歴情報取得手段を、上記ユーザ認証手段によって認証成功と判定した時に入力されたユーザ情報に対応する操作履歴情報を上記管理装置から取得する手段としたものである。
請求項3の発明による画像処理装置は、請求項2の画像処理装置において、操作履歴情報を記憶する操作履歴情報記憶手段と、当該画像処理装置の画像処理モード設定時の操作履歴情報を、上記ユーザ認証手段によって認証成功と判定した時に入力されたユーザ情報に対応付けて上記操作履歴情報記憶手段に書き込む操作履歴情報書込手段とを設け、上記操作履歴情報取得手段に、上記ユーザ認証手段によって認証成功と判定した時に入力されたユーザ情報に対応する操作履歴情報として、当該画像処理装置の画像処理モード設定時の操作履歴情報が上記操作履歴情報記憶手段にあるかないかをチェックし、該操作履歴情報が上記操作履歴情報記憶手段にある場合に、該操作履歴情報を該操作履歴情報記憶手段から取得する手段を備えたものである。
請求項4の発明による画像処理装置は、請求項3の画像処理装置において、上記操作履歴情報取得手段が、上記ユーザ認証手段によって認証成功と判定した時に入力されたユーザ情報に対応する操作履歴情報として、当該画像処理装置の画像処理モード設定時の操作履歴情報が上記操作履歴情報記憶手段にない場合には、上記ユーザ認証手段によって認証成功と判定した時に入力されたユーザ情報に対応する操作履歴情報として、当該画像処理装置又は他の画像処理装置の画像処理モード設定時の操作履歴情報が上記管理装置にあるかないかをチェックし、該操作履歴情報がある場合に、該操作履歴情報を上記管理装置から取得するものである。
請求項5の発明による画像処理装置は、請求項1〜4のいずれかの画像処理装置において、上記操作履歴情報選択手段によって選択された操作履歴情報が示す操作によって過去に設定された画像処理モードのうち、当該画像処理装置で設定できない設定不可モードが含まれている場合に、該設定不可モードを通知する設定不可モード通知手段を設けたものである。
請求項6の発明による画像処理装置は、請求項5の画像処理装置において、上記操作履歴情報選択手段によって選択された操作履歴情報が示す操作によって過去に設定された画像処理モードのうち、上記設定不可モードが含まれている場合に、該設定不可モードを除く部分の設定を現在の画像処理モードの設定に反映させるか否かの選択を促す情報を通知する設定反映要否選択情報通知手段を設け、上記画像処理モード設定手段が、上記操作履歴情報選択手段によって選択された操作履歴情報が示す操作によって過去に設定された画像処理モードのうち、上記設定不可モードを除く部分の設定を現在の画像処理モードの設定に反映させる選択が前記操作部上でなされた場合に、該設定不可モードを除く部分の設定を現在の画像処理モードの設定に反映させるものである。
請求項7の発明による画像処理装置は、請求項4の画像処理装置において、上記操作履歴情報書込手段に、上記操作履歴情報取得手段によって上記管理装置から取得した操作履歴情報を、上記ユーザ認証手段によって認証成功と判定した時に入力されたユーザ情報に対応付けて上記操作履歴情報記憶手段に書き込む手段を備えたものである。
請求項8の発明による管理装置は、請求項1〜7のいずれかの画像処理装置複数台と通信可能な管理装置であって、操作履歴情報を記憶する操作履歴情報記憶手段と、上記複数台の画像処理装置の画像処理モード設定時の操作履歴情報を該画像処理装置のユーザ認証手段によって認証成功と判定した時に入力されたユーザ情報と共に取得する操作履歴情報取得手段と、該操作履歴情報取得手段によって取得した操作履歴情報をユーザ情報に対応付けて上記操作履歴情報記憶手段に書き込む操作履歴情報書込手段とを設けたものである。
この発明によれば、画像処理装置が、操作部上の操作によって予め設定されたユーザ情報と一致する情報が入力された場合に、認証成功と判定して操作履歴情報の取得を許可し、操作部上の操作によって管理装置から操作履歴情報を取得して操作部上に表示する。そして、操作部上に表示された操作履歴情報を操作部上の操作によって選択し、その操作履歴情報が示す操作による過去の画像処理モードの設定を現在の画像処理モードの設定に反映させる。したがって、過去に設定した画像処理モードを簡単な操作によって再設定できることになるため、画像処理モード設定時の操作性が向上する。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
〔画像処理システムのネットワーク構成例〕
まず、本実施形態における画像処理装置であるMFP(デジタル複合機)を使用する画像処理システムの概要を図1を参照して説明する。なお、MFPの代わりに、デジタル複写機,プリンタ,ファクシミリ装置等の他の画像形成装置、あるいはスキャナ等の画像読取装置などの画像処理装置を用いてもよい。
図1は、その画像処理システムのネットワーク構成例を示す概念図である。
この画像処理システムは、複数のMFP10(10a,10b,10c)と、それらの画像処理モード設定時の操作履歴情報(ログ情報)を記憶して管理する管理装置であるログ管理サーバ20とを備えている。それらの機器の接続は、LAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワーク1を介して行うが、RS−485規格等に準拠したシリアル接続や、SCSI(Small Computer System Interface)規格等に準拠したパラレル接続等によって行ってもよい。なお、本実施形態における画像処理モードには、コピー機能,文書蓄積(ドキュメントボックス)機能、ファクシミリ機能,プリンタ機能,スキャナ機能等、MFP10により提供される画像処理機能を後述する操作部107の操作により選択することや、選択された画像処理機能での各種処理内容を含む。
