JPH04112360U - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JPH04112360U
JPH04112360U JP2080091U JP2080091U JPH04112360U JP H04112360 U JPH04112360 U JP H04112360U JP 2080091 U JP2080091 U JP 2080091U JP 2080091 U JP2080091 U JP 2080091U JP H04112360 U JPH04112360 U JP H04112360U
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rinsing
injection nozzle
cleaning
nozzle
water
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JP2080091U
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English (en)
Inventor
文雄 丸山
富夫 陶山
Original Assignee
ホシザキ電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2タンク・2ポンプ方式の食器洗浄機の上部
噴射ノズルから垂れ落ちる洗浄液によりすすぎを完了し
た食器類Pが汚れないようにし、また上部噴射ノズルを
構造簡単で小型にする。 【構成】 上部噴射ノズル66は単一の連続した内部空
間を有し下側に洗浄湯及びすすぎ湯を噴出する共用の多
数のノズル孔を有する1本のみとし、洗浄用ポンプ40
から上部噴射ノズルへの供給管路のうち洗浄湯のみが通
る部分には第1逆止弁を設け、すすぎ用ポンプ45から
上部噴射ノズルへの供給管路のうちすすぎ湯のみが通る
部分には第2逆止弁を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、互いに別個の洗浄湯タンク及びすすぎ湯タンク並びに洗浄用ポンプ 及びすすぎ用ポンプを備えた2タンク・2ポンプ方式の食器洗浄機であって、洗 浄槽の上部及び下部に洗浄ノズルを設けたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の食器洗浄機には、例えば実開昭63−95568号公報、実願平1− 91463号公報、実願平1−104959号公報等に開示されたものがある。 これらの従来技術では、ポンプからノズル孔に至る洗浄湯とすすぎ湯の噴出経路 を互いに完全に独立した2系統に分離して、一方の系統の湯が他系統に混合しな いようにし、洗浄湯及びすすぎ湯の作用が低下しないようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
実開昭63−95568号公報に開示された食器洗浄機では、上下の洗浄ノズ ルは何れも2段に配置された洗浄用噴射ノズルとすすぎ用噴射ノズルからなるの で、洗浄槽内に多くのスペースを必要とするという問題がある。特に上側の洗浄 ノズルは食器類の収容スペースを減少させると共に食器類の出し入れの邪魔にな り易いので、これの占有スペースが大きいと使い勝手が悪くなるという問題があ る。これに対し実願平1−91463号公報、実願平1−104959号公報に 開示された食器洗浄機では、上側の洗浄ノズルを1本としてその内部を洗浄湯通 路とすすぎ湯通路に分離区画し、それぞれに洗浄湯噴出口とすすぎ湯噴出口を設 けている。この技術によれば上側の洗浄ノズルは全体として小型化されるが、構 造が複雑になるという問題があり、またこのため充分な小型化は困難である。
