JP3955337B2 - 通信端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ファクシミリ装置,パーソナルコンピュータ通信可能なパーソナルコンピュータ等の通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、サービスセンタから新聞情報等のデータをユーザのファクシミリ装置へファクシミリ(FAX)通信で送出し、ユーザのファクシミリ装置によってそのデータを記録紙に記録したりモニタ画面に表示する通信システム(例えば、特開平1−278164号公報参照)があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の通信システムでは、FAX受信した新聞情報等のデータを記録紙に記録出力するか、又はモニタ画面に表示するかしかできなかった。
したがって、その受信したデータの内容を音声で聴取することができないという問題があった。また、データを紙に記録することが不可欠なので不必要なデータもプリントアウトすることにより紙資源を無駄に浪費してしまうという問題もあった。
【0004】
さらに、サービスセンタから受信したデータを記録紙に出力して通勤電車等の外出先で読みたい場合、混雑によって全く読むことができなかったり邪魔になって手軽に読むことができないという問題もあった。
【0005】
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、予め指定したサービスセンタからファクシミリ受信したデータの出力形式をユーザが必要に応じて選択できるようにすることを第1の目的とする。
また、そのデータを記録紙に印刷しないでも外出先で手軽に読めるようにすることを第2の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の第1の目的を達成するため、通信回線を介して受信動作を開始して予め指定されたサービスセンタからのデータ受信か否かを判断する手段と、その手段によって上記サービスセンタからのデータ受信と判断したとき、上記サービスセンタから受信したイメージデータとキャラクタデータを記憶する記憶手段と、印刷再生が指示されたとき、上記記憶手段からイメージデータのみを読み出して印刷出力し、音声再生が指示されたとき、上記記憶手段からキャラクタデータのみを読み出して音声データに変換し、その変換された音声データによる音声を出力し、再生の指示のときに映像出力が指示されたとき、上記記憶手段からキャラクタデータを読み出し、そのキャラクタデータに基づく映像を出力する手段と、上記音声の出力の際、停止,早回し,巻戻しが指示されたらそれぞれ音声出力停止、音声早送り、音声巻戻しを行う手段を備えた通信端末装置を提供する。
【0007】
また、この発明は上記の第2の目的を達成するため、通信回線を介して受信動作を開始して予め指定されたサービスセンタからのデータ受信か否かを判断する手段と、その手段によって上記サービスセンタからのデータ受信と判断したとき、上記サービスセンタから受信したイメージデータとキャラクタデータを記憶する記憶手段と、再生の指示のときに映像出力が指示されたとき、上記記憶手段に記憶されたキャラクタデータに基づく映像を表示する手段を備えた通信端末装置を提供する。
【0008】
さらに、上記記憶手段に記憶されたキャラクタデータ又はイメージデータとキャラクタデータを着脱可能な外部メモリに記憶させる手段を設けるとよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1はこの発明による通信端末装置の一実施形態であるファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。図2はそのファクシミリ装置を用いた通信システムの一構成例を示す図である。図3はそのファクシミリ装置と携帯再生装置であるPDAとからなるシステム構成の図である。
【0016】
図1に示すように、このファクシミリ装置は、システム制御部1,システムメモリ2,符号化復号化部3,スキャナ部4,プロッタ部5,モデム6,網制御部7,操作表示部8,受信データ蓄積部9,キャラクタコードテーブル10,データ変換部11,音声出力部12,外部記憶装置インタフェース(I/F)13,及びバス14からなる。
【0017】
システム制御部1は、CPU,ROM,及びRAM等からなるマイクロコンピュータで実現される機能部であり、このファクシミリ装置全体の制御とこの発明にかかわるキャラクタデータの音声出力等の処理を行なう。
システムメモリ2は、システム制御部1が制御処理プログラムを実行する際に必要な各種のパラメータと、このファクシミリ装置に固有な各種の情報とを記憶すると共に、システム制御部1のワークエリアを構成するメモリである。
【0018】
符号化復号化部3は、ファクシミリ通信によって画情報をデータ転送するとき、その画情報を所定の符号化処理によって圧縮する。また、ファクシミリ通信によってデータ受信した時、圧縮符号化された状態で受信した画情報を元の画情報に復号化する。
【0019】
スキャナ部4は、光学的に所定の解像度で原稿画像を読み取る画像読取装置である。プロッタ部5は、通信回線を介してファクシミリ受信した画情報(イメージデータ又はキャラクタデータ),スキャナ部4によって読み取った原稿画像を記録紙に印刷して再生するレーザプリンタ,インクジェットプリンタ等の印刷装置である。
【0020】
モデム6は、通信回線を介して相手先の装置とファクシミリ伝送手順信号,及び画情報のやり取りを行なってG3ファクシミリ通信の機能を実現する。
網制御部7は、公衆回線等の通信回線と接続し、ファクシミリ通信時の自動切り替え,相手装置への発呼動作を行なう。
【0021】
