JP5232427B2 - 情報処理システム及びファームウェアの設定変更方法 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理システム及びファームウェアの設定変更方法、特に各部位のファームウェアの組み合わせと依存関係を基にアップデートを行うための情報処理システム及びファームウェアの設定変更方法に関する。
近年、オフィスにおいては、プリンタやMFP(Multifunction Peripheral、多機能周辺装置、多機能プリンタ)、又は複合機等の画像形成装置が普及している。
これら画像形成装置は、サポートする機能が充実し、ハードウェア構成が高機能化しているため、最近では画像形成装置内に複数のファームウェアを搭載するようになっている。
例えば、コントローラ、エンジン、スキャナ、Faxボード等の部位それぞれに、ファームウェアを搭載するようにした画像形成装置が開発されてきている。
これらのファームウェアは、部位別のファームウェアごとにバージョンが存在し、基本的には最新のバージョンに更新(アップデート、設定変更)することが推奨されている。
ここで、特許文献1を参照すると、サーバから送信されたファームウェアのアップデートをプリンタが自動的に実行することで、ファームウェアのアップデートが成功する確率を高める技術が記載されている(以下、従来技術1とする。)。
特開2006−239923号公報
しかし、最新のバージョンのファームウェアでは、動作検証が不十分なため、不安定であることがよくあった。
また、最新のバージョンのファームウェアにすると、画像形成装置に接続するPC(パーソナル・コンピュータ)のソフトウェアをアップデートしなければならないという場合があったため、ユーザにとって不便であった。
加えて、最新のバージョンは、プログラムのミス(バグ)が残っており安定した動作をしないことがあった。
このため、各部位のファームウェアについて、最新のバージョンにアップグレードするのではなく、安定している特定のバージョンにアップグレード(又はダウングレード)したいという要求が存在した。
しかし、ある部位のファームウェアを特定のバージョンにアップグレード(又はダウングレード)を行う場合、その部位のファームウェアのバージョンと、別の部位のファームウェアのバージョンについても特定のものになっていないと動作不可能又は動作保証ができないという問題があった。
このため、動作可能又は動作保証ができるように各部位のバージョンの整合性を保って、各部位ごとのファームウェアをアップグレード(又はダウングレード)する機能が必要とされていた。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上述の課題を解消することを課題とする。
本発明の情報処理システムは、ネットワークに接続された情報処理装置におけるファームウェアのアップデートを行うための情報処理システムであって、前記ネットワークに接続され、前記情報処理装置における各部位においてアップデート可能なファームウェアのバージョンとそのバージョンに対して別の部位についてどのバージョンが必要かを示す依存関係を記述するマスタファイルと、そのアップデート可能なファームウェアとを備えたサーバと、前記ネットワークに接続され、前記サーバに格納されたファームウェアのうちの、前記マスタファイルの前記依存関係に矛盾しないファームウェアを用いて、前記情報処理装置のファームウェアをアップデートする管理手段とを備える。前記管理手段は、
(a)前記部位の前記ファームウェアのリストを所定の表示部に選択可能に表示し、
(b)前記マスタファイルに基づき、前記ファームウェアのリストからユーザにより選択されたある部位のファームウェアについてのアップデート可能なファームウェアバージョンのリストを前記表示部に選択可能に表示し、
(c)前記依存関係に基づき、前記ファームウェアバージョンのリストからユーザにより選択されたファームウェアバージョンとの間で前記依存関係に矛盾しない別の部位のファームウェアバージョンのリストを前記表示部に選択可能に表示する。
そして、前記管理手段は、前記ファームウェアのリスト、前記アップデート可能なファームウェアバージョンのリスト、および前記別の部位のファームウェアバージョンのリストを、前記表示部の同一画面上に表示する。
本発明の情報処理システムでは、次のようにしてもよい。前記管理手段は、前記ファームウェアバージョンのリストからユーザにより選択されたファームウェアバージョンのファームウェアと、前記別の部位のファームウェアバージョンのリストからユーザにより選択された前記別の部位のファームウェアバージョンのファームウェアとを前記サーバからダウンロードし、ダウンロードした前記ファームウェアを用いて前記ある部位と前記別の部位のファームウェアをアップデートする
本発明の情報処理システムでは、次のようにしてもよい。情報処理システムは、前記ネットワークに接続された管理装置をさらに備え、前記管理手段は、前記管理装置に含まれている。
本発明の情報処理システムでは、次のようにしてもよい。前記管理手段は、前記情報処理装置に含まれている。
本発明の情報処理システムは、前記情報処理装置は画像形成装置であることを特徴とする。
本発明のファームウェアの設定変更方法は、ネットワークに接続された情報処理装置におけるファームウェアのアップデートを行うためのファームウェアの設定変更方法であって、
(a)前記ネットワークに接続され、前記情報処理装置における各部位においてアップデート可能なファームウェアのバージョンとそのバージョンに対して別の部位についてどのバージョンが必要かを示す依存関係を記述するマスタファイルと、そのアップデート可能なファームウェアとを備えたサーバから、前記依存関係を取得し、
(b)前記部位の前記ファームウェアのリストを所定の表示部に選択可能に表示し、
(c)前記マスタファイルに基づき、前記ファームウェアのリストからユーザにより選択されたある部位のファームウェアについてのアップデート可能なファームウェアバージョンのリストを前記表示部に選択可能に表示し、
(d)前記依存関係に基づき、前記ファームウェアバージョンのリストからユーザにより選択されたファームウェアバージョンとの間で前記依存関係に矛盾しない別の部位のファームウェアバージョンのリストを前記表示部に選択可能に表示し、
(e)前記ファームウェアバージョンのリストからユーザにより選択されたファームウェアバージョンのファームウェアと、前記別の部位のファームウェアバージョンのリストからユーザにより選択された前記別の部位のファームウェアバージョンのファームウェアとを前記サーバからダウンロードし、ダウンロードした前記ファームウェアを用いて前記ある部位と前記別の部位のファームウェアをアップデートする。
そして、前記ファームウェアのリスト、前記アップデート可能なファームウェアバージョンのリスト、および前記別の部位のファームウェアバージョンのリストは、前記表示部の同一画面上に表示される。
本発明によれば、バージョンの整合性を保って、部位ごとのファームウェアのアップデートを可能にする情報処理システムを提供することができる。
