JP2006099187A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ネットワークを経由するなどして、外部からソフトウェアをダウンロード等することによって入力することが可能な情報処理装置において、ダウンロード対象外のソフトウェアの動作への影響を考慮して装置やネットワークに過度の負担を掛けることなく、ソフトウェアをダウンロードすることなどが可能な情報処理装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 外部からソフトウェアを入力して動作させることが可能な情報処理装置において、省電力機能を提供し省電力関連の処理を制御するための省電力制御手段と、ソフトウェアの入力関連処理を制御し、省電力状態に移行するときにソフトウェア入力関連処理を開始するためのソフトウェア制御手段と、を備えるように構成して課題を解決した。
【選択図】 図1

Description

この発明は、一般的なクライアントパーソナルコンピュータ(PC)やサーバ装置、あるいはネットワーク機能を搭載した複写機やプリンタなどの機能を兼ね備えた複合機、更にはネットワークスキャナ装置などの情報処理装置に関し、特にネットワークを経由するなどして、外部からソフトウェアをダウンロード等して入力し、当該ソフトウェアを動作させることが可能な情報処理装置に関するものである。
特開2000−259519号公報
近年、上記パーソナルコンピュータ(PC)に代表されるように、文字情報や図形情報などを自由に処理することが可能な情報処理装置においては、予めハードディスクなどの記憶手段に記憶されたソフトウェア以外に、ソフトウェアを提供するソフトウェアメーカーや、シェアウエアなどでソフトウェアを提供する個人の開発者などが開設するインターネット上のサイトなどから、ネットワークを経由してソフトウェアを購入し、当該購入したソフトウェアをネットワークを経由してダウンロードし、パーソナルコンピュータ(PC)にインストールして使用することが可能となってきている。
また、最近では、パーソナルコンピュータ(PC)に限らず、ネットワーク機能を搭載した複合機やネットワークスキャナ装置など、文字情報や図形情報などをコピー乃至プリントしたり、読取って希望する相手に送信したりする情報処理装置においても、インターネットに接続する機能などネットワーク接続機能が搭載されてきている。そして、これらのネットワーク機能を搭載した複合機やネットワークスキャナ装置などの情報処理装置においても、パーソナルコンピュータ(PC)などと同様に、ネットワークを経由してソフトウェアをダウンロードし、当該ネットワーク機能を搭載した複合機やネットワークスキャナ装置にインストールすることが、技術的な複雑さは伴うかもしれないが、可能となってきている。
このように、ソフトウェアをダウンロード元のサーバ装置からネットワークを介して、パーソナルコンピュータ(PC)やプリンタ、あるいは複合機等の端末装置にダウンロードし、当該端末装置にインストールする技術としては、例えば、特開2000−259519号公報に開示されているものが既に提案されている。
この特開2000−259519号公報に係るネットワークシステムは、配布された1つ以上のソフトウェアを記憶し、これらのソフトウェアに基づき、指定された処理を実行する複数の端末装置と、ネットワークを介して前記各端末装置に記憶されているソフトウェアの更新処理を行うソフトウェア配布装置とを有するネットワークシステムにおいて、前記ソフトウェア配布装置は、前記各端末装置に配布済みの各ソフトウェアのいずれかを更新したとき、ソフトウェア更新情報を生成して前記各端末装置に供給するソフトウェア更新情報送信部と、前記各端末装置からダウンロード要求が出されたとき、このダウンロード要求を出した端末装置に対し、前記ダウンロード要求で指定された更新済みのソフトウェアを配布するソフトウェア配布部と、を備え、前記各端末装置は、前記ソフトウェア配布装置から前記ソフトウェア更新情報が供給されたとき、このソフトウェア更新情報の内容を解析し、更新対象に指定されたソフトウェアを特定する更新対象判定部と、この更新対象判定部によって、更新対象と判定されたソフトウェアが使用中かどうかを判定し、当該ソフトウェアが使用されていないときには、ダウンロード要求を前記ソフトウェア配布装置に出力する一方、これに応答した前記ソフトウェア配布装置から当該更新済みのソフトウェアをダウンロードするダウンロード部と、を備えるように構成したものである。
上記特開2000−259519号公報に係るネットワークシステムによれば、ユーザが使用する端末装置側でダウンロード操作をすることなく、しかもネットワークに負担をかけることなく、サーバ装置から更新済みのソフトウェアを端末装置に配布して、遅延することなくダウンロードすることが可能になるとしている。
しかし、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記特開2000−259519号公報に係るネットワークシステムの場合には、ソフトウェア配布装置からソフトウェア更新情報を端末装置に対して提供し、当該端末装置からダウンロード要求が出されると、更新対象と判定されたソフトウェアが使用されていないときに、ソフトウェア配布装置から更新済みのソフトウェアを端末装置にダウンロードするように構成されており、この更新済みのソフトウェアをダウンロードするタイミングは、ソフトウェア配布装置によって決定されており、ソフトウェアをダウンロードする端末装置側の負荷がまったく考慮されていないという問題点を有している。
更に説明すると、上記特開2000−259519号公報に係るネットワークシステムの場合には、端末装置でダウンロード対象のソフトウェアが使用中であると、当該ソフトウェアの使用が終了するまで待つように構成されている。しかし、上記端末装置では、更新済みのソフトウェアが使用中でない、あるいは使用が終了したとしても、他の処理が行われている可能性があり、直ちに更新済みソフトウェアのダウンロード処理を実行すると、当該端末装置に過度の負荷を掛けることになり、ダウンロード対象外の他のソフトウェアの動作に支障を来たす虞れがあるという問題点を有している。特に、端末装置がプリンタや複写機などの機能を兼ね備えた複合機等のように、ソフトウェアに基づく処理にリアルタイム性が要求される装置の場合には、ネットワークを経由した送受信で発生する割込処理に基づく負荷や、ソフトウェアのダウンロード及びインストールに伴う再起動処理によるCPUの負荷など、ダウンロード関連処理に起因する負荷が他のソフトウェアの処理に悪影響を及ぼす虞れがあるという問題点を有している。
また、上記特開2000−259519号公報に係るネットワークシステムの場合には、ネットワークに負担をかけることなくダウンロードできるとしているが、ダウンロード対象外のソフトウェアがネットワークを経由して通信している場合には、更に余計な負荷をネットワークに掛けることは避けられないという問題点を有している。特に、ダウンロード対象外のソフトウェアによって既にネットワークに高い負荷を掛けている場合には、更新済みのソフトウェアをダウンロードするためにネットワークに負荷を掛けると、ネットワーク障害をも招来しかねないという問題点をも有している。
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ネットワークを経由するなどして、外部からソフトウェアをダウンロード等することによって入力することが可能な情報処理装置において、ダウンロード対象外のソフトウェアの動作への影響を考慮して装置やネットワークに過度の負担を掛けることなく、ソフトウェアをダウンロードすることなどが可能な情報処理装置を提供することにある。
また、この発明の他の目的とするところは、ネットワークを経由するなどして、外部からソフトウェアをダウンロード等することによって入力することが可能な情報処理装置において、ダウンロード対象外のソフトウェアの動作への影響を考慮して装置やネットワークに過度の負担を掛けることなく、ダウンロードしたソフトウェアの再起動処理を含むダウンロード関連処理を実行することが可能な情報処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載された発明は、外部からソフトウェアを入力して動作させることが可能な情報処理装置において、
