JP2011093142A - 糊付け製本装置、後処理装置、及び、画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】サイドグルー過多や表紙の丸角が無く、高い製本品位を保ち、かつ製本時間を短縮できる糊付け製本装置、後処理装置、及び、画像形成システムを提供する。
【解決手段】画像形成装置から排出された用紙を束にして積載する用紙束収容部と、前記用紙束収容部に積載された用紙束の背部に糊を塗布処理する糊塗布部と、表紙を表紙貼付部に供給する表紙供給部と、用紙束の糊塗布処理された背部に前記表紙を接着し折り曲げ製本する表紙貼付部と、を有する糊付け製本装置において、前記糊塗布部は糊塗布のための移動機構と、塗布する糊の厚みを規制する糊成型板と、前記用紙束の背部との間隔を変更する上下昇降機構と、前記糊成型板の温度制御手段と、前記用紙束の背部の糊を冷却する糊冷却ファンと、を備えた糊付け製本装置とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、用紙束と表紙を糊付けする糊付け製本装置、及び、該糊付け製本装置を有する後処理装置、並びに画像形成システムに関するものである。
従来より、印刷機、複写機等の画像形成装置により画像が記録された用紙は、後処理として例えば、穴あけ、ステイプル綴じ、中綴じ中折り、表紙付け、折り、スタンプ、糊付け製本等の様々な加工が施される。
糊付け製本装置の糊付け方法は、糊噴射ノズルにより用紙へ噴射する方法、糊収容箱に回転する糊車を設置し、糊車外周に付着した糊を用紙へ接触転写させる方法、ノズルよりホットメルト剤(熱融着剤)と加熱圧縮空気の混合体を用紙へ噴射する方法、粘着性を有する糊があらかじめ塗布されたテープを加熱しながら用紙に張り付ける方法等が用いられている。
近年、画像形成装置の時間当たりのプリント枚数が高速化され、またプリントされた用紙を短時間で多量に製本する要求も増加している。この要求に対応するため、後処理装置での処理速度向上に向けた様々な検討が進められている。糊付け製本装置においては、熱溶融した接着剤を糊として用紙束に塗布し、表紙を接合して背折りプレス成形し製本する方法が広く採用されている。この方法においては、表紙を糊付けし製本した後に溶融している糊が冷えて固化するまで、製本した状態のままで待たなくてはならない。この糊の熱を冷却させるものとして、製本する際に必要な金属部材の少なくとも一方に、熱伝導性に富んだ金属を用い、さらにその金属に冷却手段を設けるものが知られている。(例えば、特許文献1参照)
しかしながら、上記特許文献1に記載のものでは、用紙束に糊を塗布した後の表紙の貼り付け時や、角折り時に柔らかい糊が表紙に押され潰れて、用紙束背面から側面に過多に回り込む(サイドグルー過多)問題が発生し、きれいに表紙が角折れ出来ず、丸角になるという製本品位を損なう問題がある。
特開2008−30408号公報
本発明は、上記問題に鑑み、サイドグルー過多や表紙の丸角が無く、高い製本品位を保ち、かつ製本時間を短縮できる糊付け製本装置、後処理装置及び、画像形成システムを提供することを目的とするものである。
上記の課題は、下記の構成により達成される。
1.画像形成装置から排出された用紙を束にして積載する用紙束収容部と、
前記用紙束収容部に積載された用紙束の背部に対して相対的に移動し、用紙束の背部に糊を塗布する糊塗布部と、
表紙を表紙貼付部に供給する表紙供給部と、
糊が塗布された前記用紙束の背部に前記表紙を接着し、折り曲げ製本する表紙貼付部と、
を有する糊付け製本装置において、
前記糊塗布部は、
前記用紙束の背部に塗布された糊の厚さを規定する糊成型板と、
前記糊成型板の温度を制御する温度制御手段と、
前記用紙束の背部に塗布された糊を冷却する糊冷却ファンと、
