JP4608923B2 - アンインストールシステム - Google Patents

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この発明は、電子写真方式などを適用したプリンタや複写機、ファクシミリあるいはこれらの機能を兼ね備えた複合機等の画像形成装置などの情報処理装置において、当該情報処理装置にインストールされた不要なソフトウェアを、確実にアンインストールすることが可能なアンインストールシステムに関するものである。
特開平9−146764号公報 特開平9−179727号公報
従来、この種の電子写真方式などを適用したプリンタや複写機、ファクシミリあるいはこれらの機能を兼ね備えた複合機等の画像形成装置などの情報処理装置においては、当該情報処理装置を制御するソフトウェア(プログラム)がROM(Read Only Memory)に予め書き込まれており、この情報処理装置で実現可能な機能は、予めROMに書き込まれたソフトウェアによって決定され、変更できないように構成されている。
そこで、上記情報処理装置では、新たに実現可能な機能を追加したり、実現可能な機能に新たに更新するためには、サービスエンジニアによってソフトウェアが書き込まれたROMを新たなものと交換する必要があった。
ところで、近年、上記プリンタや複写機、ファクシミリあるいはこれらの機能を兼ね備えた複合機等の画像形成装置などの情報処理装置は、ネットワークに接続されて使用されるようになってきており、プリンタや複写機等のメーカーが提供するサーバや、他のソフトウェア専用メーカー等が提供するサーバから、新たなバージョンのソフトウェアをダウンロードし、装置の機能を更新することが可能となってきている。また、上記情報処理装置では、ネットワークを介してメーカーのサーバに接続されることにより、当該情報処理装置を制御するソフトウェアの全部を更新する場合に限らず、アプリケーション用のソフトウェア等を部分的に追加したり、更新することなども可能となってきている。さらに、上記情報処理装置では、当該情報処理装置専用に作成されたソフトウェアのみではなく、ユーザが希望する所望のサービス用のソフトウェアをも、ネットワークを介してサーバからダウンロードすることが可能となってきている。
しかし、上記情報処理装置においては、上述したように、新たな機能を追加したりするために、新たなソフトウェアのインストールや、不要となった機能を削除するために、ソフトウェアのアンインストールを繰り返すことによって、予定した機能以外の他の機能に影響を与えてしまったりする虞れがあるという問題点を有している。また、上記情報処理装置では、ソフトウェアのインストールやアンインストールを繰り返しているうちに、装置全体の動作に不具合を生じる可能性があるという問題点をも有している。
そこで、かかる問題点を解決し得る技術としては、例えば、特開平9−146764号や特開平9−179727号公報等に開示されているものが既に提案されている。
この特開平9−146764号に係るソフトウェアのアンインストール方式は、インストール直前の状態を一時的に退避させ、インストール時の変更内容を保存し、アンインストール動作を、保存した変更内容に基づいて実行することによって、インストール順序に依存することなく不要なソフトウェアをアンインストールすることができるように構成したものである。
更に説明すると、上記特開平9−146764号に係るソフトウェアのアンインストール方式は、所定のオペレーティングシステム上にインストールされた複数のソフトウェアから任意の一又は複数のソフトウェアを取り除くソフトウェアのアンインストール方式において、ソフトウェアのインストール直前の状態を一時的に退避させる手段と、前記所定のオペレーティングシステムのインストール直後の状態(以下「初期設定」という)を再現する手段と、該手段が再現した前記初期設定に対してソフトウェアのインストールにより加えられる変更内容を保持する手段と、該手段が保持している一又は複数の変更内容と前記初期設定とから任意の一又は複数のソフトウェアのアンインストール後の状態を計算する手段と、を含むように構成したものである。
また、上記特開平9−179727号公報に係るアンインストール装置は、記憶媒体にインストールされたファイルを削除するアンインストール装置において、現在インストールされているファイルの名称と内容を含むファイル現在情報を前記記憶媒体に記録するとともに、アンインストールされるべきファイルがインストールされる前にインストールされているファイルの名称と内容を含むファイル過去情報を前記記憶媒体に記録するファイル管理手段と、アンインストールの実行を指示するアンインストール指示手段と、このアンインストール指示手段の指示に応じて前記ファイル現在情報と前記ファイル過去情報とのファイルの名称を照合し、照合結果に応じて前記ファイル現在情報を前記ファイル過去情報に変更するファイル変更手段とを備えるように構成したものである。
しかしながら、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記特開平9−146764号公報や特開平9−179727号公報に開示された技術の場合には、ソフトウェアがインストールされる前の状態と、ソフトウェアがインストールされた後の状態などを記憶させておき、ソフトウェアがアンインストールされた後の状態を計算したり、ファイル現在情報とファイル過去情報とのファイルの名称を照合することにより、ソフトウェアのインストール前後の状態に基づいて、任意のアンインストールを行うことができるものの、インストールされたソフトウェアの使用中に加えられた変更内容や、当該ソフトウェアをアンインストールしたときに、他のソフトウェアにどのような影響を与えるかについては、何ら考慮されておらず、結果的にアンインストールが不完全となるという問題点を有している。
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、インストールされたソフトウェアの使用中に変更が加えられたり、ソフトウェアをアンインストールしたときに、他のソフトウェアに影響を与える可能性がある場合であっても、これらを考慮してソフトウェアのアンインストールを確実に実行することが可能なアンインストールシステムを提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載された発明は、記憶手段にインストールされた少なくとも1つのファイルからなるソフトウェアを削除するアンインストールシステムにおいて、
