JP2010117975A - 画像形成システム、端末装置、サーバ、画像形成装置、及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドライバのモジュールをアップデートする画像形成システムを提供する。
【解決手段】端末装置の機能に対応するモジュールを備えるデバイスドライバを第1の端末装置にインストールする。そして、第1の端末装置の前記モジュールをサーバに送信する。次に、そのモジュールを、サーバのデバイスドライバにインポートする。サーバのデバイスドライバにインポートされたモジュールは、第2の端末装置に送信される。第2の端末装置は、受信した前記モジュールをデバイスドライバのモジュールとしてインストールする。
【選択図】 図5

Description

本発明は画像形成システム、端末装置、サーバ、画像形成装置、及び画像形成方法に係り、特に、デバイスドライバに機能が追加された際に容易に対応する画像形成システム、端末装置、サーバ、画像形成装置、及び画像形成方法に関する。
近年、PC(パーソナル・コンピュータ)の普及に伴って、PCのデータをプリントするプリンタ等の印刷装置と、スキャナやFAXや印刷装置等を含む複合機、MFP(Multifunction Peripheral)といった画像形成装置が普及してきている。
これらの画像形成装置は、ネットワークに接続されていることが多い。また、大規模な企業等のオフィスにおいては、複数の場所に複数の画像形成装置が設置されている。
通常、汎用計算機であるPC(パーソナル・コンピュータ)から画像形成装置の機能を利用するためには、ドライバ(デバイスドライバ)と呼ばれるプログラムを、記憶装置に記憶して動作可能にするインストールを行う必要がある。汎用計算機のドライバは、アップデート(更新)することで、画像形成装置の新機能をサポートしたり、プログラムの不具合であるバグの修正を行うことができる。
このアップデートにおいて、従来、ドライバに新機能がサポートされた場合、ドライバ自体を新しいバージョンにバージョンアップする必要があった。
そこで、従来の画像形成装置として、特許文献1の段落〔0011〕等を参照すると、画像形成装置にプリンタのドライバを内蔵しておき、ファイルサーバーから画像形成装置に内蔵したプリンタのドライバにて印刷する技術が開示されている(以下、従来技術1とする。)。
従来技術1の画像形成装置は、プリンタドライバを画像形成装置自体に内蔵しているために、画像形成装置にて画像データの印刷設定をすることが可能である。これにより、各画像データを設定別、もしくは画像形成装置別のプリンタ言語記述形式ファイル毎に分けてファイルサーバーに保存しておく必要がなくなり、記憶媒体の容量を節約できるという効果が得られる。
また、プリンタドライバがアップデートされた場合には、画像形成装置が専用のサイトにアクセスして画像形成装置に内蔵するドライバをアップデート可能である。
特開2005−250601号公報
しかしながら、従来技術1は、画像形成装置が内蔵するドライバに新機能が追加された場合について記載していなかった。
画像形成装置に新機能が追加された場合に、その機能を利用するためには、従来は、端末装置であるPCのドライバをすべてアップデートする必要があった。
ところが、従来技術1では、端末装置であるPCのドライバをアップデートする技術については開示されていない。よって、画像形成装置で新機能を使用するためのドライバは、多数のPCがある場合でも、各PCで個別にインストーラのような専用のプログラムを使用して、すべてのドライバをバージョンアップする必要があった。
このため、ドライバのアップデートに手間がかかり、さらに、アップデート後に画像形成装置の印刷やスキャナやFAX等の設定をもう一度行う必要があった。そして、多数のPCで、画像形成装置の新機能を使用できるようにインストールと設定を行うには、非常に手間がかかり、画像形成装置の運用費が上昇するという問題があった
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上述の課題を解消することを課題とする。
本発明の画像形成システムは、画像形成装置のデバイスドライバを備えた第1の端末装置及び1台以上の第2の端末装置と、該デバイスドライバを備えたサーバとを含むシステムにおいて、前記デバイスドライバは、画像形成装置の機能に対応するモジュールを備え、前記第1及び第2の端末装置は、前記サーバへ前記モジュールを送受信するプラグイン手段を備え、前記サーバは、前記第1の端末装置から送信された前記モジュールを前記サーバのデバイスドライバにインポートするインポート手段と、前記インポートされたモジュールを前記第2の端末装置に送信するモジュール送信手段とを備え、前記第1の端末装置のプラグイン手段は、前記モジュールを前記サーバ又は前記第2の端末装置に送信し、前記第2の端末装置のプラグイン手段は、前記サーバ又は前記第1の端末装置から受信した前記モジュールを、該端末装置のデバイスドライバのモジュールとしてインストールすることを特徴とする。
本発明の画像形成システムは、前記デバイスドライバは、前記モジュールのバージョン情報を含み、前記端末装置は、前記バージョン情報を送信するバージョン情報送信手段を更に備え、前記サーバの前記インポート手段は、前記端末装置のバージョン情報を基にして前記モジュールのインポートを行うことを特徴とする。
本発明の画像形成システムは、前記デバイスドライバは、端末装置の動作環境を記述する環境情報を含み、前記端末装置は、前記環境情報を取得して送信する環境情報送信手段を更に備え、前記サーバの前記モジュール送信手段は、前記環境情報を基にして付加情報を加えて前記モジュールを送信することを特徴とする。
本発明の端末装置は、画像形成装置のデバイスドライバを備えた端末装置において、前記デバイスドライバは、前記画像形成装置の機能に対応するモジュールと、サーバへ前記モジュールを送信し、該サーバから受信した前記モジュールを該端末装置のデバイスドライバのモジュールとしてインストールするプラグイン手段を備えることを特徴とする。
本発明のサーバは、画像形成装置のデバイスドライバを備えたサーバにおいて、端末装置から送信された前記画像形成装置の機能に対応するモジュールを前記サーバのデバイスドライバにインポートするインポート手段と、前記インポートされたモジュールを他の端末装置に送信するモジュール送信手段とを備えることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、端末装置から送信された画像形成装置の機能に対応するモジュールを該画像形成装置のデバイスドライバにインポートするインポート手段と、前記インポートされたモジュールを他の端末装置に送信するモジュール送信手段とを備えることを特徴とする。
