JP2904681B2 - 食器洗浄機 - Google Patents
食器洗浄機Info
- Publication number
- JP2904681B2 JP2904681B2 JP20175593A JP20175593A JP2904681B2 JP 2904681 B2 JP2904681 B2 JP 2904681B2 JP 20175593 A JP20175593 A JP 20175593A JP 20175593 A JP20175593 A JP 20175593A JP 2904681 B2 JP2904681 B2 JP 2904681B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- washing water
- nozzle
- washing
- water
- rinsing
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Washing And Drying Of Tableware (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、食器洗浄機において、
とくに、洗浄室内の上部に配置される洗浄水ノズルの構
成に関する。
とくに、洗浄室内の上部に配置される洗浄水ノズルの構
成に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の食器洗浄機においては、実公平２
−６９０５号公報に例示されているように、洗浄行程の
終了後に洗浄ノズルの噴射口から洗浄水が垂れ落ちるこ
とを防止するため、洗浄水系路とすすぎ水系路とを連通
する開口部を形成し、洗浄行程の終了時にすすぎ水が洗
浄ノズルに流入して、洗浄ノズル内部の洗浄水を薄める
ようにしているが、すすぎ行程時における少量のすすぎ
水により洗浄ノズル内を完全に洗浄することは困難であ
って、薄められた洗浄水が噴射口から垂れ落ちてすすぎ
終わった食器を汚すおそれがあった。また、洗浄水系路
とすすぎ水系路とが連通されているため、洗浄行程中に
洗浄水がすすぎ水系路に流れ込まないように、すすぎノ
ズルへのすすぎ水系路に逆止弁を設ける必要があり、構
造が複雑化する不具合があった。
−６９０５号公報に例示されているように、洗浄行程の
終了後に洗浄ノズルの噴射口から洗浄水が垂れ落ちるこ
とを防止するため、洗浄水系路とすすぎ水系路とを連通
する開口部を形成し、洗浄行程の終了時にすすぎ水が洗
浄ノズルに流入して、洗浄ノズル内部の洗浄水を薄める
ようにしているが、すすぎ行程時における少量のすすぎ
水により洗浄ノズル内を完全に洗浄することは困難であ
って、薄められた洗浄水が噴射口から垂れ落ちてすすぎ
終わった食器を汚すおそれがあった。また、洗浄水系路
とすすぎ水系路とが連通されているため、洗浄行程中に
洗浄水がすすぎ水系路に流れ込まないように、すすぎノ
ズルへのすすぎ水系路に逆止弁を設ける必要があり、構
造が複雑化する不具合があった。
【０００３】さらに、実開平４−８０４７１号公報に記
載されているように、食器洗浄機の洗浄室上部に配置さ
れた洗浄水ノズルの下向き噴射口の周囲に、リブ状の壁
等を形成することによって、洗浄水ノズルからのあと垂
れを防止しようとするものも存在するが、食器洗浄機の
ゆれ等により洗浄水ノズルが動くときには、洗浄水が上
記リブ状の壁を越えて噴射口からあと垂れを起こす危険
があり、必ずしも所期の目的が達成できるとは限らなか
った。
載されているように、食器洗浄機の洗浄室上部に配置さ
れた洗浄水ノズルの下向き噴射口の周囲に、リブ状の壁
等を形成することによって、洗浄水ノズルからのあと垂
れを防止しようとするものも存在するが、食器洗浄機の
ゆれ等により洗浄水ノズルが動くときには、洗浄水が上
記リブ状の壁を越えて噴射口からあと垂れを起こす危険
があり、必ずしも所期の目的が達成できるとは限らなか
