JP2012221326A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】設定変更を反映したスナップショットイメージを効率良く作成し、処理負荷を低減することが可能な電子機器を提供する。
【解決手段】MFP1は、メモリのスナップショットイメージを作成する作成部22と、作成されたスナップショットイメージを記憶するハードディスク19と、記憶されたスナップショットイメージを利用して、システムを起動する起動部21と、複数の設定の変更を受け付ける操作部17とを備える。作成部22は、複数の設定とそれぞれ関連付けられた複数のイメージファイルを含むスナップショットイメージを作成し、操作部17によって設定の変更が受け付けられた場合、複数のイメージファイルのうち、変更が受け付けられた設定と関連付けられたイメージファイルについて、設定の変更が反映された新たなイメージファイルを作成する。
【選択図】図1
【解決手段】MFP1は、メモリのスナップショットイメージを作成する作成部22と、作成されたスナップショットイメージを記憶するハードディスク19と、記憶されたスナップショットイメージを利用して、システムを起動する起動部21と、複数の設定の変更を受け付ける操作部17とを備える。作成部22は、複数の設定とそれぞれ関連付けられた複数のイメージファイルを含むスナップショットイメージを作成し、操作部17によって設定の変更が受け付けられた場合、複数のイメージファイルのうち、変更が受け付けられた設定と関連付けられたイメージファイルについて、設定の変更が反映された新たなイメージファイルを作成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、スナップショットイメージを利用して起動を行う電子機器に関する。
従来から、ハイバネーション起動を行うパーソナルコンピュータ等の電子機器が知られている。ハイバネーション起動は、電源を切断する前に、メモリの状態をスナップショットイメージとして予めハードディスクに保存し、起動する際に、保存されているスナップショットイメージを利用して起動する方法である。一般的に、ROMやハードディスクに記憶されたプログラムをロードして起動する場合より、スナップショットイメージを利用した方が速く起動することができる。
下記特許文献1には、オペレーションシステムのスナップショットイメージを作成し、該スナップショットイメージを用いて起動を行う情報処理装置が記載されている。この情報処理装置は、オペレーションシステムが修正された場合に、修正後のスナップショットイメージを作成し、起動時には修正後のスナップショットイメージを用いて起動を行っている。
上記特許文献1に記載の情報処理装置では、システムが変更された場合に、スナップショットイメージを新たに作成している。一般的な電子機器では、システムではなく、各種の設定が変更されることが多くある。例えば、IPアドレスを自動取得するか否かを設定できる電子機器がある。また、表示言語を日本語又は英語に設定できる電子機器もある。
これらの電子機器の処理能力によっては、スナップショットイメージを作成及び記憶する処理負荷のために、他の処理が遅延する虞がある。一方で、新たに作成されたスナップショットイメージのうち、設定変更と関係のない部分は、変更がないにも関わらず、新たに作成されている。
そこで本発明は、上記問題点を解消するためになされたものであり、設定変更を反映したスナップショットイメージを効率良く作成及び記憶し、処理負荷を低減することが可能な電子機器を提供することを目的とする。
本発明に係る電子機器は、メモリのスナップショットイメージを作成する作成部と、作成部によって作成されたスナップショットイメージを記憶する記憶部と、記憶部によって記憶されたスナップショットイメージを利用して、システムを起動する起動部と、複数の設定の変更を受け付ける受付部とを備え、作成部は、複数の設定それぞれと関連付けられた複数のイメージファイルを含むスナップショットイメージを作成し、受付部によって設定の変更が受け付けられた場合、複数のイメージファイルのうち、変更が受け付けられた設定と関連付けられたイメージファイルについて、設定の変更が反映された新たなイメージファイルを作成することを特徴とする。
本発明に係る電子機器によれば、記憶されたスナップショットイメージを利用して、起動処理が行われる。スナップショットイメージは、複数のイメージファイルを含み、複数のイメージファイルは、複数の設定とそれぞれ関連付けられている。設定の変更が受け付けられた場合、複数のイメージファイルのうち、変更が受け付けられた設定と関連付けられたイメージファイルについて、変更が反映されたイメージファイルが新たに作成され、記憶される。このため、変更された設定と関連付けられていないイメージファイルについては、新たに作成しないようにすることができる。従って、設定変更を反映したスナップショットイメージを効率良く作成及び記憶することが可能となる。これにより、処理負荷を低減することが可能となる。
本発明に係る電子機器では、作成部が、仮想アドレスと物理アドレスとのマッピング情報を有するイメージファイルを含むスナップショットイメージを作成し、設定の変更が反映されたイメージファイルを新たに作成する際に、設定の変更に伴って変更されたマッピング情報を有するイメージファイルを新たに作成することが好ましい。
