JPH07121199A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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JPH07121199A
JPH07121199A JP5267141A JP26714193A JPH07121199A JP H07121199 A JPH07121199 A JP H07121199A JP 5267141 A JP5267141 A JP 5267141A JP 26714193 A JP26714193 A JP 26714193A JP H07121199 A JPH07121199 A JP H07121199A
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Kozo Hayashi
浩三 林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 媒体に記録されている情報のみを用いて媒体
を特定することができる情報記録再生装置を提供する。 【構成】 システムマイコン7は、挿入されているメモ
リカード6の音声データの最初のフレームデータおよび
インデックスデータを一時的に自身の作業用RAM内に
記憶する。次に、新たなメモリカード6が挿入された場
合、システムマイコン7は、挿入されたメモリカード6
に記録されている音声データの最初のフレームデータお
よびインデックスのデータと作業用RAMに記録してい
るフレームデータおよびインデックスのデータとを比較
し、新たに挿入されたメモリカード6が直前に挿入され
ていたメモリカードと同一であるか否かを判定し、メモ
リカードの特定を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報の記録または再生
を行う情報記録再生装置に関し、特に、着脱可能な媒体
に情報を記録または再生する情報記録再生装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、情報を記録再生する装置として、
記録媒体に磁気テープを使用し、音声情報を記録または
再生するカセットテープレコーダが一般に知られてい
る。カセットテープレコーダにおいて、磁気テープを使
用する利点は、磁気テープ自体のコストが安いこと、テ
ープ長が長いため長時間の記録再生を行なうことができ
ること等がある。一方、磁気ヘッドと磁気テープの相対
運動により磁気テープ上に音声を記録するため、磁気テ
ープを走行させるメカニズムが必要となる。この結果、
欠点として、装置の小型化、軽量化を図ることが困難で
あり、また、機械的に動作するため、メカノイズが発生
したり、故障率が高かったり、アクセス速度が遅い等の
問題点があった。
【0003】上記のような問題点を解決するため、記録
媒体として磁気テープの代わりに半導体記憶装置を用い
た音声記録再生装置が開発されている。
【0004】この装置は、磁気テープを用いた装置のよ
うに機械的な相対運動による磁気記録現象を利用して音
声の記録または再生を行なうのではなく、電気的な電荷
の蓄積状態を利用して音声の記録を行なうものである。
したがって、この装置では前述のようなメカニズムが不
要であるため、装置の小型化および軽量化が容易であ
り、メカノイズも発生せず、信頼性を向上することがで
きる。また、記録再生動作をすべて電気的に行なうた
め、所望の音声を検索するアクセス速度が高速になり、
所望の音声の頭出し等を瞬時に行なうことができる。一
方、半導体記憶装置は一般的にやや価格が高く、記憶さ
れたデータを保持するためのバックアップ用の電源が必
要になるという欠点があったが、近年では半導体製造方
法の発達により比較的安価に製造することができ、バッ
クアップ用の電源が不要な不揮発性一括消去型メモリが
実用化され、上記のような問題も克服されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の情報記録
再生装置においては、記録媒体を特定する方法として、
IDナンバー、シリアルナンバー等を記録媒体の特定の
領域に書いておく方法があるが、桁数が少ない場合はI
Dナンバーでは、IDナンバーが重複する可能性があ
り、カードを特定することができないという問題があっ
た。また、シリアルナンバーを用いた場合でも、さまざ
まな供給元から供給される記録媒体すべてについてシリ
アルナンバーをシリアルに管理することは困難であり、
やはり、記録媒体を特定することができないという問題
があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するためのもので
あって、IDナンバーやシリアルナンバー等を用いず
に、記録媒体に記録されている情報のみを用いて記録媒
体を特定することができる情報記録再生装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の情報記録再生装
置は、情報および情報の属性情報を着脱可能な媒体に記
録する第1記録手段と、媒体が装置本体に装着されてい
るとき、媒体の所定位置に記録されている情報および属
性情報を一時的に記憶する第2記録手段と、媒体が新た
に装置本体に装着されたとき、第2記録手段に記録され
ている媒体の所定位置に記録されている情報および属性
情報と、装着された媒体の所定位置に記録されている情
報および属性情報とを比較し、新たに装着された媒体が
第2記録手段に記録されている媒体と同じ媒体であるか
否かを判定する判定手段とを含む。
【0008】
【作用】本発明の情報記録再生装置においては、以前に
装着されていた媒体の所定位置に記録されている情報お
よび属性情報と、新たに装着された媒体の所定位置に記
録されている情報および属性情報とを比較し、新たに装
着された媒体が以前に装着されていた媒体と同じ媒体で
あるか否かを判定することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例の情報記録再生装置
について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明
の一実施例の情報記録再生装置の構成を示すブロック図
である。
【0010】図1において、情報記録再生装置は、本体
部1、メモリカード6を含む。メモリカード6は、本体
部1に対して着脱可能な構成を有している。
【0011】また、本体部1は、マイク2、増幅器3、
10、ADコンバータ4、音声圧縮回路5、システムマ
イコン7、音声伸長回路8、DAコンバータ9、スピー
カ11、キースイッチ12、表示部13を含む。
【0012】以下、上記の情報記録再生装置の動作につ
いて説明する。録音時、音声は、マイク2により電気信
号(アナログ信号)に変換され、増幅器3により増幅さ
れた後、ADコンバータ4によりアナログ信号からデジ
タル信号に変換される。変換されたデジタル音声信号
は、音声圧縮回路5により情報量を数分の1から十数分
の1に圧縮されシステムマイコン7へ出力される。シス
テムマイコン7は、圧縮されたデータを一旦読取り、メ
モリカード6に所定のアドレスを指定して圧縮されたデ
ータを書込む。システムマイコン7は、アドレスをイン
クリメントしながら、音声圧縮回路5からデータを次々
に取込んではメモリカード6へ書込んでいく動作を繰返
す。上記の動作により、圧縮された音声データがメモリ
カード6に記録される。
【0013】次に、再生時、システムマイコン7が、メ
モリカード6から所定のアドレスを指定してデータを読
出し、音声伸長回路8へ読出されたデータを転送する。
音声伸長回路8では、音声圧縮回路5で圧縮されたデー
タを元のデジタル音声信号に伸長する。伸長されたデジ
タル音声信号は、DAコンバータ9によりデジタル信号
からアナログ信号に変換され、増幅器10により増幅さ
れた後、スピーカ11から音声として再生される。以上
の動作により、メモリカード6に記録された圧縮データ
が音声として再生される。
【0014】上記の録音または再生等の動作は、使用者
がシステムマイコン7に接続されているキースイッチ1
2の所定のキーを押すことにより、制御される。また、
装置の動作状況は、システムマイコン7に接続されてい
る表示部13により表示される。
【0015】次に、録音または再生操作の概略について
説明する。録音時、使用者が、録音キーを押すと、シス
テムマイコン7によりマイク2から入力される音声がメ
モリカード6へ記録される。記録の途中に、Dマークキ
ーを押すと、そこまでの音声データを1つのドキュメン
トとして認識し、メモリカード6にこの情報(以下イン
デックスと称す)を併わせて記録する。ストップキーが
押されるまで、上記のように1つまたは複数のドキュメ
ントとして音声がメモリカード6に記録される。また、
挿入または上書き録音の開始または終了時にもそれに相
当するインデックスが同様に記録される。
【0016】再生時、プレーキーが押されると音声デー
タがメモリカード6から読出され、スピーカ11により
再生される。早送りキー、または巻き戻しキーを押すこ
