JP3568282B2 - ゴムローラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、複写機やファクシミリ、或は、プリンター等に使用されるゴムローラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、複写機やファクシミリ、或は、プリンター等のOA機器には、帯電ローラ、転写ローラ、現像ローラ、レジストローラ、排紙ローラ等の各種ゴムローラが使用されている。
【0003】
これら各種ゴムローラは、鉄などの金属剛体で作られた芯金の外周面にゴムを形成することにより一体化されるもので、一般的には、プレス成形や釜加硫などによって加硫され、ゴム両端を必要寸法によって切断(突っ切り)すると共にその切断後の外周面の両端周方向に面取りを施した後、円筒研削盤などによって表面を研削する等の加工処理が行われる。
【0004】
ところで、このようなゴムローラを、例えば、図4(A)に示すように、帯電ローラ1、転写ローラ2、現像ローラ3などのように感光体4の回りに設けられるものとして採用した場合、これら各ローラ1,2,3は感光体4に接触させて使用する。
【0005】
各ローラ1,2,3は、図4(B)に示すように、芯金1a,2a,3aと、芯金1a,2a,3aの外周面に接着剤5を介して固定されたゴム1b,2b,3bとを備えている。
【0006】
ゴム1b,2b,3bの両端外周面には周方向に面取り1c,2c,3cが施されている。また、ゴム1b,2b,3bの両端には、突っ切り処理後のゴム残り部1d,2d,3dが存在している。
【0007】
面取り1c,2c,3cは、ゴム1b,2b,3bの両端の外径が中央近傍の外径よりも大きくなる跳ね上がり(図5(A)参照)が発生すると、この跳ね上がった両端のみが感光体4に接触して中央が感光体に接触しなかったり、接触バランスが不均一となったりするという不具合を解消するためのものである。尚、この跳ね上がりは、表面研削などによって発生する。
【0008】
ゴム残り部1d,2d,3dは、図5(A)に示すように、ゴム1b,2b,3bの長さを必要寸法とするために両端を刃物6,6で切断した際、刃物6,6を傷付けないために芯金1a,2a,3aと刃物6,6とが当接しない範囲でゴム1b,2b,3bに切り込を入れることにより残余のゴムとして発生する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の如く構成されたゴムローラ1,2,3にあっては、接着剤5がゴム1b,2b,3bの全長に跨って設けられているため、上述したゴム残り部1d,2d,3dにも接着剤5が残ってしまい、ゴム残り部1d,2d,3dをゴム1b,2b,3bから排除することができないという問題があった。
【0010】
このような接着剤5の残りは、例えば、一成分現像ローラの場合には、トナー飛散を防止用としてローラ端面にシール部材を設置するため、上述したゴム残り部1d,2d,3dはシール部材の隙間や摩耗を発生させる原因となって好ましいものではなかった。
【0011】
また、ベアリング等の軸受を挿入する場合にもゴム残り部1d,2d,3dがあると、定位置まで挿入することができなくなるばかりでなく、機能上支障が無い場合であっても見栄えが悪いという問題が生じていた。
【0012】
さらに、ゴム1b,2b,3bは、ゴム残り部1d,2d,3dの存在によって本来の有効範囲以上に長さが必要となるため装置本体の小型化が困難となるという問題も生じていた。
【0013】
そこで、これらの問題を解消するため、ゴム残り部1d,2d,3dを除去することが考えられるが、通常、このような除去にはゴムローラ1,2,3を回転させつつゴム残り部1d,2d,3dにサンドペーパー等の研削手段を押し当ててゴム残り部1d,2d,3dを削る等の処理が施されるが、この場合には接着剤5も芯金1a,2a,3aから剥離させる必要があり、芯金1a,2a,3aの表面すらも削って傷を付けてしまい、不良を多発させてしまうという新たな問題が発生していた。
【0014】
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであって、ゴム残りをなくしたものでありながら芯金の傷付きを防止することができるゴムローラを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
その目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、金属剛体からなる芯金の外周面にゴムを形成したゴムローラにおいて、
前記芯金の外周面と前記ゴムの内周面とを接着手段により接着すると同時に前記芯金の外周面と前記ゴムの内周面の両端との所定範囲を未接着とし、前記ゴムの外周面の両端周方向に未接着部分の範囲よりも大きい面取りを施したことを特徴とすることを要旨とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明のゴムローラの実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【0017】
図1(A)において、11は帯電ローラ、12は転写ローラ、13は現像ローラで、これら各ゴムローラ11,12,13は感光体14に接触している。
【0018】
ゴムローラ11,12,13は、図1(B)に示す様に、芯金11a,12a,13aと、芯金11a,12a,13aの外周面に接着剤15を介して固定されたゴム11b,12b,13bとを備えている。
【0019】
ゴム11b,12b,13bの両端外周面には、表面研削等によって発生する跳ね上がりをなくして接触バランスを均一に保つため、周方向に面取り11c,12c,13cが施されている。
【0020】
