JP3572224B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外箱の前面の開口部に、下端部を中心として開閉回動する扉を有する食器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、食器洗浄機においては、前面に開口部を有する外箱の内部に、洗浄室と、この洗浄室の内部に食器を配列する食器かごと、食器を洗浄する洗浄機構とが設けられており、そして、外箱の前面の開口部に、下端部を中心として開閉回動する扉が設けられ、この扉は、開放時、ほゞ水平状態まで回動されるようになっている。
【0003】
図27及び図28は、このような食器洗浄機を一般的なキッチン用キャビネットのシンクの脇部に設置した状況を、斜視図(図27)と平面図(図28)とで表している。これらの図に示したキッチン用キャビネット1は、中央部よりやゝ右側にシンク2を有し、このシンク2の左右両側の脇部に食器洗浄機3が設置可能な部分(食器洗浄機設置可能部)4,5を有している。又、シンク2の後側上方部には、シンク2内に給水するための水栓6が設けられており、そのほか、このキッチン用キャビネット1には左側端部にコンロ7が3口設けられている。
【0004】
このようなキッチン用キャビネット1の各部は、寸法が規格化されており、その中で、シンク2の左脇部の食器洗浄機設置可能部4は、一般には調理台部であって、比較的幅広く、食器洗浄機3はこの部分4に前向きに設置される。これに対して、今一つ(シンク2の右脇部)の食器洗浄機設置可能部5は、キッチン用キャビネット1の右側端部に位置するため、充分に幅広いものではなく、食器洗浄機3はこの部分5に横向き(左向き)に設置される。
【0005】
なお、図27及び図28は、説明の都合上、食器洗浄機3が、食器洗浄機設置可能部4,5の双方に設置された状況を表しているが、実際には、そのいずれかが選択されて設置される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図28では、上述のように設置された食器洗浄機3の、開放された扉8を二点鎖線で表している。この場合、シンク2の右脇部の食器洗浄機設置可能部5に食器洗浄機3が設置されたケースにおいては、その食器洗浄機3の、下端部を中心として開放回動された扉8の先端部の後側の角部8aが、水栓6、特にこれのコック部6aに当たり、扉8を充分に開放させることができない。よって、食器かごや食器の出し入れに支障を来たす。
【0007】
一方、シンク2の左脇部の食器洗浄機設置可能部4に食器洗浄機3が設置されたケースにおいては、その食器洗浄機3の、下端部を中心として開放回動された扉8の先端部がキッチン用キャビネット1の前縁より前方に突出し、この突出した扉8先端部の左右両側の角部8a,8bに使用者が手や腰等をぶつけることがあって、使用しにくい。
【0008】
これに対して近年、扉を2つに折り畳んで上方に持ち上げる構成としたものが供されている。このものによれば、扉を開放させたとき、扉の先端部がキッチン用キャビネット1の水栓6のコック部6aに当たらず、キッチン用キャビネット1の前縁より前方に突出することもなくて、上述のような問題点を呈しない。
【0009】
しかしながら、このものでは、扉を持ち上げ開放させた状態で、汚れた食器を洗浄室内に入れるとき、食器から落ちた残滓や汁等がそのまま落ちて下方の、食器洗浄機を設置した面を汚すという問題点があり、その上、開放させた扉が、キッチン用キャビネット1上方の比較的低い位置に設けられた棚等に当たって、扉を充分に開放させることができないという問題点を有していた。
【0010】
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、主として、キッチン用キャビネットのシンクの脇部に設置した状況で、開放させた扉が水栓のコック部に当たったり、使用者が手や腰等をぶつけたりすることをなくし得、しかも、食器入れ時に食器から落ちる残滓や汁等で食器洗浄機設置部分を汚すこともなくし得て、更に、開放させた扉が上方の棚等に当たるようなこともなくし得る食器洗浄機を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の食器洗浄機においては、前面に開口部を有する外箱と、この外箱の内部に設けられた洗浄室と、この洗浄室の内部に食器を配列する食器かごと、前記食器を洗浄する洗浄機構と、前記外箱の前面の開口部に、下端部を中心として開閉回動するように設けられた扉とを具備するものにおいて、
第1に、その扉を、ほゞ水平状態まで開放回動可能な下部扉と、この下部扉の先端部に回動可能に連結された上部扉とにより構成すると共に、前記下部扉を開放回動させたときに、前記上部扉を下部扉に対しほゞ直角に回動させて保持する扉折り手段を設け、前記扉を閉鎖したときに、扉をロックするロック手段を有すると共に、そのロックを検出するロック検出手段を有することを特徴とする(請求項1の発明)。
【0012】
このものによれば、扉は、開放時、下部扉がほゞ水平状態まで回動され、そして、この下部扉に対し、上部扉が扉折り手段によってほゞ直角に回動されて保持されることにより、L字状に折り曲げられた状態となり、それによって、扉の先端部がキッチン用キャビネットの水栓のコック部に当たることが避けられ、キッチン用キャビネットの前縁より前方に突出することも避けられる。
【0013】
