JP2510607Y2 - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JP2510607Y2
JP2510607Y2 JP1991020807U JP2080791U JP2510607Y2 JP 2510607 Y2 JP2510607 Y2 JP 2510607Y2 JP 1991020807 U JP1991020807 U JP 1991020807U JP 2080791 U JP2080791 U JP 2080791U JP 2510607 Y2 JP2510607 Y2 JP 2510607Y2
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文雄 丸山
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、洗浄槽の上側に設けた
開口部から洗浄前後の食器類を出し入れ可能とし、また
洗浄槽内の上部にも洗浄ノズルを設けるようにした食器
洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】洗浄槽の上側に設けた開口部から食器類
を出し入れすると共に洗浄槽内の上部にも洗浄ノズルを
設けた食器洗浄機には、例えば実開平1−128750
号公報、実開平1−138257号公報等に開示された
ものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、実開平
1−128750号公報に開示された食器洗浄機では、
洗浄槽の上方に設けた開口部を洗浄時に覆蓋すると共に
洗浄ノズルを設けた開閉扉は、その後端部にて上方へ回
動可能に開口部の後端に取り付けられている。かかる開
閉扉は上方に開くものであるので、その可動範囲に相当
する上方空間を必要とし、このため食器洗浄機の設置場
所が限定されるという問題がある。また、開閉扉を上方
に開いたとき、同開閉扉の前端部上面に取り付けた把手
が同開閉扉の背後に隠れるため、開閉操作が困難とな
。また、この技術では、開閉扉に設けた洗浄ノズルへ
の給水管は食器洗浄機の外側に露出して設けられている
ので外観上見苦しいだけでなく食器洗浄機の操作の邪魔
になるという問題もある。
【0004】実開平1−138257号公報に開示され
た食器洗浄器では、洗浄槽の上方に設けた開口部を開閉
する開閉扉が屈曲自在の開閉シャッターにより構成され
ているため、開閉シャッターとその案内レールとの接触
部分の摩擦抵抗が必然的に増大し、円滑な開閉を期待し
得ない。またこの従来技術では、上洗浄ノズルは開口部
からの食器等の出し入れの邪魔にならないように開口部
の左右両側に固定されているので、上洗浄ノズルによる
洗浄範囲が限定され、均一な洗浄ができないという問題
があった。本考案はこのような各問題を解決することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、本考案によ
る食器洗浄機は、添付図面に例示するように、洗浄槽内
の下部に洗浄湯またはすすぎ湯を上方に向けて噴射する
噴射ノズルを有し、前記洗浄槽の上側に設けた開口部か
ら内部に洗浄すべき食器類を収容し、洗浄完了後に同食
器類を上方に取り出し得るようにした食器洗浄機におい
て、前後方向断面形状が円弧状の天板を有し前記洗浄槽
の左右側壁の内面に沿って前記円弧の円周方向に回動可
能に設けられ前記開口部を閉じる閉位置と前記洗浄槽内
の後部に収納される開位置との間で往復回動する開閉扉
と、前記天板の内側ほゞ中央に前記円弧のほゞ法線方向
となる軸線回りに回転自在に取り付けられて前記天板と
共に前記円弧の円周方向に移動し前記開閉扉の閉位置に
おいて洗浄湯またはすすぎ湯を下方に向けて噴射する上
部噴射ノズルと、前記開閉扉の内側に沿って設けられ
一端部が前記上部噴射ノズルに連結されるパイプアーム
