JP3125597B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3125597B2
JP3125597B2 JP06227959A JP22795994A JP3125597B2 JP 3125597 B2 JP3125597 B2 JP 3125597B2 JP 06227959 A JP06227959 A JP 06227959A JP 22795994 A JP22795994 A JP 22795994A JP 3125597 B2 JP3125597 B2 JP 3125597B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通常の送受信以外の機
能も併せ持つファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、受信した画像データを所定量蓄積
した後に記録するファクシミリ装置、例えば、レーザを
用いて画像形成するレーザファクシミリ装置のようなペ
ージプリンタを備えたファクシミリ装置においては、通
常、最高解像度(以下「スーパーファイン」と言う)で
1ページ分のビットイメージの画像データを蓄積できる
記録用メモリエリアを有する画像メモリを備えている。
通常の受信である記録紙受信時には、受信された画像デ
ータが復号されて、この画像メモリの記録用メモリエリ
アにビットイメージとして展開された後に、ページプリ
ンタにて1ページ分の記録をしている。
【0003】また、ファクシミリ装置においては、通常
の送信である原稿送信機能以外に、原稿を読み取って符
号化したデータあるいは受信したままの符号化データを
一旦メモリに蓄積し、その後、指定時間や通信相手の要
求により送信動作を行わせるメモリ送信機能や、記録用
紙がなくなったときなどに受信した符号化データをその
ままメモリに一時的に蓄積し、その後に記録させるメモ
リ受信(代行受信)機能などの通信機能を有したものが
あり、そのような装置では、画像メモリの記録用メモリ
エリアの他に、別のメモリ装置あるいは画像メモリ内の
別のエリアに通信用メモリエリア(符号化データ記憶エ
リア)を備えている。
【0004】また、この他、一旦、ファクシミリ装置の
メモリに蓄積した後に処理する必要がある機能として、
読み取らせた原稿の内容をメモリに蓄積し複数回記録す
るマルチコピー機能、あるいは内部管理情報をメモリに
蓄積し記録するリスト・レポート記録機能がある。
【0005】更に、他の装置との仲介機能、例えばパー
ソナルコンピュータから入力されたデジタルデータを送
信する仲介送信機能、受信したデジタルデータをパーソ
ナルコンピュータに出力する仲介受信機能等も、一旦、
ファクシミリ装置の内部メモリに蓄積した後に処理する
必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のごと
く画像メモリの記録用メモリエリアと通信用メモリエリ
アとを併せ装備した場合、画像メモリの記録用メモリエ
リアとしては、スーパーファインで1ページ分のビット
イメージデータを記憶するに必要な容量を持たなければ
ならず、その他に、通信用メモリエリアの容量を必要と
することになる。そのため、全体としてメモリの容量が
大きくなり、コスト高となる。しかも、画像メモリの記
録用メモリエリアは記録時にのみ使用される記録専用で
あって、通信用メモリエリアに転用することはできず、
メモリの有効利用が図られていない。つまり、画像メモ
リの記録用メモリエリアが一部しか使用されておらず、
空きエリアがあったとしても、通信用メモリエリアの不
足を補うことはできない。
【0007】その画像メモリの記録用メモリエリアから
空きエリアを見つけて利用することによりファクシミリ
装置に組み込むメモリ装置を節約することが考えられる
が、画像メモリの記録用メモリエリア内で空いているエ
リアが小さい場合には、メモリ送信やメモリ受信可能な
データ量が制限されるといった難点がある。更に、画像
メモリの記録用メモリエリアも、記録紙受信用ばかりで