〔MFPのハードウェア構成例〕
次に、図1のMFP10のハードウェア構成例について、図2を参照して具体的に説明する。
図2は、図1のMFP10のハードウェア構成例を示すブロック図である。
このMFP10は、デジタル複写機,プリンタ,ファクシミリ装置,スキャナとしての機能(サービス)、つまりコピー機能,文書蓄積(ドキュメントボックス)機能,ファクシミリ機能,プリンタ機能,スキャナ機能を含む各種機能を実現できる画像形成装置であり、図2に示すように、コントローラ11,FCU(ファクシミリコントロールユニット)12,エンジンインタフェース(以下「インタフェース」を「I/F」ともいう)13,およびエンジン14等によって構成されている。これらの構成が、原稿の画像読み取り,印刷(画像形成),画像情報送受信等の画像処理を行うためのハードウェア資源である。
コントローラ11は、MFP10の各部を統括的に制御するものである。その制御により、各種機能を実現することができる。
FCU12は、外部機器、例えばファクシミリ装置又はモデム機能(ファクシミリ通信機能)を有するデジタル複写機や他のMFP(デジタル複合機)等の画像形成装置との通信を公衆回線経由で制御するものである。
エンジンI/F13は、エンジン14をPCI(Peripheral Component Interconnect)バスに接続するためのインタフェースである。
エンジン14は、原稿の画像を読み取るスキャナ(画像読取手段)、そのスキャナによって読み取られた画像情報(画像データ)あるいは外部機器から受信した印刷情報を可視画像として用紙(他の記録媒体でもよい)上に印刷するプロッタ(画像形成手段)や、原稿をスキャナの画像読取位置へ自動給送する自動原稿給送装置(ADF)、プロッタで印刷がなされた用紙に対してソート,スタック,ステープル等の後処理を行う後処理装置などのハードウェアデバイスに相当するものである。なお、図示しないPC(パーソナルコンピュータ)等の外部機器から受信した印刷情報が印刷用の画像情報ではなく、文字コードや描画情報であれば、それらはコントローラ11によって印刷用の画像情報に変換される。
コントローラ11は、CPU101,ASIC(Application Specific Integrated Circuit)102,SDRAM103,ROM104,NVRAM105,HDD(ハードディスクドライブ)106,操作部107,モデム108,USB(Universal Serial Bus)・I/F109,IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394・I/F110,およびMAC(Media Access Controller)・I/F111等によって構成されている。なお、操作部107は実際にはコントローラ11の外側に配置されている。
CPU101は、ASIC102を介してデータ処理(各機能の制御)を行う演算処理手段である。
ASIC102は、CPUインタフェース,SDRAMインタフェース,ローカルバスインタフェース,PCIインタフェース,HDDインタフェース等からなる多機能デバイスボードであり、CPU101の制御対象となるデバイスの共有化を図り、アーキテクチャの面からアプリ等の開発の高効率化を支援するものである。
このASIC102には、エンジン14の操作命令等を受け付ける操作部107が直接的に接続されると共に、モデム108も直接的に接続される。また、USB・I/F109,IEEE1394・I/F110,MAC・I/F111,FCU12,およびエンジンI/F13がPCIバス112を介して接続される。
SDRAM103は、各種プログラムを記憶するプログラムメモリや、CPU101がデータ処理を行う際に使用するワークメモリ等として使用するメインメモリである。なお、このSDRAM103の代わりに、DRAMやSRAMを使用してもよい。
ROM104は、CPU101が実行するプログラム(ソフトウェア)や固定データを記憶している固定メモリである。なお、このROM104に、後述する各種機能を実現するためのアプリケーションプログラム(以下「アプリケーション」又は「アプリ」と略称する)やミドルウェアを記憶しておくこともできる。
NVRAM105は、変更可能な種々のパラメータ等のデータを記憶する不揮発性メモリであり、電源がオフになっても記憶内容を保持するようになっている。このNVRAM105に、画像処理モード設定時の操作履歴情報を記憶することもできる。なお、このNVRAM105として、RAMと電池を利用したバックアップ回路を集積した不揮発性RAMや、EEPROM,フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを使用することができる。
HDD106は、電源のオン・オフに関係なくデータを記憶保存する記憶装置(記録媒体)であり、OS(オペレーティングシステム)を含むプログラムや画像処理モード設定時の操作履歴情報等の各種データを記憶保存する。よって、このHDD106が、操作履歴情報記憶手段としての機能を果たす。なお、このHDD106に、上述したSDRAM103内のデータやNVRAM105内のデータを記憶しておくこともできる。
