JP2008269609A - 情報処理装置、画像処理装置、情報処理装置に用いられるレジューム制御方法および画像処理装置に用いられるレジューム制御方法 - Google Patents

情報処理装置、画像処理装置、情報処理装置に用いられるレジューム制御方法および画像処理装置に用いられるレジューム制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 利便性が高く、効率的なレジューム機能を有する情報処理装置、画像処理装置、情報処理装置に用いられるレジューム制御方法、および、画像処理装置に用いられるレジューム制御方法を提供する。
【解決手段】 デジタル複合機1において、CPU21は、各デバイスからの割込み信号に対して実行する割込みプログラムを各デバイスに割り当て、前記サスペンドモードからサスペンド直前の状態で前記動作モードへ移行するためのレジューム処理のトリガーとする割込み信号を出力するデバイスをレジューム用デバイスとして設定し、前記動作モードから前記サスペンドモードへ移行する場合に、前記レジューム用デバイスに割り当てられている割込みプログラムを前記レジューム処理を実行するためのレジュームプログラムに変更し、前記サスペンドモードから動作モードに移行する場合に、前記レジューム用デバイスに割り当てられた前記レジュームプログラムをサスペンド直前の動作モード時の割込みプログラムに戻す処理を行う。
【選択図】 図1

Description

この発明は、種々のデバイスからの信号を処理する動作モードと休止状態としてのサスペンドモードとを有する情報処理装置、コピー、プリンタ、スキャナ、ファクシミリおよびネットワーク通信などの機能を実行する動作モードと休止状態としてのサスペンドモードとを有するデジタル複合機などの画像処理装置、および、上記情報処理装置あるいは上記画像処理装置に用いられるレジューム制御方法に関する。
従来、デジタル複合機などの情報処理装置では、現在の動作状態と同様な動作状態で復帰可能なように、実行中のプログラムなどの動作を休止した状態とするサスペンドと呼ばれる機能(サスペンドモード)を有するものがある。また、デジタル複合機などの情報処理装置では、再起動時に、直前の終了時点での動作状態で起動(直前の終了時点の状態に復帰)するレジュームと呼ばれる機能を有するものもある。上記サスペンド機能によれば、通常の動作モードの情報処理装置が、動作を休止する直前の状態を保持しつつ、各部の動作を休止させるサスペンドモードへ移行することが可能となっている。また、上記レジューム機能によれば、サスペンドモードの情報処理装置が、サスペンドモードに移行する直前の状態で通常の動作モードに復帰することが可能である。
すなわち、上記のような機能を用いることにより、デジタル複合機などの情報処理装置では、不使用期間などの待機期間における消費電力を削減するとともに、迅速に直前の動作状態に復帰することが可能となる。
しかしながら、従来、デジタル複合機などの情報処理装置では、サスペンド機能およびレジューム機能を実現するために、電源管理ユニットなどのサスペンド及びレジューム用の専用の装置が必要であったり、予め指定されている所定のデバイス(たとえば、特定の操作キー)以外のデバイスからはレジュームを要求できなかったりするという問題がある。さらには、画像処理装置としてのデジタル複合機では、レジュームのトリガーとなる信号を受けるために実際には主制御ユニットとしてのCPU自体の電源はオフさせずに、サスペンド機能およびレジューム機能を実現させているのが現状である。
特開平7−244536号公報 特開2001−191616号公報
この発明の一形態では、利便性が高いレジューム機能を効率的に実行することができる情報処理装置、画像処理装置、情報処理装置に用いられるレジューム制御方法、および、画像処理装置に用いられるレジューム制御方法を提供することを目的する。
この発明の一形態としての情報処理装置は、種々のデバイスからの信号を処理する制御部を有するものであって、各デバイスからの割込み信号に対して実行する割込みプログラムを各デバイスに割り当てる割込み設定部と、当該装置を休止状態とするサスペンドモードからサスペンド直前の状態の動作モードへ移行させるレジューム処理のトリガーとなる割込み信号を出力するデバイスをレジューム用デバイスとして設定するレジューム設定部と、前記サスペンドモードへ移行する場合に、前記割込み設定部により前記レジューム用デバイスに割り当てられている割込みプログラムを前記レジューム処理を実行するためのレジュームプログラムに変更する設定変更部と、前記サスペンドモードからサスペンド直前の状態の動作モードへ移行する場合に、前記設定変更部により前記レジューム用デバイスに割り当てられた前記レジュームプログラムをサスペンド直前の動作モード時の割込みプログラムに戻す処理を行う再設定部とを有する。
この発明の一形態としての画像処理装置は、画像を処理するものであって、ユーザからの操作指示を入力するデバイスと、画像を入力するためのデバイスと、各デバイスからの信号を処理する制御部と、各デバイスからの割込み信号に対して実行する割込みプログラムを各デバイスに割り当てる割込み設定部と、当該画像処理装置を休止状態とするサスペンドモードからサスペンド直前の状態の動作モードへ移行させるレジューム処理のトリガーとする割込み信号を出力するデバイスをレジューム用デバイスとして設定するレジューム設定部と、前記サスペンドモードへ移行する場合に、前記割込み設定部により前記レジューム用デバイスに割り当てられている割込みプログラムを前記レジューム処理を実行するためのレジュームプログラムに変更する設定変更部と、前記サスペンドモードからサスペンド直前の状態の動作モードへ移行する場合に、前記設定変更部により前記レジューム用デバイスに割り当てられた前記レジュームプログラムをサスペンド直前の動作モード時の割込みプログラムに戻す処理を行う再設定部とを有する。
この発明の一形態としての情報処理装置に用いられるレジューム制御方法は、種々のデバイスからの信号を処理する制御部を有する情報処理装置に用いられる方法であって、各デバイスからの割込み信号に対して実行する割込みプログラムを各デバイスに割り当て、前記サスペンドモードからサスペンド直前の状態で前記動作モードへ移行するためのレジューム処理のトリガーとする割込み信号を出力するデバイスをレジューム用デバイスとして設定し、前記動作モードから前記サスペンドモードへ移行する場合に、前記レジューム用デバイスに割り当てられている割込みプログラムを前記レジューム処理を実行するためのレジュームプログラムに変更し、前記サスペンドモードから動作モードに移行する場合に、前記レジューム用デバイスに割り当てられた前記レジュームプログラムをサスペンド直前の動作モード時の割込みプログラムに戻す処理を行う。
この発明の一形態のとしての画像処理装置に用いられるレジューム制御方法は、ユーザからの操作指示を入力するデバイスと、画像を入力するためのデバイスと、各デバイスからの信号を処理する制御部と、を有する画像処理装置に用いられる方法であって、各デバイスからの割込み信号に対して実行する割込みプログラムを各デバイスに割り当て、当該画像処理装置を休止状態とするサスペンドモードからサスペンド直前の状態の動作モードへ移行させるレジューム処理のトリガーとする割込み信号を出力するデバイスをレジューム用デバイスとして設定し、前記サスペンドモードへ移行する場合に、前記レジューム用デバイスに割り当てられている割込みプログラムを前記レジューム処理を実行するためのレジュームプログラムに変更し、前記サスペンドモードからサスペンド直前の状態の動作モードへ移行する場合に、前記レジューム用デバイスに割り当てられた前記レジュームプログラムをサスペンド直前の動作モード時の割込みプログラムに戻す処理を行う。
この発明の一形態によれば、利便性が高いレジューム機能を効率的に実行することができる情報処理装置、画像処理装置、情報処理装置に用いられるレジューム制御方法、および、画像処理装置に用いられるレジューム制御方法を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は,本発明の実施の形態に関わる情報処理装置の一例としてのデジタル複合機1の構成例を示すブロック図である。