本発明の画像形成方法は、端末装置の機能に対応するモジュールを備えるデバイスドライバを第1の端末装置にインストールし、前記第1の端末装置の前記モジュールをサーバに送信し、前記モジュールを前記サーバにデバイスドライバにインポートし、前記サーバのデバイスドライバにインポートされた前記モジュールを第2の端末装置に送信し、前記第2の端末装置が受信した前記モジュールを前記第2の端末装置のデバイスドライバのモジュールとして前記第2の端末装置にインストールすることを特徴とする。
本発明によれば、端末装置のデバイスドライバにおいて、画像形成装置の機能に対応するモジュールのみを更新すればよいため、画像形成装置の機能追加に容易に対応できる画像形成システムを提供することができる。
<第1の実施の形態>
(画像形成システムXのシステム構成)
図1を参照すると、本発明の実施の形態に係る画像形成システムXは、画像形成装置10と、PC20−1(端末装置)〜PC20−n(端末装置)とが、インターネットやイントラネット等であるネットワーク5を介して接続されている。
ネットワーク5は、LAN、無線LAN、WiMAX、PLC、c.link等のイントラネット/インターネット等のIPネットワーク等であり、外部のネットワークと接続することもできる。
画像形成装置10は、プリンタやデジタル複合機やMFP等の画像形成装置である。以下では、画像形成装置10を、これらの画像形成装置の代表として記載する。
PC20−1〜20−nは、一般的なPC/AT互換機やMAC規格機等のPC、PDA等の携帯端末、携帯電話等の端末である。
サーバ30は、一般的なPC/AT互換機や専用機等のサーバである。サーバ30は、後述するように、画像形成装置10用のデバイスドライバをアップデートするサーバとして動作する。
なお、サーバ30にUSB(ユニバーサル・シリアル・バス)やi.link(登録商標、IEEE1394)等の端子を用いて画像形成装置10を接続し、ネットワーク5を介して印刷を行うこともできる。また、PC20−1〜20−nに、USBやi.link等で直接画像形成装置10を接続することもできる。
また、画像形成装置10は、ネットワーク5に接続された、同様の構成の画像形成装置10が複数存在してもよい。
(画像形成装置10の制御構成)
次に、図2を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置10の制御構成について説明する。
画像形成装置10は、画像形成装置10の総合的な制御を行うコントローラ部110と、FAX送信を行うFAX部120と、光学スキャナを備えたスキャナ部130と、ユーザーにより画像形成装置の設定を閲覧・変更するための操作パネル部140と、印刷用エンジンであるエンジン部150等を備えている。
これらの各部位は、例えば、共通のバスで接続されてコントロールされる。
さらに詳しく説明すると、コントローラ部110は、CPUやMPU(マイクロ・プロセッシング・ユニット)やDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)等の制御部、RAMやROMやHDDやフラッシュメモリ等である記憶部と、USB、LANインターフェイス等のインターフェイス、各種I/Oを備えており、画像形成装置10の全体的な制御を行う部位である。
さらに、コントローラ部110は、ネットワーク5に接続するための、LANインターフェイス等を備えている。このLANインターフェイスは脱着可能であり、ネットワーク5の各種のネットワークに対応できる。そして、PC20−1〜20−nからの印刷データを受信する。また、サーバ30から、後述するモジュール用追加プログラム115の情報を受信可能である。
また、コントローラ部110は、モジュール用追加プログラム115を、ROM、HDD、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶部位に備えている。
モジュール用追加プログラム115は、後述する追加モジュールA〜Cを追加する際に、実際にその機能を追加するための画像形成装置用のプログラムである。このモジュール用追加プログラム115は、ハードウェア的な拡張が必要な場合には、画像形成装置の拡張基盤とともにサービスマンがインストールする。ソフトウェア的な拡張を行うだけの場合には、サーバ30やPC20−1〜20−nからオンラインインストールすることが可能である。
また、コントローラ部110の不揮発性の記憶部位には、ユーザーがログインを行う際のログイン情報や、オンラインスキャナやFAXの送付先等の情報についても記憶している。
FAX部120は、FAX送受信を行う部位であり、通常の電話回線やISDN回線等と接続されている。また、FAX部120は、FAXで送信されてきた画像を、コントローラ部110の記憶部に記憶することができる。
スキャナ部130は、光学スキャナと、オートシードフィーダ等を備える部位である。光学スキャナは、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、CIS(Contact Image Sensor)イメージセンサ、CCDアレイ、CISアレイ等の光学素子を使用することができる。このスキャナ部130で取得した画像データについても、コントローラ部110の記憶部に記憶することができる。
操作パネル部140は、画像形成装置10をユーザーが使用する場合の指示や、各種設定のインターフェイスの機能をもつ部位である。操作パネル部140は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイやLED等である表示部145と、テンキーやボタンやRFIDセンサーや生体認証センサー等である入力部146とを備えている。
操作パネル部140は、印刷やFAXやスキャナ送信時に、入力部146に入力されたユーザーのボタン操作等の指示を検知して、ユーザー認証を行うことができる。また、スキャナやFAX送信の際の送信先等に対するユーザーの入力を検知することもできる。そして、これらの操作の際の情報を、表示部145に表示することができる。