なく、コピー用やリスト・レポート記録用にも必要とな
る場合もあり、また、通信用メモリエリアも原稿送信
用、メモリ受信用、メモリ送信用以外に、上述した仲介
送信用や仲介受信用にも必要となる場合がある。これら
の種々の機能やその時の状況により、使用されるメモリ
の広さは個々に異なり、機能が正常に稼動するように画
像メモリの記録用メモリエリアにおける空きエリアを調
べて必要な広さのメモリエリアを他に転用するように設
定することはオペレータにとって困難なことであった。
【0008】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、画像メモリの記録用メモリエリ
アを記録用にも通信用にも使用可能とするとともに、フ
ァクシミリ装置の機能に応じて画像メモリの記録用メモ
リエリアの分配を自動的にしたことで、オペレータが面
倒な設定をしなくても画像メモリの記録用メモリエリア
を有効に活用でき、全体としてコストの低減を図ること
ができるファクシミリ装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
所定の通信制御手順に従ってデータ通信を行う通信制御
手段と、該通信制御手段により受信した符号化データを
ビットマップ形式に展開する復号手段と、該復号手段に
より展開されたビットマップ形式の画像データを所定の
大きさのメモリエリアにて記憶する画像記憶手段と、該
画像記憶手段から読み出した画像データを記録する記録
手段とを備えたファクシミリ装置において、上記メモリ
エリアの容量を、該ファクシミリ装置における最高解像
度で1ページ分の画像データを記憶可能な容量とし、
数の機能の中から、実施する機能を設定するモード設定
手段と、各機能を実施する際に、上記メモリエリアの一
部またはすべてを該機能の作業用エリアに用いることを
可能とし、その作業用エリアと、上記ビットマップ形式
の画像データを記憶する記録用エリアとの配分パターン
を各機能に適するように予め決定しておき、上記モード
設定手段により機能が設定された場合に、その機能につ
いて決定されている配分パターンに基づいて、上記メモ
リエリアに対して作業用エリア及び記録用エリアを確保
するメモリエリア確保手段と、上記メモリエリアの上記
記録用エリアに画像データを記憶する際に上記復号手
段によるビット展開の解像度を1ページ分の画像データ
を記憶可能な解像度とする解像度低下手段と、を備えた
ことを特徴とするファクシミリ装置である。
【0010】請求項2記載の発明は、上記機能が、原稿
送信機能および記録紙受信機能以外に、メモリ送信機
能、メモリ受信機能、読み取らせた原稿の内容を複数回
記録するマルチコピー機能、他の装置から入力されたデ
ジタルデータを送信する仲介送信機能、他の装置にデジ
タルデータを出力するために受信する仲介受信機能、お
よび内部管理情報を記録するリスト・レポート記録機能
の内の1つまたは2つ以上を有する請求項1記載のファ
クシミリ装置である。
【0011】請求項3記載の発明は、上記メモリエリア
確保手段が、上記原稿送信機能,上記記録紙受信機能も
しくはリスト・レポート記録機能の設定時には上記画像
記憶手段の上記メモリエリアの100%を記録用エリア
とし、上記メモリ送信機能,上記メモリ受信機能もしく
は上記仲介受信機能の設定時には上記画像記憶手段の上
記メモリエリアの25%を記録用エリアとし75%を
用エリアとし、上記仲介送信機能の設定時には上記画
像記憶手段の上記メモリエリアの100%を作業用エリ
アとし、またはマルチコピー機能の設定時には上記画像
記憶手段の上記メモリエリアの50%を記録用エリアと
し50%を作業用エリアとする請求項2記載のファクシ
ミリ装置である。
【0012】
【作用及び発明の効果】請求項1記載の発明は、モード
設定手段にて、複数の機能の中から実施する機能が設定
されると、メモリエリア確保手段が、上記モード設定手
段により設定された機能について予め決定されている配
分パターンに基づいて、メモリエリアに対して作業用エ
リア(通信用エリア)及び記録用エリアを確保する。こ
こで、配分パターンにより決定される作業用エリアと記