図1に示すデジタル複合機(情報処理装置、画像処理装置)1は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、ネットワーク通信機能およびデータファイリング機能などの種々の機能を有する装置である。すなわち、上記デジタル複合機1は、画像形成装置、画像読取装置、画像通信装置あるいは画像記憶装置として機能するものである。
図1に示すように、デジタル複合機1は、システム制御部11、スキャナ部12、プリンタ部13、操作パネル(コントロールパネル)14などにより構成される。上記システム制御部11は、当該デジタル複合機1全体を制御するものである。上記システム制御部11内の構成については、後で詳細に説明する。
上記スキャナ部12は、原稿上の画像を読取る画像入力部として機能する。上記スキャナ部12は、上記システム制御部11により動作が制御される。たとえば、上記スキャナ部12は、原稿からの反射光をCCDセンサによって電気信号に変換することにより原稿上の画像を読取る。上記スキャナ部12により読取った画像は、上記システム制御部11へ供給されるようになっている。また、上記スキャナ部12では、読取った画像に対して、γ補正,色変換,主走査変倍,画像分離,加工,エリア処理,階調補正等の画像処理が可能なようにしても良い。
上記プリンタ部13は、被画像形成媒体に画像を形成する画像形成部として機能する。上記プリンタ部13は、上記システム制御部11により動作が制御される。たとえば、上記プリンタ部13には、上記システム制御部11から印刷用の画像データが供給される。上記プリンタ部13は、印刷用の画像データに応じてLD(レーザダイオード)により出射する光を変調することにより像担持体に画像を形成し、像担持体上の画像を被画像形成媒体上に転写する。また、上記プリンタ部13では、印刷用の画像に対して、γ補正,色補正,画像合成,加工,階調補正等の画像処理が可能なようにしても良い。
上記コントロールパネル14は、表示部15および操作部16を有するユーザインターフェースユニットである。上記コントロールパネル14には、ユーザに対して案内などを表示する表示部15としての液晶表示装置が設けられている。上記表示部15としての液晶表示装置には、操作部16として機能するタッチパネル16aが設けられている。また、上記コントロールパネル14には、ユーザからの操作指示が入力される操作部16として、上記タッチパネル16aの他に、種々の専用ボタン16b〜16eが設けられている。これらの専用ボタン16b〜16eは、高い頻度で利用されるボタンあるいは常時選択可能な状態としてくべきボタンなどである。
たとえば、専用ボタンとしては、スタートボタン16b、ストップボタン16c、リセットボタン16d、テンキー16eなどが想定される。上記スタートボタン16bは、コピーあるいはスキャンなどの動作開始を指示するためのボタンである。上記ストップボタン16cは、実行中の動作の中断を指示するためのボタンである。上記リセットボタン16dは、種々の設定内容を一括してクリアすること(設定内容を初期状態に戻すこと)を指示するためのボタンである。上記テンキー16eは、「0」〜「9」までの数字キーおよびクリアキーなどにより構成されるボタン群である。上記テンキー16eにより複写枚数などの数値入力が行われる。
次に、上記システム制御部11の構成について説明する。
図1に示すように、システム制御部11は、CPU21、割込みコントローラ22、RAM23、ROM24、NVRAM25、HDDインターフェースス(I/F)31、HDD32、パネルI/F33、ネットワークI/F34、ローカルI/F35、スキャナ/プリンタ通信部I/F36、画像メモリ制御部37、画像メモリ38、スキャナ画像I/F41、スキャナ画像処理部42、プリンタ画像I/F43、プリンタ画像処理部44、FAXI/F51、FAX部52、および、リモコンI/F55など有している。
上記CPU21は、当該システム制御部11全体の制御を司る主制御部として機能する。また、上記CPU21は、現在時刻を計時するためのクロック21aを有している。上記CPU21は、当該システム制御部11内の各部と接続されている。たとえば、上記CPU21は、割込みコントローラ22と接続され、割込みコントローラ22からの信号を受信できるようになっている。また、上記CPU21は、ローカルバス20を介して、RAM23、ROM24、NVRAM25と相互に接続されている。また、上記CPU21は、データバス30を介して、各種のインターフェースなどと接続されている。
上記CPU21は、ROM23、NVRAM25あるいはHDD32に記憶されているプログラムを実行することにより種々の機能を実現している。また、上記CPU21は、ROM23、NVRAM25あるいはHDD32に記憶されている設定情報に基づいて実行すべきプログラムを選択する。たとえば、上記CPU21では、オペレーティングシステム(OS)プログラムを実行することにより基本的な動作を実現するとともに、上記OS上で動作する種々のプログラムにより各部の動作制御などを実現している。
すなわち、上記CPU21により実行されるOSでは、NVRAM25あるいはHDD32に記憶されているシステム情報としての種々の設定情報により各デバイスの動作を制御する種々のデバイスドライバを設定したり、各デバイスからの割込み要求(割込み信号)に対して実行すべき割込みハンドラ(プログラム)が設定したりする機能を有している(割込み設定手段)。このような設定機能により、上記CPU21では、各デバイスに対するデバイスドライバを特定したり、割込み信号に対して実行すべきプログラムを特定したりする。たとえば、上記CPU21は、各デバイスにIRQ番号を割り当てて、各IRQ番号に実行すべきハンドラを登録する。これにより、上記CPU21は、後述する割込みコントローラ22から与えられる各デバイスからの割込み要求(割込み信号)に対し、当該デバイスに割り当てられたIRQ番号に登録されている割込みハンドラを実行する。
上記割込みコントローラ22は、上記CPU21に対して割込み信号を供給するものである。上記割込みコントローラ22は、各種のインターフェースにより接続されている各デバイスからの入力信号を割込み信号として、上記CPU21に供給する。たとえば、当該デジタル複合機1の基本的な動作を司るオペレーティングシステムでは、上記CPU21への割込み信号を受け付けるためのIRQ番号を割り当てる。これにより、当該デジタル複合機1では、パネルI/F(スタートボタン、ストップボタン、リセットボタン、タッチパネル)、ネットワークI/F、外部I/F、FAXI/F、リモコンI/Fなどにより接続されるデバイスに対してIRQ番号を割り当てることが可能となている。
上記RAM23は、作業用のデータを一時的に格納するためのメモリである。上記RAM23は、上記CPU21が実行するプログラムがロードされるプログラム格納領域あるいは処理結果などのデータを格納するデータ格納領域として使用されるワーキングメモリとして機能する。上記ROM24は、CPU21の基本的な機能を実現するためのプログラムあるいは固定的なデータなどが記憶されているプログラムメモリとして機能する。なお、上記ROM24には、データを圧縮データを保持するようにしても良い。この場合、上記ROM24に記憶されている圧縮データ(プログラムあるいは制御データ)は、伸張されてRAM23などに展開されるようにすれば良い。上記NVRAM25は、書換え可能な不揮発性メモリである。上記NVRAM25には、当該デジタル複合機の運用状況に応じて書換え可能な設定データなどが格納される。
上記データバス30は、各種のインターフェース等とCPU21あるいは割込みコントローラ22とのデータを送受信するための電送路として機能する。たとえば、上記データバス30は、PCIバスなどにより構成される。