エンジン部150は、レーザープリンタのような、レーザーとポリゴンミラー又はLEDアレイ、感光体(ドラム、転写ベルト等)、トナーカートリッジを着脱可能なトナー供給部、制御部、RAM・ROM・フラッシュメモリ等を備えているような、公知のMFPの印刷部と同等の部位である。また、インクジェット式や昇華式のプリンタの場合は、それぞれの方式に係る公知の印刷エンジン部位と同様の機能を備えている。
(PC20−1の制御構成)
次に、図3を参照して、本発明の実施の形態に係るPC20−1の制御構成をさらに詳しく説明する。
PC20−1は、PC/AT互換機規格等のPC、携帯電話、スマートフォンやPDA等の携帯端末等であり、汎用性をもった計算機である。PC20−1〜PC20−nは、同様な構成のものが複数備えられているので、以下、PC20−1を代表例として説明する。
PC20−1は、CPU(中央処理装置)等である制御部210(バージョン情報送信手段、環境情報送信手段)と、RAM(主記憶装置)やROMやフラッシュメモリやHDD(補助記憶装置)等である記憶部220とが、RAMコントローラやビデオコントローラや各種I/O等であるチップセット230と接続されている。チップセット230には、ネットワーク5に接続するためのLANインターフェイス等であるネットワーク接続部240も接続している。
また、PC20−1には、液晶ディスプレイ等である表示部250と、キーボードやテンキーやポインティングデバイス(マウス、タッチパッド等)等である入力部260(入力手段)とを備えている。
なお、AMD(Advanced Micro Devices)社製のCPUや、インテル社製のCPUであるCore i7等では、チップセットにはRAMコントローラを内蔵せずに、CPUに内蔵している。また、チップセット230と表示部250との間に、PCI−Expresバスで接続するビデオカード等を備えていてもよい。
また、PC20−1には、記憶部220のHDDやフラッシュメモリドライブ等には、ウィンドウズ(登録商標)やLinux(登録商標)等の各種OS(オペレーティング・システム)がインストールされている。
このOS上では各種アプリケーションプログラム(アプリケーション)が動作する。また、これらのアプリケーションから印刷するための、画像形成装置のドライバ221等が、記憶部220のHDDやフラッシュメモリドライブ等にインストールされて備えられている。
ドライバ221(デバイスドライバ)は、OS上で動作する画像形成装置10用のデバイスドライバである。デバイスドライバとは、OS上で各種の周辺機器に対して処理を遂行するためのプログラム(ソフトウェア)のことである。ドライバ221は、対応機種であれば、画像形成装置10の種類が異なっても切り換えて印刷データを各画像形成装置に送信可能である。
また、ドライバ221は、オブジェクト形式で提供することができ、データを含んでいるクラス(オブジェクト、プログラム)等を用いて構成される。このクラスとしては、OSのメッセージ管理機能を用いてGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェイス)での各種設定を行う機能も備えている。
具体的に、ドライバ221は、バージョン情報222と、GUI部223(グラフィカル・ユーザー・インターフェイス)と、描画部224と、プラグイン部225(プラグイン手段)とを備える。
バージョン情報222は、ドライバ221自体のバージョンや、ドライバ221が含む各モジュールのバージョンに関する情報を記憶したデータである。このバージョンとしては、リリースの年月日時やファイルスタンプやファイルの容量やチェックサム等のリソース情報を含むことができる。また、モジュールの互換性についての情報も記憶している。
GUI部223は、OSのグラフィカル・ユーザー・インターフェイスを用いて画像形成装置10の設定と各モジュールのインストール等の確認を行い、ユーザーが設定した設定データや各モジュールを記憶する部位である。
描画部224は、ユーザーがアプリケーションから印刷処理を行ったときに、アプリケーションからスプールされた描画データを、画像形成装置10のPDL(ページ記述言語)等の印刷データに変換する部位である。描画部224は、この変換の際に、プラグイン部225のモジュールを呼び出すこともできる。
プラグイン部225は、画像形成装置10の各機能を呼び出すためのクラス等のプログラムである「モジュール」を記憶したりアップデートする部位である。
環境情報226は、画像形成装置10の機能の呼び出しに関するユーザーの権限、IPアドレス、PCの各デバイスやOSの機種依存情報等である動作環境についての記述が記憶された情報である。環境情報226は、PC20−1〜20−nにデバイスドライバ221をインストールした際に、制御部210が収集することができる。また、環境情報226は、GUI部223を用いて、ユーザーにより設定可能である。
ここで、「モジュール」は、例えば、「プラグイン」のような形式で提供され、例えば、画像形成装置10への印刷、FAX部120からのFAX送受信、スキャナ部130からのスキャナデータの受信といった機能を実現することができるプログラムやデータやクラス等である。各モジュールはデータやサブルーチン等の呼び出しのための共通のインターフェイスを備えており、Java(登録商標)等の機種依存が少ないプログラム言語で記載された独立のクラスであってもよい。また、各モジュールは、デバイスドライバのバージョンとは関係なく呼び出しが可能である。すなわち、バージョンが古いドライバ221であっても、新しいバージョンのデバイスドライバに含まれるモジュールをインストールして呼び出すことが可能である。このバージョン情報222は、その他にも、例えば、ファイルの更新日や後述する各モジュールの互換性といった情報も備えている。この各モジュールの互換性としては、モジュールとドライバの依存関係についての情報も含まれる。依存関係の情報としては、例えば、モジュールD(図6〜図8参照)はドライバ221又はドライバ2212と、モジュールAが必要といった情報も備えている。
以下では、PC20−1は、モジュールA、モジュールB、モジュールCを備えているものとして説明する。
ドライバ221は、実際には、仮想デバイスドライバのようなデバイスドライバとして構成することができる。すなわち、ドライバ221は、画像形成装置10の各画像形成装置のデバイスドライバに印刷データを送信する前に、該印刷データをフェッチ(取得)して各画像形成装置を選択して送信することもできる。
