JP3133577B2 - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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JP3133577B2
JP3133577B2 JP05258407A JP25840793A JP3133577B2 JP 3133577 B2 JP3133577 B2 JP 3133577B2 JP 05258407 A JP05258407 A JP 05258407A JP 25840793 A JP25840793 A JP 25840793A JP 3133577 B2 JP3133577 B2 JP 3133577B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の情報を記録また
は再生を行なう情報記録再生装置に関し、特に、情報の
区切りを示すマークにより区切られた単位で複数の情報
の記録、挿入記録、または上書き記録を行なう情報記録
再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、情報を記録再生する装置として、
記録媒体に磁気テープを使用し、音声情報を記録または
再生するカセットテープレコーダが一般に知られてい
る。カセットテープレコーダにおいて、磁気テープを使
用する利点は、磁気テープ自体のコストが安いこと、テ
ープ長が長いため長時間の記録再生を行なうことができ
ること等がある。一方、磁気ヘッドと磁気テープの相対
運動により磁気テープ上に音声を記録するため、磁気テ
ープを走行させるメカニズムが必要となる。この結果、
欠点として、装置の小型化、軽量化を図ることが困難で
あり、また、機械的に動作するため、メカノイズが発生
したり、故障率が高かったり、アクセス速度が遅い等の
問題点があった。
【0003】上記のような問題点を解決するため、記録
媒体として磁気テープの代わりに半導体記憶装置を用い
た音声記録再生装置が開発されている。
【0004】この装置は、磁気テープを用いた装置のよ
うに機械的な相対運動による磁気記録現象を利用して音
声の記録または再生を行なうのではなく、電気的な電荷
の蓄積状態を利用して音声の記録を行なうものである。
したがって、この装置では前述のようなメカニズムが不
要であるため、装置の小型化および軽量化が容易であ
り、メカノイズも発生せず、信頼性を向上することがで
きる。また、記録再生動作をすべて電気的に行なうた
め、所望の音声を検索するアクセス速度が高速になり、
所望の音声の頭出し等を瞬時に行なうことができる。一
方、半導体記憶装置は一般的にやや価格が高く、記憶さ
れたデータを保持するためのバックアップ用の電源が必
要になるという欠点があったが、近年では半導体製造方
法の発達により比較的安価に製造することができ、バッ
クアップ用の電源が不要な不揮発性一括消去型メモリが
実用化され、上記のような問題も克服されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の情報記録
再生装置では、上書き録音時、必要なドキュメント(マ
ークにより区切られた情報)を誤って上書きしてしまう
という問題があった。図14は、従来の情報記録再生装
置の上書き動作を説明する図である。たとえば、図14
の(a)に示すように、ドキュメントAとドキュメント
Bとが連続して録音されている状態を初期状態とし、ド
キュメントAの任意の位置から上書き録音を開始したと
する。このまま上書き録音を継続し、ドキュメントの区
切りを示すマーク位置まで到達したとき、図14の
(b)に示すように、従来の情報記録再生装置では、マ
ークを消去してドキュメントBの上に上書き録音をする
ことになる。しかし、ドキュメントBが重要なドキュメ
ントでユーザがドキュメントBを保存しておきたかった
場合でも、ユーザが間違って上書き録音を選択し、ドキ
ュメントBの上に録音してしまう場合が考えられる。し
たがって、従来の情報記録再生装置では、上書き記録時
に、誤って必要な情報に上書き記録をしてしまうという
問題点があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するためのもので
あって、上書き記録時に誤って必要な情報に上書き記録