なお、ファームウェアを設定変更する場合には、特定のバージョンにアップグレードする場合と、特定のバージョンにダウングレードする場合があるが、これらの両方を含めた設定変更を、以下の説明ではアップデートということにする。
<第1の実施の形態>
(情報処理システムXのシステム構成)
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る情報処理システムXの構成について説明する。
ネットワーク5は、インターネットやイントラネット等の、例えばIPネットワークであり、他の装置を接続している。
画像形成装置10(情報処理装置)は、プリンタ、MFP、複合機等である。
ファームウェア格納サーバ20(サーバ)は、画像形成装置10用の各部位に対応した、複数のバージョンのファームウェアを記憶している、例えば、PC/AT互換機等であるサーバ、又は他の画像形成装置である。このファームウェア格納サーバ20では、HTTPサーバや、FTPサーバ等のサービス(デーモン)を実行しており、フラッシュメモリやHDD等の補助記憶装置内のファイルにアクセスすることができる。
管理装置30(管理手段)は、PC/AT互換機、PDA、移動体端末等である。管理装置30は、キーボードやポインティングデバイス等の入力部と、液晶ディスプレイ等の表示部と、CPU等である制御部と、RAM、ROM、HDDやフラッシュメモリ等の記憶装置等を備えている。
また、管理装置30には、画像形成装置10のファームウェアをアップデートするための管理ソフトウェアが搭載されている。
この管理ソフトウェアは、指定されたサーバ(例えば、ファームウェア格納サーバ20)から後述するアップデートデータファイルとマスタファイルを取得し、現在そのサーバに記憶されているファームウェアの部位・バージョン・依存関係等を表示することができる。
この上で、画像形成装置10に対してファームウェアを転送してアップデートさせることができる。
なお、上述のような構成は、あくまで一例であり、他の構成もあり得る。
次に、図2を参照して、画像形成装置10の制御構成について詳しく説明する。
画像形成装置10は、それぞれ各機能のまとまりである機能部位であるところのコントローラ部110と、FAX部120と、スキャナ部130と、エンジン部150等を備え、例えば、各部位が共通のバスでコントロールされる構成をとっている。
各部位は、それぞれ独立したフラッシュメモリ等の補助記憶装置、RAMやROM等の主記憶手段、及びMPUやCPU等の制御手段を備えている。各部位のファームウェアは、それぞれの部位にあるNOR型やNAND型のフラッシュメモリに記憶されている。
なお、各部位のファームウェアについて、コントローラ部110がまとめて記憶する構成をとることも可能である。
コントローラ部110は、各種I/Oや、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)等のインターフェイス、バスコントローラ等を含む総合的な画像形成装置10のコントロールを行う部位である。
また、コントローラ部110は、ネットワーク5に接続するための、脱着可能なLANインターフェイスを備えている。
更に、LANインターフェイスには、TCP/IP、AppleTalk、SMB等の各種ネットワークプロトコルのインテリジェントな送受信を行うネットワーク部を含んでいる。
このネットワーク部は、画像形成装置10の主電源が投入されていれば、他の部位が消費電力の少ないスタンバイ状態になっていても、起動している。このため、ネットワーク部は、特別なパケット(例えば、マジックパケット)を受信した場合、他の部位をスタンバイ状態から起動させる信号をバスに送出することができる。
FAX部120は、FAX送受信のための機能を備えた部位である。
FAX部120はISDNや通常の電話回線と接続されており、FAXや電話の受信が行われると、スタンバイ状態から起動する機能を備えている。この場合、他の部位も適宜起動させて、FAXで送られてきた画像について、印刷したり、エンジン部の補助記憶装置に記憶したり、ネットワーク5を介して電子メールやFTP等で送信したりすることができる。
スキャナ部130は、CIS(Contact Image Sensor)又はCCD素子を使用した光学スキャナと、オートシードフィーダ、このコントロール部等も含む。
スキャナ部130により光学的に読み取られた情報は、データとして他の部位に送信することができる。
エンジン部150は、CPU(中央演算装置、MPU)、レーザー、感光体(ドラム)、ポリゴンミラー、RAM、ROM、HDDやフラッシュメモリ等である補助記憶装置、I/O等を備えているような、公知のレーザ・プリンタと同等の部位である。
(ファームウェアアップデートの概要)
まず、図3を参照して、従来のファームウェアアップデートの方法について説明する。
従来から、ネットワークに接続されたサーバの補助記憶装置にファームウェアのデータが記載されたファイルが記憶されており、このファイルをネットワークを介してHTTPやFTPプロトコル等により画像形成装置が読み込み、これを基にファームウェアのアップデートを行うという方法が用いられている。
上述したサーバの補助記憶装置は、ディレクトリ(フォルダ)と呼ばれる単位で、ファームウェアに関係する複数のファイルを管理している。
ディレクトリ内には、画像形成装置のファームウェアとして実際に画像形成装置のフラッシュメモリ等の補助記憶装置に読み込ませるためのファームウェアのデータであるアップデートデータファイルが存在する。この他に、そのアップデートデータの説明、すなわち、どの機種や部位用で、どのバージョンなのかを記載したファイルであるマスタファイルが存在することがある。
ファームウェアをアップデートする際には、サーバにあるディレクトリのネットワーク上の位置と名称とを管理者が指定する。ファームウェアをアップデートする機器は、ディレクトリ内にあるアップデートデータファイルやマスタファイルをFTPやHTTP等のプロトコルで参照し、又はダウンロード(読み込み)する。
ここで、図3に記載の、従来の画像形成装置のマスタファイルには、主にバージョン情報と、どの機種用のファームウェアファイルなのかといった情報、必要なファイルの情報といった情報以外の情報は記載されていなかった。
さらに、通常は、画像形成装置の各部位ごとのファームウェアのアップデートは不可能であり、一括して最新バージョンのファームウェアにアップデートするという方法がとられていた。
しかしながら、上述したように、画像形成装置の使用者の環境に問題がある、又は最新のファームウェアにはバグ(プログラムのエラー)が残っている可能性がある等の理由により、画像形成装置内の特定の部位のファームウェアを、特定のバージョンにしたいという要求が存在する。
この場合は、各部位用のファームウェアのバージョンをお互いに整合性を持って管理しなければならない。
すなわち、ある特定のバージョンにアップするのであれば、別のファームウェアも特定のバージョンにアップグレードしなければならない場合がある(当然、ダウングレードする場合もある)。