又、この場合、扉は、下端部を中心として開放回動されるもので、上方に持ち上げられるものではないから、上方の棚等に当たるようなことも避けられ、そして、食器入れ時に食器から落ちた残滓や汁等は、下端部を中心としてほゞ水平状態まで回動された下部扉により受けられ、食器洗浄機設置部分に落ちることが阻止される。
そして、扉を閉鎖したときには、ロック手段により、子供の悪戯など、不用意な扉の開放が阻止されるばかりでなく、特には扉の下部扉と上部扉との連結部分における僅かな浮き離れすら阻止されて、水密性がより確実に保持される。
更に、扉をロックしたとき、それがロック検出手段により検出され、扉のロックを解除したとき、ロック検出手段による扉ロックの検出がなされなくなるので、それによって、運転中に扉のロックを解除したとき、その時点で運転を自動的に停止させることが可能となり、外箱の前面の開口部からの洗浄水の飛び出し等のおそれがより確実になくされる。
【0018】
本発明の食器洗浄機においては、第2に、扉を、ほゞ水平状態まで開放回動可能な下部扉と、この下部扉の先端部に回動可能に連結された上部扉とにより構成すると共に、前記下部扉を開放回動させたときに、前記上部扉を下部扉に対しほゞ直角に回動させて保持する扉折り手段を設け、前記扉を閉鎖したときに、扉をロックするロック手段を有すると共に、そのロックを押ボタンの操作により解除するロック解除手段を有することを特徴とする(請求項の発明)。
このものでは、前記ロック検出手段による作用効果以外、第1の構成の食器洗浄機と同じ作用効果が得られ、そして、扉のロック解除が、押ボタンを操作するだけの簡単な操作でなされる。
【0019】
本発明の食器洗浄機においては、第3に、扉を、ほゞ水平状態まで開放回動可能な下部扉と、この下部扉の先端部に回動可能に連結された上部扉とにより構成すると共に、前記下部扉を開放回動させたときに、前記上部扉を下部扉に対しほゞ直角に回動させて保持する扉折り手段を設け、前記扉を閉鎖したときに、扉をロックするロック手段を有すると共に、そのロックを、扉に設けたハンドルの操作により解除するロック解除手段を有することを特徴とする(請求項の発明)。
このものでは、前記ロック検出手段による作用効果以外、第1の構成の食器洗浄機と同じ作用効果が得られ、そして、扉のロック解除が、扉を開放させるときに持つハンドルを操作するだけの簡単で且つ自然な操作でなされる。
【0020】
本発明の食器洗浄機においては、第4に、扉を、ほゞ水平状態まで開放回動可能な下部扉と、この下部扉の先端部に回動可能に連結された上部扉とにより構成すると共に、前記下部扉を開放回動させたときに、前記上部扉を下部扉に対しほゞ直角に回動させて保持する扉折り手段を設け、前記扉を閉鎖したときに、上部扉の先端部が外箱の前面の開口部の上縁部に係止されるようにしたことを特徴とする(請求項の発明)。
このものでは、前記ロック検出手段による作用効果以外、第1の構成の食器洗浄機と同じ作用効果が得られ、そして、扉のロックが、上部扉の先端部、すなわち、扉の先端部で確実になされ、しかも、その上部扉の先端部に手を掛けて扉をこじ開けようとする無理な操作に対しても、抗することが可能である。
【0022】
本発明の食器洗浄機においては、第5に、扉を、ほゞ水平状態まで開放回動可能な下部扉と、この下部扉の先端部に回動可能に連結された上部扉とにより構成すると共に、前記下部扉を開放回動させたときに、前記上部扉を下部扉に対しほゞ直角に回動させて保持する扉折り手段を設け、前記外箱の前面の開口部の上側の縁部を後方に傾斜させ、この傾斜の起点部に、扉を閉鎖したときの下部扉と上部扉との連結部分の位置がほゞ合致するようにしたことを特徴とする(請求項の発明)。
このものでは、前記ロック検出手段による作用効果以外、第1の構成の食器洗浄機と同じ作用効果が得られ、そして、扉を閉鎖したとき、上部扉が下部扉より後方に傾斜した外形となり、それによって、設置状態での圧迫感がなくされる。
【0023】
本発明の食器洗浄機においては、第6に、扉を、ほゞ水平状態まで開放回動可能な下部扉と、この下部扉の先端部に回動可能に連結された上部扉とにより構成すると共に、前記下部扉を開放回動させたときに、前記上部扉を下部扉に対しほゞ直角に回動させて保持する扉折り手段を設け、前記下部扉と上部扉とを、これらの合わせ部分を水密に覆う弾性体で連結したことを特徴とする(請求項の発明)。
このものでは、前記ロック検出手段による作用効果以外、第1の構成の食器洗浄機と同じ作用効果が得られ、そして、下部扉と上部扉との連結が、それらの合わせ部分を水密化するのと併せてなされる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施例につき、図1ないし図12を参照して説明する。 まず図2には、食器洗浄機の外観を示しており、外箱11を有している。この外箱11は、図3にも示すように、金属の板材をコ字形に折曲して背部と左右の両側部とを有するようにした側板12を主体とし、これに、天板13と底板14とを結合して成るもので、前面に矩形の開口部15を有し、底板14の外下面の四隅部にそれぞれ脚16を取付けている。
【0025】
外箱11の内部には、内箱17を開口部15に連ねて配設することにより、洗浄室18を形成しており、この洗浄室18の内部には、図示しない食器を配列する食器かご19を、ローラ20がレール21上を転動する引出し方式で、前後出し入れ可能に収容している。又、洗浄室18内の食器かご19より下方の部分には、噴水アーム22を回転可能に配設しており、更に、洗浄室18の底部の前部から下方へは貯水部23を形成していて、この貯水部23と、内箱17の外下方部に配設したポンプ24とを接続パイプ25で接続している。