ここで、CPU101は、MFP10の電源投入時に、ROM104内のブートローダ(ブートプログラム)に従い、HDD106内のOSを読み出し、それをSDRAM103にロードして展開した後、そのOSを起動させる。更に、HDD106内の他のプログラムを含む各種データも必要に応じてSDRAM103にロードして展開する。そして、SDRAM103内のプログラムを必要に応じて実行し、操作部107を含む装置の制御を行うことにより、この発明に関わる機能である画像処理モード設定手段,画像処理手段,操作履歴情報取得手段,ユーザ認証手段,操作履歴情報取得許可手段,操作履歴情報表示手段,操作履歴情報選択手段,操作履歴情報書込手段,設定不可モード通知手段,および設定反映要否選択情報通知手段としての機能を実現することができる。
操作部107は、MFP10により提供される画像処理機能の選択に基づくエンジン14やログ管理サーバ20等の外部機器に対する動作指示等のデータを入力するための各種の操作キー(操作スイッチ又は操作ボタンともいう)およびLCD又はCRT等の表示器を有する操作手段である。その表示器は、その表面にタッチパネルを備えている。本実施形態では、そのタッチパネル上に各種画像処理機能を利用可能にするための操作画面を表示し、その画面上の各キーを選択的にタッチ(押下)することにより、対応する動作を指示することができる。また、HDD106に蓄積された操作履歴情報をユーザによって参照可能に表示することもできる。
モデム108は、変復調手段であり、外部機器へ公衆回線経由でデータを送信する場合、そのデータを公衆回線に流せる形に変調する。また、外部機器から送られてくる変調されたデータを受信した場合、そのデータを復調する。
USB・I/F109およびIEEE1394・I/F110はそれぞれ、ICカードリーダ(ICカード認証機器)等の周辺機器と直接接続して通信を行うための、USB規格,IEEE1394規格のインタフェース(直接インタフェース)である。
MAC・I/F111は、ネットワーク1を介してログ管理サーバ20や他のMFP10を含む各外部機器と通信を行うためのネットワークI/Fである。
なお、USB・I/F109やIEEE1394・I/F110以外の直接インタフェースをコントローラ11に増設することもできる。
〔MFPのソフトウェア構成例〕
次に、図1のMFP10のソフトウェア(機能)構成例について、図3を参照して説明する。なお、便宜上、ソフトウェアを構成する各プログラムが処理を行うものとする。
図3は、図1のMFP10の本実施形態におけるソフトウェア構成例を示すブロック図である。
コントローラ10のソフトウェア200は、OS201,ミドルウェア210,およびアプリケーション220からなる。これらのプログラムは、前述したようにHDD106に保存されている。
ミドルウェア210としては、ログ管理サービス211がある。このログ管理サービス211は、履歴操作アプリ225が動作するにあたり、ネットワーク1上のログ管理サーバ20とのやり取りを行う。
アプリケーション220としては、コピーアプリ221,プリンタアプリ222,ファクシミリアプリ223,スキャナアプリ224,および履歴操作アプリ225がある。
コピーアプリ221は、コピー機能を実現するためのものである。コピー機能とは、スキャナに原稿の画像を読み取らせ、その画像情報をプロッタに送り、用紙上に可視画像として印刷(形成)させる機能のことである。
プリンタアプリ222は、プリンタ機能を実現するためのものである。プリンタ機能とは、図示しないPCからの印刷情報をそのまま又は変換処理を行ってプロッタに送り、用紙上に可視画像として印刷させる機能のことである。
ファクシミリアプリ223は、ファクシミリ機能を実現するためのものである。ファクシミリ機能とは、スキャナに原稿の画像を読み取らせ、その画像情報を予め設定された外部機器へFCU12によってファクシミリ送信させたり、HDD106(他のメモリでもよい)に蓄積済みの画像情報を同様に予め設定された外部機器へFCU12によってファクシミリ送信させたり、外部機器からファクシミリ送信された画像情報をFCU12によってファクシミリ受信してHDD106に蓄積したり、プロッタに送って用紙上に可視画像として印刷させる機能のことである。
スキャナアプリ224は、スキャナ機能を実現するためのものである。スキャナ機能とは、スキャナに原稿の画像を読み取らせることはもちろん、読み取った原稿の画像を予め設定された外部機器へ電子メールやファイル転送等により送信(配信)させる機能のことである。
履歴操作アプリ225は、履歴操作機能を実現するためのものである。履歴操作機能とは、過去の画像処理モード設定時の操作履歴情報をログ管理サーバ20等から取得して操作部107上に表示させたり、現在の画像処理モード設定時の操作履歴情報をログ管理サーバ20等に登録させる機能のことである。
なお、スキャナアプリ224とプリンタアプリ222とにより、文書蓄積機能を実現することもできる。文書蓄積機能とは、スキャナに原稿の画像を読み取らせ、その画像情報をHDD106に蓄積させたり、HDD106に蓄積済みの画像情報を呼び出し(読み出し)てプロッタに送り、用紙上に可視画像として印刷させる動作を行わせる機能のことである。
〔操作部の構成および表示例〕
図4は、図2の操作部107の構成例を示すレイアウト図である。
この操作部107には、液晶タッチパネル31,テンキー32,スタートキー33,クリア/ストップキー34,コピーキー35,文書蓄積キー36,ファクシミリキー37,プリンタキー38,スキャナキー39,および拡張機能キー40が設けられている。
液晶タッチパネル31は、画像処理モード時の操作履歴情報を取得するための図示しない「履歴取得」キーを含む各種の機能キーや、セットされた部数、およびデジタル複合機の状態を示すメッセージ等を表示することができる。