ユーザーは、ドライバ221をインストールすると、自動的にそれまでインストールされていたドライバを検出して、このドライバとそのドライバ用に接続された画像形成装置の情報を取得するポーリングを行って記憶部220に記憶するように構成可能である。
なお、これらの各画像形成装置用のドライバも、モジュールの一部として記憶することが可能である。
(サーバ30の制御構成)
次に、図4を更に参照して、本発明の実施の形態に係るサーバ30の制御構成を詳しく説明する。サーバ30は、各PC20−1〜20−nのドライバをアップデートするためのドライバアップデートサーバであり、最新ドライバを記憶している。
サーバ30は、ゲートウェイ部310と、モジュールインポート部320(インポート手段)と、ドライバデータベース330と、モジュールアップデート部340(モジュール送信手段)とから構成されている。
ゲートウェイ部310は、ルータやプロキシサーバやゲートウェイサーバのような機能を備えたサーバであり、負荷分散等の機能も備えている。ゲートウェイ部310は、ネットワーク5を介してPC20−1〜20−nとコネクションを確立する。そして、PC20−1〜20−nから送信されてきたデバイスドライバのバージョン情報222やモジュール等を各部へ送信する。また、各部の応答のデータ等を、PC20−1〜20−nに送信する。
モジュールインポート部320は、ドライバデータベース330のドライバ221の各モジュールを更新する部位である。モジュールインポート部320は、PC20−1から送信されてきたバージョン情報を基にして、記憶されたドライバ221のプラグイン部225の各モジュールのバージョンを確認し、当該モジュールを最新バージョンにアップデート(バージョンアップ)する。
ドライバデータベース330は、ドライバ221を記憶しているデータベースである。このドライバ221は、PC20−1のドライバ221と同じものである。このドライバ221は、ドライバ221そのものに加えてプラグイン部225の各モジュールを、モジュールアップデート部340により、他のPC20−2〜PC20−nにダウンロードさせ、インストールさせることができる。さらに、ドライバデータベース330には、不正なドライバ221のアップロードやダウンロードを防ぐための、公開鍵・秘密鍵等も記憶している。加えて、ドライバデータベース330は、各モジュールに対応した、画像形成装置10のモジュール用追加プログラム115を備えていてもよい。
モジュールアップデート部340は、ユーザーのPC20−1〜PC20−nに対して、モジュールのバージョン等の確認を行う指示を送信し、PC20−1〜PC20−nのデバイスドライバに含まれるモジュールが古い場合にはアップデートさせるためのプログラム等の部位である。
仮想化部350は、PC20−1〜20−nや画像形成装置10の機能を仮想化やエミュレーションにより実現する部位である。仮想化部350には、PC20−1〜20−nの標準的な環境と同等のOSがインストールされ、デバイスドライバ221がインストールされている。モジュールアップデート部340は、この仮想化部350を用いて、新しいモジュールをインストールしたドライバ221により、画像形成装置10の機能を呼び出すことが可能であることを検証する。また、モジュールアップデート部340は、仮想化部350を用いて、ドライバ221にモジュールをインストール可能であることを検証することができる。
〔画像形成システムXによるドライバのモジュールアップデート処理〕
ここで、図5〜図7を更に参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成システムXによるモジュールアップデート処理について具体的に説明する。
従来の画像形成装置に新機能がサポートされた場合、旧プリンタドライバにおいて新機能を使用する場合はプリンタドライバをバージョンアップする必要がある。この際に、専用のインストーラのプログラム等を使用して、PCのドライバをすべてバージョンアップする必要があった。
これに対して、本発明の実施の形態に係る画像形成システムXにおいては、サーバ30が、各PC20−1〜20−nにインストールされたドライバにおいて、各機能に対応するドライバ221内のモジュールのバージョンを確認する。
この上で、サーバ30は、ユーザーが新機能を使用したい場合、このモジュールを更新させることができる。
これによりドライバ221自体をバージョンアップする必要がないため:
・画像形成装置10の新しい機能を使用するために、ドライバ自体をバージョンアップする必要が少なくなる。すなわち、旧ドライバのままで新しい機能を使用することできる
・今までの印刷使用環境をそのまま引き継ぐことが可能である
・バージョンアップにかかる手間とコストを削減することができる
という特徴が得られる。
以下で、図5のフローチャートを参照して、各本発明の実施の形態に係るモジュールアップデート処理ついて説明する。
ここでは、まず、PC20−2に、CD−ROMやDVD−ROM等の記憶媒体を用いて、記憶部220に画像形成装置10用の新しいバージョンのドライバ2212をインストールした際のモジュールの更新について、詳しく説明する。
(ステップS201)
まず、PC20−2の制御部210は、プラグイン部2252を用いて、モジュールエクスポート処理を行う。
図6を参照すると、上述したように、PC20−2は、新バージョンのドライバであるドライバ2212をインストールされている。PC20−2にインストールされたドライバ2212では、プラグイン部2252のモジュールAとモジュールBは、旧バージョンのドライバ(旧ドライバ)であるドライバ221と同様である。しかし、プラグイン部2252には、新しい機能が追加された新しいバージョンのモジュールであるモジュールDが備えられている。
その後、ドライバ2212が起動すると、制御部210は、プラグイン部225を用いて、サーバ30のゲートウェイ部310との間で、SFTP(セキュア・ファイル・トランスポート・プロトコル)等のプロトコルを用いてコネクションを確立する。この際に、サーバ30のゲートウェイ部310は、図示しない暗号キーを用いて、不正なデバイスドライバ221を備えたPCでないかどうかをチェックすることも可能である。
(タイミングT401)
制御部210は、プラグイン部2252を用いて、ドライバ2212に含まれる、バージョン情報2222と、モジュールA、B、Dとを、ネットワーク5を介してサーバ30へ送信する。