をすることがない不揮発性一括消去型メモリを用いた
報記録再生装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の情報記録再生装
置は、上書き記録中にマークを検出したとき、マークを
消去して、上書き記録を継続する第1記録手段と、上書
き記録中にマークを検出したとき、マークを消去せず、
当該マークの直前の情報にジャンプ動作であることを示
すジャンプフラグを記録し、ジャンプ先を示すジャンプ
インデックスを積み上げて記録して、挿入記録を行なう
第2記録手段と、第1および第2記録手段を選択する選
択手段とを含む。
【0008】
【作用】本発明の情報記録再生装置においては、上書き
記録中にマークを検出したとき、マークを消去して上書
き記録を継続するモードとマークを消去せず上書き記録
を中止し挿入記録を行なうモードとを選択することがで
きる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例の情報記録再生装置
について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明
の一実施例の情報記録再生装置の構成を示すブロック図
である。
【0010】図1において、情報記録再生装置は、本体
部1、メモリカード6を含む。メモリカード6は、本体
部1に対して着脱可能な構成を有している。
【0011】また、本体部1は、マイク2、増幅器3、
10、ADコンバータ4、音声圧縮回路5、システムマ
イコン7、音声伸長回路8、DAコンバータ9、スピー
カ11、キースイッチ12、表示部13を含む。
【0012】以下、上記の情報記録再生装置の動作につ
いて説明する。録音時、音声は、マイク2により電気信
号(アナログ信号)に変換され、増幅器3により増幅さ
れた後、ADコンバータ4によりアナログ信号からデジ
タル信号に変換される。変換されたデジタル音声信号
は、音声圧縮回路5により情報量を数分の1から十数分
の1に圧縮されシステムマイコン7へ出力される。シス
テムマイコン7は、圧縮されたデータを一旦読取り、メ
モリカード6に所定のアドレスを指定して圧縮されたデ
ータを書込む。システムマイコン7は、アドレスをイン
クリメントしながら、音声圧縮回路5からデータを次々
に取込んではメモリカード6へ書込んでいく動作を繰返
す。上記の動作により、圧縮された音声データがメモリ
カード6に記録される。
【0013】次に、再生時、システムマイコン7が、メ
モリカード6から所定のアドレスを指定してデータを読
出し、音声伸長回路8へ読出されたデータを転送する。
音声伸長回路8では、音声圧縮回路5で圧縮されたデー
タを元のデジタル音声信号に伸長する。伸長されたデジ
タル音声信号は、DAコンバータ9によりデジタル信号
からアナログ信号に変換され、増幅器10により増幅さ
れた後、スピーカ11から音声として再生される。以上
の動作により、メモリカード6に記録された圧縮データ
が音声として再生される。
【0014】上記の録音または再生等の動作は、使用者
がシステムマイコン7に接続されているキースイッチ1
2の所定のキーを押すことにより、制御される。また、
装置の動作状況は、システムマイコン7に接続されてい
る表示部13により表示される。
【0015】次に、録音または再生操作の概略について
説明する。録音時、使用者が、録音キーを押すと、シス
テムマイコン7によりマイク2から入力される音声がメ
モリカード6へ記録される。記録の途中に、Eマークキ
ーを押すと、そこまでの音声データを1つのドキュメン
トとして認識し、メモリカード6にこの情報(以下イン
デックスと称す)を併わせて記録する。ストップキーが
押されるまで、上記のように1つまたは複数のドキュメ
ントとして音声がメモリカード6に記録される。また、
挿入または上書き録音の開始または終了時にもそれに相
当するインデックスが同様に記録される。
【0016】再生時、プレーキーが押されると音声デー
タがメモリカード6から読出され、スピーカ11により
再生される。早送りキー、または巻き戻しキーを押すこ
とにより、上記のインデックスを利用してドキュメント
単位で飛び越しまたは飛び戻しが可能となる。半導体メ
モリの特徴は、この早送りまたは巻き戻しの動作が瞬時
にできることである。
