JP4518689B2 - 食器洗浄機のスプリングカバー取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、上方に全面開放する洗浄槽と、該洗浄槽を上方から被蓋する昇降可能なケーシング状蓋体および該蓋体の昇降動作を容易化するためのスプリングを備えた食器洗浄機であって、該スプリングを正面側から被覆するスプリングカバーを回動可能に取付けた食器洗浄機のスプリングカバー取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
飲食に供した後の皿、茶碗、コップ等の食器を自動的に洗浄するための食器洗浄機が、喫茶店やレストラン等の厨房、更には一般家庭にも設置されて広く好適に使用されるに至っている。図7および図8に示すように、この食器洗浄機10は、上部に開口部12aが形成された矩形状の洗浄槽12と、この洗浄槽12を上方から被蓋して内部に洗浄室を画成するケーシング状蓋体14および該洗浄槽12の背部側に配設したリアフレーム16に回動可能に枢支されたドアハンドル18とから基本的に構成される。洗浄室内の上下位置には、食器洗浄用の洗浄ノズル20およびすすぎノズル21(何れも下方のノズルのみ図示)が水平回転可能に配設されており、洗浄時に供給される温水等の噴射反力で水平回転するようになっている。また開口部12aに面した位置には、ステンレス線材からなるラックレール22が配設される。そして、食器洗浄機10を使用する際には、多数の食器を収納した食器ラック(図示せず)を該ラックレール22上に載置し、ケーシング状蓋体14を閉成した状態で各食器に温水を吹付けることで効率的な洗浄がなされる。
【0003】
なお、前記ドアハンドル18は平面コ字状に形成され、該ハンドル18の両開放端をリアフレーム16に枢支した状態で、ケーシング状蓋体14の前面および左右両側面を取り囲むよう配置される。また、ケーシング状蓋体14の左右両側面に臨むドアハンドル18の各側杆に、該蓋体14の側面に一端が枢支されたリンク杆23の他端が夫々枢支され、ドアハンドル18の回動操作によってケーシング状蓋体14が平行に昇降するよう構成されている。
【0004】
前記リアフレーム16の正面(前記洗浄室に臨む面)には、洗浄槽12の開口部12aから上方に離間する所定位置に、ケーシング状蓋体14の内部に臨んで前記ドアハンドル18の上下動と連動するアーム(図示せず)が回動可能に枢支されている。またアームに配設したシャフト24と、リアフレーム16における洗浄槽12の開口部12aに近接する下部位置との間に、複数(図示例では5本)のスプリング26が張架してある。これらのスプリング26は、ケーシング状蓋体14を下降可能に上方へ付勢するよう構成されると共に、全てのスプリング26の付勢力がケーシング状蓋体14の自重と略均衡するよう設定されており、これによって該蓋体14を僅かな力で昇降移動させ得るようになっている。
【0005】
更に食器洗浄機10には、図8に示すように、リアフレーム16に配設された前記スプリング26の正面側に、該スプリング26を被覆するスプリングカバー28が配設されている。このスプリングカバー28は、スプリング群を被覆し得る寸法の矩形状に形成されると共に、その周縁部には幅狭のフランジ部28aが折曲形成され、左右に位置する各フランジ部28aの上端部および下端部近傍に、鉤状に形成した係止片30が背面側に向けて夫々突出成形されている。また、スプリングカバー28が取付けられるリアフレーム16には、各係止片30と対応する位置に、その挿通を許容する寸法の係止孔16aが夫々開設されており、各係止孔16aに対応する係止片30を正面側から夫々挿通してその下端部に係止することにより、該カバー28がリアフレーム16に位置決め状態で取付けられる。これにより、食器を洗浄するに際して前記洗浄ノズル20やすすぎノズル21から噴射される温水等がスプリング26に掛かるのを防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述した食器洗浄機10では、前記スプリングカバー28を洗浄したりスプリング26の点検等のメンテナンスに際しては、該スプリングカバー28における左右のフランジ部28a,28aに形成した前記各係止片30をリアフレーム16の対応する係止孔16aから抜き外して、該カバー28を洗浄室外に取出す必要がある。このため、厨房等の狭い場所ではスプリングカバー28を置く場所を探すのが煩雑であると共に場所をとる難点がある。また、食器洗浄機10の外部にスプリングカバー28を置くことで、不衛生となり易い問題も指摘される。
