JPH11139052A - 画像記録済icカードの生産方法及び画像記録済icカードの生産システム - Google Patents
画像記録済icカードの生産方法及び画像記録済icカードの生産システムInfo
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- JPH11139052A JPH11139052A JP30573097A JP30573097A JPH11139052A JP H11139052 A JPH11139052 A JP H11139052A JP 30573097 A JP30573097 A JP 30573097A JP 30573097 A JP30573097 A JP 30573097A JP H11139052 A JPH11139052 A JP H11139052A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像が記録された受像層が表面側に設けられ
た表面シートと、裏面シートと、前記表面シートの前記
受像層とは反対側の面及び前記裏面シートの間に設けら
れ、IC部品が入っている樹脂層と、を有する画像記録
済ICカードを生産する画像記録済ICカードの生産シ
ステムにおいて、画像に白抜けが生じたり、ムラが生じ
たりすることを抑制し、良好な画像がより安定的に得ら
れるようにすること。 【解決手段】 前記表面シート及び前記裏面シートを樹
脂により貼り合わせて、前記表面シートと、前記裏面シ
ートと、前記表面シート及び前記裏面シートの間に設け
られ、IC部品が入っている樹脂層と、を有するICシ
ートを得るICシート生産手段と、前記ICシート生産
手段により得られた前記ICシートの前記受像層に熱転
写により画像を記録する画像記録手段と、前記画像記録
手段により熱転写により画像を記録する前の前記ICシ
ートの受像層側表面を平滑化する平滑化手段と、を有す
る。
た表面シートと、裏面シートと、前記表面シートの前記
受像層とは反対側の面及び前記裏面シートの間に設けら
れ、IC部品が入っている樹脂層と、を有する画像記録
済ICカードを生産する画像記録済ICカードの生産シ
ステムにおいて、画像に白抜けが生じたり、ムラが生じ
たりすることを抑制し、良好な画像がより安定的に得ら
れるようにすること。 【解決手段】 前記表面シート及び前記裏面シートを樹
脂により貼り合わせて、前記表面シートと、前記裏面シ
ートと、前記表面シート及び前記裏面シートの間に設け
られ、IC部品が入っている樹脂層と、を有するICシ
ートを得るICシート生産手段と、前記ICシート生産
手段により得られた前記ICシートの前記受像層に熱転
写により画像を記録する画像記録手段と、前記画像記録
手段により熱転写により画像を記録する前の前記ICシ
ートの受像層側表面を平滑化する平滑化手段と、を有す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像記録済ICカ
ードの生産方法及び画像記録済ICカードの生産システ
ムに関する発明である。
ードの生産方法及び画像記録済ICカードの生産システ
ムに関する発明である。
【0002】
【従来の技術】IC部品が内蔵されたカードであるIC
カードは、様々な情報を記録できる点で期待されている
が、コスト高の点が本格的な普及には至っていない最大
の阻害要因として挙げられている。また、普及しないの
で量産ができずに高価となり、高価であるから普及しな
いという悪循環のサイクルに入っている。
カードは、様々な情報を記録できる点で期待されている
が、コスト高の点が本格的な普及には至っていない最大
の阻害要因として挙げられている。また、普及しないの
で量産ができずに高価となり、高価であるから普及しな
いという悪循環のサイクルに入っている。
【0003】一方、量的な問題はカードを安価に安定し
て作る技術がまだ確立されていないことも一因となって
いる。従来のICカードの作成方法としては、例えば、
比較的厚さがあり、上下の樹脂モールドで作成されたカ
バーの中にIC部品と無線アンテナを収納し、上下カバ
ーの接合面を熱で溶かして接着することにより作成され
るもの、あるいは、シート材に溝を削って、この溝の中
にIC部品と無線アンテナを収納してこれを樹脂で封止
し、その上に受像層保持用のシート材を接着することに
より作成されるもの等がある。
て作る技術がまだ確立されていないことも一因となって
いる。従来のICカードの作成方法としては、例えば、
比較的厚さがあり、上下の樹脂モールドで作成されたカ
バーの中にIC部品と無線アンテナを収納し、上下カバ
ーの接合面を熱で溶かして接着することにより作成され
るもの、あるいは、シート材に溝を削って、この溝の中
にIC部品と無線アンテナを収納してこれを樹脂で封止
し、その上に受像層保持用のシート材を接着することに
より作成されるもの等がある。
【0004】ところで、前者の方法で作成されるICカ
ードは、無線タグとして、顔画像や記載情報が無く、固
定した記号のみの印刷の場合は、比較的安価であるが、
1枚1枚に異なる顔画像や記載情報を印刷する場合は、
シート材に別の機体で情報を印刷してから、これを切断
し、樹脂モールド製のカバーに貼り付けるという手間が
掛り、手作りとなってしまい非常に高価となる。
ードは、無線タグとして、顔画像や記載情報が無く、固
定した記号のみの印刷の場合は、比較的安価であるが、
1枚1枚に異なる顔画像や記載情報を印刷する場合は、
シート材に別の機体で情報を印刷してから、これを切断
し、樹脂モールド製のカバーに貼り付けるという手間が
掛り、手作りとなってしまい非常に高価となる。
【0005】後者の方法は、薄いカードの作成に適して
いるが、しかし、この方法では、シート材に溝を形成す
るため、シート材としては肉厚の厚いものが必要にな
り、その分、受像層保持用のシート材の厚さを薄くしな
ければならない。薄くすると、樹脂で封止した部分が他
の部分と材質が異なるとともに、硬化するときに熱収縮
するため、樹脂で封止した部分に対応するシート材の面
は他の部位の面と比較して、少し凹んでしまう。このた
め、シート材の上に受像層を貼り付けると、シート材の
凹みに対応する部位に凹みができる。したがって、アン
テナやICの上の部分に印刷しようとすると、サーマル
ヘッドの加熱によるインクの受像層への拡散が悪くな
り、色が薄くなったり、白く抜けてしまう。
いるが、しかし、この方法では、シート材に溝を形成す
るため、シート材としては肉厚の厚いものが必要にな
り、その分、受像層保持用のシート材の厚さを薄くしな
ければならない。薄くすると、樹脂で封止した部分が他
の部分と材質が異なるとともに、硬化するときに熱収縮
するため、樹脂で封止した部分に対応するシート材の面
は他の部位の面と比較して、少し凹んでしまう。このた
め、シート材の上に受像層を貼り付けると、シート材の
凹みに対応する部位に凹みができる。したがって、アン
テナやICの上の部分に印刷しようとすると、サーマル
ヘッドの加熱によるインクの受像層への拡散が悪くな
り、色が薄くなったり、白く抜けてしまう。
【0006】このため、受像層の凹み部分を印刷エリア
から除外してカード面のレイアウトをしなければなら
ず、自由な表現が制約されるという欠点があった。
から除外してカード面のレイアウトをしなければなら
ず、自由な表現が制約されるという欠点があった。
【0007】そして、本格的な普及には、例えば表面に
顔写真等の個別階調画像が記録された画像記録済IDカ
ードにして用いることも1つの可能性として、考えられ
ている。このような、画像記録済ICカードとして、画
像が記録された受像層が表面側に設けられた表面シート
と、裏面シートと、前記表面シート及び前記裏面シート
の間に設けられ、IC部品が入っている樹脂層と、を有
する画像記録済ICカードが、特開平9−131987
号で提案されている。
顔写真等の個別階調画像が記録された画像記録済IDカ
ードにして用いることも1つの可能性として、考えられ
ている。このような、画像記録済ICカードとして、画
像が記録された受像層が表面側に設けられた表面シート
と、裏面シートと、前記表面シート及び前記裏面シート
の間に設けられ、IC部品が入っている樹脂層と、を有
する画像記録済ICカードが、特開平9−131987
号で提案されている。
【0008】そして、この画像記録済ICカードの生産
方法は、前記表面シート及び前記裏面シートを樹脂によ
り貼り合わせて、前記表面シートと、前記裏面シート
と、前記表面シート及び前記裏面シートの間に設けら
れ、IC部品が入っている樹脂層と、を有するICカー
ドを得て、得られた前記ICカードの前記受像層に熱転
写により画像を記録するものである。
方法は、前記表面シート及び前記裏面シートを樹脂によ
り貼り合わせて、前記表面シートと、前記裏面シート
と、前記表面シート及び前記裏面シートの間に設けら
れ、IC部品が入っている樹脂層と、を有するICカー
ドを得て、得られた前記ICカードの前記受像層に熱転
写により画像を記録するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法で画
像記録済ICカードを生産すると、画像に白抜けが生じ
たり、ムラが生じたりして、良好な画像が得られない場
合があることが判った。
像記録済ICカードを生産すると、画像に白抜けが生じ
たり、ムラが生じたりして、良好な画像が得られない場
合があることが判った。
【0010】そして、この原因について、熱転写装置の
トラブルの有無や、熱転写の条件や、ICカードに成っ
た後の表面シートの性質などや、ICカードにする前の
元の表面シートの性質など、鋭意検討した結果、前記表
面シート及び前記裏面シートを樹脂により貼り合わせて
ICカードを得ると、IC部品が入っている樹脂層を形
成するために、得られたICカードに、微妙なうねりが
生じ、この微妙なうねりのために、画像に白抜けが生じ
たり、ムラが生じたりして、良好な画像が得られない場
合があることが判った。
トラブルの有無や、熱転写の条件や、ICカードに成っ
た後の表面シートの性質などや、ICカードにする前の
元の表面シートの性質など、鋭意検討した結果、前記表
面シート及び前記裏面シートを樹脂により貼り合わせて
ICカードを得ると、IC部品が入っている樹脂層を形
成するために、得られたICカードに、微妙なうねりが
生じ、この微妙なうねりのために、画像に白抜けが生じ
たり、ムラが生じたりして、良好な画像が得られない場
合があることが判った。
【0011】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
で、画像に白抜けが生じたり、ムラが生じたりすること
を抑制し、良好な画像がより安定的に得られるようにす
ることを目的とする。
で、画像に白抜けが生じたり、ムラが生じたりすること
を抑制し、良好な画像がより安定的に得られるようにす
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、特
許請求の範囲の各請求項に記載の発明を特定するための
事項の全てにより達成される。以下、各請求項について
説明する。但し引用項の説明と重複する事項は省略する
ことがある。
許請求の範囲の各請求項に記載の発明を特定するための
事項の全てにより達成される。以下、各請求項について
説明する。但し引用項の説明と重複する事項は省略する
ことがある。
【0013】〔請求項1〕『画像が記録された受像層が
表面側に設けられた表面シートと、裏面シートと、前記
表面シートの前記受像層とは反対側の面及び前記裏面シ
ートの間に設けられ、IC部品が入っている樹脂層と、
を有する画像記録済ICカードを生産する画像記録済I
Cカードの生産方法において、前記表面シート及び前記
裏面シートを樹脂により貼り合わせて、前記表面シート
と、前記裏面シートと、前記表面シート及び前記裏面シ
ートの間に設けられ、IC部品が入っている樹脂層と、
を有するICシートを得て、得られた前記ICシートの
前記受像層に熱転写により画像を記録する前に、得られ
た前記ICシートの受像層側表面を平滑化することを特
徴とする画像記録済ICカードの生産方法。』 請求項1に記載の発明により、前記表面シート及び前記
裏面シートを樹脂により貼り合わせて得られたICシー
トの微妙なうねりを、得られた前記ICシートの受像層
側表面を平滑化することにより、平滑にし、微妙なうね
りのために画像に白抜けが生じたり、ムラが生じたりす
ることを抑制し、良好な画像がより安定的に得られる。
表面側に設けられた表面シートと、裏面シートと、前記
表面シートの前記受像層とは反対側の面及び前記裏面シ
ートの間に設けられ、IC部品が入っている樹脂層と、
を有する画像記録済ICカードを生産する画像記録済I
Cカードの生産方法において、前記表面シート及び前記
裏面シートを樹脂により貼り合わせて、前記表面シート
と、前記裏面シートと、前記表面シート及び前記裏面シ
ートの間に設けられ、IC部品が入っている樹脂層と、
を有するICシートを得て、得られた前記ICシートの
前記受像層に熱転写により画像を記録する前に、得られ