上記HDD32は、容量の記憶装置である。上記HDD32は、上記HDDI/F31およびデータバス30を介して上記CPU21に接続されている。つまり、上記HDDI/F31は、上記HDD32に接続されるとともに、上記データバス30を介してCPU21にも接続されるインターフェースとして機能する。上記HDDI/F31は、IDEあるいはSCSIなどのインターフェースである。これにより、上記HDD32は、上記CPU21により動作が制御インターフェースU21からの動作指示に応じてデータの書込みあるいは読出しが実行される。
上記パネルI/F33は、上記コントロールパネル14を接続するためのインターフェースである。たとえば、上記コントロールパネル14に設けられている操作部16としての各種のボタンあるいはタッチパネルへの入力信号は、上記パネルI/F33を介して割込みコントローラ22へ供給される。また、上記コントロールパネル14に設けられている表示部15としての液晶表示装置は、上記パネルI/F33を介して上記CPU21により表示内容が制御される。
上記ネットワークI/F34は、LAN(local area network)コントローラとして機能し、ネットワーク上のパーソナルコンピュータ(クライアントPC)などのネットワーク端末とのデータ通信を行うためのインターフェースである。たとえば、ネットワークに接続されているクライアントPCは、上記ネットワークI/Fを介してプリントデータを送信することにより、上記プリンタ部13によるプリント処理を要求することが可能である。また、スキャナ部12により読取った画像データは、上記ネットワークI/F34を介してネットワーク上のクライアントPCへ送信することも可能である。また、上記ネットワークI/F34は、データバス30を介して割込みコントローラ22に接続されている。たとえば、上記ネットワークI/F34は、ネットワーク上のネットワーク端末からアクセスが要求された場合、上記ネットワーク端末からアクセスを受けたことを示す信号を割込みコントローラ22へ供給するようになっている。
上記外部I/F35は、外部機器と接続するためのインターフェースである。たとえば、上記外部I/Fとしては、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1284、あるいは、IEEE1394などのインターフェースが想定される。たとえば、上記外部I/F35に接続された外部機器からのアクセス要求が発生した場合、上記外部I/F35は、上記外部機器からアクセスを受けたことを示す信号を割込みコントローラ22へ供給するようになっている。
上記スキャナ/プリンタ通信I/F36は、データバス30と上記スキャナ部12あるいは上記プリンタ部13とに接続される。上記スキャナ/プリンタ通信I/F36は、上記CPU21が上記スキャナ部12あるいは上記プリンタ部13との間で、コマンドあるいはステータス等の制御情報をやり取りするためのインターフェースである。すなわち、上記CPU21は、上記スキャナ/プリンタ通信I/F36を介して、上記スキャナ部12あるいは上記プリンタ部13への動作指示を供給したり、動作状態を示す情報を取得したりする。たとえば、上記CPU21は、上記スキャナ/プリンタ通信I/F36を介して、上記スキャナ部12に原稿の読取開始を指示したり、上記スキャナ部12から読み取った原稿のサイズあるいは種別を取得したりする。また、上記CPU21は、上記スキャナ/プリンタ通信I/F36を介して、上記プリンタ部13に対して用紙サイズを指定したり、プリントあるいはコピー開始を指示したり、上記プリンタ部13から用紙あるいは消耗品(トナー等)の残量などの情報を所得したりする。
上記画像メモリ制御部37は、上記画像メモリ38を制御するものである。上記画像メモリ38は、上記スキャナ部12により読取った画像データを記憶したり、上記プリンタ部13に出力する印刷用の画像データを記憶したりする。また、上記画像メモリ38に記憶される画像データは、非圧縮の画像だけでなく、圧縮された画像の符号データも蓄積可能である。上記画像メモリ制御部37は,様々なフォーマットの画像データのハンドリングに対応している。たとえば、上記画像メモリ制御部37は、2値画像としてのモノクロ画像およびカラー画像、多値画像としてのモノクロ画像およびカラー画像に対応している。さらには、上記画像メモリ制御部37は、使用する機能に応じた最適な圧縮方式を選択することが可能である。
なお、上記CPU21は、データバス30を介して、画像メモリ制御部37により制御される画像メモリ38にアクセスすることが可能である。同様に,データバス30に接続された他のデバイスも、データバス30を介して、上記画像メモリ38にアクセス可能である。これにより、上記システム制御部11内では、HDDI/F31、ネットワークI/F34および外部I/F35等のインターフェース間で、画像データの転送が可能となっている。
上記スキャナ画像I/F41は、上記スキャナ部12により読取った画像データを取り込むためのインターフェースである。上記スキャナ画像I/F41によりスキャナ部12から取り込んだ画像データは、上記スキャナ画像処理部42へ供給される。上記スキャナ画像処理部42は、上記スキャナ画像I/F41から供給される画像データに対して圧縮などの画像処理を施す。上記スキャナ画像処理部42により画像処理された画像データは、上記画像メモリ制御部37の制御に基づいて画像メモリ38に格納される。
上記プリンタ画像I/F43は、印刷用の画像データを上記プリンタ部13へ出力するためのインターフェースである。また、上記プリンタ画像処理部44は、上記プリンタ画像I/F43へ出力する画像データを、上記プリンタ部13が印刷処理するために必要な形式に変換する処理などの画像処理を行う。たとえば、上記画像メモリ38に圧縮された状態で記憶されている画像データは、上記プリンタ画像処理部44により伸長処理され、印刷用の画像形式に変換される。上記プリンタ画像処理部44により画像処理された印刷用の画像データは、上記プリンタ画像I/F43を介して、上記プリンタ部13へ出力される。
上記FAXI/F51は、上記FAX部52と接続するためのインターフェースである。上記FAX部52は、PSTNやISDN等に代表される公衆回線を介して接続されるWANあるいは電話網によるFAX通信を行うものである。上記FAX部52は、公衆回線による通信データの変調/復調装置であり、ファクシミリデータの送信/受信だけでなく、リモート接続、ISP接続によるインターネット網への接続を可能とするものである。また、上記FAXI/F51は、割込みコントローラ22に接続されている。たとえば、上記FAX部52によりファクシミリデータを受信した場合、上記FAXI/F51は、ファクシミリを受信したことを示す信号を割込みコントローラ22へ供給するようになっている。これにより、上記割込みコントローラ22は、ファクシミリ受信などの際に割込み信号をCPU21に供給するようになっている。
上記リモコンI/F55は、リモートコントローラ56からの信号を受信するためのインターフェースである。上記リモートコントローラ56は、たとえば、特定周波数の電波による短距離無線通信あるいは赤外線などの無線通信により信号を送信する。また、上記リモコンI/F55は、割込みコントローラ22に接続されている。たとえば、上記リモコンからの信号を受信した場合、上記リモコンI/F55は、ファクシミリを受信したことを示す信号を割込みコントローラ22へ供給するようになっている。これにより、上記割込みコントローラ22は、リモートコントローラ56からの信号を受信した際に割込み信号をCPU21に供給するようになっている。
なお、デジタル複合機1では、ネットワーク通信機能、ファクシミリ機能、リモコン機能などがオプションとして設けられるようにしても良い。これらのような各オプションとして取り扱われる機器についても、上記CPU21に対する割込み要求のためにディスクリプタが与えられる。これにより、上記割込みコントローラ22は、FAX部52あるいはリモコン56などがオプション機器である場合であっても、各オプション機器からの割込み要求をCPU21に供給することが可能となっている。