【0017】次に、図1に示すメモリカードについて説
明する。図2は、メモリカードの構成を示すブロック図
である。
【0018】図2において、メモリカードは、アドレス
デコーダ14、一括消去型プログラマブルリードオンリ
メモリ(以下、F−EEPROMと略す)15、16、
17、18を含む。図2に示すメモリカードでは、4個
のF−EEPROM15〜18を備えている。各F−E
EPROM15〜18には、アドレスバスの下位アドレ
スおよびデータバスがそれぞれパラレルに接続されてい
る。また、各F−EEPROM15〜18には、データ
書込みのためのライトイネーブル信号WE、データを一
括消去するための消去信号ERASE、F−EEPRO
M15〜18を選択するチップセレクト信号CS1〜C
S4がそれぞれ入力されている。チップセレクト信号C
S1〜CS4は、アドレスデコーダ14によりアドレス
バスの上位アドレスをデコードした信号であり、チップ
セレクト信号CS1〜CS4は、それぞれ排他的であ
り、チップセレクト信号CS1〜CS4が真となったF
−EEPROMのみがデータを書込んだりまたは読出し
たりすることが可能となる。
【0019】アドレスデコーダ14には、F−EEPR
OM15〜18のすべてをデータバスから切り離すため
のカードイネーブル信号CEが入力される。カードイネ
ーブル信号CEが真になった場合、すべてのチップセレ
クト信号CS1〜CS4は偽となるようにデコードされ
る。
【0020】次に、上記のように構成された情報記録再
生装置の上書き録音から挿入録音への自動切換の動作に
ついて説明する。本実施例では、音声を複数のマークで
区切られたドキュメントとして記録するとともにドキュ
メントごとのインデックスをメモリカード6の特定の記
録領域に同時に記録する。このインデックスには、1つ
のドキュメントの区切りを示すアドレスデータ、経過時
間データ、インデックスの属性を示すコード等を記録す
る。インデックスは、たとえば、8byteを1単位と
して、メモリカード6の最大アドレス側から最小アドレ
ス側へ順に積み上げて記録する。インデックスの1by
teは、マークコードとして使用され、ドキュメントの
区切りを示すマークが有効であるか否かを表わすフラ
グ、マークを示すフラグ、上書き動作の禁止または許可
を示すフラグ等が格納される。また、音声データは、た
とえば、34byteを1単位(1フレーム)とし、そ
のうち1byteをフラグバイトとして使用する。フラ
グバイトには、たとえば、ドキュメントの区切りを示す
マークを表わすフラグやジャンプ動作に使用するジャン
プフラグ等が格納される。
【0021】図3は、上書き録音から挿入録音への自動
切換の動作を説明するフローチャートである。
【0022】まず、ステップS1において、装置は初期
状態に設定される。次に、ステップS2において、上書
き録音に移行したか否かを確認する。
【0023】上書き録音に移行した場合、ステップS3
において、上書き録音の前処理を行なう。
【0024】次に、ステップS4において、上書き録音
の継続処理を実行する。次に、ステップS5において、
音声データのフラグバイトからドキュメントの区切りで
あるマークを検出したか否かを確認する。マークを検出
した場合はステップS11へ移行し、検出していない場
合はステップS6へ移行する。
【0025】次に、ステップS6において、上書き録音
が許可されているか否かを判断する。上書き録音の許可
のチェックとしては、上記のように、インデックスに含
まれるマークコードの1ビットに上書き禁止を示すフラ
グを立て、このフラグが立っている場合は上書きが禁止
され、立っていない場合は上書き録音が許可されている
ものとし、このフラグをチェックすることにより上書き
録音が可能か否かをチェックする。
【0026】上書き録音が許可されている場合はステッ
プS11へ移行し、禁止されている場合はステップS7
へ移行する。
【0027】次に、ステップS7において、マーク検出
時の挿入切換処理を実行する。次に、ステップS8にお
いて、挿入録音の継続処理を実行する。
【0028】次に、ステップS9において、挿入録音が
終了したか否かを確認する。挿入録音が終了している場
合は、ステップS10において、挿入録音の終了処理を
実行し、処理を終了する。
【0029】また、ステップS6において上書き録音が