【0004】 また何れの従来技術においても、上側の洗浄ノズル内には洗剤を含んだ洗浄液 が洗浄終了後にも残っているので、それがすすぎ終了後に垂れ落ちてせっかくす すぎを完了した食器類を汚すという問題がある。 1タンク・1ポンプ方式の家庭用小型食器洗浄機では、洗浄とすすぎに共用の 1本の単純な上部噴射ノズルを備えたものがあるが、洗浄とすすぎの度にタンク に給排水を行わなければならないので時間と湯が無駄に消費され、またすすぎ湯 の中に洗浄湯が混入する恐れもある。 本考案はこのような各問題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このために、本考案による食器洗浄機は、添付図面に例示するように、洗浄槽 内の下部に設けられて期された湯を上向きに噴射する下部噴射ノズルと、同洗浄 槽内の上部に設けられて供給された湯を下向きに噴射する上部噴射ノズルと、互 いに別個の洗浄湯タンク及びすすぎ湯タンクと、前記洗浄湯タンク内の洗浄湯を 前記下部噴射ノズル及び上部噴射ノズルに供給する洗浄用ポンプと、前記すすぎ 湯タンク内のすすぎ湯を前記下部噴射ノズル及び上部噴射ノズルに供給するすす ぎ用ポンプを備えてなる食器洗浄機において、前記上部噴射ノズルは単一の連続 した内部空間を有し下側に洗浄湯及びすすぎ湯を噴出する共用の多数のノズル孔 を有する1本のみとし、前記洗浄槽の上部に設けられて前記上部噴射ノズルを回 転自在に支持する上ノズル軸受内には同上部噴射ノズルの内部空間に連通する単 一の空間を設け、前記洗浄用ポンプから前記上ノズル軸受内の空間への供給管路 のうち洗浄湯のみが通る部分には第1逆止弁を設け、前記すすぎ用ポンプから前 記上ノズル軸受内の空間への供給管路のうちすすぎ湯のみが通る部分には第2逆 止弁を設けたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
洗浄の際には、洗浄用ポンプが洗浄湯タンク内の洗浄湯を第1逆止弁を経て下 部噴射ノズル及び上部噴射ノズルに供給して噴射し、洗浄槽内の食器類を洗浄す る。上部噴射ノズルに供給される洗浄湯は、第2逆止弁により逆流が阻止される ので、すすぎ用ポンプ及びすすぎ湯タンク側には逆流しない。すすぎの際には、 すすぎ用ポンプがすすぎ湯タンク内のすすぎ湯を第2逆止弁を経て下部噴射ノズ ル及び上部噴射ノズルに供給して噴射し、洗浄槽内の食器類をすすぐ。上部噴射 ノズルに供給される洗浄湯は、第1逆止弁により逆流が阻止されるので、洗浄用 ポンプ及び洗浄湯タンク側には逆流しない。
【0007】 洗浄終了の際に上部噴射ノズル内に残った洗浄湯は、すすぎ開始の際にすすぎ 湯により全て押し出され、すすぎ終了の際には上部噴射ノズル内にはすすぎ湯し か残っていない。
【0008】
【考案の効果】
上述のように、本考案によれば、すすぎ終了の際には上部噴射ノズル内にはす すぎ湯しか残っていないので、これが食器類の上に垂れ落ちても食器類を汚すこ とはない。また、洗浄湯がすすぎ湯側にあるいはすすぎ湯が洗浄湯側に逆流して 混入することがないので、洗浄湯あるいはすすぎ湯の作用を低下させる恐れはな い。更に、上部噴射ノズルは1本でその構造が極めて簡単であるので小型となり 、食器類の収容スペースを減少させたり食器類の出し入れの邪魔になることもな い。
【0009】
【実施例】