特に、画像形成装置の場合は、複数の画像形成装置を同時にファームウェアアップデートを行う必要があったり、各画像形成装置に内蔵されたファームウェアを用いて、他の画像形成装置のアップデートを行うなど、複雑な工程を必要とする。
また、画像形成装置は、例えば脱着可能なLANインターフェイスが、専用ではなく複数の機種に搭載可能であることがある。
さらに、エンジン部は同一で、FAX部を搭載しているかいないかといった構成の差で別機種として発売されることがある。
これにより、開発側の都合によってあるファームウェアのバージョンと、別のファームウェアのバージョンが特定のものになっていないと動作不可能な場合がある。
たとえば、エンジンのファームウェアバージョンが002であるならば、コントローラは004よりも最新のものでなくてはならない等の場合が考えられる。
画像形成装置の管理者は、このようなファームウェアの複雑な整合性(以下、依存関係という。)について、すべて考慮した上でのファームウェアアップデートを行う必要がある。
しかし、管理者が、例えば紙に書かれた資料を見て依存関係をチェックしながらファームウェアアップデートを行うと、ヒューマンエラーによる不具合などが起こる確率が上がると考えられる。これにより、余計な工数、費用が発生する可能性がある。
特に、サービスマン等でない一般のユーザが管理者として、依存関係を考えつつ、各部位のアップデートを行うのは、非常に難易度が高い。
そこで、本発明の発明者が鋭意検討と実験を行ったところ、上述した各アップデート用データのマスタファイルに、機種、バージョンだけでなく、他のファームウェアバージョンとの依存性、依存する各部位のファームウェアとバージョン等についての情報を追加して、専用の管理ソフトウェアでこの情報を表示してアップデートを行う構成を発明した。
これによって、画像形成装置の依存関係について管理者が容易に把握しつつファームウェアのアップデートを行うことが可能になった。
次に、図4を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る情報処理システムXにおける、ファームウェアのアップデートについて説明する。
本発明の第1の実施の形態に係る情報処理システムXにおいては、各部位用にマスタファイルを用意し、このマスタファイルに機種、バージョン、若しくは必要なファイルの情報に加えて、他の各部位についての依存関係を記載している。この依存関係については、他の各部位について、どのバージョンが必要かといった情報等を記載している。
管理者が使用する管理装置上のツール(管理ソフトウェア)で、このマスタファイルを読み込んで依存関係を検索して表示し、管理者にチェックさせることで、複雑な依存関係を意識せずに、画像形成装置のファームウェアのバージョンアップを行うことが可能となった。
ここで、図5のフローチャートを参照して、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置10のファームウェアを実際に更新する際の準備であるところのマスタファイルの取得処理について説明する。
情報処理システムXにおいては、ファームウェア格納サーバ20の特定のディレクトリに、アップデート用のファームウェアを格納している。
画像形成装置10の各種ファームウェアをアップデートする場合は、アップデート実行者である管理者(サービスマン、又はアドミニストレータや「ルート」のような、画像形成装置10の管理権限を持つユーザ)は、管理装置30を起動して管理ソフトウェアを起動する。
この管理ソフトウェアにより、画像形成装置10に対して、そのファームウェア格納サーバ20を使用してアップデートするように要求する。
(ステップS101)
ステップS101において、管理者によって管理装置30上で管理ソフトウェアが起動される。
以下のステップにおいては、この管理ソフトウェアのプログラムに従って、管理装置30が各種処理を行う。
まず、管理装置30は、以下に述べるような各種の初期化処理を行う。
始めに、画像形成装置10がネットワーク5に接続されて存在するかについて、ブロードキャスト等を行ってチェックする。
ここで、画像形成装置10の主電源が入っていなかったり、ネットワーク5に接続されていない場合、ネットワーク5に管理装置30が接続されていない場合等の異常があった場合は、警告のダイアログを管理装置30の表示部に表示する。
これにより、管理者が画像形成装置10の状態、管理装置30の設定、又はネットワーク5の状態等をチェックすることができる。
また、画像形成装置10が、省電力のスタンバイ状態になっていた場合は、マジックパケット等を用いて、画像形成装置10が起動するように指示するデータを送信する。これにより、画像形成装置10のネットワーク部が、画像形成装置10上の他の部位を起動させる。
さらに、ネットワーク5に複数の画像形成装置が存在していた場合、どの画像形成装置についてファームウェアのアップデートをするか指定する。
管理装置30は、これらの初期化処理が終了すると、処理をステップS102に進める。
(ステップS102)
次に、管理装置30は、ファームウェア格納サーバ20のディレクトリの位置と名称について、管理者の入力を求めるダイアログを表示部に表示する。
このディレクトリの位置と名称については、HTTPやFTPのプロトコルに従って、ネットワーク5上のパス名として入力するのが好適である。
加えて、ディレクトリの位置と名称については、規定値として管理ソフトウェアの記憶していたディレクトリの位置と名称を示しても、前回ファームウェア格納サーバ20に接続した際のディレクトリの位置と名称を表示してもよい。また、上述のステップS101でチェックした他の画像形成装置10の記憶領域をディレクトリの位置や名称として示すことも可能である。
ダイアログに従って管理者が管理装置30の入力部からディレクトリの位置と名称を入力したことを検知すると、管理装置30は、処理をステップS103に進める。
なお、この画面で、管理者が表示部に表示されている管理ソフトウェアの「終了」ボタンを押したことを管理装置30が検出すると、ファームウェアのアップデートを行わずに管理ソフトウェアを終了することができる。
(ステップS103)
次に、ステップS103において、管理装置30は、管理者が入力した位置と名称のディレクトリが存在するかチェックする。
また、実際にファームウェア格納サーバ20がネットワーク5に接続されて存在するかについてをチェックする。
さらに、このディレクトリに、ステップS101でチェックした画像形成装置10用のファームウェアが存在するかについて、さらにチェックを行う。
具体的には、ファームウェアの拡張子がついたファイル(例えば、*.bin)が存在し、さらにマスタファイルの拡張子がついたファイル(例えば、*.mft)が存在した場合は、ファームウェアが存在すると認識する。
これらのチェックがすべてYesだった場合は、管理装置30は、処理をステップS105に進める。
これらのチェックについて、ひとつでもNoがあった場合は、管理装置30は、処理をステップS104に進める。
(ステップS104)
ステップS104において、管理装置30は、ステップS103でチェックしたディレクトリに、画像形成装置10用のファームウェアが存在しない旨のエラーメッセージを、表示部にダイアログとして表示する。