とにより、上記のインデックスを利用してドキュメント
単位で飛び越しまたは飛び戻しが可能となる。半導体メ
モリの特徴は、この早送りまたは巻き戻しの動作が瞬時
にできることである。
【0017】次に、図1に示すメモリカードについて説
明する。図2は、メモリカードの構成を示すブロック図
である。
【0018】図2において、メモリカードは、アドレス
デコーダ14、一括消去型プログラマブルリードオンリ
メモリ(以下、F−EEPROMと略す)15、16、
17、18を含む。図2に示すメモリカードでは、4個
のF−EEPROM15〜18を備えている。各F−E
EPROM15〜18には、アドレスバスの下位アドレ
スおよびデータバスがそれぞれパラレルに接続されてい
る。また、各F−EEPROM15〜18には、データ
書込みのためのライトイネーブル信号WE、データを一
括消去するための消去信号ERASE、F−EEPRO
M15〜18を選択するチップセレクト信号CS1〜C
S4がそれぞれ入力されている。チップセレクト信号C
S1〜CS4は、アドレスデコーダ14によりアドレス
バスの上位アドレスをデコードした信号であり、チップ
セレクト信号CS1〜CS4は、それぞれ排他的であ
り、チップセレクト信号CS1〜CS4が真となったF
−EEPROMのみがデータを書込んだりまたは読出し
たりすることが可能となる。
【0019】アドレスデコーダ14には、F−EEPR
OM15〜18のすべてをデータバスから切り離すため
のカードイネーブル信号CEが入力される。カードイネ
ーブル信号CEが真になった場合、すべてのチップセレ
クト信号CS1〜CS4は偽となるようにデコードされ
る。
【0020】次に、上記のように構成された情報記録再
生装置の挿入録音の動作について説明する。図3は、挿
入録音の動作を説明するフローチャートである。図4
は、挿入録音の動作を説明する図である。図5は、挿入
録音時のインデックスの状態を説明する図である。以
下、本実施例では、音声を複数に区切られた単位(以
下、ドキュメントと称す)として記録するとともに、ド
キュメント毎の副情報であるインデックスを記録し、イ
ンデックスには1つのドキュメントの区切りを示すアド
レスデータ、経過時間データ、およびインデックスの属
性を示すコード等が記録される。インデックスは、たと
えば、8byteを1単位とし、音声データは、たとえ
ば、34byteを1単位とする。インデックスは、メ
モリカード6の最大アドレス側から最小アドレス側へ順
に積み上げて記録する。音声データは、34byteの
うち1byteをフラグバイトとして使用する。
【0021】図3のステップS1および図4の(a)を
参照して、まず、情報記録再生装置は初期状態にある。
初期状態とは、たとえば、任意の位置で再生から停止し
ている状態を言う。次に、ステップS2において、シス
テムマイコン7は、キースイッチ12により挿入録音で
あるか否かを判断する。挿入録音であることを認識する
と、ステップS3において、以下に示す挿入録音の前処
理を行なう。
【0022】図4の(b)を参照して、システムマイコ
ン7は、まず録音開始位置のアドレスの音声フレームの
フラグバイトにジャンプフラグJ1をライトし、ジャン
プ先の音声フレームのフラグバイトにもジャンプフラグ
j1をライトする。
【0023】図5を参照して、システムマイコン7は、
インデックスX1にジャンプマークコードと録音開始位
置アドレス(J1アドレス)とジャンプ先アドレス(j
1アドレス、ここで、ジャンプ先は、物理EOD(エン
ドオブデータ)のアドレスと同じ)とを記録する。次
に、インデックスX2にタイムマークコードと開始時間
(TIME t1)を記録する。挿入区間時間(TIM
E t2)は録音終了時に記録する。上記のタイムイン
デックスは、スキップ機能での挿入位置以降の経過時間
の調整に使用するもので、挿入録音とは直接関係しな
い。
【0024】再び図4の(b)を参照して、I−REC
の矢印に示すように、図3のステップS4において、シ
ステムマイコン7は、メモリカード6の未記録部へ挿入
データを記録する。ここで、記録開始位置は、物理EO
Dから記録する。
【0025】次に、図4の(c)を参照して、図3のス
テップS5において、システムマイコン7は、キースイ
ッチ12のうち挿入ボタンが離されたか否かを確認す
る。挿入ボタンが離されたことを確認すると、システム
マイコン7は、以下に示すように挿入録音の後始末処理
を実行する。
【0026】まず、システムマイコン7は、録音終了位
置のアドレスのフレームのフラグバイトにジャンプフラ