操作表示部8は、各種操作キーを備えたキーボード等の操作部とLCD等のディスプレイである表示パネル部とからなり、その操作部によってオペレータによるこのファクシミリ装置の各種操作入力を可能にし、その表示パネル部にファクシミリ通信時の異常や各種操作時のガイダンスを表示してオペレータに通知し、ファクシミリ受信したキャラクタコードも表示する。
【0022】
受信データ蓄積部9は、ファクシミリ通信によって受信した画情報を蓄積して記憶するメモリである。
キャラクタコードテーブル10は、画情報のキャラクタコードデータをイメージデータに変換して展開するための情報を格納したメモリである。
【0023】
データ変換部11は、キャラクタコードテーブル10を参照して画情報のキャラクタコードデータをイメージデータに変換する。また、キャラクタコードデータを音声データに変換する。
音声出力部12は、データ変換部11によってキャラクタコードデータから変換された音声データによる音声を出力するスピーカである。
【0024】
外部記憶装置I/F13は、図3に示したPDAに着脱可能な外部メモリであるメモリカードを装着し、そのメモリカードに受信データ蓄積部9に記憶されたイメージデータ又はキャラクタコードデータの画情報を記憶させる。
バス14は、上記各部間で各種のデータをやり取りするための通信線である。
【0025】
そして、オペレータによる再生指示に基づいて、システム制御部1は受信データ蓄積部9に記憶された画情報を読み出してその再生を行なう。
イメージデータの印刷再生が指示された場合、システム制御部1は受信データ蓄積部9に記憶された画情報のイメージデータを読み出してプロッタ部5へ送り、プロッタ部5はそのイメージデータを記録紙に印刷する。
【0026】
また、キャラクタコードデータの印刷再生が指示された場合、システム制御部1は受信データ蓄積部9に記憶された画情報のキャラクタコードデータを読み出してデータ変換部11へ送り、データ変換部11はキャラクタコードテーブル10を参照してそのキャラクタコードデータをイメージデータに変換して展開してプロッタ部5へ送り、プロッタ部5はそのイメージデータを記録紙に印刷する。
【0027】
さらに、キャラクタコードの音声再生が指示された場合、システム制御部1は受信データ蓄積部9に記憶された画情報のキャラクタコードデータを読み出してデータ変換部11へ送り、データ変換部11はそのキャラクタコードデータを音声データに変換して音声出力部12へ送り、音声出力部12はその音声データに基づいて音声出力する。
【0028】
さらにまた、キャラクタコードの映像再生が指示された場合、システム制御部1は受信データ蓄積部9に記憶された画情報のキャラクタコードデータを読み出して操作表示部8へ送り、操作表示部8は表示パネル部にそのキャラクタコードデータに基づく情報を表示する。
【0029】
また、メモリカードへの出力が指示された場合、システム制御部1はメモリカードの装着の確認とそのメモリカードの容量のチェックを行ない、受信データ蓄積部9に記憶されたキャラクタコードデータ又はイメージデータの画情報を読み出してメモリカードに書き込む。
【0030】
すなわち、上記受信データ蓄積部9が通信回線を介してサービスセンタの端末装置SCから受信したイメージデータ又はキャラクタデータの画情報を記憶する記憶手段の機能を果たす。上記プロッタ部5が受信データ蓄積部9に記憶されたイメージデータを印刷する手段の機能を果たす。上記操作表示部8の表示パネル部が受信データ蓄積部9に記憶されたイメージデータ又はキャラクタデータを表示する手段の機能を果たす。
【0031】
また、上記キャラクタコードテーブル10とデータ変換部11が、再生が指示されたとき受信データ蓄積部9に記憶されたキャラクタデータを音声データに変換する音声変換手段の機能を果たす。上記音声出力部12が上記変換された音声データによる音声を出力する音声出力手段の機能を果たす。
【0032】
さらに、上記操作表示部8の表示パネル部が、上記再生の指示のときに映像出力が指示されたとき、受信データ蓄積部9に記憶されたキャラクタデータ又はイメージデータに基づく映像を表示する手段の機能を果たす。
さらにまた、上記外部記憶装置I/F13が受信データ蓄積部9に記憶されたキャラクタデータ又はイメージデータを着脱可能なメモリカード等の外部メモリに記憶させる手段の機能を果たす。
【0033】
次に、サービスセンタの端末装置に通信回線を介して上記ファクシミリ装置を接続し、そのサービスセンタから各種のデータ送信のサービスを受ける通信システムについて説明する。
図2に示すように、サービスセンタの端末装置SCに通信回線Lを介して複数のファクシミリ装置T1〜Tk,Tm〜Tnが接続されており、その各ファクシミリ装置T1〜Tk,Tm〜Tnはそれぞれ図1に示したファクシミリ装置の機能を備えている。
【0034】
サービスセンタでは、端末装置SCによって通信回線Lを介して各ファクシミリ装置T1〜Tk,Tm〜Tnへ文書情報等のデータ送信サービスを実施する。各ファクシミリ装置T1〜Tk,Tm〜Tnは、サービスセンタによるデータ送信サービスを受けるために、ユーザ登録を行なう。
【0035】
次に、そのユーザ登録処理について説明する。サービスセンタによるデータ送信サービスを受けたいファクシミリ装置Tkは、サービスセンタの端末装置SCへ発呼する。サービスセンタの端末装置SCは、予め光ディスク装置等の大容量のメモリに各種のサービス送信用のデータを記憶している。そのデータはキャラクタコードデータとイメージデータとからなる文書情報等のデータである。
【0036】
そして、端末装置SCは、網制御部によって通信回線Lから呼出信号を検出すると、その呼出信号の送信元のファクシミリ装置Tkとの回線接続を実行する。回線を接続すると、端末装置SCのシステム制御部はサービス案内及びユーザ登録方法についての音声メッセージを網制御部によってファクシミリ装置Tkへ送出する。