を備えたことを特徴とする糊付け製本装置。
2.前記糊塗布部は、ホームポジションへの復動時及びホームポジション停止時にのみ前記温度制御手段と、前記糊冷却ファンを動作させることを特徴とする前記1に記載の糊付け製本装置。
3.前記糊塗布部は、用紙束の厚さ情報にもとづき、上下昇降機構により、糊の塗布厚及び、糊成型板と糊冷却ファンの冷却条件を変更することを特徴とする前記1または2記載の糊付け製本装置。
4.用紙に画像を形成する画像形成装置に接続され、前記1から3のいずれか一項に記載の糊付け製本装置を有することを特徴とする後処理装置。
5.用紙に画像を形成する画像形成装置と、前記4に記載の後処理装置とを有することを特徴とする画像形成システム。
本発明によれば、サイドグルー過多や表紙の丸角が無く、高い製本品位を保ち、かつ製本時間を短縮できる糊付け製本装置、後処理装置、及び、画像形成システムを提供する事ができる。
画像形成装置と糊付け製本装置を備えた後処理装置からなる画像形成システムの全体構成図である。 本実施の形態に係る糊付け製本装置の用紙束挟持部を示す図である。 糊塗布部の概略斜視図と糊塗布時の概念図である。 糊塗布動作フローチャート図である。 糊成型板の温度制御手段構成図である。 糊塗布時の温度制御フローチャート図である。 表紙貼付部の概略斜視図である。 製本工程を説明するための概略構成図である。
以下、実施の形態により本発明を詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
<画像形成装置A>
図1は画像形成装置Aと糊付け製本装置Bを備えた後処理装置Cからなる画像形成システムの全体構成図である。
画像形成装置Aは、回転する像担持体1の周囲に、帯電部2、像露光部3、現像部4、転写部5A、除電部5B、及びクリーニング部6を配置した画像形成部を有する。画像形成部は、帯電部2によって像担持体1の表面に一様帯電を行った後に、像露光部3のレーザビームによって原稿から読み取られた画像データ、又はコンピュータからの印字データに基づく露光走査を行って潜像を形成し、潜像を現像部4により反転現像して像担持体1の表面にトナー像を形成する。
用紙収納部7Aから給紙された用紙Sは転写位置へと送られる。転写位置において転写部5Aによりトナー像が用紙S上に転写される。その後に、用紙Sは除電部5Bにより裏面の電荷が消去されて像担持体1から分離され、搬送部7Bにより搬送され、引き続き定着部8によりトナー像は加熱定着され、排紙ローラ7Cから排出される。
用紙Sの両面に画像形成を行う場合には、定着部8により加熱定着された用紙Sを、搬送路切り替え板7Dにより通常の排紙通路から分岐し、反転搬送部7Eにおいてスイッチバックして表裏反転した後、再び画像形成部を通過し、用紙Sの裏面に画像を形成し、定着部8を経て、排紙ローラ7Cから装置外に排出される。排紙ローラ7Cから排出された用紙Sは、糊付け製本装置Bを備えた後処理装置Cに送り込まれる。
像担持体1の画像処理後の表面は、クリーニング部6により表面に残留している現像剤やトナーが除去され、次の画像形成に備える。
<糊付け製本装置B>
糊付け製本装置Bは、用紙搬送部10、排紙部20、表紙供給部30、用紙束収容部40、用紙束搬送部50、糊塗布部60、表紙貼付部70、表紙折り曲げ部80、冊子搬送部90、用紙束挟持部100、冊子排出ガイド部110から構成されている。
〈用紙搬送部10〉
用紙搬送部10に導入された用紙Sは、入口ローラ11、12に挟持されて搬送され、搬送路切換部G1によって排紙部20と用紙束収容部40の何れかに分岐される。
〈排紙部20〉
用紙搬送部10が、糊付け製本不要の一般排紙に設定されると、搬送路切換部G1は用紙束収容部40への搬送路を遮断し、排紙部20への搬送路を開放する。