許可されていると判断された場合、ステップS11にお
いて、マークの取消処理を実行する。
【0030】次に、ステップS12において、上書き録
音が終了したか否かを確認する。上書き録音が終了して
いる場合は、ステップS13へ移行し、上書き録音の終
了処理を実行し、処理を終了する。
【0031】次に、図3に示した各処理をさらに詳細に
説明する。図4は、図3のステップS1の初期状態処理
を説明する図である。
【0032】図4に示すように、初期状態処理では、装
置が任意の位置で再生から停止している状態に設定され
る。
【0033】図5は、図3に示すステップS3の上書き
録音の前処理を説明するフローチャートである。
【0034】まず、ステップS31において、メモリカ
ード6がSRAM(スタティックランダムアクセスメモ
リ)であるか否かを確認する。ここで、SRAMである
か否かを判断しているのは、メモリカード6の半導体記
憶装置としてF−EEPROM以外にSRAMも使用す
ることができ、SRAMの場合は、随時データの書換が
可能なため、以降の処理が変化するためである。したが
って、予めF−EEPROMのみを使用することが決ま
っている場合は、SRAMのチェック処理を削除し、ま
た、予めSRAMのみを使用することが決まっている場
合は、たとえば、図5のステップS32〜S35の各処
理を省略することができる。上記のSRAMの判断処理
については、以降で説明するSRAMの判断処理も同様
である。
【0035】SRAMでないと判断された場合、ステッ
プS32において、システムマイコン7は、録音開始位
置のアドレスのフレームのフラグバイトにジャンプフラ
グをライトする。
【0036】次に、ステップS33において、システム
マイコン7は、ジャンプ先の音声フレームのフラグバイ
トにジャンプフラグをライトする。
【0037】次に、ステップS34において、システム
マイコン7は、インデックスにジャンプマークコード、
録音開始位置アドレス、ジャンプ先アドレスを記録す
る。
【0038】次に、ステップS35において、システム
マイコン7は、ポインタを物理EODへ変更する。
【0039】図6は、図3に示すステップS4の上書き
録音の継続処理を説明するフローチャートである。
【0040】まず、ステップS41において、システム
マイコン7は、音声データを1フレーム分記録する。
【0041】次に、ステップS42において、システム
マイコン7は、ポインタをカウントアップする。
【0042】次に、ステップS43において、システム
マイコン7は、SRAMであるか否かを確認する。SR
AMである場合は処理を終了し、そうでない場合はステ
ップS44へ移行する。
【0043】次に、ステップS44において、システム
マイコン7は、上書きされる部分をトレースする。
【0044】次に、ステップS45において、システム
マイコン7は、上書きされる部分のポインタをカウント
アップする。
【0045】図7は、図3に示すステップS7のマーク
検出時の挿入切換処理を説明するフローチャートであ
る。
【0046】まず、ステップS51において、システム
マイコン7は、録音中の物理的現在位置にジャンプフラ
グをライトする。
【0047】次に、ステップS52において、システム
マイコン7は、マーク位置の2つ前のアドレスのフレー
ムのフラグバイトにジャンプフラグをライトする。
【0048】次に、ステップS53において、システム
マイコン7は、インデックスにジャンプマークコード、
録音終了位置アドレス、ジャンプ先アドレスを記録す
る。
【0049】次に、ステップS54において、システム
マイコン7は、ポインタをマークの直前へ変更する。
【0050】次に、ステップS55において、システム
マイコン7は、記録開始位置のアドレスの音声フレーム
のフラグバイトにジャンプフラグをライトする。
【0051】次に、ステップS56において、システム
マイコン7は、ジャンプ先の音声フレームのフラグバイ
トにジャンプフラグをライトする。
【0052】次に、ステップS57において、システム
マイコン7は、インデックスにジャンプマークコード、
録音開始位置アドレス、ジャンプ先アドレスを記録す
る。
【0053】次に、ステップS58において、システム
マイコン7は、インデックスにタイムマークコード、開
始時間を記録する。