省電力機能を提供し省電力関連の処理を制御するための省電力制御手段と、
ソフトウェアの入力関連処理を制御し、省電力状態に移行するときにソフトウェア入力関連処理を開始するためのソフトウェア制御手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置である。
また、請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、
前記ソフトウェア制御手段は、前記ソフトウェア入力関連処理として、外部から前記ソフトウェアのダウンロードまたはインストールを、省電力状態に移行するときに開始することを特徴とする情報処理装置である。
さらに、請求項3に記載された発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、
前記ソフトウェア制御手段は、入力対象となる前記ソフトウェアに関するソフトウェア情報を取得する処理を、省電力状態に移行するときに開始することを特徴とする情報処理装置である。
又、請求項4に記載された発明は、請求項2に記載の情報処理装置において、
前記ソフトウェア制御手段は、省電力状態からの復帰時に、インストールした前記ソフトウェアの起動処理を実行することを特徴とする情報処理装置である。
更に、請求項5に記載された発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の情報処理装置において、
前記ソフトウェアは、既に装置にインストールされたソフトウェアを更新するためのものである
ことを特徴とする情報処理装置である。
また、請求項6に記載された発明は、情報処理装置において外部装置からソフトウェアを入力する方法であって、
省電力状態の移行を検出するステップと、
省電力状態の移行時にソフトウェア入力関連処理を行うステップと、
を備えることを特徴とするソフトウェアの入力方法である。
さらに、請求項7に記載された発明は、情報処理装置をコンピュータとして機能させるプログラムであって、
省電力機能を提供し省電力関連の処理を制御するための省電制御手段、
省電力状態に移行するときにソフトウェアを入力する処理を開始するソフトウェア入力制御手段、
としてコンピュータを機能させるプログラムである。
この発明によれば、ネットワークを経由するなどして、外部からソフトウェアをダウンロード等することによって入力することが可能な情報処理装置において、ダウンロード対象外のソフトウェアの動作への影響を考慮して装置やネットワークに過度の負担を掛けることなく、ソフトウェアをダウンロードすることなどが可能な情報処理装置を提供することができる。
また、この発明によれば、ネットワークを経由するなどして、外部からソフトウェアをダウンロード等することによって入力することが可能な情報処理装置において、ダウンロード対象外のソフトウェアの動作への影響を考慮して装置やネットワークに過度の負担を掛けることなく、ダウンロードしたソフトウェアの再起動処理を含むダウンロード関連処理を実行することが可能な情報処理装置を提供することができる。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図1はこの発明の実施の形態1に係るプログラムを適用した情報処理装置を適用した情報処理システムを示すシステム構成図である。
この情報処理システム1は、基本的に、ソフトウェアをダウンロードして入力する情報処理装置としての複合機(マルチファンクション機:MF機)100と、当該複合機100を離れたところで管理するリモートサイトの管理者用のパーソナルコンピュータ(PC)200と、複合機の製造メーカやソフトウェアの製造メーカなどのソフトウェア提供元であって、ソフトウェアのダウンロード元として機能する管理サーバ300(情報処理装置)と、これら複合機100とパーソナルコンピュータ(PC)200と管理サーバ300とを互いに通信可能に接続するネットワーク2とから構成されている。
なお、図示例では、複合機が1台、パーソナルコンピュータ(PC)が1台、管理サーバが1台のみ図示されているが、これらの台数に制限はなく、任意台数の複合機やパーソナルコンピュータ(PC)、あるいは管理サーバがネットワーク2に接続されていても良いことは勿論である。また、情報処理装置としては、ネットワーク機能を搭載した複合機に限定されるものではなく、ネットワークスキャナ装置などの装置をも広く含むものであり、又、パーソナルコンピュータ(PC)やワークステーション(WS)などであっても良いことは勿論である。
上記ネットワーク2としては、例えば、Ethernet(登録商標)や、有線や無線のLAN(Local Area Network )、一般電話回線、ADSL(Asymmetoric Digital SubscriberLine)、ISDN(Integrated Switched Digital Network )などを含み、又、これらのネットワーク2を介して構築されるインターネットなども含むものである。ここで、ネットワーク2は、複合機100やパーソナルコンピュータ(PC)200、あるいは管理サーバ300とを互いに通信可能に接続するネットワークであって、当該ネットワーク2に個別に付与された固有の情報に基づき、通信する相手方の情報処理装置を特定して通信することが可能なものである。上記ネットワーク2に個別に付与された固有の情報としては、その代表的なものが、インターネットにおいて定義されているIPv6(インターネット・プロトコル,バージョン6)のアドレス又はIPv4(同バージョン4)のアドレスとポート番号の組合せであり、当該IPv6のアドレス又はIPv4のアドレスとポート番号の組合せを特定することによって、ネットワークとしてのインターネットを介して、特定の情報処理装置と通信することができるとともに、当該特定の情報処理装置から情報を受信することが可能となっている。
情報処理装置として機能する複合機100は、図2に示すように、当該複合機本体5の上部に、原稿の画像を読み取るスキャナ装置6を備えている。このスキャナ装置6で読み取られた原稿の画像データは、図示しない画像処理部によって、画像フォーマットの変換、圧縮/伸張、裏写り除去、色変換(明度/色空間変換)や、シェーディング補正、位置ズレ補正、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の所定の画像処理が施される。
また、上記複合機100は、複合機本体5の内部に、マルチファンクションモジュール(以下、「MFモジュール」という。)7を備えており、このMFモジュール7は、スキャナ装置6で読み込まれた画像や、ネットワーク2を介して送られてくる画像データ、あるいは一般電話回線を介して送られてくるファクシミリの画像データ等に基づいて、画像データの送受信や、画像データに基づいたコピーやプリント処理を行うように構成されている。なお、上記MFモジュール7は、例えば、電子写真方式により白黒やカラー画像の形成を行うが、これに限定されるものではなく、静電記録方式やインクジェット記録方式など、任意の方式によって画像の形成を行うものを含むものである。
また、上記複写機本体5の上部には、ユーザインターフェースとしての操作表示パネル8が設けられている。この操作表示パネル8は、例えば、インターネット接続や、所望のソフトウェア関連情報の取得、並びに所望のソフトウェアのダウンロードなどの指示や、スキャンやプリント動作などの指示を行ったりするためのものである。なお、この操作表示パネル8とは別に、コピー指示などの基本的な操作をするための操作パネルを本体上面の所定位置に設けてもよい。
さらに、上記複合機100は、後述するように、外部インターフェース部113を経由して、ネットワーク2に接続され、当該複合機100を離れたところで管理するリモートサイトの管理者用のパーソナルコンピュータ(PC)200や、ソフトウェアのダウンロード元としての管理サーバ300など、外部の機器に接続したり、外部の機器からアクセスできるようになっている。