【0007】
【発明の目的】
この発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、スプリングカバーを回動可能に取付けることで、該カバーの洗浄やスプリングの点検等を容易に行ない得ると共に、衛生的に保ち得るようにした食器洗浄機のスプリングカバー取付構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る食器洗浄機のスプリングカバー取付構造は、
上方に全面開放する洗浄槽と、該洗浄槽の開口部に面して配設された食器ラック載置用のラックレールと、洗浄槽の背部側に位置するリアフレームに昇降可能に配設されて洗浄槽を上方から被蓋するケーシング状蓋体と、該ケーシング状蓋体を下降可能に上方へ付勢するようリアフレームに配設された複数のスプリングと、該スプリングを正面側から被覆するようリアフレームに配設されたスプリングカバーとを備える食器洗浄機において、
前記スプリングカバーの下端部をリアフレームに回動可能に取付け、前記スプリングを正面側から被覆する第1位置と、該スプリングを露出して前記ラックレールの上面に載置される第2位置との間で回動し得るよう構成したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る食器洗浄機のスプリングカバー取付構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら説明する。なお、図7,図8を参照して説明した従来の技術に既出の同一部材については、同一の符号を付して、その詳細説明は省略する。
【0010】
図1に示すように、実施例のスプリングカバー28は、その下端部を洗浄槽12の開口部12aに近接した部位に回動可能に取付けることにより、前記複数のスプリング26を正面側から被覆する第1位置と、該スプリング26を露出して前記ラックレール22の上面に載置される第2位置との間を回動し得るよう構成されている。スプリングカバー28の下端部には、左右フランジ部28a,28aの離間寸法よりは短かいカバー片28bが一体成形されると共に、該カバー片28bの左右両側面に、軸体32が夫々幅方向の外方に所定長さだけ突設されている。また、ケーシング状蓋体14が昇降可能に配設されるリアフレーム16には、左右に離間して一対の角筒状の支柱36,36が設けられ、各支柱36の軸体32と対応する位置に係合孔34が設けられている。この係合孔34は、図2に示す如く、支柱36の正面側に開放する横孔38と、他方の支柱36と対向する内面側に開放して、横孔38の上端縁と整列する位置から該横孔38の下端縁より所定長さだけ下方の位置まで延在する挿通孔40とから構成される。なお、一対の支柱36,36の内面間の離間寸法は、前記カバー片28bの左右幅寸法よりは大きく、かつ前記一対の軸体32,32の開放端間の寸法よりは小さく設定されている。すなわち、各軸体32を対応する横孔38に正面側から挿通して挿通孔40の内部に臨ませた後に、該挿通孔40の下端縁に軸体32を落着させることで、スプリングカバー28は一対の軸体32,32を介してリアフレーム16に対して回動可能に取付けられるようになっている。
【0011】
なお、前記スプリングカバー28の外形寸法は、前記洗浄槽12内に収まる大きさに設定され、前記ラックレール22に載置した状態で、該カバー28が洗浄槽12からはみ出ることはないようになっている。
【0012】
前記スプリングカバー28の左右フランジ部28a,28aには、その上端部近傍に鉤状の係止片30,30が背面側に突出成形されており、各係止片30と対応するリアフレーム16の支柱36に開設されている前記係止孔16aに該係止片30を正面側から挿通してその下縁部に係止することで、該カバー28はスプリング群を正面側から被覆した第1位置に位置決め保持される。なお、前記挿通孔40の下端縁位置は、前記軸体32が落着している状態では、係止片30が係止孔16aの下縁部に係止されて正面側への回動が規制されるよう設定される。