【0054】次に、ステップS59において、システム
マイコン7は、ポインタを物理EODに変更し処理を終
了する。
【0055】図8は、図3に示すステップS8の挿入録
音の継続処理を説明するフローチャートである。
【0056】まず、ステップS61において、システム
マイコン7は、音声データを1フレームだけ記録する。
【0057】次に、ステップS62において、システム
マイコン7は、ポインタをカウントアップし処理を終了
する。
【0058】図9は、図3に示すステップS12のマー
ク取消処理を説明するフローチャートである。
【0059】まず、ステップS71において、システム
マイコン7は、音声データのフラグバイトのマークフラ
グを取消す。
【0060】次に、ステップS72において、システム
マイコン7は、マークインデックスを無効にし処理を終
了する。
【0061】図10は、図3に示すステップS10の挿
入録音の終了処理を説明するフローチャートである。
【0062】まず、ステップS81において、システム
マイコン7は、録音終了位置のアドレスのフレームのフ
ラグバイトにジャンプフラグをライトする。
【0063】次に、ステップS82において、システム
マイコン7は、インデックスにジャンプマークコード、
録音終了位置アドレス、戻り先アドレスを記録する。
【0064】次に、ステップS83において、システム
マイコン7は、時間調整のインデックスに区間時間を記
録する。
【0065】次に、ステップS84において、システム
マイコン7は、インデックスに物理EODの位置を記録
して処理を終了する。
【0066】図11は、図3に示すステップS13の上
書き録音の終了処理を説明するフローチャートである。
【0067】まず、ステップS91において、システム
マイコン7は、SRAMであるか否かを判断する。SR
AMである場合は処理を終了し、そうでない場合はステ
ップS92へ移行する。
【0068】次に、ステップS92において、システム
マイコン7は、録音終了位置のアドレスのフレームのフ
ラグバイトにジャンプフラグをライトする。
【0069】次に、ステップS93において、システム
マイコン7は、インデックスにジャンプマークコード、
録音終了位置アドレス、戻り先アドレスを記録する。こ
こで、戻り先アドレスは上書き録音の継続処理でトレー
スされたアドレスである。
【0070】次に、ステップS94において、システム
マイコン7は、物理EODの位置をインデックスにライ
トして処理を終了する。
【0071】以下、上記の上書き録音から挿入録音への
自動切換の動作についてさらに具体的に説明する。図1
2は、上書き録音から挿入録音への自動切換の動作を説
明する図である。図13は、上書き録音から挿入録音へ
の自動切換時のインデックスの状態を説明する図であ
る。
【0072】まず、図12の(a)に示すように、装置
は任意の位置で再生から停止しているものとする。次
に、システムマイコン7は、キースイッチ12が上書き
録音に移行したことを認識すると、以下に示す上書き録
音の前処理を行なう。
【0073】次に、システムマイコン7は、図12の
(b)に示すように、録音開始位置のアドレスのフレー
ムのフラグバイトにジャンプフラグK1をライトし、ジ
ャンプ先の音声フレームのフラグバイトにもジャンプフ
ラグk1をライトする。
【0074】次に、システムマイコン7は、図13に示
すインデックスx1にジャンプマークコード、録音開始
位置アドレス(K1アドレス)とジャンプ先アドレス
(k1アドレス、ジャンプ先は物理EODのアドレスで
ある)を記録する。
【0075】次に、システムマイコン7は、図12の
(b)のE−RECの実線矢印のようにメモリカード6
の未記録部へ音声データを記録する。同時に、システム
マイコン7は、破線矢印が示すように上書き録音時間に
相当する分だけ上書きされる部分のアドレスをカウント
アップする。このとき、マークを検出すると、システム
マイコン7は、以下に示す上書き録音の後始末処理を実
行する。
【0076】図12の(c)に示すように、システムマ
イコン7は、まず、録音中の物理的現在位置にジャンプ
フラグK2をライトし、マーク位置の2つ前のアドレス
のフレームのフラグバイトにジャンプフラグk2をライ
トする。
【0077】次に、システムマイコン7は、図13のイ
ンデックスx2にジャンプマークコード、録音終了位置