テンキー32は、印刷部数(コピー枚数)や倍率等の数値を入力するためのキーである。
スタートキー33は、読み取り動作および印刷動作を指示するためのキーである。
クリア/ストップキー34は、印刷部数をクリアしたり、実行中の動作を中止させるためのキーである。
コピーキー35の押下によりコピー機能の使用が、文書蓄積キー36の押下により文書蓄積機能の使用が、ファクシミリキー37の押下によりファクシミリ機能(ファクシミリ送信)の使用が、プリンタキー38の押下によりプリンタ機能の使用が、スキャナキー39の押下によりスキャナ機能の使用が、拡張機能キー40の押下により拡張機能の使用がそれぞれ可能になる。なお、拡張機能についてはこの発明に直接関係しないので、説明を省略する。
〔ログ管理サーバのハードウェア構成例〕
次に、図1のログ管理サーバ20のハードウェア構成例について、図5を参照して具体的に説明する。
図5は、図1のログ管理サーバ20のハードウェア構成例を示すブロック図である。
このログ管理サーバ20は、CPU301,ASIC302,SDRAM303,ROM304,NVRAM305,HDD306,モデム307,USB・I/F308,IEEE1394・I/F309,およびMAC・I/F310等によって構成されている。
このログ管理サーバ20のハードウェア構成は、図2によって説明したMFP10のコントローラ11のハードウェア構成と略同様であるが、MFP10のような画像処理装置をログ管理サーバとして利用してもよい。
HDD306は、OSを含むプログラムおよびMFP10の画像処理モード設定時の操作履歴情報(ログ情報)を含む各種データを記憶保存する。よって、このHDD306が、操作履歴情報記憶手段としての機能を果たす。
ここで、CPU301は、ログ管理サーバ20の電源投入時に、ROM304内のブートローダに従い、HDD306内のOSを読み出し、それをSDRAM303にロードして展開した後、そのOSを起動させる。更に、HDD306内の他のプログラムを含む各種データも必要に応じてSDRAM303にロードして展開する。そして、SDRAM303内のプログラムを必要に応じて実行し、装置の制御を行うことにより、操作履歴情報取得手段および操作履歴情報書込手段としての機能を実現することができる。
以下、MFP10およびログ管理サーバ20における動作について、図6〜図16の各図面を参照して具体的に説明する。
図6は、MFP10における画像処理モード設定時の操作履歴情報(以下単に「履歴情報」ともいう)収集処理時のデータの流れの一例を示す図である。
図7は、MFP10とログ管理サーバ20との間の履歴情報収集処理時の通信シーケンスの一例を示す図である。なお、図示の都合上、MFP10cとログ管理サーバ20との間の通信シーケンスの図示は省略する。
各MFP10はそれぞれ、操作部107上の各種キー(「履歴取得」キーを除く)のいずれかが押下されると、操作部107上に認証情報としてのユーザID(ユーザ情報)およびパスワードの入力を要求する図8に示すようなユーザ認証画面を表示する。そして、操作部107上の操作によってユーザIDおよびパスワードが入力され、「認証」キーが押下されると、そのユーザIDおよびパスワードを含む認証要求を発行する。図8の「キャンセル」キーが押下された場合には、操作部107上の操作画面をユーザ認証画面以前の画面に戻す。
あるいは、USB・I/F109又はIEEE1394・I/F110に、ユーザIDが記録されているICカードが挿着されたICカードリーダが接続されている場合には、操作部107上にパスワードの入力のみを要求するユーザ認証画面を表示する。そして、操作部107上の操作によってパスワードが入力され、「認証」キーが押下されると、ICカードリーダによってICカードに記録されているユーザIDを読み込み、そのユーザIDおよび入力されたパスワードを含む認証要求を発行する。
認証要求の発行により、その認証要求中の認証情報であるユーザIDおよびパスワードについての認証処理を行う。つまり、その認証情報と一致するものがメモリ(NVRAM305又はHDD306)に登録(予め設定)されているか否かをチェックする。そして、発行された認証要求中の認証情報と一致するものが登録されていれば認証成功と判定して、押下された機能キーに対応する機能を実現するためのアプリの選択を許可するが、上記認証情報と一致するものが登録されていなければ認証失敗と判定して、そのアプリの選択を許可しない。
そして、押下された機能キーに対応する機能を実現するためのアプリの選択が許可された場合にのみ、そのアプリを選択して操作部107上の操作画面をそのアプリ用の操作画面に切り替える。例えば、図4のコピーキー35が押下され、コピー機能を実現するためのコピーアプリ221が許可された場合にのみ、コピー機能を実現するためのコピーアプリ221を選択し、操作部107(実際には液晶タッチパネル31)上の操作画面を図9に示すようなコピーアプリ画面に切り替える。
ここで、コピーアプリ画面について、図9を参照して説明する。
図9は、図4の液晶タッチパネル31に表示されるコピーアプリ画面の一例を示す図である。
ユーザが、このコピーアプリ画面上の各キーにタッチすることによって、選択された画像処理モードを示すキーの表示が黒く反転する(斜線を施して示す)。また、画像処理モードの詳細を指定しなければならない場合(例えばページ印字の種類や変倍モード時の変倍値等)は、そのキーにタッチすると詳細モードの設定画面が表示される。そのため、この液晶タッチパネル31は、ドット表示器を使用しており、その時の最適な表示をグラフィカルに行うことができる。