これにより、管理者に注意を促した上で、管理装置30は、処理をステップS102に戻し、またディレクトリの位置と名称のチェックを求める。
(ステップS105)
ここで、ステップS105において、管理装置30は、FTP、HTTP、若しくはSFTP等のプロトコルを使用して、上述のファームウェアの格納箇所であるディレクトリ内にある各マスタファイルをダウンロードして取得する。取得したマスタファイルは、管理装置30の記憶装置に記憶する。
なお、管理装置30は、マスタファイルそのものをダウンロードするのではなく、情報を読み取って記憶することも可能である。
(ステップS106)
次に、ステップS106において、管理装置30は、マスタファイルを正常に取得したかどうか判定する。例えば、ネットワーク5の調子が悪く遅延時間が大きかった場合や、ファームウェア格納サーバ20に接続できなかったり、ファイルそのものについてファイルアクセス権の問題等で取得できなかった等の場合は、正常に取得できなかったものとする。
正常に取得できた、すなわちYesだった場合は、管理装置30は、処理をステップS107に進める。
Noだった場合は、管理装置30は、このマスタファイルについて記述内容チェック工程をスキップし、処理をステップS111に進める。
(ステップS107)
ステップS107において、管理装置30は、実際に取得したマスタファイルの記述が正常であったかどうかについて、チェックを行う。
ここで、管理装置30は、実際にマスタファイルを解釈し、エラーが起こった場合は記述が異常(正常でない)とチェックする。
例えば、文字化けがあったり、マスタファイルを完全に取得できずに長さが不正であった場合は、異常とチェックする。
ファイルの最後までエラーが起こらずに解釈できた場合は、マスタファイルの記述が正常であるとチェックする。
さらに、管理装置30は、マスタファイルに記述されているアップデートデータファイルを参照する。この参照により、ファイルが存在しているか、チェックサム等をチェックすることでファイルが破損していないか等のチェックを行う。
また、依存している各部位のファームウェアのマスタファイルとアップデートデータファイルが存在するか、ファイルが破損していないか等についてもチェックする。この依存している各部位のファームウェアに関しては、ディレクトリ内で参照が可能なものは、すべてチェックする。
これらのアップデートに必要なファイルの参照が失敗したり破損していた場合、すなわち必要なファイルが不足している場合は、マスタファイルの記述が異常とチェックする。
なお、このステップでファームウェアに必要なファイルのチェックを行わずに、ファームウェアのアップデートを行う際にチェックすることも可能である。
上述のマスタファイルの記述のチェック結果については、管理装置30が、管理ソフトウェアの変数としてRAMに記憶する。
(ステップS108)
次に、ステップS108において、管理装置30は、上述のステップS107における、マスタファイルのチェック結果の変数を参照し、マスタファイルの記述が正常であったかについてチェックする。
記述が正常であった場合は、すなわちYesのとき、管理装置30は、ステップS109に処理を進める。
記述が異常であった場合は、すなわちNoのとき、管理装置30は、ステップS110に処理を進める。
(ステップS109)
ステップS109においては、管理装置30は、このマスタファイルが正常であるという情報を、管理ソフトウェアの変数として記憶装置に記憶する。
(ステップS110)
ステップS110においては、管理装置30は、このマスタファイルが異常であるという情報を、管理ソフトウェアの変数として記憶装置に記憶する。
(ステップS111)
ステップS111においては、管理装置30の設定は、上述したディレクトリにあるすべてのマスタファイルを取得したかについて判断する。
Yesの場合は、管理装置30は、マスタファイルの取得処理を終了する。
Noの場合は、管理装置30は、処理をステップS105に戻し、次のマスタファイルを取得する。
以上のマスタファイル取得処理により、実際にファームウェアのアップデートを行う準備が整う。
ここで、管理装置30は、管理ソフトウェアに各マスタファイルの内容を表示して、管理者との間で対話的にファームウェアのアップデート処理を行う。
以下、図6のフローチャートと、図7の管理ソフトウェアによるファームウェアのアップデートの画面例を参照して、実際のファームウェアのアップデート処理について詳しく説明する。
(ステップS201)
まず、ステップS201において、管理装置30は、表示部に上述のマスタファイル取得処理で取得したファームウェアの情報を、部位ごとに表示する。
ここで、図7を参照すると、上述のステップS110で異常であると記憶された場合は、表示部に文字色が異なるように(例えば灰色)表示し、異常であることを示す。
また、管理ソフトウェア上では、アップデート可能ファームウェアとして表示しないようにすることもできる。
(ステップS202)
次に、ステップS202において、管理装置30は、管理者であるユーザからの要求待ちを行う。
このステップの間、管理者は、入力部のポインティングデバイスを移動させて、表示上の対応する箇所をクリックする。
これにより、各部位について、アップデートするファームウェアのバージョンと、他の部位との依存関係を基にしたファームウェアのバージョンについて指定することができる。
管理装置30は、管理者がアップデートファームウェア種別の選択として、対応する画像処理装置の各部位をクリックしたことを検知するまで待つ。
検知した場合、管理装置30は、各部位を示すカーソル(図4では太枠で示す。なお、文字や枠内の色を変更する等で表現してもよい)を移動するような表示の更新を行う。
管理装置30は、表示の更新を行った際に、アップデート可能なファームウェアバージョンについても表示を更新する。すなわち、上述のマスタファイル取得処理で取得したファームウェアのうち、アップデート可能なバージョンについて、デフォルトでは古いバージョンから順に表示する。
また、上述のマスタファイルに記述された依存関係についても更新する。
同様に、アップデート可能なファームウェアバージョンについて、管理者がクリックしたことを検知した場合も、管理装置30は、依存関係について検索して更新する。
管理者によりバージョンの選択が行われた場合、管理装置30は各部位について依存のないアップデート可能なバージョンの組み合わせ、すなわち矛盾のない組み合わせを検索し、依存関係の更新を行う。
たとえば、図7に記載されているように、コントローラ部110について、バージョン004というアップデートを行うことを管理者が選択した場合は、エンジン部150について、バージョン002以上が必要である。しかし、管理者が指定したディレクトリには、バージョン002は存在しないため、バージョン003が選択される。
スキャナ部130については、バージョン005以上が必要である。ディレクトリ内にバージョン005が存在したため、これが選択される。