(ステップS301)
次に、サーバ30のモジュールインポート部320は、モジュールチェック処理を行う。
具体的には、まず、モジュールインポート部320は、ゲートウェイ部310が受信したバージョン情報2222と、ドライバデータベース330に記憶されているドライバ221内のバージョン情報222とを比較する。
この上で、モジュールインポート部320は、バージョン情報2222を参照して、サーバ30内のモジュールやドライバのバージョンの更新日時やファイルの容量やチェックサム等を基にして、受信したモジュールが、サーバ30のモジュールに比べて新しいモジュールであるかを検索する。
なお、ドライバ221とドライバ2212のバージョンによっては、モジュールに互換性がない場合も考えられる。その場合は、モジュールを後述する「インポート」しないか、ドライバ221をドライバ2212に更新するかについて、サーバ30の管理者が設定可能である。
(ステップS302)
次に、サーバ30のモジュールインポート部320は、モジュールがインポートするか否かを判定する。
ここでは、上述のバージョン情報2222とバージョン情報222との比較により、各モジュールについて、ドライバデータベース330に記憶しているモジュールを置き換えて記憶するインポートを行うかについて判定を行う。具体的には、モジュールインポート部320は、モジュールが新しく、ドライバ221で使用可能であればインポートを行うと判定する。逆に、受信したモジュールが、ドライバデータベース330の記憶されているモジュールと同一若しくは古いバージョンであった場合、すなわち既に同一のモジュールが記憶されている場合、インポートをしないと判定する。
Yes、すなわち、インポートを行うと判定した場合、モジュールインポート部320は、処理をステップS303に進める。
No、すなわち、インポートをしないと判定した場合、モジュールインポート部320は、モジュールアップデート処理を終了する。
(ステップS303)
サーバ30のモジュールインポート部320は、ここで、モジュールインポート処理を行う。
図7を参照して具体的に説明すると、モジュールインポート部320は、ゲートウェイ部310が受信したモジュールを、ドライバデータベース330のデバイスドライバ221のプラグイン部225に記憶する。
このように、モジュールインポート部320は、PC20−1〜20−nからモジュールを取得して、元のモジュールを置き換える「インポート」が可能である。モジュールインポート部320は、ドライバ内のプラグイン部225の記憶領域やファイル等を参照して、各モジュールの記憶領域やクラスのエントリポイントやファイルそのものを置き換えることでインポートを行う。
図7の例によると、モジュールインポート部320は、プラグイン部225のモジュールCを、モジュールDに置き換えるインポートを行っている。
このインポートが行われたデバイスドライバ221は、PC20−1〜20−nにて画像形成装置10のドライバとして使用可能である。なお、インポートの際に、モジュールインポート部320は、記憶領域やファイルを圧縮等して記憶しておいてもよい。
このインポート後に、モジュールインポート部320は、インポートした旨について、ドライバデータベース330のデバイスドライバ221のバージョン情報222に記憶する。
また、モジュールインポート部320は、プラグイン部225が確実に該モジュールをアップデートできるように、各モジュールのエントリーポイント等の記憶領域やファイルに関するデータを計算してプラグイン部225に記憶する。
また、モジュールインポート部320は、インポートする前のモジュールCについて、ドライバデータベース330内に「アーカイブ」して保存する。これにより、それぞれのPC20−1〜20−nにモジュールをインストールした際に不具合があっても対応可能である。
さらに、モジュールインポート部320は、インポートしたモジュールに対応するモジュール用追加プログラム115が、画像形成装置10のコントローラ部110に記憶されているか確認する。この確認においては、ネットワーク5を介して画像形成装置10に問い合わせる。
もし、モジュールインポート部320は、画像形成装置10にモジュール用追加プログラム115がインストールされていない場合、後述するモジュール確認要求処理以下の処理を行わないように設定することも可能である。
さらに、ドライバデータベース330にモジュール用追加プログラム115を記憶されている場合には、モジュールインポート部320は、画像形成装置10に、モジュール用追加プログラム115をインストールすることもできる。
ここで、モジュールインポート部320及びは、仮想化部350を用いて、サーバ30の仮想的なPC環境のデバイスドライバ221にモジュールを追加(インストール)する。そして、インストールしたドライバを用いて、仮想的な画像形成装置10からインポートしたモジュールの機能を呼び出す。
これにより、PC20−1〜20−nのドライバ221に、モジュールをインストール可能であることを検証し、そのモジュールをアップデートしたドライバが確実に実行可能であることを検証する。
画像形成装置10にモジュール用追加プログラム115がインストールされていない場合や、仮想的なPC環境に新たにモジュールを追加することができない場合や、該ドライバが実行できない場合、モジュールインポート部320は、アーカイブされたモジュールから元のモジュールに戻すような設定も可能である。
なお、モジュールをアップデートしたせいでPC20−1〜20−nに不具合が起きた場合、そのPC20−1〜20−nはサーバ30にその旨と環境情報226を送信することができる。すると、サーバ30は、古いモジュールCを送信するとともに、サーバ30の管理者に不具合の内容と環境情報226を文字化して通知する。これにより、管理者は、各モジュールと環境情報226との依存関係等についての情報を得てドライバ221やモジュールを改良することができる。
(ステップS304)
次に、サーバ30のモジュールアップデート部340は、PC20−1、PC20−3〜PC20−nに対してモジュール確認要求処理を行う。
具体的には、サーバ30のモジュールアップデート部340は、ネットワーク5上の所定の範囲で、画像形成装置10用のドライバをインストールしたPC20−1〜20−nを検索するポーリングを行う。このポーリングを行うネットワーク5上の所定の範囲としては、例えば、IPアドレスによりWANとLANで区別してLAN内のみ所定の範囲とする、サブネットマスクにより所定の範囲を決める、PC20−1〜20−nにより特定のIPアドレスを指定する、といった設定が可能である。