【0026】
ポンプ24は、吐水口を上記噴水アーム22に接続しており、この構造で、ポンプ24が、洗浄室18内の水(洗浄水)を貯水部23から接続パイプ25を通じて吸入し、吐水口から噴水アーム22に圧送する。しかして、噴水アーム22に圧送された水は、噴水アーム22の各噴水口22aから噴出されるもので、その噴水の反動によって噴水アーム22は回転もする。かくして、洗浄水が食器かご19内の食器に満遍なく噴射され、その食器の洗浄(洗い、すすぎ)が行われるものであり、従って、ポンプ24及び噴水アーム22は、食器を洗浄する洗浄機構として機能する。なお、洗浄室18内の水は、図示しない給水弁によって機外から洗浄室18内に供給される。
【0027】
このほか、洗浄室18内の噴水アーム22直下の部分には、ヒータ26を配設すると共に、このヒータ26を覆うヒータカバー27を配設しており、更に、内箱17の外下方部には送風機28を配設していて、この送風機28によりダクト29を通じて洗浄室18内に供給される風を、ヒータ26により熱して温風となし、この温風により洗浄後の食器の乾燥を行うようになっている。従って、ヒータ26及び送風機28は食器を乾燥させる乾燥手段として機能するものであり、更に、ヒータ26は洗浄時の洗浄水を加熱する加熱手段としても機能するようになっている。
【0028】
さて、前記外箱11の前面の開口部15には、図1及び図2に示す扉30を設けている。この扉30は、下部扉31と、上部扉32とから成っており、その下部扉31は横長の矩形状を成し、部扉3はそれよりも縦寸法の短い横長の矩形状を成している。
【0029】
ここで、下部扉31は、下端部の両側を、図4及び図5に示すように、外箱11内において内箱17に複数のねじ33によって固着した支持板34に、支軸35によって枢着することにより、下端部を中心として開閉回動するように設けており、これにより、扉30全体としても、下端部を中心として開閉回動するように設けている。
【0030】
又、この場合、支持板34には、上部に外側方へ突出するストッパ36を形成しており、一方、下部扉31には被係止片37を延設していて、これが、下部扉31の閉鎖時には、図4に示すようにストッパ36から離間するのに対し、開放時には、図5に示すようにストッパ36に下方より接触係止されて、下部扉31をほゞ水平状態に保持するようになっており、かくして、下部扉31をほゞ水平状態まで開放回動可能としている。なお、これから明らかなように、ストッパ36と被係止片37は、下部扉31をほゞ水平状態に保持する保持手段として機能する。
【0031】
上部扉32は、図6及び図7に示すように、下端部の裏側部に形成した円筒状の連結部38と、下部扉31の先端部である上端部の裏側部に形成した円筒状の連結部39とに、支軸40を挿通することによって、下部扉31の上端部(先端部)に前後(上下)回動可能に連結している。
【0032】
又、その折り、支軸40にはスプリング、この場合、図8に示す捩りコイルスプリング41を巻装しており、この捩りコイルスプリング41の一端部41aを下部扉31に掛け、他端部41bを上部扉32に掛けて、上部扉32を下部扉31に対し内側の直角方向に付勢している。これにより、図9に示すように、上部扉32を下部扉31に対しほゞ直角に回動させて保持するようにしており、従って、捩りコイルスプリング41はその上部扉32の回動保持をして扉30をほゞ直角に折り曲げる扉折り手段として機能する。
【0033】
なお、この場合、上部扉32の回動保持は、捩りコイルスプリング41のばね力によってのみ行うようにしているが、そのばね力を、上部扉32をほゞ直角以上の角度回動させるものとして、これに、上部扉32をほゞ直角の状態に係止させて保持するストッパを設けて実現するようにしても良い(この場合、捩りコイルスプリング41とストッパが、扉折り手段として機能する)。
【0034】
更に、下部扉31と上部扉32との連結部分にはパッキン42を設けており、このパッキン42は、下部扉31に対する上部扉32の伸張状態(図6参照)で、下部扉31と上部扉32との双方に密接することにより、その連結部分を水密に封じる水封手段として機能する。
【0035】
そして又、前記洗浄室18の開口部15近くの上側及び左右両側の内周部には、図1及び図3に示すように、受枠43を取付けて、これの前側内部にパッキン44を収納固着している。それに対して、上記下部扉31の裏面の左右両側と、上部扉32の裏面の左右両側及び上側には、押圧部としてのリブ45を形成しており、このリブ45が、扉30の閉鎖時に、パッキン44を押圧してこれに密接することにより、扉30と洗浄室18との間を水密に封じるようにしている。従って、この場合、パッキン44はその扉30と洗浄室18との間を水密に封じる水封手段として機能する。
【0036】
なお、下部扉31及び上部扉32のそれぞれリブ45より内側の部分には、受枠43の更に内側に重なって洗浄室18内の水を一層漏れにくくするためのリブ45aを形成している。
【0037】
しかして、下部扉31には、洗浄室18内を透視するための、透明部46と、これに臨む窓47、及びこの窓47を覆う防水シート48を設けており、上部扉32には、ハンドル49と、押ボタン50とを設けている。このうち、ハンドル49は、上部扉32の下端部の前面に固定状態に取付けたものであり、押ボタン50は、上部扉32の上部に前後に出没可能に設けたものである。
【0038】