排紙部20の搬送路を通過する用紙Sは、搬送ローラ21、22に挟持されて上方に搬送され、排紙ローラ23によって装置最上部の固定排紙台24上に排出、収容される。固定排紙台24上には、画像形成装置Aから排出された用紙Sを直接受容して、最大約200枚を積載することができる。
〈表紙供給部30〉
表紙供給部30の給紙皿31内に収容された表紙Kは、給紙部32により分離、給送され、搬送ローラ33、34、35、36に挟持されて、表紙貼付位置301に搬送される。なお表紙Kのサイズは後述する用紙幅寸法、おもて表紙寸法及び、うら表紙寸法を加算した寸法であり、表紙Kの寸法を算出後、表紙カット部HDにて所定の寸法に裁断する。
なお、ここでは画像形成装置Aに接続した糊付け製本装置Bで説明しているが、オフラインでの後処理装置Cとして、糊付け製本処理を実施することも可能である。
〈用紙束収容部40〉
搬送路切換部G1によって分岐された用紙Sは、搬送ローラ37、38、39、41に挟持されて用紙束収容部40の所定位置に順次整合されながら積載され、所定枚数の用紙Sから成る用紙束Saが形成される。用紙束収容部40は、一枚ずつ搬送される用紙Sを用紙束Saとして整合するために、傾斜配置された用紙載置台42、揺動可能な用紙後端位置決め部材43、用紙幅方向を位置決めする用紙幅整合部材44等から構成されている。
〈用紙束搬送部50〉
用紙束収容部40の用紙載置台42上に整合されながら積載された用紙束Saは、用紙束搬送部50により用紙載置台42と共に、斜め下方に搬送される。用紙束Saが所定位置で停止した後旋回し、第1の基準面BPに対して垂直に位置決めされる。その後、用紙束Saは用紙束挟持部100によって挟持され、用紙後端位置決め部材43が退避できる位置まで上昇して停止する。その後、用紙載置台42は用紙束搬送部50に収納され、用紙束収容部40上を用紙束搬送部50により上昇して、画像形成装置Aからプリントされた用紙Sを積載する位置に戻る。
〈用紙束挟持部100〉
用紙束挟持部100について図2を用いて説明する。図2は、本実施の形態に係る糊付け製本装置Bの用紙束挟持部を示す図である。図2(a)は用紙束挟持部100を正面から見た概略図。図2(b)は用紙束挟持部100の概略斜視図である。
用紙束挟持部100は用紙Sを挟持する挟持板101a及び挟持板101bを有し、挟持板101aは、ねじ102とナット103からなる移動部材にアームを介して取り付けられ、挟持板101bは挟持板101aに対向した位置に固定されている。ねじ102はトルクリミッタ104を組み込んだ用紙束挟持用モータM2(モータM2と称す)によって回転するようになっている。ここでモータM2はサーボモータ、又はパルスモータ等の回転数を検知する機能を有したモータである。また挟持板101bは基準位置で待機しており、用紙束Saを挟持する際はモータM2を回転させ、挟持板101aを用紙束Saに接触させ、用紙束Saを挟持板101b方向に移動させて、挟持する。用紙束Saが挟持され、トルクリミッタ104が設定トルクに達したときは、モータM2が回転しても、その回転がねじ102に伝達されないようになっている。
用紙束Saの厚み寸法は、用紙束Saの挟持動作時の、挟持板101aの初期位置からの移動量から算出でき、サーボモータ又はパルスモータのエンコーダパルス数から算出できる。また、挟持板101aの移動量を光学センサーで読み取り算出してもよい。さらに用紙束Saの厚み寸法は用紙枚数と用紙1枚当たりの厚さから算出することも可能である。これら用紙束Saの厚み寸法は、制御部88(図1参照)内の記憶部に記憶され、厚さ情報Iとして表紙カット部HDでの表紙寸法カット時や、後述する糊塗布時や糊冷却時に用いられる。
〈糊塗布部60〉