た前記ICシートの受像層側表面を平滑化することを特
徴とする画像記録済ICカードの生産方法。』 請求項1に記載の発明により、前記表面シート及び前記
裏面シートを樹脂により貼り合わせて得られたICシー
トの微妙なうねりを、得られた前記ICシートの受像層
側表面を平滑化することにより、平滑にし、微妙なうね
りのために画像に白抜けが生じたり、ムラが生じたりす
ることを抑制し、良好な画像がより安定的に得られる。
【0014】〔請求項2〕『得られた前記ICシートの
受像層側表面を平滑化する前に、前記ICシートの受像
層側表面に付着しているゴミを取ることを特徴とする請
求項1に記載の画像記録済ICカードの生産方法。』 前記ICシートの受像層側表面にゴミが付着したまま、
得られた前記ICシートの受像層側表面を平滑化する
と、ゴミが付着した部分及びその近傍が平滑にならなか
ったり、また、ゴミが受像層側表面に押し込まれた状態
になったりする。
受像層側表面を平滑化する前に、前記ICシートの受像
層側表面に付着しているゴミを取ることを特徴とする請
求項1に記載の画像記録済ICカードの生産方法。』 前記ICシートの受像層側表面にゴミが付着したまま、
得られた前記ICシートの受像層側表面を平滑化する
と、ゴミが付着した部分及びその近傍が平滑にならなか
ったり、また、ゴミが受像層側表面に押し込まれた状態
になったりする。
【0015】しかし、請求項2に記載の発明により、得
られた前記ICシートの受像層側表面を平滑化する前
に、前記ICシートの受像層側表面に付着しているゴミ
を取るので、平滑にならない部分が生じたり、ゴミが受
像層側表面に押し込まれた状態になったりすることを抑
制できる。
られた前記ICシートの受像層側表面を平滑化する前
に、前記ICシートの受像層側表面に付着しているゴミ
を取るので、平滑にならない部分が生じたり、ゴミが受
像層側表面に押し込まれた状態になったりすることを抑
制できる。
【0016】〔請求項3〕『ニップローラ対によるニッ
プ加圧により、得られた前記ICシートの受像層側表面
を平滑化することを特徴とする請求項1又は2に記載の
画像記録済ICカードの生産方法。』 請求項3に記載の発明により、効率的に良好にICシー
トの受像層側表面を平滑化することができる。
プ加圧により、得られた前記ICシートの受像層側表面
を平滑化することを特徴とする請求項1又は2に記載の
画像記録済ICカードの生産方法。』 請求項3に記載の発明により、効率的に良好にICシー
トの受像層側表面を平滑化することができる。
【0017】〔請求項4〕『フォームプレスによる加圧
により、得られた前記ICシートの受像層側表面を平滑
化することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像記
録済ICカードの生産方法。』 請求項4に記載の発明により、効率的に良好にICシー
トの受像層側表面を平滑化することができる。
により、得られた前記ICシートの受像層側表面を平滑
化することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像記
録済ICカードの生産方法。』 請求項4に記載の発明により、効率的に良好にICシー
トの受像層側表面を平滑化することができる。
【0018】〔請求項5〕『加熱により、得られた前記
ICシートの受像層側表面を平滑化することを特徴とす
る請求項1又は2に記載の画像記録済ICカードの生産
方法。』 請求項5に記載の発明により、効率的に良好にICシー
トの受像層側表面を平滑化することができる。
ICシートの受像層側表面を平滑化することを特徴とす
る請求項1又は2に記載の画像記録済ICカードの生産
方法。』 請求項5に記載の発明により、効率的に良好にICシー
トの受像層側表面を平滑化することができる。
【0019】〔請求項6〕『画像が記録された受像層が
表面側に設けられた表面シートと、裏面シートと、前記
表面シートの前記受像層とは反対側の面及び前記裏面シ
ートの間に設けられ、IC部品が入っている樹脂層と、
を有する画像記録済ICカードを生産する画像記録済I
Cカードの生産システムにおいて、前記表面シート及び
前記裏面シートを樹脂により貼り合わせて、前記表面シ
ートと、前記裏面シートと、前記表面シート及び前記裏
面シートの間に設けられ、IC部品が入っている樹脂層
と、を有するICシートを得るICシート生産手段と、
前記ICシート生産手段により得られた前記ICシート
の前記受像層に熱転写により画像を記録する画像記録手
段と、前記画像記録手段により熱転写により画像を記録
する前の前記ICシートの受像層側表面を平滑化する平
滑化手段と、を有することを特徴とする画像記録済IC
カードの生産システム。』 請求項6に記載の発明により、前記表面シート及び前記
裏面シートを樹脂により貼り合わせて得られたICシー
トの微妙なうねりを、得られた前記ICシートの受像層
側表面を平滑化することにより、平滑にし、微妙なうね
りのために画像に白抜けが生じたり、ムラが生じたりす
ることを抑制し、良好な画像がより安定的に得られる。
表面側に設けられた表面シートと、裏面シートと、前記
表面シートの前記受像層とは反対側の面及び前記裏面シ
ートの間に設けられ、IC部品が入っている樹脂層と、
を有する画像記録済ICカードを生産する画像記録済I
Cカードの生産システムにおいて、前記表面シート及び
前記裏面シートを樹脂により貼り合わせて、前記表面シ
ートと、前記裏面シートと、前記表面シート及び前記裏
面シートの間に設けられ、IC部品が入っている樹脂層
と、を有するICシートを得るICシート生産手段と、
前記ICシート生産手段により得られた前記ICシート
の前記受像層に熱転写により画像を記録する画像記録手
段と、前記画像記録手段により熱転写により画像を記録
する前の前記ICシートの受像層側表面を平滑化する平
滑化手段と、を有することを特徴とする画像記録済IC
カードの生産システム。』 請求項6に記載の発明により、前記表面シート及び前記
裏面シートを樹脂により貼り合わせて得られたICシー
トの微妙なうねりを、得られた前記ICシートの受像層
側表面を平滑化することにより、平滑にし、微妙なうね
りのために画像に白抜けが生じたり、ムラが生じたりす
ることを抑制し、良好な画像がより安定的に得られる。
【0020】〔請求項7〕『前記平滑化手段により前記
ICシートの受像層側表面を平滑化する前の前記ICシ
ートの受像層側表面に付着しているゴミを取るゴミ取り
手段と、を有することを特徴とする請求項6に記載の画
像記録済ICカードの生産システム。』 前記ICシートの受像層側表面にゴミが付着したまま、
得られた前記ICシートの受像層側表面を平滑化する
と、ゴミが付着した部分及びその近傍が平滑にならなか
ったり、また、ゴミが受像層側表面に押し込まれた状態
になったりする。
ICシートの受像層側表面を平滑化する前の前記ICシ
ートの受像層側表面に付着しているゴミを取るゴミ取り
手段と、を有することを特徴とする請求項6に記載の画
像記録済ICカードの生産システム。』 前記ICシートの受像層側表面にゴミが付着したまま、
得られた前記ICシートの受像層側表面を平滑化する
と、ゴミが付着した部分及びその近傍が平滑にならなか
ったり、また、ゴミが受像層側表面に押し込まれた状態
になったりする。
【0021】しかし、請求項7に記載の発明により、得
られた前記ICシートの受像層側表面を平滑化する前
に、前記ICシートの受像層側表面に付着しているゴミ
を取るので、平滑にならない部分が生じたり、ゴミが受
像層側表面に押し込まれた状態になったりすることを抑
制できる。
られた前記ICシートの受像層側表面を平滑化する前
に、前記ICシートの受像層側表面に付着しているゴミ
を取るので、平滑にならない部分が生じたり、ゴミが受
像層側表面に押し込まれた状態になったりすることを抑
制できる。
【0022】〔請求項8〕『前記平滑化手段が、ニップ
ローラ対によるニップ加圧により、得られた前記ICシ
ートの受像層側表面を平滑化するものであることを特徴
とする請求項6又は7に記載の画像記録済ICカードの
生産システム。』 請求項8に記載の発明により、効率的に良好にICシー
トの受像層側表面を平滑化することができる。
ローラ対によるニップ加圧により、得られた前記ICシ
ートの受像層側表面を平滑化するものであることを特徴
とする請求項6又は7に記載の画像記録済ICカードの
生産システム。』 請求項8に記載の発明により、効率的に良好にICシー
トの受像層側表面を平滑化することができる。
【0023】〔請求項9〕『前記平滑化手段が、フォー
ムプレスによる加圧により、得られた前記ICシートの
受像層側表面を平滑化するものであることを特徴とする
請求項6又は7に記載の画像記録済ICカードの生産シ
ステム。』 請求項9に記載の発明により、効率的に良好にICシー
トの受像層側表面を平滑化することができる。
ムプレスによる加圧により、得られた前記ICシートの
受像層側表面を平滑化するものであることを特徴とする
請求項6又は7に記載の画像記録済ICカードの生産シ
ステム。』 請求項9に記載の発明により、効率的に良好にICシー
トの受像層側表面を平滑化することができる。
【0024】〔請求項10〕『前記平滑化手段が、加熱
により、得られた前記ICシートの受像層側表面を平滑
化するものであることを特徴とする請求項6又は7に記
載の画像記録済ICカードの生産システム。』 請求項10に記載の発明により、効率的に良好にICシ
ートの受像層側表面を平滑化することができる。
により、得られた前記ICシートの受像層側表面を平滑
化するものであることを特徴とする請求項6又は7に記
載の画像記録済ICカードの生産システム。』 請求項10に記載の発明により、効率的に良好にICシ
ートの受像層側表面を平滑化することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、実
施例の説明に用いる図面に基づいて説明する。図1は実
施例の貼り合わされる前の表面シートを示す断面図、図
2は実施例の貼り合わされる前の裏面シートを示す断面
図である。
施例の説明に用いる図面に基づいて説明する。図1は実
施例の貼り合わされる前の表面シートを示す断面図、図
2は実施例の貼り合わされる前の裏面シートを示す断面
図である。
【0026】画像記録済ICカードの生産システムと
は、画像記録済ICカードを生産するための1又は複数
の装置からなる物のことである。また、画像記録済IC
カードを生産するとは、画像が記録されたICカードを
得ることである。画像記録済ICカードを生産するに
は、ICカード自体に画像を記録してもよいし、1又は
複数のICカードが得られる広義のシートに画像を記録
し、その後、各ICカードにしてもよいし、他の形態で
あってもよい。
は、画像記録済ICカードを生産するための1又は複数
の装置からなる物のことである。また、画像記録済IC
カードを生産するとは、画像が記録されたICカードを
得ることである。画像記録済ICカードを生産するに
は、ICカード自体に画像を記録してもよいし、1又は
複数のICカードが得られる広義のシートに画像を記録
し、その後、各ICカードにしてもよいし、他の形態で
あってもよい。
【0027】ICカードとは、1又は複数のIC部品を
内部に有するカードのことである。また、本発明におけ
るICシートは、ICカード自体、及び、1又は複数の
ICカードが得られる広義のシート(狭義のシートやウ
エブを含む薄物のこと)を、含む概念を意味する。
内部に有するカードのことである。また、本発明におけ
るICシートは、ICカード自体、及び、1又は複数の
ICカードが得られる広義のシート(狭義のシートやウ
エブを含む薄物のこと)を、含む概念を意味する。
【0028】表面シート1は、図1に示すように、フィ
ルム支持体11の一面側に受像層2を有するものである
ことが平面性の観点から好ましいが、フィルム支持体の
代わりに、コート紙等の繊維支持体であっても構わない
し、他のものであってもよい。また、貼り合わされる前
の表面シート1は、他面側に樹脂層3aが設けられたも
のであることが好ましい。
ルム支持体11の一面側に受像層2を有するものである
ことが平面性の観点から好ましいが、フィルム支持体の
代わりに、コート紙等の繊維支持体であっても構わない
し、他のものであってもよい。また、貼り合わされる前
の表面シート1は、他面側に樹脂層3aが設けられたも
のであることが好ましい。
【0029】受像層2は、画像を受像しうる層のことで
あり、昇華染料や拡散染料がサーマルヘッドで加熱され
て熱拡散する際に、染料をトラップして定着させる素材
で構成されていることが好ましく、例えば、ポリ塩化ビ
ニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリビニルアセタール樹
脂、ポリビニルブチラール樹脂、エポキシ樹脂、アクリ
ル樹脂のような高分子材料が良好な受像層の素材として
挙げられる。そして、、これ等の受像層2の高分子材料
を粉末にして、イソシアネート等の溶剤に溶かし、グラ
