JPH11128144A - 食器洗浄機のドアハンドル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 食器洗浄機の設置時の省スペース化および操
作性を向上すると共に、操作に充分な強度を有する食器
洗浄機のドアハンドルを提供する。 【解決手段】 洗浄槽１８の背面に配設したリアフレー
ム２７に、ケーシング状蓋体１９が昇降可能に支持され
る。ケーシング状蓋体１９を取り囲むように平面からみ
てコ字状を呈するドアハンドル２８が、リアフレーム２
７に枢支される。ケーシング状蓋体１９の各側面１９ａ
とドアハンドル２８の対応する側杆部３１とが、リンク
杆３４を介して回動自在に連結される。ドアハンドル２
８の両側杆部３１,３１は断面が略縦長楕円形に形成さ
れる。また、ドアハンドル２８のケーシング状蓋体１９
の前面に臨む操作部２９は、断面円形に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、上方に全面開放
する矩形状の洗浄槽と、該洗浄槽を上方から被蓋する昇
降可能なケーシング状蓋体とを備える食器洗浄機におけ
る前記ケーシング状蓋体の開閉操作用のドアハンドルに
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】飲食に供した後の皿、茶碗、コップ等の
食器を自動的に洗浄するための食器洗浄機が、喫茶店や
レストラン等の厨房、更には一般家庭にも設置されて、
広く好適に使用されるに至っている。この食器洗浄機
は、上方に開放する洗浄槽と、この洗浄槽を上方から被
蓋して内部に洗浄室を画成するケーシング状蓋体とから
基本的に構成される。また洗浄槽の内部に回転自在な洗
浄ノズルを上下に備え、温水の噴射反力により該ノズル
を回転させて、該洗浄槽に収納した食器ラック中の食器
に温水を吹付けて効率的に洗浄を行なうようになってい
る。

【０００３】前記ケーシング状蓋体には、洗浄槽の背面
に配設されたリアフレームに回動自在に枢支されたドア
ハンドルが連結され、該ハンドルを上下に回動すること
でケーシング状蓋体が昇降して洗浄槽の開閉を行なうよ
うになっている。ドアハンドルは、円筒状のパイプを平
面コ字状に折曲して形成したものであって、該ハンドル
の両開放端をリアフレームに枢支した状態で、ケーシン
グ状蓋体の前面および両側面を取り囲むよう配置され
る。また、ケーシング状蓋体の両側面に臨むドアハンド
ルの側杆に、該蓋体の側面に一端が枢支されたリンク杆
の他端が枢支され、ドアハンドルの回動操作によってケ
ーシング状蓋体が平行に昇降するよう構成してある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】前記ドアハンドルに対
してリンク杆が幅方向の外側または内側に連結されてお
り、しかもハンドルが円筒状であるため、ケーシング状
蓋体の両側方に大きなスペースが必要になっていた。す
なわち、厨房等において食器洗浄機を他の機器に隣接し
て設置する場合に、当該洗浄機の両側にドアハンドルと
干渉しない空間を確保する必要があり、厨房内のスペー
スが有効活用できなくなる難点が指摘される。そこで小
径のパイプでドアハンドルを形成すれば、ケーシング状
蓋体の両側方の空間を小さくすることはできる。しかる
にこの場合は、ドアハンドルにおけるケーシング状蓋体
の前面に臨む操作杆も小径となり、作業者による操作時
の操作感が低下することになる。またパイプを小径とす
ることで強度も低下し、ドアハンドルに要求される強度
と、操作性および省スペースを両立することは困難であ
った。