先ず図1〜図9に示す第1実施例の説明をする。 図1及び図2に示すように、洗浄機本体10は四角い箱状であって、その上側 の開口部Oには開閉扉20が設けられている。図3及び図4に示すように、洗浄 機本体10の機枠11上には洗浄槽30が固定され、この洗浄槽30と機枠11 の前後は前面板12及び背面板13により、また左右は1対の側面板14a,1 4bにより覆われている。洗浄槽30は、ステンレス鋼板等よりなる底板31、 左右の側壁32,33、前壁34及び背壁35を互いに液密に連結してなり、上 面が解放された四角い箱状である。洗浄槽30の下部一側には、底板31及び側 壁33と連続して形成された洗浄湯タンク37が下方に突出して設けられている 。前面板12、背面板13及び側面板14a,14bの各上縁は洗浄槽30の各 壁32,33,34,35の各上縁に連結されると共に、前部開口枠17、後部 開口枠16及び側部開口枠15a,15bにより覆われている。これら各開口枠 15a,15b,16,17により、洗浄槽30の上面の後部を除く大部分を解 放する開口部Oが形成されている。後部開口枠16上には、スイッチ、タイマ、 パイロットランプなどを設けた操作パネル18が取り付けられる。洗浄槽30の 両側壁32,33からは、支持板部36aとレール部36bからなり食器類Pを 収容するラックRを支持する1対の支持レール36が、内方に突出して固定され ている。
【0010】 図1〜図4に示すように、開閉扉20は前後方向断面形状が円弧状の天板21 と、その両側縁から内方に延びる1対の側板22,23よりなる板金製である。 左側の側板22の内面に固定したパイプアーム63の基端側のボス部62は洗浄 槽30の側壁32に固定した中空ブラケット60の筒部61に枢支され、一方右 側の側板23の内面に固定したアーム70の基端部は側壁33に固定した軸受部 材71により枢支された支軸72に固定されている(何れも後に詳述)。各筒部 61及び支軸72の軸心は天板21の円弧の中心とほゞ一致しており、これによ り開閉扉20は天板21の円弧のほゞ円周方向に沿って回動可能に支持されてい る。この開閉扉20は、図3の実線に示すように反時計回転方向に回動した状態 では、その前端縁が前壁34に設けた扉パッキン80に当接して開口部Oを閉じ 、二点鎖線に示すように時計回転方向に回動した状態では、後端が底板31に当 接して開口部Oの後部を除くほゞ全面を開くものである。天板21の前部外面に は前端縁と平行にコ字状の把手25が固定され、そのやや後方には内部を見るた めの窓ガラス24が設けられている。なお、左右の側板22,23の内側にはそ れらとほゞ同形のカバー板26,27が、パイプアーム63及びアーム70を隠 すために取り付けられている。
【0011】 図3及び図4に示すように、洗浄槽30の底板31のほゞ中央部上面に固定し た下ノズル軸受50には、下部噴射ノズルを構成する洗浄用噴射ノズル51とす すぎ用噴射ノズル52が、それぞれ独立して回転自在に二段に支持されている。 底板31より下側の洗浄機本体10内には洗浄湯タンク37の他にすすぎ湯タン ク38が設けられている。洗浄機本体10内の下部に設けた洗浄用ポンプ40は 吸入管41を経て洗浄湯タンク37から吸入した洗浄湯を洗浄湯供給管42を経 て下ノズル軸受50に供給し、またすすぎ用ポンプ45は吸入管46を経てすす ぎ湯タンク38から吸入したすすぎ湯をすすぎ湯供給管47を経て下ノズル軸受 50の突出部50aに供給する。図示は省略したが、下ノズル軸受50内は内外 二重の空間に分離され、洗浄湯供給管42からの洗浄湯は外側の空間を経て洗浄 用噴射ノズル51内に供給され、すすぎ湯供給管47からのすすぎ湯は突出部5 0a及び内側の空間を経てすすぎ用噴射ノズル52内に供給される。各噴射ノズ ル51,52の両翼部には下ノズル軸受50の中心を通る半径方向とほゞ直交し て斜め上方に向かう多数のノズル孔が形成されており、それぞれ洗浄湯及びすす ぎ湯を斜め上方に噴射すると共に噴射の反力により回転するようになっている。 図4に示すように、洗浄槽30と洗浄湯タンク37の間には食器類Pの洗浄に伴 う残菜物を除去するフィルタ39が設けられている。
