JP2007015223A - 画像形成装置 - Google Patents

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剛広 小川
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Abstract

【課題】 簡単な構成で、プログラムの更新を効率良く行える画像形成装置を提供する。
【解決手段】 不揮発性のプログラム格納部12に記憶されたプログラムを実行し、動作する画像形成装置であって、自装置の機種情報を記憶する機種情報記憶部16と、複数の異なる機種の装置用の複数のプログラムが予め記録されたメモリカード20にアクセスするアクセス部18と、メモリカード20にアクセス部18がアクセスし、メモリカード20に記録された複数のプログラムの中から自装置の機種情報に基づいて、自装置に適したプログラムを判別する判別部22と、自装置に適したプログラムをメモリカード20からプログラム格納部12に転送する転送部24と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、装置に搭載されたメモリに記録されたファームウェアにより動作する画像形成装置に関する。
従来のコピー機やファクシミリ装置などの電子機器のプログラムデータ更新方法として、たとえば、特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載された電子機器のプログラムデータ更新方法は、書換プログラムおよび汎用通信インタフェースのプログラムを記憶させた不揮発性メモリと、汎用通信インタフェースと、を備えた書換治具を電子機器に装着し、汎用通信インタフェースを介して携帯型コンピュータを電子機器に接続し、電子機器は書換治具の書換プログラムを実行して、コンピュータから更新プログラムを受信し、電子機器内のメモリに記憶されているプログラムを書き換えることにより、電子機器の機種毎に専用に準備されていた書換治具の構成を簡素化するものである。
特開2004−30518号公報
ところで、コピー機やファクシミリ装置などの画像形成装置の高機能化に伴い、機種は多様化し、各種技術も日々進歩しており、プログラムの種類や更新頻度も以前に比較して増加傾向にあり、その管理は煩雑になってきている。そのため、画像形成装置のメンテナンスにかかる手間やコストを如何にして削減して、効率良くメンテナンスを行っていくことができるかが課題となってきている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡単な構成で、プログラムの更新を効率良く行える画像形成装置を提供することにある。
本発明によれば、不揮発性のプログラム記憶部に記憶されたプログラムを実行し、動作する画像形成装置であって、
自装置の機種情報を記憶する機種情報記憶部と、
複数の異なる機種の装置用の複数のプログラムが予め記録された記録媒体にアクセスするアクセス部と、
前記記録媒体に前記アクセス部がアクセスし、前記記録媒体に記録された前記複数のプログラムの中から前記自装置の前記機種情報に基づいて、前記自装置に適したプログラムを判別する判別部と、
前記自装置に適した前記プログラムを前記記録媒体から前記プログラム記憶部に転送する転送部と、を備えたことを特徴とする画像形成装置が提供される。
ここで、プログラム記憶部は、たとえば、フラッシュメモリなどの電気的消去可能プログラム可能な不揮発性記憶装置(以後、「ROM(Read Only Memory)」と呼ぶ)である。また、本発明の画像形成装置は、ROMに格納されたプログラムをRAM(Random Access Memory)上に読み出してCPUが実行し、動作する。画像形成装置は、たとえば、インターネットファクシミリ装置、G3ファクシミリ装置、スキャナ、プリンタ、コピー機、およびこれらの複合機であってもよい。また、画像形成装置は、LANやインターネットなどのネットワークに接続されても、接続されなくてもよい。
また、記録媒体とは、たとえば、コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、マルチメディアメモリカード、SD(Secure Digital)メモリカード、スマートメディア(登録商標)、またはメモリスティック(登録商標)を含む汎用メモリであり、異なる機種の画像形成装置のプログラムが複数記録される。また、プログラムとは、画像形成装置を起動および制御するためのプログラムおよびデータ、ならびに、プログラム記憶部のプログラムを書き換えるためのプログラムおよびデータを含むものとする。
「自装置に適したプログラム」とは、たとえば、機種や仕向地などによって異なるプログラムが準備される場合、自装置の機種や仕向地にあったプログラムのことである。あるいは、プログラムのバージョンが古いか新しいかによって、自装置に適しているか否かを判別することもできる。