った。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、簡単な構成
によって、食器洗浄機における洗浄水ノズルから洗浄水
があと垂れを起こすことを確実に防止しようとするもの
である。
によって、食器洗浄機における洗浄水ノズルから洗浄水
があと垂れを起こすことを確実に防止しようとするもの
である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
る食器洗浄機は、下面に噴射口が形成され上記噴射口よ
り低い凹所をそなえた洗浄水ノズル及び下方から立ち上
がって上記洗浄水ノズルの凹所内に先端が開口する洗浄
水管路を有している。
る食器洗浄機は、下面に噴射口が形成され上記噴射口よ
り低い凹所をそなえた洗浄水ノズル及び下方から立ち上
がって上記洗浄水ノズルの凹所内に先端が開口する洗浄
水管路を有している。
【０００６】
【作用】すなわち、洗浄水ノズルの噴射口より低い凹所
内に洗浄水管路の先端が開口しているため、洗浄行程の
終了時に洗浄水ノズルの噴射口から洗浄水の噴射が停止
すると、洗浄水管路と洗浄水ノズルとの隙間あるいは噴
射口から洗浄水ノズル内に空気が吸い込まれるため、洗
浄水ノズル内の洗浄水はサイフォン現象によって洗浄水
管路内に自動的に吸い込まれて流下し、洗浄水ノズル内
には噴射口より低い凹所内にのみ洗浄水が残るに止まる
ので、噴射口から洗浄水のあと垂れを起こすことは容易
に防止される。
内に洗浄水管路の先端が開口しているため、洗浄行程の
終了時に洗浄水ノズルの噴射口から洗浄水の噴射が停止
すると、洗浄水管路と洗浄水ノズルとの隙間あるいは噴
射口から洗浄水ノズル内に空気が吸い込まれるため、洗
浄水ノズル内の洗浄水はサイフォン現象によって洗浄水
管路内に自動的に吸い込まれて流下し、洗浄水ノズル内
には噴射口より低い凹所内にのみ洗浄水が残るに止まる
ので、噴射口から洗浄水のあと垂れを起こすことは容易
に防止される。
【０００７】
【実施例】以下、図面に示す本発明の実施例について具
体的に説明する。食器洗浄機１の洗浄室２内には、食器
収納ラック３を上下に挟んで上方洗浄水ノズル４、上方
すすぎ水ノズル５、下方洗浄水ノズル６及び下方すすぎ
水ノズル７がそれぞれ配置され、洗浄室２の底部に設置
された洗浄水タンク８内の洗浄水は、洗浄水ポンプ９に
より洗浄水管路１０を通って上方洗浄水ノズル４及び下
方洗浄水ノズル６へ圧送され、両ノズル４、６の噴射口
１１から食器収納ラック３の食器に噴射されてその食器
を洗浄し、その後フィルタ１２を経て再び洗浄水タンク
８に溜まるようになっている。
体的に説明する。食器洗浄機１の洗浄室２内には、食器
収納ラック３を上下に挟んで上方洗浄水ノズル４、上方
すすぎ水ノズル５、下方洗浄水ノズル６及び下方すすぎ
水ノズル７がそれぞれ配置され、洗浄室２の底部に設置
された洗浄水タンク８内の洗浄水は、洗浄水ポンプ９に
より洗浄水管路１０を通って上方洗浄水ノズル４及び下
方洗浄水ノズル６へ圧送され、両ノズル４、６の噴射口
１１から食器収納ラック３の食器に噴射されてその食器
を洗浄し、その後フィルタ１２を経て再び洗浄水タンク
８に溜まるようになっている。
【０００８】一方、食器洗浄機１の下部に設置されたす
すぎ水タンク１３内のすすぎ水は、すすぎ水ポンプ１４
によりすすぎ水管路１５を通って上方すすぎ水ノズル５
及び下方すすぎ水ノズル７へ圧送され、両ノズル５、７
の噴射口１６から食器収納ラック３の食器に噴射されて
その食器をすすぎ洗いし、その後フィルタ１２を通り洗
浄水タンク８に流入して洗浄水と混合し、余剰分がオー
バーフローパイプ１７から排水されるようになってお
り、また、下方すすぎ水ノズル７直下のすすぎ水管路１
５には逆止弁１８が設けられていて、洗浄行程中に洗浄
水が下方すすぎ水ノズル７の噴射口１６に流入し、すす
ぎ水ポンプ１４を通過してすすぎ水タンク１３内へ逆流
することを防止している。
すぎ水タンク１３内のすすぎ水は、すすぎ水ポンプ１４
によりすすぎ水管路１５を通って上方すすぎ水ノズル５