図10は押ボタン50の全体を示しており、この押ボタン50には、被押圧部50aの前面に「PUSH」の文字による表示51を施している。又、この押ボタン50には、その左右の両側に連結棒52を一体に延設して、その各先端部に軸突起53を形成すると共に、爪54を形成しており、図3に示すように、押ボタン50の上記被押圧部50aの前面部を除く部分と、連結棒52、及び軸突起53を上部扉32内(中空部)に位置させた状態で、その軸突起53を上部扉32の左右両側壁部に前後(上下)回動可能に取付けている。
【0039】
又、この状態で、押ボタン50の被押圧部50aと上部扉32の後側の内面部との間には、圧縮コイルスプリング55を介在させており、これによって、押ボタン50の被押圧部50aが上部扉32の前面よりある程度前方に突出するように付勢している。更に、この状態で、上部扉32の下部、すなわち、下部扉1との連結部分近くの部分の裏面より後方に突出させた爪54は、上記圧縮コイルスプリング55のばね力により上方に回動付勢されており、その付勢された状態で、爪54が係止する係止受け具56を、前記外箱11の前面の開口部15の左右の両側縁部に設けている。
【0040】
ここで、爪54は、扉30を閉鎖したときに、係止受け具56に係止して扉30をロックするようになっており、従って、それら爪54と係止受け具56は、扉30を閉鎖したときに、扉30をロックするロック手段として機能するものであり、特には扉30の下部扉31と上部扉32との連結部分近傍を外箱11側に係止して扉30をロックするロック手段として機能するものである。
【0041】
又、そのロック状態で、押ボタン50の被押圧部50aを前方から押せば、爪54が下方に回動されて、係止受け具56との係止状態から解放されるものであり、これによって上記扉30のロックが解除される。従って、押ボタン50は扉30のロックを解除するロック解除手段として機能するものである。
【0042】
加えて、上記係止受け具56にはスイッチボックス57を連設して、これを前記外箱11と内箱17との間に位置させており、このスイッチボックス57内には、扉30を閉鎖ロックしたときに、一端部が爪54により押し上げられるレバー58と、このレバー58の他端部によりアクチェータ59aが押圧されて例えばオン作動するマイクロスイッチ59とを配設しており、そのマイクロスイッチ59の作動によって扉30のロックを検出することから、それらレバー58及びマイクロスイッチ59は、扉30のロックを検出するロック検出手段として機能する。
【0043】
なお、上記マイクロスイッチ59の作動による扉ロックの検出信号は、図示しない制御装置に入力されるようにしており、その入力に基づいて、制御装置は前記食器の洗浄から乾燥までの運転を許容し、入力がなければ、その運転を停止させるようにしている。
【0044】
そして、上部扉32の先端部である上端部には、そのほゞ全長にわたって凸部60を形成しており、これに対して、前記外箱11の前面の開口部15の上縁部である、天板13の前縁部には、下方に開口する凹部61をそのほゞ全長にわたって形成し、この凹部61に、扉30の閉鎖状態で、上記上部扉32の凸部60を係止させるようにしている。
このほか、外箱11の扉30より下方の部分には、パネル62を装着しており、このパネル62には、前記食器の洗浄から乾燥までの運転について必要に操作をするための複数の操作キー63(図2参照)を設けている。
【0045】
次に、上記構成のものの作用を述べる。
図11の(a)に示す食器洗浄機は、扉30を閉鎖してロックした状態のものであり、この状態から、押ボタン50を押して前述のように扉30のロックを解除し、次いで、ハンドル49を持って扉30を前方に引く。すると、扉30は、図11の(b)に示すように、下部扉31が下端部(支軸35)を中心として下方に開放回動し、上部扉32が、捩りコイルスプリング41のばね力により、下部扉31との連結部分から内側(後方)に回動される。この上部扉32の回動は、上部扉32が下部扉31に対しほゞ直角となるまで続けられるもので、ほゞ直角となれば、上部扉32はそれ以上回動されず、その状態に保持される。
【0046】
又、下部扉31は、図11の(c)に示すように、ほゞ水平状態となるまで開放回動されるもので、ほゞ水平状態となれば、それ以上回動されず、その状態に保持される。このとき、上部扉32は、下部扉31に対して上方へほゞ直角に折れ曲がった状態となっている。
【0047】
これに対して、上述の扉30を開放した状態から、ハンドル49を持って扉30を後上方へ押し上げると、下部扉31は、図11の(b)に示すように、下端部を中心として上方に閉鎖回動し、上部扉32は、凸部60が外箱11の前面の開口部15の左右の両側縁部に当接したところから、捩りコイルスプリング41のばね力に抗し伸張方向に戻されて、凸部60を天板13前縁部の凹部61に差し込み係止させ、リブ45によりパッキン44を押圧すると共に、上部扉32の裏面及び下部扉31の裏面を外箱11の上記開口部15の周縁部に当接させて、図11の(a)に示す閉鎖状態に戻る。
【0048】
又、この扉30の閉鎖状態では、爪54が係止受け具56に係止して扉30、特にこれの下部扉31と上部扉32との連結部分近傍をロックするものであり、この扉30のロックをマイクロスイッチ59がレバー58を介して検出する。
【0049】