この構成によれば、イメージファイルが新たに作成される際に、設定の変更に伴って変更されたマッピング情報を含むイメージファイルが新たに作成され、記憶される。このため、次回、起動時には、変更が反映されたマッピング情報を利用することが可能な状態となる。
本発明に係る電子機器では、IPアドレスを利用して通信を行う通信部を備え、イメージファイルと関連付けられた設定は、起動時に自機のIPアドレスを自動的に取得するか否かの設定であることが好ましい。
この構成によれば、自機のIPアドレスを起動時に自動的に取得するか否かの設定が変更された場合、この設定と関連付けられたイメージファイルが新たに作成され、記憶される。従って、スナップショットイメージ全体を新たに作成することなく、設定の変更が反映されたスナップショットイメージを記憶することができる。
本発明に係る電子機器では、情報を表示する表示部を備え、イメージファイルと関連付けられた設定は、表示部に表示する言語の設定であることが好ましい。
この構成によれば、表示部に表示する言語の設定が変更された場合、この設定と関連付けられたイメージファイルが新たに作成され、記憶される。従って、スナップショットイメージ全体を新たに作成することなく、設定の変更が反映されたスナップショットイメージを記憶することができる。
本発明に係る電子機器は、複数種類の画像処理を行う画像処理部を備えて、画像処理装置として機能し、起動部が、複数種類の画像処理のうち設定された1つの画像処理を受け付ける受付モードを起動時に立ち上げ、イメージファイルと関連付けられた設定は、起動時に立ち上がる受付モードの設定であることが好ましい。
この構成によれば、複数種類の画像処理のうち設定された1つの画像処理を受け付ける受付モードが起動時に立ち上げられる。この受付モードの設定が変更された場合、この設定と関連付けられたイメージファイルが新たに作成され、記憶される。従って、スナップショットイメージ全体を新たに作成することなく、設定の変更が反映されたスナップショットイメージを記憶することができる。
本発明によれば、設定変更を反映したスナップショットイメージを効率良く作成及び記憶することが可能となる。これにより、電子機器の処理負荷を低減することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。まず、図1を参照して、実施形態に係る電子機器について、MFP(Multifunction Peripheral)1を例にして説明する。図1は、MFP1の構成を示すブロック図である。
MFP1は、プリント、スキャン、FAX(ファクシミリ)、及び、IFAX(インターネットFAX)を含む複数の画像処理を行う複合機である。また、MFP1は、LAN(ローカルエリアネットワーク)90を介してパーソナルコンピュータ(PC)3から送信されるジョブ要求を受信し、上記の画像処理を行うネットワーク複合機である。
このMFP1は、スナップショットイメージを利用して起動することができる。このため、ROMやハードディスクに記憶されたプログラムをロードして起動する通常起動と比較して、速く起動することができる。MFP1が作成するスナップショットイメージは、複数のイメージファイルを含んでいる。この複数のイメージファイルは、複数の設定とそれぞれ関連付けられている。そして、MFP1は、設定の変更があった場合に、その設定に関連付けられたイメージファイルについて、変更を反映したイメージファイルを新たに作成する。
続いて、MFP1が上記の画像処理を行うための構成要素と、上記のスナップショットイメージの作成及び起動を行うための構成要素について順に説明する。MFP1は、画像処理を行うために、プリンタ10、スキャナ11、FAX制御部12、NCU(Network Control Unit)13、モデム14、IFAX制御部15、ネットワークI/F16を備えている。
本実施形態のプリンタ10は、電子写真方式により印刷を行うプリンタである。スキャナ11は、CCD等によって構成され、原稿を光学的に読み取って画像データを生成する。また、スキャナ11によって読み取られた原稿の画像データが、プリンタ10によってプリントされることにより、コピーが行われる。NCU13は、モデム14と接続され、モデム14と公衆電話回線(PSTN)91との接続を制御する。FAX制御部12が、NCU13及びモデム14を統合的に制御することにより、FAXの送受信が行われる。
ネットワークI/F16は、インターネットプロトコルにおいて、IPアドレスを利用してパケットの送受信を行う。このネットワークI/F16は、特許請求の範囲に記載の通信部として機能する。IFAX制御部15は、ネットワークI/F16を介して行われるIFAXの送受信を制御する。具体的には、IFAX制御部15は、画像データを添付した電子メールを生成し、ネットワークI/F16を介して送信する。これにより、IFAXの送信が行われる。IFAXの受信は、IFAX制御部15が、受信された電子メールから画像データを取得することにより行われる。
なお、プリンタ10及びスキャナ11は、それぞれ特許請求の範囲に記載の画像処理部として機能する。FAX制御部12、NCU13、及びモデム14が、FAXを行う画像処理部として機能する。IFAX制御部15及びネットワークI/F16が、IFAXを行う画像処理部として機能する。
また、MFP1は、ユーザから操作を受け付けるための操作部17と、各種の情報を表示するための表示部18とを備えている。操作部17は、各種のキーを備えて構成され、ユーザから画像処理の指示、及び、各種の設定を受け付ける。この操作部17は、特許請求の範囲に記載の受付部として機能する。表示部18は、例えば液晶ディスプレイで構成され、設定により、日本語又は英語で情報を表示する。