図9に示すコピーアプリ画面の中央上部には、「印刷できます」、「お待ちください」等のメッセージを表示するメッセージエリアがある。その右側の領域には、読み取った原稿枚数、セットされた部数、完了したコピー枚数をそれぞれ表示する枚数表示部、コピーを一部ずつページ順に揃える画像処理モードであるソートモードを設定するソートキー、ソートモードで処理されたものを一部ずつ綴じる画像処理モードであるステープルモードを設定するステープルキーなどが表示される。
中央部のメッセージエリアの下側の領域には、転写紙(用紙)を自動的にあるいは指定して選択するための紙選択キー群、片面原稿を片面コピーする画像処理モードである片面・片面モードを設定する片面・片面キー、片面原稿を両面コピーする画像処理モードである片面・両面モードを設定する片面・両面キー、両面原稿を両面コピーする画像処理モードである両面・両面モードを設定する両面・両面キー、両面原稿を片面コピーする画像処理モードである両面・片面モードを設定する両面・片面キー、拡大又は縮小の変倍率を指定する変倍率キー、拡大又は縮小の画像処理モードである変倍モードを設定するための変倍キー、倍率を等倍に指定する等倍キー、コピーの所定箇所にインデックス紙である表紙や合紙を挿入するための表紙又は合紙モード等を設定する表紙/合紙キー、とじ代モード等の編集又は加工を設定する編集/加工キー、両面又は集約モードを設定するための両面/集約キーなどが表示される。
左側の領域には、文字原稿、写真原稿などの原稿の種類を指定するための原稿種類キー、印刷濃度を自動的に設定することを指定するための自動濃度キー、手動で濃度を変化させるための濃度調整キーである「うすく」および「こく」のキーなどが表示される。
なお、図9に示したコピーアプリ画面では図示を省略したが、印刷色のカラー指定を行うこともできる。カラー指定としては、1色又は2色の指定、あるいは自動カラー選択(ACS:Auto Color Select)の指定等がある。
エンジン14のプロッタは、自動カラー選択機能を備えており、自動カラー選択が指定された場合には、CPU101が、スキャナによって読み取った画像情報の画像色を判定し、その判定結果に応じてプロッタに印刷を行わせる。例えば、フルカラーであれば、プロッタにCMYK各色(フルカラー)の印刷を行わせる。モノクロであれば、プロッタにK色(モノクロ)の画像形成を行わせる。
各MFP10の各種アプリ230(コピーアプリ221,プリンタアプリ222,ファクシミリアプリ223,スキャナアプリ224)はそれぞれ、上述のユーザ認証を経て操作部107上に対応する操作画面が表示された後、その操作画面上で画像処理モードの設定操作がなされると(図7のステップS1,S5)、その画像処理モードを設定する。
そして、その設定が完了した後、図4のスタートキー33が押下されると、図示は省略するが、設定された画像処理モードに従って画像データに対する処理を行う。
各MFP10のログ管理サービス211はそれぞれ、各種アプリ230のいずれかで画像処理モードの設定がなされ、その画像処理モードに従った処理が終了すると、それを検出し、図6にも示すように、画像処理モードの設定情報を履歴情報(画像処理モードの設定時の履歴情報)として、認証成功と判定した時に入力されたユーザIDと共に収集し、その履歴情報とユーザIDとを対応付けてHDD106に書き込んで蓄積する(図7のステップS2,S6)。なお、その収集を定期的(所定時間毎)に行ってもよい。また、HDD106に蓄積した履歴情報(ユーザIDを含む)は、ログ管理サーバ20への送信が完了した時点で削除してもよいし、そのまま保持しておいてもよい。
一方、ログ管理サーバ20は、各MFP10から履歴情報を取得するため、定期的に各MFP10へ履歴情報要求を順次送信する(図7のステップS3,S7)。
各MFP10のログ管理サービス211はそれぞれ、ログ管理サーバ20から履歴情報要求を受信すると、HDD106内に蓄積された履歴情報をそれに対応付けられたユーザIDと共に読み出し、MAC・I/F111によってログ管理サーバ20へ送信する(ステップS4,S8)。
ログ管理サーバ20は、各MFP10への履歴情報要求に対して、その各MFP10から履歴情報とユーザIDとを受信(取得)すると、その履歴情報とユーザIDと対応付けてHDD306に書き込んで蓄積し、登録する
図10は、MFP10における履歴情報読出(取得)時のデータの流れの一例を示す図である。
図11は、MFP10とログ管理サーバ20との間の履歴情報読出処理時の通信シーケンスの一例を示す図である。なお、図示の都合上、MFP10b,10cとログ管理サーバ20との間の通信シーケンスの図示は省略する。
各MFP10はそれぞれ、操作部107の操作画面上の「履歴取得」キーが押下されると(図11のステップS11)、上述した履歴情報収集処理と同様に、操作部107上の操作画面をユーザ認証画面に切り替える。そして、操作部107上の操作によってユーザIDおよびパスワード、又はパスワードのみが入力され、「認証」キーが押下されると、認証要求の発行によって認証処理を行う。そして、その認証要求中の認証情報と一致するものが登録されていれば認証成功と判定して、履歴情報の取得を許可する。
そして、履歴情報の取得が許可された場合にのみ、ログ管理サーバ20から履歴情報を取得するため、図10にも示すように、履歴操作アプリ225が、認証成功と判定した時に入力されたユーザIDを含む履歴情報の取得要求をログ管理サービス211へ送信する(図11のステップS12)。