次に、CPU21への割込み要求に対する処理について説明する。
上記CPU21により実行されるOSでは、各デバイスに対してIRQ番号を割り当てる。上記割込みコントローラ22は、あるデバイスから信号を受信した場合、当該デバイスに割り当てられたIRQ番号で当該デバイスからの割り込み要求を上記CPU21に対して供給する。また、上記CPU21は、各デバイスに対応づけらたハンドラと呼ばれるデバイスドライバにより各デバイスの動作を制御する。従って、上記CPU21は、上記割込みコントローラ22からあるデバイスからの割込み要求を受信した場合、当該デバイスに対応づけられているハンドラを実行することにより当該デバイスからの信号に応じた処理を実行する。
図2および図3は、上記CPU21における割込み要求に対する処理を説明するための図である。図2および図3では、各デバイスの割込みディスクリプタ(記述子)に対するハンドラの設定状態を概念的に示している。また、図2は、当該デジタル複合機1の通常動作状態における各デバイスのディスクリプタに対するハンドラの設定状態を示し、図3は、当該デジタル複合機1のサスペンド状態における各デバイスのディスクリプタに対するハンドラの設定例を示している。
なお、デジタル複合機1において、割込み要求を行うデバイス(割込み信号を発生するデバイス)としては、パネルI/F33を介して信号が入力されるコントロールパネル14上のスタートボタン16b、ストップボタン16c、リセットボタン16d、テンキー16e、タッチパネル16aなどの他に、ネットワークI/F34、外部I/F35、FAXI/F51、リモコンI/F55などが想定される。
また、上記サスペンドモードとは、当該デジタル複合機1の動作を休止状態(サスペンド状態)とするモードである。上記サスペンドモードでは、サスペンド開始直前と同じ状態で再起動することを前提として実行中の各処理を停止したり、各デバイスへの電源供給を停止したりする。これにより、上記サスペンドモードでは、消費電力を低減しつつサスペンド前の状態に速やかに復帰することが可能となっている。
また、上記のようなサスペンドモードのデジタル複合機1は、レジューム機能によりサスペンドモードへ移行する直前と同じ状態の通常動作モードに復帰するようになっている。上記レジューム機能によるレジューム処理は、サスペンドモードのデジタル複合機1にトリガーとなる信号が与えられた場合に開始される。上記サスペンドモードに移行したデジタル複合機1は、上記レジューム機能のトリガーとなる信号に基づいて、サスペンドモードへの移行直前に停止した各プロセスの再開および各デバイスへの電源供給を再開を行う。
図2では、当該デジタル複合機1が通常動作状態であれば、デバイス1にハンドラ1が対応し、デバイス2にハンドラ2が対応し、デバイス3にハンドラ3が対応づけられている設定例が示されている。上記ハンドラ1、2、3は、それぞれデバイス1、2、3からの割込み信号に対する処理を実行するためのプログラムであるものとする。各ハンドラ1、2、3は、通常動作状態において有効となるプログラムである。つまり、各ハンドラ1、2、3は、当該デジタル複合機がサスペンド状態では機能しないようになっている。
ここで、図2に示す設定例は、デジタル複合機1が通常動作状態であることを想定している。従って、図2に示すような設定内容であれば、上記通常動作状態のデジタル複合機のCPU21は、デバイス1、デバイス2あるいはデバイス3の割込み信号に対して、それぞれ対応づけれているハンドラ1、ハンドラ2あるいはハンドラ3により処理を実行する。たとえば、図2に示すような設定状態において、上記割込みコントローラ22からデバイス1の割込み要求を受信した場合、上記CPU21は、デバイス1に対応するハンドラ1を実行することによりデバイス1からの信号を処理する。
また、図3では、当該デジタル複合機がサスペンドモードであれば、デバイス1およびデバイス3にレジュームハンドラが対応し、デバイス2にハンドラ2が対応づけれられている設定例が示されている。レジュームハンドラは、サスペンド直前の動作状態に復帰するレジューム処理を実行するためのプログラムである。上記ハンドラ2は、通常動作状態において有効となるプログラムであり、サスペンド状態では、上記ハンドラ2は機能しないようになっている。
ここで、図3に示す設定例は、デジタル複合機1がサスペンド状態であることを想定している。従って、図3に示すような設定内容であれば、上記サスペンド状態のデジタル複合機のCPU21は、デバイス1あるいはデバイス3の割込み信号に対して、レジュームハンドラによりレジューム処理(再起動処理)を実行する。ただし、上記サスペンド状態のデジタル複合機のCPU21は、デバイス2の割込み信号に対して、レジュームハンドラが対応していないため、特定の動作を行わずに、サスペンド状態のままとなる。
図2あるいは図3に示すような各デバイスの割込み信号に対応する各ハンドラは、設定ファイル(ハンドラ設定ファイル)により管理される。たとえば、通常動作状態におけるハンドラの設定情報を示すファイルを通常動作用のハンドラ設定ファイルとすると、通常動作状態のデジタル複合機1では、通常動作用のハンドラ設定ファイルで各デバイスに対応づけられているハンドラにより各デバイスからの割込み信号が処理される。これにより、通常起動時には、当該デジタル複合機1のCPU21は、ハンドラ設定ファイルに基づいて各デバイスの割込み信号に対するハンドラを設定する。
これに対して、サスペンド状態においてレジュームに使用するデバイスを示すファイルをレジューム設定ファイル(たとえば、wakeup_device.conf)とすると、サスペンド状態のデジタル複合機1では、レジューム設定ファイルにより特定されるデバイスにレジュームハンドラを設定する。これにより、サスペンド状態のデジタル複合機1では、レジューム設定ファイルにより特定されるデバイスからの割込み信号に対してレジューム処理を実行する。
また、上記レジューム設定ファイルは、適宜書換え可能なものであるものとする。たとえば、ユーザがレジュームに使用するデバイスを指定した場合、上記レジューム設定ファイルは、ユーザの指定に応じて書き換えるようにしても良い。これにより、各ユーザの運用形態に応じて、レジュームに使用するデバイスを設定できる。また、デジタル複合機1では、様々なオプション機器が用意されていることが多い。このような装置では、オペション機器の接続状況に応じてレジュームに使用するデバイスを変更したいことがある。このため、上記レジューム設定ファイルは、オプション機器の追加あるいは変更に応じて書き換えるようにしても良い。
上記のように、デジタル複合機1が通常動作状態からサスペンド状態に移行する場合、あるいは、サスペンド状態から通常動作状態に移行する場合、上記デジタル複合機1では、サスペンド処理あるいはレジューム処理とともに、各デバイスに対応するハンドラを変更する処理(レジューム設定ファイルで指定されているデバイスに対するハンドラを変更する処理)を行う。
たとえば、通常動作状態からサスペンド状態に移行する場合、当該デジタル複合機1では、レジューム設定ファイルに基づいて、レジュームに使用するデバイス(レジューム用デバイス)が特定される。レジューム用デバイスが特定されると、上記デジタル複合機1では、図3に示すように、レジューム用デバイスに対応するハンドラがレジュームハンドラに変更される。この際、上記デジタル複合機1では、レジュームハンドラに変更したデバイス(レジューム用デバイス)に設定されていたサスペンド直前のハンドラ(通常動作状態のハンドラ)を示す情報をNVRAM25あるいはHDD32などのメモリに一時的に保存しておく。
また、上記デジタル複合機1がサスペンド状態から通常動作状態に移行する場合、レジューム用デバイスからの割込み信号に基づいて、レジュームハンドラが実行される。レジュームハンドラが実行されると、上記デジタル複合機1は、サスペンド直前の動作状態に復帰し、図2に示すように、レジューム用デバイスに対するハンドラも通常動作状態のハンドラに変更される。
次に、通常動作状態からサスペンド状態に移行する処理の流れについて説明する。