【0037】
ファクシミリ装置Tkは、サービスセンタの端末装置SCから受信した音声メッセージにしたがって、データ送信サービスを受けるためのユーザ登録要求と共に、自装置の電話番号,クレジットカード番号,要求サービスの種類,及びそのデータ送信サービスを受信したい時間(受信時間)等のユーザ情報を操作表示部のキー操作によって端末装置SCへ送信する。
【0038】
サービスセンタの端末装置SCは、通信回線Lを介してファクシミリ装置Tkから送られてくるデータ送信サービスのユーザ登録要求とユーザ情報とを受信し、そのユーザ情報の電話番号,クレジットカード番号,要求サービスの種類,及び受信時間等を認識し、データ送信サービスの相手先端末情報としてRAM上のユーザテーブルに記憶してユーザ登録する。そのユーザ情報の記憶入力が完了すると、システム制御部は確認のためにその記憶したユーザ情報を音声データに変換してファクシミリ装置Tkへ送出し、ユーザに確認を促す。
【0039】
ファクシミリ装置Tkは、サービスセンタの端末装置SCから受信したユーザ情報の音声データを確認し、良ければ操作表示部のキー操作によって了解を示す信号をサービスセンタの端末装置SCへ送る。
サービスセンタの端末装置SCは、ファクシミリ装置Tkから了解を示す信号を受信すると、ユーザ登録を終了して網制御部によって回線を解放する。
【0040】
次に、サービスセンタの端末装置SCは、システム制御部によってRAM上のユーザテーブルを逐次確認し、その中でユーザによって指定された受信時間(サービスセンタ側ではサービス送信時間)がきているユーザ情報があれば、そのユーザ情報の要求サービスの種類を読み出し、その種類に対応するサービス送信用のデータをメモリから読み出す。
【0041】
その後、ユーザ情報の相手先のファクシミリ装置Tkの電話番号を読み出し、その電話番号に発呼し、相手先のファクシミリ装置Tkとの回線を接続すると、メモリから読み出したサービス送信用のデータをファクシミリ送信する。そのデータは1ページ毎に区切って送出する。そして、相手先のファクシミリ装置Tkへの送信完了を確認すると、回線を解放して待機状態に戻り、RAM上のユーザ情報のクレジットカード番号に基づいてユーザへの課金処理を行なう。
【0042】
ファクシミリ装置Tkは、サービスセンタの端末装置SCから受信したデータを記憶し、そのデータを再生して利用する。その再生にはイメージデータの印刷、キャラクタデータの音声出力、キャラクタデータの映像表示、及びイメージデータとキャラクタデータの印刷がある。また、イメージデータとキャラクタデータをPDAに装着して使用するメモリカードへ書き込むこともできる。
【0043】
次に、ファクシミリ装置によってイメージデータとキャラクタデータを書き込んだメモリカードをPDAで利用するときの処理について説明する。
PDA20は、メモリカード21を装着して、そのメモリカード21に記憶されているデータを再生出力するコンパクトな携帯型の音声及び表示再生装置である。
【0044】
このファクシミリ装置Tnは、サービスセンタから受信したデータをメモリカード21へ書き込むことができる。
ファクシミリ装置Tnは、外部記憶装置I/FにPDA20に装着して使用するメモリカード21を装着し、サービスセンタから受信したイメージデータ又はキャラクタデータの画情報を外部記憶装置I/Fを介して書き込む。
【0045】
そして、PDA20は、そのメモリカード21を装着して、液晶タッチパネルの表示部22にガイダンス画面を表示する。ユーザは、入力ペン23又は指等でその画面中のキーをタッチすることにより、データの検索,再生,加工等の各種の処理を行なう。
【0046】
PDA20は、音声再生が指示されると、メモリカード21からキャラクタデータを読み出し、それを音声データに変換してイヤホン又はスピーカへ出力する。また、映像再生が指示されると、メモリカード21からキャラクタデータ又はイメージデータを読み出し、それに基づく映像を表示部22に表示する。
【0047】
すなわち、このPDA20は、上記ファクシミリ装置によってイメージデータ又はキャラクタデータを記憶したメモリカード21を装着し、そのメモリカード21に記憶されたキャラクタデータを音声データに変換する変換部と、その変換された音声データに基づく音声を出力するスピーカである音声出力部と、そのキャラクタデータ又はイメージデータに基づく映像を表示するディスプレイである表示部とを備えている。
【0048】
次に、上記ファクシミリ装置におけるサービスセンタからのデータ受信時の処理について説明する。
図4は、上記ファクシミリ装置におけるサービスセンタからのデータ受信時の処理を示すフローチャートである。
【0049】
この処理は、ステップ(図中「S」で示す)1で受信動作を開始し、ステップ2へ進んで指定サービス局(予めユーザ登録によってサービスの提供を申し込んだサービスセンタ)からのデータ受信か否かを判断して、そのデータ受信でなければステップ3へ進んで受信したデータを印刷出力して、この処理を終了する。
【0050】
ステップ2の判断で指定サービス局からのデータ受信なら、ステップ4へ進んでその受信データをメモリ蓄積し、ステップ5へ進んで受信データ終了か否かを判断して、終了するまでステップ4のメモリ蓄積を続ける。
【0051】
ステップ5の判断で受信データ終了なら、ステップ6へ進んで受信動作を終了し、ステップ7へ進んで受信データはイメージデータのみか否かを判断して、イメージデータのみならステップ8へ進んでメモリから受信イメージデータを読み出し、ステップ3へ進んでそのイメージデータを印刷出力して、この処理を終了する。
【0052】
ステップ7の判断で受信データがイメージデータのみでなければ、ステップ9へ進んで印刷再生を行なうか否かを判断して、印刷再生を行なうならステップ85へ進んでメモリから受信イメージデータのみを読み出してステップ3へ進んでそのイメージデータを印刷出力して、この処理を終了する。