録用エリアの配分の割合は、それぞれの機能に適するよ
うに予め決定されているため、ユーザの判断で配分を行
う必要がなく、機能を設定することに伴って自動的に適
切な配分でエリアが確保される。したがって、ファクシ
ミリ装置の画像メモリのメモリエリアが、機能に合わせ
て自動的に適切に分割されて、該当する機能の作業
リアとして用いられ、画像メモリのメモリエリアを有効
に活用でき、全体としてのコストの低減を図ることがで
きる。
【0013】しかも、メモリエリアは、最高解像度で1
ページ分の画像データを記憶可能な容量を持ち、解像度
低下手段は、メモリエリア確保手段により確保された
録用エリアに画像データを記憶する際には、復号手段に
よるビット展開の解像度を記録用エリアに1ページ分の
画像データを記憶可能な解像度とする。つまり、メモリ
エリアに作業エリア確保されない配分パターンの
きには、ここに最高解像度で1ページ分の画像データを
記憶でき、作業エリアを確保された場合でも、記録用
エリアが確保されていれば、ここに1ページ分の画像デ
ータを記憶できる。よってメモリ不足から、画像記録の
一部が欠けたり、記録処理の途中で処理が中断するとい
ったことは未然に防止される。
【0014】上記機能としては、ファクシミリ装置とし
て通常行われる原稿送信機能および記録紙受信機能以外
に、例えば、メモリ送信機能、メモリ受信機能、読み取
らせた原稿の内容を複数回記録するマルチコピー機能、
他の装置から入力されたデジタルデータを送信する仲介
送信機能、他の装置にデジタルデータを出力するために
受信する仲介受信機能、および内部管理情報を記録する
リスト・レポート記録機能の内の1つまたは2つ以上を
有するものが挙げられる。
【0015】また、上記メモリエリア確保手段の画像メ
モリの記録用メモリエリア分配の内容として、例えば上
記原稿送信機能,上記記録紙受信機能もしくはリスト・
レポート記録機能の設定時には上記画像記憶手段の上記
メモリエリアの100%を記録用エリアとし、上記メモ
リ送信機能,上記メモリ受信機能もしくは上記仲介受信
機能の設定時には上記画像記憶手段の上記メモリエリア
の25%を記録用エリアとし75%を作業用エリアと
し、上記仲介送信機能の設定時には上記画像記憶手段の
上記メモリエリアの100%を作業用エリアとし、また
はマルチコピー機能の設定時には上記画像記憶手段の上
記メモリエリアの50%を記録用エリアとし50%を作
業用エリアとすることとしてもよい。このような分割に
より、より一層、画像メモリの記録用メモリエリアの有
効でかつ効率的な使用が可能となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1は本実施例に係るファクシミリ
装置のブロック構成図である。本装置は、電話回線1に
回線制御を行うネットワーク・コントロール・ユニット
(NCU)2を介して接続される。本装置の中核となる
CPU3は、信号バスライン4を介して次のような装置
各部と接続され、所定の通信制御手順に従って装置各部
を制御してファクシミリ動作つまりデータ通信を実施す
るものである。モデム5は、データを変復調して伝送す
ると共に伝送制御用の各種手順信号を送受信するもので
あり、バッファ6は、電話回線1の先に接続された相手
側装置との間で送受信される符号化されたデータを一時
的に格納するものである。
【0017】ROM7は制御プログラムを格納したメモ
リであり、EEPROM8は各種設定情報等を記憶させ
るメモリであり、RAM9は動作実行時の各種データを
一時格納するためのメモリであり、画像メモリ10は画
像データを記憶するメモリで、ダイナミックRAM(以
下、DRAMという)等を用いている。本実施例では、
画像メモリ10には、受信した符号化データを記憶する
ための符号化データ記憶エリアの他に、通常、ビットマ
ップ形式で1ページ分の画像をスーパーファインで記録
するに必要なだけの記録エリア10aが確保されてい
る。その記録エリア10aは、記録用メモリエリアとし
て使用される以外に、通常の送信である原稿送信、メモ
リ受信(代行受信)、メモリ送信、読み取らせた原稿の