ビアコータ等で塗布してから、乾燥させ、溶剤を揮発さ
せて形成することが好ましい。
あり、昇華染料や拡散染料がサーマルヘッドで加熱され
て熱拡散する際に、染料をトラップして定着させる素材
で構成されていることが好ましく、例えば、ポリ塩化ビ
ニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリビニルアセタール樹
脂、ポリビニルブチラール樹脂、エポキシ樹脂、アクリ
ル樹脂のような高分子材料が良好な受像層の素材として
挙げられる。そして、、これ等の受像層2の高分子材料
を粉末にして、イソシアネート等の溶剤に溶かし、グラ
ビアコータ等で塗布してから、乾燥させ、溶剤を揮発さ
せて形成することが好ましい。
【0030】また、受像層2に画像を形成するのに、サ
ーマルヘッドをICシート表面に当接させて、昇華染料
や拡散染料を熱拡散させることが、画像が鮮明になり単
位時間当たりに拡散する染料の量が多くなるので、好ま
しい。
ーマルヘッドをICシート表面に当接させて、昇華染料
や拡散染料を熱拡散させることが、画像が鮮明になり単
位時間当たりに拡散する染料の量が多くなるので、好ま
しい。
【0031】そして、この場合、受像層2に画像を形成
するには、サーマルヘッドでドット毎に階調を持たせる
ように、サーマルヘッドの印加パルス幅を変化させて、
昇華染料や拡散染料の熱拡散量を制御することが好まし
い。
するには、サーマルヘッドでドット毎に階調を持たせる
ように、サーマルヘッドの印加パルス幅を変化させて、
昇華染料や拡散染料の熱拡散量を制御することが好まし
い。
【0032】フィルム支持体11は、例えば、ポリエチ
レンテレフタレート(PET)あるいはポリプロピレン
(PP)等の樹脂で成形されることが好ましく、特に、
2軸延伸された樹脂であることが、薄くても強度がある
ので好ましい。
レンテレフタレート(PET)あるいはポリプロピレン
(PP)等の樹脂で成形されることが好ましく、特に、
2軸延伸された樹脂であることが、薄くても強度がある
ので好ましい。
【0033】また、フィルム支持体11として、2軸延
伸ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムである場
合、膜厚は、12μm以上(特に25μm以上)である
ことが好ましく、また、300μm以下(特に250μ
m以下)であることが好ましい。
伸ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムである場
合、膜厚は、12μm以上(特に25μm以上)である
ことが好ましく、また、300μm以下(特に250μ
m以下)であることが好ましい。
【0034】また、フィルム支持体11が気泡入りの構
造であったり、柔軟な素材で形成されIC部品による凸
凹の影響を緩和するクッション層13が設けられている
と、サーマルヘッドとICシートとの当たりが均一とな
り、各ドットが鮮明になり、良好な画像を得ることがで
きるので好ましい。
造であったり、柔軟な素材で形成されIC部品による凸
凹の影響を緩和するクッション層13が設けられている
と、サーマルヘッドとICシートとの当たりが均一とな
り、各ドットが鮮明になり、良好な画像を得ることがで
きるので好ましい。
【0035】クッション層13としては、引っ張り弾性
率(ASTM D790)が20kgf/mm2以上で
あることが好ましく、また、200kgf/mm2以下
であることが好ましい。
率(ASTM D790)が20kgf/mm2以上で
あることが好ましく、また、200kgf/mm2以下
であることが好ましい。
【0036】クッション層13の厚さは、クッション効
果の観点から、2μm以上(特に、5μm以上)である
ことが好ましく、また、全体の厚さやカール抑制の観点
から、200μm以下(特に50μm以下)であること
が好ましい。
果の観点から、2μm以上(特に、5μm以上)である
ことが好ましく、また、全体の厚さやカール抑制の観点
から、200μm以下(特に50μm以下)であること
が好ましい。
【0037】また、クッション層13を形成する材料と
しては、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ポリブタジエン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合
体樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体樹脂、ス
チレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体樹脂、
スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体樹
脂、スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレンブロッ
ク共重合体樹脂、スチレン−水素添加イソプレン−スチ
レンブロック共重合体樹脂などのポリオレフィン樹脂で
あることが、柔軟性を有するので好ましい。
しては、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ポリブタジエン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合
体樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体樹脂、ス
チレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体樹脂、
スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体樹
脂、スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレンブロッ
ク共重合体樹脂、スチレン−水素添加イソプレン−スチ
レンブロック共重合体樹脂などのポリオレフィン樹脂で
あることが、柔軟性を有するので好ましい。
【0038】また、受像層2に隣接して設けられている
層、例えば、クッション層13又はフィルム支持体11
などは、形成される画像を引き立たせるために、白色顔
料を混入させた樹脂で成形されることが好ましいが、本
発明はこれに限られない。また、白色度を増すために、
ボイドを形成された層であることが好ましく、これによ
り、断熱性とクッション性が得られる。
層、例えば、クッション層13又はフィルム支持体11
などは、形成される画像を引き立たせるために、白色顔
料を混入させた樹脂で成形されることが好ましいが、本
発明はこれに限られない。また、白色度を増すために、
ボイドを形成された層であることが好ましく、これによ
り、断熱性とクッション性が得られる。
【0039】また、白色顔料としては、酸化チタン、硫
酸バリウム、炭酸カルシウムが好ましい例として挙げら
れる。
酸バリウム、炭酸カルシウムが好ましい例として挙げら
れる。
【0040】また、加熱する前の裏面シート4は、図2
に示すように、フィルム支持体12の一面側に筆記層5
を有し、他面側に樹脂層3bを有することが好ましい
が、本発明はこれに限られない。例えば、筆記層5が無
くてもよいし、フィルム支持体の代わりに紙などの繊維
支持体であっても良いし、筆記層5の代わりに受像層が
設けられていても良い。
に示すように、フィルム支持体12の一面側に筆記層5
を有し、他面側に樹脂層3bを有することが好ましい
が、本発明はこれに限られない。例えば、筆記層5が無
くてもよいし、フィルム支持体の代わりに紙などの繊維
支持体であっても良いし、筆記層5の代わりに受像層が
設けられていても良い。
【0041】また、加熱する前の裏面シート4は、一方
の面に樹脂層3bを設ける。そして、裏面シート4とし
ては、フィルム支持体12の樹脂層3bを設けられる面
の反対側の面に筆記層5を有することが好ましいが、本
発明はこれに限られない。例えば、筆記層5が無くても
よいし、フィルム支持体12の代わりに他の種類の支持
体であっても良い。
の面に樹脂層3bを設ける。そして、裏面シート4とし
ては、フィルム支持体12の樹脂層3bを設けられる面
の反対側の面に筆記層5を有することが好ましいが、本
発明はこれに限られない。例えば、筆記層5が無くても
よいし、フィルム支持体12の代わりに他の種類の支持
体であっても良い。
【0042】フィルム支持体12は、本来の要求機能と
しては何でも良いが、カードに加圧加熱した時に、上、
下の構成が対称であった方が反りが小さいので、フィル
ム支持体11と同一の構成であることが好ましい。
しては何でも良いが、カードに加圧加熱した時に、上、
下の構成が対称であった方が反りが小さいので、フィル
ム支持体11と同一の構成であることが好ましい。
【0043】また、フィルム支持体12が気泡入り構造
で構成されていたり、クッション層を有することが好ま
しい。
で構成されていたり、クッション層を有することが好ま
しい。
【0044】樹脂層は、樹脂で形成された層である。こ
の樹脂層としては、熱硬化性樹脂層又はホットメルト樹
脂層であることが好ましいが、他の樹脂の層であっても
よい。
の樹脂層としては、熱硬化性樹脂層又はホットメルト樹
脂層であることが好ましいが、他の樹脂の層であっても
よい。
【0045】熱硬化性樹脂層は、熱硬化性樹脂で形成さ
れた層である。この熱硬化性樹脂層は、エクストルージ
ョンダイを用いて、ポンプで圧力をかけて樹脂を押し出
す方法で厚塗りにより層をフィルム支持体11上に形成
することが好ましいが、本発明はこれに限らない。そし
て、このような熱硬化性樹脂としては、例えば、Bステ
ージエポキシと一般に言われるゲル状のエポキシ樹脂な
どが挙げられるが、これに限られない。
れた層である。この熱硬化性樹脂層は、エクストルージ
ョンダイを用いて、ポンプで圧力をかけて樹脂を押し出
す方法で厚塗りにより層をフィルム支持体11上に形成
することが好ましいが、本発明はこれに限らない。そし
て、このような熱硬化性樹脂としては、例えば、Bステ
ージエポキシと一般に言われるゲル状のエポキシ樹脂な
どが挙げられるが、これに限られない。
【0046】また、ホットメルト樹脂層は、ホットメル
ト樹脂で形成された層である。このホットメルト樹脂層
は、エクストルージョンダイを用いて、ポンプで圧力を
かけて樹脂を押し出す方法で厚塗りにより膜をフィルム
支持体11上に形成することが好ましいが、これに限ら
れない。そして、このようなホットメルト樹脂として
は、例えば、Henkel社製のマクロメルトシリーズ
などのポリアミド系ホットメルト樹脂や、シェル化学社
製カリフレックスTR及びクイントンシリーズや旭化成
社製タフプレンやFirestone Synthet
ic Rubber and Latex社製タフデン
やPhillips Petroleum社製ソルプレ
ン400シリーズなどの熱可塑性エラストマー系ホット
メルト樹脂や、住友化学社製スミチックやチッソ石油化
学社製ビスタックや三菱油化製ユカタックやHenke
l社製マクロメルトシリーズや三井石油化学社製タフマ
ーや宇部レキセン社製APAOやイーストマンケミカル
社製イーストマンボンドやハーキュレス社製A−FAX
などのポリオレフィン系ホットメルト樹脂や、住友スリ
ーエム社製TE030及びTE100や日立化成ポリマ
ー社製ハイボン4820や鐘紡エヌエスシー社製ボンド
マスター170シリーズやHenkel社製Macro
plast QR3460などの反応型ホットメルト樹
脂や、エチレン・酢酸ビニル共重合体系ホットメルト樹
脂や、ポリエステル系ホットメルト樹脂などが好ましい
例として挙げられるが、これらに限られない。
ト樹脂で形成された層である。このホットメルト樹脂層
は、エクストルージョンダイを用いて、ポンプで圧力を
かけて樹脂を押し出す方法で厚塗りにより膜をフィルム
支持体11上に形成することが好ましいが、これに限ら
れない。そして、このようなホットメルト樹脂として
は、例えば、Henkel社製のマクロメルトシリーズ
などのポリアミド系ホットメルト樹脂や、シェル化学社
製カリフレックスTR及びクイントンシリーズや旭化成
社製タフプレンやFirestone Synthet
ic Rubber and Latex社製タフデン
やPhillips Petroleum社製ソルプレ
ン400シリーズなどの熱可塑性エラストマー系ホット
メルト樹脂や、住友化学社製スミチックやチッソ石油化
学社製ビスタックや三菱油化製ユカタックやHenke
l社製マクロメルトシリーズや三井石油化学社製タフマ
ーや宇部レキセン社製APAOやイーストマンケミカル
社製イーストマンボンドやハーキュレス社製A−FAX
などのポリオレフィン系ホットメルト樹脂や、住友スリ
ーエム社製TE030及びTE100や日立化成ポリマ
ー社製ハイボン4820や鐘紡エヌエスシー社製ボンド
マスター170シリーズやHenkel社製Macro
plast QR3460などの反応型ホットメルト樹
脂や、エチレン・酢酸ビニル共重合体系ホットメルト樹