モジュールアップデート部340は、ポーリングにより発見したPC20−2以外のPCに、モジュールのアップデートの要求(リクエスト)をする。
なお、このポーリングは、PC20−1〜20−nの制御部210がドライバ221を用いて、数秒〜数時間程度の所定の期間で行うこともできる。
また、ポーリングを行わず、ブロードキャストのような手段を用いて、直接、ネットワーク5上のPC20−1〜20−nすべてにモジュール確認要求処理のコマンドを送信するような構成も可能である。
(タイミングT402)
モジュールのアップデートの要求として、モジュールアップデート部340は、モジュールのアップデートを要求するためのコマンドと、バージョン情報222とを、ゲートウェイ部310からネットワーク5を介して、送信する。
この送信の際には、圧縮等を行って、ネットワーク帯域を節約することもできる。
(ステップS101)
ここで、PC20−1の制御部210は、ドライバ221のプラグイン部225を用いてモジュール確認処理を行う。
ネットワーク接続部240からモジュールのアップデートを要求するためのコマンドとサーバ30のバージョン情報222とを受信すると、制御部210は、デバイスドライバ221のバージョン情報222と比較する。これにより、制御部210は、プラグイン部225のモジュールをインストール可能であるかを確認する。
なお、このモジュール確認処理においては、PC20−1のドライバ221自体のバージョンと、各モジュールとの関係についての依存関係のチェックなど、より厳密な確認を行うことも可能である。
(ステップS102)
次に、PC20−1の制御部210は、モジュールがインストール可能であるか否かを判定する。
具体的には、制御部210は、上述のステップS101にて、サーバ30に含まれるモジュールが新しく、デバイスドライバ221で使用可能であれば、インストール可能であると判断する。それ以外の場合は、インストール不可能であると判断する。
Yes、すなわちインストール可能と判定した場合は、PC20−1の制御部210は、ステップS103に処理を進める。
Noの場合は、すなわちインストール不可能と判定した場合は、PC20−1の制御部210は、モジュールアップデート処理を終了する。
なお、制御部210は、サーバ30から送信されてきたバージョン情報222を参照して、サーバ30のドライバが新しいかどうかについてもチェック可能である。PC20−1に、サーバ30のドライバ自体をインストールすると依存関係が解消して、サーバ30のモジュールをインストール可能である場合には、制御部210は、サーバ30のドライバ221を要求してこれを受信してインストールすることも可能である。
(ステップS103)
PC20−1の制御部210は、ドライバ221のプラグイン部225を用いてモジュール要求処理を行う。
このモジュール要求処理においては、制御部210は、確認したインストール可能なモジュールを送信するよう、ネットワーク接続部240からネットワーク5を介してサーバ30に要求する。図7の例では、モジュールDを要求する。
なお、このモジュール要求処理においては、サーバ30のバージョン情報222に新しく使用可能なモジュールが記載されていれば、例えばモジュールDに限らずに要求可能である。
(タイミングT403)
ここで、PC20−1の制御部210は、ネットワーク接続部240からネットワーク5を介して、モジュール要求のコマンドを送信する。
この際に、制御部210は、ネットワーク接続部240から環境情報226についても送信する。
(ステップS305)
サーバ30のモジュールアップデート部340は、ゲートウェイ部310からモジュール要求のコマンドを受信すると、モジュール送信処理を行う。
具体的には、モジュールアップデート部340は、モジュール要求のコマンドに含まれた情報に従って、ドライバデータベース330のドライバ211のプラグイン部225に記憶されたモジュールを送信する。図7の例では、モジュールDを送信する。
この送信の際には、モジュールアップデート部340は、環境情報226を用いて、モジュールに付加情報を加えて送信することができる。
付加情報としては、例えば、公開鍵・秘密鍵を用いて、各モジュールとPC20−1のIPアドレスに対応した情報を付加した上で、モジュールを送信することができる。
このような付加情報により、PC20−1の動作環境に対応するモジュールを送信することができる。
(タイミングT404)
ここで、モジュールアップデート部340は、ゲートウェイ部310からネットワーク5を介して、モジュールを送信する。
(ステップS104)
次に、PC20−1の制御部210は、ドライバ221のプラグイン部225を用いてモジュールインストール処理を行う。
図8を参照して説明すると、制御部210は、ネットワーク接続部240にて受信したモジュールを、ドライバ221にて展開して、確かにインストール可能なモジュールであるかチェックする。
ここで、制御部210は、ドライバ221のGUI部223を用いて、本当にインストールして良いかをユーザーに尋ねるダイアログボックスを表示してもよい。この場合、ユーザーがモジュールのインストールを拒否した場合には、インストールを行わない。
モジュールをインストールする場合、制御部210はプラグイン部225を用いて、古いモジュールと置き換えて、受信したモジュールを記憶する。
その後、制御部210はプラグイン部225を用いて、PC20−1のOSや機器の環境情報226に従って、バージョン情報222のモジュールに関する部分を書き換え、プラグイン部225のモジュールの呼び出しに関する情報を書き換える。また、制御部210は、GUI部223や描画部224についても、必要であれば各モジュールを呼び出す指示をするためのインターフェイス用のリソースデータ等を書き換える。この書き換えが終了すると、制御部210は、場合によってはPC20−1〜20−nの再起動を行い、モジュールのインストールを完了する。図8の例では、PC20−1のドライバ221のプラグイン部225に、モジュールDがインストールされている。
以上により、本発明の実施の形態に係る画像形成システムXによるドライバのモジュールアップデート処理を終了する。