【0053】
ステップ9の判断で印刷再生を行なわずに音声再生を行なうなら、ステップ10へ進んでメモリから受信キャラクタコードデータのみを読み出し、ステップ11へ進んでその受信キャラクタコードデータを音声データに変換し、ステップ12へ進んで音声出力し、ステップ13へ進んでメモリに記憶した受信データである蓄積データを消去するか否かを判断して、消去しなければステップ9へ戻り、消去ならステップ14へ進んでメモリ中の受信データを消去して、この処理を終了する。
【0054】
さらにこの処理について説明する。システム制御部1は、網制御部7によって着呼を検出してその相手先と回線を接続した後(S1)、TTI等によって発呼局を判別し、予めユーザ登録によってサービスの提供を申し込んだサービスセンタの端末装置SCか否かを判断して(S2)、サービスセンタの端末装置SCからの発呼でなければ、プロッタ部5によってその受信したデータを通常の印刷出力する(S3)。
【0055】
システム制御部1は、着呼を検出したときに、予めユーザ登録によってサービスの提供を申し込んだサービスセンタの端末装置SCからの着呼のときには(S2)、その受信したデータを順次受信データ蓄積部9に蓄積し(S4〜5)、受信動作が終了したら(S6)、受信データ蓄積部9に記憶されたデータがイメージデータのみの受信データとイメージデータとキャラクタコードデータとからなる受信データとのいずれかを判断する(S7)。
【0056】
システム制御部1は、イメージデータのみと判断したら、受信データ蓄積部9からそのイメージデータを読み出し(S8)、プロッタ部5によってそのイメージデータを印刷出力する(S3)。また、イメージデータとキャラクタコードデータとからなる受信データと判断したら、さらに操作表示部8によって印刷再生が選択されたか否かを判断する(S9)。
【0057】
システム制御部1は、印刷再生が選択されたと判断したら、受信データ蓄積部9から受信データからイメージデータのみを読み出し(S8)、プロッタ部5によってそのイメージデータを印刷出力する(S3)。また、印刷再生が選択されずに音声再生が選択されたと判断したら、受信データ蓄積部9から受信データのキャラクタコードデータのみを読み出す(S10)。
【0058】
そして、データ変換部11がキャラクタコードテーブル10を参照してそのキャラクタコードデータを音声データに変換し(S11)、音声出力部12によってその音声データによる音声を出力して(S12)、オペレータへ向かって再生音声を発生させる。
【0059】
さらに、システム制御部1は、音声出力後に操作表示部8によって受信データの消去が選択されたか否か、及びイメージデータの再生が選択されたか否かを判断して(S13)、イメージデータの再生が選択されたと判断したら、受信データ蓄積部9に記憶されている受信データからイメージデータのみを読み出し(S8)、プロッタ部5によってそのイメージデータを印刷出力し(S3)、さらに消去が選択されたと判断したら、受信データ蓄積部9に記憶されている受信データを消去して(S14)、この処理を終了する。
【0060】
このようにして、通信回線を介してサービスセンタから受信したキャラクタデータを記憶し、再生が指示されたとき、そのキャラクタデータを音声データに変換して音声を出力するので、上記キャラクタデータを音声で聴取することができる。
したがって、サービスセンタから受信したキャラクタコードを音声でも出力することができ、操作性を向上させることができる。
なお、受信データがイメージデータとキャラクタデータとからなる場合、そのキャラクタデータをデータ変換部11によってイメージデータに変換し、共にプロッタ部5によって印刷出力するようにしてもよい。
【0061】
次に、上記ファクシミリ装置におけるサービスセンタからのデータ受信時の他の処理例について説明する。
図5は、上記ファクシミリ装置におけるサービスセンタからのデータ受信時の他の処理例を示すフローチャートである。
【0062】
この処理は、ステップ(図中「S」で示す)21で受信動作を開始し、ステップ22へ進んで指定サービス局(予めユーザ登録によってサービスの提供を申し込んだサービスセンタ)からのデータ受信か否かを判断して、そのデータ受信でなければステップ23へ進んで受信したデータを印刷出力して、この処理を終了する。
【0063】
ステップ22の判断で指定サービス局からのデータ受信なら、ステップ24へ進んでその受信データをメモリ蓄積し、ステップ25へ進んで受信データ終了か否かを判断して、終了するまでステップ24のメモリ蓄積を続ける。
【0064】
ステップ25の判断で受信データ終了なら、ステップ26へ進んで受信動作を終了し、ステップ27へ進んで受信データはイメージデータのみか否かを判断して、イメージデータのみならステップ28へ進んでメモリから受信イメージデータを読み出し、ステップ23へ進んでそのイメージデータを印刷出力して、この処理を終了する。
【0065】
ステップ27の判断で受信データがイメージデータのみでなければ、ステップ29へ進んで印刷再生を行なうか否かを判断して、印刷再生を行なうならステップ30へ進んで総データ(イメージデータとキャラクタデータとからなる受信データ)を印刷記録するか否かを判断して、総データの印刷記録でなければステップ28へ進んでメモリから受信データのうちイメージデータのみを読み出し、ステップ23へ進んでそのイメージデータを印刷出力して、この処理を終了する。
【0066】
ステップ30の判断で総データの印刷記録なら、ステップ31へ進んで総データを読み出し、ステップ32へ進んで総データのキャラクタデータをイメージデータへ変換し、ステップ23へ進んでそのイメージデータを総データのイメージデータと共に印刷出力して、この処理を終了する。