【０００５】

【発明の目的】この発明は、前述した従来の技術に内在
している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提
案されたものであって、食器洗浄機の設置時の省スペー
ス化および操作性を向上させると共に、操作に充分な強
度を有する食器洗浄機のドアハンドルを提供することを
目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を好適に達成するため本発明に係る食器洗浄
機のドアハンドルは、上方に全面開放する矩形状の洗浄
槽と、該洗浄槽を上方から被蓋する昇降可能なケーシン
グ状蓋体と、前記洗浄槽の背面に回動自在に枢支され、
連動部材を介して前記ケーシング状蓋体に連結された該
蓋体の前面および両側面を取り囲む平面コ字状のドアハ
ンドルとを備える食器洗浄機において、前記ドアハンド
ルは、ケーシング状蓋体の前面に臨む断面円形の操作部
と、前記操作部の長手方向両端に連結されて前記ケーシ
ング状蓋体の両側面に臨み、前記連動部材が枢支される
断面が略縦長楕円形の一対の側杆部とから構成したこと
を特徴とする。

【０００７】前述した課題を克服し、所期の目的を好適
に達成するため本願の別の発明に係る食器洗浄機のドア
ハンドルは、上方に全面開放する矩形状の洗浄槽と、該
洗浄槽を上方から被蓋する昇降可能なケーシング状蓋体
と、前記洗浄槽の背面に回動自在に枢支され、連動部材
を介して前記ケーシング状蓋体に連結されて該蓋体の前
面および両側面を取り囲む平面コ字状のドアハンドルと
を備える食器洗浄機において、前記ドアハンドルは、ケ
ーシング状蓋体の前面に臨む操作部と、前記操作部の長
手方向両端に連結されて前記ケーシング状蓋体の両側面
に臨む一対の側杆部とからなり、前記各側杆部の下面に
はスリットが形成され、前記ケーシング状蓋体に一端が
枢支された前記連動部材の他端部が前記スリットを介し
て内部に挿入された状態で該側杆部に枢支されているこ
とを特徴とする。

【０００８】

【発明の実施の形態】次に、本発明に係る食器洗浄機の
ドアハンドルにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面
を参照しながら説明する。図１に示す食器洗浄機１７
は、上方に全面開放する矩形状の洗浄槽１８と、該洗浄
槽１８を上方から被蓋可能で昇降自在なケーシング状蓋
体１９とを基本的に備え、該蓋体１９は洗浄槽１８を被
蓋した状態で、その内部に洗浄室を画成するようになっ
ている。そしてこの洗浄室内には、食器４７ａ等が収容
された食器ラック４７が収納されて、洗浄運転が行われ
る(図３参照)。

【０００９】図２および図３に示す如く、前記洗浄槽１
８の背面に、幅方向に離間する一対の支柱と両支柱間に
配設したパネルとからなるリアフレーム２７が配設さ
れ、このリアフレーム２７に設けたガイド部材(図示せ
ず)に沿って前記ケーシング状蓋体１９が昇降可能に支
持されている。また洗浄槽１８に対するケーシング状蓋
体１９の円滑な開閉動作はリアフレーム２７に配設した
アーム、リンク、並びにスプリング等の組合わせからな
る昇降機構(図示せず)により与えられ、ケーシング状蓋
体１９は、図１に示す如く、該蓋体１９を取り囲むよう
に平面からみてコ字状を呈するドアハンドル２８を介し
て簡単に昇降されるようになっている。

【００１０】前記ドアハンドル２８は、図１および図４
に示す如く、ケーシング状蓋体１９の前面に臨む断面円
形の操作部２９と、この操作部２９の両端に連結具３
０,３０を介して連結される断面が略縦長楕円形の側杆
部３１,３１と、各側杆部３１の後端部にボルト等の固
定手段３２を介して着脱自在に配設されるヘ字状に形成
された枢支具３３とから構成され、両枢支具３３,３３
が前記リアフレーム２７に回動自在に枢支されている。
また各側杆部３１の前後方向の所定の位置に、その下面
の幅(左右)方向略中央に前後方向に所定長さを有するス
リット３１ａが形成されると共に、両側面の上下方向中
央に貫通孔３１ｂ,３１ｂが形成されている。なお連結
具３０は、プレスにより成形される外部材３０ａおよび
内部材３０ｂから構成され、内部材３０ｂには操作部２
９を挿着固定するための挿着部３０ｃが形成されると共
に、外部材３０ａおよび内部材３０ｂの両方には側杆部
３１を両側より挟持固定する挟持部３０ｄ,３０ｄが形
成されている。そして前記挿着部３０ｃと操作部２９、
側杆部３１と挟持部３０ｄ,３０ｄ、および外部材３０
ａと内部材３０ｂの夫々を溶接することで一体化されて
いる。