前記記憶手段にインストールされたソフトウェアのファイルの書き込み、ファイルの参照及びファイルの削除の少なくとも1つを管理するファイルアクセス管理手段と、
前記ソフトウェアアンインストールをファイル単位で実行するアンインストール手段とを備え、
前記アンインストールを実行するファイルへのアンインストールするソフトウェア以外の他のソフトウェアのアクセスがあった場合には、前記ファイルアクセス管理手段によって他のソフトウェアの管理ファイルに当該ファイルへの他のソフトウェアのアクセスの有無を記載し、
前記アンインストール手段によっ前記ソフトウェアアンインストールをファイル単位で実行する際に、前記ファイルアクセス管理手段のアンインストールするソフトウェアの管理ファイルを参照することによって当該アンインストールを実行するファイルへの他のソフトウェアのアクセスの有無を判断し、
前記アンインストールを実行するファイルへの他のソフトウェアのアクセスがあった場合には、前記ファイルアクセス管理手段によって該当する他のソフトウェアの管理ファイルに当該他のソフトウェアのアクセスがあったファイルの内容を記載して、アンインストールを実行することを特徴とするアンインストールシステムである。
また、請求項2に記載された発明は、前記ファイルアクセス管理手段は、ファイルの書き込みが指示された場合に、該当ファイルが管理ファイルに記載されているか否かを判別し、該当ファイルが管理ファイルに記載されていない場合には、管理ファイルに記載することを特徴とする請求項1に記載のアンインストールシステムである。
さらに、請求項3に記載された発明は、前記ファイルアクセス管理手段は、前記アンインストール手段によって、前記ソフトウェアのファイルのアンインストールを実行する際に、当該削除するファイルへの他のソフトウェアからのアクセスがあった場合には、該当する他のソフトウェアの管理ファイルに削除するファイルを移動させることを特徴とする請求項1に記載のアンインストールシステムである。
又、請求項4に記載された発明は、前記ファイルアクセス管理手段は、前記アンインストール手段によって、前記ソフトウェアのファイルのアンインストールを実行する際に、当該削除するディレクトリの下位のディレクトリへ他のソフトウェアからのアクセスがあった場合には、該当する他のソフトウェアの管理ファイルに削除するディレクトリを移動させることを特徴とする請求項1に記載のアンインストールシステムである。
更に、請求項5に記載された発明は、前記アンインストールを実行するファイルが、ユーザのファイルである場合には、ユーザにファイル削除の適否を問い合わせるユーザインタフェース手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のアンインストールシステムである。
この発明においては、ソフトウェアをインストールする際に、管理ファイルを作成し、そのソフトウェアによる追加や変更等を記録し、また、ソフトウェアの動作中に、ファイルにアクセスがあった場合には、管理ファイルを更新する。アンインストール時は管理ファイルを参照し、アンインストールを実行する。
この発明によれば、インストールされたソフトウェアの使用中に変更が加えられたり、ソフトウェアをアンインストールしたときに、他のソフトウェアに影響を与える可能性がある場合であっても、これらを考慮してソフトウェアのアンインストールを確実に実行することが可能なアンインストールシステムを提供することができる。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図2はこの発明の実施の形態1に係るアンインストールシステムを適用した情報処理装置としての複合機(マルチファンクション機:MF機)を含む情報処理システムを示す構成図である。
この情報処理システム1は、図2に示すように、本実施の形態に係る情報処理装置としての複合機(マルチファンクション機:MF機)100と、ソフトウェアのダウンロード元であるサーバ200と、これら複合機100とサーバ200とを互いに通信可能に接続するネットワーク300とから構成されている。上記複合機100は、プリンタや複写機、あるいはファクシミリ等の機能を兼ね備えたものであり、当該複合機で使用されるソフトウェアは、ネットワークを介してサーバからダウンロードすることにより、インストール可能となっている。また、上記サーバは、複合機の製造メーカーや、ソフトウェアの開発会社等に配設されるものであり、複合機の画像形成動作等を制御する基本的なソフトウェアやアプリケーション用のソフトウェアを、ネットワークを介して提供可能なものである。なお、上記複合機及びサーバは、便宜上、1台のみ図示されているが、複合機やサーバの台数に制限はなく、任意の台数の複合機やサーバがネットワーク300に接続されていても良いことは勿論である。
上記ネットワーク300としては、例えば、Ethernet(登録商標)や、有線や無線のLAN(Local Area Network )、一般電話回線、ADSL(Asymmetoric Digital SubscriberLine)、ISDN(Integrated Switched Digital Network )などを含み、又、これらのネットワーク300を介して構築されるインターネットなども含むものである。ここで、ネットワーク300は、複合機100やサーバ200を互いに通信可能に接続するネットワークであって、当該ネットワーク300に個別に付与された固有の情報に基づき、通信する相手方の情報処理装置を特定して通信することが可能なものである。上記ネットワークに個別に付与された固有の情報としては、その代表的なものが、インターネットにおいて定義されているIPv6(インターネット・プロトコル,バージョン6)のアドレス又はIPv4(同バージョン4)のアドレスとポート番号の組合せであり、当該IPv6のアドレス又はIPv4のアドレスとポート番号の組合せを特定することによって、ネットワークとしてのインターネットを介して、特定の情報処理装置と通信することができるとともに、当該特定の情報処理装置から情報を受信することが可能となっている。