及び下方すすぎ水ノズル７へ圧送され、両ノズル５、７
の噴射口１６から食器収納ラック３の食器に噴射されて
その食器をすすぎ洗いし、その後フィルタ１２を通り洗
浄水タンク８に流入して洗浄水と混合し、余剰分がオー
バーフローパイプ１７から排水されるようになってお
り、また、下方すすぎ水ノズル７直下のすすぎ水管路１
５には逆止弁１８が設けられていて、洗浄行程中に洗浄
水が下方すすぎ水ノズル７の噴射口１６に流入し、すす
ぎ水ポンプ１４を通過してすすぎ水タンク１３内へ逆流
することを防止している。
【０００９】上方洗浄水ノズル４は、中央凹所２０の左
右に外側に向かい上方に傾斜した下面２１を有し、その
下面２１に複数の噴射口１１が形成されて、洗浄水管路
１０の下降部２２を中心として回動できるように支持さ
れると共に、洗浄水管路下降部２２の外周との間に小隙
が設けられ、また、洗浄水管路１０の先端２３は上方洗
浄水ノズル中央凹所２０の底部に近接して開口してい
る。
右に外側に向かい上方に傾斜した下面２１を有し、その
下面２１に複数の噴射口１１が形成されて、洗浄水管路
１０の下降部２２を中心として回動できるように支持さ
れると共に、洗浄水管路下降部２２の外周との間に小隙
が設けられ、また、洗浄水管路１０の先端２３は上方洗
浄水ノズル中央凹所２０の底部に近接して開口してい
る。
【００１０】従って、上記のように、上方洗浄水ノズル
４及び下方洗浄水ノズル６の各噴射口１１から食器収納
ラック３の食器に洗浄水が噴射されてその洗浄が終了す
ると、洗浄水ポンプ９による洗浄水の圧送が停止する
が、このとき、上方洗浄水ノズル４内に満たされていた
洗浄水は各噴射口１１から洗浄室２内に流出すると共
に、上方洗浄水ノズル４内には洗浄水管路下降部２２と
の小隙あるいは噴射口１１から空気が吸い込まれるた
め、サイフォン現象により洗浄水が洗浄水管路１０内に
自動的に吸い込まれて流下し、洗浄水タンク８へ戻され
るので、洗浄水は上方洗浄水ノズル４内から迅速に排出
されて、上方洗浄水ノズル中央凹所２０の底部にわずか
に残るに止まり、傾斜した下面２１の噴射口１１付近に
は洗浄水が全く残らない。
４及び下方洗浄水ノズル６の各噴射口１１から食器収納
ラック３の食器に洗浄水が噴射されてその洗浄が終了す
ると、洗浄水ポンプ９による洗浄水の圧送が停止する
が、このとき、上方洗浄水ノズル４内に満たされていた
洗浄水は各噴射口１１から洗浄室２内に流出すると共
に、上方洗浄水ノズル４内には洗浄水管路下降部２２と
の小隙あるいは噴射口１１から空気が吸い込まれるた
め、サイフォン現象により洗浄水が洗浄水管路１０内に
自動的に吸い込まれて流下し、洗浄水タンク８へ戻され
るので、洗浄水は上方洗浄水ノズル４内から迅速に排出
されて、上方洗浄水ノズル中央凹所２０の底部にわずか
に残るに止まり、傾斜した下面２１の噴射口１１付近に
は洗浄水が全く残らない。
【００１１】このため、洗浄行程後に上方洗浄水ノズル
４の噴射口１１から洗浄水があと垂れを起こすことはな
くなり、すすぎ洗いされた食器収納ラック３の食器が洗
浄水によって汚されるおそれを容易に解消することがで
き、従ってまた、上方洗浄水ノズル４内をすすぎ水によ
り洗う必要もなくなるので、すすぎ水量の節減が可能に
なると共に、従来のように上方すすぎ水ノズル５へのす
すぎ水管路１５に逆止弁を設置する必要もないので、全
体的構造が簡単となって誤作動や故障を起こすおそれも
少ないという長所がある。
４の噴射口１１から洗浄水があと垂れを起こすことはな
くなり、すすぎ洗いされた食器収納ラック３の食器が洗
浄水によって汚されるおそれを容易に解消することがで
き、従ってまた、上方洗浄水ノズル４内をすすぎ水によ
り洗う必要もなくなるので、すすぎ水量の節減が可能に
なると共に、従来のように上方すすぎ水ノズル５へのす
すぎ水管路１５に逆止弁を設置する必要もないので、全
体的構造が簡単となって誤作動や故障を起こすおそれも
少ないという長所がある。
【００１２】
【発明の効果】本発明にかかる食器洗浄機においては、