【００１１】前記ケーシング状蓋体１９の各側面１９ａ
に、連動部材としてのリンク杆３４が、その下端部３４
ｃを介して夫々回動自在に枢支され、各リンク杆３４の
上端部３４ａがドアハンドル２８の対応する側杆部３１
に回動自在に枢支されている。すなわちリンク杆３４
は、図５に示す如く、その上端部３４ａに枢支孔３４ｂ
を有し、この上端部３４ａが前記スリット３１ａを介し
て側杆部３１の内部に挿入されている。そして、前記貫
通孔３１ｂ,３１ｂに挿通された枢支ピン３５が前記枢
支孔３４ｂに共通的に挿通されることにより、リンク杆
３４の上端部３４ａは枢支ピン３５を介して側杆部３１
の内部で枢着されている。ここで、枢支ピン３５は、側
杆部３１の外面側(ケーシング状蓋体１９の側面１９ａ
から離間する側)に臨む一端に貫通孔３１ｂの内径より
大きな頭部３５ａを有すると共に、側杆部３１の内面側
(ケーシング状蓋体１９の側面１９ａを指向する側)から
突出する他端に溝部３５ｂが形成されており、この溝部
３５ｂにＥリング３６を装着することによって、該枢支
ピン３５が側杆部３１から抜けることがないようになっ
ている。なお、枢支ピン３５における頭部３５ａの肉厚
は薄く設定され、側杆部３１の外面側への突出量を小さ
くして、食器洗浄機の設置時の省スペース化を更に図り
得るよう構成してある。

【００１２】前記ケーシング状蓋体１９の幅寸法は、図
６に示す如く、前記洗浄槽１８の幅寸法より小さく設定
され、ケーシング状蓋体１９の側方に突出する洗浄槽１
８の上方部分に、前記ドアハンドル２８とリンク杆３４
との枢支部が収まるよう構成されている。なお、前記側
杆部３１とリンク杆３４とを枢支する手段としては、前
記枢支ピン３５に代えて側杆部３１から外方に突出する
枢支軸を用い、その両端に軸受け部材を配設するもので
あってもよい。

【００１３】また前記リンク杆３４の下端部３４ｃは、
図７に示す如く、外面側に位置する薄肉の第１カラー６
０と内面側に位置する厚肉の第２カラー６２とで回動自
在に挟まれると共に、該下端部３４ｃに穿設された枢支
孔３４ｄと両カラー６０,６２に穿設された貫通孔６０
ａ,６２ａとが整列している。第１カラー６０の貫通孔
６０ａより大きな頭部６４ａを有する枢支部材６４の軸
部６４ｂが、貫通孔６０ａ,６２ａおよび枢支孔３４ｄ
に外面側から挿通されると共に、該軸部６４ｂの端部に
設けた雄ネジ部６４ｃがケーシング状蓋体１９の側面１
９ａに穿設された貫通孔１９ｂを介して内部に挿通され
ている。そして、この雄ネジ部６４ｃにナット６６を螺
合することで、リンク杆３４の下端部３４ｃはケーシン
グ状蓋体１９に枢支される。なお、枢支部材６４におけ
る頭部６４ａの肉厚は薄く設定され、リンク杆３４の外
面側への突出量が小さくなるよう構成してある。