FAX部120については、エンジン部150において、バージョン003が選択された場合、このマスタファイルにはFAX部120のファームウェアについてバージョン003が必要である旨が記載されている。このため、ディレクトリ内に存在するバージョン003を選択する。
このように、あるアップデートを実行するためにはCというアップデートのファイルが必要となり、そのCというアップデートを実行するためにはZというアップデートのファイルが必要となるような場合、最終的に矛盾がないようなアップデートのファイルが選択される。
もしも、矛盾がないようなファイルが存在しなかった場合には、その旨の警告のダイアログが表示される。
また、上述の更新に対しては、管理者は、例えばFAX部120のバージョン004を選択することも可能である。
(ステップS203)
次に、ステップS203において、上述のステップS202でユーザの指定がなされた場合、管理装置30は、各部位のファームウェアのバージョンの組み合わせについて、1つでも依存関係のあるバージョンが選択されているかについてチェックする。
これらの、管理者がクリックした各ファームウェアのバージョンの選択については、管理装置30が記憶装置に記憶する。
なお、これらの依存関係のチェックに関しては、管理者が各部位のバージョンをクリックしたことを検知したときにすぐ更新するのではなく、管理者が各部位のバージョンの組み合わせを選択し終えた後に更新することも可能である。
(ステップS204)
次に、ステップS204においては、管理装置30は、管理者が指定したファームウェアに依存関係がある場合、管理者が依存関係とは矛盾した(依存関係に合わない、適合しない)各部位のファームウェアのバージョンの組み合わせを選択しているかを判定する。
Yesの場合、管理装置30は、ステップS205に処理を進める。
Noの場合、管理装置30は、ステップS208に処理を進める。
(ステップS205)
ステップS205においては、矛盾した組み合わせであると検出した場合、管理装置30は、警告のダイアログを表示部に表示する。
例えば、図7の例によると管理者がFAX部120についてバージョン001を選択した場合、エンジン部150のバージョンとの矛盾が生じるため、管理装置30は、警告のダイアログを表示する。
この警告のダイアログとしては、依存している各部位のファームウェアとバージョンについて、例えば赤色で点滅表示する等の注意を喚起する表示も行うことができる。
この上で、動作保証外となる旨の警告を表示した上で依存関係に適合しないファームウェアをダウンロードするか、ダウンロードしないかについて、管理者に選択させることができる。
(ステップS206)
次に、ステップS206において、管理装置30は、ユーザの承認待ちを行う。
具体的には、管理装置30の表示部にステップS205の選択についてダイアログを表示して、「OK」「Cancel」等のボタンを表示する。
管理者がポインティングデバイスで、いずれかのボタンを押下したことを確認した場合は、管理装置30は、処理をステップS207に進める。
(ステップS207)
ステップS207において、管理装置30は、管理者が上述の表示部のいずれのボタンを押下したのかについて判定する。
管理者が承認した、すなわち「OK」等のボタンを押下した場合は、管理装置30は、ステップS208に処理を進める。
管理者が承認しなかった、すなわち「Cancel」等のボタンを押下した場合は、管理装置30は、ステップS201に戻る。
(ステップS208)
ステップS208において、管理装置30は、ファームウェア格納サーバ20のディレクトリから、管理者が指定した各部位の指定されたファームウェアと、依存しているファームウェアがある場合は、すべてのアップデートデータファイルをダウンロードする。この上で、管理装置30は、画像形成装置10に、これらのアップデートデータファイルを転送する。
これにより、画像形成装置10は、アップデートデータファイルを取得する。
なお、管理装置30は、画像形成装置10がファームウェア格納サーバ20から直接ファイルをダウンロードするようなコマンドを送信してもよい。
ここで、画像形成装置10は、アップデートデータファイルを取得し終えた場合、管理装置30に、その旨のメッセージを送信する。
管理装置30は、このメッセージを受信すると、管理ソフトウェアにより表示部に「ファームウェアのアップデート中は、プリンタの電源を切らないで下さい」等のメッセージを表示する。この上で、管理装置30は、ファームウェアをアップデートすることを指示するコマンドを、画像形成装置10に送信する。
このコマンドを受信すると、画像形成装置10は、アップデートを実行する。
管理装置30は、指定されたファームウェアと依存しているファームウェアの全てのアップデートを画像形成装置10に対して実行するように指示する。
依存関係に適合しないファームウェアが選択された場合は、管理装置30はこのファームウェアのみを実行するように指示する。
画像形成装置10が、すべてのファームウェアをアップデートし終えると、ファームウェアのアップデート処理を終了する。
ここで、ファームウェアのアップデートが完了した後の処理について説明する。
まず、画像形成装置10は、図2に示したような各構成部位である各部位、たとえばコントローラ部110、FAX部120、スキャナ部130、エンジン部150をそれぞれ独立して再起動させることができる。これにより、印刷の設定等を再設定する必要が最小限に抑えられる。
また、印刷データを保ったまま、ファームウェアのアップデートを行うことも可能である。
加えて、他の部位との整合性がとれなくなる場合は、全ての機能ブロックや各部位について再起動することも可能である。この場合は、ファクトリーリセットのような全設定の初期化を行うこともできる。
さらに、ファームウェアをアップデートをした際に、各部位の一部として機能している箇所や、上述の各部位にまたがって機能している箇所の再起動を行う場合も考えられる。
これは、実際のファームウェアによって更新される機能が、各部位と必ずしも一致しないためである。
しかしながら、ある機能が各部位の一部である場合は、印刷データの損失等や設定変更を避けるために、その機能に関する箇所のみを再起動したいという要求が存在する。
また、ある機能を実現するためには各部位が協調して作動する必要があるといった構成になっている場合、各部位のこの機能に関係する箇所のみ再起動したいという要求が存在する。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置10においては、各部位のファームウェアをアップデートした後、これらの要求を満たすように再起動を行うことも可能である。
図8を参照して説明すると、例えば、エンジン部150に含まれているページ記述言語を解釈して画像描画を行う機能を実現する機能ブロックである画像描画部は、エンジン部の機能の一部として実装されている場合がある。
上述のマスタファイル又はアップデートデータファイルに、アップデートした箇所が画像描画部のみであるという記述がある場合、この画像描画部のみを再起動して、例えば、アドビ社製のPostScript(登録商標)等のページ記述言語のエミュレータをアップデートすることができる。