と、洗浄機本体の内側に設けられて一端部が前記パイプ
アームの他端部に回動方向に相対移動可能に連結され前
記下部の噴射ノズルに供給される洗浄湯またはすすぎ湯
の一部を前記パイプアームを介して前記上部噴射ノズル
に供給する送湯管を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0006】また、前記開閉扉は前記天板の両側より内
方に延びる1対の側板を有し、前記開閉扉はこの側板を
介して前記洗浄槽に枢支することにより前後方向に回動
可能とし、前記開閉扉の前部外側に把手を設けることが
望ましい。
【0007】
【作用】開閉扉を閉じた状態では、上部噴射ノズルは洗
浄槽の上部中央に位置し、この上部噴射ノズルから噴射
される洗浄湯及びすすぎ湯は下部の噴射ノズルから噴射
される洗浄湯及びすすぎ湯と協働して洗浄槽内に収容さ
れた食器類を洗浄する。開閉扉を後方に回動して開け
ば、開閉扉及びこれに設けられた上部噴射ノズルは洗浄
槽内の後部に収納され、上側の開口部はほゞ全面が解放
される。この状態で食器類の出し入れを行う。
【0008】
【考案の効果】上述のように、本考案によれば、開閉扉
を開いた状態では上側の開口部はほゞ全面が解放される
ので食器類の出し入れが容易になるのみならず、開閉扉
及び上部噴射ノズルは洗浄槽内の後部に収納されるので
食器洗浄機の上方に突出することがなく、これにより食
器洗浄機の設置場所の選択が容易になり、その上方の空
間を有効に利用することが可能となる。また開閉扉は天
板の前後方向断面形状が円弧状でこの円弧の円周方向に
回動可能としたのでその開閉は円滑である。また、本考
案の食器洗浄機においては前記開閉扉の天板の下側に閉
位置において洗浄又はすすぎ湯を下方に向けて噴射する
上部噴射ノズルを設けると共に一端部が前記上部噴射ノ
ズルに連結されるパイプアームを前記開閉扉の内側に沿
って設け、洗浄機本体の内側に設けられて一端部が前記
パイプアームの他端部に回動方向に相対移動可能に連結
された送湯管と前記パイプアームにより前記下部の噴射
ノズルに供給される洗浄湯またはすすぎ湯の一部を前記
上部噴射ノズルに供給するようにしたことにより、上部
噴射ノズルへの供給管路は食器洗浄機の内部に手際よく
収納されて外観が向上し、操作の邪魔になることもなく
なる。
【0009】天板の両側から内方に延びる側板を介して
開閉扉を洗浄槽に枢支したものによれば、開閉扉の作動
が軽く円滑になると共に、開閉扉の前部外側に設けた把
手は開状態でも隠れることがないので、開閉扉の開閉操
作は一層容易になる。
【0010】
【実施例】先ず図1〜図7に示す第1実施例の説明をす
る。図1及び図2に示すように、洗浄機本体10は四角
い箱状で、その上側の開口部Oには開閉扉20が設けら
れている。図3及び図4に示すように、洗浄機の機枠1
1上には洗浄槽30が固定され、この洗浄槽30の前後
及び左右は機枠11と共に洗浄機本体10を構成する前
面板12,背面板13及び1対の側面板14a,14b
により覆われている。洗浄槽30は、ステンレス鋼板等
よりなる底板31、左右の側壁32,33、前壁34及
び背壁35を互いに液密に連結してなり、上面が解放さ
れた四角い箱状である。洗浄槽30の下部一側には、底
板31及び側壁33と連続して形成された洗浄湯タンク
37が下方に突出して設けられている。前面板12、背
面板13及び側面板14a,14bの各上縁は洗浄槽3
0の各壁32,33,34,35の各上縁に連結される
と共に、前部開口枠17、後部開口枠16及び側部開口
枠15a,15bにより覆われている。これら各開口枠
15a,15b,16,17により、洗浄槽30の上面
の後部を除く大部分を解放する開口部Oが形成されてい
る。後部開口枠16上には、スイッチ、タイマ、パイロ
ットランプなどを設けた操作パネル18が取り付けられ