内容を複数回記録するマルチコピー、後述するコンピュ
ータ18から入力されたデジタルデータを送信する仲介
送信、同コンピュータ18にデジタルデータを出力する
ために受信する仲介受信、および内部管理情報を記録す
るリスト・レポート記録等の各機能を実行する際に通信
(本発明における作業用)あるいは記録用メモリとし
ても使用可能とされている。また、RAM9の特定エリ
アには、受信画像のページ数を示す受信ページカウンタ
や画像メモリ10内の画像データの蓄積量を示す画像蓄
積量カウンタ等が配置されている。これらカウンタ値
は、画像メモリ10の記録可能なエリアサイズに対する
記録可能な解像度を設定するためや、未処理の画像デー
タの存在状況の確認等に使用される。
【0018】操作部11は装置の動作状態を表示すると
ともに、オペレータが各種操作を行うためのものであ
る。符号化部12は送信時やマルチコピー時に画像デー
タの符号化を行うものであり、スキャナ13は送信原稿
の画像を読み取るものである。復号化部14は画像メモ
リ10に記憶・書き込みされた受信画像データを記録の
ために読み出して復号化を行うものであり、ページプリ
ンタ15は受信画像データを用紙に記録するものであ
り、例えば、レーザ光により感光体に潜像を形成し、そ
れをトナーを用いて現像し、用紙に転写する静電電子写
真記録方式を用いている。なお、画像データは、例え
ば、MH方式等で圧縮符号化されて送受信される。
【0019】外部出力インターフェース16は、例えば
RS232C等からなり、外部のコンピュータ18との
間でデジタル信号の入出力を可能としている。このた
め、本ファクシミリ装置は、コンピュータ18から入力
したイメージデータ等のデジタル信号を仲介しNCU2
から電話回線1に送信することが可能となるように構成
されている。また、逆に、本ファクシミリ装置の操作部
11からの設定に応じて、電話回線1から受信したデジ
タルデータを仲介してコンピュータ18側へ出力させる
こともできる。
【0020】このファクシミリ装置での通常の受信であ
る記録紙受信動作(受信時にリアルタイムに用紙に記録
を行う)を概略説明すると、本装置は、相手側のファク
シミリ装置と電話回線1、NCU2を介して接続された
後、CPU3の制御のもとに同装置間で所定の通信制御
手順による信号の授受を行ってから、送信画像データを
受信する。受信した画像データは符号化(圧縮)されて
おり、復号化部14にて復号化(伸長)し、それを画像
メモリ10の記録エリア10aに1ページ単位での記録
のためにビットイメージに展開して書き込む。この際
に、本実施例では、後述するように、画像メモリ10の
記録エリア10aを記録用メモリとしてだけでなく、モ
ードに応じて他の記録用や通信用メモリエリアとしても
使用可能としていることから、記録エリア10aの空き
エリアの大きさに応じて、1ページ分の画像を欠けたり
することなく記録できるようにオペレータの設定または
自動的に解像度を選んでビット展開し、これをページプ
リンタ15に送り、1ページ単位で印刷する。尚、解像
度は、スーパーファインの場合、1ページの画像データ
をビット展開した場合に画像メモリ10の記録エリア1
0aを最大100%用い、ファインの場合、画像メモリ
10の記録エリア10aをその半分、スタンダードの場
合、画像メモリ10の記録エリア10aを更にその半分
用いるように構成されている。
【0021】図2は、通常、1ページの画像データをス
ーパーファインの解像度でビットマップ形式に展開した
場合に、必要な容量として画像メモリ10に確保された
記録エリア10aを示している。メモリ受信機能を実施
するメモリ受信モードが設定されている場合は、CPU
3の処理により、画像メモリ10の記録エリア10aの
一部に受信した符号化データを格納しておき、その符号
化データの記録時に、画像メモリ10の残りエリアにそ
のエリアの広さに対応した解像度を選んでビット展開し
ページプリンタ15にて記録する。この場合、画像メモ
リ10の記録エリア10aは、図2(a)に示すごと
く、その75%が通信用メモリエリアとされ、残りの2