【0067】
ステップ29の判断で印刷再生を行なわなければ、ステップ33へ進んでメモリから受信データのキャラクタデータのみを読み出し、ステップ34へ進んで音声再生が選択されたか否かを判断して、音声再生が選択されたらステップ35へ進んで受信データのキャラクタデータを音声データに変換し、ステップ36へ進んで音声出力し、ステップ38へ進む。
【0068】
ステップ34の判断で音声再生でなければ、ステップ37へ進んでキャラクタデータを表示し、ステップ38へ進んで蓄積データ(メモリに蓄積した受信データ)を消去する選択がされたか否かを判断して、選択されなければステップ29へ戻り、選択されたらステップ39へ進んでメモリから受信データを消去して、この処理を終了する。
【0069】
さらにこの処理について説明する。システム制御部1は、網制御部7によって着呼を検出してその相手先と回線を接続した後(S21)、TTI等によって発呼局を判別し、予めユーザ登録によってサービスの提供を申し込んだサービスセンタの端末装置SCか否かを判断し(S22)、サービスセンタの端末装置SCからの着呼でないと判断したら、プロッタ部5によってその受信したデータを通常の印刷出力する(S23)。
【0070】
システム制御部1は、予めユーザ登録によってサービスの提供を申し込んだサービスセンタの端末装置SCからの着呼であると判断したら(S22)、受信したデータを順次受信データ蓄積部9に蓄積し(S24〜25)、受信動作が終了したら(S26)、受信データ蓄積部9に記憶されたデータがイメージデータのみの受信データとイメージデータとキャラクタコードデータとからなる受信データとのいずれかを判断する(S27)。
【0071】
システム制御部1は、イメージデータのみの受信データと判断したら、受信データ蓄積部9から受信データのイメージデータを読み出し(S28)、プロッタ部5によってそのイメージデータを印刷出力する(S23)。また、イメージデータとキャラクタコードデータとからなる受信データと判断したら、操作表示部8によって印刷再生が選択されたか否かを判断する(S29)。
【0072】
システム制御部1は、印刷再生が選択されたと判断したら、さらに操作表示部8によって総データ(イメージデータとキャラクタコードデータ)の印刷記録とイメージデータのみの印刷記録のいずれが選択されたかを判断する(S30)。
【0073】
システム制御部1は、イメージデータのみの印刷記録が選択されたと判断したら、受信データ蓄積部9から受信データのイメージデータのみを読み出し(S28)、プロッタ部5によってそのイメージデータを印刷出力する(S23)。また、総データの記録印刷が選択されたと判断したら、受信データ蓄積部9から受信したイメージデータとキャラクタデータを共に読み出す(S31)。そして、データ変換部11がそのキャラクタコードデータをイメージデータに変換し(S32)、プロッタ部5によって両イメージデータを印刷出力する(S23)。
【0074】
システム制御部1は、印刷再生が選択されなければ、受信データ蓄積部9から受信データのキャラクタデータのみを読み出し、さらに操作表示部8によって音声再生が選択されたか否かを判断して(S34)、音声再生が選択されたと判断したら、データ変換部11がキャラクタコードテーブル10を参照してそのキャラクタコードデータを音声データに変換し(S35)、音声出力部12によってその音声データによる音声出力をする(S36)。
【0075】
システム制御部1は、操作表示部8によって音声再生が選択されたか否かの判断で(S34)、音声再生が選択されなければ、キャラクタデータを操作表示部8の表示パネル部に表示する(S37)。
【0076】
そして、システム制御部1は、キャラクタデータの音声出力又は表示出力の後、操作表示部8によって蓄積データの消去が選択されたか否かを判断して(S38)、消去が選択されなければ印字再生の処理に戻り(S29)、消去が選択されたら受信データ蓄積部9に記憶されている受信データを消去して(S39)、この処理を終了する。
【0077】
このようにして、通信回線を介してサービスセンタから受信したイメージデータとキャラクタデータを記憶し、再生の指示のときに映像出力が指示されたとき、記憶したキャラクタデータに基づく映像を表示するようにすれば、必要に応じて音声に替えて映像でも出力することができる。
したがって、サービスセンタから受信したキャラクタコードを音声出力の他に映像(表示)出力することもでき、ユーザが必要に応じて出力形式を選択することができ、操作性を向上させることができる。
【0078】
なお、上述の図4及び図5の処理において、イメージデータの表示も行なえるようにすると良い。この場合、システム制御部1は操作表示部8によってイメージデータの表示が選択されると、受信データ蓄積部9からイメージデータを読み出して操作表示部8の表示パネル部にそのイメージデータによる表示を行なう。この際、表示パネル部は1ページ分の縮小画像を表示できる大きさの表示画面を有し、ページ単位で表示するようにすれば使い勝手が良い。
また、ファクシミリ通信時の各種ガイダンスのみを表示する小さい表示画面のときには各ページのイメージデータを部分的に表示する。
【0079】
さらに、上記受信データを音声出力後も受信データ蓄積部9に記憶して消去しないようにすれば、以後何度も再生して利用することができる。
また、上述のイメージデータを雑誌,新聞,図書等の文書の本文(図形や写真等の画像を含む)とし、キャラクタデータをそのインデックス情報にすれば、そのキャラクタデータを音声出力して必要な文書を検索し、その文書のイメージデータのみを紙に印刷出力させることができる。
【0080】
次に、上記ファクシミリ装置におけるサービスセンタから受信したデータをメモリカードに記憶させるときの処理について説明する。