る。洗浄槽30の両側壁32,33からは、支持板部3
6aとレール部36bからなり食器類Pを収容するラッ
クRを支持する1対の支持レール36が、内方に突出し
て固定されている。
【0011】図1〜図4に示すように、開閉扉20は前
後方向断面形状が円弧状で両側縁が洗浄槽30の両側壁
32,33の内面に沿って延びる天板21と、この両側
縁から内方に延びる1対の側板22,23よりなる板金
製である。左側の側板22の内面に固定したパイプアー
ム63の基端側のボス部62は洗浄槽30の側壁32に
固定した中空ブラケット60の筒部61に枢支され、一
方右側の側板23の内面に固定したアーム70の基端部
は側壁33に固定した軸受部材71により枢支された支
軸72に固定されている(何れも後に詳述)。各筒部6
1及び支軸72の軸心は天板21の円弧の中心と一致し
ており、これにより開閉扉20は天板21の円弧の円周
方向に沿って回動可能に支持されている。この開閉扉2
0は、図3の実線に示すように反時計回転方向に回動し
た状態では、その前端縁が前壁34に設けた扉パッキン
80に当接して開口部Oを閉じ、二点鎖線に示すように
時計回転方向に回動した状態では、後端が底板31に当
接して開口部Oの後部を除くほゞ全面を開くものであ
る。天板21の前部外面には前端縁と平行にコ字状の把
手25が固定され、そのやや後方には内部を見るための
窓ガラス24が設けられている。なお、左右の側板2
2,23の内側にはそれらとほゞ同形のカバー板26,
27が、パイプアーム63及びアーム70を隠すために
取り付けられている。
【0012】図3及び図4に示すように、洗浄槽30の
底板31のほゞ中央部上面に固定した下ノズル軸受50
には、洗浄用噴射ノズル51とすすぎ用噴射ノズル52
が、それぞれ独立して回転自在に二段に支持されてい
る。底板31より下側の洗浄機本体10内には洗浄湯タ
ンク37の他にすすぎ湯タンク38が設けられている。
洗浄機本体10内の下部に設けた洗浄用ポンプ40は吸
入管41を経て洗浄湯タンク37から吸入した洗浄湯を
洗浄湯供給管42を経て下ノズル軸受50に供給し、ま
たすすぎ用ポンプ45は吸入管46を経てすすぎ湯タン
ク38から吸入したすすぎ湯をすすぎ湯供給管47を経
て下ノズル軸受50の突出部50aに供給する。図示は
省略したが、下ノズル軸受50内は内外二重の空間に分
離され、洗浄湯供給管42からの洗浄湯は外側の空間を
経て洗浄用噴射ノズル51内に供給され、すすぎ湯供給
管47からのすすぎ湯は突出部50a及び内側の空間を
経てすすぎ用噴射ノズル52内に供給される。各噴射ノ
ズル51,52の両翼部には下ノズル軸受50の中心を
通る半径方向とほゞ直交して斜め上方に向かう多数のノ
ズル孔が形成され、それぞれ洗浄湯及びすすぎ湯を斜め
上方に噴射すると共に噴射の反力により回転するように
なっている。図4に示すように、洗浄槽30と洗浄湯タ
ンク37の間には食器類Pの洗浄に伴う残菜物を除去す
るフィルタ39が設けられている。
【0013】主として図5に示すように、洗浄湯タンク
37内上方に突出するオーバフロー管43(突出部は図
示省略)は、三分岐具43aを経て排水管44に連結さ
れている。また吸入管41の下部は、排水レバー44b
(図1及び図2参照)により開閉される排水コック44
aを経て三分岐具43aに連結されている。すすぎ湯タ
ンク38上部には給湯弁48aを経て給湯管48が接続
され、そのやや下方に連結したオーバフロー管49の途
中には、排水コック49aを介してすすぎ湯タンク38
内の底部が連結されている。
【0014】図4〜図6に示すように、中空ブラケット
60は洗浄槽30の左側の側壁32の内面に固定されて
いる。中空ブラケット60及びこれと一体に形成された
筒部61は、互いに連通された内部空間を有しており、
筒部61の外周面にはこの内部空間と連通する送湯穴6
1aが形成されている。ガスケット54cを介して中空