糊塗布部60について図3を用いて説明する。図3(a)は糊塗布部60の斜視図であり、図3(b)は用紙束Sa背部への糊塗布時の概念図であり、用紙束Sa背部に糊Pが塗布される状態を概念的に図で示している。この図3(b)では、二回目のホームポジションHPへ戻る糊塗布状態を表している。
糊塗布部60は、糊塗布ローラ61と、糊を収容する糊容器63と、糊成型板62と、糊冷却ファン65と、を有する。糊容器63は上下昇降機構(不図示)により上下に昇降可能であり、さらに糊容器63を支持して糊付け製本装置Bの背面側、ホームポジションHPから前面側に移動可能な移動機構を有する移動台64と、移動台64を往復移動させる移動モータM4と、により構成されている。
図3(a)および(b)で後処理装置Cの背面側、ホームポジションHPより一回目の糊塗布時に移動する方向をF、後処理装置Cの前面側よりホームポジションHPへ戻る、二回目の糊塗布時に移動する方向をGとする。
糊容器63内に収納されている糊は、熱溶融させるための熱源(不図示)により糊塗布に最適な状態で液化されて、蓄えられている。一例として、熱溶融させるための熱源の設定温度は180℃であり、糊容器63内の糊の温度は約170℃である。
この熱溶融性の接着剤は常温で固化し所定の高温で液化する性状を有するため、流通保管が容易であり、用紙束Saに塗布する際に液化させることで、用紙束Saに均等に塗布可能である。しかも表紙Kとの接着後は常温で固化し接着する特徴が有る。
糊塗布ローラ61は、糊塗布ローラ回転モータM3(モータM3と称す)により回転され、糊容器63内の熱溶融した糊を、用紙束Saの背面に定められた厚さで塗布する。
ここで、糊塗布部60での用紙束Saへの糊塗布動作について、図4の糊塗布動作フローチャートで説明する。なお、以下の動作は、制御部88により制御されて行われる。
まず、糊容器63を支持している移動台64がホームポジションHPに停止しているか確認する(ステップS101)。ホームポジションHPに無い場合(ステップS101:N)は、ホームポジションHPへの戻り動作(ステップS1010)を行い、ホームポジションHPへ停止させる。
移動台64がホームポジションHPに停止している場合(ステップS101:Y)には、制御部88内の記憶部に記憶されている厚さ情報Iにもとづき制御部88(図1参照)により糊塗布厚を決定する(ステップS102)。
次いで、ステップS102で決定された糊塗布厚の得られる位置へ糊塗布ローラ61を糊容器63と共に上下移動する上下昇降機構(不図示)で上昇させ停止させる(ステップS103)。
糊塗布ローラ61は、糊容器63、糊成型板62、糊冷却ファン65と共に、糊付け製本装置Bの背面側、ホームポジションHPから前面側へ移動台64のF方向(図3(a)参照)への移動とともに、モータM3により回転し、一回目の糊塗布を開始する(ステップS104)。
一回目の糊塗布時は、糊成型板62の温度制御手段66と糊冷却ファン65は共に、冷却動作は行わない。
用紙束Saへの一回目のF方向への糊塗布が完了するまで、移動台64は移動する(ステップS105)。
一回目のF方向の糊塗布が完了した時点(ステップS105:Y)で、移動台64はホームポジションHPへの復動となり、二回目のG方向(図3(a)参照)への糊塗布を開始する(ステップS106)。
この二回目のG方向への糊塗布時には、糊冷却ファン65が回転し、塗布した直後の糊の冷却を行う。この時、糊冷却ファン65の回転数を厚さ情報Iにもとづき制御し、冷却条件を変えることで、用紙束Saの厚さにより糊塗布厚が異なっても、表紙貼付部70に用紙束Saが移行した時点で常に一定の糊の冷却状態を保つ事が出来る。