図6は、上記ファクシミリ装置におけるサービスセンタから受信したデータをメモリカードに記憶させるときの処理を示すフローチャートである。
【0081】
この処理は、ステップ(図中「S」で示す)41で受信動作を開始し、ステップ42へ進んで指定サービス局(予めユーザ登録によってサービスの提供を申し込んだサービスセンタ)からのデータ受信か否かを判断して、そのデータ受信でなければステップ43へ進んで受信したデータを印刷出力して、この処理を終了する。
【0082】
ステップ42の判断で指定サービス局からのデータ受信なら、ステップ44へ進んでその受信データを内部メモリに蓄積し、ステップ45へ進んで印刷出力の選択がされたか否かを判断して、印刷出力が選択されたらステップ43へ進んで受信データの印刷出力をして、この処理を終了する。
【0083】
ステップ45の判断で印刷出力が選択されなければ、ステップ46へ進んで外部メモリ(メモリカード)が装着されているか否かを判断して、装着されていなければステップ47へ進んで外部メモリの装着を促すメッセージを表示してステップ46へ戻る。
【0084】
ステップ46の判断で外部メモリが装着されていれば、ステップ48へ進んで外部メモリの空き容量が受信データを記憶するのに充分か否かを判断して、充分でなければステップ49へ進んで外部メモリに記憶されているデータは読み出し履歴が有るか否かを判断して、読み出し履歴がなければステップ50へ進んでそのデータを印刷出力し、ステップ51へ進んで外部メモリに内部メモリから読み出したデータをオーバーライトしてステップ53へ進む。
【0085】
ステップ49の判断で外部メモリに記憶されているデータに読み出し履歴があれば、ステップ51へ進んで外部メモリに内部メモリから読み出したデータをオーバーライトしてステップ53へ進む。ステップ48の判断で外部メモリの空き容量が充分なら、ステップ52へ進んで内部メモリから読み出したデータを外部メモリにライトしてステップ53へ進む。
【0086】
ステップ53では外部メモリに受信データをライトしたことを示すメッセージを表示し、ステップ54へ進んで内部メモリの受信データを消去すると、この処理を終了する。
【0087】
さらにこの処理について説明する。システム制御部1は、網制御部7によって着呼を検出してその相手先と回線を接続した後(S41)、TTI等によって発呼局を判別し、予めユーザ登録によってサービスの提供を申し込んだサービスセンタの端末装置SCからの着呼か否かを判断し(S42)、サービスセンタの端末装置SCからの着呼でなければプロッタ部5によってその受信したデータを通常の印刷出力する(S43)。
【0088】
システム制御部1は、予めユーザ登録によってサービスの提供を申し込んだサービスセンタの端末装置SCからの着呼と判断したときには(S42)、受信したデータを受信データ蓄積部9に蓄積し(S44)、操作表示部8によって印刷出力が選択されたか否かを判断して(S45)、印刷出力が選択されたと判断したら、プロッタ部5によって受信データ蓄積部9に記憶された受信データを印刷出力する(S43)。
【0089】
システム制御部1は、操作表示部8によって印刷出力が選択されなければ、PDA20のメモリカード21が装着されているか否かを判断する(S46)。
この判断は、例えば、外部記憶装置I/F13はメモリカードが装着されると検出信号をシステム制御部1へ送り、システム制御部1はその検出信号によってメモリカードの装着を検知するようにするとよい。
【0090】
システム制御部1は、メモリカード21が装着されていないと判断したら(S46)、操作表示部8の表示パネル部にユーザに対するメモリカード21の装着を促すメッセージを表示する(S47)。そして、メモリカード21が装着されていると判断したら(S46)、外部記憶装置I/F13を介してメモリカード21の記憶エリアの空き容量を調べ、受信データ蓄積部9に記憶された受信データの容量を調べて、メモリカード21の空き容量と受信データの容量を比較して、メモリカード21に受信データを格納するだけの充分な空き容量があるか否かを判断する(S48)。
【0091】
システム制御部1は、メモリカード21に既にデータが記憶されており、受信データ蓄積部9の受信データを格納するだけの充分な空き容量がないと判断したら(S48)、外部記憶装置I/F13を介してメモリカード21に記憶されているデータに読み出された履歴が有るか否かを判断する(S49)。
【0092】
この判断のために、メモリカード21のデータが読み出されたときにはそれを示す履歴情報が記憶されるようにする。そして、ファクシミリ装置のシステム制御部1はメモリカード21に格納された履歴情報を読み出し、それによってメモリカード21に記憶されているデータが読み出されたことが有るか否かを判断するとよい。
【0093】
システム制御部1は、メモリカード21のデータが1度も読み出されていないと判断したら(S49)、外部記憶装置I/F13を介してメモリカード21に記憶されているデータを読み出し、それをプロッタ部5によって印刷する(S50)。その後、受信データ蓄積部9の受信データを読み出し、それを外部記憶装置I/F13を介してメモリカード21に上書き(オーバーライト)する(S51)。また、メモリカード21のデータに読み出された履歴が有れば(S49)、受信データ蓄積部9の受信データを読み出し、それを外部記憶装置I/F13を介してメモリカード21にオーバーライトする(S51)。
【0094】
システム制御部1は、メモリカード21に充分な空き容量が有ると判断したときには(S48)、受信データ蓄積部9の受信データを読み出し、それを外部記憶装置I/F13を介してメモリカード21にライトする(S52)。