ブラケット60の下面に液密に取付られた連結部材54
と下ノズル軸受50の間には、1対の送湯管53A,5
3Bが設けられている。送湯管53Aは下ノズル軸受5
0内の外側の空間を連結部材54に内蔵した逆止弁(図
示省略)を介して中空ブラケット60の内部空間に連通
するものであり、洗浄槽30下部の内側面に沿って設け
た送湯管53Bは下ノズル軸受50内の内側の空間を連
結部材54に内蔵した前記とは別個の逆止弁を介して中
空ブラケット60の内部空間に連通するものである。こ
れにより下ノズル軸受50に供給される洗浄湯とすすぎ
湯の一部は、それぞれ別個に中空ブラケット60に供給
される。なお、支持レール36のレール部36bはラッ
クRの前後方向ほゞ全長にわたり設けられているが、支
持板部36aは中空ブラケット60と対応する部分が中
断されている。
【0015】パイプアーム63の基端側に固定したボス
部62は筒部61の外周面と実質的に液密に回転可能に
嵌合する内孔を有しており、この内孔に形成された送湯
穴62aは、パイプアーム63内と連通すると共に、少
なくとも開閉扉20が閉じた状態において送湯穴61a
との間に充分な連通面積が維持されるようになってい
る。パイプアーム63は開閉扉20の左側の側板22に
固定した部分が半径方向に延びてから天板21の内面に
沿って屈折され、天板21のほゞ中央に達する先端部に
固定した上ノズル軸受64には上部噴射ノズル66が天
板21の円弧のほゞ法線方向となる軸線回りに回転自在
に支持されている。送湯管53A,53B、連結部材5
4、中空ブラケット60、筒部61、ボス部62及びパ
イプアーム63が、下部の洗浄用及びすすぎ用噴射ノズ
ル51,52に供給される洗浄湯またはすすぎ湯の一部
を上部噴射ノズル66に供給する供給管路を構成してい
る。上部噴射ノズル66の両翼部は、図示のように多少
下向きに屈折されると共に上ノズル軸受64の中心を通
る半径方向とほゞ直交して斜め下方に向かう多数のノズ
ル孔が形成され、供給管路を経て供給された洗浄湯及び
すすぎ湯は斜め下方に噴射され、噴射の反力により上部
噴射ノズル66が回転するようになっている。
【0016】図4及び図7に示すように、洗浄槽30の
右側の側壁33の内面には、中空ブラケット60の筒部
61と同軸的に軸受部材71が固定されている。開閉扉
20の右側の側板23に固定したアーム70の基端部
は、軸受部材71に回転自在に支持された支軸72先端
の二面取部72aに、長穴70aを介して相対回動不能
に嵌合され、取付ねじ76により固定されている。支軸
72の外端に溶接などにより固定されたレバー73と側
壁33の外側に固定した係止片74の間には2個のスプ
リング75を張設し、これにより開閉扉20の回動によ
る重心の移動に伴う開閉扉20の操作力の変化を減少さ
せている。
【0017】本第1実施例の食器洗浄機の運転に際して
は、先ず給湯管48及び給湯弁48aを介して外部の給
湯装置からすすぎ湯タンク38内に給湯し、すすぎ用ポ
ンプ45を作動させて、すすぎ湯タンク38内の湯をす
すぎ用噴射ノズル52及び上部噴射ノズル66を経て洗
浄槽30内に噴射する。噴射された湯は洗浄湯タンク3
7内にたまり、これが一定水位以上になれば洗浄の準備
は終了する。詳細な説明は省略するが、このすすぎ用ポ
ンプ45運転の際に、洗剤が外部から供給される。次い
でラックRに収容した汚れた食器類Pを洗浄槽30内に
入れ、開閉扉20を閉じてから洗浄用ポンプ40を作動
させて洗浄湯タンク37内の洗浄湯を下ノズル軸受50
及び上ノズル軸受64に供給し、洗浄用噴射ノズル51
及び上部噴射ノズル66から食器類Pに向けて噴射して
これを洗浄する。洗浄後の洗浄湯は洗浄湯タンク37内
に回収され、再び洗浄用ポンプ40により吸入されて繰
り返し使用される。この状態では、すすぎ用噴射ノズル
52は作動せず、また下ノズル軸受50から上ノズル軸
