JP3559066B2 - 包装機のロール状ウエブの残量表示装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、その時々のロール状ウエブの残量を表示する包装機に適した残量表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ロール状に巻回した長尺ウエブを用いて印刷したり、被包装物を包装したりする装置においては、装置を稼動させた状態で新たなロール状ウエブを補給したりあるいは装置の停止時期を決める上から、ロール状ウエブの残量を予測したり残りのウエブから成形し得る製品の数量を予測したりする必要がある。
【0003】
特公平5−305号公報は、ロール状ウエブの繰出し終了を検知する装置について開示したもので、ここに開示された装置は、ウエブの巻径とウエブロールの1回転に要する時間とから繰出し終了に至るまでの時間を演算するようにしたものであるが、この種の装置では、ウエブロールの巻径を検知する無接触式のセンサが必要になるばかりでなく、新たなウエブロールへ切換える準備のためのロール状ウエブの残量や残り時間、あるいは装置の停止時期を決める製品成形可能数量についてまで知ることができないといった問題を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、回転速度と入力データとから包装材の残量等を簡単に予測して表示することのできる包装機に適したロール状ウエブの残量表示装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明はこのような課題を達成するために、包材ロールから包材を一定量ずつ引き出して包装物を袋により包装する包装機において、前記包材ロールの回転速度を検出する検出手段と、前記包材の厚さ、前記包材ロールの巻芯径、1包装物の袋の作成に要する前記包材の長さ、及び単位時間当りの包装物成形数量に関するデータを入力する外部データ入力手段と、前記検出手段の検出データと前記外部データ入力手段とからのデータとに基づいて、前記包材ロールの包材の残量、及び以後の稼動可能な時間また以後の包装物成形数量を演算する演算手段と、該演算手段により演算された少なくとも1つの演算結果を表示する表示手段と、を備える。
【0006】
【実施例】
そこで以下に図示した実施例について説明する。
図1は、製袋包装機の包材供給機構に適用した本発明の一実施例を示したものである。
【0007】
図において符号1は、包材sを巻回したロール8を装着するロール軸で、このロール軸1は、包材sの張力を一定に保つためのサーボモータ2に駆動されて回転し、かつこの回転数ωは、ロール軸1に取付けた回転計3により検出されるように構成されている。
【0008】
一方、図中符号10は包材sの残量を演算する残量演算回路で、ここに設けたデータ記憶手段11は、操作パネル上のデータ入力手段18から仕様に応じて使用する包材sの厚みtと、個々の包装物を成形するのに必要な包材sの単位長さLと、包装機の処理能力、つまり単位時間当りに成形し得る包装物の数量Nと、包材ロール8の巻芯径dに関する各データを入力し、記憶保持して後述する演算手段12に出力するように構成されている。
【0009】
また上記した演算手段12は、データ記憶手段11から入力した包材長さLと、単位時間当りの包装物成形可能数量N及び、データ変換手段13を介してデジタル変換された回転計3から入力した単位時間当りの回転数ωの各データをもとに、
πD・ω=L・N
から、その時々の包材ロール8の巻直径D、つまり
D=L・N/π・ω ‥‥(1)
を演算してこの値を表示器16に出力するとともに、
【0010】
演算された包材ロール8の巻径Dと、データ記憶手段11から入力した包材sの厚みt及び巻芯直径dの各データから、包材ロール8に巻かれた包材sの巻数nを
【数1】
として求めた上、包材の残り長さlの式
【数2】
から、その時この包材sの残り長さlを演算し、その値を表示器16に出力するように構成されている。
【0011】
またこの残量演算回路10は、この包材sの残り長さlと、データ記憶手段11から入力した包材sの単位長さLと、単位時間当りの包装物成形可能数量Nの各データをもとに、残りの包材sが無くなるまでの時間Tを、
【数4】
として演算するように構成されている。
【0012】
さらにこの残量演算回路10は、この包材sの残り長さlと、データ記憶手段11から入力した包材sの単位長さLのデータをもとに、残りの包材sから成形し得る袋の数fを、
【数5】
【0013】
またさらに、この残量演算回路10には、データ記憶手段11から入力した巻芯径dをもとに、これに若干の巻込み量Δdを加えて得たd +Δdを設定値とて入力する予告時期設定手段14が設けられていて、この値を比較手段15に出力するように構成されており、また比較手段15は、演算手段12によって演算された包材ロール8の巻径Dと、予告時期設定手段14からの設定量d+Δdとを比較して、両者が一致したときの信号を警報器17に出力して、包材sの繰出し終了が近づいたことを事前に警告するように構成されている。