また、上記複合機100は、図3に示すように、当該複合機本体5の上部に、原稿の画像を読み取るスキャナ装置6を備えている。このスキャナ装置6で読み取られた原稿の画像データは、図示しない画像処理部によって、画像フォーマットの変換、圧縮/伸張、裏写り除去、色変換(明度/色空間変換)や、シェーディング補正、位置ズレ補正、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の所定の画像処理が施される。
さらに、上記複合機100は、複合機本体5の内部に、マルチファンクションモジュール(以下、「MFモジュール」という。)7を備えており、このMFモジュール7は、スキャナ装置6で読み込まれた画像や、論理ネットワーク4を介して送られてくる画像データ、あるいは一般電話回線を介して送られてくるファクシミリの画像データ等に基づいて、画像データの送受信や、画像データに基づいたコピーやプリント処理を行うように構成されている。なお、上記MFモジュール7は、例えば、電子写真方式により白黒やカラー画像の形成を行うが、これに限定されるものではなく、静電記録方式やインクジェット記録方式など、任意の方式によって画像の形成を行うものを含むものである。
また、上記複写機本体5の上部には、表示操作ユニット8が設けられている。この表示操作ユニット8は、例えば、サイト開設やスキャンやプリントの設定、あるいはホームページの検索等を行う画面を表示したり、サイト開設やスキャンやプリント等の指示を行ったりするためのものである。なお、この表示操作ユニット8とは別に、コピー指示などの基本的な操作をするための操作パネルを本体上面の所定位置に設けてもよい。
さらに、上記複合機100には、後述するように、外部インタフェース108を経由して、ネットワーク300に接続されたサーバ200など、外部の機器からアクセスできるようになっている。
この複合機100では、外部インタフェース108を経由して、サーバ300にアクセスする際に、IPv4(インターネット・プロトコル,バージョン4)や、IPv6(同,バージョン6)などのプロトコルを利用して通信が行われる。ここで、IPv4を利用する際には、1つの外部インタフェースに対応して1つのIPアドレスが割り当てられるが、IPv4に代えてIPv6を利用する場合には、1つの外部インタフェースに対して複数のIPアドレスが割り当て可能となっている。したがって、IPv4を利用する際には、当該IPv4の1つのIPアドレスと1つの外部インタフェースに対応した1つのポート番号によって、1つの送信側及び受信側の情報処理装置として機能するとともに、不特定多数の情報処理装置から情報の受信が可能となっている。また、複数の外部インタフェースを設けることによって、1つのIPアドレスと複数の外部インタフェースに対応した複数のポート番号によって、複数の受信側の情報処理装置として機能することが可能である。これに対して、IPv6を利用する際には、当該IPv6の1つの外部インタフェースに対応して複数のIPアドレスが割り当て可能となっており、この複数のIPアドレスによって、複数の送信側及び受信側の情報処理装置として機能することが可能であるとともに、不特定多数の情報処理装置から情報の受信が可能となっている。
一方、サーバ200は、図4に示すように、複合機等の外部の情報処理装置と通信を行い、ソフトウェアやその使用方法など種々の情報を、外部の情報処理装置からアクセスを受けて要求された際に、当該要求された情報をアクセスした相手先の情報処理装置に送信する機能を備えている。このサーバ200には、基本ソフトウェア(オペレーティングシステム:OS)の他に、種々の情報処理を行なうために必要なアプリケーションのソフトェアが、ハードディスク等の記憶装置に記憶されている。アプリケーションのソフトウェアの中には、IPP等によって複合機2でプリント処理を行うソフトや、複合機100のスキャナ装置6で読み取られた画像データを入力するソフト、あるいは複合機100のスキャナ装置6で読み取られた画像データに所望の画像処理を施したり、当該画像データを他の情報処理装置に出力するソフトなども含まれる。この実施の形態では、サーバ200側には、1つのIPアドレスしか必要でないという事情により、IPv4およびIPv6の何れにおいても、1つの外部インタフェースに対して1つのIPアドレスが割り当てられるが、サーバに複数のIPアドレスを割り当てて、これらのIPアドレスを選択的に使用可能に構成しても良い。
すなわち、この実施の形態に係る複合機100は、プリンタ装置、複写機、及び、ファクシミリ装置などが有する機能を兼ね備えており、様々な情報処理要求に対して対応することが可能となっている。
この複合機100は、図1に示すように、CPU(Central Processing Unit )101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、ページメモリ104と、NVRAM(Non Vapor Random Access Memory)105と、印刷部106と、U/I(ユーザインタフェース)107と、I/F(外部インタフェース)108と、ハードディスク(Hard Disk Drive )109と、読取部(スキャナ)110と、FAX(ファクシミリ)通信部111とから構成される。
CPU101は、当該複合機100を構成するROM102と、RAM103と、ページメモリ104と、NVRAM105と、印刷部106と、U/I107と、I/F108と、ハードディスク109と、読取部110と、FAX通信部111とを、システムバス112を介して制御する中央演算処理装置である。この複合機100におけるプリント動作や、コピー動作、あるいはファクシミリとしての各種の動作は、CPUl01の制御のもとに実行される。上記CPU101による制御動作は、ソフトウェア(プログラム) に基づいて決定される。
上記CPU101は、ファイルアクセス管理手段としての機能をも備えている。
また、上記ROM102は、読み取り専用メモリであり、このROM102には、複合機100を制御するプログラムのうち、基本的な動作を制御するためのプログラムが格納されている。上記プログラムとしては、例えば、電源投入直後に複合機100の各ハードウェアを診断したり、NVRAM105に記憶された制御プログラムを起動するといったプログラムが挙げられる。
RAM103は、読み書き可能メモリであり、複合機100で動作する各プログラムが作業用として使用するデータ記憶領域である。
ページメモリ104は、文書データを用紙に印刷可能なデータに変換した結果を記憶するための記憶領域である。