受64に向かう洗浄湯は送湯管53Aのみを通り、送湯
管53Bを通る流れは全くない。汚れた食器類Pからの
残菜は大部分がフィルタ39により濾過されて、洗浄用
ポンプ40には吸入されない。
【0018】洗浄が終了すれば洗浄用ポンプ40を停止
してすすぎ用ポンプ45を作動させる。すすぎ用ポンプ
45はすすぎ湯タンク38内のすすぎ湯を下ノズル軸受
50及び上ノズル軸受64に供給し、すすぎ用噴射ノズ
ル52及び上部噴射ノズル66から食器類Pに向けて噴
射してこれをすすいで洗浄湯を除く。使用後のすすぎ湯
は洗浄湯タンク37内に回収され、所定の液面を越えれ
ばオーバフロー管43及び排水管44から外部に排出さ
れる。この状態では、下ノズル軸受50から上ノズル軸
受64に向かうすすぎ湯は送湯管53Bのみを通り、洗
浄用噴射ノズル51は作動せず、また送湯管53Aを通
る流れは全くない。詳細な説明は省略するが、このすす
ぎの際にはすすぎ湯にリンスを混合して行う。すすぎが
終了すればすすぎ用ポンプ45を停止する。洗浄湯タン
ク37内に残った湯は、通常は次の洗浄に使用するが、
洗浄機本体10の前面に設けた排水レバー44bにより
排水コック44aを開けば三分岐具43a及び排水管4
4を経て排出される。
【0019】本実施例では、把手25により開閉扉20
を後方に回動すれば開閉扉20及びこれに取り付けられ
た上部噴射ノズル66は洗浄槽30内の後部に収納され
る。これにより洗浄機本体10の上側の開口部Oはほゞ
全面が解放されるので、食器類Pを収容したラックRの
洗浄槽30内への出し入れは容易となる。また、開口部
Oを開いた際に開閉扉20が上方に突出しないので食器
洗浄機の設置場所の選択が容易になり、また上方の空間
を有効に利用できるようになる。更に、開閉扉20は筒
部61及び支軸72により枢支されているので作動は円
滑であり、開いた状態でも把手25が隠れることがない
ので、開閉扉20の開閉はきわめて容易である。
【0020】次ぎに図8に示す第2実施例は、両側に上
ノズル軸受64を下ノズル軸受50に連結する供給管路
を洗浄湯用とすすぎ湯用に分離して左右両側に配置し、
上部噴射ノズルを洗浄用とすすぎ用に分離した点が第1
実施例と異なっている。
【0021】洗浄槽30の左右の側壁32,33には、
ちょうど対称の位置に1対の中空ブラケット60A,6
0Bが固定されている。各中空ブラケット60A,60
Bは実質的に第1実施例の中空ブラケット60と同一構
造であり、それぞれ送湯管53A,53B及び連結部材
54A,54Bを介して下ノズル軸受50の外側の空間
及び内側の空間に連通されている。上ノズル軸受64の
内部は下ノズル軸受50と同様、内外二つの空間に分離
され、下側には外側の空間から洗浄湯が供給される上部
洗浄用噴射ノズル66Aと、内側の空間からすすぎ湯が
供給される上部すすぎ用噴射ノズル66Bが、それぞれ
独立して回転自在に二段に支持されている。各中空ブラ
ケット60A,60Bの筒部61A,61Bに回転可能
に嵌合されたボス部62A,62Bとパイプアーム63
A,63Bは第1実施例のボス部62及びパイプアーム
63と同一構造で、それぞれ中空ブラケット60A,6
0Bの内部空間を上ノズル軸受64の外側の空間と内側
の空間に連通している。その他の構造は第1実施例と同
一であるので詳細な説明は省略する。
【0022】洗浄の際には、洗浄用ポンプ40の作動に
より洗浄湯タンク37内の洗浄湯を洗浄用噴射ノズル5
1に供給すると共に、送湯管53A、中空ブラケット6
0A、パイプアーム63A等よりなる第1の供給管路を
経て上部洗浄用噴射ノズル66Aに供給し、この上下の
洗浄用噴射ノズル51,66Aから噴射される洗浄湯に
より食器類Pを洗浄する。この際には送湯管53B、中
空ブラケット60B、パイプアーム63B等よりなる第
2の供給管路には洗浄湯は流れず、上下のすすぎ用噴射
ノズル52,66Bは作動しない。