このように本構成のものでは、扉30は、開放時、下部扉31がほゞ水平状態まで回動されるのに対して、上部扉32が、扉折り手段である捩りコイルスプリング41のばね力によってほゞ直角に回動されて保持されることにより、L字状に折り曲げられた状態となる。これにより、図12に示すように、食器洗浄機をキッチン用キャビネット1のシンク2の右脇部の幅狭な食器洗浄機設置可能部5に横向き(左向き)に設置した状況で、扉30を開放させたとき、扉30の先端部がキッチン用キャビネット1の水栓6のコック部6aに当たることが避けられる。よって、扉30を充分に開放させることができるもので、食器かご19や食器の出し入れに支障を来たすことはない。
【0050】
又、食器洗浄機をキッチン用キャビネット1のシンク2の左脇部の幅広な食器洗浄機設置可能部4に前向きに設置した状況で、扉30を開放させたとき、扉30の先端部がキッチン用キャビネット1の前縁より前方に突出することも避けられる。よって、扉30の先端部の角部に使用者が手や腰等をぶつけることもなくなって、使用しやすくできる。
【0051】
更に、この場合、扉30は、全体としても下端部を中心として開放回動されるもので、上方に持ち上げられるものではないから、上方の棚等に当たるようなことも避けられ、充分に開放させることができる。そして、食器入れ時に食器から落ちた残滓や汁等は、下端部を中心としてほゞ水平状態まで回動された下部扉31により受けられるものであり、食器洗浄機設置部分に落ちることが阻止される。よって、その食器から落ちる残滓や汁等で食器洗浄機設置部分を汚すようなこともなくすことができる。
【0052】
加えて、本構成のものの場合、扉30を上述のように折り曲げる扉折り手段を、スプリング(捩りコイルスプリング41)としており、それによって、上部扉32のほゞ直角の回動保持が、スプリングのばね力で簡単にできる。なお、この扉折り手段としてのスプリングは、捩りコイルスプリング41には限られず、引張コイルスプリングや板ばねなど、種類の異なるスプリングであっても良い。
【0053】
又、扉30を閉鎖したときには、下部扉31と上部扉32との連結部分近傍を外箱11側に係止して扉30をロックするロック手段(爪54及び係止受け具56)を有している。これにより、扉30を閉鎖した状態での、子供の悪戯など、不用意な扉30の開放を阻止できるばかりでなく、特には扉30の下部扉31と上部扉32との連結部分の、外箱11に対する僅かな浮き離れすら阻止できて、水密性をより確実に保持することができる。なお、この場合も、ロック手段としては、爪54及び係止受け具56に限られるものではない。
【0054】
更に、上記ロック手段に加えて、該ロック手段による扉30のロックを検出するロック検出手段(レバー58及びマイクロスイッチ59)を有している。これにより、扉30をロックしたときには、それがロック検出手段により検出され、扉30のロックを解除したときには、ロック検出手段による扉30のロックの検出がなされなくなるので、それによって、運転中に扉30のロックを解除したとき、その時点、すなわち、扉30を開放する前に運転を自動的に停止させることが可能であり、運転中の外箱11の前面の開口部15からの洗浄水、特にはヒータ26で高温化された状態の洗浄水の飛び出し等のおそれを、より確実になくすことができる。
【0055】
このほか、ロック手段による扉30のロックを押ボタン50の操作により解除するロック解除手段を有しており、これによって、扉30のロック解除が、押ボタン50を操作するだけの簡単な操作でできるから、操作性を良好になすことができる。
【0056】
そして、扉30を閉鎖したときには、上部扉32の先端部(凸部60)が外箱11の前面の開口部15の上縁部(天板13前縁の凹部61)に係止されるようにしており、これによって、扉30のロックが、上部扉31の先端部、すなわち、扉30の先端部でも確実にでき、しかも、その上部扉32の先端部に手を掛けて扉30をこじ開けようとする無理な操作に対しても、抗することが可能であって、運転中の扉30の閉鎖状態の維持がより確実にできる。
なお、この場合、上部扉32の先端部の凸部60と天板13の凹部61は、上部扉32の上端部、及び天板13の前縁部の、それぞれ中央部や両側端部など、部分的に設けていても良い。
【0057】
その上、扉30を閉鎖したときには、扉30と洗浄室18との間を水密に封じる水封手段(パッキン44)を有しており、これによって、洗浄室18と扉30との間からの水漏れをより確実に防止することができる。
更に、下部扉32と上部扉31との連結部分に、該部分を水密に封じる水封手段(パッキン42)を有しており、これによって、下部扉31と上部扉32との連結部分からの水漏れも、より確実に防止することができる。
【0058】
以上に対して、図13ないし図26は本発明の第2ないし第6実施例を示すもので、それぞれ、第1実施例と同一もしくは同様の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
【0059】
[第2実施例]
図13ないし図15に示す第2実施例においては、前述のスプリング(捩りコイルスプリング41)に代わる扉折り手段として、特に図14に示すリンク71を用いている。このリンク71は、一端部を、前記下部扉31の枢着部である支持板34より上方に位置させて外箱11の前面の開口部15の左右の両側縁部に設けた第2の支持板72に、支軸73によって上下(前後)回動可能に取付け、他端部を、上部扉32の裏側部に支軸74によって同じく上下(前後)回動可能に取付けており、それによって、上部扉32と外箱11との間を結んでいる。
【0060】
又、この場合、上部扉32には、前述のハンドル49に代えて,ハンドル75を一体成形して設けており、下部扉31及び上部扉32のそれぞれ裏面の左右両側部には、リンク71に対応させて、それらを収納することが可能な寸法の溝76を形成している。