さらに、糊成型板62は温度制御手段66が動作し温度制御される。この時、糊成型板62は冷却され、糊冷却ファン65同様、塗布した直後の糊を直接冷却する。すなわち糊成型板62は、二回目のG方向への糊塗布において、塗布直後の糊の塗布厚を用紙束Saの厚さ情報Iに基づく厚さ規制と、糊の冷却を共に実施する。
すなわち、このステップS106で示す二回目のG方向への糊塗布の際には、糊冷却ファン65の回転数による冷却と、冷却された糊成型板62とにより、塗布した糊を表紙貼り付け時に安定状態へ移行させる。一例として、この安定状態での糊温度は約120℃である。
糊容器63を載せた移動台64の移動による二回目のG方向への糊塗布は、ホームポジションHPへの移動が完了するまで続けられる(ステップS107)。
移動台64がホームポジションHPに戻り、二回目のG方向への糊塗布が完了(ステップS107:Y)すると、糊容器63内部の糊塗布ローラ61はモータM3による回転を停止し、糊容器63と共に上下移動する上下昇降機構(不図示)で、用紙束Saに接しない位置まで降下する(ステップS108)。
同時に、糊冷却ファン65をOFFし、糊成型板62の温度制御手段66も通電をOFFする(ステップS109)。
ここで、温度制御手段66の構成を図5で説明する。糊成型板62には、電流を流すことで素子の片面が冷却され、反対面が加熱されるペルチェ素子621の冷却面Jを糊成型板62に貼り付け、加熱用の糊成型板ヒーター622を同じく糊成型板62に張り付けた構造になっている。糊成型板62の材質を熱伝導性の高い金属とする事で、糊成型板62の急速冷却と急速加熱が可能である。また、一般的にペルチェ素子621に供給する電流を変化させることで、冷却及び加熱温度を変化させる事が出来るため、用紙束Saの厚さ情報Iにもとづき、糊成型板62の冷却時温度を変更することにも対応できる。
なお、二回目のG方向への糊塗布を冷却された糊成型板62で行うため、糊塗布後は糊成型板62に固化した糊が付着して、次の糊塗布時や塗布厚制御に支障が出る。このため、糊成型板62に固化した糊を糊容器63へスムーズに戻すため、移動台64がホームポジションHP停止時、すなわち二回目の糊塗布直後に糊成型板62を温度制御手段66で加熱し、固化した糊を液化させスムーズに糊容器63へ戻す制御を実施する。これら、糊成型板62に付与した温度制御手段66の糊塗布時の温度制御フローチャートを、図6を用いてより詳しく説明する。
まず、糊成型板62の温度制御手段66が温度制御を開始する、二回目のG方向(ホームポジションHP戻り方向)への糊塗布動作かを確認する(ステップS201)。
二回目のG方向(ホームポジションHP戻り方向)への糊塗布動作である場合(ステップS201:Y)は、温度制御手段66のペルチェ素子621に通電し、糊成型板62を冷却する(ステップS202)。一例として、ペルチェ素子621の冷却により糊成型板62は100℃に保たれ、塗布直後の糊を冷却する。
温度制御手段66のペルチェ素子621による糊成型板62の冷却は、移動台64がホームポジションHPへ戻り完了するまで行われる(ステップS203)。
移動台64が、ホームポジションHPへ戻り、停止した時点(ステップS203:Y)で、糊成型板62の冷却を停止するため、ペルチェ素子621への通電をOFFする(ステップS204)。
同時に、糊成型板62の温度制御手段66の糊成型板ヒーター622がONされる(ステップS205)。この糊成型板ヒーター622は、糊成型板62を冷却したために糊成型板62に固化して付着した糊を再度熱溶融させ、糊容器63に戻す働きをする。
温度制御手段66の糊成型板ヒーター622は、移動台64がホームポジションHP停止時は、次の用紙束Saの糊塗布開始まで通電される(ステップS206:N)。
次の用紙束Saの糊塗布が開始される(ステップS206:Y)と、糊成型板ヒーター622はOFFされる(ステップS207)。