【００１４】

【実施例の作用】次に、実施例に係る食器洗浄機のドア
ハンドルの作用につき、以下説明する。図２および図３
に示す如く、洗浄槽１８を被蓋しているケーシング状蓋
体１９を開放する場合は、作業者がハンドル２８の操作
部２９に手を掛けて、ケーシング状蓋体１９を上昇させ
るべく該ハンドル２８を上方に向けて回動すると、ケー
シング状蓋体１９は前記ガイド部材に沿って上昇して洗
浄槽１８を開放する。また洗浄槽１８を被蓋しているケ
ーシング状蓋体１９を閉成する場合は、開放の場合とは
逆に、操作部２９によりケーシング状蓋体１９を下降さ
せるべく該ハンドル２８を下方に向けて回動させればよ
い。この場合において、ハンドル２８の操作部２９は、
断面円形で適度な太さを有しているので良好な操作感が
得られる。しかも、ハンドル２８の側杆部３１は断面が
略縦長楕円形となっているので、幅方向の寸法を小さく
抑えたもとで充分な強度を確保し得る。

【００１５】また、ドアハンドル２８の動きをケーシン
グ状蓋体１９に伝えるリンク杆３４を、側杆部３１の幅
方向中央の内部で枢支したことにより、枢支部における
幅寸法を小さくし得る。すなわち、図６に示す如く、ド
アハンドル２８を構成する何れの部品も、食器洗浄機１
７の幅寸法と同じ幅寸法のリアフレーム２７(洗浄槽１
８)を越えて外側に突出することがなく、他の厨房機器
を食器洗浄機１７に密接して横に設置しても、前記ドア
ハンドル２８の動きを妨げることはない。またハンドル
２８の側杆部３１自体の幅寸法が小さくなっているの
で、同一寸法の食器洗浄機と比べた場合は洗浄室の横幅
を大きくできる。更に、リンク杆３４を側杆部３１およ
びケーシング状蓋体１９に枢支する枢支ピン３５および
枢支部材６４の外面側に突出する頭部３５ａ,６４ａを
薄肉にしたので、更に幅寸法を小さくし得ると共に、突
出量が少ないので作業者の衣服が触れても引掛かること
はなく安全である。更にまた、ドアハンドル２８が固定
手段３２によってリアフレーム２７に着脱自在に固定さ
れているので、補修等の場合に容易に着脱可能であり、
ドアハンドル自体の組立、分解も容易である。

【００１６】

【変更例について】本発明は、前述した実施例に限定さ
れるものでなく、以下の如き変更例を適宜採用し得る。
図８は、ドアハンドルの別例を示すものであって、この
ドアハンドル５６は１本のパイプを平面においてコ字状
に折曲形成すると共に、前側の操作部５６ａを断面円形
で、両側杆部５６ｂ,５６ｂを断面が略縦長楕円形とし
たものである。そして、この別例に係るドアハンドル５
６においても、使用上充分な強度を確保したもとで、操
作性および省スペースを達成し得る。なお、ドアハンド
ル５６とリンク杆３４との枢支構造に関しては、実施例
と同様に、リンク杆３４の上端部３４ａを側杆部５６ｂ
の下面に形成したスリット(図示せず)を介して該側杆部
５６ｂの内部に挿入すると共に、側杆部５６ｂの対応す
る側面に形成した貫通孔(図示せず)に挿通した枢支ピン
３５をリンク杆３４の枢支孔３４ｂに共通的に挿通する
ことで、リンク杆３４の上端部３４ａを枢支ピン３５を
介して側杆部５６ｂの内部で枢着し得る。