図4は、通常動作モードからサスペンド状態に移行する処理の流れを説明するためのフローチャートである。
まず、上記デジタル複合機1が通常動作状態であるものとする(ステップS11)。この状態においてサスペンド命令が供給されると(ステップS12、YES)、上記CPU21は、当該デジタル複合機1の動作モードをサスペンドモードへの移行処理を開始する。なお、サスペンド命令は、所定のユーザ操作によって発生するものであっても良いし、ユーザ操作がない期間あるいは処理を実行していない期間が所定時間以上となった場合に発生するものであっても良い。
サスペンドモードへの移行処理を開始すると、上記CPU21は、まず、レジューム用デバイスを示すレジューム設定ファイルを読み込む(ステップS13)。上記レジューム設定ファイルを読み込むと、上記CPU21は、読み込んだレジューム設定ファイルで示されているレジューム用デバイスを特定する(ステップS14)。レジューム用デバイスを特定すると、上記CPU21は、現時点(つまり、サスペンド直前)で当該レジューム用デバイスに設定されているハンドラ(通常動作状態におけるハンドラ)を示す情報を一時的にNVRAM25あるいはHDD32などのメモリに保存する(ステップS15)。現時点でレジューム用デバイスに設定されているハンドラを保存すると、上記CPU21は、レジューム用デバイスのハンドラをレジュームハンドラに変更する処理を行う(ステップS16)。
すなわち、上記レジューム設定ファイルによりレジューム用デバイスを特定すると、上記CPU21は、レジューム用デバイスのデバイス情報から当該デバイスに対するIRQ番号を探し出し、現在そのIRQ番号に登録されている割込みハンドラを一時的に別の箇所に保存する処理を行う。さらに、上記CPU21は、当該デバイスに対するIRQ番号に登録されているハンドラをレジュームハンドラに書き換える。
上記レジューム用デバイスのハンドラをレジュームハンドラに変更すると、上記CPU21は、サスペンド処理としてステップS17〜S22の処理を行う。すなわち、上記CPU21は、現時点での動作状況(サスペンド直前の状態)を示す情報としてのCPUコンテキストファイルを作成し、NVRAM25あるいはHDD32などのメモリに保存する(ステップS17)。上記CPUコンテキストファイルは、実行中のプロセスまたは実行可能なプロセスを示す情報、各プロセスの実行状況を示す情報、動作中のデバイスを示す情報などの情報が含まれる。このようなCPUコンテキストファイルは、サスペンド後に、サスペンド直前の状態を復元するための情報である。
また、上記CPU21は、サスペンド処理として、実行中のプロセスあるいは実行可能なプロセスを停止させる処理を行う(ステップS18)。さらに、上記CPU21は、サスペンド処理として、レジューム用デバイス以外の各デバイスを電源オフする処理を行う(ステップS19)。この処理は、たとえば、上記CPU21から各デバイスに対するサスペンド命令を出力することにより実現される。この場合、各デバイスは、上記CPU21からのサスペンド命令に従って電源がオフされる。
さらに、上記CPU21は、各レジューム用デバイス自体がサスペンド機能を有しているか否かを判断する(ステップS20)。この判断によりレジューム用デバイス自体がサスペンド機能を有していると判断した場合(ステップS20、YES)、上記CPU21は、当該レジューム用デバイスに対してサスペンド機能が動作しないように制御する(ステップS21)。
以上のような各処理により、当該デジタル複合機1は、実行中及び実行可能なプロセスが停止され、レジューム用デバイス以外のデバイスが電源オフの状態となる。この状態において上記CPU21がスリープモードへ移行することにより、当該デジタル複合機1は、サスペンド状態(サスペンドモード)となる(ステップS22)。
このようなサスペンド状態では上記レジュームハンドラが設定されているデバイス以外のデバイスから割込み信号が発生することなく、当該デジタル複合機1は、サスペンド状態のままとなる。また、レジュームハンドラが設定されているデバイスに入力があれば、当該デバイスへの入力が上記割込みコントローラから割込み信号としてCPU21に供給され、レジュームハンドラによるレジューム処理が実行される。
上記のように、本デジタル複合機では、通常動作状態からサスペンド状態に移行する際に、レジューム処理のためにサスペンド直前の動作状態を保存するとともに、レジューム設定ファイルで指定されているレジューム用デバイスに対するハンドラをレジュームハンドラに変更する。これにより、任意のデバイスをレジューム用デバイスとして設定することが容易となる。
次に、サスペンド状態から通常動作状態に移行する処理の流れについて説明する。
図5は、サスペンドモードから通常動作モードへ移行する処理の流れを説明するためのフローチャートである。
まず、上記デジタル複合機1がサスペンド状態であるものとする(ステップS31)。この状態においてレジューム用デバイスに入力があると、上記割込みコントローラ22は、当該レジューム用デバイスからの割込み信号を上記CPU21に供給する。上記割込みコントローラ22によりレジューム用デバイスからの割込み信号を受信すると(ステップS32、YES)、上記CPU21は、スリープモードから復帰し、当該レジューム用デバイスに対応づけられているレジュームハンドラによるレジューム処理を実行する(ステップS33)。
上記レジュームハンドラによるレジューム処理は、以下のステップS34〜S39のより実行される。すなわち、上記レジューム処理として、上記CPU21は、まず、サスペンド直前の状態を示す情報を示すCPUコンテキストを読み込むことにより、サスペンド直前の状態に復帰する(ステップS34)。
この状態において上記CPU21は、サスペンド処理で電源をオフした各デバイスの電源をオンする処理を行う(ステップS35)。この処理は、たとえば、上記CPU21から各デバイスに対してレジューム命令を出力することにより実現される。この場合、各デバイスは、上記CPU21からのレジューム命令に従って電源をオンする。さらに、上記CPU21は、サスペンド処理で停止させたプロセスを再開する処理を行う(ステップS36)。つまり、上記CPU21は、読み込んだCPUコンテキストに基づいてサスペンド処理で停止させたプロセスを特定し、それらのプロセスを実行可能あるいは実行状態に遷移させる処理を行う。
各デバイスおよび各プロセスをサスペンド直前の状態に戻すと、上記CPU21は、サスペンド直前に保存した当該レジューム用デバイスに設定されていたハンドラ(通常動作状態におけるハンドラ)を示す情報を読み込む(ステップS37)。サスペンド直前にレジューム用デバイスに設定されていたハンドラを示す情報を読み込むと、上記CPU21は、レジューム用デバイスに対するハンドラをレジュームハンドラから元のハンドラ(通常動作状態におけるハンドラ)に変更する処理を行う(ステップS38)。
以上のような各処理により、当該デジタル複合機1は、サスペンド処理で停止されたデバイスおよびプロセスを再開するとともに、各デバイスに対するハンドラを通常動作状態のハンドラに設定することができる。この結果として、上記デジタル複合機1は、通常動作が可能な状態となる。
上記のように、本デジタル複合機では、サスペンド状態において、レジューム設定ファイルで指定されたレジューム用デバイスへの入力に応じて、各デバイスの再起動および停止中のプロセスの再開を行うレジューム処理を行うとともに、レジューム用デバイスに対するハンドラをレジュームハンドラから通常動作状態のハンドラに変更する処理を行う。これにより、任意のデバイスをレジューム用デバイスとして設定した場合であっても、レジューム用デバイスに対するハンドラをレジューム処理とともに通常動作状態のハンドラに戻すことが可能となる。
次に、上記のような実施の形態の運用例について説明する。