接着剤15は、図2(A)に示すように、芯金11a(12a,13a)の両端(図面では一方のみ図示)にマスキング治具16を装着し、この状態からプライマー17により芯金11a(12a,13a)の表面に接着剤15を吹き付けることによりマスキング治具16によってマスキングされた部分以外に付着される。
【0021】
この際、マスキング治具16によるマスキング範囲は、図2(B)に示すように、芯金11a(12a,13a)にゴム11b(12b,13b)を形成した際、このゴム11b(12b,13b)の製品状態での両端よりも範囲L(例えば、1mm)分だけ内側に位置し、これにより範囲Lが未接着な部分となる。
【0022】
また、面取り11c,12c,13cの形成範囲は、この範囲Lよりも大きく設定されている。
【0023】
ところで、面取り11c(12c,13c)は、上述したC面取りのほか、図3(A),(B)に示すように、Rの面取り21c(22c,23c)としても良い。尚、図3(A),(B)において、図1,図2に示した構成と同一の構成には同一の符号を付している。
【0024】
【実施例】
次に、本発明のゴムローラのより具体的な実施例を以下に示す。
【0025】
始めに、ヒドリンゴム100g、亜鉛華5g、ステアリン酸1g、加硫促進剤1.5g、硫黄1g、充填剤40gの配合でオープンロールによりゴム練りを行い、押し出し機を用いて上述した方法により所定範囲内に予め接着剤15を付着させた芯金11aの周囲にゴム11bを形成した。尚、この時用いた芯金11aの外径は8mm、押し出し機の金型の開口径(ローラ外径に相当する)は約17mmである。
【0026】
次に、ゴムローラ11の表面に綿テープを巻き付け釜加硫で加硫した。この際の加硫条件は150℃/60分である。
【0027】
次に、ゴムローラ11を突っ切り機に装着し、ゴム11bの両端部分を切断して必要なゴム長に仕上げた。この際のゴムローラ11の回転数は180rpm、刃物(従来技術で示した刃物6,6に相当する。)にはカッターナイフの刃を用いた。この際の切り込は、刃物が芯金11aに接触しないように表面手前0.1mmとした。
【0028】
また、接着剤15は、切断後のゴム11bの両端よりも手前である範囲L分だけ内側に位置しているため、突っ切り後に余分なゴムをゴム11bから切り離すことが容易にでき、従来技術で示したゴム残り部1dのような必要部分以外にゴムが残らず、しかも、芯金11aから余分なゴムをなくすための磨き処理等を行う必要もない。
【0029】
次に、円筒研削盤によりゴムローラ11の外径が14.2mmとなるようにゴム11bの表面を荒仕上げした後、面取り機にゴムローラ11を装着してこの面取り機によりゴム11bの両端外周面にC2の面取り11cを施した。
【0030】
この際、面取り11cの形成範囲を未接着の範囲Lよりも大きくしていることにより、ゴム11bの未接着部分の表面が感光体14に接触せず、ゴムローラ11を回転させた際に生じる回転トルク等のストレスを受けない為、ゴム11aの両端部を芯金11aに対して未接着とした副作用は生じない。
【0031】
そして、この状態から円筒研削盤によりゴムローラ11の外径が14mmとなるようにゴム11bの表面を研削加工した。
【0032】
そして、このようにして形成されたゴムローラ11と従来方式で形成されたゴムローラ1の端部の跳ね上がり量を測定したところ、両者共10〜20μmで差は生じなかった。また、この両者を帯電ローラ11,1として使用するための必要表面層を塗布した後、実機に搭載して画像評価をしたところ、両者に差は見られなかった。
【0033】
このように、本発明のゴムローラ11,12,13は、製品状態での両端部ほ範囲Lだけ未接着としたことにより、突っ切り後に必要な部分以外のゴム残りが発生せず、余分なゴムを剥す磨き等の加工を芯金11a,12a,13aの表面に施す必要がなく、傷付を防止することができる。
【0034】
また、未接着な範囲Lよりも面取り11cの形成範囲を大きくしたことで、ゴム11bの未接着部分の表面が感光体14に接触することがなく、ゴムローラ11を回転させた際に生じる回転トルク等のストレスを受ける等の副作用を生じることがない。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のゴムローラにあっては、芯金の外周面とゴムの内周面とを接着手段により接着すると同時に芯金の外周面とゴムの内周面の両端との所定範囲を未接着としたことにより、ゴム残りをなくしたものでありながら芯金の傷付きを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わるゴムローラを示し、(A)はゴムローラの使用例を示す説明図、(B)は一部を破断したゴムローラの正面図である。
【図2】同じく、(A)は芯金に接着剤を塗装する一例を示す説明図、(B)は要部の拡大断面図である。
【図3】本発明のゴムローラの変形例を示し、(A)は一部を破断したゴムローラの正面図、(B)は要部の拡大断面図である。
【図4】従来のゴムローラを示し、(A)はゴムローラの使用例を示す説明図、(B)は一部を破断したゴムローラの正面図である。
【図5】同じく、(A)はゴムの両端を切断する状態を示す説明図、(B)はゴムの両端を切断した状態の説明図である。
【符号の説明】
11…ゴムローラ
11a…芯金
11b…ゴム
11c…面取り
12…ゴムローラ
12a…芯金
12b…ゴム
12c…面取り
13…ゴムローラ
13a…芯金
13b…ゴム
13c…面取り
15…接着剤

Claims (1)

  1. 金属剛体からなる芯金の外周面にゴムを形成したゴムローラにおいて、
    前記芯金の外周面と前記ゴムの内周面とを接着手段により接着すると同時に前記芯金の外周面と前記ゴムの内周面の両端との所定範囲を未接着とし、前記ゴムの外周面の両端周方向に未接着部分の範囲よりも大きい面取りを施したことを特徴とするゴムローラ。
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