ユーザは、MFP1のドライバーがインストールされたPC3を利用して、画像処理の指示、及び、各種の設定を行うことができる。この場合、ネットワークI/F16が、PC3から送信された画像処理の指示、及び、各種の設定を受け付ける。このため、ネットワークI/F16は、特許請求の範囲に記載の受付部としても機能する。
更に、MFP1は、ハードディスク19と、自機を統合的に制御するための制御部20とを備える。ハードディスク19は、スナップショットイメージを記憶する記憶装置である。このハードディスク19は、特許請求の範囲に記載の記憶部として機能する。制御部20は、物理的には、CPU、フラッシュROM、SDRAM、及び、電池に接続されたSRAM等を備えている。フラッシュROMには、ブートイメージ、オペレーションシステム(OS)、及びアプリケーションが記憶されている。電池に接続されたSRAMには、短縮ダイヤル、エラー情報、及び各種の設定等が記憶される。SDRAMは、主記憶メモリとして使用される。
制御部20は、機能的には、起動部21、作成部22、及び判断部23を備えている。起動部21は、電源が投入されると、スナップショットイメージを利用してシステムを起動する。より詳細には、起動部21は、電源が投入されると、フラッシュROMに記憶されたブートイメージ(ブートストラップ)を読み込む。そして、起動部21は、ハードディスク19に記憶されているスナップショットイメージを主記憶メモリにロードする。これにより、スナップショットイメージを利用してシステムが起動される。
初回起動時は、スナップショットイメージが作成されていないので、起動部21は、通常起動を行う。通常起動では、フラッシュROMに記憶されたOS及びアプリケーションを主記憶メモリにロードして、OS及びアプリケーションを起動させる。その後、作成部22によってスナップショットイメージが作成されるので、2回目以降の起動時には、起動部21は、スナップショットイメージを利用して起動することができる。
作成部22は、初回の起動が完了した後、主記憶メモリのスナップショットイメージを作成する。スナップショットイメージの構成について図2を参照して説明する。図2は、スナップショットイメージの構成を説明するための図である。
スナップショットイメージは、複数のイメージファイルから構成されている。言いかえれば、スナップショットイメージは、複数のイメージファイルに分割されている。複数のイメージファイルは、それぞれ複数の設定と関連付けられている。イメージファイルと関連付けられる複数の設定には、例えば、IPアドレスの取得設定、表示言語の設定、起動時の受付モードの設定等がある。
IPアドレスの取得設定は、起動時に自機のIPアドレスを自動的に取得するか否かの設定である。ユーザは、起動時にネットワークからローカルIPアドレスを自動的に取得するか、又は、固定のIPアドレスを利用するかを設定することができる。表示言語の設定は、表示部18に表示される言語の設定であり、本実施形態では、日本語又は英語のいずれかを選択することができる。
起動時の受付モードの設定について説明する。起動部21は、複数種類の画像処理のうち設定された1つの画像処理を受け付ける受付モードを起動時に立ち上げる。MFP1では、FAXの受付モード、コピーの受付モード、及びスキャンの受付モードがある。FAXの受付モードでは、FAXの受付画面が表示され、ユーザがFAXの送信指示等を入力することができる。コピーの受付モード、及びスキャンの受付モードにおいても、同様に、それぞれの受付画面が表示され、ユーザが指示を入力することができる。ユーザは、この3つの受付モードのうち1つを起動時の受付モードとして設定することができる。設定された受付モードが起動時に立ち上がり、受付画面が表示部18に表示される。
図2の例では、3つの起動に関係する設定1〜3が、それぞれ3つのイメージファイル1〜3と関連付けられている。図2の例では、1つの設定に対して1つのイメージファイルが関連付けられているが、1つのイメージファイルに対して複数の設定が関連付けられていてもよい。また、1つの設定に対して複数のイメージファイルが関連付けられていてもよい。
イメージファイルは、主記憶メモリに格納された1又は複数のプロセスから構成されている。図2の例では、イメージファイル1を構成するプロセス1及びプロセス2が、設定1に関係するプロセスである。また、スナップショットイメージには、オペレーションシステム(OS)のイメージファイルが含まれている。MFP1のシステムでは、仮想記憶を用いて主記憶メモリを管理しているため、OSのイメージファイルには、アドレス空間のマッピング情報が含まれている。
図3は、マッピング情報について説明するための図である。マッピング情報は、各プロセスの仮想アドレス空間におけるメモリ領域を物理アドレス空間(主記憶メモリ)のメモリ領域へマッピングするために参照する変換テーブルである。図3の例では、プロセス1の仮想アドレス1〜3が、マッピング情報により変換された物理アドレス1〜3にマッピングされている。
作成部22は、初回の起動が完了した後、主記憶メモリのスナップショットイメージを作成する。この初回起動時に作成されたスナップショットイメージは、ハードディスク19に記憶される。