【0061】
この構成で、図15の(a)に示す、扉30の閉鎖ロック状態から、前述同様に押ボタン50を押して扉30のロックを解除し、次いで、ハンドル75を持って扉30を前方に引く。すると、扉30は、図15の(b)に示すように、下部扉31が下端部を中心としてほゞ水平状態となるまで下方に開放回動し、一方、上部扉32は、リンク71により、相対的に後方へ引かれて、下部扉31との連結部分から内側上方に回動される。この上部扉32の回動は、前述同様に、上部扉32が下部扉31に対しほゞ直角となるまで続けられるものであり、ほゞ直角となれば、上部扉32はそれ以上回動されず、その状態に保持される。
【0062】
これに対して、上述の扉30を開放した状態から、ハンドル75を持って扉30を後上方へ押し上げると、下部扉31は、下端部を中心として上方に閉鎖回動し、それに伴い、上部扉32は伸張方向に戻されて、この上部扉32の裏面及び下部扉31の裏面が外箱11の上記開口部15の周縁部に当接して、図15の (a)に示す閉鎖状態に戻る。又、このとき、リンク71は下部扉31及び上部扉32の溝76に収納されることによって、扉30の内部に収納される。
【0063】
なお、この場合、上部扉32の先端部には凸部60を設けておらず、天板13の前縁部には凹部61を設けていないが、これら凸部60及び凹部61を設けても良い。
【0064】
このものでは、上部扉32のほゞ直角の回動保持を、リンク71により、扉30の開放回動に連動させて簡単になすことができる。又、この場合、リンク71は、扉30を閉鎖したときには、扉30の内部に収納されるもので、これにより、扉30の閉鎖をリンク71に邪魔されず確実になすことができ、しかも、その扉30の閉鎖状態でリンク71が露出したままになることもなく、見掛けを良好に確保することができる。
【0065】
[第3実施例]
図16ないし図19に示す第3実施例においては、上部扉32とは別体のハンドル81の左右の両側に図19に示す連結棒82を一体に延設し、その各先端部に前述の爪54を形成し、この爪54の各基端部の外面に軸突起83を形成している。そして、その軸突起83を、上部扉32内に位置させた状態で、該上部扉32の左右両側壁部に前後(上下)回動可能に取付けている。
【0066】
又、この状態で、ハンドル81の上部81aと上部扉32の後側の内面部との間には、図18に示す圧縮コイルスプリング84を介在させており、これによって、ハンドル81の上部81aが上部扉32の前面とほゞ面一に位置するように付勢している。更に、この状態で、上部扉32の下部、すなわち、下部扉1との連結部分近くの部分の裏面より後方に突出させた爪54は、上記圧縮コイルスプリング84のばね力により上方に回動付勢されており、その付勢された状態で、前述の係止受け具56に係止するようになっている。
【0067】
この構成で、ハンドル81を持って図18に矢印Aで示すように前方に引けば、爪54が矢印Bで示すように下方に回動されて、係止受け具56との係止状態から解放されるものであり、これによって爪54による扉30のロックが解除される。従って、この場合、ハンドル81は、前述の押ボタン50に代わって、扉30のロックを解除するロック解除手段として機能するものであり、このものでは、扉30のロック解除が、扉30を開放させるときに持つハンドル81を操作するだけの簡単で且つ自然な操作でできるから、操作性を一段と良好になすことができる。
【0068】
なお、この場合も、上部扉32の先端部には凸部60を設けておらず、天板13の前縁部には凹部61を設けていないが、これら凸部60及び凹部61を設けても良い。更に、この場合、扉折り手段としては、リンク71を用いているが、第1実施例のようにスプリングを用いても良い。
【0069】
[第4実施例]
図20及び図21に示す第4実施例においては、外箱11の前面の開口部15の左右の両側縁部の上部と上縁部、すなわち上側の縁部15aを図21に示すように後方に傾斜させ、その傾斜の起点部91に、扉30を閉鎖したときの下部扉31と上部扉32との連結部分(支軸40の部分)の位置がほゞ合致するようにしている。
【0070】
このようにすることにより、扉30を閉鎖したときには、図20に示すように、上部扉32が下部扉31より後方に傾斜した外形となり、それによって、設置状態での圧迫感をなくすことができるから、狭い場所に設置するのにも適するようにできる。
なお、この場合も、上部扉32の先端部には凸部60を設けておらず、天板13の前縁部には凹部61を設けていないが、これら凸部60及び凹部61を設けても良い。
【0071】
[第5実施例]
図22ないし図24に示す第5実施例においては、扉折り手段がスプリング (捩りコイルスプリング41)である第1実施例構造のものに、上記第4実施例の傾斜を有する外箱11構造を採用している。
このものでは、扉30の開閉時に、上部扉32の先端部(凸部60)が、図24の(a)〜(c)、特には(b)に示すように、外箱11の前面の開口部15の傾斜した上側の縁部15aに沿って摺動するもので、垂直面より傾斜面の方が摺動性が良いため、操作性を良好になすことができる。
【0072】
又、この場合、前述のハンドル49,75,81をそれぞれ上部扉32に設けた構造に代えて、上部扉32よりふらつきのない下部扉31にハンドル101を設けており、これによって、操作性を更に良好になすことができる。
なお、扉折り手段として、リンク71を用いるものでは、上部扉32もふらつきがないので、ハンドルは下部扉31及び上部扉32のいずれに設けても、良好な操作性を得ることができる。