また、コントローラ部110の一部であるネットワーク部を再起動して、各種プロトコルの対応機能をアップデートに対応したり、機能の追加を行うことができる。たとえば、SMB(Server Message Block)プロトコルの対応機能を追加導入して、新しいOSに対応することができる。この際に、上述したように印刷データは保ったままで機能の追加を行うことができる。
なお、ネットワーク部をアップデートをする際に、この際に、必要なプロトコルの対応機能のみインストールするように、管理ソフトウェアから選択することもできる。これにより、コンピュータ・ウィルス等の攻撃の対象となるプロトコルを少なくすることができ、結果としてセキュリティー・ホールを少なくすることが可能であるという副次的な効果が得られる。
また、例えば、ネットワークを用いてスキャンした画像を取得できるネットワークスキャン機能のアップデートの場合は、コントローラ部110、スキャナ部130、及びエンジン部150の関係する箇所のアップデートが必要である。
ここで、マスタファイルに書かれた情報又はアップデートデータファイルの記載を参照して、このネットワークスキャン機能に関する箇所のみ再起動することが可能である。
なお、全体を再起動する際に、情報流出防止のために秘密の記号を印刷に刷り込みする機能を古いバージョンのファームウェアで導入しており、これを上書きしたくないといったような場合、その記号に関する記憶装置の部位は残して再起動するといった応用も考えられる。
加えて、マスタファイル以外の情報を用いて再起動を行う箇所を決めることも可能である。例えば、アップデートする際に課金を行う必要がある機能を追加する場合は、画像形成装置10に固有のシリアルナンバーに従って実際に支払いがおこなわれたかを確認し、この機能に関する箇所のみをアップデートすることができる。
なお、仮想化技術を用いることで、上述のように画像形成装置10において、実際に機能が分けられた各部位とは異なる単位の機能ブロックを備え、この機能ブロックごとに再起動を行うことが容易になる。
以上のように構成することで、本発明の第1の実施の形態に係る情報処理システムXは、以下のような効果を得ることができる。
まず、従来技術1においては、画像形成装置の各部位のファームウェアについて、各部位の複雑な依存関係を考慮してアップデートを行うことは難しかった。
これは、ファームウェアのバージョンアップを行う管理者(システム管理者、ないしはサービスマン)は、各々のバージョンを意識しながらバージョンアップ処理を行う必要があるためであった。さらに、例えば、コントローラ部110のファームウェアをバージョンアップする場合、コントローラ部110のファームウェアのバージョンのみをアップデートすればよいという意識になりがちであり、別のファームウェアバージョンと整合性がズレてしまう可能性があった。このため、従来技術1においては、各部位のファームウェアを一括してアップデートを行っていた。
しかし、各部位のファームウェアを一括してアップデートすると、部位ごとにファームウェアのアップデートを行いたいという要求に応えることはできなかった。
本発明の第1の実施の形態に係る情報処理システムXによれば、ある部位の特定のバージョンのファームウェアにアップデートする場合に、別の部位のファームウェアをどのバージョンにすればよいのかをユーザに知らせる仕組みを提供することができる。
よって、画像形成装置の各種ファームウェアをアップデートする管理者は、アップデートしようとしているファームウェアとその他ファームウェアに依存関係があったとしても、自動的に依存がないファームウェアの組み合わせを選択してアップデートを行うことが可能となった。
これにより、管理者が自らの指定したファームウェアをダウンロードしてアップデートするのみの作業となるため、効率的、経済的に作業を行うことができる。
また、画像形成装置10、アップデートデータを格納するファームウェア格納サーバ20、管理装置30の管理ソフトウェアが連携することにより、複数のファームウェアを持つ画像形成装置(MFP、プリンタ、複合機)のファームウェアアップデートを行う際に、上述のように各部位のファームウェアのバージョンの整合性を保ってバージョンアップを行わなくてはならない場合、管理者が誤って整合性が保たれていないファームウェアのインストールをすることがないようにすることができる。
よって、作業者がファームウェアバージョンの整合性を意識する必要のない構成を提供することができる。
また、警告のダイアログを表示することで、組み合わせの保証のないファームウェアのバージョンをインストールすることで、例えば、印刷を行うPCをアップデートできない等の特定の環境に対応することができる。
加えて、本発明の第1の実施の形態に係る情報処理システムXにおいては、管理装置30の視認性のよい表示部にて、ファームウェアの依存性を確認しながらファームウェアのアップデートの作業を行うことが可能である。
このため、各部位のファームウェアのアップデートを容易に行うことができるという効果が得られる。
<第2の実施の形態>
(情報処理システムYの構成)
図9を参照すると、本発明の第2の実施の形態に係る情報処理システムYは、プリンタ・MFP・複合機等である画像形成装置11(情報処理装置)と、PC/AT互換機等であるファームウェア格納サーバ20とが、IPネットワーク等であるネットワーク5で接続されている。以下、上記実施の形態1に係る情報処理システムXと同一の符号については、同一であることを示す。
上述した情報処理システムXにおいては、使用者の環境によっては管理装置30にアップデート用の管理ソフトウェアがインストールされていない場合がある。
そこで画像形成装置内に前記の実施の形態1の処理と同一の処理が可能な特別なコマンドを提供し、管理装置30が存在しなくても同様にアップデートが可能な構成を提供する。
図10を参照すると、本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置11は、コントローラ部110、FAX部120、スキャナ部130、エンジン部150に加えて、ファームウェアのアップデートの際の管理を行うファームウェア管理部140(管理手段)とを備えている。
ファームウェア管理部140は、本発明の第1の実施の形態に係る情報処理システムXにおける管理装置30と同等の機能を実現する部位である。
すなわち、本発明の第2の実施の形態に係る情報処理システムYにおいては、上記のファームウェア格納サーバ20内のマスタファイルのチェック、アップデートデータのチェック、アップデート要求に対する依存関係のチェックなどは画像形成装置11で行い、この機能をファームウェア管理部140により実現する。
ファームウェア管理部140は、上述の本発明の第1の実施の形態に係る管理装置30と同様な管理ソフトウェアがインストールされており、各種表示をについて、画像形成装置11の表示部やボタン等の入力部を用いて行うことができる。
画像形成装置11の表示部は液晶表示パネル等の表示装置であり、液晶表示の画素数が少ないため、階層的に表示を行って、複雑な依存関係について示すことができる。