グJ2をライトする。次に、図5のインデックスX3に
もジャンプマークコードと録音終了位置アドレス(J2
アドレス)と戻り先アドレス(J1アドレス、ここで、
戻り先は録音開始位置と同じアドレスである。)を記録
する。次に、時間調整のインデックスX2に挿入区間時
間(TIME t2)を記録する。次に、物理EOD位
置をインデックスX4に記録する。
【0027】次に、図3のステップS7において、シス
テムマイコン7は、録音を完了し、ストップモードへ移
行する。
【0028】次に、挿入された部分の再生動作について
説明する。図6は、挿入録音の再生動作を説明するフロ
ーチャートである。
【0029】図4の(d)を参照して、図6のステップ
S11において、システムマイコン7は、図4の(d)
のIP1から音声を再生する。
【0030】次に、ステップS12において、システム
マイコン7は、音声フレームのフラグバイトをチェック
する。
【0031】システムマイコン7は、フラグバイトにジ
ャンプフラグを検出すると、ステップS13において、
図5に示すインデックスからジャンプマークコードのイ
ンデックスだけを検索し、現在再生中のアドレスとイン
デックスに書かれているアドレスとを比較する。つま
り、J1アドレスとJ2アドレスとが比較の対象とな
る。現在再生中のアドレスはJ1アドレスと等しいの
で、システムマイコン7は、図5に示すインデックスX
1からジャンプ先のアドレス(j1アドレス)を取出
す。次に、ステップS14において図4の(d)のIP
2に示すようにジャンプを実行する。ここで、ジャンプ
先にあるジャンプフラグJ1は無視するように設定して
ある。
【0032】以下、同様にステップS11〜S14を繰
返し、システムマイコン7は、図4の(d)のIP3で
再生中に次のジャンプフラグJ2を検出すると図5のイ
ンデックスからジャンプ先のアドレス(J1アドレス)
を取出し、IP4に示すようにジャンプを実行し、IP
5に示すように挿入位置から再び再生を始める。
【0033】次に、図4の(e)を参照して、リワイン
ド時の動作について説明する。リワインド時において、
再生時と異なるのは、比較の対象すなわちジャンプ元の
アドレスとジャンプ先のアドレスとの関係がインデック
スだけを検索する際に逆になっていることである。
【0034】たとえば、図4の(e)のIR1からシス
テムマイコン7は、フラグバイトをチェックしながらリ
ワインドを継続する。次に、システムマイコン7は、フ
ラグバイトにジャンプフラグを検出すると、図5のイン
デックスからジャンプマークコードのインデックスだけ
を検索し、現在のアドレスとインデックスに書かれてい
るアドレスを比較する。すなわち、j1アドレスとイン
デックスX3のJ1アドレスとが比較の対象となり、こ
の場合、現在アドレスはインデックスX3のJ1アドレ
スと等しいので、インデックスX3からジャンプ先のア
ドレス(J2アドレス)を取出し、IR2に示すように
ジャンプを実行する。ここで、ジャンプ先にあるジャン
プフラグJ2は無視するように設定してある。
【0035】次に、システムマイコン7は、IR3でリ
ワインド中に次のジャンプフラグj1を検出すると、上
記と同様に、図5のインデックスからジャンプ先のアド
レス(J1アドレス)を取出し、IR4に示すようにジ
ャンプを実行し、IR5に示すようにリワインドを継続
する。
【0036】以上の挿入録音の動作により、すでに記録
されている音声情報の任意の位置に等価的に挿入音声を
挿入することができ、この動作はリアルタイムで実行さ
れるので、操作性が大幅に改善される。
【0037】次に、上書き録音の記録動作について説明
する。図7は、上書き録音の記録動作を説明するフロー
チャートである。図8は、上書き録音の動作を説明する
図である。図9は、上書き録音時のインデックスの状態
を説明する図である。
【0038】まず、図7のステップS21において、情
報記録再生装置は初期状態にある。ここで、初期状態と
は、たとえば、図8の(a)に示すように、任意の位置
で再生から停止している状態を言う。
【0039】次に、ステップS22において、システム
マイコン7は、キースイッチ12が上書き録音に移行し
たか否かを確認する。
【0040】上書き録音に移行したことを確認すると、
ステップS23において、システムマイコン7は、以下
に示す上書き録音の前処理を行なう。
【0041】まず、図8の(b)に示すように、システ
ムマイコン7は、録音開始位置のアドレスのフレームの
フラグバイトにジャンプフラグK1をライトし、ジャン
プ先の音声フレームのフラグバイトにもジャンプフラグ