【0073】
[第6実施例]
図25及び図26に示す第6実施例においては、例えばゴム板等の弾性体111を用い、これの一端部を下部扉31の先端部の裏面部に押え具112を介してねじ113により取付け、他端部を上部扉32の下端部に押え具114を介してねじ115により取付けることにより、それら下部扉31と上部扉32との合わせ部分を水密に覆う弾性体111で、それらの連結をしている。
【0074】
このものでは、下部扉31と上部扉32との連結が、それらの合わせ部分を水密化するのと併せてなされるから、それらをなすのに別々の部品を要せず、それだけ安価に実現できる長所を有する。
このほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、特に洗浄機構は、前述の噴水方式に限られず、槽状の洗浄室内に食器を浸漬するまで貯水して、その水を撹拌することによる水流で食器を洗浄するようなものであっても良いなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
【発明の効果】
本発明は以上説明したとおりのもので、下記の効果を奏する。
請求項1の食器洗浄機によれば、扉の開放時、下部扉がほゞ水平状態まで回動され、そして、この下部扉に対し、上部扉が扉折り手段によってほゞ直角に回動されて保持されることにより、L字状に折り曲げられた状態となるから、キッチン用キャビネットのシンクの脇部に設置した状況で、開放させた扉が水栓のコック部に当たったり、使用者が手や腰等をぶつけたりすることをなくし得、しかも、食器入れ時に食器から落ちる残滓や汁等で食器洗浄機設置部分を汚すこともなくし得ると共に、開放させた扉が上方の棚等に当たるようなこともなくし得て、使用しやすくできる。又、扉を閉鎖したときには、ロック手段により、子供の悪戯など、不用意な扉の開放を阻止できるばかりでなく、特には扉の下部扉と上部扉との連結部分の、外箱に対する僅かな浮き離れすら阻止できて、水密性をより確実に保持することができる。更に、扉をロックしたとき、それがロック検出手段により検出され、扉のロックを解除したとき、ロック検出手段による扉ロックの検出がなされなくなるので、運転中に扉のロックを解除したとき、その時点で運転を自動的に停止させることが可能で、運転中の外箱の前面の開口部からの洗浄水の飛び出し等のおそれを、より確実になくすことができる。
【0077】
請求項の食器洗浄機によれば、前記ロック検出手段による作用効果以外、第1の構成の食器洗浄機と同じ作用効果が得られ、そして、扉のロック解除が、押ボタンを操作するだけの簡単な操作でできるから、操作性を良好になすことができる。
請求項の食器洗浄機によれば、前記ロック検出手段による作用効果以外、第1の構成の食器洗浄機と同じ作用効果が得られ、そして、扉のロック解除が、扉を開放させるときに持つハンドルを操作するだけの簡単で且つ自然な操作でできるから、操作性を一段と良好になすことができる。
【0078】
請求項4の食器洗浄機によれば、前記ロック検出手段による作用効果以外、第1の構成の食器洗浄機と同じ作用効果が得られ、そして、扉のロックが、上部扉の先端部で確実にでき、しかも、その上部扉の先端部に手を掛けて扉をこじ開けようとする無理な操作に対しても、抗することが可能で、運転中の扉の閉鎖状態の維持がより確実にできる。
【0079】
請求項の食器洗浄機によれば、前記ロック検出手段による作用効果以外、第1の構成の食器洗浄機と同じ作用効果が得られ、そして、扉を閉鎖したときに、上部扉が下部扉より後方に傾斜した外形となって、設置状態での圧迫感をなくすことができる。
請求項の食器洗浄機によれば、前記ロック検出手段による作用効果以外、第1の構成の食器洗浄機と同じ作用効果が得られ、そして、下部扉と上部扉との連結が、それらの合わせ部分を水密化するのと併せてなされるから、それらをなすのに別々の部品を要せず、それだけ安価に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す全体の扉開放状態での斜視図
【図2】全体の扉閉鎖状態での斜視図
【図3】全体の縦断側面図
【図4】下部扉枢支部分の扉閉鎖状態での拡大縦断側面図
【図5】下部扉枢支部分の扉開放状態での拡大縦断側面図
【図6】下部扉と上部扉の連結部分の伸張状態での拡大縦断側面図
【図7】下部扉と上部扉の連結部分の拡大背面図
【図8】捩りコイルスプリング単体の拡大斜視図
【図9】下部扉と上部扉の連結部分の折れ曲がり状態での拡大縦断側面図
【図10】押ボタンから爪にかけての斜視図
【図11】扉の開閉の変化の様子を(a)、(b)、(c)で示す全体の側面図
【図12】食器洗浄機の設置状況を示す平面図
【図13】本発明の第2実施例を示す図2相当図
【図14】図1相当図
【図15】図11相当図
【図16】本発明の第3実施例を示す図2相当図
【図17】図1相当図
【図18】図3部分相当拡大図
【図19】ハンドルから爪にかけての斜視図
【図20】本発明の第4実施例を示す図2相当図
【図21】図1相当図
【図22】本発明の第5実施例を示す図2相当図
【図23】図1相当図
【図24】図11相当図
【図25】本発明の第6実施例を示す図6相当図
【図26】下部扉と上部扉の連結部分の折れ曲がり状態での縦断側面図
【図27】従来の食器洗浄機の設置状況を示す斜視図
【図28】図12相当図
【符号の説明】