【００１７】図９および図１０は、ドアハンドル２８
(５６)とリンク杆３４との枢支構造の別例を示すもので
あって、前記側杆部３１(５６ｂ)に形成したスリット３
１ａを介して、合成樹脂製のキャップ７０が側杆部３１
(５６ｂ)の内部に挿入されている。このキャップ７０
は、図に示す如く、側面からみて半弧状に形成されると
共に、その厚み方向の中央には外側(下方)に開放する溝
部７０ａが形成され、この溝部７０ａにリンク杆３４の
上端部３４ａが挿入されている。キャップ７０には、側
杆部３１(５６ｂ)の貫通孔３１ａ,３１ａと整列する貫
通孔７０ｂ,７０ｂが穿設されており、この貫通孔７０
ｂ,７０ｂに前記枢支ピン３５が挿通される。すなわ
ち、リンク杆３４の上端部３４ａは、合成樹脂製のキャ
ップ７０を介して側杆部３１(５６ｂ)に対して回動自在
に枢支されるので、不快な音を出すことなく円滑に回動
される。

【００１８】前記キャップ７０における開放端縁部に
は、図９に示す如く、側杆部３１(５６ｂ)のスリット３
１ａから外側に延出して側杆部３１の外表面に当接する
保護部７０ｃ,７０ｃが形成されている。この保護部７
０ｃ,７０ｃは、スリット３１ａを閉塞して外部からの
ゴミや水の侵入を防止するべく機能する。すなわち、こ
の別例においては、キャップ７０によってリンク杆３４
の円滑な回動を達成すると共に、側杆部３１(５６ｂ)の
内部にゴミや水が侵入するのを防止して常に衛生的に保
つことができる。

【００１９】前記ドアハンドルが枢支されるリアフレー
ムとしては、実施例のように一対の支柱とパネルとから
構成されるものである必要はなく、支柱のみで構成され
るものや、あるいはパネルを折曲形成して所要の剛性を
有するように構成したものであってもよい。すなわち、
ドアハンドルは、ケーシング状蓋体以外の洗浄機本体背
面であれば何れの部分に枢支されていてもよい。更に、
ドアハンドルとケーシング状蓋体とを枢支する連動部材
としては、リンク杆に限定されず、ケーシング状蓋体に
対して回動自在に配設した円盤にドアハンドルを移動自
在に係合させ、該ハンドルの上下動に伴い円盤がケーシ
ング状蓋体に対して回動すると共に該円盤に対してドア
ハンドルが移動する構成(例えば実開平６−２４６６７
号に開示の構成)を採用することができる。更にまた、
側杆部の断面形状を略縦長楕円形とすることなく断面円
形としたもとで、その内部でリンク杆を枢支する実施例
の枢支構造を採用すれば、該枢支部における幅寸法を短
かくすることができ、設置時の省スペース化を図り得る
ものである。

【００２０】

【発明の効果】以上に述べた如く、本発明に係る食器洗
浄機のドアハンドルによれば、操作部の断面形状を円形
とし、側杆部の断面形状を略縦長楕円形としたことで、
手に馴染みかつ操作性を向上させると共に、幅方向に大
きな場所を占有することなくケーシング状蓋体の開閉に
充分利用できる強度を確保し得る。また、連動部材を側
杆部の幅方向中央の内部で枢支したことにより、連動部
材の配設位置が側杆部の内側にも外側にもはみ出さず、
ドアハンドルの全幅をコンパクトにし得るため、ドアハ
ンドルの操作に支障を与えずに他の機器を隣接して設置
し得ると共に、洗浄室を幅方向に大きくできる。

【００２１】なお、側杆部の断面形状に関係なく、該側
杆部の内部でリンク杆を枢支する構造を採用すれば、枢
支部における幅寸法を短かくすることができ、設置時の
省スペース化を図り得るものである。また、側杆部とリ
ンク杆とを樹脂製のキャップを介して枢支することで、
回動時の騒音の発生を防ぐと共に円滑な回動を達成し得
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の実施例に係る食器洗浄機の要部概略
斜視図である。