このように用紙束Saに糊塗布時に塗布した糊を、糊塗布時の復動時に糊成型板62と糊冷却ファン65により強制的にすばやく冷却するよう構成し、短時間で糊を略安定状態にする事で、用紙束Saが厚い時、糊を厚く塗布した場合でも表紙貼り付け時に、熱溶融した糊が流れ出すサイドグルーや、角背成型時に丸角になる事がない安定した製本作業が可能となる。また、塗布後の糊の冷却を、糊塗布と同時に実施することで、糊がある程度冷却された略安定状態で表紙貼り付けに移行できるため、表紙貼り付け後冷却する場合より製本時間を大幅に短縮することが可能となる。
また、本実施例では用紙束Sa背部への糊塗布時の冷却を、二回目の糊塗布時の復動時に限定して説明したが、一回目の糊塗布時から実施することも勿論、可能である。
さらに、糊塗布は糊塗布ローラ61に限定されるものではなく、糊塗布ノズル等も適用可能である。
糊部材は特に指定しないが、本糊付け製本装置Bでは従来から提案されている溶融状態のホットメルト接着剤を使用している。
〈表紙貼付部70〉
表紙貼付部70について図7を用いて説明する。図7は表紙貼付部70の概略斜視図である。表紙貼付部70は、表紙供給部30から供給された表紙Kを、用紙束Saの厚さ情報Iにもとづき表紙カット部HD(図1参照)で所定寸法に裁断する。裁断された表紙Kは、搬送ベルト71、72の回転搬送により、用紙束Saと糊付け製本するための所定位置に搬送され停止する。さらに表紙貼付部70は、表紙Kを用紙束Saの糊塗布面に圧接させる加圧部材73と、表紙折り曲げ部80と、加圧部材73と表紙折り曲げ部80とを支持する移動筐体74と、移動筐体74を垂直上下方向に移動可能にする駆動部(不図示)から構成されている。
表紙Kが所定位置に停止すると、移動筐体74は第1の基準面BP(図2参照)に移動する。この第1の基準面BPにおいて、搬送された表紙Kの中央部と、表紙貼り付けに最適に冷却された用紙束Saの糊塗布面とが、加圧部材73により圧接されて、確実に接着される。
〈表紙折り曲げ部80〉
表紙折り曲げ部80について図8を用いて説明する。図8(a)は製本工程を説明するための概略工程図である。図8(b)、(c)に示すように、表紙折り曲げ部80が上昇し、表紙Kが用紙束Saの糊塗布面に接着され、さらに表紙折り曲げ部80の左右対称な一対の折り曲げ部材81が、用紙束Saの厚さ方向に表紙折り曲げ部用モータM1の回転により移動し、用紙束Saの糊塗布面の側縁に沿って表紙Kを折り曲げる。図8(d)は製本完成図である。
〈冊子搬送部90〉
冊子搬送部90について、図1を用いて説明する。糊塗布された用紙束Saの背部に表紙Kが貼付されて、おもて表紙と、うら表紙とを形成した冊子Sbは、第1の基準面BPから移動筐体74(図7参照)とともに垂直下方向に移動して第2の基準面BP2に移動した後、冊子Sbは図1において反時計方向に倒される。
冊子Sbは冊子搬送部90により搬送され冊子排出ガイド部110から装置外に排出され、冊子収納部120の昇降排紙台121上に載置され、順次積載される。昇降排紙台121上に冊子Sbが排出、積載されると、昇降排紙台121は順次下降する。
<後処理装置C>
本実施の形態に係る糊付け製本装置Bにより、構成されている。
<画像形成システム>
画像形成装置Aに、本実施の形態に係る糊付け製本装置Bを備えた後処理装置Cを組み合わせたシステムにする事により、サイドグルーや表紙の丸角の無い高い製本品位と、製本時間を短縮と、糊付け製本装置Bの性能をフルに引き出し、活用する効率的な画像形成システムが提供可能となる。
なお、上記の実施の形態では、用紙束Saの挟持時に厚み情報を得る構成で説明したが、これに限るものでなく、例えば、画像形成装置Aより用紙束Saのサイズ情報や、厚み情報や、製本する冊数を糊付け製本装置Bの制御部88に提供する事で、糊付け製本装置Bは用紙束整合動作や、挟持動作や、糊付け動作を、より時間的に無駄なく効率的に動作させることができるようになる。