上述したように、レジューム設定ファイルは、レジューム用デバイスを特定するための情報を記憶するものである。従って、レジューム用デバイスの変更、追加、削除は、レジューム設定ファイルの更新により実現される。本実施の形態において、上記レジューム設定ファイルは、ユーザあるいは管理者により更新可能なものである。この結果として、本実施の形態では、レジューム用デバイスを動的に変更することが可能である。たとえば、運用状況に応じてレジューム用デバイスを変更したい場合、ユーザあるいは管理者の操作によりレジューム設定ファイルを更新する必要が生じる。また、オプション機器を追加した場合、追加したオプション機器をレジュームに使用するには、当該オプション機器をレジューム用デバイスとして追加する必要が生じる。
図6は、レジューム設定ファイルの構成例を示す図である。
図6に示すレジューム設定ファイルでは、レジューム用デバイスとするデバイスをデバイスドライバ名で指定している。また、図6に示すレジューム設定ファイルは、各レジューム用デバイスを示すデバイスドライバ名のリストで構成されている。すなわち、図6に示すレジューム設定ファイルの例では、ネットワークデバイス(ネットワークI/F)を示すドライバ名、ファックスボードとの通信デバイス(FAXI/F)を示すドライバ名、操作ボタンデバイス(パネルI/F)を示すドライバ名、タッチパネルデバイス(パネルI/F)を示すドライバ名がレジューム用デバイスを示す情報として格納されている。
図6に示すようなレジューム設定ファイルが設定されている場合、サスペンド状態のデジタル複合機1では、ネットワークプリントデータの受信、FAXデータの受信、操作ボタンへの入力、あるいは、タッチパネルへの入力に応じてレジューム処理が実行され、各デバイスからの入力信号に応じた処理を行う。
次に、本実施の形態に係る第2の運用例として、レジューム用デバイスを変更する場合の一例について説明する。
上記のようなレジューム設定ファイルは、当該デジタル複合機1の運用形態を変更する場合、あるいは、当該デジタル複合機1にオプション機器を追加した場合などに、レジューム用デバイスを変更あるいは追加することが可能である。
まず、上記デジタル複合機1には、リモコン56がオプションとしてメーカから提供されているものとする。このようなデジタル複合機1では、ユーザが任意のタイミングでリモコンを追加することがありうる。このようなリモコン56は、当該デジタル複合機1に予め設置されているリモコンI/Fあるいはリモコン導入時に追加されるリモコンI/Fとリモコン用のデバイスドライバのインストールなどにより使用可能となる。
ただし、当該リモコン56をレジューム用デバイスとして使用するには、レジューム設定ファイルの更新が必要となる。レジューム設定ファイルの更新処理については、後で詳細に説明するものとするが、追加されたリモコン56をレジューム用デバイスとして使用する場合、ユーザあるいは管理者がリモコン56をレジューム用デバイスとして指定する操作を行う。これにより、上記CPU21は、レジューム用デバイスとして指定されたリモコン56を既存のレジューム用デバイスに追加する処理を行う。つまり、上記CPU21は、レジューム設定ファイルにおけるレジューム用デバイスのリストに、リモコンを示す情報を追加する。
図7は、図6に示すレジューム設定ファイルにリモコンをレジューム用デバイスとして追加した場合の例を示す図である。すなわち、図7に示すレジューム設定ファイルの例では、図6に示すレジューム設定ファイルに、ネットワークデバイス(ネットワークI/F)を示すドライバ名、ファックスボードとの通信デバイス(FAXI/F)を示すドライバ名、操作ボタンデバイス(パネルI/F)を示すドライバ名、タッチパネルデバイス(パネルI/F)を示すドライバ名の他に、リモコンデバイス(リモコンI/F)を示すドライバ名が追加されている。このようなレジューム設定ファイルによれば、リモコンもレジューム用デバイスとして設定される。この結果として、サスペンド状態のデジタル複合機1に対してリモコン56を操作すれば、当該デジタル複合機1が通常動作状態に復帰するという動作が可能となる。
次に、本実施の形態に係る第3の運用例として、複数の条件に応じた複数のレジューム設定ファイルを設定する場合の一例について説明する。
上記のように、本デジタル複合機1では、レジューム用デバイスをレジューム設定ファイルにより設定する。このため、特定の条件に応じて特定のレジューム設定ファイルを有効としたり、無効としたりする制御が可能である。言い換えれば、本デジタル複合機1では、特定の条件ごとにレジューム用デバイスとして機能するデバイスを設定することが可能である。
たとえば、時間帯を条件として設定すれば、特定の時間帯ごとにレジューム用デバイスとして機能するデバイスを設定することが可能である。このように時間帯ごとにレジューム用デバイスを設定することにより、当該デジタル複合機1は、時間帯ごとにレジュームに使用するデバイス(レジューム用デバイス)を切替えることが可能な運用形態が実現できる。具体的な運用例としては、夜間の時間帯(コピーあるいはスキャンなどの処理が禁止される時間帯)には人的な操作によるレジュームを無効とし、それ以外の昼間の時間帯(コピーあるいはスキャンなどの処理が実行可能な時間帯)には人的な動作によるレジュームを有効とするような運用が可能である。
上記のような運用形態を実現するためには、夜間用のレジューム設定ファイルと昼間用のレジューム設定ファイルとを設定する必要がある。図8は、夜間用のレジューム設定ファイル(wakeup_device_night.conf)の例を示す図である。図8に示すレジューム設定ファイルを夜間のみ有効とすれば(図8に示すレジューム設定ファイルを夜間用のレジューム設定ファイルとすれば)、夜間は、ネットワークI/F、および、FAXI/Fのみがレジューム用デバイスとして設定される。さらに、図6に示すレジューム設定ファイル(wakeup_device.conf)を夜間以外の時間帯(昼間)のみ有効とすれば(図6に示すレジューム設定ファイルを昼間用のレジューム設定ファイルとすれば)、昼間は、ネットワークI/F、FAXI/F、パネルI/F(操作ボタン及びタッチパネル)がレジューム用デバイスとして設定される。
次に、上記第3の運用例としての処理の流れについて説明する。
図9は、昼間用のレジューム設定ファイルと夜間用のレジューム設定ファイルとが設定されている場合のサスペンドモードへの移行処理の流れを説明するためのフローチャートであり、図10は、昼間用のレジューム設定ファイルと夜間用のレジューム設定ファイルとが設定されている場合の通常動作モードへの移行処理の流れを説明するためのフローチャートである。
ここでは、図9及び図10に示す処理例において、夜間(たとえば、PM5:00〜AM8:00)は、ネットワーク受信あるいはFAX受信したデータに対する処理を実行する以外は、夜間用のサスペンドモードとするものとする。また、昼間は、所定のサスペンド条件に応じて昼間用のサスペンドモードへ移行するものとする。また、夜間としての時間帯は、夜間用のレジューム設定ファイルに記憶され、昼間としての時間帯は、上記夜間以外の時間帯として、昼用のレジューム設定ファイルに記憶されているものとする。
すなわち、上記CPU21は、各レジューム設定ファイルに設定されている条件としての時間をクロック21aが計時する時刻により監視している(ステップS50)。例えば、現在の時刻が夜間以外の昼間(通常稼動時間帯)であると判断した場合(ステップS50、YES)、上記CPU21は、通常動作状態として動作し(ステップS51)、所定の条件によって発生するサスペンド命令に従って昼間用のサスペンドモードへ移行する処理を行う(ステップS52〜S62)。この場合、上記CPU21は、昼間用のレジューム設定フィルを読み込む(ステップS53)。これにより、上記CPU21は、昼間用のレジューム設定ファイルにより特定されるデバイスをレジューム用デバイスとしてサスペンドモード(昼間用のサスペンドモード)へ移行する処理を行う(ステップS54〜S62)。
また、現在の時刻が夜間(通常稼動時間帯でない時間帯)であると判断した場合(ステップS50、NO)、上記CPU21は、当該デジタル複合機1を夜間モードで動作させるものと判断する(ステップS63)。この場合、上記CPU21は、ステップS53の処理として、夜間用のレジューム設定ファイルを読み込む(ステップS53)。これにより、上記CPU21は、夜間用のレジューム設定ファイルにより特定されるデバイスをレジューム用デバイスとして夜間用サスペンドモードへ移行する処理を行う(ステップS54〜S62)。