【図２】 実施例に係るケーシング状蓋体の閉成状態を
示す要部側面図である。

【図３】 実施例に係るケーシング状蓋体の開放状態を
示す要部側面図である。

【図４】 実施例に係るドアハンドルを分解して示す要
部概略斜視図である。

【図５】 リンク杆と側杆部との枢支部分を示す側杆部
の縦断正面図である。

【図６】 実施例に係る食器洗浄機の概略正面図であ
る。

【図７】 リンク杆とケーシング状蓋体との枢支部分を
示す縦断正面図である。

【図８】 ドアハンドルの別例を示す概略斜視図であ
る。

【図９】 リンク杆と側杆部との枢支構造の別例を示す
側杆部の縦断正面図である。

【図１０】 リンク杆と側杆部との枢支構造の別例を示
す側杆部の縦断側面図である。

【符号の説明】

１８ 洗浄槽，１９ ケーシング状蓋体，２８ ドアハン
ドル，２９ 操作部 ３１ 側杆部，３１ａ スリット，３４ リンク杆(連動部
材) ５６ ドアハンドル，５６ａ 操作部，５６ｂ 側杆部，
７０ キャップ ７０ａ 溝部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 陶山 浩二 愛知県豊明市栄町南館３番の16 ホシザキ 電機株式会社内

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 上方に全面開放する矩形状の洗浄槽(18)
   と、該洗浄槽(18)を上方から被蓋する昇降可能なケーシ
   ング状蓋体(19)と、前記洗浄槽(18)の背面に回動自在に
   枢支され、連動部材(34)を介して前記ケーシング状蓋体
   (19)に連結されて該蓋体(19)の前面および両側面を取り
   囲む平面コ字状のドアハンドル(28,56)とを備える食器
   洗浄機において、 前記ドアハンドル(28,56)は、ケーシング状蓋体(19)の
   前面に臨む断面円形の操作部(29,56a)と、 前記操作部(29,56a)の長手方向両端に連結されて前記ケ
   ーシング状蓋体(19)の両側面に臨み、前記連動部材(34)
   が枢支される断面が略縦長楕円形の一対の側杆部(31,3
   1,56b,56b)とから構成したことを特徴とする食器洗浄機
   のドアハンドル。
2. 【請求項２】 前記側杆部(31,56b)の下面にスリット(3
   1a)が形成され、このスリット(31a)を介して内部に挿入
   された前記連動部材(34)の端部が該側杆部(31,56b)に枢
   支されている請求項１記載の食器洗浄機のドアハンド
   ル。
3. 【請求項３】 上方に全面開放する矩形状の洗浄槽(18)
   と、該洗浄槽(18)を上方から被蓋する昇降可能なケーシ
   ング状蓋体(19)と、前記洗浄槽(18)の背面に回動自在に
   枢支され、連動部材(34)を介して前記ケーシング状蓋体
   (19)に連結されて該蓋体(19)の前面および両側面を取り
   囲む平面コ字状のドアハンドル(28,56)とを備える食器
   洗浄機において、 前記ドアハンドル(28,56)は、ケーシング状蓋体(19)の
   前面に臨む操作部(29,56a)と、 前記操作部(29,56a)の長手方向両端に連結されて前記ケ
   ーシング状蓋体(19)の両側面に臨む一対の側杆部(31,3
   1,56b,56b)とからなり、 前記各側杆部(31,56b)の下面にはスリット(31a)が形成
   され、前記ケーシング状蓋体(19)に一端が枢支された前
   記連動部材(34)の他端部が前記スリット(31a)を介して
   内部に挿入された状態で該側杆部(31,56b)に枢支されて
   いることを特徴とする食器洗浄機のドアハンドル。
4. 【請求項４】 前記スリット(31a)を介して側杆部(31,5
   6b)の内部に樹脂製のキャップ(70)が嵌挿され、該キャ
   ップ(70)の外側に開放する溝部(70a)に前記連動部材(3
   4)の端部が挿入された状態で該連動部材(34)が側杆部(3
   1,56b)に枢支されている請求項２または３記載の食器洗
   浄機のドアハンドル。