脂や、ポリエステル系ホットメルト樹脂などが好ましい
例として挙げられるが、これらに限られない。
【0047】なお、反応型ホットメルト樹脂は、樹脂を
溶融させて接着した後、湿気を吸収して樹脂が硬化する
樹脂である。この反応型ホットメルト樹脂の特徴として
は、接着可能時間が長く、接着後に軟化温度が高くなる
ので、低温での接着に適する。このような反応型ホット
メルト樹脂としては、分子末端にイソシアネート基を有
するウレタンポリマーを主成分とする樹脂であることが
好ましく、この場合、このイソシアネート基が水分と反
応して架橋構造を作り硬化する。
溶融させて接着した後、湿気を吸収して樹脂が硬化する
樹脂である。この反応型ホットメルト樹脂の特徴として
は、接着可能時間が長く、接着後に軟化温度が高くなる
ので、低温での接着に適する。このような反応型ホット
メルト樹脂としては、分子末端にイソシアネート基を有
するウレタンポリマーを主成分とする樹脂であることが
好ましく、この場合、このイソシアネート基が水分と反
応して架橋構造を作り硬化する。
【0048】また、表面シート1に設けられた樹脂層3
bと、裏面シート4に設けられた樹脂層3aとは、全く
同一の組成であることが好ましい。
bと、裏面シート4に設けられた樹脂層3aとは、全く
同一の組成であることが好ましい。
【0049】また、この樹脂層3a、3bの厚さは、厚
塗りであるので、エクストルージョンダイを用いて、ポ
ンプで圧力をかけて樹脂を押し出す方法で膜をフィルム
支持体11上に形成することが好ましい。
塗りであるので、エクストルージョンダイを用いて、ポ
ンプで圧力をかけて樹脂を押し出す方法で膜をフィルム
支持体11上に形成することが好ましい。
【0050】この図1に示すような一面側に樹脂層3a
を設けた表面シート1と、図2に示すような一面側に樹
脂層3bを設けた裏面シート4とを、例えば、図5に示
すように、その樹脂層3a、3b同士が対向するように
位置させ、表面シート1及び裏面シート4の樹脂層3
a、3b間に、図3及び図4に示すようなIC部品を挿
入した状態で、第二加熱ヘッド72dにより保護シート
を介して裏面シート4側から加熱することと、第一加熱
ヘッド72cにより保護シートを介して表面シート1側
から加熱することとにより、表面シート1の他面側及び
裏面シート4の間にIC部品6が入っている樹脂層3を
形成してICシートCの製造することが好ましい。な
お、図3は実施例のICカードを示す断面図であり、図
4は実施例のIC部品を示す斜視図である。図5は実施
例のICカードの生産装置を示す図である。。
を設けた表面シート1と、図2に示すような一面側に樹
脂層3bを設けた裏面シート4とを、例えば、図5に示
すように、その樹脂層3a、3b同士が対向するように
位置させ、表面シート1及び裏面シート4の樹脂層3
a、3b間に、図3及び図4に示すようなIC部品を挿
入した状態で、第二加熱ヘッド72dにより保護シート
を介して裏面シート4側から加熱することと、第一加熱
ヘッド72cにより保護シートを介して表面シート1側
から加熱することとにより、表面シート1の他面側及び
裏面シート4の間にIC部品6が入っている樹脂層3を
形成してICシートCの製造することが好ましい。な
お、図3は実施例のICカードを示す断面図であり、図
4は実施例のIC部品を示す斜視図である。図5は実施
例のICカードの生産装置を示す図である。。
【0051】第一加熱ヘッド72c及び第二加熱ヘッド
72dは、ヒートローラであることなど、様々な形態が
挙げられるが、第一加熱ヘッド72c及び第二加熱ヘッ
ド72dが互いに対向する側が互いに平行な平面であ
り、互いに離間・押圧する方向に移動可能な平面プレス
型であることが、後述する平滑化をしやすいICシート
が得られ、無理な力がかかりにくく、IC部品6の割れ
を抑制しやすいので好ましい。
72dは、ヒートローラであることなど、様々な形態が
挙げられるが、第一加熱ヘッド72c及び第二加熱ヘッ
ド72dが互いに対向する側が互いに平行な平面であ
り、互いに離間・押圧する方向に移動可能な平面プレス
型であることが、後述する平滑化をしやすいICシート
が得られ、無理な力がかかりにくく、IC部品6の割れ
を抑制しやすいので好ましい。
【0052】そして、生産されたICシートに画像を記
録する方法としては、熱転写により昇華染料又は拡散染
料を熱拡散させ、受像層に昇華染料や拡散染料をトラッ
プして定着させることが好ましい。そして、この熱転写
としては、サーマルヘッドにより熱転写画像を書き込む
方法、既に画像が記録されている画像シートから記録さ
れた画像を転写する方法、潜像が記録されている画像シ
ートを現像しながら、画像を転写する方法などが挙げら
れる。また、この熱転写としては、昇華型熱転写である
ことが好ましく、昇華染料は、受像層において、キレー
トを形成しうるポストキレート型染料であることが好ま
しい。そして、受像層には、このポストキレート型染料
をキレート化することが可能な金属化合物を含有してい
ることがこのましい。このような金属化合物としては、
金属イオンの無機又は有機の塩や、金属錯体が好まし
い。
録する方法としては、熱転写により昇華染料又は拡散染
料を熱拡散させ、受像層に昇華染料や拡散染料をトラッ
プして定着させることが好ましい。そして、この熱転写
としては、サーマルヘッドにより熱転写画像を書き込む
方法、既に画像が記録されている画像シートから記録さ
れた画像を転写する方法、潜像が記録されている画像シ
ートを現像しながら、画像を転写する方法などが挙げら
れる。また、この熱転写としては、昇華型熱転写である
ことが好ましく、昇華染料は、受像層において、キレー
トを形成しうるポストキレート型染料であることが好ま
しい。そして、受像層には、このポストキレート型染料
をキレート化することが可能な金属化合物を含有してい
ることがこのましい。このような金属化合物としては、
金属イオンの無機又は有機の塩や、金属錯体が好まし
い。
【0053】本発明の特徴は、得られたICシートの前
記受像層に熱転写により画像を記録する前に、得られた
前記ICシートの受像層側表面を平滑化することである
が、平滑化するための手段としては、ニップローラ対に
よるニップ加圧や、フォームプレスによる加圧や、加熱
によるものが、好ましいが、本発明はこれらに限られ
ず、片側ローラによるニップ加圧など、そのほかの手段
によっても良い。
記受像層に熱転写により画像を記録する前に、得られた
前記ICシートの受像層側表面を平滑化することである
が、平滑化するための手段としては、ニップローラ対に
よるニップ加圧や、フォームプレスによる加圧や、加熱
によるものが、好ましいが、本発明はこれらに限られ
ず、片側ローラによるニップ加圧など、そのほかの手段
によっても良い。
【0054】
【実施例】以下に本発明に関する具体例の一例を実施例
として示すが、本発明はこれらに限定されない。また、
実施例には、用語等に対する断定的な表現があるが、本
発明の好ましい例を示すもので、本発明の用語の意義や
技術的範囲を限定するものではない。
として示すが、本発明はこれらに限定されない。また、
実施例には、用語等に対する断定的な表現があるが、本
発明の好ましい例を示すもので、本発明の用語の意義や
技術的範囲を限定するものではない。
【0055】本実施例の表面シートと裏面シートについ
て、本実施例の表面シートを示す断面図である図1と裏
面シートを示す断面図である図2に基づいて説明する。
て、本実施例の表面シートを示す断面図である図1と裏
面シートを示す断面図である図2に基づいて説明する。
【0056】表面シート1は、フィルム支持体11の一
面側に受像層2、他面側に樹脂層3aを有する。受像層
2とフィルム支持体11との間にクッション層13が設
けられていて、クッション層13と受像層2との間に、
クッション層13と受像層2との間の接着性を向上させ
るためのアンカー層14が設けられている。また、受像
層2の表面には、上層15が設けられている。
面側に受像層2、他面側に樹脂層3aを有する。受像層
2とフィルム支持体11との間にクッション層13が設
けられていて、クッション層13と受像層2との間に、
クッション層13と受像層2との間の接着性を向上させ
るためのアンカー層14が設けられている。また、受像
層2の表面には、上層15が設けられている。
【0057】受像層2は、昇華染料インクがサーマルヘ
ッドで加熱されて熱拡散する時に、染料をトラップして
定着させる素材で構成され、塩化ビニルの粉末をイソシ
アネート溶剤に溶かし、グラビアコータで塗布してか
ら、乾燥して溶剤を揮発させて、形成する。受像層2の
厚さは2.5μmである。
ッドで加熱されて熱拡散する時に、染料をトラップして
定着させる素材で構成され、塩化ビニルの粉末をイソシ
アネート溶剤に溶かし、グラビアコータで塗布してか
ら、乾燥して溶剤を揮発させて、形成する。受像層2の
厚さは2.5μmである。
【0058】クッション層13は、形成される画像を引
き立たせるために、酸化チタンの白色顔料を混入させた
気泡をハニカム構造に折り込んでボイドを形成した、引
っ張り弾性率(ASTM D790)が130kgf/
mm2であるポリプロピレン樹脂で、厚さが50μm以
上である。
き立たせるために、酸化チタンの白色顔料を混入させた
気泡をハニカム構造に折り込んでボイドを形成した、引
っ張り弾性率(ASTM D790)が130kgf/
mm2であるポリプロピレン樹脂で、厚さが50μm以
上である。
【0059】フィルム支持体11は、引っ張り弾性率
(ASTM D790)が300kgf/mm2である
2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)で、厚
さが100μmで成形されている。
(ASTM D790)が300kgf/mm2である
2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)で、厚
さが100μmで成形されている。
【0060】樹脂層3aは、Bステージエポキシと一般
に言われるゲル状の熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂で
形成される。この樹脂層3aの厚さは、200〜250
μmと厚塗りであるので、エクストルージョンと呼ばれ
るダイを用いて、ポンプで圧力をかけて樹脂を押し出す
方法で膜をフィルム支持体11上に形成する。
に言われるゲル状の熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂で
形成される。この樹脂層3aの厚さは、200〜250
μmと厚塗りであるので、エクストルージョンと呼ばれ
るダイを用いて、ポンプで圧力をかけて樹脂を押し出す
方法で膜をフィルム支持体11上に形成する。
【0061】アンカー層14は、厚さ0.2μmの接着
樹脂層である。
樹脂層である。
【0062】また、上層15は、画像記録された後に表
面を被服する保護層との接着性を改善し、第一加熱ヘッ
ド72cとの離型性を改善するための厚さ0.5μmの
樹脂層である。
面を被服する保護層との接着性を改善し、第一加熱ヘッ
ド72cとの離型性を改善するための厚さ0.5μmの
樹脂層である。
【0063】図2に示す裏面シート4は、フィルム支持
体12の一面側に筆記層5、他面側に樹脂層3bを有す
る。フィルム支持体12は、カードに加圧加熱した時
に、上、下の素材構成が対称であった方が反りが小さ
く、平坦な面が得られるのでフィルム支持体11と同一
のPETで構成される。樹脂層3bは樹脂層3aと全く
同一の構成である。
体12の一面側に筆記層5、他面側に樹脂層3bを有す
る。フィルム支持体12は、カードに加圧加熱した時
に、上、下の素材構成が対称であった方が反りが小さ
く、平坦な面が得られるのでフィルム支持体11と同一
のPETで構成される。樹脂層3bは樹脂層3aと全く
同一の構成である。
【0064】なお、本実施例のICシートの樹脂層3、
3a、3bとして、熱硬化性樹脂層の代わりに、ホット
メルト層にしてもよい。
3a、3bとして、熱硬化性樹脂層の代わりに、ホット
メルト層にしてもよい。
【0065】筆記層5は、ポリエステルエマルジョンに
炭酸カルシュウム及びシリカ微粒子を拡散したものであ
り、表面シート1の受像層2と同様に、溶剤で溶かし
て、グラビアコータ等で塗布してから、乾燥して溶剤を
気化させて形成する。この筆記層5の厚さも、受像層2
とほぼ同じ程度である。
炭酸カルシュウム及びシリカ微粒子を拡散したものであ
り、表面シート1の受像層2と同様に、溶剤で溶かし
て、グラビアコータ等で塗布してから、乾燥して溶剤を
気化させて形成する。この筆記層5の厚さも、受像層2
とほぼ同じ程度である。
【0066】この図1に示すように表面側に受像層2を
有し、受像層2と反対側の面に樹脂層3aを設けた表面
シート1と、図2に示すように一方の面に筆記層5を有
し、筆記層5と反対側の面に樹脂層3bを設けた裏面シ
ート4とを、その樹脂層3a、3b同士が離間して対向
するように位置させ、表面シート1及び裏面シート4の
樹脂層3a、3b間に、図3及び図4に示すIC部品を