一方、管理者用のパーソナルコンピュータ(PC)200は、図3に示すように、例えば、端末本体40と、CRT(陰極線管)や液晶パネルなどのディスプレイ装置41と、キーボードやマウスなどの入力指示デバイス42とを備えている。端末本体40には、基本ソフトウェア(オペレーティングシステム:OS)の他に、種々の情報処理を行なうために必要なアプリケーションのソフトウェアがインストールされている。
このソフトウェアの提供元によって作成されたソフトウェアは、図4に示すように、管理サーバ300に記憶されて管理され、当該サーバ300からダウンロードされるように構成されている。アプリケーションのソフトウェアは、インターフェース部を経由して複合機100等からアクセスし、所望のソフトウェアをダウンロードすることが可能となっている。また、上記アプリケーションのソフトウェアの中には、IPP等によって複合機100でプリント処理を行うソフトや、複合機100のスキャナ装置6で読み取られた画像データを入力するソフト、あるいは複合機100のスキャナ装置6で読み取られた画像データに所望の画像処理を施したり、当該画像データを他の情報処理装置に出力するソフトなど任意のものが含まれる。
ところで、この実施の形態では、外部からソフトウェアを入力して動作させることが可能な情報処理装置において、省電力機能を提供し省電力関連の処理を制御するための省電力制御手段と、ソフトウェアの入力関連処理を制御し、省電力状態に移行するときにソフトウェア入力関連処理を開始するためのソフトウェア制御手段と、を備えるように構成されている。
また、この実施の形態では、前記ソフトウェア制御手段は、例えば、前記ソフトウェア入力関連処理として、外部から前記ソフトウェアを入力する処理や、外部から入力した前記ソフトウェアをインストールする処理、あるいは入力対象となる前記ソフトウェアに関するソフトウェア情報を取得する処理などを、省電力状態に移行するときに開始するように構成されている。
すなわち、この実施の形態に係る情報処理装置として機能する複合機100は、プリンタ、複写機、及び、ファクシミリなどが有する機能を兼ね備えており、様々な情報処理要求に対して対応することが可能となっている。また、この複合機100は、ネットワーク2を介してソフトウェアを入力することができるように構成されており、しかも入力されたソフトウェアの入力処理に関連する処理を、所定のタイミングで実行するように構成されている。
また、この実施の形態に係る複合機100では、省電力機能を提供し省電力関連の処理を制御するための省電力制御手段を備えており、所定時間にわたってプリント処理やコピー処理などの操作表示パネル8の操作がなかった場合や、プリント情報などの入力がなかった場合に、省電力状態に移行するように構成されている。
ここで、上記複合機100の省電力状態としては、例えば、揮発性記憶装置を用いて通常の動作状態に復帰するためのデータを保持するサスペンド状態と、不揮発性記憶装置を用いて通常の動作状態に復帰するためのデータを保持するハイバネーション状態と、CPUのクロック数を低減するなどして省電力を実現するスリープ状態とに切り替え可能となっている。
この複合機100は、図5に示すように、CPU(Central Processing Unit )101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、ハードディスク104と、制御部105と、印刷部106と、スキャナ部6と、操作表示パネル8と、システム時計107と、画像処理部108と、ソフトウェア制御部109と、ソフトウェア管理部110と、同意制御部111と、省電力制御部112と、I/F(外部インターフェース)部113とを備えるように構成されている。
CPU101は、当該複合機100を構成するROM102と、RAM103と、ハードディスク104と、制御部105と、印刷部106と、スキャナ部6と、操作表示パネル8と、システム時計107と、画像処理部108と、ソフトウェア制御部109と、ソフトウェア管理部110と、同意制御部111と、省電力制御部112と、I/F(外部インターフェース)部113とを、システムバス114を介して制御する中央演算処理装置である。この複合機100におけるプリント動作や、コピー動作、あるいはファクシミリとしての各種の動作、及びソフトウェアの入力動作や、ソフトウェアに関連する情報の取得等の動作は、CPUl01及びソフトウェア制御部109、並びにソフトウェア管理部110の制御のもとに実行される。上記CPU101による制御動作は、プログラムに基づいて決定される。
ROM102は、読み取り専用メモリであり、このROM102には、CPU101を制御するためのプログラムが格納されている。本実施の形態では、ROM102に格納されている制御プログラムは、スキャナ部6で入力された画像データを処理したり、印刷部106を介して外部に出力したりするためのものである。
RAM103は、SRAM等で構成され、プログラム制御変数や各種処理のためのデータ等を格納するためのものである。
ハードディスク104は、制御プログラムによる各種処理のためのデータを格納したり、画像データなどを格納したりするためのものである。
制御部105は、スキャナ部6や印刷部106と制御データの授受を行ったり、画像データの入出力などの制御を行うためのものである。
印刷部106は、出力画像を印刷して外部に出力するためのものである。この印刷部106は、例えば、スキャナ部6で読み取られた画像の印刷機能すなわち複写機としての機能に限らず、ネットワーク2を介して取得した文書データや画像ファイルなどに基づいて画像を印刷するいわゆるプリント機能や、一般電話回線を介して受信したFAX受信データに基づいて印刷出力するFAX機能をも果たしている。
上記複合機100が例えばプリンタとして機能する場合、印刷部106は、外部からぺージ記述言語(PDL:Page Description Language)で記載されたPDLデータを受け取り、当該PDLデータをハードディスク104に出力単位ごと(1ぺージごと)の画像データとして展開し、そのラスタデータが印刷部106に送られ、印刷部106にてプリント出力するように構成されている。また、複合機100がカラーファクシミリ受信機として機能する場合、印刷部106は、PDLデータに代えてFAX受信データを受け取り、印刷部106にてLab信号に変換した後、印刷部106にてプリント出力する。
スキャナ部6は、原稿を読取って、画像データを入力するためのものである。
操作表示パネル8は、スキャン動作の設定を行う画面を表示したり、スキャン指示を行ったりするためのものである。また、ソフトウェアのダウンロード等の操作なども行うように構成されている。
システム時計107は、時計用チップにより構成され、時刻情報(年月日、時分秒)をCPU101に提供するためのものである。システム時計107は、システム電源の遮断時や停電時等に時刻情報が消滅しないようバックアップ用電池を備え、常に現時点の時刻を保持している。
画像処理部108は、入出力される画像に対する処理などを行うためのものである。
ソフトウェア制御部109は、ソフトウェア入力関連処理の決定処理や、ソフトウェアの入力処理や、インストール処理の制御などを行うためのものである。
ソフトウェア管理部110は、ソフトウェア入力関連処理の状態やソフトウェアの属性情報などソフトウェアの情報を管理するためのものである。
同意制御部111は、ソフトウェア入力処理の管理者に対する同意処理を制御するためのものである。
省電力制御部112は、省電力状態への移行処理や省電力状態からの復帰処理など省電力関連処理を制御するためのものである。
I/F部113は、外部の機器と通信を行うためのものである。
以上の構成において、この実施の形態に係る複合機では、次のようにして、ネットワークを経由するなどして、外部からソフトウェアをダウンロード等することによって入力することが可能な情報処理装置において、ダウンロード対象外のソフトウェアの動作への影響を考慮して装置やネットワークに過度の負担を掛けることなく、ソフトウェアをダウンロードすることなどが可能となっている。