NVRAM105は、不揮発性のRAMであり、このNVRAM105には、複合機100を制御するプログラムのほとんどが格納されている。上記NVRAM105の記憶領域に記憶されたデータは、複合機100の電源を遮断した後も保持される。
印刷部106は、ページメモリ104に格納された印刷可能なデータを、用紙に印刷する手段である。この印刷部106は、例えば、読取部110で読み取られた画像の印刷機能すなわち複写装置機能に限らず、ネットワーク300を介してパーソナルコンピュータなどのクライアント端末から取得した文書データや画像ファイルなどに基づいて画像を印刷するいわゆるプリント機能や、一般電話回線を介して受信したFAX受信データに基づいて印刷出力するFAX機能も備えている。
上記複合機100が例えばプリンタとして機能する場合、印刷部106は、図示しないクライアント端末からぺージ記述言語(PDL:Page Description Language)で記載されたPDLデータを受け取り、当該PDLデータをページメモリ104に出力単位ごと(1ぺージごと)の画像データとして展開し、そのラスタデータが印刷部106に送られ、印刷部106にてプリント出力するように構成されている。また、複合機100がカラーファクシミリ受信機として機能する場合、印刷部106は、PDLデータに代えてFAX受信データを受け取り、印刷部106にてLab信号に変換した後、印刷部106にてプリント出力する。
U/I107は、図示しない液晶ディスプレイ及びタッチパネルを備えている。表示手段としての液晶ディスプレイは、CPU101によって制御され、文字やグラフィツク画面、メニュー画面などを表示し、ユーザに情報を与えるものである。タッチパネルは、液晶ディスプレイを覆うように設置されており、ユーザがタッチパネルに触れると、触れた位置を示す信号を送出することで、ユーザが情報を入力することができるようになっている。
I/F108は、外部インタフェースであり、インターネットに接続するためのネットワークインタフェース、赤外線やブルートゥース(登録商標)による無線通信を行なうための無線通信インタフェース、ICカード、PCカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア、光磁気ディスクなど可搬性媒体とのデータ通信を行なうインタフェースなどから構成されている。
ハードディスク109は、外部よりI/F108を介して受信した印刷情報や文書データや、文書データを印刷可能なデータに変換するためのフォントや、複合機100の設定情報や状態情報等を格納しておく記憶媒体である。ハードディスク109は、一般に単位当たりのコストがRAM、NVRAMやページメモリに比べて安価なため、RAMやページメモリの補助記憶領域としても使用される。
読取部110は、原稿の画像を複合機100内部で扱うことができる画像データに変換するものであり、一般にスキャナーと呼ばれる。
FAX通信部111は、電話回線を介してデータを受信したり、読取部110で読み取られたデータをFAX送信するためのデバイスである。
なお、この実施の形態に係る複合機100は、ネットワーク300を介してサーバ200と接続されており、ネットワークスキャナやネットワークプリンタとしての機能をも備えている。加えて、複合機100で管理されているサイトに、I/F108を経由して、ネットワーク300と接続されたクライアント端末200などの外部機器からアクセスを受けて、所定の情報を提供し、また指示された情報処理を行なう機能をも備えている。
たとえば、読取部110で読み取った画像や印刷出力用あるいはFAX受信画像として受け取った画像に基づいて、通信制御部17にてサイトのコンテンツを生成し取得することで、複合機2は、自装置にて取得し用意(ハードディスク装置などの画像格納部に保存)した画像に基づく情報を他のユーザに提供することが可能である。
また、複合機100は、ネットワーク300を介してインターネットに接続することにより、いわゆるWebサイトを提供可能となっている。この場合、複合機100は、外部のサイトにて用意されているWeb情報をインタフェース108が受け取り、これをさらにインターネットにて提供することが可能である。この場合、複合機100は、コンテンツを自装置外から取得して提供する、いわゆる中継サーバとして機能する。
上記複合機100には、ネットワーク300を介して接続された図示しないクライアント端末から、当該複合機100の読取部110で読み取られた画像データに対する画像処理の要求や、当該複合機100の読取部110で読み取られた画像データを印刷するコピー処理の要求、あるいはクライアント端末で作成された文書データ等のプリント処理(IPP)の要求、さらにはWebサイトで閲覧した画像のプリント処理の要求など、種々の情報処理要求が送られてくる。
図5は上記複合機100の内部構成を示す階層図である。
図5において、120はCPU101やROM102、RAM103等のハードウェアを示すものであり、121はCPU101やROM102等のハードウェアを制御する基本ソフトウェア(オペレーティングシステム:OS)、122はファイルアクセス監視手段、123はFX−WEBSVC−001、FX−WEBSVC−002、アプリケーション1〜n等のアプリケーションソフトとを備えている。
とことで、この実施の形態では、記憶手段にインストールされたソフトウェアを削除するアンインストールシステムにおいて、前記記憶手段にインストールされたソフトウェアのファイルの書き込み、ファイルの参照及びファイルの削除の少なくとも1つを管理するファイルアクセス管理手段と、前記ソフトウェアのファイルのアンインストールを実行するアンインストール手段とを備え、前記アンインストール手段によって、前記ソフトウェアのファイルのアンインストールを実行する際に、前記ファイルアクセス管理手段によって当該アンインストールを実行するファイルの差替え又は他のソフトウェアのアクセスの有無を判断し、前記アンインストールを実行するファイルの差替え又は他のソフトウェアのアクセスがあった場合には、前記ファイルアクセス管理手段によって該当する他のソフトウェアの管理ファイルにその旨を記載して、アンインストールを実行するように構成されている。
上記ファイルアクセス管理手段及びアンインストール手段は、CPU101によって実行されるプログラムによって実現されている。