その後、ユーザーが画像形成装置の機能を呼び出したい場合は、PC20−1の制御部210は、GUI部223を用いてドライバのプロパティ等の画面にて設定する。
また、実際にアプリケーションから印刷処理が行われた場合には、制御部210は描画部224を用いて、プラグイン部225のモジュールを呼び出して、印刷処理が可能である。
ここで、PC20−1で印刷を行う際に、図8のモジュールDが、印刷データを一見ランダムに見えるウォーターマークを組み込んで印刷するようなモジュールである例について簡単に説明する。
まず、制御部210は、ユーザーがGUI部223を用いて指示したことを検知する。そして、制御部210は描画部224を用いて、そのモジュールDを呼び出し、印刷データからそのウォーターマークを付加する情報を組み込んだ印刷データを描画する。この際に、モジュールDは、サーバ30によりIPアドレス等の情報を付加されているために、PC20−1固有のウォーターマークを付加する情報が印刷データに組み込まれる。
画像形成装置10は、コントローラ部110が印刷データを受信すると、モジュール用追加プログラム115を用いて、ウォーターマークを付加する情報が不正なものでないことを確認し、印刷データにウォーターマーク等を描画した上でラスタライズ(描画)を行う。エンジン部150は、このラスタライズされたデータを印刷して出力する。
このように、PC20−1で、ドライバ221のままでも、画像形成装置10の新しい機能をモジュールを用いて容易に呼び出すことが可能である。
以上のように構成することで、以下のような効果を得ることができる。
まず、従来技術1では、PCのドライバのモジュールのインストールについては開示されていない。このため、画像形成装置10のドライバに新たな機能が付加された場合には、この機能に対応したドライバを、インストーラ等の専用プログラムを使用してすべてインストールし直す必要があった。
このため、多数のPC20−1〜20−nが使用されているような大規模な環境の場合、すべてのPCのドライバをアップデートすると、莫大な手間やコストがかかるという問題があった。
また、旧プリンタドライバにおいて新機能を使用することができないという問題があった。よって、新しいドライバをインストールした後で、以前、使用していた印刷環境を再設定する必要があった。
これに対して、本発明の実施の形態に係る画像形成システムXにおいては、ドライバについて、画像形成装置10の各機能に対応したモジュール単位でのアップデートを行うことができる。
このため、旧ドライバでもモジュールをアップデートすることで、画像形成装置10の新機能に対応することができる。
また、画像形成システムXにおいては、1つのPCで新機能に対応したドライバをインストールすると、この新機能に対応するモジュールをインポートする。そして、自動的に、各PC20−1〜20−nに、このモジュールをインストールすることができる。
このため、1つのPCにて新ドライバをインストールするだけで、古いドライバ221を用いている他のPCでも画像形成装置10の新しい機能を用いることができる。
このため、ドライバ自体のインストールのし直しと印刷環境の再設定を行う必要がなくなり、手間とコストを大幅に削減することができる。
また、本発明の実施の形態に係る画像形成システムXにおいては、サーバ30のモジュールインポート部320が互換性等を確認した上で、ドライバをインポートする。
このため、新しいドライバのモジュールをインポートした場合でも、不具合を起こす可能性を抑えることが可能になる。
また、仮想化部350を用いて、実際に実行可能であるか、仮想環境にてチェックすることでより安全性を高められるという効果も得られる。
また、本発明の実施の形態に係る画像形成システムXにおいては、サーバ30ではモジュールインポート部320がドライバデータベース330のドライバ221にモジュールをインポートする。これに対して、PC20−1〜20−nではプラグイン部225を用いてモジュールをインストールする。
このため、サーバ30に、ドライバ221のドライバをインストールする際に、ドライバ221のプラグイン部225のアップデート機能を用いる必要がない。よって、新しいドライバやモジュールにバグ等があったり、互換性の問題でプラグイン部225が働かない場合でも、サーバ30がハングアップ等をすることを防止可能である。さらに、ドライバデータベース330に、古いモジュールをアーカイブしておいて、更新不可能として古いモジュールに戻すこともできる。
また、本発明の実施の形態に係る画像形成システムXにおいては、サーバ30が、モジュールをインストールさせるPC20−1〜20−nを設定することができる。このため、LAN内でのみモジュールをインストールさせるように設定することで、そのLAN内の画像形成装置10に対してのみ使用するカスタム(個別作成)のモジュールに対応できる。
このため、画像形成装置10のドライバの開発が容易になるという効果が得られる。開発段階のカスタムモジュールも、他のPCに自動的にインストールされるために、PC20−1〜20−nの動作環境による不具合があった場合でも、すぐ発見可能になるという効果が得られる。その場合でも、不具合があったPCの環境情報226を参照して、すぐに不具合に対処可能である。
また、本発明の実施の形態に係る画像形成システムXにおいては、サーバ30が、それぞれのPC20−1〜20−nの環境情報226によりモジュールを修正して送信し、各PC20−1〜20−nがインストール可能である。
これにより、PC20−1〜20−nに個別に対応したモジュールをインストールすることができる。このため、例えば、セキュリティを向上した印刷等を行うことができる。
また、サーバ30で環境情報226を、モジュールをインストールしたPCの管理が簡単に行えるという効果が得られる。
なお、上述の実施の形態においては、サーバ30にドライバ221を内蔵するように記載したが、画像形成装置10に内蔵するようにしてもよい。この場合は、画像形成装置10は、サーバ30と同等の構成部位をコントローラ部110に内蔵することができる。この場合、サーバ30を別途用意するコストを低減することができるという効果が得られる。