【0013】
【実施例の作用】
次に、実施例に係る食器洗浄機のスプリングカバー取付構造の作用につき、以下説明する。前記食器洗浄機10による食器の洗浄運転時には、前記スプリングカバー28は、図1に示すように、前記一対の軸体32,32が、リアフレーム16の対応する係合孔34,34における挿通孔40,40の下端縁に落着すると共に、上端部近傍に形成した前記係止片30,30がリアフレーム16の係止孔16a,16aに挿通して係止された状態で、前記スプリング群を正面側から被覆する第1位置に位置決め保持されている。
【0014】
前記スプリングカバー28の洗浄またはスプリング26の点検等のメンテナンスに際しては、前記各係止片30の鉤状下端部がリアフレーム16の係止孔16aにおける下端縁と干渉しない位置までスプリングカバー28を持上げ、該係止片30を係止孔16aから正面側に抜き外す。なお、係止片30を係止孔16aから抜き外すためにスプリングカバー28を持上げる際には、軸体32が挿通孔40の内部を上昇するが、係止孔16aと係止片30との係止状態が解除される時点では前記横孔38にまでは到達しておらず、該軸体32が係合孔34から抜けることはない。しかる後、前記一対の軸体32,32を回動支点としてスプリングカバー28を正面側に回動することで、該カバー28は前記ラックレール22の上面に載置された第2位置に位置決めされ、前記スプリング26は露出することとなる。
【0015】
すなわち、前記スプリングカバー28をリアフレーム16から完全に取外すことなく、ラックレール22に載置した状態で洗浄することができる。また、第2位置においてもスプリングカバー28は軸体32,32を介してリアフレーム16に対しては係合しているから、洗浄中に該カバー28がラックレール22から落下することはない。更に、この状態でスプリング26の点検も簡単に行なうことができる。すなわち、スプリングカバー28を食器洗浄機10の外部に置く必要はなく、該カバー28を置く場所を狭い厨房内で探したりスペースを確保する必要もない。また、スプリングカバー28が汚れることもないので、衛生的である。
【0016】
次に、前記スプリングカバー28の洗浄やスプリング26の点検等のメンテナンスの終了後は、前述した手順とは逆に、該カバー28を軸体32,32を支点として食器洗浄機10の背面側に向けて回動して起立させた後に、前記係止片30,30をリアフレーム16の係止孔16a,16aに挿通して係止することで第1位置に位置決め保持する。この第1位置への位置決め作業は、2個の係止片30,30を係止孔16a,16aに挿通するだけであるから、その作業性は良好である。なお、スプリングカバー28は、係止片30,30を係止孔16a,16aから抜き外した状態で、その下端部側を上方に移動して軸体32,32を係合孔34,34の横孔38,38から正面側に抜き外すことにより、リアフレーム16から完全に取外すことができる。
【0017】
【変更例について】
本発明は、前述した実施例に限定されるものでなく、以下の如き変更例を採用し得る。なお、変更例の説明においては、実施例と異なる部分について説明することとする。
【0018】
図3は、スプリングカバー取付構造の第1変更例を示すものであって、該取付構造のスプリングカバー28では、その下端部における左右両端部に、背面側に延出する一対の矩形状のフランジ部材42,42が設けられる。各フランジ部材42の外側面には、幅方向の外方に向けて所定長さで突出する軸体44が夫々設けられている。また、前記リアフレーム16の各支柱36における内面に、前記軸体44が回動かつ上下動可能に挿通係合される長孔46が、上下方向に所定長さ延在するよう夫々形成される。すなわち、第1変更例に係るスプリングカバー28は、一対の軸体44,44が対応する長孔46,46に回動可能に挿通係合されることで、リアフレーム16に回動可能に取付けられる。
【0019】