図6はソフトウェアの情報を管理するためのテーブルの例を示すものである。このソフトウェア情報管理テーブルは、ダウンロードしてインストールする各ソフトウェアの情報を管理するためのテーブルである。上記ソフトウェア情報管理テーブルは、例えば、ソフトウエア管理部110に保持されている。
図6のIDは管理上のIDを示し、ソフトウェア名称はソフトウェアの名称を示し、バージョンはソフトウェアのバージョンを示し、同意は同意処理の状態を示し、ダウンロードはダウンロード処理の状態を示し、インストールはインストール処理の状態を示し、再起動は再起動処理の状態を示し、サイズはソフトウェアのサイズを表す属性を示し、提供元はソフトウェアの提供元を表す属性を示し、リリース日はソフトウェアのリリース日を表す属性を示し、依存ソフトウェアはソフトウェアが動作するために依存しているソフトウェアを表す属性を示し、依存バージョンは依存ソフトウェアのバージョンを示し、場所はソフトウェアを取得するための場所を示している。
上記ソフトウェア情報管理テーブルによって、ソフトウェアのダウンロードなどの各入力関連処理の状態を管理することができるようになっている。
次に、図7に従い、本実施の形態に係る情報処理装置としての複合機の処理フローの例を説明する。
まず最初に、CPU101は、図7に示すように、省電力制御部112の状態を管理して、複合機100が省電力状態に移行するタイミングを待つようになっている(ステップ101)。そして、CPU101は、複合機100が省電力状態に移行するタイミングになったか否かを判別し(ステップ102)、複合機100が省電力状態に移行するタイミングになるまでステップ101に戻る動作を繰り返し、待機する。
省電力機能については、最近のパーソナルコンピュータ(PC)上のWindows (登録商標)やUnix(登録商標)などのOS(Operating System)には、一般的にAPM(Advancea Power Management )やACPI(Advanced Configuration and Power Inteerface )と言った規格に準拠した省電力機能が実装されている(APMの詳細については、Advanced Power Management BIOSI nteterface Specification Revision 1.2 February 1996 、ACPIの詳細については、Advanced Configuration and Power Interface Specification Revision 2.Oa March 31.2002などを参照)。この実施の形態では、複合機100にUnix(登録商標)OS上でのACPIの省電力機能が搭載されており、例えばUnix(登録商標)OS上でのACPIの省電力機能の省電力状態への移行タイミングがきたものとする。
次に、CPU101は、複合機100が省電力状態に移行するタイミングになったことを判別すると、ソフトウェア制御部109によってソフトウェア入力関連処理を決定し (ステップ103)、ソフトウェア制御部109によってソフトウェア入力関連処理が決定されたか否かを判別する(ステップ104)。なお、ソフトウェア入力関連処理については、後述する。
ここでは、ソフトウェア入力関連処理として、ソフトウェアのダウンロード処理が決定されたものとする。具体的には、図6に示すソフトウェア情報管理テーブルのID=1に示すように、ダウンロード処理が「未完了」状態であるSystem-Fix203Aのダウンロードが、ソフトウェア入力関連処理として決定されたものとする。
CPU101は、ソフトウェア入力関連処理が決定されると、ソフトウェア制御部109によって、決定したソフトウェア入力関連処理を開始するとともに(ステップ105)、省電力制御部112によって、省電力状態からの復帰要求があるか否かを判別する(ステップ106)。なお、ソフトウェア入力関連処理が決定されない場合には、ステップ109に進む。
ここでは、ソフトウェア入力関連処理の開始の方法については、ACPIの機能を使用することで実現することとする。Unix(登録商標)OS上でのACPIの省電力機能は、OSのカーネル及びacpia (ACPIのデーモン)などで実装されている(acpidの詳細については、Http://acpid.sourcefbrge.net/ などを参照)。省電力機能をコントロールするデーモンacpia では、省電力状態に遷移させるevent と、そのevent に応じたactionを紐付けすることができる。acpia をインストールすると、/etc/acpi/eventsと/etc/acpj/actionというディレクトリが作成される。/etc/acpi/eventsなるディレクトリには、event の定義とそのevent が来た時のaction内容を記述したスクリプトヘのpathを記述したスクリプトを用意することができる。/etc/acpi/actionなるディレクトリには、action内容を記述したスクリプトを用意する。例えば、省電力状態に移行させるスクリプトとしては、“echo4>/proc/acpi/sleep(不揮発性記憶手段としてのハードディスク駆動装置への退避の命令)" と記述をすればよい。/etc/acpi/eventsでは、電源ボタンやキーボードやマウスなどのハードウェア操作に対するイベントは検知できるが、別途タイマーのような機構を起動しておき、ハードウェア操作を検知したらタイムカウントを初期化することで、一定時間経過後、タイマーによるタイムアウト時の処理として、“echo4>/proc/acpi/sleep(ハードディスク駆動装置への退避の命令)" を実行すれば、一定時間経過後の省電力状態への移行も実現することが可能である。
いずれにせよ、ここでは、省電力状態に移行させる前にソフトウェア入力関連処理を開始するコマンドなどを予めスクリプト上で記述しておき、ソフトウェア入力関連処理を開始するのである(ステップ105)。
具体的には、図6のID=1のSystem-Fix203Aのダウンロード処理をソフトウェア入力関連処理として開始し、ダウンロードの状態を「実行中」に変更する。ダウンロード処理が完了した場合には、ソフトウェア制御部109によって、ダウンロードの状態を「完了」に変更する。
CPU101は、省電力制御部112によって、省電力状態からの復帰要求がないことを判別すると、ソフトウェア入力関連処理が正常に終了したか否かを判別するとともに (ステップ107)、他のソフトウェア入力関連処理を開始して良いか否かを判別する (ステップ108)。そして、他のソフトウェア入力関連処理を開始して良いと判別した場合には、ステップ103に戻り、他のソフトウェア入力関連処理を決定する。
ここで、他のソフトウェア入力関連処理を開始してよいか否かの判断であるが、例えば、装置内で限界時間を設定しておき、ステップ101からここまでの時間が限界時間を越えているかどうかで、他のソフトウェア入力関連処理を開始してよいかどうかの判断にすればよい。つまり、ステップ101からここまでの時間が限界時間を越えていない場合には、他のソフトウェア入力関連処理を開始してよいと判断して、ステップ103に戻るようになっている。他にも装置内で処理してよいソフトウェア入力関連処理の数を設定値として保持し、設定値を越えているかどうかで、設定値を越えていない場合には、他のソフトウェア入力関連処理を開始してよいと判断するなどの方法もある。
また、CPU101は、ソフトウェア入力関連処理が決定していないか、ソフトウェア入力関連処理が正常に終了していないか、又は他のソフトウェア入力関連処理を開始しない場合には、省電力状態に移行する処理を実行する(ステップ109)。
一方、CPU101は、省電力制御部112によって、省電力状態からの復帰要求があったことが判別されると、ソフトウェア入力関連処理の後処理を実行した後(ステップ110)、省電力状態から通常の動作状態に復帰する処理を実行して(ステップ111)、最初のステップ101に戻る。ここでは、省電力状態から通常の動作状態に復帰する処理として、ACPIの省電力機能を使用することにする。なお、ソフトウェア入力関連処理の後処理については、後述する。