【0023】すすぎの際には、すすぎ用ポンプ45の作
動によりすすぎ湯タンク38内のすすぎ湯をすすぎ用噴
射ノズル52に供給すると共に、第2の供給管路を経て
上部すすぎ用噴射ノズル66Bに供給し、この上下のす
すぎ用噴射ノズル52,66Bから噴射されるすすぎ湯
により食器類Pをすすぐ。この際には第1の供給管路に
はすすぎ湯は流れず、上下の洗浄用噴射ノズル51,6
6Aは作動しない。
【0024】上記以外の作用、例えば開閉扉20の開閉
に伴う作用などは第1実施例と同様であるので詳細な説
明は省略する。なおこの第2実施例において第1実施例
のように1個の上部噴射ノズル66で洗浄湯とすすぎ湯
の両方を噴射するようにしてもよいし、また第1実施例
において第2実施例のように上部洗浄用噴射ノズル66
Aと上部すすぎ用噴射ノズル66Bを設けて洗浄湯とす
すぎ湯を別個に噴射するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による食器洗浄機の第1実施例の開閉
扉を閉じた状態における全体斜視図である。
【図2】 本考案の第1実施例の開閉扉を開いた状態の
全体斜視図である。
【図3】 本考案の第1実施例の側方から見た全体断面
図である。
【図4】 本考案の第1実施例の前側から見た全体断面
図である。
【図5】 本考案の第1実施例の概略構造を示す透視図
である。
【図6】 本考案の第1実施例の開閉扉の左側枢支部の
斜視図である。
【図7】 本考案の第1実施例の開閉扉の左側枢支部の
斜視図である。
【図8】 本考案の第2実施例の前側から見た全体断面
図である。
【符号の説明】
20…開閉扉、21…天板、22,23…側板、25…
把手、30…洗浄槽、32,33…側壁、51,52…
噴射ノズル、66,66A,66B…上部噴射ノズル、
O…開口部、P…食器類。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽内の下部に洗浄湯またはすすぎ湯
    を上方に向けて噴射する噴射ノズルを有し、前記洗浄槽
    の上側に設けた開口部から内部に洗浄すべき食器類を収
    容し、洗浄完了後に同食器類を上方に取り出し得るよう
    にした食器洗浄機において、前後方向断面形状が円弧状
    の天板を有し前記洗浄槽の左右側壁の内面に沿って前記
    円弧の円周方向に回動可能に設けられ前記開口部を閉じ
    る閉位置と前記洗浄槽内の後部に収納される開位置との
    間で往復回動する開閉扉と、前記天板の内側ほゞ中央に
    前記円弧のほゞ法線方向となる軸線回りに回転自在に取
    り付けられて前記天板と共に前記円弧の円周方向に移動
    し前記開閉扉の閉位置において洗浄湯またはすすぎ湯を
    下方に向けて噴射する上部噴射ノズルと、前記開閉扉の
    内側に沿って設けられて一端部が前記上部噴射ノズルに
    連結されるパイプアームと、洗浄機本体の内側に設けら
    れて一端部が前記パイプアームの他端部に回動方向に相
    対移動可能に連結され前記下部の噴射ノズルに供給され
    る洗浄湯またはすすぎ湯の一部を前記パイプアームを介
    して前記上部噴射ノズルに供給する送湯管を備えたこと
    を特徴とする食器洗浄機。
  2. 【請求項2】 前記開閉扉は前記天板の両側より内方に
    延びる1対の側板を有し、前記開閉扉はこの側板を介し
    て前記洗浄槽に枢支することにより前後方向に回動可能
    とし、前記開閉扉の前部外側に把手を設けてなる請求項
    1に記載の食器洗浄機。
JP1991020807U 1991-03-07 1991-03-07 食器洗浄機 Expired - Lifetime JP2510607Y2 (ja)

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