洗浄水ノズルの噴射口より低い凹所内に洗浄水管路の先
端が開口していて、洗浄行程の終了時に洗浄水ノズルの
噴射口から洗浄水の噴射が停止されると、洗浄水ノズル
内の洗浄水はサイフォン現象によって洗浄水管路内に自
動的に吸い込まれて流下し、洗浄水ノズル内には噴射口
より低い凹所内にのみ洗浄水が残るに止まるので、噴射
口から洗浄水のあと垂れを起こすことがなくなり、すす
ぎ洗いされた洗浄室内の食器が洗浄水によって汚される
ことは防止され、従って、洗浄行程の終了後に洗浄水ノ
ズルをすすぎ洗いする必要もなくなって、食器洗浄機の
構成を容易に簡単化することができる。
洗浄水ノズルの噴射口より低い凹所内に洗浄水管路の先
端が開口していて、洗浄行程の終了時に洗浄水ノズルの
噴射口から洗浄水の噴射が停止されると、洗浄水ノズル
内の洗浄水はサイフォン現象によって洗浄水管路内に自
動的に吸い込まれて流下し、洗浄水ノズル内には噴射口
より低い凹所内にのみ洗浄水が残るに止まるので、噴射
口から洗浄水のあと垂れを起こすことがなくなり、すす
ぎ洗いされた洗浄室内の食器が洗浄水によって汚される
ことは防止され、従って、洗浄行程の終了後に洗浄水ノ
ズルをすすぎ洗いする必要もなくなって、食器洗浄機の
構成を容易に簡単化することができる。
【図１】本発明の実施例における概略配置図。
【図２】上記実施例の要部縦断面拡大図。
【符号の説明】 １ 食器洗浄機 ４ 上方洗浄水ノズル １０ 洗浄水管路 １１ 噴射口 １５ すすぎ水管路 ２０ 中央凹所 ２３ 洗浄水管路先端
Claims (1)
- 【請求項１】 下面に噴射口が形成され上記噴射口より
低い凹所をそなえた洗浄水ノズル及び下方から立ち上が
って上記洗浄水ノズルの凹所内に先端が開口する洗浄水
管路を有する食器洗浄機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20175593A JP2904681B2 (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 食器洗浄機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20175593A JP2904681B2 (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 食器洗浄機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0731576A JPH0731576A (ja) | 1995-02-03 |
| JP2904681B2 true JP2904681B2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=16446405
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20175593A Expired - Lifetime JP2904681B2 (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | 食器洗浄機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2904681B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108433674A (zh) * | 2018-04-17 | 2018-08-24 | 浙江欧琳生活健康科技有限公司 | 一种清洗设备 |
-
1993
- 1993-07-22 JP JP20175593A patent/JP2904681B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0731576A (ja) | 1995-02-03 |
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