JP3321574B2 - 搬送ローラの製造方法 - Google Patents

搬送ローラの製造方法

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JP3321574B2
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修三 池田
文明 渡辺
光雄 小山
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石川日東株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、プリンタ、ファ
クシミリ等において、カセットから転写紙を取出して転
写工程へ送付する、定着された転写紙を装置外へ送る、
ファクシミリ伝送された情報を再生するためにカセット
から用紙を給送する等、或はOA機器以外の例えば紙
幣、銀行通帳、切符、プラスチックカードを搬送すると
きに使用される搬送ローラの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の搬送ローラは芯金に直接
接着剤を塗布して比較的長い(長さ200〜400mmぐ
らい、以下「ロング」という)ソリッドゴムを被覆させ
たもの、そのソリッドゴムをカットして比較的短い(長
さ5〜150mmぐらい、以下「コロ」という)ゴムを被
覆させたもの、ロングの発泡性ゴムを被覆させたもの等
が知られている。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】しかし前2者はソリッ
ドゴムのため発泡性ゴムに比べゴムの材料が約3倍必要
である。また硬度が高いものはフィード力が弱いため、
できるだけ柔らかいゴムを使用することが望ましいが使
用できるゴムは少なく、通常は粘着性ゴムを使用してい
る場合が多い(例えばゼオン社の商品名「ノーソレック
ス」)。このためゴムの価格が高くなる欠点があった。
一方ロングの発泡性ゴムを用いたものは前記と異なりゴ
ム材料費が安くなる、表面に粘着力があるので前記粘着
性ゴムを使用している場合と同様のニップ幅やフィード
力が得られる利点があるが、芯金と発泡ゴムとの間を接
着剤を用いているためその手間を要し、またロングであ
るため、実際に使用する長さにカットしなければならず
無駄が多い、ゴム幅やゴムの取付位置を任意に設定でき
ない等の欠点があった。
【0004】この点、例えば発泡性ゴムをカットしてコ
ロとし、芯金に直接接着させることが考えられるが、保
持力がなく搬送ローラとして使用できなかった。本発明
は上記のような問題点を解消するための搬送ローラ、す
なわち、発泡性ゴムの利点をそのままに、接着剤を用い
ずに保持力があってソリッドゴムを用いたものと同等以
上のトルクが得られ、しかもコロにしてもフィード力が
あって無駄がなく、自由な取付け位置、自由な長さを選
択できる搬送ローラの製造方法を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る搬送ローラの製造方法においては、芯金
上に設けた弾性ゴム層と、該弾性ゴム層外周の発泡体層
とからなるものを対象とする。弾性ゴム層はシリコンゴ
ムとし、厚みは1mm以上、好ましくは1mm以上10mmぐ
らいまでとする。また発泡体層に用いられる発泡剤とし
ては発泡シリコンで、厚みは3mm以上、好ましくは3mm
以上50mmぐらいまでとする。尚長さはロングでもコロ
でもよい。そして、このような搬送ローラを、発泡用軸
に弾性ゴムを圧入して弾性ゴム層を形成し、その弾性ゴ
ム層の表面にプライマを塗布した後、発泡剤を押し出し
機にて圧着して前記弾性ゴム層の外周に発泡体層を設
け、一次加硫、冷却、二次加硫の後、前記発泡用軸から
取り外し、芯金に圧入機で所定の位置に圧入して製造す
る。弾性ゴム層の外周に発泡体層を設けた後、一次加硫
の前に必要に応じて離型用パウダを塗布してもよいし、
二次加硫の後に発泡体層の表面を研磨することも可能で
ある。更に発泡用軸から取り外す前に、弾性ゴム層と発
泡体層とを所定の幅にカットしてコロとし、該コロを発
泡用軸から取り外し、芯金に圧入機で所定の位置に圧入
して製造してもよい。
【0006】
【作用】以上のように比較的簡単に製造された搬送ロー
ラをOA機器、例えば複写機において、カセットから転
写紙を取出して転写工程へ送付する搬送ローラに用いる
と、芯金と発泡性ゴムとの表面との間に発生する回転ト
ルクが弾性ゴムと発泡性ゴムの弾性層に吸収され発泡性
ゴム単品との構造のものより耐トルクが向上し、確実に
用紙を搬送できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面について説明す