この実施の形態に係るアンインストールシステムは、OS(オペレーティングシステム)121と、アプリケーションソフトウェア(FX−WEBSVC−001、FX−WEBSVC−002、アプリケーション1〜n)123の間に位置するファイルアクセス管理手段122として実現されている。そのため、上記ファイルアクセス管理手段122は、アプリケーションソフトウェア123に関係なく、ファイルアクセスを監視し、OSレベルでの処理が可能となっている。
以上の構成において、この実施の形態に係る情報処理装置では、次のようにして、インストールされたソフトウェアの使用中に変更が加えられたり、ソフトウェアをアンインストールしたときに、他のソフトウェアに影響を与える可能性がある場合であっても、これらを考慮してソフトウェアのアンインストールを確実に実行することが可能となっている。
ここでは、この実施の形態に係る複合機100で動作するアンインストールシステムの動作について、インストール時、ソフトウェア動作時、アンインストール時の順に説明する。
(1) インストール時
上記複合機100にソフトウェアをインストールする際、このソフトウェアのインストールの開始は、ファイルヘの書き込みがあった時点で、ファイルアクセス監視手段122によって検知される。ただし、アプリケーションによっては、インストールが明示的に開始されるので、この限りではない。
図6はファイルアクセス監視手段のメインの動作を示すフローチャートである。
まず、ファイルアクセス管理手段122は、要求されている処理がファイルの書き込み処理か否かを判別し(ステップ101)、要求されている処理がファイルの書き込み処理である場合は、該当するアプリケーションの管理ファイルが存在するか否かを判別する (ステップ102)。そして、該当するアプリケーションの管理ファイルが存在する場合には、管理ファイルを初期化した後(ステップ103)、ファイルの書き込み処理を実行し(ステップ104)、該当するアプリケーションの管理ファイルが存在しない場合には、インストール開始と検知して、直ちにファイルの書き込み処理を実行する(ステップ104)。
また、上記ファイルアクセス管理手段122は、要求されている処理がファイルの書き込み処理でない場合には、ファイルの削除処理か否かを判別し(ステップ105)、要求されている処理がファイルの削除処理である場合は、削除処理を実行し(ステップ106)、ファイルの削除処理でない場合は、ファイルの参照処理であると判断して、ファイルの参照処理を実行する(ステップ107)。
上記管理ファイルとしては、例えば、図7及び図8に示すようなものが用いられる。管理ファイルは、アプリケーションソフトウェア単位で作成され、プログラム名、インストール、アンインストールに関する時刻、生成したファイル及びディレクトリ、内容を変更したファイルとその内容、差替えたファイル、他のアプリケーションソフトからのアクセス情報が記載される。
図7に示す例では、アプリケーションソフトウェアとして、FX−WEBSVC−001について、このアプリケーションソフトウェアのプログラム名「FX−WEBSVC−001」と、当該アプリケーションソフトウェアのインストールの開始時刻と終了時刻、及びアンインストールの開始時刻と終了時刻とが記録されている。
また、生成したファイル及びディレクトリとして、No.1:データ種別「システム」、ファイルタイプ「ディレクトリ」、ファイル名・ディレクトリ名「/etc/websvc-001/」、No.2:データ種別「システム」、ファイルタイプ「ディレクトリ」、ファイル名・ディレクトリ名「/var/websvcspool/ 」、No.3:データ種別「システム」、ファイルタイプ「ファイル」、ファイル名・ディレクトリ名「/ctc/websvc.conf」、No.4:データ種別「システム」、ファイルタイプ「ディレクトリ」、ファイル名・ディレクトリ名「/usr/sbin/websvcd 」、No.5:データ種別「ユーザデータ」、ファイルタイプ「ディレクトリ」、ファイル名・ディレクトリ名「/home/userl/doc/」、No.6:データ種別「ユーザデータ」、ファイルタイプ「ファイル」、ファイル名・ディレクトリ名「/home/userl/work/template.xml 」が記録されている。
さらに、ファイル内容の変更としては、No.7:ファイル名「/etc/passwd 」、内容
「7a8,9
>websvcdmn:x:88880:88888: FX−WEBSVC-DAEMON:/usr/sbin:/usr/sbin/websvcd
>websvcadm:x:88880:88888: FX−WEBSVC-ADMIN:/usr/sbin:/usr/sbin/websvcd」
が記録されている。
また、ファイルの差し替えとして、No.8:旧ファイル名「/usr/lib/libcmn.so」、新ファイル名「/etc/websvc-001/libcmn.so 」が記録されている。
さらに、他のアプリケーションソフトからのアクセス情報としては、No.9:アプリケーションソフトの名称「FX−WEBSVC−002」、変更ファイル「/ctc/websvc.conf」、No.10:アプリケーションソフトの名称「FX−WEBSVC−002」、変更ファイル「/var/websvcspool/ws002/ 」が記録されている。
又、図8に示す例では、アプリケーションソフトウェアとして、FX−WEBSVC−002について、このアプリケーションソフトウェアのプログラム名「FX−WEBSVC−002」と、当該アプリケーションソフトウェアのインストールの開始時刻と終了時刻とが記録されている。
また、生成したファイルとディレクトリとして、No.1:データ種別「システム」、ファイルタイプ「ディレクトリ」、ファイル名・ディレクトリ名「/etc/websvc-002/」、No.2:データ種別「システム」、ファイルタイプ「ディレクトリ」、ファイル名・ディレクトリ名「/var/websvcspool/ws002」、No.3:データ種別「システム」、ファイルタイプ「ファイル」、ファイル名・ディレクトリ名「/usr/websvc.conf」、No.4:データ種別「システム」、ファイルタイプ「ディレクトリ」、ファイル名・ディレクトリ名「/usr/sbin/websvcd 」、No.5:データ種別「ユーザデータ」、ファイルタイプ「ディレクトリ」、ファイル名・ディレクトリ名「/home/userl/doc/」、No.6:データ種別「ユーザデータ」、ファイルタイプ「ファイル」、ファイル名・ディレクトリ名「/home/userl/work/template.xml 」が記録されている。