5%が記録用メモリエリアとされる。したがって、メモ
リ受信時の符号化データは、既に存在する画像メモリ1
0内の符号化データ記憶エリアの他に、記録エリア10
aの75%分のメモリエリアを利用してデータを格納す
ることができ、十分な量の受信データを記憶して置い
て、後にそれらの受信データすべてを記録することが可
能となる。また、このように、画像メモリ10の記録エ
リア10aの75%の通信用メモリエリアに蓄積されて
いる符号化データを記録するよう操作部11から指示し
た場合には、通信用メモリエリアの符号化データ1ペー
ジごとに、画像メモリ10の記録エリア10aの25%
の記録用メモリエリアにビットイメージデータとして展
開されて、ページプリンタ15から出力される。ビット
イメージデータは画像メモリ10の記録エリア10aの
25%であるので、スタンダードの画像が記録されるこ
とになる。
【0022】メモリ送信機能を実施するメモリ送信モー
ドが設定されている場合は、CPU3の処理により、画
像メモリ10の記録エリア10aの一部に、自身のスキ
ャナ13にて読み取って符号化したデータあるいは受信
したままの符号化データを格納しておき、指定の時刻に
送信動作を行ったり、あるいは通信している相手方から
の要求に応じて送信動作を行う。画像メモリ10の記録
エリア10aの残りエリアには、記録紙受信時にそのエ
リアの広さに応じた解像度を選んでビット展開しページ
プリンタ15にて記録する。この場合、画像メモリ10
の記録エリア10aは、図2(b)に示すごとく、その
75%が通信用メモリエリアとされ、残りの25%が記
録用メモリエリアとされる。したがって、メモリ送信用
の符号化データは画像メモリ10の記録エリア10aの
75%分のメモリエリアにデータを格納することがで
き、十分な量の送信データを記憶して置いて、必要に応
じて送信することが可能となる。また、メモリ送信モー
ドにては、記録紙受信があった場合には、その受信デー
タは、前記符号化データ記憶エリアまたは前記記録エリ
ア10aに確保された75%のメモリエリアに一旦記憶
された後、画像メモリ10の記録エリア10aの25%
の記録用メモリエリアにビットイメージデータとして展
開されて、ページプリンタ15から出力される。ビット
イメージデータは画像メモリ10の記録エリア10aの
25%であるので、記録紙受信としてはスタンダードの
画像が記録されることになる。なお、このメモリ送信モ
ードに含まれる機能である、上述したごとく受信したま
まの符号化データを格納して、相手方からの要求に応じ
て送信動作を行う機能は、リトリーバルを意味する。こ
のリトリーバルは、電話回線1から受信した符号化デー
タを一旦、画像メモリ10の符号化データ記憶エリアま
たは記録エリア10aに格納し、送信要求があった場合
等に転送するのみであり記録は行わない。
【0023】マルチコピー機能を実施するマルチコピー
モードが設定されている場合は、CPU3の処理によ
り、画像メモリ10の記録エリア10aの一部に、スキ
ャナ13から読み込んだ、コピーするための符号化デー
タを必要ページ分格納しておき、コピー枚数の指示に応
じてそれら符号化データを、画像メモリ10の記録エリ
ア10aの残りエリアに、そのエリアの広さに応じた解
像度を選んでビット展開し、ページプリンタ15にて繰
り返し記録し、必要枚数をプリントアウトする。この場
合、画像メモリ10の記録エリア10aは、図2(c)
に示すごとく、その50%が通信用メモリエリアとさ
れ、残りの50%が記録用メモリエリアとされる。した
がって、マルチコピー用の符号化データは画像メモリ1
0の記録エリア10aの50%分のメモリエリアにデー
タを格納することができ、十分な量のマルチコピーデー
タを記憶して置いて、必要に応じて必要な枚数コピーす
ることが可能となる。この場合、ビットイメージデータ
は画像メモリ10の記録エリア10aの50%であるの
で、スタンダードまたはファインの画像を得ることがで
きる。また、マルチコピーモードにおいては、他のファ
クシミリ装置からの記録紙受信があった場合には、その
受信データは、前記符号化データ記憶エリアまたは前記