MFP1の稼働中に、ユーザから設定の変更が受け付けられた場合、判断部23は、受け付けられた設定の変更が、スナップショットイメージを変更する必要があるか否かを判断する。すなわち、判断部23は、変更が受け付けられた設定が、イメージファイルと関連付けられているか否かを判断する。イメージファイルと関連付けられていると判断された場合、作成部22は、変更が受け付けられた設定と関連付けられたイメージファイルについて、変更が反映されたイメージファイルを生成する。
より詳細には、作成部22は、ハードディスク19に記憶された複数のイメージファイルの中から、変更が受け付けられた設定と関連付けられたイメージファイルを特定し、削除する。そして、変更が反映され、変更が受け付けられた設定に関連するプロセスが立ち上がった状態で、該プロセスのイメージファイルを新たに作成する。
設定が変更されると、起動するプロセスのメモリ状態も変化するので、マッピング情報も変化する。このため、作成部22は、イメージファイルを新たに作成する場合、変更が反映されたマッピング情報を含むイメージファイルも新たに作成する。すなわち、作成部22は、変更が受け付けられた設定と関連付けられたイメージファイルと共に、マッピング情報を含むイメージファイルを新たに作成する。新たに作成されたイメージファイルは、ハードディスク19に記憶される。これにより、スナップショットイメージ全体を新たに作成することなく、スナップショットイメージを設定変更に応じて更新することができる。
引き続いて、MFP1の動作について説明する。図4を参照して、設定変更を受け付けた場合の処理について説明する。図4は、MFP1による設定変更を受け付けた場合の処理を示すフロー図である。
まず、ステップS101において、ユーザから設定変更が受け付けられた場合、ステップS102の判断処理が行われる。ステップS102では、スナップショットイメージを変更する必要があるか否かが判断される。すなわち、スナップショットイメージを構成するいずれかのイメージファイルを変更する必要があるか否かが判断される。イメージファイルを変更する必要がない場合、変更された設定が保存され、処理が終了する。
一方、イメージファイルを変更する必要がある場合、処理がステップS103へ進む。ステップS103では、ステップS101において受け付けられた設定に関連付けられたイメージファイルが、新たに作成される。すなわち、イメージファイルが変更に応じて更新される。なお、変更された設定も保存される。
続いて、ステップS104では、設定の変更に伴って変更されたマッピング情報を含むイメージファイルが、新たに作成される。すなわち、スナップショットイメージに含まれるマッピング情報が変更に応じて更新される。以上の処理により、設定の変更が受け付けられた場合、スナップショットイメージ全体を新たに作成することなく、スナップショットイメージが更新される。
以上説明した本実施形態に係るMFP1によれば、複数の設定とそれぞれ関連付けられた複数のイメージファイルを含むスナップショットイメージが記憶される。そして、設定の変更が受け付けられた場合、変更が受け付けられた設定と関連付けられたイメージファイルが更新され、記憶される。このため、変更された設定と関連付けられていないイメージファイルについては、新たに作成しないようにすることができる。すなわち、スナップショットイメージ全体を新たに作成することなく、スナップショットイメージを設定変更に応じて更新することができる。従って、設定変更を反映したスナップショットイメージを効率良く作成及び記憶することが可能となる。これにより、処理負荷を低減することが可能となる。
また、MFP1では、イメージファイルが新たに作成される際に、設定の変更に伴って変更されたマッピング情報を含むイメージファイルが更新される。このため、次回、起動が完了したときには、変更が反映されたマッピング情報を利用することが可能な状態となる。
本実施形態では、イメージファイルと関連付けられた複数の設定には、例えば、IPアドレスの取得設定、表示言語の設定、起動時の受付モードの設定等がある。これらの設定が変更された場合、この設定と関連付けられたイメージファイルが新たに作成され、記憶される。従って、スナップショットイメージ全体を新たに作成することなく、設定の変更が反映されたスナップショットイメージを記憶することができる。また、スナップショットイメージを変更する必要のない設定について、変更が受け付けられた場合は、イメージファイルの更新は、行われない。このように、変更する必要があるかないかを判断するので、処理負荷を更に低減することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、設定の変更が受け付けられた際に、関連付けられたスナップショットイメージを更新することとしたが、これに限られない。次回の起動時にスナップショットイメージを更新してもよい。この場合、制御部20は、例えば、設定の変更が受け付けられた際に、設定の変更があった旨の情報を次回起動時に参照できるように記憶させる。そして、起動時に、起動部21は、設定の変更があった旨の情報が記憶されている場合には、通常起動を行う。そして、OS及びアプリケーションが起動した後に、作成部22が、一連の起動処理として、上述したスナップショットイメージの更新を行う。すなわち、作成部22が、一連の起動処理として、変更のあった設定と関連付けられたイメージファイルと、マッピング情報を含むイメージファイルを新たに作成する。