さらに、ファイル内容の変更としては、No.7:ファイル名「/etc/websvc.conf」、内容
「3a4
>name:002
8a10,14
>
>[websvc-002]
>port:8080
>session:1
>timeout:30 」
が記録されている。
図6において、ステップ104のファイル書き込み処理は、図9、図10、図11のフローチャートに示すように行われる。
すなわち、ファイルアクセス管理手段122は、図9に示すように、ファイルの書き込み処理が、新規ディレクトの作成か(ステップ201)、新規ファイルの作成か(ステップ203)、既存ファイルの内容変更か(ステップ205)、既存ファイルの差替えか (ステップ207)を判別し、新規ディレクト作成の場合には、図10(a)の処理を (ステップ202)、新規ファイル作成の場合には、図10(b)の処理を(ステップ204)、既存ファイル内容変更の場合には、図11(a)の処理を(ステップ206)、既存ファイル差替えの場合には、図11(b)の処理(ステップ208)をそれぞれ実行する。
上記新規ディレクト作成の場合には、図10(a)に示すように、上位ディレクトリが管理ファイルに記載済みか否かを判別し(ステップ301)、上位ディレクトリが管理ファイルに記載済みの場合には、自アプリケーションの管理ファイルか否かを判別する(ステップ302)。そして、自アプリケーションの管理ファイルである場合には、直ちに当該処理を終了し、自アプリケーションの管理ファイルでない場合には、該当アプリケーションの管理ファイルに記載する(ステップ304)。一方、上位ディレクトリが管理ファイルに記載済みでない場合には、ディレクトリを作成した後(ステップ304)、管理ファイルに記載して(ステップ305)、当該処理を終了する。
また、新規ファイル作成の場合には、図10(b)に示すように、作成先のディレクトリが管理ファイルに記載済みか否かを判別し(ステップ401)、作成先のディレクトリが管理ファイルに記載済みの場合には、自アプリケーションの管理ファイルか否かを判別する(ステップ402)。そして、自アプリケーションの管理ファイルである場合には、直ちに当該処理を終了し、自アプリケーションの管理ファイルでない場合には、該当アプリケーションの管理ファイルに記載する(ステップ404)。一方、作成先のディレクトリが管理ファイルに記載済みでない場合には、ファイルを作成した後(ステップ404)、管理ファイルに記載して(ステップ405)、当該処理を終了する。
さらに、既存ファイルの内容変更の場合には、図11(a)に示すように、該当ファイルが管理ファイルに記載済みか否かを判別し(ステップ501)、該当ファイルが管理ファイルに記載済みの場合には、自アプリケーションの管理ファイルか否かを判別する(ステップ502)。そして、自アプリケーションの管理ファイルである場合には、他のアプリケーションソフトのアクセスがあるか否かが判別され(ステップ504)、他のアプリケーションソフトのアクセスがない場合には、そのまま当該処理を終了し、他のアプリケーションソフトのアクセスがある場合には、該当アプリケーションの管理ファイルに記載して(ステップ505)、処理を終了する。一方、自アプリケーションの管理ファイルでない場合には、該当するアプリケーションの管理ファイルに記載して(ステップ503)、管理ファイルに変更内容を記載して(ステップ506)、当該処理を終了する。また、該当ファイルは、管理ファイルに記載済みでない場合にも、管理ファイルに変更内容を記載して(ステップ506)、当該処理を終了する。
また、既存ファイルの差し替えの場合には、図11(b)に示すように、新ファイルを既存ファイルと別領域に保存した後に(ステップ601)、管理ファイルに差し替えの旨記載して(ステップ602)、当該処理を終了する。
ここで、図10のステップ304に示すように、ディレクトリの作成であれば、例えば、図7のNo.1やNo.2に示すように記載される。また、ファイル作成であれば、同様に図7のNo.3やNo.4に示すように記載される。既存ファイルの内容変更とは、既存ファイルが存在し、このファイルが他のアプリケーションのもの(自身で生成していない)であれば、図7のNo.7に示すように、変更内容を記載する。この実施の形態では、一般的なdiffコマンドによる記述を採用している。ファイル差替えとは、既存ファイルが存在し、このファイルが他のアプリケーションのもの(自身で生成していない)であり、このファイルを自身のファイルと差替えることである。例えば、共有動的リンクライブラリの更新といったものである。この場合、実際に差替え(上書きコピー)をせずに、図11(b)に示すように、更新したいファイル(図中「新ファイル」)を別領域に保存し、図7のNo.8に示すように、旧ファイル名に対応させて新ファイル名を記載しておく。以上の処理をインストールを終了まで繰り返す。この時点では、図7のNo.9とNo.10は存在していない。
また、図6における削除処理は、図12に示すように実行される。
この削除処理では、図12に示すように、該当するアプリケーションの管理ファイルに記載があるか否かが判別され(ステップ701)、該当するアプリケーションの管理ファイルに記載がある場合には、他のアプリケーションで所有されているため、エラーとして削除処理を実行しない(ステップ705)。一方、該当するアプリケーションの管理ファイルに記載がない場合には、他のアプリケーションからのアクセスがあるか否かが判別され(ステップ702)、他のアプリケーションからのアクセスがある場合にも、他のアプリケーションで所有されているため、エラーとして削除処理を実行しない(ステップ705)。また、他のアプリケーションからのアクセスがない場合には、ファイルを削除し (ステップ703)、管理ファイルの該当部分を削除して(ステップ704)、当該処理を終了する。
さらに、図6における参照処理は、図13に示すように実行される。
この参照処理では、図13に示すように、該当ファイルが管理ファイルに記載されているか否かが判別され(ステップ801)、該当ファイルが管理ファイルに記載されていない場合には、ファイルの参照処理を実行して(ステップ804)、当該処理を終了する。また、該当ファイルが管理ファイルに記載されている場合には、ファイルの差替えか否かを判別し(ステップ802)、ファイルの差替えである場合には、差替えファイルの参照処理を実行し(ステップ803)、ファイルの差替えでない場合には、ファイルの参照処理を実行する(ステップ804)。