記録エリア10aに確保された50%のメモリエリアに
一旦記憶された後、画像メモリ10の記録エリア10a
の50%の記録用メモリエリアにビットイメージデータ
として展開されて、ページプリンタ15から出力され
る。この場合は記録紙受信としてスタンダードまたはフ
ァインの画像が記録されることになる。
【0024】他の装置(ここではコンピュータ18)に
デジタルデータを出力するために受信する仲介受信機能
を実施するPC受信モードが設定されている場合は、C
PU3の処理により、画像メモリ10の符号化データ記
憶エリアまたは記録エリア10aの一部に受信した符号
化データあるいはその他のデジタルデータを格納してお
き、コンピュータ18側からの出力要求に応じて、その
データをそのまま、外部出力インターフェース16を介
して、コンピュータ18へ出力する。この場合、画像メ
モリ10の記録エリア10aは、図2(d)に示すごと
く、その75%が通信用メモリエリアとされ、残りの2
5%が記録用メモリエリアとされる。したがって、メモ
リ受信時の符号化データは、画像メモリ10の記録エリ
ア10aの75%分のメモリエリアにデータを格納する
ことができ、十分な量の受信データを記憶して置いて、
順次コンピュータ18に出力するか、あるいは、後にコ
ンピュータ18からの要求により出力することが可能と
なる。また、PC受信モードにおいて、コンピュータ1
8の故障等によりPC受信ができない場合に、他のファ
クシミリ装置からの受信があった場合には、その受信デ
ータは、前記符号化データ記憶エリアまたは前記記録エ
リア10aに確保された75%のメモリエリアに一旦記
憶された後、画像メモリ10の記録エリア10aの25
%の記録用メモリエリアにビットイメージデータとして
展開されて、ページプリンタ15から出力される。ビッ
トイメージデータは画像メモリ10の記録エリア10a
の25%であるので、記録紙受信としてはスタンダード
の画像が記録されることになる。
【0025】他の装置(ここではコンピュータ18)か
ら入力されたデジタルデータを送信する仲介送信機能を
実施するPC送信モードが設定されている場合は、CP
U3の処理により、画像メモリ10の記録エリア10a
の全部を用いて、コンピュータ18から入力した送信す
べき符号化データあるいはその他のデジタルデータを格
納しておき、順次、電話回線1に送信したり、指定の時
刻に送信動作を行ったり、あるいはそのデータを通信し
ている相手方からの要求に応じて送信動作を行ったりし
ている。この場合、画像メモリ10の記録エリア10a
は、図2(e)に示すごとく、その100%が通信用メ
モリエリアとされ、記録用メモリエリアは確保されてい
ない。したがって、PC送信用のデジタルデータは画像
メモリ10の記録エリア10aの全メモリエリアにデー
タを格納することができ、十分な量の送信データを記憶
して送信処理することが可能となる。
【0026】通常の受信である記録紙受信機能を実施す
る記録紙受信モード、通常の送信である原稿送信機能を
実施する原稿送信モード、あるいは内部管理情報を記録
するリスト・レポート記録機能を実施するリスト・レポ
ート記録モードが設定されている場合は、図2(f)に
示すように、画像メモリ10の記録エリア10aの全て
を記録用メモリエリアとし、記録紙受信時には、符号化
データをその解像度に応じてスタンダード〜スーパーフ
ァインのいずれかで展開して、ページプリンタ15に出
力している。また原稿送信時には、スキャナ13から読
み取られた順に符号化して順次送信される。なお、原稿
送信時には、受信はなされないので、画像メモリ10の
記録エリア10aを送信用データのバッファとして用い
てもよい。またリスト・レポート記録時には、今までの
送信先や内部の設定状態等の内部管理情報を、EEPR
OM8やRAM9から読み出して画像メモリ10の記録
エリア10aに、予めリスト・レポート出力の解像度と
して設定してある解像度で展開し、ページプリンタ15
に出力している。
【0027】上述した各モードの設定や画像メモリ10
の記録エリア10aの分割設定は、操作部11によるモ