そして、システム制御部1は、メモリカード21へのデータのライト(オーバーライト時も含む)後、操作表示部8の表示パネル部にメモリカード21に受信データを書き込んだことを示すメッセージを表示し(S53)、その表示後、受信データ蓄積部9に記憶されている受信データを消去して(S54)、この処理を終了する。
【0095】
なお、上述の処理において操作表示部8からの指示入力によってメモリカード21への受信データの書き込みを行なうか否かを選択できるようにしても良い。その場合、システム制御部1はメモリカード21への受信データの書き込みが選択されなければ、受信データの再生処理に移行する。
【0096】
また、システム制御部1は、メモリカード21に充分な空き容量がないときには、操作表示部8に受信データの書き込みを行なうか否かを選択させるメッセージを表示し、操作表示部8によって書き込みが選択されなければ、受信データの書き込みを行なわないようにする。
【0097】
さらに、システム制御部1の制御によって読み出し履歴の無いデータの印刷を実行するか否かを選択させてもよい。
さらにまた、メモリカード21へ受信データを書き込んだ後、受信データ蓄積部9からの消去を選択できるようにしてもよい。
【0098】
このようにして、記憶したキャラクタデータを着脱可能な外部メモリに記憶させるようにすれば、携帯再生装置等の他の装置に装着してそのキャラクタデータを再生利用させることができる。
したがって、サービスセンタから受信したデータをファクシミリ装置でのみ再生して利用するだけでなく、携帯して移動が可能なPDAに装着可能なメモリカードに書き込んで、そのPDA上でも再生利用させることができる。
【0099】
次に、PDAの処理について説明する。図7はPDAの処理を示すフローチャートである。この処理は、ステップ(図中「S」で示す)61でタッチ入力有りか否かを判断して、タッチ入力有りまでこの判断を行なう。タッチ入力有りならステップ62へ進んでメモリカードが装着されたか否かを判断して、装着されていなければステップ63へ進んでメモリカードの装着を促すメッセージを出力し、ステップ62へ戻る。
【0100】
ステップ62の判断でメモリカードが装着されていれば、ステップ64へ進んでメモリカードからデータを読み出し、ステップ65へ進んでそのデータの各ページの1行目のインデックスを抽出し、それらをソートして表示出力し、ステップ66へ進んでいずれかのインデックスが選択されたか否かを判断する。
【0101】
ステップ66の判断でインデックスが選択されなければ、ステップ67へ進んで終了が選択されたか否かを判断して、終了が選択されなければステップ66へ戻り、終了が選択されたらこの処理を終了する。
【0102】
ステップ66の判断でインデックスが選択されたら、ステップ68へ進んでその選択されたインデックスの全データ(イメージデータ及びキャラクタデータ)を読み出し、ステップ69へ進んで全データを表示出力し、ステップ70へ進んで音声出力の要求有りか否かを判断する。
【0103】
ステップ70の判断で音声出力要求無しならステップ72へ進み、音声出力要求有りならステップ71へ進んでキャラクタデータを音声データに変換して音声出力し、ステップ72へ進む。ステップ72では停止又は次のデータ出力が選択されたか否かを判断して、いずれかが選択されたらステップ65へ戻る。
【0104】
さらにこのPDAにおける再生処理について説明するが、上記フローチャートとは若干異なる。図8はPDAの正面図である。
PDA20は、表示部22上の任意の箇所がタッチされると主電源を起動してメイン画面を表示する。その後、メイン画面の検索キー24がタッチされると、システム制御部はメモリカード21が装着されているか否かをチェックする。
【0105】
メモリカード21の装着が確認できないときには、表示部22にメモリカード21の装着を促すメッセージを表示する。また、メモリカード21の装着を確認したら、そのメモリカード21に記憶されているデータの中から各ページのキャラクタデータの1行目に相当するインデックスを抽出し、それらをソートして表示部22に表示する(図中矢示29)。
【0106】
ここで、ユーザによっていずれかのインデックスがタッチされ、再生キー25と音声のみキー26がタッチされたら、メモリカード21から指定されたインデックスに対応するデータのキャラクタデータのみを読み出してPDA20の内部のRAMに転送して格納する。その後、そのRAMから逐次キャラクタデータを読み出してPDA20の内部の音声変換部によって音声データに変換し、イヤホン28又はスピーカへ音声出力する。
【0107】
また、その音声出力の際、停止,早回し,巻戻し等のキー(これらのキーは音声出力時又は表示出力時に表示される)がタッチされたら、システム制御部はそれらの指示に応じてRAMからのキャラクタデータの読み出しを制御し、音声出力停止、音声早送り、音声巻戻し等を行なう。
【0108】
一方、再生キー25と音声+映像キー27がタッチされたら、メモリカード21から指定されたインデックスに対応するデータのイメージデータとキャラクタデータを読み出してPDA20の内部のRAMに転送して格納する。その後、RAMから逐次キャラクタデータを読み出してPDA20の内部の音声変換部によって音声データに変換し、イヤホン28又はスピーカへ音声出力すると共に、RAMからイメージデータを読み出して表示部22に表示出力する。
【0109】
また、その際、停止,早回し,巻戻し等のキーがタッチされたら、システム制御部はそれらの指示に応じてRAMからのキャラクタデータ及びイメージデータの読み出しを制御し、表示及び音声出力停止、表示及び音声早送り、表示及び音声巻戻し等を行なう。
【0110】
さらに、キャラクタコード及びイメージデータを共に表示部22に表示するようにしても良い。その際、キャラクタコードはPDA20の内部に設けたデータ変換部によってイメージデータに変換して表示しても良いし、キャラクタコードのままイメージデータと区別して表示しても良い。また、イメージデータのみを表示するようにしても良い。