【0012】 主として図5に示すように、洗浄湯タンク37内上方に突出するオーバフロー 管43(突出部は図示省略)は、三分岐具43aを経て排水管44に連結されて いる。また吸入管41の下部は、排水レバー44b(図1及び図2参照)により 開閉される排水コック44aを経て三分岐具43aに連結されている。すすぎ湯 タンク38上部には給湯弁48aを経て給湯管48が接続され、そのやや下方に 連結したオーバフロー管49の途中には、排水コック49aを介してすすぎ湯タ ンク38内の底部が連結されている。
【0013】 図4〜図6に示すように、中空ブラケット60は洗浄槽30の左側の側壁32 の内面に固定されている。中空ブラケット60及びこれと一体に形成された筒部 61は、互いに連通された内部空間を有しており、筒部61の外周面にはこの内 部空間と連通する送湯穴61aが形成されている。ガスケット54cを介して中 空ブラケット60の下面に液密に取付られた連結部材54と下ノズル軸受50の 間には、1対の送湯管53A,53Bが設けられている。送湯管53Aは下ノズ ル軸受50内の外側の空間を連結部材54に内蔵した第1逆止弁55A(図8参 照)を介して中空ブラケット60の内部空間に連通するものであり、送湯管53 Bは下ノズル軸受50内の内側の空間を連結部材54に内蔵した第2逆止弁55 Bを介して中空ブラケット60の内部空間に連通するものである。これにより洗 浄用ポンプ40及びすすぎ用ポンプ45から下ノズル軸受50に供給される洗浄 湯とすすぎ湯の一部は、それぞれ別個に中空ブラケット60に供給される。なお 支持レール36のレール部36bはラックRの前後方向ほゞ全長にわたり設けら れているが、支持板部36aは中空ブラケット60と対応する部分が中断されて いる。
【0014】 図8に示すように、各送湯管53A,53Bは抑え板54bにより抜け止めさ れたOリング54aを介して液密に連結部材54の下側から挿入され、連結部材 54の上側に固定した中空ブラケット60の内部空間との間にそれぞれ第1及び 第2逆止弁55A,55Bが設けられている。各逆止弁55A,55Bは、連結 部材54とガスケット54cの間に挟持された案内部材57と、その中央に摺動 自在に案内支持された弁体56と、連結部材54に形成された通路に設けたOリ ング59と、弁体56の頭部をOリング59に弾性的に付勢するスプリング58 により構成されている。洗浄用ポンプ40が作動している状態では、図8に示す ように、第1逆止弁55Aがスプリング58に抗して開いて送湯管53Aからの 洗浄湯は案内部材57に設けた通路57aを経て中空ブラケット60の内部空間 に供給され、第2逆止弁55Bはスプリング58により閉じて中空ブラケット6 0内の洗浄湯が送湯管53Bからすすぎ用ポンプ45及びすすぎ湯タンク38に 逆流するのを防止する。すすぎ用ポンプ45が作動している状態では、第2逆止 弁55Bが開いて送湯管53Bからのすすぎ湯が中空ブラケット60の内部空間 に供給され、第1逆止弁55Aは閉じて中空ブラケット60内の洗浄湯が送湯管 53Aから洗浄用ポンプ40及び洗浄湯タンク37に逆流するのを防止する。
【0015】 パイプアーム63の基端側に固定したボス部62は筒部61の外周面と実質的 に液密に回転可能に嵌合する内孔を有しており、この内孔に形成された送湯穴6 2aは、パイプアーム63内と連通すると共に、少なくとも開閉扉20が閉じた 状態において送湯穴61aとの間に充分な連通面積が維持されるようになってい る。パイプアーム63は開閉扉20の左側の側板22に固定した部分が半径方向 に延びてから天板21の内面に沿って屈折され、天板21のほゞ中央に達する先 端部に固定した上ノズル軸受64には上部噴射ノズル66が回転自在に支持され ている。送湯管53A,53B、連結部材54、中空ブラケット60、筒部61 、ボス部62及びパイプアーム63が、下部噴射ノズル51,52に供給される 洗浄湯またはすすぎ湯の一部を上部噴射ノズル66に供給する供給管路を構成し ている。