(2) ソフトウェア動作時
次に、FX−WEBSVC−001に代わるアプリケーションソフトであるFX−WEBSVC−002のインストール時及び動作時についての処理について説明する。
この動作のフローチャートは、前述した図9乃至図11に示した通りであり、例えば、図8のN0.2に示すように、新規ディレクトを作成した場合には、上位ディレクトリである「/varlwebsvcspoo1/ 」は、FX−WEBSVC−001のものと判断され、図8のN0.2に示すように、自身の管理ファイルに記載するとともに、FX−WEBSVC−001の管理ファイルにも、図7のN0.10に示すように、他アプリケーションからのアクセスがあった旨が記載される。また、FX−WEBSVC−001の既存ファイル(/etc/websvc.conf)を変更する場合には、図8のN0.7に示すように、変更内容を記載するとともに、FX−WEBSVC−001の管理ファイルにも、図7のN0.9に示すように、他アプリケーションのアクセスがあった旨が記載される。
今回の上記ファイル「/etc/websvc.conf」の内容は、図14に示すようなものである。
すなわち、websvc-001のインストール後は、
「[websvc]
num:2
name:001

[websvc-001]
port:8000
session:5
timeout:30」
である。
これに対して、websvc-002のインストール後は、
「[websvc]
num:2
name:001
name:002

[websvc-001]
port:8000
session:5
timeout:30

[websvc-002]
port:8080
session:1
timeout:30」
となる。
アプリケーションソフトによって自動的に作成されるディレクトリやファイルの他には、ユーザが自ら作成したユーザデータがある。例えば、FX−WEBSVC−001で 「ユーザデータ保存」( 図示せず)とした場合に、保存されるデータである。このようなユーザデータも、図7のNo.5及びNo.6に示すように、管理ファイルに記載される。
(3) アンインストール時
次に、アンインストール時の動作フローチャートを、図15、図16、図17に基づいて説明する。
まず、アンインストール動作を開始すると、管理ファイルを選択し(ステップ901)、アンインストールのログを残すか否かを問い合わせる(ステップ902)。ここで、アンインストールのログを残す場合には、アンインストール動作そのもののアンインストールが可能となる。そして、アンインストールのログを残す場合には、管理ファイルを別途保存し(ステップ903)、ログモードをONにしておく(ステップ904)。
その後、作成したファイルを順に選択した後(ステップ905)、他のアプリケーションソフトのアクセスがあったか否かを判別する(ステップ906)。そして、他のアプリケーションソフトのアクセスがあった場合には、該当するアプリケーションの管理ファイルへ内容を移動し(ステップ909)、他のアプリケーションソフトのアクセスがなかった場合には、ファイル内容の変更があったか否かを判別して(ステップ907)、ファイル内容の変更がなかった場合には、そのままステップ910に進むとともに、ファイル内容の変更があった場合には、内容の追記分を削除した後(ステップ908)、そのままステップ910に進む。
ステップ910では、ユーザファイルか否かを判別し、ユーザファイルでない場合には、ファイルを削除した後(ステップ912)、管理ファイルの該当部分を削除する(ステップ913)。また、ユーザファイルである場合には、ユーザに確認するか予め設定されている内容を判別して(ステップ911)、削除する場合には、ファイルの削除を実行する(ステップ912)。また、削除しない場合には、管理ファイルの該当部分のみ削除する(ステップ913)。
その後、ログモードがONとなっているか否かを判別し(ステップ914)、ログモードがONとなっていない場合には、全ファイルの処理が終了しているか否かを判別して (ステップ916)、全ファイルの処理が終了していない場合には、ステップ905に戻る。また、ログモードがONとなっている場合には、ログに追加した後(ステップ915)、全ファイルの処理が終了しているか否かを判別する(ステップ916)。
全ファイルの処理が終了した場合には、図16に示すように、作成したディレクトリを順に選択した後(ステップ1001)、他のアプリケーションソフトのアクセスがあったか否かを判別する(ステップ1002)。そして、他のアプリケーションソフトのアクセスがあった場合には、該当するアプリケーションの管理ファイルへ内容を移動し(ステップ1005)、他のアプリケーションソフトのアクセスがなかった場合には、下位のディレクトリに他のアプリケーションのアクセスがあったか否かを判別して(ステップ1003)、下位のディレクトリに他のアプリケーションのアクセスがあった場合には、該当アプリケーションの管理ファイルへ内容を移動した後(ステップ1005)、管理ファイルの該当部分を削除する(ステップ1006)。また、下位のディレクトリに他のアプリケーションのアクセスがなかった場合には、ディレクトリ以下を削除し(ステップ1004)、管理ファイルの該当部分を削除する(ステップ1006)。
その後、ログモードがONとなっているか否かを判別し(ステップ1007)、ログモードがONとなっていない場合には、全ディレクトリの処理が終了しているか否かを判別して(ステップ1009)、全ディレクトリの処理が終了していない場合には、ステップ1001に戻る。また、ログモードがONとなっている場合には、ログに追加した後(ステップ1008)、全ディレクトリの処理が完了しているか否かを判別する(ステップ1009)。
次に、全ディレクトリの処理が完了している場合には、図17に示すように、差替えファイルを順に選択した後(ステップ1101)、差替えファイルを削除するとともに(ステップ1102)、管理ファイルの該当部分を削除する(ステップ1103)。
その後、ログモードがONとなっているか否かを判別し(ステップ1104)、ログモードがONとなっていない場合には、全ディレクトリの処理が終了しているか否かを判別して(ステップ1106)、全ディレクトリの処理が終了していない場合には、ステップ1101に戻る。また、ログモードがONとなっている場合には、ログに追加した後(ステップ1105)、全ディレクトリの処理が完了しているか否かを判別する(ステップ1106)。