図8は、入力関連処理設定テーブルの例を示すものである。この入力関連処理設定テーブルは、ソフトウェアのダウンロードなど各入力関連処理に関連する設定を管理するためのテーブルである。上記入力関連処理設定テーブルは、例えば、ソフトウエア管理部110に保持されている。
図8のIDは管理上のIDを示し、入力関連処理は各入力関連処理を示し、後処理は省電力状態からの復帰要求があった場合の後処理に関する設定を示し、デフォルトは後処理のデフォルト設定を示し、補足1、補足2は各入力関連処理毎に補足する設定を示している。この入力関連処理設定テーブルにより、ソフトウェアのダウンロードなどの各入力関連処理に関する後処理などの設定情報を管理することができる。
次に、図9に従い、本実施の形態における情報処理装置のソフトウェア入力関連処理を決定する処理フローの例を説明する。
まず最初に、CPU101は、図9に示すように、未完了状態の処理を検索する(ステップ201)。次に、CPU101は、未完了状態の処理を検索できたか否かを判別し (ステップ202)、未完了状態の処理を検索できた場合には、検索した処理が「同意」処理か否かを判別する(ステップ203)。そして、検索した処理が「同意」処理である場合には、ソフトウェア入力関連処理を「同意」処理に決定し(ステップ204)、当該処理を終了する。なお、未完了状態の処理を検索できなかった場合には、ステップ209に進み、情報取得処理の実施条件を満たすか否かを判別する(ステップ209)。
ここで、同意処理とは、装置の管理者にソフトウェアを入力することを同意してもらう処理のことである。同意処理については、例えば、操作表示パネル8上に図示しない同意画面を表示することによって、それに対する管理者の同意確認の応答をもらうことで同意を得ることができる。
また、CPU101は、検索した処理が「同意」処理でなかった場合は、検索した処理が「ダウンロード」処理か否かを判別し(ステップ205)、検索した処理が「ダウンロード」処理である場合には、ソフトウェア入力関連処理を「ダウンロード」処理に決定し(ステップ206)、当該処理を終了する。「ダウンロード」処理とは、ネットワーク2を経由するなどして、ソフトウェアのファイルを転送して複合機100に入力するなどの処理のことである。
さらに、CPU101は、検索した処理が「ダウンロード」処理でなかった場合は、検索した処理が「インストール」処理か否かを判別し(ステップ207)、検索した処理がインストール処理である場合には、ソフトウェア入力関連処理を「インストール」処理に決定し(ステップ208)、当該処理を終了する。「インストール」処理とは、ダウンロードしたソフトウェアを複合機100において利用可能な状態にする処理のことである。
次に、CPU101は、検索した処理が「インストール」処理でもなかった場合は、情報取得処理の実施条件を満たすか否かを判別する(ステップ209)。そして、情報取得処理の実施条件を満たす場合には、ソフトウェア入力関連処理を「情報取得」処理に決定し(ステップ210)、当該処理を終了する。また、情報取得処理の実施条件を満たさない場合には、ソフトウェア入力関連処理を決定せずに(ステップ211)、当該処理を終了する。なお、ソフトウェア入力関連処理が決定されなかった場合には、図7のステップ109において、省電力状態に移行する処理が実行される。
ここで、「情報取得」処理とは、ダウンロード対象のソフトウェアが存在するかどうかをダウンロード元の管理サーバ300等に確認する処理のことである。対象となるソフトウェアが存在すれば、対象ソフトウェアに関する属性情報などを取得し、図6のソフトウェア情報管理テーブルにエントリを追加して管理するのである。
ここでは、管理サーバ300内の図示しないソフトウェア情報取得WebサイトからHTTPなどの通信プロトコルで取得するものとする。ここでは予め規定されている特定のURLであるhttp://server.software-download.mfmaker.co.jP/download/software.infoのファイルを取得するものとする。
このファイルの中には、図6において、エントリ追加するためのソフトウェアの情報が含まれているのである。また、情報取得処理の実施条件については、例えばここでは、図8のID=1の情報取得処理に関しての補足1、補足2を使用する。補足1には前回情報取得した時間が記録されており、情報取得処理を実行する毎に更新される。補足2は情報取得処理の状態を示している。図示していないが、装置内で情報取得処理の起動間隔時間を設定値として保持し、前回の情報取得処理から起動間隔時間の設定値よりも時間が経過していたら、情報取得処理の実施条件を満たすようにすればよい。
ここでは、図6のID=1のSystem-Fix203Aの場合、未完了状態であるダウンロード処理がソフトウェア入力関連処理として決定されるものとする。
次に、図10に従い、本実施の形態における情報処理装置のソフトウェア入力関連処理の後処理フローの例を説明する。
まず最初に、CPU101は、図10に示すように、情報取得処理も含め、実行中状態の処理を検索する(ステップ301)。次に、CPU101は、実行中状態の処理を検索することができたか否かを判別し(ステップ302)、実行中状態の処理を検索することができた場合には、検索した処理の後処理設定を取得する(ステップ303)。ここでは、具体的に、図6のID=1のSystem-Fix203Aの場合の実行中状態であるダウンロード処理が検索できたものとする。
そして、CPU101は、検索した処理の後処理設定が「継続」か否かを判別し(ステップ304)、検索した処理の後処理設定が「継続」である場合には、そのままステップ301に戻り、検索した処理の後処理設定が「継続」でない場合には、検索した処理の中断処理を実行した後(ステップ305)、ステップ301に戻る。
ここでは、検索した実行中の処理がダウンロード処理であるため、図8のID=3のダウンロード処理の後処理設定が「中断」になっているので、ステップ305の中断処理を実行するものとする。
つまり、ステップ305では、ダウンロード処理の中断処理、例えばファイル転送の中断、キャンセルなどを実行するものとする。検索した処理の中断処理の実行が終了したら、ステップ301に戻る。
次に、CPU101は、実行中状態の処理を検索することができなかった場合には、継続実行中の処理が存在しているか否かを確認して(ステップ306)、継続実行中の処理が存在しているか否かを判別する(ステップ307)。そして、CPU101は、継続実行中の処理が存在していない場合には、当該処理を終了し、継続実行中の処理が存在している場合には、ステップ306に戻り、再度、継続実行中の処理が存在しているか否かを確認する(ステップ306)。
このように、上記実施の形態1によれば、情報処理提供装置である複合機100において、省電力状態に移行するときにダウンロードなどソフトウェア入力関連処理を開始することが可能となる。したがって、外部からソフトウェアをダウンロード等することによって入力することが可能な情報処理装置において、ソフトウェアをダウンロード等が行われるのは、省電力状態への移行時であるため、ダウンロード対象外のソフトウェアの動作への影響を考慮して装置やネットワークに過度の負担を掛けることなく、ソフトウェアをダウンロードすることなどが可能となっている。また、所定のタイミングでソフトウェアのダウンロードなどを行うように設定するスケジューリング機能なども持つ必要がなくなる。
また、本実施の形態では、入力関連処理設定テーブルの後処理設定に基づいて復帰要求があったときに後処理を実行していたが、入力関連処理設定テーブルの後処理設定を設定する手段を備えるようにしてもよい。また、後処理設定値のデフォルト値を設定する手段も提供するようにしてもよい。装置の管理者やユーザのポリシーによって、省電力状態からの復帰要求があるときの後処理は変わってくるものであり、これにより柔軟に対応することが可能になる。