る。図1、図2は本発明の製造方法によって製造される
搬送ローラ1の正面図で、図1では芯金2にロングの弾
性ゴム層3と発泡体層4を被覆させた状態、図2では弾
性ゴム層3と発泡体層4とをカットしてコロとし、それ
を芯金2に被覆させた状態を表している。図3〜図7は
本発明の製造方法での製造工程を示した図で、発泡用軸
5に所定の長さの弾性ゴム層3を嵌入し(図3)、その
弾性ゴム層3の外周全面に弾性ゴム層3と発泡体層接着
用のプライマ6を塗布する(図4)。
【0008】次に発泡剤を押し出し機にて圧着して弾性
ゴム層3の外周に発泡体層4を被覆させる(図5)。そ
の後必要に応じて発泡体層4表面に離型用パウダを塗布
した後、発泡用金型7に挿入する(図6)。そして金型
のまま不図示の加熱炉で一次加硫を行った後、金型を加
熱炉より取り出し自然冷却させる。次に金型より発泡さ
れたローラ1を取り出し、加熱炉で二次加硫後、発泡軸
5からローラ1を取り出し、芯金2に圧入するものであ
る(図1)。尚二次加硫後、発泡体層4の表面を研磨し
てもよい。更に加熱炉で二次加硫を行った後、弾性ゴム
層3、発泡体層4を一緒に刃具8で任意の長さにカット
し(図7)、その後ゴム圧入機で芯金2に圧入してもよ
い(図2)。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の搬送ロー
ラの製造方法によれば、芯金と発泡体層との間に弾性ゴ
ム層を設けたので、発泡性ゴム単品との構造のものより
耐トルクが向上して、確実に用紙を搬送できるローラを
簡単に提供できる。発泡性ゴムなので粘着性があり、特
別に粘着性のゴムを用いなくてもよい。またコロとすれ
ば、製品にあったゴム幅やゴムの取付位置を任意に設定
でき、無駄がない等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法によって製造される搬送ロー
ラの正面図である。
【図2】本発明の製造方法によって製造される搬送ロー
ラの他の実施例の正面図である。
【図3】本発明の製造方法による製造工程図で、発泡用
軸に弾性ゴム層を嵌入した状態の正面図である。
【図4】弾性ゴム層表面にプライマを塗布した状態の正
面図である。
【図5】弾性ゴム層表面に発泡体層を圧着した状態の正
面図である。
【図6】金型に挿入した状態の正面図である。
【図7】所望の長さにカットする状態の正面図である。
【符号の説明】
1 搬送ローラ 2 芯金 3 弾性ゴム層 4 発泡体層 5 発泡用軸 6 プライマ 7 発泡用金型 8 刃具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/00 108 H04N 1/00 108B // B29K 21:00 B29K 21:00 105:04 105:04 (56)参考文献 実開 昭59−43450(JP,U) 実公 昭44−14033(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 5/06 B29D 31/00 B65H 3/06 F16C 13/00 G03G 15/00 H04N 1/00 B29K 21:00 B29K 105:04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡用軸に弾性ゴムを圧入して弾性ゴム層
    を形成し、その弾性ゴム層の表面にプライマを塗布した
    後、発泡剤を押し出し機にて圧着して前記弾性ゴム層の
    外周に発泡体層を設け、一次加硫、冷却、二次加硫の
    後、前記発泡用軸から取り外し、芯金に圧入機で所定の
    位置に圧入したことを特徴とする搬送ローラの製造方
    法。
  2. 【請求項2】発泡用軸に弾性ゴムを圧入して弾性ゴム層
    を形成し、その弾性ゴム層の表面にプライマを塗布した
    後、発泡剤を押し出し機にて圧着して前記弾性ゴム層の
    外周に発泡体層を設け、一次加硫、冷却、二次加硫の
    後、弾性ゴム層と発泡体層とを所定の幅にカットしてゴ
    ムコロとし、該ゴムコロを発泡用軸から取り外し、芯金
    に圧入機で所定の位置に圧入したことを特徴とする搬送
    ローラの製造方法。
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JP4714898B2 (ja) 2005-11-02 2011-06-29 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 用紙搬送機構、中間用紙搬送装置およびそれを備えた画像形成装置

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