また、上述の選択を容易にするために、依存関係をチェックして矛盾がない最新のアップデートのファイルをの組み合わせを検索して、最新のアップデートの組み合わせのみインストールするように構成することも可能である。
この最新のアップデートの組み合わせについてアップデートを行う場合について、図11のフローチャートを参照して説明する。
(ステップS301)
まず、ステップS301において、画像形成装置11のファームウェア管理部140は、ファームウェアをアップデートするための管理ソフトウェアを起動する。
この際に、特別なコマンドをコントローラ部110から送信して、他の画像形成装置からファームウェア管理サーバのディレクトリの位置と名称等についての情報を取得してもよい。
さらに、管理ソフトウェアの起動時に、ネットワーク5上に他の画像形成装置があるかどうかをブロードキャスト等を行ってチェックする。
なお、他の画像形成装置から、特別なコマンドをコントローラ部110が受信して、これによりファームウェア管理部140を起動し、管理ソフトウェアについて、他の画像形成装置と同期してファームウェアをアップデートすることも可能である。
(ステップS302)
次に、ステップS302において、ソフトウェアをアップデートする管理者が、ファームウェアの格納箇所であるファームウェア格納サーバ20のディレクトリの位置と名称とを指定する。これを、ファームウェア管理部140が記憶する。
また、ファームウェア管理部140が、上述のステップS301において特別なコマンドにより、ディレクトリの位置と名称の情報をすでに得ている場合には、このステップを省略できる。
(ステップS303)
次に、ステップS303において、ファームウェア管理部140は、指定されたサーバのパス、ディレクトリが存在するかチェックする。
ディレクトリが存在した場合、画像形成装置11の各部位のファームウェアやマスタファイルが存在するかチェックする。
チェックがすべてYesの場合は、ファームウェア管理部140は、ステップS304に処理を進める。
チェックのうち1つでもNoの場合は、ファームウェア管理部140は、ステップS309に処理を進める。
(ステップS304)
ステップS304において、ファームウェア管理部140は、指定されたディレクトリから、各マスタファイルを取得する。
(ステップS305)
次に、ステップS305において、ファームウェア管理部140は、マスタファイルが正常に取得できたかについて判断する。
Yesの場合、ファームウェア管理部140は、処理をステップS306に進める。
Noの場合、ファームウェア管理部140は、処理をステップS309に進める。
(ステップS306)
ステップS306において、ファームウェア管理部140は、マスタファイルの記載内容について解釈して内容についてチェックする。上述したように、ファイルの最後まで解釈できた場合は正常とチェックする。
また、ファイルが破損していた等の場合は異常とチェックする。
さらに、情報処理システムYで最新のファームウェアにアップデートする場合に、このステップにおいては、(1)指定されたアップデートデータファイルは存在するか、(2)依存しているファームウェアのマスタファイル、アップデートデータファイルは存在するか、(3)依存しているファームウェアが、既にアップデートする対象である画像形成装置11に搭載されているかについても調査する。
(1)では、アップデートデータファイルが存在する場合は問題なし、存在しない場合は問題ありとする。
(2)では、依存している各ファイルがすべて存在する場合は問題なし、1つでも存在しないファイルがあった場合は、問題ありとする。
(3)では、(2)で存在しなかったファイルがあり、且つ画像形成装置11に既に搭載されている場合は問題なし、そうでない場合は、問題ありとする。
これらの調査で、問題がなければ、正常とチェックする。
いずれかの調査で、問題があれば、異常とチェックする。
ここで、ファームウェア格納サーバ20に、必要なファームウェアのマスタファイルやアップデートデータファイルが存在しない場合は、ステップS301でチェックした他の画像形成装置のディレクトリを検索して、これが存在しているか、ダウンロード可能であるかについて調査を行う。
調査を行ったファイルが存在してダウンロード可能である場合は、正常とチェックする。
ファイルのどれか1つでも存在しない場合は異常とチェックする。
(ステップS307)
ステップS307において、ファームウェア管理部140は、ステップS306のチェック内容が正常であったか異常であったかについて判断を行う。
Yes、すなわち正常だった場合は、ファームウェア管理部140は、処理をステップS308に進める。
No、すなわち異常だった場合は、ファームウェア管理部140は、処理をステップS309に進める。
(ステップS308)
ここで、ファームウェア管理部140は、ファームウェア収納サーバ20(必要があれば、他の画像形成装置)からアップデートデータファイルをダウンロードして、ファームウェアのアップデートを実行する。
上述したファームウェアのアップデートのように、依存関係のあるファームウェアについては、すべてのアップデートを行う。
アップデートが終了すると、ファームウェア管理部140は、各部位及び/又は機能ブロックの再起動を行う。
これにより、ファームウェア管理部140は、管理ソフトウェアを終了し、ファームウェアのアップデートを終了する。
(ステップS309)
ステップS309においては、ファームウェア管理部140は、上述の各ステップでの判断内容に従ってエラー表示を表示部に行う。
以上により、管理ソフトウェアを終了する。
なお、最新のファームウェアのファイルの組み合わせがない場合で、他に組み合わせられそうなファームウェアが存在する場合は、さらに別の組み合わせを検出するかについて、問い合わせのダイアログを表示することも可能である。
管理者が、さらに別の組み合わせのファームウェアについてアップデートと選択したことを検知した場合、ファームウェア管理部140は、ステップS302に処理を戻すことができる。
これ以外の場合は、ファームウェアのアップデート処理を中止して、管理ソフトウェアを終了する。
以上のように構成することにより、特別の管理装置を必要とせずに、依存関係のあるファームウェアのアップデートをすることが可能になる。
これにより、あるプリンタは最新の状態に、あるプリンタは特別な環境(例えば、工場用PC等、OSをアップデートしないで使用する必要があるPC用)に使用するといったことを、手軽に行うことができる。
なお、本発明の実施の形態に係る情報処理システムは、画像形成装置とそのファームウェアのアップデートの例として記載した。
しかし、本発明の情報処理システムは、複数の部位のファームウェアを内蔵した装置を備えるどのような情報処理システムにおいても適用可能であることは当然である。
また、上述のネットワークは、インターネット等に限られるものではなく、例えば、USBケーブル等の管理装置と画像形成装置を、双方向で直接接続するようなものでも構わない。