なお、各長孔46は、前記ラックレール22の上面位置を挟んで上下所定長さの範囲に亘って形成されており、スプリングカバー28を第1位置に位置決めした際には、長孔46の下端に軸体44が落着して、ラックレール22の上面位置より下方に臨む前記スプリング26の下部を該カバー28で被覆し得るようになっている。また、軸体44,44を回動支点としてスプリングカバー28を正面側に回動した際には、該軸体44,44が長孔46,46内を上動することで、該カバー28が前記ラックレール22の上面に略水平に載置されるよう構成してある(図3の二点鎖線)。
【0020】
前述した第1変更例の場合も、前記軸体44,44を長孔46,46に挿通係合した状態のスプリングカバー28の前記係止片30,30を、リアフレーム16の係止孔16a,16aに挿通して係止することで、該カバー28は前記スプリング26を正面側から被覆する第1位置に位置決め保持される。そして、前記係止片30,30を係止孔16a,16aから正面側に抜き外した状態で、前記軸体44,44を回動支点としてスプリングカバー28を正面側に回動することで、該カバー28はラックレール22の上面に載置された第2位置に位置決めされる。これにより、スプリングカバー28の洗浄やスプリング26の点検等のメンテナンスを容易に行なうことができる。また、ラックレール22上にスプリングカバー28を略水平に載置し得るから、洗浄に際して該カバー28を上方から押さえ付けた場合であっても、該カバー28が変形するおそれはない。
【0021】
図4は、スプリングカバー取付構造の第2変更例を示すものであって、該取付構造のスプリングカバー28は、ヒンジ48を介して相互に回動可能に接続された第1カバー体50および第2カバー体52で構成されている。第1カバー体50はスプリングカバー28の略全体を占める寸法に設定され、図に示す如く、その上端部の左右幅方向の両端部に形成されて背面側に突出する係止片51,51が、リアフレーム16の支柱36,36における内面側に配設されたラッチ部材54,54に正面側から係脱可能に構成される。また、第2カバー体52は第1カバー体50の下端部にヒンジ48を介して回動可能に接続されており、その下端部の左右幅方向の両側面に、幅方向外方に向けて軸体56が夫々突設されている。そして、一対の軸体56,56が、リアフレーム16の両支柱36,36における内面側に穿設された挿通孔(図示せず)に回動可能に挿通配置してある。なお、第2カバー体52のリアフレーム16に対する枢支位置は、前記ラックレール22の上面位置よりは下方に設定され、該カバー体52により前記スプリング26の下部まで被覆し得るようになっている。
【0022】
前述した第2変更例の場合は、前記スプリングカバー28が第1位置に位置決めされた状態では、図に示す如く、第1カバー体50と第2カバー体52とが前記ヒンジ48を介して略直線上に整列して前記スプリング26を正面側から被覆する。そして、前記各ラッチ部材54と第1カバー体50の各係止片51との係止状態を強制的に解除し、該第1カバー体50を正面側に向けて回動させることで、該カバー28はラックレール22の上面に載置された第2位置に位置決めされる。この場合に、第1カバー体50と第2カバー体52とはヒンジ48で回動可能に接続してあるから、第2カバー体52に対して第1カバー体50が回動することで、図4の二点鎖線で示す如く、ラックレール22上にスプリングカバー28の第1カバー体50が略水平に載置され、洗浄に際して該カバー体50を上方から押さえ付けた場合であっても、該カバー体50が変形することはない。
【0023】
【食器ラックについて】
図5は、食器を洗浄するに際し、該食器を収容して前記ラックレール22の上面にセットする食器ラック58を示し、耐熱温度を向上させた合成樹脂を材料として成形されている。この食器ラック58を形成する各側面部60には、その高さ方向に沿って第1リブ62が成形されると共に、該第1リブ62と同一の幅寸法に設定された第2リブ64が、食器ラック58の外周面に沿って成形されている。この外周面に沿う第2リブ64の各上端面は、図6に示すように、食器ラック58の内側から外側に向かうにつれて所定角度(例えば15度)で傾斜している。このように第2リブ64の上端面を傾斜させることにより、食器洗浄時に噴射供給された洗浄水が該第2リブ64の上端面に飛散しても該傾斜面を流下して残留し難くなるため、次の乾燥工程において該第2リブ64の上端面を略全面的に乾燥させることができる。従って、食器ラック58を食器洗浄機10から取出したときに、食器ラック58に付着残留していた水が床に垂れて濡らしたり、乾燥後の食器を濡らすことはない。