一例として糊付け製本装置Bは、一連の糊付け製本作業を進める上で、用紙Sの受け入れ可能状態を画像形成装置Aに最適化して知らせられる。すなわち、用紙載置台42が用紙束収容部40上を用紙束搬送部50により上昇し、画像形成装置Aからプリントされた用紙Sを積載する位置に戻り始める時期に、画像形成装置Aへ用紙S受け入れ可能を知らせられる。製本された冊子Sbの排出を待ってから、用紙S受け入れ可能を知らせる事を考えると、大幅な製本作業の効率化が進められる。
10 用紙搬送部
20 排紙部
24 固定排紙台
30 表紙供給部
31 給紙皿
32 給紙部
33、34、35、36、37、38、39、41 搬送ローラ
40 用紙束収容部
42 用紙載置台
43 用紙後端位置決め部材
44 用紙幅整合部材
50 用紙束搬送部
60 糊塗布部
61 糊塗布ローラ
62 糊成型板
63 糊容器
64 移動台
65 糊冷却ファン
66 温度制御手段
70 表紙貼付部
71、72 搬送ベルト
73 加圧部材
74 移動筐体
80 表紙折り曲げ部
81 折り曲げ部材
88 制御部
90 冊子搬送部
100 用紙束挟持部
101a、b 挟持板
102 ねじ
103 ナット
104 トルクリミッタ
110 冊子排出ガイド部
120 冊子収納部
121 昇降排紙台
301 表紙貼付位置
621 ペルチェ素子
622 糊成型板ヒーター
A 画像形成装置
B 糊付け製本装置
C 後処理装置
BP 第1の基準面
BP2 第2の基準面
G1 搬送路切換部
HD 表紙カット部
HP ホームポジション
K 表紙
M1 表紙折り曲げ部用モータ
M2 用紙束挟持用モータ
M3 糊塗布ローラ回転モータ
M4 移動モータ
S 用紙
Sa 用紙束
Sb 冊子

Claims (5)

  1. 画像形成装置から排出された用紙を束にして積載する用紙束収容部と、
    前記用紙束収容部に積載された用紙束の背部に対して相対的に移動し、用紙束の背部に糊を塗布する糊塗布部と、
    表紙を表紙貼付部に供給する表紙供給部と、
    糊が塗布された前記用紙束の背部に前記表紙を接着し、折り曲げ製本する表紙貼付部と、
    を有する糊付け製本装置において、
    前記糊塗布部は、
    前記用紙束の背部に塗布された糊の厚さを規定する糊成型板と、
    前記糊成型板の温度を制御する温度制御手段と、
    前記用紙束の背部に塗布された糊を冷却する糊冷却ファンと、
    を備えたことを特徴とする糊付け製本装置。
  2. 前記糊塗布部は、ホームポジションへの復動時及びホームポジション停止時にのみ前記温度制御手段と、前記糊冷却ファンを動作させることを特徴とする請求項1に記載の糊付け製本装置。
  3. 前記糊塗布部は、用紙束の厚さ情報にもとづき、上下昇降機構により、糊の塗布厚及び、糊成型板と糊冷却ファンの冷却条件を変更することを特徴とする請求項1または2記載の糊付け製本装置。
  4. 用紙に画像を形成する画像形成装置に接続され、請求項1から3のいずれか一項に記載の糊付け製本装置を有することを特徴とする後処理装置。
  5. 用紙に画像を形成する画像形成装置と、請求項4に記載の後処理装置とを有することを特徴とする画像形成システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113650905A (zh) * 2021-08-23 2021-11-16 河南中烟工业有限责任公司 一种卷烟小盒封签纸自动黏贴装置

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