ード設定時や各種通信条件により、該当するモードの機
能が動作する際に自動的に行われ、この分割情報はEE
PROM8に記憶される。次に、このように構成された
ファクシミリ装置における画像メモリ10の記録エリア
10aの分割設定処理を図3にフローチャートにより説
明する。本処理は上述したごとく、操作部11によるモ
ード設定時や各種通信条件により、該当するモードの機
能が動作する際に開始される。
【0028】処理が開始されると、現在の各種設定や通
信条件に基づいて、まずメモリ送信モードか否か(S2
00)、メモリ受信モードか否か(S300)、PC受
信モードか否か(S400)、PC送信モードか否か
(S500)、マルチコピーモードか否か(S600)
が判定される。
【0029】上述したごとく、メモリ送信モード、メモ
リ受信モードまたはPC受信モードであれば画像メモリ
10の記録エリア10aは25%が記録用メモリエリア
に、75%が通信用メモリエリアに設定される(S21
0,S310,S410)。PC送信モードであれば画
像メモリ10の記録エリア10aはすべてが通信用メモ
リエリアに設定される(S510)。マルチコピーモー
ドであれば画像メモリ10の記録エリア10aは50%
が記録用メモリエリアに、50%が通信用メモリエリア
に設定される(S610)。その他の場合、即ち、原稿
送信モード、記録紙受信モードあるいはリスト・レポー
ト記録モードの場合には、画像メモリ10の記録エリア
10aはすべてが記録用メモリエリアに設定される(S
700)。
【0030】この分割設定処理の後、前述したごとく各
モードに応じた処理が実行される。上述のごとく、操作
部11の操作や各種通信条件によりモードが設定される
と、自動的に画像メモリ10の記録エリア10aが、モ
ードの機能に応じた適切な割合で記録用メモリエリアと
通信用メモリエリアとに分割される。このようにして1
つの画像メモリ10の記録エリア10aを記録用にも通
信用にも使用可能とし、かつ、ファクシミリ装置の機能
に応じて画像メモリ10の記録エリア10aの分配を自
動的にしたことで、画像メモリ10の記録エリア10a
を有効に活用でき、全体としてコストの低減を図ること
ができる。
【0031】また、記録用メモリエリアの広さにより、
上述のごとく記録解像度能力に制限を設けることで、メ
モリ不足になるようなことがなくなり、確実に1ページ
分の画像データを画像メモリ10の記録エリア10aに
ビットイメージ展開することができ、また、メモリ不足
から、画像記録の一部が欠けたり、記録処理の途中で処
理が中断するといったことは未然に防止される。
【0032】本実施例において、NCU2が通信制御手
段に該当し、復号化部14が復号手段に該当し、画像メ
モリ10の記録エリア10aが画像記憶手段のメモリエ
リアに該当し、ページプリンタ15が記録手段に該当
し、操作部11の操作あるいは各種通信条件によりファ
クシミリ装置内で行われる機能設定処理がモード設定手
段に該当し、ステップS200〜S700がメモリエリ
ア確保手段としての処理に該当する。
【0033】[その他]メモリ送信モードにおいて、本
モード中では受信を考慮しないのであれば、通信用メモ
リエリアは100%とし、記録用メモリエリアは0%と
して、送信用の符号化データを更に格納できるようにし
てもよい。
【0034】また、PC送信モードにては、通信用メモ
リエリアは100%としていたが、記録紙受信があった
場合に、画像の記録ができるように、例えば、画像メモ
リ10の記録エリア10aの25%を記録用メモリエリ
アとして確保してもよい。原稿送信モードにおける送信
時には、画像メモリ10の記録エリア10aにスキャナ
13にて読み取ったビットイメージデータを一時的に格
納して、符号化処理の作業エリアとしてもよい。
【0035】上述したメモリ送信モードのリトリーバル
状態から記録紙受信モードに移行する際に、メモリ受信
用の通信用メモリエリアに受信データが残っていれば、
消去してもよいか否かオペレータに注意する表示を行っ
てもよい。また、マルチコピーモードやリスト・レポー
