JP3555932B2 - 鉄道車両の設備品固定用ネジ座取付構造 - Google Patents

鉄道車両の設備品固定用ネジ座取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、客室内の縦の握り棒、荷物棚受などの車内設備品を鉄道車両の天井構造にネジ止めするためのネジ座取付構造に関するものであり、ネジ座への現物合わせによるタップ孔加工、及びネジ座と内張との間の隙間調整のための調整パッキンを不要にして、現車作業の簡略化を図り、また、上記設備品の支持構造を簡略化することができるものである。
【0002】
【従来の技術】
通常の旅客輸送用鉄道車両の断面形状の概略は図1に示すようなものであって、屋根の内側に車両骨組があり、天井等の内張3があって、屋根と内張3との間の空間に配管、配線、各種電気機器等の設備が配置されている。
鉄道車両の客室内に所定の間隔で設備品、例えば縦の握り棒、荷物棚受が車体骨組にネジ止めされて配置されている。
車内設備品の典型例として荷物棚受があるが、このものの取付構造は概略図1に示す通りである。すなわち、車体骨組1にネジ座2を所定の間隔に配置して溶接して固着してあり、内張3に荷物棚受4を当て、止めネジ5で荷物棚受4をネジ座2に固定している。
車体骨組1に溶接して固着されているネジ座2と内張3との間に隙間ができるが、この隙間に調整パッキン(スペーサ)6を介在させることにより、止めネジ5の締付け力によって内張3が変形することがないようにしている。
そして、この車内設備の取付は現車合わせでなされ、その段階で、車内設備品の位置に合わせてネジ座2にタップ立てを行い、そのネジ孔に止めネジ5を捩じ込んでいる。
上記のように、従来の鉄道車両の設備品取付構造は、設備品を支持する車体骨組(構体)にネジ座を予め溶接してあり、現車合わせによる設備品取付時にネジ座2にタップ立てを行う必要がある。この作業は面倒で非能率的であり、また上記のタップ立て作業は天井ないしは天井近傍での作業になるので、非常にやりにくい。
この現車合わせ時のタップ立て作業を省略するには、予めタップ加工したネジ座を車体骨組1に溶接しておけばよいのであるが、それでは車内設備品とネジ座との位置合わせ(設備品の取付位置に対するネジ座の位置調整)ができないので、実際にはこのようなやり方は不可能である。
また、ネジ座2と内張3との間の隙間が一定しないので上記調整パッキンの厚さを調整することが必要であるが、この厚さ調整作業が面倒であり、このために設備品の取付作業の能率を一層悪くしている。
【0003】
【解決しようとする課題】
本発明は上記の問題を解消することを目的とするものであり、その課題は、ネジ座の位置を調整自在に配置でき、かつ調整パッキンが不要になるように、ネジ座の取り付け及び支持構造を工夫することである。
【0004】
【課題解決のために講じた手段】
上記課題解決のために講じた手段は、次の要素(イ)乃至(ニ)によって構成されるものである。
(イ)車両本体を横断する方向に天井裏まで延びていて、曲げ剛性が高い補強部材を内張の裏に固着して内張を部分的に補強したこと、
(ロ)上記補強部材に、予めネジ加工したネジ座を上下左右に所定の範囲で移動自在に保持させたこと、
(ハ)上記補強部材を断面U形またはL形の補強部材としたこと、
(ニ)上記補強部材の裏面に2つのL形突起を対向して設けて、これらの対向したL形突起と補強部材とによってネジ座を上下左右に移動自在に補強部材に保持させたこと。
【0005】
【作用】
内張の裏に補強部材を固着し、この補強部材に予めネジ加工したネジ座を上下左右に所定の範囲で移動自在に保持させているので、これを上下左右に動かすことによって、設備品の取付位置に対するネジ座の位置調整を容易に行うことができ、止めネジで締め付けることによってネジ座は上記補強部材にしっかりと固定されるので、設備品は内張及び上記補強部材にしっかり取り付けられる。
例えば荷物棚受などの設備品にかかる負荷は、ネジ座及び上記補強部材を介して内張によって支持されることになるが、上記補強部材は内張の裏にあって車両本体を横断する方向に天井裏まで延びているので、上記負荷は補強部材から広い範囲にわたって分散されて内張に支えられる。
【0006】
また、補強部材は断面U形または断面L形であるから、それ自体の曲げ剛性が高く、したがって局部的に屈曲することはないので、設備品からの力が内張に局部的にかかることはない。それゆえ、内張を変形させることなしに設備品にかかる負荷を内張に支えさせることができる。
以上のように、ネジ座が上記補強部材を介して内張に取り付けられるから、ネジ座と内張との間に隙間が生じることはなく、したがって、この隙間を埋めるための従来技術における調整パッキンは不要であり、さらに当該調整パッキンの厚さを調整する必要もない。
【0007】
また、上記補強部材の断面形状がU形またはL形であるから、比較的薄い補強材でも所要の曲げ剛性を持たせることができる。
【0008】
さらに、上記補強部材に一対のL形突起を設けるという単純な構造によって、上下左右に所定範囲で移動自在にネジ座を保持する保持機構を構成することができる。
【0009】
【実施態様1】
上記解決手段における2つのL形突起の一方を予め補強部材に固着しておき、他方をネジによって着脱自在に補強部材に固着したことである。
【作用】
ネジ座の補強部材への取り付けを簡単、容易に行うことができる。
【0010】
【実施例】
次いで図2、図3を参照しつつ実施例を説明する。