アドレス(K2アドレス)およびジャンプ先アドレス
(k2アドレス)を記録する。ここで、k2アドレスは
上書き時間に相当する部分のアドレスである。次に、一
旦ストップしてマーク位置の1つ前のアドレスに現在位
置を移動する。ここで、ストップとは、実際に録音が止
まるわけではなく、この処理は瞬時に終了し、次の挿入
録音に自動的に切換わる処理に移行する。
【0078】次に、システムマイコン7は、図12の
(d)に示すように、録音開始位置のアドレスの音声フ
レームのフラグバイトにジャンプフラグK3をライト
し、ジャンプ先の音声フレームのフラグバイトにもジャ
ンプフラグをライトする。
【0079】次に、システムマイコン7は、図13のイ
ンデックスx3に、ジャンプマークコード、録音開始位
置アドレス(K3アドレス)とジャンプ先のアドレス
(K2アドレス、ジャンプ先アドレスは物理EODのア
ドレスと同じである)を記録する。
【0080】次に、システムマイコン7は、図13のイ
ンデックスx4に、タイムコードと開始時間(TIME
t1)を記録する。挿入区間時間(TIME t2)
は録音終了時に記録する。このタイムインデックスは、
スキップ機能での挿入位置以降の経過時間の調整に使用
するものである。
【0081】次に、システムマイコン7は、図12の
(d)の実線矢印に示すように、メモリカード6の未記
録部へ挿入データを記録する。ここでは、物理EODか
ら記録する。
【0082】次に、システムマイコン7は、図12の
(e)に示すように、キースイッチ12により録音が終
わったことを認識すると、以下に示す挿入録音の後始末
処理を実行する。
【0083】まず、システムマイコン7は、録音終了位
置のアドレスのフレームのフラグバイトにジャンプフラ
グK4をライトする。
【0084】次に、システムマイコン7は、図13のイ
ンデックスx5に、ジャンプマークコード、録音終了位
置アドレス(K4アドレス)と戻り先アドレス(K3ア
ドレス、戻り先アドレスは録音開始位置と同じアドレス
である)を記録する。
【0085】次に、システムマイコン7は、図13のイ
ンデックスx4に時間調整のための区間時間(TIME
t2)を記録する。
【0086】次に、システムマイコン7は、図13のイ
ンデックスx6に物理EODの位置を記録しておく。
【0087】次に、システムマイコン7は、録音を終了
し、ストップモードに移行する。次に、上記のように自
動的に挿入録音に切換えられた部分の再生動作について
図12の(f)を用いて説明する。
【0088】まず、システムマイコン7は、フラグバイ
トをチェックしながら再生動作を継続し、ジャンプフラ
グを検出すると、図13のインデックスからジャンプ先
を検索し、ジャンプを実行する。検索はジャンプ元のア
ドレス(図13のジャンプインデックスの最大アドレス
側に記録されているk1アドレス、K2アドレス、K3
アドレス、K4アドレス)が、フラグバイトのあるアド
レスと一致するか否かを比較することにより行なう。ジ
ャンプの実行は、ジャンプインデックスの最大アドレス
側に書いてあるアドレス(k1アドレス、K2アドレ
ス、K3アドレス、K4アドレス)を取出すことにより
実行することができる。
【0089】たとえば、システムマイコン7は、図12
の(f)のEP1からフラグバイトをチェックしながら
再生動作を継続し、ジャンプフラグK1を検出すると、
図13のインデックスx1〜x6からジャンプ先のアド
レスk1を検索し、ジャンプを実行する。このとき、ジ
ャンプ先にあるジャンプフラグは無視するよう設定して
ある。上記と同様の動作により、図12の(f)に示す
ように、EP2→EP3→EP4→EP5→EP6→E
P7→EP8の順に再生またはジャンプが実行される。
【0090】次に、自動的に挿入録音に切換えられた部
分のリワインド時の動作について図12の(g)を参照
して説明する。
【0091】リワインド時において、再生時と異なるの
は、比較対照すなわちジャンプ元のアドレスとジャンプ
先のアドレスとの関係がインデックスを検索する際に逆
になっていることである。したがって、上記と同様に、
図12の(c)に示すように、ER1→ER2→ER3
→ER4→ER5→ER6→ER7→ER8の順に再生
またはジャンプを行なう。
【0092】以上の再生またはリワインド動作により、