また、本実施の形態においては、ソフトウェア入力に対する同意の処理を装置の図示しない操作パネル上で行なうようにしていたが、図1に示すパーソナルコンピュータ(PC)200のように、リモートサイトのパーソナルコンピュータ(PC)200から管理者に同意してもらうようにしてもよい。例えば、リモートの管理者に対して同意を求める旨を記載した電子メールを送信し、リモートの管理者が返信する電子メールから同意結果を判断することで同意処理とする。これにより、SOHOなど管理者が不在の装置に対しても、リモートから管理者が適切にソフトウェア入力の同意をすることが可能となる。
また、本実施の形態においては、ソフトウェアはネットワーク経由でダウンロードすることにしているが、CD−ROMやDVD−ROMなどのメディアから読取ることで、ソフトウェアは装置に入力するようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、図1の管理サーバ300からソフトウェアをダウンロードするようにしていたが、複数のサーバからダウンロードするようにしても問題はない。
また、本実施の形態においては、ダウンロード処理などソフトウェア入力関連処理を省電力状態に移行するときに開始していたが、省電力状態に移行するときに加え、通常の稼働状態のときに、ユーザ指示などでソフトウェア入力関連処理を開始するようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、ダウンロード処理中に省電力状態からの復帰要求があった場合には、ダウンロード処理を中断するようにしていたが、ダウンロード処理が継続し完了してから復帰するようにしてもよい。また中断するか継続するかを選択できるようにしてもよい。これは、ダウンロード処理だけでなく、同意処理やインストール処理なども同様である。また、ソフトウェア入力関連処理として、ダウンロードとインストールをセットで一つの処理と捉えてもよい。但し、この処理が実行中に省電力状態からの復帰要求があった場合には、ダウンロードまでは実行し、インストールは実行しないようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、省電力状態として、HDDなど不揮発性記憶装置への退避を伴うハイバネーション状態へ移行するようにしていたが、メモリなど揮発性記憶装置への退避を伴うサスペンド状態へ移行するようにしてもよい。
また、本実施例においては、省電力状態として、HDDなど不揮発性記憶装置への退避を伴うハイバネーション状態へ移行するようにしていたが、単にCPUクロックの周波数低減などを行なうスリープ状態へ移行するようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、入力関連処理設定テーブルにより装置単位で共通の後処理設定を管理していたが、ソフトウェア情報管理テーブルを拡張し、各ソフトウェア毎に、各入力関連処理の後処理の設定を管理するようにしてもよい。これにより、装置の管理者はより柔軟に管理することが可能になる。
また、本実施の形態においては、省電力状態に移行するときに、インストール処理までのソフトウェア入力関連処理を開始するようにしていたが、インストール処理まで完了したソフトウェアに対しては、省電力状態から復帰するときにソフトウェアを起動( 更新の場合は再起動) するようにしてもよい。これにより、24時間稼働の装置の場合で、電源OFF/ONをせずに、入力したソフトウェアが使用可能になる。
以上説明したように、本実施の形態に係る情報処理装置は、上記実施の形態から明らかなように、ダウンロード対象外のソフトウェアの動作への影響を考慮して装置に負担をかけることなく、またネットワークに負担をかけることなく、ソフトウェアをダウンロードすることが可能になる。即ち、省電力状態に移行するときにダウンロード関連の処理を開始するので、装置上の他のソフトウェアが動作していないので、他のソフトウェアにも影響を与えることなく、装置にも負担をかけることはなく、ダウンロード関連処理以外にネットワーク負荷をかけることもないのである。また、装置の起動時にダウンロード関連の処理を開始するのとは異なり、省電力状態に移行するときに開始すれば、装置の稼働時間を確保するためやTCO削減のために、電源ON/OFFをせずに24時間稼動する装置に対しても対応可能である。
実施の形態2
図11はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態2は、外部からソフトウェアを入力して動作させることが可能な情報処理装置において、省電力機能を提供し省電力関連の処理を制御をするための省電力制御手段と、予め、前記ソフトウェアの入力関連処理における、前記ソフトウェアの実行ファイルの更新を実行するための更新手段と、前記省電力制御手段によって省電力状態から復帰するときに、前記ソフトウェアの入力関連処理に伴って必要になった前記ソフトウェアの再起動を開始するための再起動手段と、を備えるように構成されている。
この実施の形態2に係る情報処理装置としての複合機100は、基本的に、図2に示す複合機100と同様に構成されている。
この複合機100は、図11に示すように、CPU(Central Processing Unit )101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、ハードディスク104と、制御部105と、印刷部106と、スキャナ部6と、操作表示パネル8と、システム時計107と、画像処理部108と、ソフトウェア制御部109と、ソフトウェア管理部110と、同意制御部111と、省電力制御部112と、I/F(外部インターフェース)部113とを備えるように構成されている。
上記ソフトウェア制御部109は、予め、ソフトウェアの入力関連処理における、前記ソフトウェアの実行ファイルの更新を実行するための更新手段としての機能と、前記省電力制御手段112によって省電力状態から復帰するときに、前記ソフトウェアの入力関連処理に伴って必要になった前記ソフトウェアの再起動を開始するための再起動手段としての機能を兼ね備えている。
ここで、図12にソフトウェア情報管理テーブルの例を示すものである。このソフトウェア情報管理テーブルは、ダウンロードしてインストールする各ソフトウェアの情報を管理するためのテーブルである。
なお、前述した実施の形態1と異なり、図12のID=1のSystem-Fix203Aは、ダウンロード及びインストールが完了しているが、当該ソフトウェアの再起動は、まだ完了していない状態を示している。
図12のIDは管理上のIDを示し、ソフトウェア名称はソフトウェアの名称を示し、バージョンはソフトウェアのバージョンを示し、同意は同意処理の状態を示し、ダウンロードはダウンロード処理の状態を示し、インストールはインストール処理の状態を示し、再起動は再起動処理の状態を示し、サイズはソフトウェアのサイズを表す属性を示し、提供元はソフトウェアの提供元を表す属性を示し、リリース日はソフトウェアのリリース日を表す属性を示し、依存ソフトウェアはソフトウェアが動作するために依存しているソフトウェアを表す属性を示し、依存バージョンは依存ソフトウェアのバージョンを示し、場所はソフトウェアを取得するための場所を示している。
このソフトウェア情報管理テーブルにより、ソフトウェアのダウンロードなどの各入力関連処理の状態を管理することもできるのである。
次に、図13に従い、本実施の形態2における情報処理装置の処理フローの例を説明する。本実施の形態2においては、上述したように、予め外部からソフトウェアをダウンロード、及びインストールして、実行ファイルの更新まで実行しておくものとする。
まず最初に、CPU101は、省電力状態から復帰するタイミングを待つ(ステップ401)。次に、CPU101は、省電力状態から復帰するタイミングになったか否かを判別し(ステップ402)、省電力状態から復帰するタイミングになった場合には、再起動するソフトウェアを決定する(ステップ403)。なお、省電力状態から復帰するタイミングになっていない場合には、ステップ401に戻る。