【0016】 上部噴射ノズル66は図2及び図5に示すように両端が細くなった偏平の棒状 である。図9に詳細な構造を示すように、上部噴射ノズル66は断面U字状の板 金製の上半部66aと下半部66bを全周のフランジ部で液密に溶着したしたも のであり、内部には単一の空間が形成され、中央部上下に形成したボス部66c には同軸的に円形の穴66dが形成されている。上部噴射ノズル66は、図示の ようにその両翼部が多少下向きに屈折されるよう形成され、下半部66bには長 手方向に沿って複数の球面状の膨出突起67が下方に突出して形成され、各膨出 突起67にはボス部66cの中心軸線を通る半径方向とほゞ直交して斜め下方に 向かう複数のノズル孔67aが形成されている。パイプアーム63の先端に固定 した上ノズル軸受64は、開閉扉20を閉じた状態で上下方向となる軸線を有し 、内部にはパイプアーム63内及び上部噴射ノズル66の内部空間に連通する単 一の空間が形成されている。この上ノズル軸受64に同軸的にねじ込み固定した ノズルキャップ65は、中間フランジ部65bと先端の段付フランジ部65aの 一部を上下の穴66dに挿入して上部噴射ノズル66を回転自在に支持している 。供給管路を経てパイプアーム63から上ノズル軸受64内の単一の空間に供給 された洗浄湯及びすすぎ湯は、中間フランジ部65bに形成した送湯穴65cを 通って上部噴射ノズル66内に入り、各ノズル孔67aから斜め下方に噴射され 、噴射の反力により上部噴射ノズル66は回転する。
【0017】 図4及び図7に示すように、洗浄槽30の右側の側壁33の内面には、中空ブ ラケット60の筒部61と同軸的に軸受部材71が固定されている。開閉扉20 の右側の側板23に固定したアーム70の基端部は、軸受部材71に回転自在に 支持された支軸72先端の二面取部72aに、長穴70aを介して相対回動不能 に嵌合され、取付ねじ76により固定されている。支軸72の外端に溶接などに より固定されたレバー73と側壁33の外側に固定した係止片74の間には2個 のスプリング75を張設し、これにより開閉扉20の回動による重心の移動に伴 う開閉扉20の操作力の変化を減少させている。
【0018】 本第1実施例の食器洗浄機の運転に際しては、先ず給湯管48及び給湯弁48 aを介して外部の給湯装置からすすぎ湯タンク38内に給湯し、すすぎ用ポンプ 45を作動させて、すすぎ湯タンク38内の湯をすすぎ用噴射ノズル52及び上 部噴射ノズル66を経て洗浄槽30内に噴射する。噴射された湯は洗浄湯タンク 37内にたまり、これが一定水位以上になれば洗浄の準備は終了する。詳細な説 明は省略するが、このすすぎ用ポンプ45運転の際に、洗剤が外部から供給され る。次いでラックRに収容した汚れた食器類Pを洗浄槽30内に入れ、開閉扉2 0を閉じてから洗浄用ポンプ40を作動させて洗浄湯タンク37内の洗浄湯を下 ノズル軸受50及び上ノズル軸受64に供給し、洗浄用噴射ノズル51及び上部 噴射ノズル66から食器類Pに向けて噴射してこれを洗浄する。洗浄後の洗浄湯 は洗浄湯タンク37内に回収され、再び洗浄用ポンプ40により吸入されて繰り 返し使用される。この状態では、すすぎ用噴射ノズル52は作動せず、下ノズル 軸受50から上ノズル軸受64に向かう洗浄湯は送湯管53A及び第1逆止弁5 5Aのみを通り、また第2逆止弁55Bの逆止作用により、送湯管53Bを通っ てすすぎ用ポンプ45及びすすぎ湯タンク38に向かう逆流は生じない。汚れた 食器類Pからの残菜は大部分がフィルタ39により濾過されて、洗浄用ポンプ4 0には吸入されない。