挿入し、その後、表面シート1及び裏面シート4を重ね
合わせて加圧加熱し、これを打ち抜いてICカードCを
製造する。このICカードCを図3に示し、IC部品6
を図4に示す。
有し、受像層2と反対側の面に樹脂層3aを設けた表面
シート1と、図2に示すように一方の面に筆記層5を有
し、筆記層5と反対側の面に樹脂層3bを設けた裏面シ
ート4とを、その樹脂層3a、3b同士が離間して対向
するように位置させ、表面シート1及び裏面シート4の
樹脂層3a、3b間に、図3及び図4に示すIC部品を
挿入し、その後、表面シート1及び裏面シート4を重ね
合わせて加圧加熱し、これを打ち抜いてICカードCを
製造する。このICカードCを図3に示し、IC部品6
を図4に示す。
【0067】図3は本実施例のICカードを示す断面図
である。ICカードCは、例えばISO規格で厚さが規
定され、表面シート1及び裏面シート4と、これら表面
シート1及び裏面シート4の間に介在される樹脂層3と
からなる。表面シート1の表面側には、画像、記載情報
印刷用の受像層2、裏面シート4の外側には筆記層5が
設けられている。樹脂層3内にはIC部品6が封入され
ている。
である。ICカードCは、例えばISO規格で厚さが規
定され、表面シート1及び裏面シート4と、これら表面
シート1及び裏面シート4の間に介在される樹脂層3と
からなる。表面シート1の表面側には、画像、記載情報
印刷用の受像層2、裏面シート4の外側には筆記層5が
設けられている。樹脂層3内にはIC部品6が封入され
ている。
【0068】樹脂層3は表面シート1、裏面シート4に
各々所定の厚さでゲル状に塗布されたエポキシ樹脂で、
IC部品6を封入して、一体となって加圧加熱して硬化
したものである。第一加熱ヘッド72c及び第二加熱ヘ
ッド72dにより加熱加圧して、IC部品6が排除した
エポキシ樹脂は、表面シート1及び裏面シート4と図4
に示すアンテナ7との隙間から外側に流れる程、アンテ
ナ7の内側のエポキシ樹脂が過剰となるので、ICカー
ドの領域内には十分に行き渡る。
各々所定の厚さでゲル状に塗布されたエポキシ樹脂で、
IC部品6を封入して、一体となって加圧加熱して硬化
したものである。第一加熱ヘッド72c及び第二加熱ヘ
ッド72dにより加熱加圧して、IC部品6が排除した
エポキシ樹脂は、表面シート1及び裏面シート4と図4
に示すアンテナ7との隙間から外側に流れる程、アンテ
ナ7の内側のエポキシ樹脂が過剰となるので、ICカー
ドの領域内には十分に行き渡る。
【0069】図4はIC部品を示す斜視図である。IC
部品6は、電波受信用のアンテナ7と、チップコンデン
サ8及びLSI9を搭載したプリント基板10とにより
構成されていて、電源のための電波を受信し、受信した
電波による起電力によって、チップコンデンサ8に電荷
を蓄え、LSI9が信号処理を開始し、信号をアンテナ
7から送信するものである。
部品6は、電波受信用のアンテナ7と、チップコンデン
サ8及びLSI9を搭載したプリント基板10とにより
構成されていて、電源のための電波を受信し、受信した
電波による起電力によって、チップコンデンサ8に電荷
を蓄え、LSI9が信号処理を開始し、信号をアンテナ
7から送信するものである。
【0070】IC部品6は、アンテナ7が例えば直径1
00μmのウレタン線を約50巻程度巻回したものであ
り、厚さが例えば300μm程度に抑えられている。L
SI9に搭載のプリント基板10部分は、LSI9の厚
さが300μmあるため、プリント基板10との実装、
アンテナ7との結線などを考慮すると、450μm程度
の厚さとなっている。
00μmのウレタン線を約50巻程度巻回したものであ
り、厚さが例えば300μm程度に抑えられている。L
SI9に搭載のプリント基板10部分は、LSI9の厚
さが300μmあるため、プリント基板10との実装、
アンテナ7との結線などを考慮すると、450μm程度
の厚さとなっている。
【0071】図5はICカードの生産装置を示す図であ
る。ICカードの生産装置20には、表面シート1の予
めアンカー層14が表面に形成されたクッション層13
が表面に形成されたフィルム支持体11を送り出す送出
軸21が設けられ、この送出軸21から送り出されるフ
ィルム支持体11はガイドローラ23、駆動ローラ24
に掛け渡されて供給される。
る。ICカードの生産装置20には、表面シート1の予
めアンカー層14が表面に形成されたクッション層13
が表面に形成されたフィルム支持体11を送り出す送出
軸21が設けられ、この送出軸21から送り出されるフ
ィルム支持体11はガイドローラ23、駆動ローラ24
に掛け渡されて供給される。
【0072】送出軸21とガイドローラ23間には、受
像層塗布液容器30が設けられ、受像層塗布液容器30
内にはグラビアコータロール31が設けられている。グ
ラビアコータロール31がフィルム支持体11の給送方
向と逆の方向に回転することにより、フィルム支持体1
1の一面側に受像層塗布液32が塗布されてリバースコ
ータ法により受像層2が表面に形成される。
像層塗布液容器30が設けられ、受像層塗布液容器30
内にはグラビアコータロール31が設けられている。グ
ラビアコータロール31がフィルム支持体11の給送方
向と逆の方向に回転することにより、フィルム支持体1
1の一面側に受像層塗布液32が塗布されてリバースコ
ータ法により受像層2が表面に形成される。
【0073】また、受像層塗布液容器30とガイドロー
ラ23間には、図示しない上層塗布液容器が設けられ、
受像層塗布液容器30と同様の機構により、図示しない
上層塗布液が塗布されてリバースコータ法により上層1
5が表面に形成される。
ラ23間には、図示しない上層塗布液容器が設けられ、
受像層塗布液容器30と同様の機構により、図示しない
上層塗布液が塗布されてリバースコータ法により上層1
5が表面に形成される。
【0074】ガイドローラ23と駆動ローラ24との間
には、フィルム支持体11の反対面側に対向するエクス
トルージョンダイ40が配置され、このエクストルージ
ョンダイ40の下流側には乾燥部41が配置されてい
る。エクストルージョンダイ40は樹脂層3aを出射
し、乾燥部41はフィルム支持体11を通過させること
により、受像層2と上層15と樹脂層3aの溶剤を気化
させて両面の塗布層を形成する。
には、フィルム支持体11の反対面側に対向するエクス
トルージョンダイ40が配置され、このエクストルージ
ョンダイ40の下流側には乾燥部41が配置されてい
る。エクストルージョンダイ40は樹脂層3aを出射
し、乾燥部41はフィルム支持体11を通過させること
により、受像層2と上層15と樹脂層3aの溶剤を気化
させて両面の塗布層を形成する。
【0075】また、ICカードの生産装置20には、裏
面シート4のフィルム支持体12を送り出す送出軸50
が設けられ、この送出軸50から送り出されるフィルム
支持体12はガイドローラ51、駆動ローラ52に掛け
渡されて供給される。
面シート4のフィルム支持体12を送り出す送出軸50
が設けられ、この送出軸50から送り出されるフィルム
支持体12はガイドローラ51、駆動ローラ52に掛け
渡されて供給される。
【0076】送出軸50とガイドローラ51間には、筆
記層塗布液容器60が設けられ、筆記層塗布液容器60
内にはグラビアコータロール61が設けられている。グ
ラビアコータロール61がフィルム支持体12の給送方
向と逆の方向に回転することにより、フィルム支持体1
2の一面側には筆記層塗布液62が塗布されてリバース
コータ法により筆記層5が表面に形成される。
記層塗布液容器60が設けられ、筆記層塗布液容器60
内にはグラビアコータロール61が設けられている。グ
ラビアコータロール61がフィルム支持体12の給送方
向と逆の方向に回転することにより、フィルム支持体1
2の一面側には筆記層塗布液62が塗布されてリバース
コータ法により筆記層5が表面に形成される。
【0077】ガイドローラ51と駆動ローラ52との間
には、フィルム支持体12の他面側に対向するエクスト
ルージョンダイ42が配置され、このエクストルージョ
ンダイ42の下流側には乾燥部43が配置されている。
エクストルージョンダイ42は樹脂層3bを出射し、乾
燥部43はフィルム支持体12を通過させることによ
り、筆記層5と樹脂層3bの溶剤を気化させて両面の塗
布層を形成する。
には、フィルム支持体12の他面側に対向するエクスト
ルージョンダイ42が配置され、このエクストルージョ
ンダイ42の下流側には乾燥部43が配置されている。
エクストルージョンダイ42は樹脂層3bを出射し、乾
燥部43はフィルム支持体12を通過させることによ
り、筆記層5と樹脂層3bの溶剤を気化させて両面の塗
布層を形成する。
【0078】このようにして形成された表面シート1
は、フィルム支持体11の一面側に受像層2、他面側に
樹脂層3aを有し、裏面シート4は、フィルム支持体1
2の一面側に筆記層5、他面側に樹脂層3bを有し、こ
の表面シート1と、裏面シート4とは離間して対向する
状態から接触して搬送路70に沿って搬送される。
は、フィルム支持体11の一面側に受像層2、他面側に
樹脂層3aを有し、裏面シート4は、フィルム支持体1
2の一面側に筆記層5、他面側に樹脂層3bを有し、こ
の表面シート1と、裏面シート4とは離間して対向する
状態から接触して搬送路70に沿って搬送される。
【0079】そして、IC部品供給部80は、IC部品
6を一つずつ取り出して、裏面シート4の樹脂層3b側
の搬送幅方向の所定の位置の上に、所定の搬送方向の位
置P1で、供給する。これにより、IC部品6は、表面
シート1及び前記裏面シート4に設けられた樹脂層3
a,3b間の所定の位置に挿入されたことになる。
6を一つずつ取り出して、裏面シート4の樹脂層3b側
の搬送幅方向の所定の位置の上に、所定の搬送方向の位
置P1で、供給する。これにより、IC部品6は、表面
シート1及び前記裏面シート4に設けられた樹脂層3
a,3b間の所定の位置に挿入されたことになる。
【0080】そして、IC部品供給部80が、IC部品
6を裏面シート4上に、所定の搬送方向の位置P1で供
給したことを示す信号が図示しないIC部品位置制御部
に直ちに伝達される。すると、IC部品位置制御部は、
所定の搬送方向の位置P1で供給したことを直ちに検出
し、所定の搬送方向の位置P1から第二加熱ヘッド72
dで加熱される際にIC部品6があるべき搬送方向の位
置P2までの距離L1だけ裏面シート4を搬送して停止
するように、駆動ローラ52を制御する。
6を裏面シート4上に、所定の搬送方向の位置P1で供
給したことを示す信号が図示しないIC部品位置制御部
に直ちに伝達される。すると、IC部品位置制御部は、
所定の搬送方向の位置P1で供給したことを直ちに検出
し、所定の搬送方向の位置P1から第二加熱ヘッド72
dで加熱される際にIC部品6があるべき搬送方向の位
置P2までの距離L1だけ裏面シート4を搬送して停止
するように、駆動ローラ52を制御する。
【0081】これにより、IC部品6を所定の位置P2
に配置した状態で加熱することができる。従って、IC
部品6を所定の位置に配置されたICカードを得ること
ができる。
に配置した状態で加熱することができる。従って、IC
部品6を所定の位置に配置されたICカードを得ること
ができる。
【0082】ICカードの生産装置20の搬送路70中
には、表面シート1と、裏面シート4の搬送方向に沿っ
て保護シート供給部71、真空熱プレス部72、打抜部
73及び切断部74が配置されている。
には、表面シート1と、裏面シート4の搬送方向に沿っ
て保護シート供給部71、真空熱プレス部72、打抜部
73及び切断部74が配置されている。
【0083】保護シート供給部71は、搬送路70の上
下に対向して配置される第1の保護シート供給部71a
と第2の保護シート供給部71bとからなる。第1の保
護シート供給部71a及び第2の保護シート供給部71
bは、供給軸71a1、71b1と巻取軸71a2、7
1b2を備え、保護シート28、29を矢印方向に供給
する。
下に対向して配置される第1の保護シート供給部71a
と第2の保護シート供給部71bとからなる。第1の保
護シート供給部71a及び第2の保護シート供給部71
bは、供給軸71a1、71b1と巻取軸71a2、7
1b2を備え、保護シート28、29を矢印方向に供給
する。
【0084】真空熱プレス部72は、搬送路70の上下
に対向して配置される第一加熱ヘッド72cと第二加熱
ヘッド72dとからなる。第一加熱ヘッド72c及び第
二加熱ヘッド72dは、それぞれのヘッド表面の温度を
検出する温度計を有し、この温度計の検出温度に基づい
て所定の温度に加熱することができる加熱ヒータ部72
a、72bをそれぞれ内部に有しており、また、第一加
熱ヘッド72c及び第二加熱ヘッド72dの搬送路70
側のヘッドの形状は搬送路70と平行な平面となってお
り、互いに接離する搬送路70と垂直な方向に移動・押
圧可能に設けられている。
に対向して配置される第一加熱ヘッド72cと第二加熱
ヘッド72dとからなる。第一加熱ヘッド72c及び第