そのログ管理サービス211は、その履歴情報の取得要求を受けると、それに含まれているユーザIDに対応付けられている履歴情報がHDD106にあるかないかをチェックし、あればその履歴情報を読み出して履歴操作アプリ225へ送信する。
また、履歴情報の取得要求に含まれているユーザIDに対応付けられている履歴情報がHDD106にない場合には、そのユーザIDを含む履歴情報有無問い合わせ情報をMAC・I/F111によってログ管理サーバ20へ送信する(図11のステップS13)。なお、その履歴情報有無問い合わせ情報の送信は、履歴情報の取得要求に含まれているユーザIDに対応付けられている履歴情報がHDD106にある場合に行うようにしても構わない。
ログ管理サーバ20は、その履歴情報有無問い合わせ情報を受信すると、それに含まれているユーザIDに対応付けられている履歴情報がHDD306にあるかないかをチェックし、あればその履歴情報を読み出して履歴情報有無問い合わせ情報の受信元のMFP10へ送信する(図11のステップS14)。
各MFP10のログ管理サービス211はそれぞれ、ログ管理サーバ20への履歴情報有無問い合わせ情報に対して、そのログ管理サーバ20から履歴情報を受信すると、その履歴情報を認証成功と判定した時に入力されたユーザIDに対応付けてHDD106に書き込んで蓄積する。なお、HDD106に蓄積した履歴情報(ユーザIDを含む)は、一時的ではなく、そのまま保持しておいてもよい。
各MFP10のログ管理サービス211はそれぞれ、ログ管理サーバ20から受信した履歴情報をユーザIDに対応付けてHDD106に書き込んだ後、その履歴情報を読み出し、履歴操作アプリ225へ送信する(図11のステップS15)。
各MFP10の履歴操作アプリ225は、ログ管理サービス211への履歴情報の取得要求に対して、その履歴操作アプリ225から履歴情報を取得すると、それを履歴リストとして操作部107上に表示する(ステップS16)。このとき、その履歴情報に当該MFP10で設定できない設定不可モード(設定不可能機能)が含まれている場合に、そのモードの項目をユーザに識別できる形で表示する。例えば、その文字の太さ又は色を変更する。
図12は、図4の液晶タッチパネル31上に表示される履歴リストの一例を示す図である。
この例の履歴リストは、複数の履歴情報からなる。なお、各履歴情報中の「MFP1」はMFP10aに、「MFP2」はMFP10bに、「MFP3」はMFP10cにそれぞれ相当する。
図13は、MFP10における履歴情報選択時のデータの流れの一例を示す図である。
図14は、MFP10とログ管理サーバ20との間の履歴情報選択時の通信シーケンスの一例を示す図である。なお、図示の都合上、MFP10b,10cとログ管理サーバ20との間の通信シーケンスの図示は省略する。
各MFP10はそれぞれ、操作部107上の履歴リストを構成する各履歴情報のいずれかが選択されると(図13のステップS21)、その選択された履歴情報が示す操作による過去の画像処理モードの設定を現在の画像処理モードの設定に反映させ(ステップS22)、そのモード設定の情報を示すアプリ画面を操作部107上に表示する(ステップS23)。例えば、図12の「MFP1」の履歴情報が選択されると、その履歴情報が示す操作による過去の画像処理モードの設定を現在の画像処理モードの設定に反映させ、そのモード設定の情報を示すコピーアプリ画面(図9参照)を操作部107上に表示する。
但し、選択された履歴情報が示す操作によって過去に設定された画像処理モードのうち、当該MFP10で設定できない設定不可モードが含まれている場合に、その設定不可モードを通知すると共に、その設定不可モードを除く部分の設定を現在の画像処理モードの設定に反映させるか否かの選択を促す情報を通知する。例えば、MFP10aが、図9に示したコピーアプリ画面上に、例えば図15に示すようなアラート情報をポップアップ表示する。つまり、MFP10cに備えてあるフィニッシャがMFP10aにないような場合には、MFP10cのステープルモードが設定不可であることを含むメッセージ「この機器ではMFP3のステープル操作は行えません。この操作を選択しますか?」と、ステープルモードを除く部分の設定を現在の画像処理モードの設定に反映させるか否かの選択を促す情報である「中止」キーおよび「継続」キーとを表示する。
そして、設定不可モードを除く部分の設定を現在の画像処理モードの設定に反映させる選択がなされた場合(図15の例では「継続」キーが押下された場合)には、設定不可モードを除く部分の設定を現在の画像処理モードの設定に反映させ、そのモード設定の情報を示すアプリ画面を操作部107上に表示する。この場合、ユーザがそのアプリ画面上のキー操作によって必要部分の修正を行う。設定不可モードを除く部分の設定を現在の画像処理モードの設定に反映させない選択がなされた場合(図15の例では「中止」キーが押下された場合)には、そのまま図16の処理を終了する。
図16は、上述したMFP10における履歴情報読出時と履歴情報選択時の処理手順をまとめて示すフローチャートである。
この実施例によれば、MFP10が、操作部107上の操作によって予め設定されたユーザ情報と一致する情報が入力された場合に、認証成功と判定してそのユーザ情報に対応する操作履歴情報の取得を許可し、操作部107上の操作によってログ管理サーバ20から上記ユーザ情報に対応する操作履歴情報を取得して操作部107上に表示する。そして、操作部107上に表示された操作履歴情報を操作部107上の操作によって選択し、その操作履歴情報が示す操作による過去の画像処理モードの設定を現在の画像処理モードの設定に反映させる。したがって、各ユーザがそれぞれ過去に設定した画像処理モードを簡単な操作によって再設定できることになるため、画像処理モード設定時の操作性が向上する。