【0019】 洗浄が終了すれば洗浄用ポンプ40を停止してすすぎ用ポンプ45を作動させ る。すすぎ用ポンプ45はすすぎ湯タンク38内のすすぎ湯を下ノズル軸受50 及び上ノズル軸受64に供給し、すすぎ用噴射ノズル52及び上部噴射ノズル6 6から食器類Pに向けて噴射してこれをすすいで洗浄湯を除く。使用後のすすぎ 湯は洗浄湯タンク37内に回収され、所定の液面を越えればオーバフロー管43 及び排水管44を経て外部に排出される。なお、洗浄終了時に上部噴射ノズル6 6内に残っていた洗浄湯は、すすぎ開始時にすすぎ湯により全て押し出される。 この状態では、下ノズル軸受50から上ノズル軸受64に向かうすすぎ湯は送湯 管53Bのみを通り、洗浄用噴射ノズル51は作動せず、また第1逆止弁55A の逆止作用により、送湯管53Aを通って洗浄用ポンプ40及び洗浄湯タンク3 7に向かう逆流は生じない。詳細な説明は省略するが、このすすぎの際にはすす ぎ湯にリンスを混合して行う。すすぎが終了すればすすぎ用ポンプ45を停止す る。洗浄湯タンク37内に残った湯は、通常は次の洗浄に使用するが、洗浄機本 体10の前面に設けた排水レバー44bにより排水コック44aを開けば三分岐 具43a及び排水管44を経て排出される。すすぎ終了時には上部噴射ノズル6 6内にはすすぎ湯しか残っていないので、これが食器類P上に垂れ落ちても食器 類Pを汚すことはない。
【0020】 本実施例では、把手25により開閉扉20を後方に回動すれば開閉扉20及び これに取り付けられた上部噴射ノズル66は洗浄槽30内の後部に収納される。 これにより洗浄機本体10の上側の開口部Oはほゞ全面が解放されるので、食器 類Pを収容したラックRの洗浄槽30内への出し入れは容易となる。また、上部 噴射ノズル66は洗浄及びすすぎに共用の1本のみであり、構造が極めて簡単で あるので小型となる。従って開閉扉20を閉じて洗浄槽30の上部に位置させた 状態でも、開閉扉20を開いて洗浄槽30内の後部に収納した状態でも、食器類 Pの収容スペースを減少させることはない。
【0021】 次ぎに図10に示す第2実施例は、両側に上ノズル軸受64を下ノズル軸受5 0に連結する供給管路を洗浄湯用とすすぎ湯用に分離して左右両側に配置した点 が第1実施例と異なるのみである。
【0022】 洗浄槽30の左右の側壁32,33には、ちょうど対称の位置に1対の中空ブ ラケット60A,60Bが固定されている。各中空ブラケット60A,60Bは 実質的に第1実施例の中空ブラケット60と同一構造であり、それぞれ送湯管5 3A,53B及び連結部材54A,54Bを介して下ノズル軸受50の外側の空 間及び内側の空間に連通されている。連結部材54Aは第1逆止弁55Aを、連 結部材54Bは第2逆止弁55Bを内蔵している。各中空ブラケット60A,6 0Bの筒部61A,61Bに回転可能に嵌合されたボス部62A,62Bとパイ プアーム63A,63Bは第1実施例のボス部62及びパイプアーム63と同一 構造で、それぞれ中空ブラケット60A,60Bの内部空間を、第1実施例と同 様の上ノズル軸受64内の単一の空間に連通している。その他の構造は第1実施 例と同一であるので詳細な説明は省略する。
【0023】 洗浄の際には、洗浄用ポンプ40の作動により洗浄湯タンク37内の洗浄湯を 洗浄用噴射ノズル51に供給すると共に、第1逆止弁55Aが開いて、送湯管5 3A、中空ブラケット60A、パイプアーム63A等よりなる第1の供給管路を 経て上部噴射ノズル66に洗浄湯を供給し、この上下の噴射ノズル66,51か ら噴射される洗浄湯により食器類Pを洗浄する。この際には第2逆止弁55Bの 作用によりパイプアーム63B、中空ブラケット60B、送湯管53B等よりな る第2の供給管路からすすぎ用ポンプ45及びすすぎ湯タンク38に洗浄湯が逆 流することはない。