また、例えば、本発明に係る電子機器の例としてMFPについて説明したが、これに限られない。例えば、パーソナルコンピュータ、又は、デジタルカメラ等の他の電子機器に適用することができる。
1 MFP
10 プリンタ
11 スキャナ
12 FAX制御部
13 NCU
14 モデム
15 IFAX制御部
16 ネットワークI/F
17 操作部
18 表示部
19 ハードディスク
20 制御部
21 起動部
22 作成部
23 判断部
10 プリンタ
11 スキャナ
12 FAX制御部
13 NCU
14 モデム
15 IFAX制御部
16 ネットワークI/F
17 操作部
18 表示部
19 ハードディスク
20 制御部
21 起動部
22 作成部
23 判断部
Claims (5)
- メモリのスナップショットイメージを作成する作成部と、
前記作成部によって作成されたスナップショットイメージを記憶する記憶部と、
前記記憶部によって記憶されたスナップショットイメージを利用して、システムを起動する起動部と、
複数の設定の変更を受け付ける受付部と、
を備え、
前記作成部は、
前記複数の設定それぞれと関連付けられた複数のイメージファイルを含む前記スナップショットイメージを作成し、
前記受付部によって前記設定の変更が受け付けられた場合、前記複数のイメージファイルのうち、変更が受け付けられた設定と関連付けられたイメージファイルについて、前記設定の変更が反映された新たなイメージファイルを作成することを特徴とする電子機器。 - 前記作成部は、
仮想アドレスと物理アドレスとのマッピング情報を有する前記イメージファイルを含む前記スナップショットイメージを作成し、
前記設定の変更が反映された前記イメージファイルを新たに作成する際に、前記設定の変更に伴って変更された前記マッピング情報を有するイメージファイルを新たに作成することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。 - IPアドレスを利用して通信を行う通信部を備え、
前記イメージファイルと関連付けられた設定は、起動時に自機のIPアドレスを自動的に取得するか否かの設定であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。 - 情報を表示する表示部を備え、
前記イメージファイルと関連付けられた設定は、前記表示部に表示する言語の設定であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子機器。 - 複数種類の画像処理を行う画像処理部を備えて、画像処理装置として機能し、
前記起動部は、前記複数種類の画像処理のうち設定された1つの画像処理を受け付ける受付モードを起動時に立ち上げ、
前記イメージファイルと関連付けられた設定は、起動時に立ち上がる受付モードの設定であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011087788A JP2012221326A (ja) | 2011-04-11 | 2011-04-11 | 電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011087788A JP2012221326A (ja) | 2011-04-11 | 2011-04-11 | 電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=47272731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011087788A Withdrawn JP2012221326A (ja) | 2011-04-11 | 2011-04-11 | 電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019016295A (ja) * | 2017-07-10 | 2019-01-31 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置及びプログラム |
JP2020027554A (ja) * | 2018-08-17 | 2020-02-20 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置およびプログラム |
-
2011
- 2011-04-11 JP JP2011087788A patent/JP2012221326A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7047268B2 (ja) | 2017-07-10 | 2022-04-05 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 情報処理装置及びプログラム |
JP2020027554A (ja) * | 2018-08-17 | 2020-02-20 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置およびプログラム |
JP7192303B2 (ja) | 2018-08-17 | 2022-12-20 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 情報処理装置およびプログラム |
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