また、自己の画像処理モード設定時の操作履歴情報を認証成功と判定した時に入力されたユーザ情報に対応付けて自己のHDDに書き込んで保存し、その後の画像処理モードの設定の際に、認証成功と判定した時に入力されたユーザ情報に対応する操作履歴情報が自己のHDDにあるかないかをチェックし、その操作履歴情報が自己のHDDにあれば、その操作履歴情報をそのHDDから取得して操作部107上に表示することにより、ログ管理サーバ20から操作履歴情報を取得しない分だけ通信コストの低下につながる。
さらに、ログ管理サーバ20から取得した操作履歴情報を上記ユーザ情報に対応付けて自己のHDDに書き込んで保存し、その後の画像処理モードの設定の際に、認証成功と判定した時に入力されたユーザ情報に対応する操作履歴情報が自己のHDDにあるかないかをチェックし、あればその操作履歴情報をそのHDDから取得して操作部107上に表示し、その操作履歴情報が自己のHDDになければ、その操作履歴情報がログ管理サーバ20にあるかないかをチェックし、あればその操作履歴情報をログ管理サーバ20から取得して操作部107上に表示することにより、ログ管理サーバ20から取得した同一のユーザの操作履歴情報を毎回通信して取得する必要がなくなり、その分だけ通信コストの低下につながる。
さらにまた、選択された操作履歴情報が示す操作によって過去に設定された画像処理モードのうち、当該画像処理装置で設定できない設定不可モードが含まれている場合に、その設定不可モードを通知することにより、そのモードを使用して画像処理を行えないことをユーザが知ることができる。
また、選択された操作履歴情報が示す操作によって過去に設定された画像処理モードのうち、設定不可モードが含まれている場合に、その設定不可モードを除く部分の設定を現在の画像処理モードの設定に反映させるか否かの選択を促す情報を通知することにより、その設定不可モードを除く画像処理モードで画像処理を継続させるか中止させるかをユーザが判断できるため、画像処理を無駄に行わせることがなくなる。
なお、認証成功と判定した時に入力されたユーザ情報に対応しない操作履歴情報もログ管理サーバ20から取得して操作部107上に表示することは可能である。
以上の説明から明らかなように、この発明の画像処理装置によれば、過去に設定した画像処理モードを簡単な操作によって再設定できるため、画像処理モード設定時の操作性が向上する。したがって、この発明を利用すれば、非常に使い勝手のよい画像処理装置を提供することができる。
本実施形態の画像処理装置であるMFP(デジタル複合機)を使用する画像処理システムのネットワーク構成例を示す概念図である。 図1のMFP10のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図1のMFP10のこの発明に関わるソフトウェア構成例を示すブロック図である。 図2の操作部107の構成例を示すレイアウト図である。
図1のログ管理サーバ20のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図2に示したMFP10における画像処理モード設定時の操作履歴情報収集処理時のデータの流れの一例を示す図である。 図1のMFP10とログ管理サーバ20との間の履歴情報収集処理時の通信シーケンスの一例を示す図である。 図4の液晶タッチパネル31上に表示されるユーザ認証画面の一例を示す図である。
同じくコピーアプリ画面の一例を示す図である。 図2に示したMFP10における履歴情報読出時のデータの流れの一例を示す図である。 図1のMFP10とログ管理サーバ20との間の履歴情報読出処理時の通信シーケンスの一例を示す図である。 図4の液晶タッチパネル31上に表示される履歴リストの一例を示す図である。
図2に示したMFP10における履歴情報選択時のデータの流れの一例を示す図である。 図1のMFP10とログ管理サーバ20との間の履歴情報選択時の通信シーケンスの一例を示す図である。 図9のコピーアプリ画面にポップアップ表示されるアラート情報の一例を示す図である。 図2に示したMFP10における履歴情報読出時と履歴情報選択時の処理手順をまとめて示すフロー図である。
符号の説明
1:ネットワーク 10:MFP 11:コントローラ 12:FCU
13:エンジンI/F 14:エンジン 20:ログ管理サーバ
31:液晶タッチパネル 32:テンキー 33:スタートキー
34:クリア/ストップキー 35:コピーキー 36:文書蓄積キー
37:ファクシミリキー 38:プリンタキー 39:スキャナキー
101,301,401:CPU 102,302:ASIC
103,303:SDRAM 104,304:ROM
105,305:NVRAM 106,306:HDD 107:操作部
108,307:モデム 109,308:USB・I/F
110,309:IEEE1394・I/F 111,310:MAC・I/F
200:この発明に関わるソフトウェア 201:OS 210:ミドルウェア
211:ログ管理サービス 220:アプリケーション 221:コピーアプリ
222:プリンタアプリ 223:ファクシミリアプリ 224:スキャナアプリ

Claims (8)

  1. 操作部上の操作によって画像処理モードを設定する画像処理モード設定手段と、該画像処理モード設定手段によって設定された画像処理モードに従って画像データに対する処理を行う画像処理手段とを有する画像処理装置であって、