k1をライトする。
【0042】次に、図9に示すインデックスX1に、ジ
ャンプマークコードと録音開始位置アドレス(K1アド
レス)とジャンプ先アドレス(k1アドレス、ジャンプ
先は物理EODのアドレス)を記録する。
【0043】次に、図7のステップS24において、シ
ステムマイコン7は、図8の(b)の実線矢印のよう
に、メモリカード6の未記録部へ音声データを記録す
る。このとき、システムマイコン7は、破線矢印が示す
ように上書き録音時間に相当する分だけ上書きされる部
分のアドレスをカウントアップする。
【0044】次に、ステップS25において、システム
マイコン7は、キースイッチ12が録音終了に移行した
か否かを確認する。
【0045】録音終了に移行したことを認識すると、ス
テップS26において、システムマイコン7は、以下に
示す上書き録音の後始末処理を実行する。
【0046】まず、図8の(c)に示すように、システ
ムマイコン7は、録音終了位置のアドレスのフレームの
フラグバイトにジャンプフラグK2をライトし、戻り先
の音声フレームのフラグバイトにもジャンプフラグk2
をライトする。次に、図9のインデックスx2にもジャ
ンプマークコードと録音終了位置アドレス(K2アドレ
ス)とジャンプ先アドレス(k2アドレス)を記録す
る。ここで、k2アドレスは、上書き時間に相当する部
分のアドレスである。
【0047】次に、図9のインデックスx3に、物理E
OD位置を記録しておく。次に、ステップS27におい
て、システムマイコン7は、録音を終了し、ストップモ
ードに移行する。
【0048】次に、上書きされた部分の再生動作につい
て説明する。図10は、上書き録音の再生動作を説明す
るフローチャートである。
【0049】まず、ステップS31において、システム
マイコン7は、図8の(d)のEP1から音声データを
再生する。
【0050】次に、ステップS32において、システム
マイコン7は、音声フレームのフラグバイトをチェック
し、ジャンプフラグを検出する。
【0051】ジャンプフラグを検出すると、ステップS
33において、システムマイコン7は、図9のインデッ
クスからジャンプマークコードのインデックスだけを検
索し、現在のアドレスとインデックスに書かれているア
ドレスとを比較する。すなわち、K1アドレスとk2ア
ドレスとが比較の対象となる。現在のアドレスは、K1
アドレスと等しいので、インデックスx1からジャンプ
先のアドレス(k1アドレス)を取出す。
【0052】次に、システムマイコン7は、図8の
(d)のEP2に示すように、ジャンプを実行する。こ
こで、ジャンプ先にあるジャンプフラグk1は無視する
ように設定してある。
【0053】以降、同様にステップS31〜S34を繰
返し、システムマイコン7は、図8の(d)のEP3で
再生中に次のジャンプフラグK2を検出すると、図9の
インデックスからジャンプ先のアドレス(k2アドレ
ス)を取出し、EP4に示すようにジャンプを実行した
後、EP5に示すように再生動作を継続する。
【0054】次に、図8の(e)を参照して、リワイン
ド時の動作について説明する。リワインド時において、
再生時と異なるのは、比較の対象すなわちジャンプ元の
アドレスとジャンプ先のアドレスとの関係がインデック
スだけを検索する際に逆になっていることである。
【0055】また、システムマイコン7は、図8の
(e)のER1からフラグバイトをチェックしながらリ
ワインドを継続する。
【0056】次に、システムマイコン7は、フラグバイ
トにジャンプフラグを検出すると、図9のインデックス
からジャンプマークコードのインデックスだけを検索
し、現在のアドレスとインデックスに書かれているアド
レスとを比較する。すなわち、k1アドレスとk2アド
レスとが比較の対象となる。現在アドレスは、k2アド
レスと等しいので、インデックスx2からジャンプ先の
アドレス(K2アドレス)を取出し、ER2に示すよう
にジャンプを実行する。ここで、ジャンプ先にあるジャ
ンプフラグK2は無視するように設定してある。
【0057】次に、システムマイコン7は、ER3でリ
ワインド中に次のジャンプフラグk1を検出すると、上
記と同様に図9のインデックスからジャンプ先のアドレ
ス(K1アドレス)を取出し、ER4に示すようにジャ
ンプを実行した後、ER5に示すようにリワインドを継
続する。
【0058】上記の上書き録音の動作により、すでに記
録された音声データの任意の位置に上書き音声データを
上書きすることができ、また、上書き録音の動作はリア
ルタイムに実行することができるので、装置の操作性が
大幅に改善される。