【0111】
さらに、メモリカード21にイメージデータのみ、あるいはキャラクタコードデータのみが記憶されている場合、イメージデータの表示のみ、キャラクタコードの表示及び音声出力のみを行なうとよい。
【0112】
図9はメモリカード21に格納されたデータの一例を示す図である。
メモリカード21に図表,写真等の映像のイメージデータ29と、その映像の説明である文字情報のキャラクタコードデータ30とを記憶させた場合、PDA20によってイメージデータ29による表示出力とキャラクタコードデータ30による音声出力とを同時に行なえる。したがって、ユーザは映像を見ながらその映像の説明を音声で聴取することができる。
【0113】
このようにして、上記通信端末装置によってイメージデータとキャラクタデータを記憶した外部メモリを装着し、そのキャラクタデータを音声データに変換して音声を出力し、そのキャラクタデータに基づく映像を表示し、そのイメージデータを表示するので、ユーザはサービスセンタから受信したデータの内容を外出先で手軽に読んだり聞いたりすることができる。
したがって、PDAを使用すれば通勤電車等の混雑する場所においても新聞,雑誌,図書等のデータの内容を読んだり、それを音声で聴取したりすることができ、コンパクトで持ち運びに便利なので邪魔にならず、受信したデータを紙に印刷して持ち運ぶような煩雑な思いをせずに済む。さらに、受信データを紙で残しておきたい場合以外は印刷をせずに済むので紙資源の浪費を防止することもできる。
【0114】
なお、上記サービスセンタからユーザのファクシミリ装置へイメージデータのみ、あるいはキャラクタコードのみを送信することもできる。
また、上記サービスセンタから雑誌,新聞,図書等の文字部分をキャラクタコードデータで、写真,図等の画像部分をイメージデータでそれぞれ送出するようにし、それを受信したファクシミリ装置ではキャラクタコードデータとイメージデータを共に印刷又は表示したり、イメージデータのみを印刷又は表示したり、キャラクタコードのみは音声で出力又は映像で出力したりすることができ、ユーザが必要に応じて多様な再生形態を選択することができて操作性を向上させることができる。
【0115】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明による通信端末装置によれば、予めユーザ登録によってサービスの提供を申し込んだサービスセンタからファクシミリ受信したデータの出力形式をユーザが必要に応じて選択することができる
また、その受信したデータをメモリカード等の外部メモリを介して再生利用することができ、そのデータを記録紙に印刷しないでも外出先で手軽に読むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明による通信端末装置の一実施形態であるファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したファクシミリ装置を用いた通信システムの一構成例を示す図である。
【図3】 図1に示したファクシミリ装置と携帯再生装置であるPDAとからなるシステム構成の図である。
【図4】図1に示したファクシミリ装置におけるサービスセンタからのデータ受信時の処理を示すフローチャートである。
【図5】図1に示したファクシミリ装置におけるサービスセンタからのデータ受信時の他の処理例を示すフローチャートである。
【図6】図1に示したファクシミリ装置におけるサービスセンタから受信したデータをメモリカードに記憶させるときの処理を示すフローチャートである。
【図7】図3に示したPDAの処理を示すフローチャートである。
【図8】図3に示したPDAの正面図である。
【図9】図3に示したメモリカード21に格納されたデータの一例を示す図である。
【符号の説明】
1:システム制御部 2:システムメモリ
3:符号化復号化部 4:スキャナ部
5:プロッタ部 6:モデム
7:網制御部 8:操作表示部
9:受信データ蓄積部
10:キャラクタコードテーブル
11:データ変換部 12:音声出力部
13:外部記憶装置インタフェース(I/F)
14:バス 20:PDA
21:メモリカード 22:表示部
23:入力ペン 24:検索キー
25:再生キー 26:音声のみキー
27:音声+映像キー 28:イヤホン
29:イメージデータ
30:キャラクタコードデータ
T1〜Tk,Tm〜Tn:ファクシミリ装置
L:通信回線 SC:サービスセンタの端末装置

Claims (2)

  1. 通信回線を介して受信動作を開始して予め指定されたサービスセンタからのデータ受信か否かを判断する手段と、該手段によって前記サービスセンタからのデータ受信と判断したとき、前記サービスセンタから受信したイメージデータとキャラクタデータを記憶する記憶手段と、印刷再生が指示されたとき、前記記憶手段からイメージデータのみを読み出して印刷出力し、音声再生が指示されたとき、前記記憶手段からキャラクタデータのみを読み出して音声データに変換し、その変換された音声データによる音声を出力し、再生の指示のときに映像出力が指示されたとき、前記記憶手段からキャラクタデータを読み出し、該キャラクタデータに基づく映像を出力する手段と、前記音声の出力の際、停止,早回し,巻戻しが指示されたらそれぞれ音声出力停止、音声早送り、音声巻戻しを行う手段とを備えたことを特徴とする通信端末装置。
  2. 請求項1記載の通信端末装置において、
    前記記憶手段に記憶されたイメージデータとキャラクタデータを着脱可能な外部メモリに記憶させる手段を設けたことを特徴とする通信端末装置。
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