この発明によれば、複数機種に対応した複数のプログラムを記録した記録媒体を準備するだけで、機種毎に適したプログラムを選択的に認識してロードし、プログラムの更新処理などを行うことができるので、機種を意識する必要なくプログラム更新処理を効率良く行うことができる。これにより、機種毎に専用治具などを準備したり、パーソナルコンピュータなどを準備したりする必要もなくなるので、メンテナンス時の工数およびコストの削減を図ることができる。
上記画像形成装置において、起動時に、前記記録媒体に、前記自装置に適した前記プログラムが記録されているか否かを判定する判定部を含むことができ、前記自装置に適した前記プログラムが記録されていないと判定された場合、通常動作を行い、前記自装置に適した前記プログラムが記録されていると判定された場合、前記プログラムの更新動作を行うことができる。
この構成によれば、起動時に、装置がアクセス可能な記録媒体内に、自装置に適したプログラムが記録されている場合に、プログラムの更新を自動的に行うことができる。
上記画像形成装置において、前記プログラムは、前記機種情報を含むファイル名を有することができ、前記判別部は、前記機種情報記憶部に記憶されている前記機種情報と前記プログラムの前記ファイル名に含まれる前記機種情報とが一致するか否かを判定して、前記自装置に適した前記プログラムを判別することができる。
この構成によれば、機種情報をプログラムのファイル名に付与して明示することができるので、プログラム内に情報として書き込むのに比較して、作業者が記録媒体中のプログラムの種類を簡単確実に識別することができるとともに、ファイル名に含まれる機種情報を用いて自装置に適したプログラムの判別を行うことができる。
なお、機種情報は、プログラム内にも含むことができる。その場合、ファイル名とプログラム内の機種情報とが一致するか否かを判別する手段と、一致しない場合、その旨を通知する手段と、を含むことにより、万が一、ファイル名が書き換えられてしまった場合にも対処可能となる。
上記画像形成装置において、前記プログラムは、バージョンの情報を含むファイル名を有することができ、前記判別部は、前記記録媒体に記録された前記複数のプログラムの中から、前記プログラムの前記バージョンが、前記プログラム記憶部に記憶されている前記プログラムのバージョンより新しい前記自装置に適したプログラムを判別することができる。
この構成によれば、メモリカード内の複数のプログラムの中からバージョンの新しい自装置に適したプログラムを選択的に自動的に判別し、インストールすることが可能となる。これにより、プログラムの管理が簡素化され、作業効率が向上する。
上記画像形成装置において、前記記録媒体に記録されている前記複数のプログラムのファイル名の一覧を提示する提示部と、前記一覧の中から前記プログラム記憶部に転送すべきプログラムのファイル名の選択を受け付ける受付部と、前記受付部が受け付けた前記プログラムを前記転送部によって前記記録媒体から前記プログラム記憶部に転送させる制御部と、を含むことができる。
この構成によれば、記録媒体に記録された複数のプログラムの中から手動でインストールするプログラムを選択することができる。
上記画像形成装置において、前記受付部が受け付けた前記プログラムの前記機種情報が、前記自装置の前記機種情報に一致するか否かを判定する判定部と、前記判定部が一致しないと判定したとき、不一致を報知する報知部と、を含むことができる。
この構成によれば、一覧表から間違って異なる機種のプログラムをロードしてしまうのを防ぐことができるので信頼性が向上する。
上記画像形成装置において、前記プログラムは、装置専用のファームウェアであり、前記転送部は、前記プログラム転送時に、前記プログラム記憶部の全領域を書き換えることができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、簡単な構成で、プログラムの更新を効率良く行える画像形成装置が提供される。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、本実施の形態の複合機10の概略機能ブロック図である。本実施形態の画像形成装置(複合機10)は、不揮発性のプログラム記憶部(プログラム格納部12)に記憶されたプログラムを実行し、動作する画像形成装置であって、自装置の機種情報を記憶する機種情報記憶部(機種情報記憶部16)と、複数の異なる機種の装置用の複数のプログラムが予め記録された記録媒体(メモリカード20)にアクセスするアクセス部(アクセス部18)と、記録媒体にアクセス部がアクセスし、記録媒体に記録された複数のプログラムの中から自装置の機種情報に基づいて、自装置に適したプログラムを判別する判別部(判別部22)と、自装置に適したプログラムを記録媒体からプログラム記憶部に転送する転送部(転送部24)と、を備える。
本実施形態では、画像形成装置として複合機10を例に説明する。複合機10は、たとえば、インターネットファクシミリ装置、G3ファクシミリ装置、スキャナ、プリンタ、コピー機、およびこれらの複合機であってもよい。複合機10は、LANやインターネットなどのネットワークに接続されても、接続されなくてもよい。なお、図1において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してあり、たとえば、複合機の構成であるスキャナ部、画像処理部、G3ファクシミリ通信処理部、ネットワーク通信部、回線接続部などは図示されていない。