【0059】次に、上記の上書き録音または挿入録音等
によりメモリカード内に記録されたデータの構成を説明
する。図11は、メモリカードのデータ構造を示す図で
ある。図11に示すように、音声データは、メモリカー
ドの最小アドレス側から34byteを1単位(フレー
ム)として順番に記録される。また、インデックスはメ
モリカードの最大アドレス側から順に8byte単位で
記録される。ここで、システムマイコンは、まだ何も書
かれていないメモリカードに最初に記録される音声フレ
ーム、たとえば、図11のFN1は、一旦音声データを
記録した後、その後に挿入録音や上書き録音がされても
変化しないようにシステムマイコン7が管理するものと
する。
【0060】次に、インデックスについて説明する。図
12は、インデックスの一例を示す図であり、ここで
は、たとえば、上記の上書き録音動作により1回の上書
き録音で記録されたインデックスを示している。図12
に示すインデックスの各データは、図9で示したインデ
ックスの各データと同様のデータが格納されている。図
12では、インデックスX3の最後尾のアドレスである
X3tailadrが、メモリカードのインデックスの
最後尾のポインタとなる。
【0061】次に、メモリカードの特定方法について説
明する。まず、装着されているメモリカードの音声デー
タの中から最初に記録された音声フレームのデータ、た
とえば、図11に示すFN1および、最初に記録された
インデックスのデータ、たとえば、図11に示すIN1
をシステムマイコン7に具備される作業用RAM(図示
省略)に一時的に記録しておく。以降、上記のフレーム
データおよびインデックスデータを用いてメモリカード
の特定を行なう。
【0062】図13は、メモリカードの特定方法を説明
するフローチャートである。本フローチャートは、プロ
グラムとしてシステムマイコン7に具備されるROM
(図示省略)内に記憶され、必要に応じてシステムマイ
コン7がプログラムを読出し以降の処理を実行する。
【0063】まず、ステップS41において、上記の操
作により予め記憶していたフレームデータと新たに挿入
されたメモリカードの最初に記録されているフレームデ
ータとを比較する。各フレームデータが一致している場
合はステップS42へ移行し、一致していない場合はス
テップS46へ移行する。
【0064】次に、ステップS42において、上記の動
作により予め記憶していたインデックスのデータと新た
に挿入されたメモリカードの最初に記録されているイン
デックスのデータとを比較する。各データが一致してい
る場合はステップS43へ移行し、一致していない場合
はステップS46へ移行する。
【0065】ステップS41、S42において、各デー
タが一致していないと判断された場合は、ステップS4
6において、新たに挿入されたカードは、予めデータを
記録していたカードと異なるカードであると判定する。
最初に録音されたフレームデータは、状況によりさまざ
まな音声データが記録されており、このデータが異なる
カードで一致する確立は極めて少ない。さらに、最初に
記録されているインデックスのデータであるアドレスポ
インタやマークコード等が一致することも稀である。し
たがって、これら2つのデータがすべて一致する確率は
皆無に等しく、上記のようにメモリカードの特定を行な
うことにより、非常に信頼性の高いメモリカードの特定
を行なうことが可能となる。
【0066】次に、ステップS42において、各データ
が一致していると判断された場合は、ステップS43に
おいて、予め記憶していたインデックスの最後尾のポイ
ンタと、新たに挿入されたメモリカードのインデックス
の最後尾のポインタとを比較する。各ポインタが一致し
ている場合はステップS45へ移行し一致していない場
合はステップS47へ移行する。
【0067】ステップS43において各ポインタが一致
していないと判断された場合は、ステップS45におい
て、新たに挿入されたメモリカードは、予め各データを
記憶していたカードと同一のカードであり、かつ、予め
データを記憶した時点から新たに録音操作がされていな
いことがわかる。つまり、新たに録音操作が行なわれて
いる場合は、インデックスの最後尾のポインタの位置が
ずれているはずだからである。
【0068】また、ステップS43において、各ポイン
タが一致していないと判断された場合は、ステップS4
7において、新たに挿入されたメモリカードは、予めデ
ータを記憶していたカードと同一のカードであり、か
つ、データを記憶した以降に録音操作が行なわれたこと
がわかる。
【0069】以上のメモリカードの特定方法により、新