ト記録モードに移行する際に、メモリの使用状況により
記録可能な解像度が制限されて希望する解像度にて記録
できない場合にも、解像度の低下をオペレータに注意す
る表示を行ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るファクシミリ装置のブ
ロック構成図である。
【図2】画像メモリの分割状態の説明図である。
【図3】画像メモリの分割設定処理のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 電話回線 2 CPU 3 CPU 4 信号バスライン 5 モデム 6 バッファ 7 ROM 8 EEPROM 9 RAM 10 画像メモリ 10a 記録エリア 11 操作部 12 符号化部 13 スキャナ 14 復号化部 15 ページプリンタ 16 外部出力インターフェース 18 コンピュータ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の通信制御手順に従ってデータ通信
    を行う通信制御手段と、該通信制御手段により受信した
    符号化データをビットマップ形式に展開する復号手段
    と、該復号手段により展開されたビットマップ形式の画
    像データを所定の大きさのメモリエリアにて記憶する画
    像記憶手段と、該画像記憶手段から読み出した画像デー
    タを記録する記録手段とを備えたファクシミリ装置にお
    いて、 上記メモリエリアの容量を、該ファクシミリ装置におけ
    る最高解像度で1ページ分の画像データを記憶可能な容
    量とし、複数の機能の中から、実施する 機能を設定するモード設
    定手段と、各機能を実施する際に、上記メモリエリアの一部または
    すべてを該機能の作業用エリアに用いることを可能と
    し、その作業用エリアと、上記ビットマップ形式の画像
    データを記憶する記録用エリアとの配分パターンを各機
    能に適するように予め決定しておき、上記モード設定手
    段により機能が設定された場合に、その機能について決
    定されている配分パターンに基づいて、上記メモリエリ
    アに対して作業用エリア及び記録用エリアを 確保するメ
    モリエリア確保手段と、 上記メモリエリアの上記記録用エリアに画像データを記
    憶する際に上記復号手段によるビット展開の解像度
    ページ分の画像データを記憶可能な解像度とする解像
    度低下手段と、 を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 上記機能が、原稿送信機能および記録紙
    受信機能以外に、メモリ送信機能、メモリ受信機能、読
    み取らせた原稿の内容を複数回記録するマルチコピー機
    能、他の装置から入力されたデジタルデータを送信する
    仲介送信機能、他の装置にデジタルデータを出力するた
    めに受信する仲介受信機能、および内部管理情報を記録
    するリスト・レポート記録機能の内の1つまたは2つ以
    上を有する請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 上記メモリエリア確保手段が、上記原稿
    送信機能,上記記録紙受信機能もしくはリスト・レポー
    ト記録機能の設定時には上記画像記憶手段の上記メモリ
    エリアの100%を記録用エリアとし、上記メモリ送信
    機能,上記メモリ受信機能もしくは上記仲介受信機能の
    設定時には上記画像記憶手段の上記メモリエリアの25
    %を記録用エリアとし75%を作業用エリアとし、上記
    仲介送信機能の設定時には上記画像記憶手段の上記メモ
    リエリアの100%を作業用エリアとし、またはマルチ
    コピー機能の設定時には上記画像記憶手段の上記メモリ
    エリアの50%を記録用エリアとし50%を作業用エリ
    アとする請求項2記載のファクシミリ装置。
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