また、本発明の実施の形態の形態に係る情報処理システムは、アップデートをサーバ経由で行うように記載したが、例えば、この代わりにファームウェアとマスタファイルの記憶された記憶媒体(例えば画像形成装置10又は管理装置30に接続されたCD−ROMやフラッシュメモリ等や、アップデートを行う画像形成装置10の内蔵フラッシュメモリ等)を指定して、この記憶媒体に記憶されたファームウェアとマスタファイルを用いてアップデートすることも可能である。
なお、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実行することができることは言うまでもない。
本発明の第1の実施の形態に係る情報処理システムXの概略システム構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置10の制御ブロック図である。 従来のファームウェアのアップデート用のマスタファイルを示す概念図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置10のファームウェアのアップデート用の各部位のマスタファイルを示す概念図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置10のマスタファイルの取得処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置10のファームウェアのアップデート処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る管理ソフトウェアの画面例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る機能のブロックごとの再起動について説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態に係る情報処理システムYの概略システム構成図であるである。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置11の制御ブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る最新の組み合わせのファームウェアをアップデートする処理を示すフローチャートである。
符号の説明
5 ネットワーク
10、11 画像形成装置
20 ファームウェア格納サーバ
30 管理装置
110 コントローラ部
120 FAX部
130 スキャナ部
140 ファームウェア管理部
150 エンジン部
X、Y 情報処理システム

Claims (6)

  1. ネットワークに接続された情報処理装置におけるファームウェアのアップデートを行うための情報処理システムであって、
    前記ネットワークに接続され、前記情報処理装置における各部位においてアップデート可能なファームウェアのバージョンとそのバージョンに対して別の部位についてどのバージョンが必要かを示す依存関係を記述するマスタファイルと、前記アップデート可能なファームウェアとを備えたサーバと、
    前記ネットワークに接続され、前記サーバに格納されたファームウェアのうちの、前記マスタファイルの前記依存関係に矛盾しないファームウェアを用いて、前記情報処理装置のファームウェアをアップデートする管理手段とを備え、
    前記管理手段は、
    (a)前記部位の前記ファームウェアのリストを所定の表示部に選択可能に表示し、
    (b)前記マスタファイルに基づき、前記ファームウェアのリストからユーザにより選択されたある部位のファームウェアについてのアップデート可能なファームウェアバージョンのリストを前記表示部に選択可能に表示し、
    (c)前記依存関係に基づき、前記ファームウェアバージョンのリストからユーザにより選択されたファームウェアバージョンとの間で前記依存関係に矛盾しない別の部位のファームウェアバージョンのリストを前記表示部に選択可能に表示し、
    前記管理手段は、前記ファームウェアのリスト、前記アップデート可能なファームウェアバージョンのリスト、および前記別の部位のファームウェアバージョンのリストを、前記表示部の同一画面上に表示すること、
    を特徴とする情報処理システム。
  2. 前記管理手段は、前記ファームウェアバージョンのリストからユーザにより選択されたファームウェアバージョンのファームウェアと、前記別の部位のファームウェアバージョンのリストからユーザにより選択された前記別の部位のファームウェアバージョンのファームウェアとを前記サーバからダウンロードし、ダウンロードした前記ファームウェアを用いて前記ある部位と前記別の部位のファームウェアをアップデートすることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記ネットワークに接続された管理装置をさらに備え、
    前記管理手段は、前記管理装置に含まれていること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 前記管理手段は、前記情報処理装置に含まれていることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  5. 前記情報処理装置は画像形成装置であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  6. ネットワークに接続された情報処理装置におけるファームウェアのアップデートを行うためのファームウェアの設定変更方法であって、
    (a)前記ネットワークに接続され、前記情報処理装置における各部位においてアップデート可能なファームウェアのバージョンとそのバージョンに対して別の部位についてどのバージョンが必要かを示す依存関係を記述するマスタファイルと、前記アップデート可能なファームウェアとを備えたサーバから、前記依存関係を取得し、
    (b)前記部位の前記ファームウェアのリストを所定の表示部に選択可能に表示し、
    (c)前記マスタファイルに基づき、前記ファームウェアのリストからユーザにより選択されたある部位のファームウェアについてのアップデート可能なファームウェアバージョンのリストを前記表示部に選択可能に表示し、
    (d)前記依存関係に基づき、前記ファームウェアバージョンのリストからユーザにより選択されたファームウェアバージョンとの間で前記依存関係に矛盾しない別の部位のファームウェアバージョンのリストを前記表示部に選択可能に表示し、
    (e)前記ファームウェアバージョンのリストからユーザにより選択されたファームウェアバージョンのファームウェアと、前記別の部位のファームウェアバージョンのリストからユーザにより選択された前記別の部位のファームウェアバージョンのファームウェアとを前記サーバからダウンロードし、ダウンロードした前記ファームウェアを用いて前記ある部位と前記別の部位のファームウェアをアップデートし、
    前記ファームウェアのリスト、前記アップデート可能なファームウェアバージョンのリスト、および前記別の部位のファームウェアバージョンのリストは、前記表示部の同一画面上に表示されること、
    を特徴とするファームウェアの設定変更方法。
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