たに挿入されたメモリカードが同一のカードであるか否
かを判定することができるとともに、予めデータを記憶
した以降に録音操作がされているかいないかを判定する
ことが可能となる。
【0070】上記の実施例では、メモリカードに具備す
る半導体記憶装置として不揮発性一括消去型メモリを用
いて説明したが、SRAM(スタティックランダムアク
セスメモリ)等の他の半導体記憶装置を用いても同様の
効果を得ることができる。また、記憶するデータについ
ても、音声だけでなく映像等の他のデータを記録しても
同様の効果を得ることができる。
【0071】また、メモリカードの特定に使用するデー
タの容量は、上記の容量に限定されるものではなく、異
なるメモリカードの場合、2つのデータが一致する確率
が極めて少ないものであれば同様の効果を得ることがで
きる。また、最初に記録されているフレームデータおよ
びインデックスのデータを用いているが、書換えられて
いないデータであれば、他の位置のデータを用いても同
様の効果を得ることができる。
【0072】
【発明の効果】本発明の情報記録再生装置においては、
媒体に記録されている情報およびその情報の属性情報を
基に新たに挿入された媒体が直前に挿入されていた媒体
と同じ媒体であるか否かを判定することができるので、
媒体に記録されている情報のみを用いて媒体を特定する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の情報記録再生装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】図1に示すメモリカードの構成を示すブロック
図である。
【図3】挿入録音の記録動作を説明するフローチャート
である。
【図4】挿入録音の動作を説明する図である。
【図5】挿入録音時のインデックスの状態を説明する図
である。
【図6】挿入録音の再生動作を説明するフローチャート
である。
【図7】上書き録音の記録動作を説明するフローチャー
トである。
【図8】上書き録音の動作を説明する図である。
【図9】上書き録音時のインデックスの状態を説明する
図である。
【図10】上書き録音の再生動作を説明するフローチャ
ートである。
【図11】メモリカードのデータ構造を示す図である。
【図12】インデックスの一例を示す図である。
【図13】メモリカードの特定方法を説明するフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 本体部 2 マイク 3、10 増幅器 4 ADコンバータ 5 音声圧縮回路 6 メモリカード 7 システムマイコン 8 音声伸長回路 9 DAコンバータ 11 スピーカ 12 キースイッチ 13 表示部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着脱可能な媒体に情報を記録または再生
    する情報記録再生装置であって、 前記情報および前記情報の属性情報を前記媒体に記録す
    る第1記録手段と、 前記媒体が装置本体に装着されているとき、前記媒体の
    所定位置に記録されている前記情報および前記属性情報
    を一時的に記憶する第2記録手段と、 前記媒体が新たに装置本体に装着されたとき、前記第2
    記録手段に記録されている前記媒体の前記所定位置に記
    録されている前記情報および前記属性情報と、装着され
    た媒体の前記所定位置に記録されている前記情報および
    前記属性情報とを比較し、新たに装着された媒体が前記
    第2記録手段に記録されている媒体と同じ媒体であるか
    否かを判定する判定手段とを含む情報記録再生装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09288500A (ja) * 1996-04-22 1997-11-04 Olympus Optical Co Ltd 音声記録再生装置
JPH10232700A (ja) * 1997-02-19 1998-09-02 Nec Corp 記憶媒体及びそのデータ格納方法
JP2002041093A (ja) * 2000-07-26 2002-02-08 Tdk Corp ディジタル式記録再生装置
JP2007004260A (ja) * 2005-06-21 2007-01-11 Casio Comput Co Ltd 情報表示制御装置および情報表示制御プログラム

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