また、複合機10の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下説明する各図は、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
図1に示すように、複合機10は、プログラム格納部12と、実行部14と、機種情報記憶部(図中、「機種情報」と示す)16と、アクセス部18と、判別部22と、転送部24と、作業領域部(図中、「作業領域」と示す)26と、を含む。
プログラム格納部12は、たとえば、フラッシュメモリなどの電気的消去可能プログラム可能なROMである。実行部14は、プログラム格納部12に格納されたプログラムを実行し、複合機10の動作を制御するものである。詳細には、プログラム格納部12に格納されているプログラムは、作業領域部26(RAM)上に一旦ロードされ、作業領域部26上のプログラムを実行部14が実行する。
機種情報記憶部16は、自装置の機種情報を記憶する。なお、プログラム格納部12および機種情報記憶部16は、同じROMに含むことができる。
図2は、本実施形態の複合機10の機種情報記憶部16の構造の一例を示す図である。機種情報記憶部16は、機種コード31と、仕向地コード33と、バージョン35と、を含む。図2の例では、複合機10の機種コード31が「V2100」、仕向地コード33が「JPN(日本)」、バージョン35が「3.8」となっている。
図1に戻り、アクセス部18は、複数の異なる機種の装置用の複数のプログラムが予め記録されたメモリカード20にアクセスする。複数のプログラムを記録するメモリカード20としては、たとえば、USBメモリ、マルチメディアメモリカード、SDメモリカード、スマートメディア、またはメモリスティックを含む汎用メモリを含むことができる。また、メモリカード20に記録されるプログラムとは、複合機10を起動および制御するためのプログラムおよびデータ、ならびに、プログラム格納部12のプログラムを書き換えるためのプログラムおよびデータを含むものとする。
判別部22は、メモリカード20にアクセス部18がアクセスし、メモリカード20に記録された複数のプログラムの中から自装置の機種情報に基づいて、自装置に適したプログラムを判別する。また、判別部22は、メモリカード20内に、自装置に適したプログラムが記録されているか否かを判定し、自装置に適したプログラムが記録されていないと判定した場合は、実行部14に通常動作を指示する。一方、メモリカード20内に、自装置に適したプログラムが記録されていると判定した場合は、プログラム更新動作を行うようアクセス部18および転送部24に指示する。
転送部24は、判別部22が自装置に適していると判別したプログラムをアクセス部18によってメモリカード20から読み出し、プログラム格納部12に転送して格納する。
図3は、本実施形態の複合機10に使用されるメモリカード20に含まれる複数のプログラムファイルを説明するための図である。本実施形態において、メモリカード20には、4つの異なる機種のプログラム41、42、43、44が記録されているものとする。本実施形態において、図3に示すように、各プログラムは、機種コード部50、仕向地コード部52、およびバージョン部54に、それぞれ機種コード31、仕向地コード33、およびバージョン35を含むファイル名を有する。なお、「bin」は拡張子56である。図3のプログラム43が図2の複合機10用のプログラムである。
図1の判別部22は、図2の機種情報記憶部16に記憶されている機種コード31および仕向地コード33の機種情報と、図3のメモリカード20に記録されているプログラムのファイル名に含まれる機種コード部50および仕向地コード部52の機種情報がそれぞれ一致するか否かを判定し、一致するものが自装置に適したプログラムであると判別する。さらに、判別部22は、上記機種情報が一致したプログラムの中から、プログラムのバージョンが、プログラム格納部12に格納されているプログラムのバージョンより新しいものを判別する。本実施形態では、図2に示される機種情報記憶部16に記憶されているバージョン35は、「3.8」であり、メモリカード20に記録されているプログラム43のファイル名「V2100JPN40.bin」のバージョン部54に示されるバージョンは「4.0」であるので、判別部22は、メモリカード20に記録されているプログラム43が自装置に適したプログラムであると判別する。
図4は、本実施形態の複合機10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。複合機10は、MPU(Micro Processing Unit:中央処理装置)111と、NCU(Network Control Unit)112と、モデム(図中、「MODEM」と示す)113と、スキャナ114と、CODEC(Coder and Decoder:符号化復号器)115と、プリンタ116と、操作部117と、表示部118と、フラッシュメモリ119と、RAM120と、画像メモリ121と、メモリソケット122と、これらを接続するバス130と、を含む。