【0014】
他方、表示器16は図2(a)に示したように、その時々の包材ロール8の巻径D、包材sの残り長さl、包材sが無くなるまでの時間T及び、残りの包材sから成形し得る袋の数fの各データを同時に表示し得るようにするほか、図2(b)に示したように、図示しない操作パネル上の操作キーにより、選択した1つもしくは複数の上記データを表示できるように構成されている。
なお図中符号6は張力調整用のダンサローラを示している。
【0015】
このように構成された装置において、いまある仕様に従った包装物を成形する場合には、はじめに、これに対応する包材sのロール8をロール軸2に装着した上、操作パネル上のデータ入力手段18を操作して、データ記憶手段11に、使用する包材sの厚みtと、1包装物に必要な包材sの長さLと、この包装機が成形し得る単位時間当りの包装物成形数量Nと、包材ロール8の巻芯径dの各データを入力する。
【0016】
そしてこの状態で包装機を作動させると、包材ロール8は、サーボモータ2に駆動されて回転しつつ包材sを繰出し、この際の包材繰出し速度、つまりロール軸1の回転数ωは、ロール軸1に結合した回転計3により検出されて逐一データ変換手段13によりデジタル変換されつつ演算手段12に入力される。
【0017】
このため、演算手段12では、データ記憶手段11から入力した単位包材長さLと、単位時間当りの包装物成形数量Nの各データと、データ変換手段13から入力したロール軸1の回転数ωをもとに、その時々の包材ロール8の外径Dを上記した(1)式により演算し、また、この演算した包材ロール8の外径Dと、データ記憶手段11から入力した包材sの厚みt及び巻芯径dの各データとから、上記(2)式を用いて包材sの残り長さlを演算し、さらに、この演算した包材sの残り長さlと、データ記憶手段11から入力した包材sの単位長さLと、単位時間当りの包装物成形可能数量Nの各データをもとに、上記(3)式から残りの包材sが無くなるまでの時間Tをこの演算し、またさらに、この包材sの残り長さlとデータ記憶手段11から入力した包材sの単位長さLに関するデータをもとに、上記(4)式から成形可能な袋の数fを演算して、これらを表示器16に出力して表示する。
【0018】
また一方、比較手段15は、演算手段12から入力したその時々の包材ロール8の巻径Dのデータと予告時期設定手段14から入力した設定値d+Δdデータとを比較して、巻径Dが設定値d+Δdと一致した時点で警報器17に一致信号を出力し、警報ランプあるいは警報ブザー等を作動させて包材sの繰出しが終りに近くなったことを作業者に知らせる。
【0022】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、包材の残量、及び以後の稼動可能な時間または以後の包装物成形数量を演算して、包装ロールの交換時期や、適切な生産計画を立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す装置の構成図である。
【図2】図(a)(b)はいずれも表示器の各表示態様を示した図である。
【符号の説明】
2 サーボモータ
3 回転計
5 アイマークセンサ
8 包材ロール
9 ロール巻芯
Claims (1)
- 包材ロールから包材を一定量ずつ引き出して包装物を袋により包装する包装機において、
前記包材ロールの回転速度を検出する検出手段と、
前記包材の厚さ、前記包材ロールの巻芯径、1包装物の袋の作成に要する前記包材の長さ、及び単位時間当りの包装物成形数量に関するデータを入力する外部データ入力手段と、
前記検出手段の検出データと前記外部データ入力手段とからのデータとに基づいて、前記包材ロールの包材の残量、及び以後の稼動可能な時間また以後の包装物成形数量を演算する演算手段と、
該演算手段により演算された少なくとも1つの演算結果を表示する表示手段と、
を備えた包装機のロール状ウエブの残量表示装置。
Priority Applications (4)
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JP12058094A JP3559066B2 (ja) | 1994-05-09 | 1994-05-09 | 包装機のロール状ウエブの残量表示装置 |
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JP12058094A Expired - Fee Related JP3559066B2 (ja) | 1994-02-21 | 1994-05-09 | 包装機のロール状ウエブの残量表示装置 |
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-
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