また、上述の実施の形態においては、サーバ30が管理して、各画像形成装置のドライバ221のモジュールをアップデートするように記載したが、ドライバ221自体にモジュールのアップデート機能を備えていてもよい。この場合は、サーバ30モジュールインポート部320とモジュールアップデート部340に相当する部位を、ドライバ221に備えることができる。この構成では、例えばPC20−2に新しいドライバがインストールされた場合には、PC20−1の制御部210は、ネットワーク接続部240から、他に同種のドライバがインストールされたPC20−1〜20−nを検索する。そして、鍵の受け渡しの後で、PtP(ピア・トゥー・ピア)等の技術を用いてバージョン情報222を交換し、モジュールの新旧を判断して、新しいモジュールに更新可能である。
また、各モジュールに関する画像形成装置10のモジュール用追加プログラム115は、PC20−1〜20−nから、特別の管理プログラム等を用いてインストール可能である。
なお、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実行することができることは言うまでもない。
本発明の実施の形態に係る画像形成システムXのシステム構成図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置10の制御構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るPC20−1の制御構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るサーバ30の制御構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成システムXのモジュールアップデート処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るモジュールアップデート処理のアップデート処理前の状態を示す概念図である。 本発明の実施の形態に係るサーバ30のモジュールインポート処理後の状態を示す概念図である。 従来の画像形成装置に係るPC20−1のモジュールインストール処理後の状態を示す概念図である。
符号の説明
5 ネットワーク
10 画像形成装置
20−1〜20−n PC
30 サーバ
110 コントローラ部
115 モジュール用追加プログラム
120 FAX部
130 スキャナ部
140 操作パネル部
145、250 表示部
146、260 入力部
150 エンジン部
210 制御部
220 記憶部
221、2212 ドライバ
222、2222 バージョン情報
223 GUI部
224 描画部
225、2252 プラグイン部
226 環境情報
230 チップセット
240 ネットワーク接続部
310 ゲートウェイ部
320 モジュールインポート部
330 ドライバデータベース
340 モジュールアップデート部
350 仮想化部
X 画像形成システム

Claims (7)

  1. 画像形成装置のデバイスドライバを備えた第1の端末装置及び1台以上の第2の端末装置と、該デバイスドライバを備えたサーバとを含むシステムにおいて、
    前記デバイスドライバは、画像形成装置の機能に対応するモジュールを備え、
    前記第1及び第2の端末装置は、
    前記サーバへ前記モジュールを送受信するプラグイン手段を備え、
    前記サーバは、
    前記第1の端末装置から送信された前記モジュールを前記サーバのデバイスドライバにインポートするインポート手段と、
    前記インポートされたモジュールを前記第2の端末装置に送信するモジュール送信手段とを備え、
    前記第1の端末装置のプラグイン手段は、前記モジュールを前記サーバ又は前記第2の端末装置に送信し、
    前記第2の端末装置のプラグイン手段は、前記サーバ又は前記第1の端末装置から受信した前記モジュールを、該端末装置のデバイスドライバのモジュールとしてインストールする
    ことを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記デバイスドライバは、前記モジュールのバージョン情報を含み、
    前記端末装置は、前記バージョン情報を送信するバージョン情報送信手段を更に備え、
    前記サーバの前記インポート手段は、前記端末装置のバージョン情報を基にして前記モジュールのインポートを行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記デバイスドライバは、端末装置の動作環境を記述する環境情報を含み、
    前記端末装置は、前記環境情報を取得して送信する環境情報送信手段を更に備え、
    前記サーバの前記モジュール送信手段は、前記環境情報を基にして付加情報を加えて前記モジュールを送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  4. 画像形成装置のデバイスドライバを備えた端末装置において、
    前記デバイスドライバは、前記画像形成装置の機能に対応するモジュールと、
    サーバへ前記モジュールを送信し、該サーバから受信した前記モジュールを該端末装置のデバイスドライバのモジュールとしてインストールするプラグイン手段を備える
    ことを特徴とする端末装置。
  5. 画像形成装置のデバイスドライバを備えたサーバにおいて、
    端末装置から送信された前記画像形成装置の機能に対応するモジュールを前記サーバのデバイスドライバにインポートするインポート手段と、
    前記インポートされたモジュールを他の端末装置に送信するモジュール送信手段とを備える
    ことを特徴とするサーバ。
  6. 端末装置から送信された画像形成装置の機能に対応するモジュールを該画像形成装置のデバイスドライバにインポートするインポート手段と、
    前記インポートされたモジュールを他の端末装置に送信するモジュール送信手段とを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 端末装置の機能に対応するモジュールを備えるデバイスドライバを第1の端末装置にインストールし、
    前記第1の端末装置の前記モジュールをサーバに送信し、
    前記モジュールを前記サーバにデバイスドライバにインポートし、
    前記サーバのデバイスドライバにインポートされた前記モジュールを第2の端末装置に送信し、
    前記第2の端末装置が受信した前記モジュールを前記第2の端末装置のデバイスドライバのモジュールとして前記第2の端末装置にインストールする
    ことを特徴とする画像形成方法。
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