省電力機能については、前述した実施の形態1と同様に、最近のパーソナルコンピュータ(PC)上のWindows(登録商標)やUnix(登録商標)などのOS(OperatingSystem )には、一般的にAPM(Advanced Power Management )やACPI(Aavanced Configuration and Power Interface )と言った規格に準拠した省電力機能が実装されている(APMの詳細についてはAdvanced Power Management BIOS Inteeface Specification Revision 1.2 Febmary 1996、ACPIの詳細についてはAavanced Configuration and Power Interface Specification Revision 2.0a March 31. 2002などを参照)。この実施の形態では、Unix(登録商標)OS上でのACPIの省電力機能が実装された複合機100において、例えばUnix(登録商標)OS上でのACPIの省電力機能の省電力状態からの復帰タイミングがくるものとする。
Unix(登録商標)OS上でのACPIの省電力機能は、OSのカーネル及びacpia (ACPIのデーモン)などで実装されている(acpidの詳細については、Http://acpid.sourcefbrge.net/ などを参照)。省電力機能をコントロールするデーモンacpia では、省電力状態に遷移させるevent と、そのevent に応じたactionを紐付けすることができる。acpia をインストールすると、/etc/acpi/eventsと/etc/acpj/actionというディレクトリが作成される。/etc/acpi/eventsなるディレクトリには、event の定義とそのevent が来た時のaction内容を記述したスクリプトヘのpathを記述したスクリプトを用意することができる。/etc/acpi/actionなるディレクトリには、action内容を記述したスクリプトを用意する。例えば、省電力状態に移行させるスクリプトとしては、“echo4>/proc/acpi/sleep(不揮発性記憶手段としてのハードディスク駆動装置への退避の命令)" と記述をすればよい。/etc/acpi/eventsでは、電源ボタンやキーボードやマウスなどのハードウェア操作に対するイベントは検知できるが、別途タイマーのような機構を起動しておき、ハードウェア操作を検知したらタイムカウントを初期化することで、一定時間経過後、タイマーによるタイムアウト時の処理として、“echo4>/proc/acpi/sleep(ハードディスク駆動装置への退避の命令)" を実行すれば、一定時間経過後の省電力状態への移行も実現することが可能である。
また、省電力状態からの復帰時には、スクリプト内の“echo4>/proc/acpi/sleep" の次の行に制御が戻ってくるので、そこに本実施の形態2で設定されているソフトウェアの再起動など、省電力状態から復帰するときに実行したい処理を記述しておけばよい。
次に、CPU101は、再起動するソフトウェアを決定する(ステップ403)。再起動するソフトウェアを決定する処理については、後述する。CPU101は、再起動するソフトウェアは決定したか否かを判別し(ステップ404)、再起動するソフトウェアを決定した場合には、決定したソフトウェアを再移動する(ステップ405)。なお、再起動するソフトウェアを決定できなかった場合には、ステップ409に進む。
具体的には、図12のID=1のSystem-Fix203Aが再起動するソフトウェアとして決定されるものとする。
ここでは、省電力状態の復帰時にソフトウェアを再起動する方法については、先述したACPIの機能を使用することで実現することとする。これはあくまで、例であり、他の方法を採用しても構わない。ともかくここでは、省電力状態から復帰するときにソフトウェアを再起動するためのコマンドなどを、予め復帰時に制御が戻るスクリプト上で記述しておき、ソフトウェアを再起動することにする。具体的には、図12のID=1のSystem-Fix203Aの再起動が開始されたら、再起動の状態を「実行中」に変更し、再起動が完了したら再起動の状態を「完了」に変更する。
次に、CPU101は、省電力状態への移行要求があるか否かを判別し(ステップ406)、省電力状態への移行要求がない場合には、ソフトウェアの再起動処理は正常に終了したか否かを判別する(ステップ407)。
再起動に長時間を要するかユーザイベントなどにより、省電力状態への移行要求がある場合は、ステップ410を実行し、省電力状態への移行要求がなく、まだ他のソフトウェアの再起動を開始してもよい場合は、ステップ403に戻り、他のソフトウェアの再起動を開始してはいけない場合は、ステップ409を実行する。
ここで、他のソフトウェアの再起動を開始してよいかどうかの判断は、例えば、装置内で限界時間を設定しておき、ステップ401からここまでの時間が限界時間を越えているかどうかで他のソフトウェアの再起動を開始してよいかどうかを判断すればよい。他にも装置内で再起動してよいソフトウェアの数を設定値として保持し、設定値を越えているかどうかで判断するなどの方法もある。次にステップ409では、省電力状態からの復帰に伴う他の処理を実行する。
そして、ソフトウェアの再起動処理が正常に終了した場合には、他のソフトウェアの再起動を開始して良いか否かを判別し(ステップ408)、他のソフトウェアの再起動を開始して良い場合には、ステップ403に戻る。また、他のソフトウェアの再起動を開始して良くない場合には、省電力状態からの復帰に伴う他の処理を実行して(ステップ409)、当該処理を終了する。
ここでは、ACPIの省電力機能を使用することで、省電力状態からの復帰時する処理でまだ実施していない処理や、ダウンロードしたソフトウェアとは関係ない、システムのソフトウェアや他のアプリケーションソフトウェアに関連する復帰の処理などを実行する。
一方、ステップ410では、ソフトウェアの再起動処理を中断する。中断の方法は再起動処理のプロセスに実行の中止を指示するシグナルを送信するなど、様々な方法があるが、特に限定はしない。ソフトウェアの再起動処理の中断が終了したら、ステップ411を実行する。ステップ411では、省電力状態に移行する処理を実行する。ここでは、ACPIの省電力機能を使用することにする。省電力状態に移行する処理が終了したら、ステップ401に戻る。
次に、図14に従い、本実施の形態2における情報処理装置としての複合機の再起動するソフトウェアを決定する処理フローの例を説明する。
まず最初に、CPU101は、図14に示すように、図12のソフトウェア情報管理テーブル上で、再起動が未完了状態の処理を検索する(ステップ501、502)。そして、未完了状態のエントリが検索できなければ処理を終了する。未完了状態のエントリを検索でき、検索したエントリのインストールが完了状態の場合は、ステツプ504を実行し、検索したエントリのインストールが不要で、かつ、ダウンロードが完了状態の場合は、ステップ505を実行し、検索したエントリのインストールもダウンロードも完了状態でなく、最後のエントリであれば処理を終了し、最後のエントリでなければステツプ501に戻る。
ステツプ506では、検索できたソフトウェアを再起動するソフトウェアに決定し、処理を終了する。ステップ507では、検索できたソフトウェアを再起動するソフトウェアに決定し、処理を終了する。ここでは、図12のID=1のSystem-Fix203Aが、再起動が未完了状態でありかつインストールが完了状態であるので、再起動するソフトウェアとして決定されるものとする。
このように、上記実施の形態2によれば、情報処理提供装置である複合機100が、省電力状態から復帰するときに、予めダウンロードしておいたソフトウェアの再起動を開始することが可能になる。したがって、この実施の形態2によれば、ネットワークを経由するなどして、外部からソフトウェアをダウンロード等することによって入力することが可能な情報処理装置において、ダウンロード対象外のソフトウェアの動作への影響を考慮して装置やネットワークに過度の負担を掛けることなく、ダウンロードしたソフトウェアの再起動処理を含むダウンロード関連処理を実行することが可能となる。