次に、全ディレクトリの処理が完了している場合には、管理ファイルを削除して(ステップ1107)、アンインストール動作を終了する。
このように、管理ファイルの項目を順に処理していく。図11のNo.1であれば削除し、図11のNo.2であれば、他のアプリケーションのアクセスが存在するので、実態は削除せず、FX−WEBSVC−002の管理ファイルに情報を追記する。図11のNo.7であれば、変更内容を管理ファイルに記載された情報をもとに元に戻す。図11のNo.8については、新ファイルを削除するのみである。図11のNo.5,No.6といったユーザデータの場合は、U/I107にて削除するか否かをユーザに選択させ、削除またはそのまま残す。ログモードがONであれば、それぞれの処理の際に、別領域に保存した管理ファイルに関連付けてログに残す。このログとしては、例えば、図18に示すようなものである。そして、上述したように、最後に不要となった管理ファイルを削除して(ステップ1107)、アンインストール動作を終了する。
以上説明したように、この実施の形態によれば、ソフトウェアをインストールする際、管理ファイルを生成し、そのソフトウェアによる追加・変更を記録し、また、ソフトウェアの動作中に、ファイルアクセスがあった場合、管理ファイルを更新する。アンインストール時は管理ファイルを参照することで、他のアプリケーションに影響することなく、確実なアンインストールを実行することができる。
図1はこの発明の実施の形態1に係るアンインストールを適用した複合機の制御回路を示すブロック図である。 図2はこの発明の実施の形態1に係るアンインストールを適用した複合機を含む制御システムを示す図である。 図3はこの発明の実施の形態1に係るアンインストールを適用した複合機を示す外観構成図である。 図4はサーバ装置を示す外観構成図である。 図5はこの発明の実施の形態1に係るアンインストールを適用した複合機の制御回路を示す階層図である。 図6はこの発明の実施の形態1に係るアンインストールを適用した複合機の動作を示すフローチャートである。 図7はソフトウェアの管理ファイルを示す図表である。 図8はソフトウェアの管理ファイルを示す図表である。 図9はこの発明の実施の形態1に係るアンインストールを適用した複合機の動作を示すフローチャートである。 図10はこの発明の実施の形態1に係るアンインストールを適用した複合機の動作を示すフローチャートである。 図11はこの発明の実施の形態1に係るアンインストールを適用した複合機の動作を示すフローチャートである。 図12はこの発明の実施の形態1に係るアンインストールを適用した複合機の動作を示すフローチャートである。 図13はこの発明の実施の形態1に係るアンインストールを適用した複合機の動作を示すフローチャートである。 図14はファイル内容が変更されたファイルを示す図である。 図15はこの発明の実施の形態1に係るアンインストールを適用した複合機の動作を示すフローチャートである。 図16はこの発明の実施の形態1に係るアンインストールを適用した複合機の動作を示すフローチャートである。 図17はこの発明の実施の形態1に係るアンインストールを適用した複合機の動作を示すフローチャートである。 図18はログファイルを示す図表である。
符号の説明
100:複合機、101:CPU、122:ファイルアクセス管理手段、123:アプリケーションソフト。

Claims (5)

  1. 記憶手段にインストールされた少なくとも1つのファイルからなるソフトウェアを削除するアンインストールシステムにおいて、
    前記記憶手段にインストールされたソフトウェアのファイルの書き込み、ファイルの参照及びファイルの削除の少なくとも1つを管理するファイルアクセス管理手段と、
    前記ソフトウェアアンインストールをファイル単位で実行するアンインストール手段とを備え、
    前記アンインストールを実行するファイルへのアンインストールするソフトウェア以外の他のソフトウェアのアクセスがあった場合には、前記ファイルアクセス管理手段によって他のソフトウェアの管理ファイルに当該ファイルへの他のソフトウェアのアクセスの有無を記載し、
    前記アンインストール手段によっ前記ソフトウェアアンインストールをファイル単位で実行する際に、前記ファイルアクセス管理手段のアンインストールするソフトウェアの管理ファイルを参照することによって当該アンインストールを実行するファイルへの他のソフトウェアのアクセスの有無を判断し、
    前記アンインストールを実行するファイルへの他のソフトウェアのアクセスがあった場合には、前記ファイルアクセス管理手段によって該当する他のソフトウェアの管理ファイルに当該他のソフトウェアのアクセスがあったファイルの内容を記載して、アンインストールを実行することを特徴とするアンインストールシステム。
  2. 前記ファイルアクセス管理手段は、ファイルの書き込みが指示された場合に、該当ファイルが管理ファイルに記載されているか否かを判別し、該当ファイルが管理ファイルに記載されていない場合には、管理ファイルに記載することを特徴とする請求項1に記載のアンインストールシステム。
  3. 前記ファイルアクセス管理手段は、前記アンインストール手段によって、前記ソフトウェアのファイルのアンインストールを実行する際に、当該削除するファイルへの他のソフトウェアからのアクセスがあった場合には、該当する他のソフトウェアの管理ファイルに削除するファイルを移動させることを特徴とする請求項1に記載のアンインストールシステム。
  4. 前記ファイルアクセス管理手段は、前記アンインストール手段によって、前記ソフトウェアのファイルのアンインストールを実行する際に、当該削除するディレクトリの下位のディレクトリへ他のソフトウェアからのアクセスがあった場合には、該当する他のソフトウェアの管理ファイルに削除するディレクトリを移動させることを特徴とする請求項1に記載のアンインストールシステム。
  5. 前記アンインストールを実行するファイルが、ユーザのファイルである場合には、ユーザにファイル削除の適否を問い合わせるユーザインタフェース手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のアンインストールシステム。
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