自動的に挿入音声に切換えられた部分も通常の挿入音声
と同様に再生またはリワインドを行なうことが可能とな
る。
【0093】上記実施例では、一括消去型プログラマブ
ルリードオンリメモリいわゆるフラッシュメモリを例に
上書きまたは挿入録音を行なっているが、たとえば、S
RAMを媒体に使用する場合には、上書き録音のところ
は、別領域に書くことをしなければ、上書き録音時のジ
ャンプフラグ等の処理は省略することも可能である。
【0094】また、上記実施例では、音声データについ
て述べたが、映像等の他のデータを用いても同様の効果
を得ることができる。
【0095】上記実施例では、ドキュメントごとのイン
デックスに上書き禁止フラグをセットしておき、この上
書き禁止フラグをチェックすることにより、上書き禁止
モードであるか、上書き許可モードであるかを判断した
が、装置自体にどちらかのモードを選択するためのスイ
ッチを備え、このスイッチの状態によりモードを選択す
るようにしても同様の効果を得ることができる。
【0096】
【発明の効果】本発明の情報記録再生装置においては、
不揮発性一括消去型メモリへの上書き録音中にマークを
検出したとき、マークを消去して上書き記録を継続する
モードと、マークを消去せずに当該マークの直前の情報
にジャンプ動作であることを示すジャンプフラグを記録
し、ジャンプ先を示すジャンプインデックスを積み上げ
て記録して、挿入記録を行なうモードとを選択すること
ができ、後者のモードを選択しておけば、上書き記録時
に誤って必要な情報に上書き記録をすることがなく、誤
操作を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の情報記録再生装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】図1に示すメモリカードの構成を示すブロック
図である。
【図3】上書き録音から挿入録音への自動切換の動作を
説明するフローチャートである。
【図4】図3に示す初期状態処理を説明するフローチャ
ートである。
【図5】図3に示す上書き録音の前処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図6】図3に示す上書き録音の継続処理を説明するフ
ローチャートである。
【図7】図3に示すマーク検出時の挿入切換処理を説明
するフローチャートである。
【図8】図3に示す挿入録音の継続処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図9】図3に示すマーク取消処理を説明するフローチ
ャートである。
【図10】図3に示す挿入録音の終了処理を説明するフ
ローチャートである。
【図11】図3に示す上書き録音の終了処理を説明する
フローチャートである。
【図12】上書き録音から挿入録音への自動切換の動作
を説明する図である。
【図13】上書き録音から挿入録音への自動切換時のイ
ンデックスの状態を説明する図である。
【図14】従来の情報記録再生装置の上書き動作を説明
する図である。
【符号の説明】
1 本体部 2 マイク 3、10 増幅器 4 ADコンバータ 5 音声圧縮回路 6 メモリカード 7 システムマイコン 8 音声伸長回路 9 DAコンバータ 10 増幅器 11 スピーカ 12 キースイッチ 13 表示部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報の区切りを示すマークにより区切ら
    れた単位で、不揮発性一括消去型メモリに前記情報の記
    録、挿入記録、または上書き記録を行なう情報記録再生
    装置であって、 前記上書き記録中に前記マークを検出したとき、前記マ
    ークを消去して、上書き記録を継続する第1記録手段
    と、 前記上書き記録中に前記マークを検出したとき、前記マ
    ークを消去せず、当該マークの直前の情報にジャンプ動
    作であることを示すジャンプフラグを記録し、ジャンプ
    先を示すジャンプインデックスを積み上げて記録して
    前記挿入記録を行なう第2記録手段と、 前記第1および第2記録手段を選択する選択手段とを含
    む情報記録再生装置。
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