二加熱ヘッド72dは、それぞれのヘッド表面の温度を
検出する温度計を有し、この温度計の検出温度に基づい
て所定の温度に加熱することができる加熱ヒータ部72
a、72bをそれぞれ内部に有しており、また、第一加
熱ヘッド72c及び第二加熱ヘッド72dの搬送路70
側のヘッドの形状は搬送路70と平行な平面となってお
り、互いに接離する搬送路70と垂直な方向に移動・押
圧可能に設けられている。
【0085】そして、打抜部73は、搬送路70の上下
に対向して配置されるカード打抜上型73a及びカード
打抜下型73bからなる。カード打抜上型73aは上下
方向に移動可能になっており、表面シート1及び裏面シ
ート4が完全に熱溶着した後一体となったものを、IC
カードCの大きさに打ち抜くようになっている。カード
打抜下型73bの下方部には、抜かれたICカードCを
順次積み上げて収納する収納部80が設けられる。従っ
て、IC部品6を所定の位置に配置されたICカードを
得ることができる。
に対向して配置されるカード打抜上型73a及びカード
打抜下型73bからなる。カード打抜上型73aは上下
方向に移動可能になっており、表面シート1及び裏面シ
ート4が完全に熱溶着した後一体となったものを、IC
カードCの大きさに打ち抜くようになっている。カード
打抜下型73bの下方部には、抜かれたICカードCを
順次積み上げて収納する収納部80が設けられる。従っ
て、IC部品6を所定の位置に配置されたICカードを
得ることができる。
【0086】そして、この打抜部73は、所定の打ち抜
き位置で打ち抜くもので、この打ち抜き位置の搬送方向
先端に各ICカード用の先端位置が到達した時点で、停
止するように、駆動ローラ52を制御する。そして、I
CカードCを打ち抜くので、所定の位置にIC部品6が
配置され、所定位置に転写像が転写されたICカードを
えることができる。
き位置で打ち抜くもので、この打ち抜き位置の搬送方向
先端に各ICカード用の先端位置が到達した時点で、停
止するように、駆動ローラ52を制御する。そして、I
CカードCを打ち抜くので、所定の位置にIC部品6が
配置され、所定位置に転写像が転写されたICカードを
えることができる。
【0087】切断部74は搬送路70の上下に対向配置
される廃材カッター上型74a及び廃材カッター下型7
4bからなり、廃材カッター上型74aは上下動可能に
設けられ、廃材84を所定の大きさに切断する。切断部
74の下方部には切断された廃材84を積層収納する収
納部85が設けられる。
される廃材カッター上型74a及び廃材カッター下型7
4bからなり、廃材カッター上型74aは上下動可能に
設けられ、廃材84を所定の大きさに切断する。切断部
74の下方部には切断された廃材84を積層収納する収
納部85が設けられる。
【0088】次に、ICカードの製造方法について説明
する。まず、送出軸21の回転により、表面シート1の
前述のフィルム支持体11が送り出される。この送り出
されたフィルム支持体11は受像層塗布液容器30に送
られ、グラビアコータロール31の逆回転により受像層
塗布液32が表面に塗布されて受像層2が形成される。
ついで、同様に上層塗布液が表面に塗布され、次いで、
フィルム支持体11の裏面側にはエクストルージョンダ
イ40により樹脂層3aが塗布され、その後、乾燥部4
1を通って、両面の塗布液の溶剤が気化されて両面の塗
布層が形成される。
する。まず、送出軸21の回転により、表面シート1の
前述のフィルム支持体11が送り出される。この送り出
されたフィルム支持体11は受像層塗布液容器30に送
られ、グラビアコータロール31の逆回転により受像層
塗布液32が表面に塗布されて受像層2が形成される。
ついで、同様に上層塗布液が表面に塗布され、次いで、
フィルム支持体11の裏面側にはエクストルージョンダ
イ40により樹脂層3aが塗布され、その後、乾燥部4
1を通って、両面の塗布液の溶剤が気化されて両面の塗
布層が形成される。
【0089】一方、送出軸50の回転により、裏面シー
ト4のフィルム支持体12が送り出される。この送り出
されたフィルム支持体12は筆記層塗布液容器60に送
られ、グラビアコータロール61の逆回転により、筆記
層塗布液62が表面に塗布されて筆記層5が形成され
る。ついで、フィルム支持体12の裏面側にはエクスト
ルージョンダイ42により樹脂層3bが塗布され、その
後、乾燥部43を通って、両面の塗布液の溶剤を気化さ
せて両面の塗布層が形成される。
ト4のフィルム支持体12が送り出される。この送り出
されたフィルム支持体12は筆記層塗布液容器60に送
られ、グラビアコータロール61の逆回転により、筆記
層塗布液62が表面に塗布されて筆記層5が形成され
る。ついで、フィルム支持体12の裏面側にはエクスト
ルージョンダイ42により樹脂層3bが塗布され、その
後、乾燥部43を通って、両面の塗布液の溶剤を気化さ
せて両面の塗布層が形成される。
【0090】このように両面に塗布層が形成された表面
シート1及び裏面シート4は、さらに、送り込まれて対
向され、これら表面シート1及び裏面シート4の間に
は、IC部品供給侮0により一つずつ取出されたIC部
品6が挿入される。
シート1及び裏面シート4は、さらに、送り込まれて対
向され、これら表面シート1及び裏面シート4の間に
は、IC部品供給侮0により一つずつ取出されたIC部
品6が挿入される。
【0091】その後、第一加熱ヘッド72c及び第二加
熱ヘッド72dが、それぞれ、保護シート28、29を
介して、表面シート1と裏面シート4を押圧しながら、
加熱する。これにより、ゲル状の樹脂層3a、3bは硬
化され、IC部品6を封入する。また、保護シート2
8,29に設けられた転写像78,79が転写される。
そして、保護シート28、29を一緒に送りながらファ
ンで空冷し、十分に冷えてから剥離する。
熱ヘッド72dが、それぞれ、保護シート28、29を
介して、表面シート1と裏面シート4を押圧しながら、
加熱する。これにより、ゲル状の樹脂層3a、3bは硬
化され、IC部品6を封入する。また、保護シート2
8,29に設けられた転写像78,79が転写される。
そして、保護シート28、29を一緒に送りながらファ
ンで空冷し、十分に冷えてから剥離する。
【0092】真空熱プレス部72は、第一加熱ヘッド7
2c及び第二加熱ヘッド72dが押圧して加熱する前
に、周辺を負圧にして、空気を除去し、樹脂層3a、3
b中に空気を巻き込み、気泡を発生させることを防止し
ている。
2c及び第二加熱ヘッド72dが押圧して加熱する前
に、周辺を負圧にして、空気を除去し、樹脂層3a、3
b中に空気を巻き込み、気泡を発生させることを防止し
ている。
【0093】次に、第1及び第2の保護シート28、2
9が剥離された後、完全に一体に溶着した表面シート1
及び裏面シート4は、カード打抜上型73aとカード打
抜下型73bとの間に送られ、カード打抜上型73aの
下降により、ICカードCの大きさに打ち抜かれる。打
ち抜かれたICカードCは収納部80の上に順次積み上
げられる。ICカードが打ち抜かれたのちの廃材84は
樹脂層3a、3bが硬化して、厚さが厚く、硬いカード
廃材となっているので巻き取ることができない。このた
め、廃材カッター上型74a、廃材カッター下型74b
を駆動させて、廃材84を切断して、収納部85に収納
する。
9が剥離された後、完全に一体に溶着した表面シート1
及び裏面シート4は、カード打抜上型73aとカード打
抜下型73bとの間に送られ、カード打抜上型73aの
下降により、ICカードCの大きさに打ち抜かれる。打
ち抜かれたICカードCは収納部80の上に順次積み上
げられる。ICカードが打ち抜かれたのちの廃材84は
樹脂層3a、3bが硬化して、厚さが厚く、硬いカード
廃材となっているので巻き取ることができない。このた
め、廃材カッター上型74a、廃材カッター下型74b
を駆動させて、廃材84を切断して、収納部85に収納
する。
【0094】図6はICカードを打ち抜く状態を示す図
であり、この図で分かるように、ICカードCより、1
まわり大きい面積91で真空熱プレス部72で樹脂層3
a、3bを完全に一体に硬化させ、打ち抜き、ICカー
ドCを製作後、廃材84を切断して処理する。
であり、この図で分かるように、ICカードCより、1
まわり大きい面積91で真空熱プレス部72で樹脂層3
a、3bを完全に一体に硬化させ、打ち抜き、ICカー
ドCを製作後、廃材84を切断して処理する。
【0095】硬化面積91は隣接する前後が完全に接し
てしまうと硬化時に歪が伝わり正しい平面のカードがで
きないので、間に硬化しない部分を残して、緩衝すると
良い結果が得られる。
てしまうと硬化時に歪が伝わり正しい平面のカードがで
きないので、間に硬化しない部分を残して、緩衝すると
良い結果が得られる。
【0096】受像層2、筆記層5は1回塗りで示してい
るが、それぞれ、素材の選択によっては2回塗り、3回
塗りで、塗布層を形成しなければならない場合がある。
また、溶剤の気化温度が層毎に異なる場合もある。これ
らの場合には塗布毎に乾燥の工程を設け、フィルム支持
体11、12ヘの塗布と乾燥を別工程とし、図5の製造
工程では熱硬化樹脂層の塗布と乾燥のみを行う工程とし
てもよい。
るが、それぞれ、素材の選択によっては2回塗り、3回
塗りで、塗布層を形成しなければならない場合がある。
また、溶剤の気化温度が層毎に異なる場合もある。これ
らの場合には塗布毎に乾燥の工程を設け、フィルム支持
体11、12ヘの塗布と乾燥を別工程とし、図5の製造
工程では熱硬化樹脂層の塗布と乾燥のみを行う工程とし
てもよい。
【0097】そして、画像記録装置100が、ICカー
ド生産装置20により得られたICカードCの受像層2
に熱転写により画像を記録する。以下、画像記録装置1
00について、画像記録装置100の概略構成図である
図7に基づいて説明する。
ド生産装置20により得られたICカードCの受像層2
に熱転写により画像を記録する。以下、画像記録装置1
00について、画像記録装置100の概略構成図である
図7に基づいて説明する。
【0098】画像記録装置100の給送部110は、I
Cカード生産装置20の収納部80の上に順次積み上げ
られたICカードCを載せる載置台111を有し、載置
台111の上に積み上げられて乗せたICカードCを1
枚ずつ給送する。給送部110は、載置台111と、載
置台111を上方に付勢する弾性部材115と、載置台
111の水平方向の位置を規制する規制部材115と、
規制部材115を固定的に保持する保持台114を有す
る。また、載置台111の上に積み上げられて乗せたI
CカードCの最も上にあるICカードCを直接接して給
送する給送ローラ112,113が設けられていて、こ
の給送ローラ112,113により、載置台111の上
に積み上げられて乗せたICカードCの最も上にあるI
CカードCだけを給送する。
Cカード生産装置20の収納部80の上に順次積み上げ
られたICカードCを載せる載置台111を有し、載置
台111の上に積み上げられて乗せたICカードCを1
枚ずつ給送する。給送部110は、載置台111と、載
置台111を上方に付勢する弾性部材115と、載置台
111の水平方向の位置を規制する規制部材115と、
規制部材115を固定的に保持する保持台114を有す
る。また、載置台111の上に積み上げられて乗せたI
CカードCの最も上にあるICカードCを直接接して給
送する給送ローラ112,113が設けられていて、こ
の給送ローラ112,113により、載置台111の上
に積み上げられて乗せたICカードCの最も上にあるI
CカードCだけを給送する。
【0099】そして、給送されたICカードCの受像層
2に熱転写により、階調画像を記録する画像記録部13
0が設けられている。画像記録部130には、印加パル
ス幅を変化させることができるサーマルヘッド131
と、サーマルヘッド131でドット毎に階調を持たせる
ように、サーマルヘッド131の印加パルス幅を変化さ
せて、昇華染料インクの熱拡散量を制御する制御部13
9と、昇華染料インクが塗布されたインキベルト132
と、が設けられている。インキベルト132は、インキ
ベルトロール133から送り出され、インキベルト保持
ローラ135,136により、ICカードCの受像層側
表面に平行に保持されながら、間欠的に搬送され、使用
済インキベルトロール134に巻き取られる。また、I
Cカードは、搬送ローラ137,138により搬送され
る。なお、サーマルヘッド131による熱転写が済むご
とに、間欠的に、インキベルト132を搬送し、ICカ
ードを搬送する。
2に熱転写により、階調画像を記録する画像記録部13
0が設けられている。画像記録部130には、印加パル
ス幅を変化させることができるサーマルヘッド131
と、サーマルヘッド131でドット毎に階調を持たせる
ように、サーマルヘッド131の印加パルス幅を変化さ
せて、昇華染料インクの熱拡散量を制御する制御部13
9と、昇華染料インクが塗布されたインキベルト132
と、が設けられている。インキベルト132は、インキ
ベルトロール133から送り出され、インキベルト保持
ローラ135,136により、ICカードCの受像層側