MPU111は、当該複合機10の各要素にバス130を介して接続され、各要素とともに、装置全体を制御する。NCU112は、公衆電話交換回線網(以後、「PSTN(Public Switched Telephone Networks)」と呼ぶ)110に接続される電話回線と当該複合機10との接続を制御するととともに、通信相手の電話番号のダイヤル信号を送出するとともに、着信を検出する。モデム113は、NCU112を介して電話回線を通じて通信相手と送受信する音声信号とデジタルデータとの間の変復調を行う。
スキャナ114は、たとえば、CCDイメージセンサなどを含み、原稿の画像を読み取り、画像メモリ121に記憶する。CODEC115は、画像メモリ121に記憶された画像データを符号化したり、電話回線を通じて受信した画像データを復号して画像メモリ121に記憶する。プリンタ116は、受信した画像データを用紙に印字出力する。
操作部117は、たとえば、キーボード、シートキー、ボタン、スイッチ、タッチパネル、マウスなどを含み、複合機10の操作指示や入力を行う。たとえば、ファックスやコピーの開始などを指示するスタートキー、電話番号やファクシミリ番号などを入力するためのテンキーなどを含む。表示部118は、たとえば、操作部117の操作により入力され受け付けた電話番号やファクシミリ番号、プリンタ116のトナー残量などの各種情報、アドレス帳、操作指示画面などを表示する。なお、表示部118は、たとえば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)、LED(Light Emitting Diode)表示器などが用いられる。
フラッシュメモリ119は、この複合機10の全体の動作を制御するためのプログラムなどが記録され、図1のプログラム格納部12に対応する。RAM120は、MPU111による制御に必要なデータおよび制御動作時に一時記憶が必要なデータなどを記憶する。なお、本実施形態において、複合機10の起動時には、フラッシュメモリ119に記憶されているプログラムは、一旦、RAM120にロードされてから、RAM120上でMPU111により実行される。RAM120は、図1の作業領域部26に対応する。
画像メモリ121は、スキャナ114が読み取った画像データを記憶したり、外部の電話回線からモデム113を介して受信した画像データを記憶する。メモリソケット122は、複合機10に設けられた汎用のメモリカードのソケットである。本実施形態において、メモリソケット122は、メモリカード20を装着可能とするソケットであり、メモリカード20は、メモリソケット122を介してアクセスされる。
図5は、図4の複合機10のRAM120の構造の一例を示す図である。RAM120は、ブート(図中、「Boot」と示す)プログラム124と、プログラム更新プログラム126と、装置制御プログラム128と、を含む。
ブートプログラム124は、複合機10の電源(不図示)投入時に実行されるプログラムであり、複合機10を起動させる。プログラム更新プログラム126は、複合機10のプログラム格納部12に格納されるプログラムをメモリカード20から読み出してロードし、書き換えて更新するプログラムである。装置制御プログラム128は、複合機10の通常動作を制御するプログラムである。
図6は、本実施形態の複合機10の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図1乃至図3、および図6を用いて説明する。
まず、複合機10が起動されると、図1の判別部22が、メモリカード20が複合機10に装着されているか否かを判定する(S11)。メモリカード20が装着されていない場合(S11のNO)、実行部14に通常動作が通知され、通常動作が行われる(S31)。一方、メモリカード20が装着されている場合(S11のYES)、判別部22は、メモリカード20にプログラムファイルが記録されているか否かを判定する(S13)。メモリカード20内にプログラムファイルがない場合(S13のNO)、ステップS31に進み、通常動作を行う。
一方、メモリカード20内にプログラムファイルがある場合(S13のYES)、iに0をセットする(S15)。つづいて、iをインクリメントし(S17)、メモリカード20内のi番目、すなわち1番目のプログラム(図3のプログラム41)のファイル名「V1200JPN12.bin」を読み込む(S19)。
そして、ステップS19で読み込んだファイル名の機種コード部50および仕向地コード部52に含まれる機種情報が、自装置の機種情報記憶部16の機種コード31および仕向地コード33と一致するか否かを判定する(S21)。ここでは、一致しないので(S21のNO)、ステップS25に進む。ステップS25では、メモリカード20内に、未確認のプログラムファイルが存在するか否かを判定し、未確認ファイルがあるので(S25のYES)、ステップS17に戻り、iをインクリメントし、i=2とする。
つづいて、2番目のプログラム(図3のプログラム42)のファイル名も同様に読み込み(S19)、機種情報が一致しないので(S21のNO)、ステップS25に進む。さらに、未確認のファイルがメモリカード20に存在するので(S25のYES)、i=3とし(S17)、3番目のプログラム(図3のプログラム43)のファイル名「V2100JPN40.bin」を読み込む(S19)。