【0024】 すすぎの際には、すすぎ用ポンプ45の作動によりすすぎ湯タンク38内のす すぎ湯をすすぎ用噴射ノズル52に供給すると共に、第2逆止弁55Bが開いて 第2の供給管路を経て上部噴射ノズル66にすすぎ湯を供給し、この上下の噴射 ノズル66,52から噴射されるすすぎ湯により食器類Pをすすぐ。この際には 第1逆止弁55Aの作用により第1の供給管路から洗浄用ポンプ40及び洗浄湯 タンク37にすすぎ湯が逆流することはない。その他の作用は第1実施例と同様 であるので詳細な説明は省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による食器洗浄機の第1実施例の開閉
扉を閉じた状態における全体斜視図である。
【図2】 本考案の第1実施例の開閉扉を開いた状態の
全体斜視図である。
【図3】 本考案の第1実施例の側方から見た全体断面
図である。
【図4】 本考案の第1実施例の前側から見た全体断面
図である。
【図5】 本考案の第1実施例の概略構造を示す透視図
である。
【図6】 本考案の第1実施例の開閉扉の左側枢支部付
近の斜視図である。
【図7】 本考案の第1実施例の開閉扉の右側枢支部付
近の斜視図である。
【図8】 本考案の第1実施例の逆止弁付近の構造を示
す拡大断面図である。
【図9】 本考案の第1実施例の上部噴射ノズル付近の
構造を示す拡大断面図である。
【図10】 本考案の第2実施例の前側から見た全体断
面図である。
【符号の説明】
30…洗浄槽、37…洗浄湯タンク、38…すすぎ湯タ
ンク、40…洗浄用ポンプ、45…すすぎ用ポンプ、5
1,52…下部噴射ノズル(洗浄用噴射ノズル,すすぎ
用噴射ノズル)、55A…第1逆止弁、55B…第2逆
止弁、64…上ノズル軸受、66…上部噴射ノズル、6
7a…ノズル孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽内の下部に設けられて供給された
    湯を上向きに噴射する下部噴射ノズルと、同洗浄槽内の
    上部に設けられて供給された湯を下向きに噴射する上部
    噴射ノズルと、互いに別個の洗浄湯タンク及びすすぎ湯
    タンクと、前記洗浄湯タンク内の洗浄湯を前記下部噴射
    ノズル及び上部噴射ノズルに供給する洗浄用ポンプと、
    前記すすぎ湯タンク内のすすぎ湯を前記下部噴射ノズル
    及び上部噴射ノズルに供給するすすぎ用ポンプを備えて
    なる食器洗浄機において、前記上部噴射ノズルは単一の
    連続した内部空間を有し下側に洗浄湯及びすすぎ湯を噴
    出する共用の多数のノズル孔を有する1本のみとし、前
    記洗浄槽の上部に設けられて前記上部噴射ノズルを回転
    自在に支持する上ノズル軸受内には同上部噴射ノズルの
    内部空間に連通する単一の空間を設け、前記洗浄用ポン
    プから前記上ノズル軸受内の空間への供給管路のうち洗
    浄湯のみが通る部分には第1逆止弁を設け、前記すすぎ
    用ポンプから前記上ノズル軸受内の空間への供給管路の
    うちすすぎ湯のみが通る部分には第2逆止弁を設けたこ
    とを特徴とする食器洗浄機。
JP2080091U 1991-03-08 1991-03-08 食器洗浄機 Pending JPH04112360U (ja)

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JP2080091U JPH04112360U (ja) 1991-03-08 1991-03-08 食器洗浄機

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4920380U (ja) * 1972-05-19 1974-02-20
JPS6249359A (ja) * 1985-08-29 1987-03-04 Ricoh Co Ltd 静電荷像現像用トナ−

Patent Citations (2)

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