また、本実施の形態2においては、ダウンロードしておいたソフトウェアの再起動を省電力状態から復帰するときに実行していたが、電源を起動するときにも、ダウンロード済のソフトウェアの再起動を実行するようにしてもよい。
また、本実施の形態2においては、再起動するソフトウェアを予めダウンロードまたはインストールして、実行ファイルを更新しておくことにしていたが、実行ファイルの更新タイミングとしては、省電力状態に移行するときに実施するようにしてもよい。
また、本実施の形態2においては、再起動するソフトウェアを予めダウンロードまたはインストールして、実行ファイルを更新しておくことにしていたが、実行ファイルの更新タイミングとしては、自装置がシャットダウンまたは終了するときに実施するようにしてもよい。
また、本実施の形態2においては、再起動するソフトウェアを予めダウンロードまたはインストールして、実行ファイルを更新しておくことにしていたが、実行ファイルの更新タイミングとしては、更新前のソフトウェアの実行が終了するときに実施するようにしてもよい。
また、本実施の形態2においては、再起動するソフトウェアを予めダウンロードまたはインストールして、実行ファイルを更新しておくことにしていたが、実行ファイルの更新タイミングとしては、更新前のソフトウェアまたは自装置で、障害またはエラーまたは警告のイベントが発生したときに実施するようにしてもよい。
また、本実施の形態2においては、再起動するソフトウェアを予めダウンロードまたはインストールして、実行ファイルを更新しておくことにしていたが、実行ファイルの更新タイミングとしては、ネットワーク経由で外部のサーバや他の装置からなど、外部からのソフトウェアの更新要求があったときに実施するようにしてもよい。
また、本実施の形態2においては、再起動するソフトウェアを予めダウンロードまたはインストールして、実行ファイルを更新しておくことにしていたが、実行ファイルの更新タイミングとしては、操作表示パネルなどのユーザインタフェースを介してなど、ユーザからの更新指示があったときに実施するようにしてもよい。
また、本実施の形態2においては、再起動するソフトウェアを予めダウンロードまたはインストールして、実行ファイルを更新しておくことにしていたが、実行ファイルの更新タイミングとしては、スケジュール機能によるスケジュール実行に基づいて実施するようにしてもよい。
また、本実施の形態2においては、再起動するソフトウェアを予めダウンロードまたはインストールして、実行ファイルを更新しておくことにしていたが、実行ファイルの更新タイミングとしては、するときに実施するようにしてもよい。
また、本実施の形態2においては、ソフトウェアの再起動中に省電力状態への移行要求があった場合には、ソフトウェアの再起動を中断するようにしていたが、中断するから継続するかを選択できるようにしてもよい。
また、本実施の形態1及び2においては、省電力状態として、HDDなど不揮発性記憶装置への退避を伴うハイバネーション状態としていたが、メモリなど揮発性記憶装置への退避を伴うサスペンド状態を省電力状態としてもよい。
また、本実施1及び2においては、省電力状態として、HDDなど不揮発性記憶装置への退避を伴うハイバネーション状態としていたが、単にCPUクロックの周波数低減などを行なうスリープ状態を省電カ状態としてもよい。
以上説明したように、本実施の形態2に係る情報処理装置では、上記実施の形態2から明らかなように、ダウンロード対象外のソフトウェアの動作への影響を考慮して装置に負担をかけることなく、ダウンロードしたソフトウェアの再起動処理を含むダウンロード関連処理を実行することが可能になる。即ち、省電力状態から復帰するときにダウンロードしたソフトウェアの再起動を開始するので、装置上の他のソフトウェアが動作していないので、他のソフトウェアにも影響を与えることなく、装置にも負担をかけることはない。また、装置の起動時にダウンロードしたソフトウェアの再起動を開始するのとは異なり、省電力状態から復帰するときに再起動を開始すれば、装置の稼働時間を確保するためやTCO(Total Cost of Ownership)削減のために、電源ON/OFFをせずに24時間稼動する装置に対しても対応可能である。
図1はこの発明の実施の形態1に係る情報処理装置を適用した情報処理システムを示すシステム構成図である。 図2はこの発明の実施の形態1に係る情報処理装置としての複合機を示す構成図である。 図3はソフトウェアの提供元としてのパーソナルコンピュータを示す構成図である。 図4は管理サーバを示す構成図である。 図5はこの発明の実施の形態1に係る情報処理装置としての複合機の制御回路を示すブロック図である。 図6はソフトウェア情報管理テーブルを示す図表である。 図7はこの発明の実施の形態1に係る情報処理装置としての複合機の動作を示すフローチャートである。 図8は入力関連処理設定テーブルを示す図表である。 図9はこの発明の実施の形態1に係る情報処理装置としての複合機のソフトウェア入力関連処理を決定する動作を示すフローチャートである。 図10はこの発明の実施の形態1に係る情報処理装置としての複合機のソフトウェア入力関連処理の後処理を示すフローチャートである。 図11はこの発明の実施の形態2に係る情報処理装置としての複合機の制御回路を示すブロック図である。 図12はソフトウェア情報管理テーブルを示す図表である。 図13はこの発明の実施の形態2に係る情報処理装置としての複合機の動作を示すフローチャートである。 図14はこの発明の実施の形態2に係る情報処理装置としての複合機の再起動するソフトウェアを決定する処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1:情報処理システム、100:複合機(情報提供装置)、200:パーソナルコンピュータ、300:サーバ(情報管理理置)。

Claims (7)

  1. 外部からソフトウェアを入力して動作させることが可能な情報処理装置において、
    省電力機能を提供し省電力関連の処理を制御するための省電力制御手段と、
    ソフトウェアの入力関連処理を制御し、省電力状態に移行するときにソフトウェア入力関連処理を開始するためのソフトウェア制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記ソフトウェア制御手段は、前記ソフトウェア入力関連処理として、外部から前記ソフトウェアのダウンロードまたはインストールを、省電力状態に移行するときに開始することを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記ソフトウェア制御手段は、入力対象となる前記ソフトウェアに関するソフトウェア情報を取得する処理を、省電力状態に移行するときに開始することを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項2に記載の情報処理装置において、
    前記ソフトウェア制御手段は、省電力状態からの復帰時に、インストールした前記ソフトウェアの起動処理を実行することを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1乃至3のいずれかに記載の情報処理装置において、
    前記ソフトウェアは、既に装置にインストールされたソフトウェアを更新するためのものである
    ことを特徴とする情報処理装置。
  6. 情報処理装置において外部装置からソフトウェアを入力する方法であって、
    省電力状態の移行を検出するステップと、
    省電力状態の移行時にソフトウェア入力関連処理を行うステップと、
    を備えることを特徴とするソフトウェアの入力方法。
  7. 情報処理装置をコンピュータとして機能させるプログラムであって、
    省電力機能を提供し省電力関連の処理を制御するための省電制御手段、
    省電力状態に移行するときにソフトウェアを入力する処理を開始するソフトウェア入力制御手段、
    としてコンピュータを機能させるプログラム。
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