そして、ステップS19で読み込んだファイル名の機種コード部50および仕向地コード部52に含まれる機種情報が、図2の自装置の機種情報記憶部16の機種コード31(V2100)および仕向地コード33(JPN)と一致するので(ステップS21のYES)、ステップS19で読み込んだファイル名のバージョン部54に含まれるバージョンが、図2の自装置の機種情報記憶部16のバージョン35より新しいか否かを判定する(S23)。
バージョンが新しくない場合(S23のNO)、ステップS25に進み、さらに次のプログラムファイルについて、確認することとなるが、ここでは、メモリカード20内のプログラム43のバージョンが4.0と、複合機10のバージョン3.8より新しいので(S23のYES)、メモリカード20にアクセス部18がアクセスし、プログラム43のファイルをオープンする(S27)。
つづいて、転送部24が、アクセス部18が読み出したプログラム43をプログラム格納部12に転送し、複合機10のファームウェアの更新が行われる(S29)。ここでは、プログラム格納部12の全領域がメモリカード20から読み出したプログラム43によって書き換えられる。
その後、ステップS31に進み、複合機10の通常処理が行われる。なお、通常処理についての説明は省略する。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る複合機10によれば、複数機種に対応した複数のプログラムを記録した記録媒体を準備するだけで、機種毎に適したプログラムを選択的に認識してロードし、プログラムの更新処理などを行うことができるので、機種を意識する必要なくプログラム更新処理を効率良く行うことができる。
これにより、機種毎に専用治具などを準備したり、パーソナルコンピュータなどを準備したりする必要もなくなるので、メンテナンス時の工数およびコストの削減を図ることができる。
装置の保守点検員がメンテナンス時に、現地にプログラムを記録した記録媒体のみを持参するだけで済み、かつ異なる機種を同時にメンテナンスする場合などにも、複数のプログラムを一つの記録媒体に記録しておけば良いので、効率が良い。
また、起動時に記録媒体にプログラムが記録されている場合に、プログラムの更新を自動的に行うことができる。
さらに、機種情報をプログラムのファイル名に付与して明示することができるので、プログラム内に情報として書き込むのに比較して、作業者が記録媒体中のプログラムの種類を簡単確実に識別することができるとともに、ファイル名に含まれる機種情報を用いて自装置に適したプログラムの判別を行うことができる。
また、メモリカード内の複数のプログラムの中からバージョンの新しい自装置に適したプログラムを選択的に自動的に判別し、インストールすることが可能となる。これにより、プログラムの管理が簡素化され、作業効率が向上する。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
たとえば、上記実施形態において、プログラムのファイル名に機種情報を含む構成としたが、これに限定されず、機種情報は、プログラム内にも含むことができる。その場合、ファイル名とプログラム内の機種情報とが一致するか否かを判別する手段(不図示)と、一致しない場合、その旨を通知する手段(不図示)と、を含むことにより、万が一、ファイル名が書き換えられてしまった場合にも対処可能となる。
また、他の実施形態の画像形成装置において、記録媒体に記録されている複数のプログラムのファイル名の一覧を提示する提示部(不図示)と、一覧の中からプログラム記憶部に転送すべきプログラムのファイル名の選択を受け付ける受付部(不図示)と、受け付けたプログラムを転送部24によって記録媒体からプログラム格納部12に転送させる制御部(不図示)と、を含むことができる。
この構成によれば、記録媒体に記録された複数のプログラムの中から手動でインストールするプログラムを選択することができる。また、上述の提示部に一覧を提示する前に、自装置に適したプログラムを判別し、自装置に適したプログラムのみを提示することもできる。また、この構成によれば、現在自装置にインストールされているプログラムを、何らかの事情で古いバージョンのプログラムに戻す場合に、手動で選択してインストールすることができる。
さらに、上記他の実施形態の画像形成装置において、受付部が受け付けたプログラムの機種情報が、自装置の機種情報に一致するか否かを判定する判定部(不図示)と、判定部が一致しないと判定したとき、不一致を報知する報知部(不図示)と、を含むことができる。なお、報知部は、たとえば、報知メッセージの表示部、音声やアラーム音の出力部などである。
この構成によれば、一覧表から間違って異なる機種のプログラムをロードしてしまうのを防ぐことができるので信頼性が向上する。
また、上記実施形態において、プログラムの更新は、メモリカード20が装着されているか否かを判定し(図6のステップS11)、自動的に行われる構成としたが、これに限定されない。たとえば、プログラム更新は、設定により、自動で実行したり、あるいは、ユーザとオペレーションパネル(不図示)とを用いて対話式に実行したりできる。