なお、図9に示すステップS51〜S62の処理は、上記ステップS53において、レジューム設定ファイルとして、時間帯に応じたレジューム設定ファイル(昼間用のレジューム設定ファイルあるいは夜間用のレジューム設定ファイル)を読み込む処理以外は、図4に示すステップS11〜S22の処理と同様な処理である。このため、上記ステップS51〜S62の処理については、詳細な説明を省略するものとする。
以上の処理により、デジタル複合機1は、夜間は夜間用のレジューム設定ファイルで特定されているデバイスのみをレジューム用デバイスとしてレジュームハンドラを割り当てた夜間用のサスペンドモードへ移行し、夜間以外の時間帯は昼間用のレジューム設定ファイルで特定されるデバイスをレジューム用デバイスとしてレジュームハンドラを割り当てた昼間用のサスペンドモードへ移行する。
また、図10に示すように、昼間用のサスペンドモードあるいは夜間用のサスペンドモードへ移行すると、上記CPU21は、それぞれレジュームハンドラが設定されているデバイスからの割込み信号に応じて動作状態へ移行する処理を行う。すなわち、昼間用のサスペンドモードあるいは夜間用のサスペンドモードにおいて(ステップS70)、上記CPU21は、現在時刻が昼間から夜間あるいは夜間から昼間への切換え時刻となったか否かを監視しているとともに(ステップS71、S72)、レジュームハンドラが設定されているデバイスからの割込み信号を受信したか否かを監視している(ステップS73)。
たとえば、現在時刻が昼間から夜間への切換え時刻となったと判断した場合(ステップS71、YES)、上記CPU21は、上記ステップS53へ戻って、夜間用のレジューム設定ファイルを読み込み、夜間用のサスペンドモードへ移行する処理を行う。
また、現在時刻が夜間から昼間への切換え時刻となったと判断した場合(ステップS72、YES)、上記CPU21は、上記ステップS53へ戻って、昼間用のレジューム設定ファイルを読み込み、昼間用のサスペンドモードへ移行する処理を行う。なお、現在時刻が夜間から昼間への切換え時刻となったと判断した場合(ステップS72、YES)、上記CPU21は、通常動作モードへ移行する処理を行うようにしても良い。
また、昼間用のサスペンドモードあるいは夜間用のサスペンドモードにおいてレジューム用デバイスからの割込み信号を受信した場合(ステップS73、YES)、上記CPU21は、各サスペンドモードからサスペンド直前の状態で動作モードへ移行する(ステップS74〜S79)。なお、上記ステップS70、S73〜S79の処理は、上述した図5に示すステップS31〜S38と同様な処理である。このため、上記ステップS70、S73〜S79の処理については、詳細な説明を省略する。
また、昼間用のサスペンドモードにおいてレジューム用デバイスからの割込み信号を受信した場合、上記CPU21は、ステップS31〜S38と同様な上記ステップS70、S73〜S79の処理により、通常動作状態に戻って通常の処理が実行可能な状態とすれば良い。この場合、図10に示すステップS80の処理は省略可能であり、デジタル複合機1は、通常動作モードとしてユーザ操作に応じて種々の処理が実行可能となる。
ただし、夜間用のサスペンドモードにおいてレジューム用デバイスからの割込み信号を受信した場合、当該デジタル複合機1の運用形態によっては、完全な通常動作モードに移行させたくないことも想定される。つまり、夜間はユーザ操作に応じたコピーあるいはスキャンなどの処理を禁止したい場合、夜間用のサスペンドモードから通常動作モードへ移行するのは、好ましくないと考えられる。このため、夜間用のサスペンドモードにおいてレジューム用デバイスからの割込み信号を受信した場合、上記CPU21は、レジュームに使用したデバイスからの入力信号に応じた処理のみを実行し(ステップS80)、再び夜間用のサスペンドモードへ移行するようにしても良い。これにより、たとえば、FAXI/Fから割込み信号を受信した場合、上記CPU21は、FAXの受信処理のみを実行して、再び夜間用のサスペンドモードへ戻るという動作が可能となる。
上記のような第3の運用例によれば、時間帯などの特定の条件ごとにレジューム設定ファイルを設定しておき、特定の条件ごとにレジューム用デバイスを変更する。これにより、特定の条件に応じてレジューム用デバイスを設定することが可能である。たとえば、上記のように時間帯ごとにレジューム用デバイスを設定することにより、特定の時間帯における当該デジタル複合機の使用制限なども実現できる。
次に、上記のようなレジューム設定ファイルの更新処理について説明する。
図11は、ユーザ操作によるレジューム設定ファイルの更新処理の例を説明するためのフローチャートである。図11に示す例では、コントロールパネル14上の操作によりユーザがレジューム用デバイスを選択する場合を想定している。
すなわち、ユーザは、コントロールパネル14上の操作部16としてのタッチパネルあるいは操作ボタンにより表示部15にレジューム用デバイスの選択を行うためのレジューム設定画面を表示させる操作を行う。このようなユーザ操作に応じて、上記CPU21は、コントロールパネル14上の表示部15にレジューム設定画面を表示させる(ステップS91)。このレジューム設定画面では、レジュームを有効とするための条件設定あるいはレジューム用デバイスとするデバイスの選択などが行なえるようになっている。
すなわち、ユーザは、選択するデバイスをレジューム用デバイスとして有効とするための条件を設定するか否かを選択する。特定の条件を設定する場合、ユーザは、上記コントロールパネル14によりレジュームを有効とするための条件(たとえば、時間帯)を入力し、レジュームに使用するデバイスの選択を行う。また、特定の条件を設定しない場合、ユーザは、特定の条件を入力することなく、上記コントロールパネル14によりレジュームに使用するデバイスの選択を行う。
上記コントロールパネル14によりレジュームを有効とする条件が入力された場合(ステップS92、YES)、上記CPU21は、入力された条件をユーザが選択するデバイスをレジューム用デバイスとして有効とするための条件としてバッファ用のメモリに保存する(ステップS93)。なお、上記のような条件を示す情報は、レジューム用デバイスを示す情報とともにレジューム設定ファイルとして保存される情報である。
また、特定の条件が入力されなかった場合(ステップS92、NO)、上記CPU21は、ステップS93を省略してステップS94へ移行する。なお、当該デジタル複合機1の運用形態として時間帯などの条件に応じたレジューム用デバイスの設定を行わない場合、上記ステップS92及びS93の処理が省略される。
続いて、ユーザは、上記コントロールパネル14によりレジューム用デバイスとして設定するデバイスを順次選択し、選択完了を指示する。これに対して、上記CPU21は、ユーザにより順次選択された各デバイスをレジューム用デバイスとしてバッファ用のメモリに蓄積する(ステップS94)。ユーザによるレジューム用デバイスとするデバイスの選択が完了した場合(ステップS95、YES)、上記CPU21は、バッファ用のメモリに蓄積されたレジューム用デバイスを示す情報と条件を示す情報とをレジューム設定ファイルとしてNVRAM25あるいはHDD32に保存する(ステップS96)。
以上のような処理により、上記デジタル複合機1は、ユーザあるいは管理者による操作に応じてレジューム設定ファイルの登録あるいは更新などが実現可能である。
なお、上述した実施の形態は、デジタル複合機1に適用した場合について説明したが、これに限定されるものではない。たとえば、複数のデバイスを有し、各デバイスをOSにより制御する情報処理装置であれば、上述したようなレジューム用デバイスの動的な設定、通常動作モードからサスペンドモードへ移行処理、あるいは、サスペンドモードから通常動作モードへの移行処理などが適用可能である。