    当該画像処理装置および他の画像処理装置の画像処理モード設定時の操作履歴情報を複数記憶して管理する管理装置と通信可能であり、前記操作部上の操作によって該管理装置から操作履歴情報を取得する操作履歴情報取得手段と、
    前記操作部上の操作によって予め設定されたユーザ情報と一致する情報が入力された場合に、認証成功と判定するユーザ認証手段と、
    該ユーザ認証手段によって認証成功と判定した場合にのみ、前記操作履歴情報取得手段による操作履歴情報の取得を許可する操作履歴情報取得許可手段と、
    該操作履歴情報取得手段によって取得した操作履歴情報を前記操作部上に表示する操作履歴情報表示手段と、
    該操作履歴情報表示手段によって前記操作部上に表示された操作履歴情報を該操作部上の操作によって選択する操作履歴情報選択手段とを設け、
    前記画像処理モード設定手段は、前記操作履歴情報選択手段によって選択された操作履歴情報が示す操作による過去の画像処理モードの設定を現在の画像処理モードの設定に反映させる手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1記載の画像処理装置において、
    前記操作履歴情報取得手段は、前記ユーザ認証手段によって認証成功と判定した時に入力されたユーザ情報に対応する操作履歴情報を前記管理装置から取得する手段であることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2記載の画像処理装置において、
    操作履歴情報を記憶する操作履歴情報記憶手段と、
    当該画像処理装置の画像処理モード設定時の操作履歴情報を、前記ユーザ認証手段によって認証成功と判定した時に入力されたユーザ情報に対応付けて前記操作履歴情報記憶手段に書き込む操作履歴情報書込手段とを設け、
    前記操作履歴情報取得手段は、前記ユーザ認証手段によって認証成功と判定した時に入力されたユーザ情報に対応する操作履歴情報として、当該画像処理装置の画像処理モード設定時の操作履歴情報が前記操作履歴情報記憶手段にあるかないかをチェックし、該操作履歴情報が前記操作履歴情報記憶手段にある場合に、該操作履歴情報を該操作履歴情報記憶手段から取得する手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項3記載の画像処理装置において、
    前記操作履歴情報取得手段は、前記ユーザ認証手段によって認証成功と判定した時に入力されたユーザ情報に対応する操作履歴情報として、当該画像処理装置の画像処理モード設定時の操作履歴情報が前記操作履歴情報記憶手段にない場合には、前記ユーザ認証手段によって認証成功と判定した時に入力されたユーザ情報に対応する操作履歴情報として、当該画像処理装置又は他の画像処理装置の画像処理モード設定時の操作履歴情報が前記管理装置にあるかないかをチェックし、該操作履歴情報がある場合に、該操作履歴情報を前記管理装置から取得することを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    前記操作履歴情報選択手段によって選択された操作履歴情報が示す操作によって過去に設定された画像処理モードのうち、当該画像処理装置で設定できない設定不可モードが含まれている場合に、該設定不可モードを通知する設定不可モード通知手段を設けたことを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項5記載の画像処理装置において、
    前記操作履歴情報選択手段によって選択された操作履歴情報が示す操作によって過去に設定された画像処理モードのうち、前記設定不可モードが含まれている場合に、該設定不可モードを除く部分の設定を現在の画像処理モードの設定に反映させるか否かの選択を促す情報を通知する設定反映要否選択情報通知手段を設け、
    前記画像処理モード設定手段は、前記操作履歴情報選択手段によって選択された操作履歴情報が示す操作によって過去に設定された画像処理モードのうち、前記設定不可モードを除く部分の設定を現在の画像処理モードの設定に反映させる選択が前記操作部上でなされた場合に、該設定不可モードを除く部分の設定を現在の画像処理モードの設定に反映させることを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項4記載の画像処理装置において、
    前記操作履歴情報書込手段は、前記操作履歴情報取得手段によって前記管理装置から取得した操作履歴情報を、前記ユーザ認証手段によって認証成功と判定した時に入力されたユーザ情報に対応付けて前記操作履歴情報記憶手段に書き込む手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像処理装置複数台と通信可能な管理装置であって、
    操作履歴情報を記憶する操作履歴情報記憶手段と、
    前記複数台の画像処理装置の画像処理モード設定時の操作履歴情報を該画像処理装置のユーザ認証手段によって認証成功と判定した時に入力されたユーザ情報と共に取得する操作履歴情報取得手段と、
    該操作履歴情報取得手段によって取得した操作履歴情報をユーザ情報に対応付けて前記操作履歴情報記憶手段に書き込む操作履歴情報書込手段とを設けたことを特徴とする管理装置。
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