11は外箱、15は開口部、18は洗浄室、19は食器かご、22は噴水アーム(洗浄機構)、24はポンプ(洗浄機構)、30は扉、31は下部扉、32は上部扉、35は支軸、36はストッパ、37は被係止片、38,39は連結部、40は支軸、41は捩りコイルスプリング(スプリング)、42,44はパッキン(水封手段)、50は押ボタン(ロック解除手段)、54は爪(ロック手段)、56は係止受け具(ロック手段)、58はレバー(ロック検出手段)、59はマイクロスイッチ(ロック検出手段)、60は凸部、61は凹部、71はリンク、76は溝、81はハンドル(ロック解除手段)、91は傾斜の起点部、111は弾性体を示す。

Claims (6)

  1. 前面に開口部を有する外箱と、
    この外箱の内部に設けられた洗浄室と、
    この洗浄室の内部に食器を配列する食器かごと、
    前記食器を洗浄する洗浄機構と、
    前記外箱の前面の開口部に、下端部を中心として開閉回動するように設けられた扉とを具備するものにおいて、
    その扉を、
    ほゞ水平状態まで開放回動可能な下部扉と、
    この下部扉の先端部に回動可能に連結された上部扉とにより構成すると共に、
    前記下部扉を開放回動させたときに、前記上部扉を下部扉に対しほゞ直角に回動させて保持する扉折り手段を設け
    前記扉を閉鎖したときに、扉をロックするロック手段を有すると共に、そのロックを検出するロック検出手段を有することを特徴とする食器洗浄機。
  2. 前面に開口部を有する外箱と、
    この外箱の内部に設けられた洗浄室と、
    この洗浄室の内部に食器を配列する食器かごと、
    前記食器を洗浄する洗浄機構と、
    前記外箱の前面の開口部に、下端部を中心として開閉回動するように設けられた扉とを具備するものにおいて、
    その扉を、
    ほゞ水平状態まで開放回動可能な下部扉と、
    この下部扉の先端部に回動可能に連結された上部扉とにより構成すると共に、
    前記下部扉を開放回動させたときに、前記上部扉を下部扉に対しほゞ直角に回動させて保持する扉折り手段を設け、
    前記扉を閉鎖したときに、扉をロックするロック手段を有すると共に、そのロックを押ボタンの操作により解除するロック解除手段を有することを特徴とする食器洗浄機。
  3. 前面に開口部を有する外箱と、
    この外箱の内部に設けられた洗浄室と、
    この洗浄室の内部に食器を配列する食器かごと、
    前記食器を洗浄する洗浄機構と、
    前記外箱の前面の開口部に、下端部を中心として開閉回動するように設けられた扉とを具備するものにおいて、
    その扉を、
    ほゞ水平状態まで開放回動可能な下部扉と、
    この下部扉の先端部に回動可能に連結された上部扉とにより構成すると共に、
    前記下部扉を開放回動させたときに、前記上部扉を下部扉に対しほゞ直角に回動させて保持する扉折り手段を設け、
    前記扉を閉鎖したときに、扉をロックするロック手段を有すると共に、そのロックを、扉に設けたハンドルの操作により解除するロック解除手段を有することを特徴とする食器洗浄機。
  4. 前面に開口部を有する外箱と、
    この外箱の内部に設けられた洗浄室と、
    この洗浄室の内部に食器を配列する食器かごと、
    前記食器を洗浄する洗浄機構と、
    前記外箱の前面の開口部に、下端部を中心として開閉回動するように設けられた扉とを具備するものにおいて、
    その扉を、
    ほゞ水平状態まで開放回動可能な下部扉と、
    この下部扉の先端部に回動可能に連結された上部扉とにより構成すると共に、
    前記下部扉を開放回動させたときに、前記上部扉を下部扉に対しほゞ直角に回動させて保持する扉折り手段を設け、
    前記扉を閉鎖したときに、上部扉の先端部が外箱の前面の開口部の上縁部に係止されるようにしたことを特徴とする食器洗浄機。
  5. 前面に開口部を有する外箱と、
    この外箱の内部に設けられた洗浄室と、
    この洗浄室の内部に食器を配列する食器かごと、
    前記食器を洗浄する洗浄機構と、
    前記外箱の前面の開口部に、下端部を中心として開閉回動するように設けられた扉とを具備するものにおいて、
    その扉を、
    ほゞ水平状態まで開放回動可能な下部扉と、
    この下部扉の先端部に回動可能に連結された上部扉とにより構成すると共に、
    前記下部扉を開放回動させたときに、前記上部扉を下部扉に対しほゞ直角に回動させて保持する扉折り手段を設け、
    前記外箱の前面の開口部の上側の縁部を後方に傾斜させ、この傾斜の起点部に、扉を閉鎖したときの下部扉と上部扉との連結部分の位置がほゞ合致するようにしたことを特徴とする食器洗浄機。
  6. 前面に開口部を有する外箱と、
    この外箱の内部に設けられた洗浄室と、
    この洗浄室の内部に食器を配列する食器かごと、
    前記食器を洗浄する洗浄機構と、
    前記外箱の前面の開口部に、下端部を中心として開閉回動するように設けられた扉とを具備するものにおいて、
    その扉を、
    ほゞ水平状態まで開放回動可能な下部扉と、
    この下部扉の先端部に回動可能に連結された上部扉とにより構成すると共に、
    前記下部扉を開放回動させたときに、前記上部扉を下部扉に対しほゞ直角に回動させて保持する扉折り手段を設け、
    前記下部扉と上部扉とを、これらの合わせ部分を水密に覆う弾性体で連結したことを特徴とする食器洗浄機。
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