本発明の実施の形態に関わる情報処理装置としてのデジタル複合機の構成例を示すブロック図。 通常動作状態において各デバイスに割り当てられたハンドラの設定例を示す図。 サスペンド状態において各デバイスに割り当てられたハンドラの設定例を示す図。 通常動作モードからサスペンド状態への移行処理の流れを説明するためのフローチャート。 サスペンドモードから通常動作モードへ移行処理の流れを説明するためのフローチャート。 レジューム設定ファイルの構成例を示す図。 図6に示すレジューム設定ファイルにリモコンをレジューム用デバイスとして追加した場合の例を示す図。 夜間用のレジューム設定ファイルの例を示す図。 昼間用のレジューム設定ファイルと夜間用のレジューム設定ファイルとが設定されている場合のサスペンドモードへの移行処理の流れを説明するためのフローチャート。 昼間用のレジューム設定ファイルと夜間用のレジューム設定ファイルとが設定されている場合の通常動作モードへの移行処理の流れを説明するためのフローチャート。 ユーザ操作に応じたレジューム設定ファイルの更新処理の例を説明するためのフローチャート。
符号の説明
1…デジタル複合機、11…システム制御部、12…スキャナ部、13…プリンタ部、14…コントロールパネル、15…表示部、16…操作部、16a…タッチパネル、16b…スタートボタン、16c…ストップボタン、16d…リセットボタン、16e…テンキー、21…CPU、21a…クロック、22…割込みコントローラ、23…RAM、24…ROM、25…NVRAM、30…データバス、32…HDD、33…パネルI/F、34…ネットワークI/F、35…外部I/F、38…画像メモリ、51…FAXI/F、52…FAX部、55…リモコンI/F、56…リモートコントローラ(リモコン)

Claims (7)

  1. 種々のデバイスからの信号を処理する制御部を有する情報処理装置であって、
    各デバイスからの割込み信号に対して実行する割込みプログラムを各デバイスに割り当てる割込み設定部と、
    当該装置を休止状態とするサスペンドモードからサスペンド直前の状態の動作モードへ移行させるレジューム処理のトリガーとなる割込み信号を出力するデバイスをレジューム用デバイスとして設定するレジューム設定部と、
    前記サスペンドモードへ移行する場合に、前記割込み設定部により前記レジューム用デバイスに割り当てられている割込みプログラムを前記レジューム処理を実行するためのレジュームプログラムに変更する設定変更部と、
    前記サスペンドモードからサスペンド直前の状態の動作モードへ移行する場合に、前記設定変更部により前記レジューム用デバイスに割り当てられた前記レジュームプログラムをサスペンド直前の動作モード時の割込みプログラムに戻す処理を行う再設定部と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記レジューム用デバイスを選択するための操作部を有し、
    前記レジューム設定部は、前記操作部によりレジューム用デバイスとして選択されたデバイスを示す情報をレジューム設定ファイルとして保存し、
    前記設定変更部は、前記レジューム設定ファイルにより特定されるデバイスをレジューム用デバイスと判定する、
    ことを特徴とする前記請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記レジューム設定部は、前記レジューム用デバイスを示すレジューム設定ファイルを種々の条件ごとに複数設定し、
    前記設定変更部は、前記レジューム設定部により設定されている複数のレジューム設定ファイルのうち、前記動作モードから前記サスペンドモードへ移行する際の条件に適合するレジューム設定ファイルによりレジューム用デバイスを特定する、
    ことを特徴とする前記請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記レジューム設定部は、前記レジューム用デバイスを示すレジューム設定ファイルを特定の時間帯ごとに複数設定し、
    前記設定変更部は、前記レジューム設定部により設定されている複数のレジューム設定ファイルのうち、前記動作モードから前記サスペンドモードへ移行する際の時刻に適合するレジューム設定ファイルによりレジューム用デバイスを特定する、
    ことを特徴とする前記請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 画像を処理する画像処理装置であって、
    ユーザからの操作指示を入力するデバイスと、
    画像を入力するためのデバイスと、
    各デバイスからの信号を処理する制御部と、
    各デバイスからの割込み信号に対して実行する割込みプログラムを各デバイスに割り当てる割込み設定部と、
    当該画像処理装置を休止状態とするサスペンドモードからサスペンド直前の状態の動作モードへ移行させるレジューム処理のトリガーとする割込み信号を出力するデバイスをレジューム用デバイスとして設定するレジューム設定部と、
    前記サスペンドモードへ移行する場合に、前記割込み設定部により前記レジューム用デバイスに割り当てられている割込みプログラムを前記レジューム処理を実行するためのレジュームプログラムに変更する設定変更部と、
    前記サスペンドモードからサスペンド直前の状態の動作モードへ移行する場合に、前記設定変更部により前記レジューム用デバイスに割り当てられた前記レジュームプログラムをサスペンド直前の動作モード時の割込みプログラムに戻す処理を行う再設定部と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  6. 種々のデバイスからの信号を処理する制御部を有する情報処理装置に用いられるレジューム制御方法であって、
    各デバイスからの割込み信号に対して実行する割込みプログラムを各デバイスに割り当て、
    前記サスペンドモードからサスペンド直前の状態で前記動作モードへ移行するためのレジューム処理のトリガーとする割込み信号を出力するデバイスをレジューム用デバイスとして設定し、
    前記動作モードから前記サスペンドモードへ移行する場合に、前記レジューム用デバイスに割り当てられている割込みプログラムを前記レジューム処理を実行するためのレジュームプログラムに変更し、
    前記サスペンドモードから動作モードに移行する場合に、前記レジューム用デバイスに割り当てられた前記レジュームプログラムをサスペンド直前の動作モード時の割込みプログラムに戻す処理を行う、
    ことを特徴とする情報処理装置に用いられるレジューム制御方法。
  7. ユーザからの操作指示を入力するデバイスと、画像を入力するためのデバイスと、各デバイスからの信号を処理する制御部と、を有する画像処理装置に用いられるレジューム制御方法であって、
    各デバイスからの割込み信号に対して実行する割込みプログラムを各デバイスに割り当て、
    当該画像処理装置を休止状態とするサスペンドモードからサスペンド直前の状態の動作モードへ移行させるレジューム処理のトリガーとする割込み信号を出力するデバイスをレジューム用デバイスとして設定し、
    前記サスペンドモードへ移行する場合に、前記レジューム用デバイスに割り当てられている割込みプログラムを前記レジューム処理を実行するためのレジュームプログラムに変更し、
    前記サスペンドモードからサスペンド直前の状態の動作モードへ移行する場合に、前記レジューム用デバイスに割り当てられた前記レジュームプログラムをサスペンド直前の動作モード時の割込みプログラムに戻す処理を行う、
    ことを特徴とする画像処理装置に用いられるレジューム制御方法。
JP2008107190A 2007-04-16 2008-04-16 情報処理装置、画像処理装置、情報処理装置に用いられるレジューム制御方法および画像処理装置に用いられるレジューム制御方法 Withdrawn JP2008269609A (ja)

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