表面に平行に保持されながら、間欠的に搬送され、使用
済インキベルトロール134に巻き取られる。また、I
Cカードは、搬送ローラ137,138により搬送され
る。なお、サーマルヘッド131による熱転写が済むご
とに、間欠的に、インキベルト132を搬送し、ICカ
ードを搬送する。
【0100】そして、画像記録部130により階調画像
が記録されたICカードCは、ストック部140に積載
される。
が記録されたICカードCは、ストック部140に積載
される。
【0101】そして、本発明は、熱転写により画像を記
録する前のICシートの受像層側表面を平滑化すること
が特徴であるが、本実施例では、ICカード生産装置2
0の真空熱プレス部72及び打抜部73との間A、又
は、画像記録装置100の給送部110及び画像記録部
130の間Bで、画像記録装置の画像記録部120によ
り熱転写により画像を記録する前のICシートの受像層
側表面を平滑化する平滑化装置200が設けられてい
る。これにより、表面シート1及び裏面シート4を樹脂
により貼り合わせて得られたICシートの微妙なうねり
を、得られたICシートの受像層側表面を平滑化するこ
とにより、平滑にし、微妙なうねりのために画像に白抜
けが生じたり、ムラが生じたりすることを抑制し、良好
な画像がより安定的に得られる。
録する前のICシートの受像層側表面を平滑化すること
が特徴であるが、本実施例では、ICカード生産装置2
0の真空熱プレス部72及び打抜部73との間A、又
は、画像記録装置100の給送部110及び画像記録部
130の間Bで、画像記録装置の画像記録部120によ
り熱転写により画像を記録する前のICシートの受像層
側表面を平滑化する平滑化装置200が設けられてい
る。これにより、表面シート1及び裏面シート4を樹脂
により貼り合わせて得られたICシートの微妙なうねり
を、得られたICシートの受像層側表面を平滑化するこ
とにより、平滑にし、微妙なうねりのために画像に白抜
けが生じたり、ムラが生じたりすることを抑制し、良好
な画像がより安定的に得られる。
【0102】なお、ICカード生産装置20の真空熱プ
レス部72及び打抜部73との間Aに平滑化装置200
が設けられていると、ICカードCの積載時に、ICカ
ードCのうねりが平滑化されているので、他のICカー
ドのうねりの影響でICカードの表面がうねることを抑
制できる。また、平滑化装置200にICシートの両面
に対して、表面に付着しているゴミを取るゴミ取り手段
が設けられていると、積載時にゴミによってICカード
Cに微細な凹凸ができることを抑制できる。
レス部72及び打抜部73との間Aに平滑化装置200
が設けられていると、ICカードCの積載時に、ICカ
ードCのうねりが平滑化されているので、他のICカー
ドのうねりの影響でICカードの表面がうねることを抑
制できる。また、平滑化装置200にICシートの両面
に対して、表面に付着しているゴミを取るゴミ取り手段
が設けられていると、積載時にゴミによってICカード
Cに微細な凹凸ができることを抑制できる。
【0103】また、画像記録装置100の給送部110
及び画像記録部130の間Bに平滑化装置200が設け
られていると、ICカードCの積載時にICカードCに
うねりが生じても平滑化されるので、ICカードCに良
好な画像をより安定的に記録できる。また、平滑化装置
200に、ICカードCの受像層側表面を平滑化する前
のICカードCの両面に対して、表面に付着しているゴ
ミを取るゴミ取り手段が設けられていると、ICカード
Cの積載時や給送時に付着したゴミも取ることができる
ので、平滑にならない部分が生じたり、ゴミが受像層側
表面に押し込まれた状態になったりすることを、より抑
制できる。
及び画像記録部130の間Bに平滑化装置200が設け
られていると、ICカードCの積載時にICカードCに
うねりが生じても平滑化されるので、ICカードCに良
好な画像をより安定的に記録できる。また、平滑化装置
200に、ICカードCの受像層側表面を平滑化する前
のICカードCの両面に対して、表面に付着しているゴ
ミを取るゴミ取り手段が設けられていると、ICカード
Cの積載時や給送時に付着したゴミも取ることができる
ので、平滑にならない部分が生じたり、ゴミが受像層側
表面に押し込まれた状態になったりすることを、より抑
制できる。
【0104】以上、説明した点から明らかなように、I
Cカード生産装置20の真空熱プレス部72及び打抜部
73との間A、及び、画像記録装置100の給送部11
0及び画像記録部130の間Bの両方に、画像記録装置
の画像記録部120により熱転写により画像を記録する
前のICシートの受像層側表面を平滑化する平滑化装置
200が設けられていることが、本発明の効果等の観点
から好ましい。
Cカード生産装置20の真空熱プレス部72及び打抜部
73との間A、及び、画像記録装置100の給送部11
0及び画像記録部130の間Bの両方に、画像記録装置
の画像記録部120により熱転写により画像を記録する
前のICシートの受像層側表面を平滑化する平滑化装置
200が設けられていることが、本発明の効果等の観点
から好ましい。
【0105】だが、上述のいずれを選択するかは、求め
る効果の程度や装置コストや設置環境や材料の特性など
によって、適切に選択すればよい。
る効果の程度や装置コストや設置環境や材料の特性など
によって、適切に選択すればよい。
【0106】次ぎに、平滑化装置200の第一の例の構
成について、平滑化装置200の一例の概略構成図であ
る図8に基づいて、説明する。この平滑化装置200に
は、ICシートの搬送路Eに沿って、ICシートの受像
層側表面を平滑化する前のICシートの両面に対して、
表面に付着しているゴミを取るゴミ取り部210と、ゴ
ミ取り部210でゴミを取られたICシートの受像層側
表面を平滑化する平滑化部220とが設けられている。
成について、平滑化装置200の一例の概略構成図であ
る図8に基づいて、説明する。この平滑化装置200に
は、ICシートの搬送路Eに沿って、ICシートの受像
層側表面を平滑化する前のICシートの両面に対して、
表面に付着しているゴミを取るゴミ取り部210と、ゴ
ミ取り部210でゴミを取られたICシートの受像層側
表面を平滑化する平滑化部220とが設けられている。
【0107】ゴミ取り部210は、ICシートの表面シ
ート1側の表面に付着したゴミを取りながら、ICシー
トを搬送する洗浄ベルト211と、ICシートの裏面シ
ート4側の表面に付着したゴミを取りながら、ICシー
トを搬送する洗浄ベルト212と、が設けられている。
そして、洗浄ベルト211は、駆動ローラ215と従動
ローラ217に巻き回されている。また、洗浄ベルト2
12は、駆動ローラ216と従動ローラ218に巻き回
されている。このように、洗浄ベルト211、212
は、ロールと比べて面積が広いので、より長期に渡っ
て、ICシートの表面に付着したゴミを取ることができ
る。
ート1側の表面に付着したゴミを取りながら、ICシー
トを搬送する洗浄ベルト211と、ICシートの裏面シ
ート4側の表面に付着したゴミを取りながら、ICシー
トを搬送する洗浄ベルト212と、が設けられている。
そして、洗浄ベルト211は、駆動ローラ215と従動
ローラ217に巻き回されている。また、洗浄ベルト2
12は、駆動ローラ216と従動ローラ218に巻き回
されている。このように、洗浄ベルト211、212
は、ロールと比べて面積が広いので、より長期に渡っ
て、ICシートの表面に付着したゴミを取ることができ
る。
【0108】そして、洗浄ベルト211が取ったゴミを
洗浄ベルト211から取り除く洗浄ブラシなどの洗浄ベ
ルト洗浄部材213が設けられている。また、同様に、
洗浄ベルト212が取ったゴミを洗浄ベルト212から
取り除く洗浄ブラシなどの洗浄ベルト洗浄部材214が
設けられている。これら洗浄ベルト洗浄部材213,2
14により、洗浄ベルト211,212は長期に渡っ
て、ICシートの表面に付着したゴミを取ることができ
る。
洗浄ベルト211から取り除く洗浄ブラシなどの洗浄ベ
ルト洗浄部材213が設けられている。また、同様に、
洗浄ベルト212が取ったゴミを洗浄ベルト212から
取り除く洗浄ブラシなどの洗浄ベルト洗浄部材214が
設けられている。これら洗浄ベルト洗浄部材213,2
14により、洗浄ベルト211,212は長期に渡っ
て、ICシートの表面に付着したゴミを取ることができ
る。
【0109】また、平滑化部220は、ニップローラ2
21,222のニップローラ対によるニップ加圧によ
り、ICシートの受像層側表面を平滑化するものであ
る。これにより、効率的にICカードの受像層側表面を
平滑化することができる。
21,222のニップローラ対によるニップ加圧によ
り、ICシートの受像層側表面を平滑化するものであ
る。これにより、効率的にICカードの受像層側表面を
平滑化することができる。
【0110】次ぎに、平滑化装置200の第二の例の構
成について、平滑化装置200の第二の例の概略構成図
である図9に基づいて、説明する。この平滑化装置20
0には、ICシートの搬送路Eに沿って、ICシートの
受像層側表面を平滑化する前のICシートの両面に対し
て、表面に付着しているゴミを取るゴミ取り部230
と、ゴミ取り部230でゴミを取られたICシートの受
像層側表面を平滑化する第一の例と同じ平滑化部220
とが設けられている。
成について、平滑化装置200の第二の例の概略構成図
である図9に基づいて、説明する。この平滑化装置20
0には、ICシートの搬送路Eに沿って、ICシートの
受像層側表面を平滑化する前のICシートの両面に対し
て、表面に付着しているゴミを取るゴミ取り部230
と、ゴミ取り部230でゴミを取られたICシートの受
像層側表面を平滑化する第一の例と同じ平滑化部220
とが設けられている。
【0111】ゴミ取り部230は、ICシートの表面シ
ート1側の表面に付着したゴミを取りながら、ICシー
トを搬送する洗浄ローラ231と、ICシートの裏面シ
ート4側の表面に付着したゴミを取りながら、ICシー
トを搬送する洗浄ローラ232と、が設けられている。
そして、洗浄ローラ231が取ったゴミを洗浄ローラ2
31から取り除く洗浄ブラシなどの洗浄ローラ洗浄部材
233が設けられている。また、同様に、洗浄ローラ2
32が取ったゴミを洗浄ローラ232から取り除く洗浄
ブラシなどの洗浄ローラ洗浄部材234が設けられてい
る。これら洗浄ローラ洗浄部材233,234により、
洗浄ローラ231,232は長期に渡って、ICシート
の表面に付着したゴミを取ることができる。
ート1側の表面に付着したゴミを取りながら、ICシー
トを搬送する洗浄ローラ231と、ICシートの裏面シ
ート4側の表面に付着したゴミを取りながら、ICシー
トを搬送する洗浄ローラ232と、が設けられている。
そして、洗浄ローラ231が取ったゴミを洗浄ローラ2
31から取り除く洗浄ブラシなどの洗浄ローラ洗浄部材
233が設けられている。また、同様に、洗浄ローラ2
32が取ったゴミを洗浄ローラ232から取り除く洗浄
ブラシなどの洗浄ローラ洗浄部材234が設けられてい
る。これら洗浄ローラ洗浄部材233,234により、
洗浄ローラ231,232は長期に渡って、ICシート
の表面に付着したゴミを取ることができる。
【0112】次ぎに、平滑化装置200の第三の例の構
成について、平滑化装置200の第三の例の概略構成図
である図10に基づいて、説明する。この平滑化装置2
00には、ICシートの搬送路Eに沿って、ICシート
の受像層側表面を平滑化する前のICシートの両面に対
して、表面に付着しているゴミを取る第一の例と同じゴ
ミ取り部210と、予備加熱部240と、ゴミ取り部2
30でゴミを取られたICシートの受像層側表面を平滑
化するフォームプレス250と、が設けられている。
成について、平滑化装置200の第三の例の概略構成図
である図10に基づいて、説明する。この平滑化装置2
00には、ICシートの搬送路Eに沿って、ICシート
の受像層側表面を平滑化する前のICシートの両面に対
して、表面に付着しているゴミを取る第一の例と同じゴ
ミ取り部210と、予備加熱部240と、ゴミ取り部2
30でゴミを取られたICシートの受像層側表面を平滑
化するフォームプレス250と、が設けられている。
【0113】そして、予備加熱部240は、例えば、赤
外線加熱ヒータ241,242により、ICシートを両
面から加熱するなど、平滑化するICシートを予め加熱
する。そして、フォームプレス250は、予め加熱され
たICシートの両面を平滑化する。なお、フォームプレ
ス250は、表面が、ICシートの搬送路Eに平行な平
滑な平面に仕上げられた上型251と下型252とを有
し、上型251がICシートの搬送路Eに対し垂直に移
動することにより、ICシートを均一に押圧し、ICシ
ートの両方の表面を平滑化するものである。これによ
り、効率的にICカードの受像層側表面を平滑化するこ
とができる。
外線加熱ヒータ241,242により、ICシートを両
面から加熱するなど、平滑化するICシートを予め加熱
する。そして、フォームプレス250は、予め加熱され