本実施の形態の複合機の概略機能ブロック図である。 図1の複合機の機種情報記憶部の構造の一例を示す図である。 図1の複合機に使用されるメモリカードに含まれる複数のプログラムファイルを説明するための図である。 本実施形態の複合機のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図4の複合機のRAMの構造の一例を示す図である。 本実施形態の複合機の動作の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 複合機
12 プログラム格納部
14 実行部
16 機種情報記憶部
18 アクセス部
20 メモリカード
22 判別部
24 転送部
26 作業領域部
31 機種コード
33 仕向地コード
35 バージョン
50 機種コード部
52 仕向地コード部
54 バージョン部
56 拡張子
110 PSTN
111 MPU
112 NCU
113 モデム
114 スキャナ
115 CODEC
116 プリンタ
117 操作部
118 表示部
119 フラッシュメモリ
120 RAM
121 画像メモリ
122 メモリソケット
124 ブートプログラム
126 プログラム更新プログラム
128 装置制御プログラム
130 バス

Claims (7)

  1. 不揮発性のプログラム記憶部に記憶されたプログラムを実行し、動作する画像形成装置であって、
    自装置の機種情報を記憶する機種情報記憶部と、
    複数の異なる機種の装置用の複数のプログラムが予め記録された記録媒体にアクセスするアクセス部と、
    前記記録媒体に前記アクセス部がアクセスし、前記記録媒体に記録された前記複数のプログラムの中から前記自装置の前記機種情報に基づいて、前記自装置に適したプログラムを判別する判別部と、
    前記自装置に適した前記プログラムを前記記録媒体から前記プログラム記憶部に転送する転送部と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    起動時に、前記記録媒体に、前記自装置に適した前記プログラムが記録されているか否かを判定する判定部を含み、
    前記自装置に適した前記プログラムが記録されていないと判定された場合、通常動作を行い、
    前記自装置に適した前記プログラムが記録されていると判定された場合、前記プログラムの更新動作を行うことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像形成装置において、
    前記プログラムは、前記機種情報を含むファイル名を有し、
    前記判別部は、前記機種情報記憶部に記憶されている前記機種情報と前記プログラムの前記ファイル名に含まれる前記機種情報とが一致するか否かを判定して、前記自装置に適した前記プログラムを判別することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3いずれかに記載の画像形成装置において、
    前記プログラムは、バージョンの情報を含むファイル名を有し、
    前記判別部は、前記記録媒体に記録された前記複数のプログラムの中から、前記プログラムの前記バージョンが、前記プログラム記憶部に記憶されている前記プログラムのバージョンより新しい前記自装置に適したプログラムを判別することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4いずれかに記載の画像形成装置において、
    前記記録媒体に記録されている前記複数のプログラムのファイル名の一覧を提示する提示部と、
    前記一覧の中から前記プログラム記憶部に転送すべきプログラムのファイル名の選択を受け付ける受付部と、
    前記受付部が受け付けた前記プログラムを前記転送部によって前記記録媒体から前記プログラム記憶部に転送させる制御部と、
    を含むことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置において、
    前記受付部が受け付けた前記プログラムの前記機種情報が、前記自装置の前記機種情報に一致するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が一致しないと判定したとき、不一致を報知する報知部と、
    を含むことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至6いずれかに記載の画像形成装置において、
    前記プログラムは、装置専用のファームウェアであり、
    前記転送部は、前記プログラム転送時に、前記プログラム記憶部の全領域を書き換えることを特徴とする画像形成装置。
JP2005199062A 2005-07-07 2005-07-07 画像形成装置 Withdrawn JP2007015223A (ja)

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