【0024】
【発明の効果】
以上に述べた如く、本発明に係る食器洗浄機のスプリングカバー取付構造によれば、スプリングカバーの下端部をリアフレームに回動可能に取付けることで、ケーシング状蓋体を下降可能に上方へ付勢するスプリングを、その正面側から被覆する第1位置と、ラックレールの上面に載置される第2位置との間で回動し得るようになっている。すなわち、スプリングカバーの洗浄やスプリングの点検等のメンテナンスに際し、該カバーをリアフレームから取外して外部に置く必要はなく、該カバーを置く場所を探したりスペースを確保する必要がなくなる。また、スプリングカバーが汚れることもないので、衛生的である。
【0025】
更に、スプリングカバーの軸体をリアフレームの長孔に上下動可能に係合することで、ラックレール上にスプリングカバーを略水平に載置することが可能となり、洗浄等に際して該カバーを上方から押さえ付けた場合であっても、該カバーが変形するおそれはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る食器洗浄機のスプリングカバー取付構造を示す要部斜視図である。
【図2】 実施例に係る食器洗浄機のスプリングカバー取付構造を示す別の要部斜視図である。
【図3】 第1変更例に係る食器洗浄機のスプリングカバー取付構造を示す要部縦断面図である。
【図4】 第2変更例に係る食器洗浄機のスプリングカバー取付構造を示す要部縦断面図である。
【図5】 食器ラックを示す斜視図である。
【図6】 食器ラックを示す要部縦断面図である。
【図7】 食器洗浄機を示す全体斜視図である。
【図8】 従来の技術に係る食器洗浄機のスプリングカバー取付構造を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
12 洗浄槽,12a 開口部,14 ケーシング状蓋体,16 リアフレーム
16a 係止孔,22 ラックレール,26 スプリング
28 スプリングカバー,32 軸体,34 係合孔,44 軸体,46 長孔

Claims (3)

  1. 上方に全面開放する洗浄槽(12)と、該洗浄槽(12)の開口部(12a)に面して配設された食器ラック載置用のラックレール(22)と、洗浄槽(12)の背部側に位置するリアフレーム(16)に昇降可能に配設されて洗浄槽(12)を上方から被蓋するケーシング状蓋体(14)と、該ケーシング状蓋体(14)を下降可能に上方へ付勢するようリアフレーム(16)に配設された複数のスプリング(26)と、該スプリング(26)を正面側から被覆するようリアフレーム(16)に配設されたスプリングカバー(28)とを備える食器洗浄機において、
    前記スプリングカバー(28)の下端部をリアフレーム(16)に回動可能に取付け、前記スプリング(26)を正面側から被覆する第1位置と、該スプリング(26)を露出して前記ラックレール(22)の上面に載置される第2位置との間で回動し得るよう構成した
    ことを特徴とする食器洗浄機のスプリングカバー取付構造。
  2. 前記スプリングカバー(28)における左右両側面の下端部に軸体(32)を夫々設けると共に、前記リアフレーム(16)の左右両側に各軸体(32)と対応する係合孔(34)を夫々設け、両係合孔(34,34)に両軸体(32,32)を回動可能に係合させることにより、スプリングカバー(28)がリアフレーム(16)に回動可能に取付けられる請求項1記載の食器洗浄機のスプリングカバー取付構造。
  3. 前記スプリングカバー(28)における左右両側面の下端部に軸体(44)を夫々設けると共に、前記リアフレーム(16)の左右両側に各軸体(44)と対応する長孔(46)を上下方向に夫々設け、両長孔(46,46)に両軸体(44,44)を回動および上下動可能に係合させることで、スプリングカバー(28)がリアフレーム(16)に回動可能に取付けられる請求項1記載の食器洗浄機のスプリングカバー取付構造。
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