この実施例は、客室内の荷物棚受4の固定用ネジ座取付構造に本発明を適用した例であり、内張3の裏に断面U形の補強部材10を接着等で固着してあり、この補強部材10はネジ座2の取付位置から天井中心近傍まで延びている。この補強部材10の下端近傍においてその底面にL形突起11を固着しており、その上方位置にブロック12を固着し、このブロック12に押え板13をネジ14で着脱自在に固着してブロック12と押え板13とで他のL形突起を構成している。ネジ座2の一端をL形突起11の下に挿入してL形突起11とブロック12との間に嵌め込み、その後、押え板13をブロック12に固定してネジ座2の他端を押えさせる。これによってネジ座2は断面U形の補強部材10の中に装着される。
この実施例においては、L形突起11とブロック12との間の間隔がネジ座2の長さよりも10mm長く、またネジ座2の幅b1が補強部材10の左右のフランジ10a、10a間の幅bよりも10mm狭い。このL形突起11、ブロック12に対する遊び、及び補強部材10のフランジ10a,10aに対する遊び分だけネジ座2は上下左右に移動することができる。
この遊びの範囲は、現車合わせにおいて位置合わせのためにネジ座を移動させる必要のある範囲であるから、実際の必要性を考慮して個々の設備品に応じて適宜選択すればよい。
【0011】
補強部材10がL形部材である場合は、L形補強部材20に上記L形突起11、11を対向して固着し、フランジ21に対向してブロック22をネジ23で着脱自在に固定する。L形突起11,11の間にネジ座を挿入しておいて、ブロック22を固定してフランジ21とブロック22とによってネジ座の左右両側を押さえさせる。これでネジ座は上下左右に移動自在にL型補強部材20に保持される。
補強部材として断面T形部材を用いることもできるが、この場合は、断面T形のフランジを切り欠いて、この部分にU形部材を溶接して固定し、対向する2つのL形突起11をこのU形部材に突設すればよい。
【0012】
また、補強部材の断面形状によっては、一対のL形突起を上下方向に対向させて配置する代わりに、左右方向に対向させて配置する構造を採ることもできる。さらに、図示の上記実施例におけるブロック12と押え板13とからなるL形突起を単一部材とし、これをネジ止め等によって着脱自在に補強部材に固着するようにしてもよい。
【0013】
この発明は、鉄道車両の車内設備品の固定用ネジ座取付構造をその直接的な適用対象とするものであるが、各種の電機機器を支持部材にネジで固定するについて、支持部材の裏側にネジ座を設け、これに上記ネジを螺合させるものに一般的に適用し得るものである。このような適用可能な例としては、各種機械装置の照明器具、配電盤、スイッチ箱、機械要素等の部品固定用ネジ座取付構造がある。
【0014】
【効果】
本発明は以上のとおりであり、次の特有の効果を有するものである。
内張の裏に固定した補強部材にネジ座を、一定の範囲で上下左右に移動できるように保持させたことによって、ネジ座に予めネジ加工しておくことができるから、設備品を現車合わせで取り付けるときにネジ座にタップ立てを行う必要がなく、また、ネジ座と内張との間に介在させる調整パッキンが不要であり、さらに当該調整パッキンの厚さの調整作業も必要ない。したがって、設備品の取り付け作業を簡便にし、その作業能率を向上させることができる。
また、上記補強部材を車両本体を横断する方向に天井裏まで延ばして内張に固着したことによって、設備品による負荷を広い範囲に分散して内張に分担させることができる。また、車体骨組に設備品を支持させるものではないからその支持構造を簡略にすることができる。
さらに、内張が上記補強部材によって部分的に補強されるから、内張の強度が向上し、その形状的安定性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】は鉄道車両本体の設備品固定用ネジ座取付構造の従来例の断面図である。
【図2】は実施例の鉄道車両本体の設備品固定用ネジ座取付構造の断面図である。
【図3】(a)は図2の要部拡大図であり、(b)は(a)のA−A矢視図であり、(c)は(b)のX−X断面図である。
【図4】は他の実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1:車体骨組
2:ネジ座
3:内張
4:荷物棚受
5:止めネジ
6:調整パッキン
10:断面U形の補強部材
10a:断面U形の補強部材のフランジ
11:L形突起
12,22:ブロック
13:押え板
14,23:ネジ
20:L型補強部材
21:L型補強部材のフランジ

Claims (4)

  1. 車両本体を横断する方向に天井裏まで延びていて、曲げ剛性が高い補強部材を内張の裏に固着して内張を部分的に補強してあり、
    上記補強部材に、予めネジ加工したネジ座を上下左右に所定の範囲で移動自在に保持させてあり、
    上記補強部材が断面U形またはL形の補強部材であり、
    上記補強部材の裏面に2つのL形突起を対向して設けて、これらの対向したL形突起と補強部材とによってネジ座を上下左右に移動自在に補強部材に保持させている鉄道車両の設備品固定用ネジ座取付構造。
  2. 上記の2つのL形突起の一方を予め補強部材に固着してあり、他方をネジによって着脱自在に補強部材に固着している請求項1の鉄道車両の設備品固定用ネジ座取付構造。
  3. 上記設備品が荷物棚受である請求項1乃至請求項2の鉄道車両の設備品固定用ネジ座取付構造。
  4. 上記設備品が縦の握り棒である請求項1乃至請求項2の鉄道車両の設備品固定用ネジ座取付構造。
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