たICシートの両面を平滑化する。なお、フォームプレ
ス250は、表面が、ICシートの搬送路Eに平行な平
滑な平面に仕上げられた上型251と下型252とを有
し、上型251がICシートの搬送路Eに対し垂直に移
動することにより、ICシートを均一に押圧し、ICシ
ートの両方の表面を平滑化するものである。これによ
り、効率的にICカードの受像層側表面を平滑化するこ
とができる。
【0114】また、ICシートを構成する層が、熱によ
り、不可逆的変質をせずに非常に粘性が低い状態に成る
ものであれば、フォームプレス250の代わりに、表面
が水平かつ平滑な平面に仕上げられた下型252のみに
し、予備加熱部240で、ICシートを構成する層が、
不可逆的変質をせずに非常に粘性が低い状態になる温度
範囲内まで加熱し、下型252にしばらく載置するだけ
で、ICシートの受像層側表面を平滑化することができ
る。これにより、効率的にICカードの受像層側表面を
平滑化することができる。
り、不可逆的変質をせずに非常に粘性が低い状態に成る
ものであれば、フォームプレス250の代わりに、表面
が水平かつ平滑な平面に仕上げられた下型252のみに
し、予備加熱部240で、ICシートを構成する層が、
不可逆的変質をせずに非常に粘性が低い状態になる温度
範囲内まで加熱し、下型252にしばらく載置するだけ
で、ICシートの受像層側表面を平滑化することができ
る。これにより、効率的にICカードの受像層側表面を
平滑化することができる。
【0115】
【発明の効果】本発明により、表面シート及び裏面シー
トを樹脂により貼り合わせて得られたICシートの微妙
なうねりを、得られたICシートの受像層側表面を平滑
化することにより、平滑にし、微妙なうねりのために画
像に白抜けが生じたり、ムラが生じたりすることを抑制
し、良好な画像がより安定的に得られる。
トを樹脂により貼り合わせて得られたICシートの微妙
なうねりを、得られたICシートの受像層側表面を平滑
化することにより、平滑にし、微妙なうねりのために画
像に白抜けが生じたり、ムラが生じたりすることを抑制
し、良好な画像がより安定的に得られる。
【図1】実施例のICカードの表面シートを示す断面図
である。
である。
【図2】実施例のICカードの裏面シートを示す断面図
である。
である。
【図3】実施例のICカードを示す断面図である。
【図4】実施例のIC部品を示す斜視図である。
【図5】実施例のICカード生産装置を示す構成図であ
る。
る。
【図6】実施例のICカードを打ち抜く状態を示す図で
ある。
ある。
【図7】実施例の画像記録装置の概略構成図。
【図8】実施例の平滑化装置の第一の例を示す概略構成
図。
図。
【図9】実施例の平滑化装置の第二の例を示す概略構成
図。
図。
【図10】実施例の平滑化装置の第三の例を示す概略構
成図。
成図。
1 表面シート 2 受像層 3,3a,3b 樹脂層 4 裏面シート 5 筆記層 6 IC部品 11,12 フィルム支持体 13 クッション層 C ICカード
Claims (10)
- 【請求項1】 画像が記録された受像層が表面側に設け
られた表面シートと、裏面シートと、前記表面シートの
前記受像層とは反対側の面及び前記裏面シートの間に設
けられ、IC部品が入っている樹脂層と、を有する画像
記録済ICカードを生産する画像記録済ICカードの生
産方法において、前記表面シート及び前記裏面シートを
樹脂により貼り合わせて、前記表面シートと、前記裏面
シートと、前記表面シート及び前記裏面シートの間に設
けられ、IC部品が入っている樹脂層と、を有するIC
シートを得て、得られた前記ICシートの前記受像層に
熱転写により画像を記録する前に、得られた前記ICシ
ートの受像層側表面を平滑化することを特徴とする画像
記録済ICカードの生産方法。 - 【請求項2】 得られた前記ICシートの受像層側表面
を平滑化する前に、前記ICシートの受像層側表面に付
着しているゴミを取ることを特徴とする請求項1に記載
の画像記録済ICカードの生産方法。 - 【請求項3】 ニップローラ対によるニップ加圧によ
り、得られた前記ICシートの受像層側表面を平滑化す
ることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像記録済
ICカードの生産方法。 - 【請求項4】 フォームプレスによる加圧により、得ら
れた前記ICシートの受像層側表面を平滑化することを
特徴とする請求項1又は2に記載の画像記録済ICカー
ドの生産方法。 - 【請求項5】 加熱により、得られた前記ICシートの
受像層側表面を平滑化することを特徴とする請求項1又
は2に記載の画像記録済ICカードの生産方法。 - 【請求項6】 画像が記録された受像層が表面側に設け
られた表面シートと、裏面シートと、前記表面シートの
前記受像層とは反対側の面及び前記裏面シートの間に設
けられ、IC部品が入っている樹脂層と、を有する画像
記録済ICカードを生産する画像記録済ICカードの生
産システムにおいて、前記表面シート及び前記裏面シー
トを樹脂により貼り合わせて、前記表面シートと、前記
裏面シートと、前記表面シート及び前記裏面シートの間
に設けられ、IC部品が入っている樹脂層と、を有する
ICシートを得るICシート生産手段と、前記ICシー
ト生産手段により得られた前記ICシートの前記受像層
に熱転写により画像を記録する画像記録手段と、前記画
像記録手段により熱転写により画像を記録する前の前記
ICシートの受像層側表面を平滑化する平滑化手段と、
を有することを特徴とする画像記録済ICカードの生産
システム。 - 【請求項7】 前記平滑化手段により前記ICシートの
受像層側表面を平滑化する前の前記ICシートの受像層
側表面に付着しているゴミを取るゴミ取り手段と、を有
することを特徴とする請求項6に記載の画像記録済IC
カードの生産システム。 - 【請求項8】 前記平滑化手段が、ニップローラ対によ
るニップ加圧により、得られた前記ICシートの受像層
側表面を平滑化するものであることを特徴とする請求項
6又は7に記載の画像記録済ICカードの生産システ
ム。 - 【請求項9】 前記平滑化手段が、フォームプレスによ
る加圧により、得られた前記ICシートの受像層側表面
を平滑化するものであることを特徴とする請求項6又は
7に記載の画像記録済ICカードの生産システム。 - 【請求項10】 前記平滑化手段が、加熱により、得ら
れた前記ICシートの受像層側表面を平滑化するもので
あることを特徴とする請求項6又は7に記載の画像記録
済ICカードの生産システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30573097A JPH11139052A (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 画像記録済icカードの生産方法及び画像記録済icカードの生産システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30573097A JPH11139052A (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 画像記録済icカードの生産方法及び画像記録済icカードの生産システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11139052A true JPH11139052A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=17948662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30573097A Pending JPH11139052A (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 画像記録済icカードの生産方法及び画像記録済icカードの生産システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11139052A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002259931A (ja) * | 2001-03-02 | 2002-09-13 | Sony Corp | Icカード、icカードの製造方法及びicカードの製造装置 |
WO2005110073A1 (en) * | 2004-05-14 | 2005-11-24 | Allflex New Zealand Limited | Improvements in animal identification marking |
JP2007331146A (ja) * | 2006-06-13 | 2007-12-27 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc | 積層製品の製造方法及び製造装置 |
JP2012223969A (ja) * | 2011-04-19 | 2012-11-15 | Toppan Printing Co Ltd | カード製造方法およびカード |
DE102018117350A1 (de) * | 2018-07-18 | 2020-01-23 | Mühlbauer Gmbh & Co. Kg | Verfahren und Vorrichtung zum Konditionieren eines als kartenartiges und mehrschichtiges Laminat aufgebauten Datenträgers für eine nachfolgende Datenaufbringung |
-
1997
- 1997-11-07 JP JP30573097A patent/JPH11139052A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002259931A (ja) * | 2001-03-02 | 2002-09-13 | Sony Corp | Icカード、icカードの製造方法及びicカードの製造装置 |
WO2005110073A1 (en) * | 2004-05-14 | 2005-11-24 | Allflex New Zealand Limited | Improvements in animal identification marking |
AU2005244274B2 (en) * | 2004-05-14 | 2011-06-30 | Allflex New Zealand Limited | Improvements in animal identification marking |
JP2007331146A (ja) * | 2006-06-13 | 2007-12-27 | Konica Minolta Medical & Graphic Inc | 積層製品の製造方法及び製造装置 |
JP2012223969A (ja) * | 2011-04-19 | 2012-11-15 | Toppan Printing Co Ltd | カード製造方法およびカード |
DE102018117350A1 (de) * | 2018-07-18 | 2020-01-23 | Mühlbauer Gmbh & Co. Kg | Verfahren und Vorrichtung zum Konditionieren eines als kartenartiges und mehrschichtiges Laminat aufgebauten Datenträgers für eine nachfolgende Datenaufbringung |
US11312124B2 (en) | 2018-07-18 | 2022-04-26 | Mühlbauer Gmbh & Co. Kg | Method and apparatus for conditioning a data carrier constructed as a card-like and multilayer laminate for a subsequent application of data |
DE102018117350B4 (de) | 2018-07-18 | 2022-05-05 | Mühlbauer Gmbh & Co. Kg | Verfahren und Vorrichtung zum Konditionieren eines als kartenartiges und mehrschichtiges Laminat aufgebauten Datenträgers für eine nachfolgende Datenaufbringung |
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---|---|---|---|
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