JP3549163B2 - 排ガス浄化方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、廃棄物および特殊な廃棄物の燃焼施設から排出される排ガスの浄化方法に関する。本発明は特に、排ガス流から直接得られる乾燥最終生成物を用いる排ガス浄化方法に関する(乾式処理、半乾式処理、噴霧吸収処理、A.Kristensen et al.,「Spruehtrockenabsorption zur Abgasreinigung nach Muell- verbrennungsanlagen」, in 「Technik, Wirtschaft, Umweltschutz」,第7巻、第737−767頁(1983年),EF-Verlag fur Umwelttechnik,発行者:工学博士J. Thome-Kozmiensky 教授,ベルリン,参照)。
【0002】
【従来の技術】
水酸化カルシウム粉末などのカルシウムを含有する塩基性添加物や微粉砕したライムミルクを用いて廃棄物の燃焼から生ずる排ガスを乾式もしくは半乾式浄化する方法においては、塩酸とともに、吸湿性の塩化カルシウムも生ずる。この塩化カルシウムは処理温度が低過ぎると、急激に水分過剰となり、湿潤化してケーキングの原因となったり、処理の停止を引き起こしたりする。
【0003】
ライム(石灰)を用いる廃棄物燃焼施設からの排ガスの処理方法においては、廃棄物ガスの最終温度が、塩化カルシウムの噴霧乾燥におけるのと同じように、非常に高くなるため、水和物中の水成分が、確実に乾燥塩化カルシウムと湿潤塩化カルシウムの間の飽和閾値以下に留まる。このため、上述の燃焼施設は、特に生成物分離のために用いられるホース状のフィルタが過剰に水分を含む生成物のために封止や目詰まりを起こすのを防止し、故障なく生成物を処理するため、通常150〜180℃の比較的高い最終温度で稼働される。
【0004】
しかしながら、この乾式処理方法は、他方塩化水素、フッ化水素、二酸化イオウおよび三酸化イオウという酸性の有毒ガス用吸収施設においては、添加物消費量の増加および/またはこれら有毒ガスの付着割合の低下を引き起こす。この理由は、付着処理における決定的な要因である排ガスと反応生成物における湿度が低過ぎることにある。とりわけ、石灰による二酸化イオウと三酸化イオウの化学吸収は、これら酸性のガスと水との反応による亜硫酸および/または硫酸の生成における中間工程に依存する。
【0005】
この従来行われてきた比較的高温で石灰を用いる乾式および/または半乾式方法において、近年、付着と排煙の割合に対する改善の要求が増加してきたが、それはもはや環境保全の観点から受け入れられない石灰の消費につながる。さもなければ、これら排煙に対する要求はこれらの技術では達成されない。加えて、添加物使用量の増加を与件とすると、付着されたカルシウム化合物に対して処理すべき生成物の量が実質的に増加するが、これは残留物質を最小にするという要求に反することになる。
【0006】
廃棄物燃焼施設から生ずる排ガスの温度は、約200〜300℃の間の稼働条件に依存して変動する。従来の技術による施設での前述の方法においては、排ガスの温度は排ガス流に水を噴射することによって冷却される。このやり方では排ガス温度は約150〜
180℃になるが、この温度は、水の噴射量を制御する制御回路を介して、その150〜180℃の範囲内の一定の温度に調節される。このやり方によれば、排ガスは水蒸気の含有量が平均の12〜14容量%より低くなる。もしこの平均値より水蒸気の含有量が多いと、特に雨水で湿った廃棄物や高湿度の燃焼空気によって排ガスは過剰の水分を含むことになる。したがって、排ガス湿度が最大の変動幅をもって変動するときは、最終分離装置(ティシューフィルタや電気フィルタ)での乾式してはいるが反応性の高いやり方に依存した、これまでの乾燥最終生成物を用いる排ガス浄化方法には、絶えず危険性がつきまとうことになる。
【0007】
ドイツ国特許公報DE39 15 915 A1号には、浄化施設で約120〜130℃の稼働温度にすれば、酸性の有毒ガスに対してもよい分離が達成されたとある。しかし、この温度では、前にも述べたように、固形物の分離に必要なフィルタが目詰まりを起こすという危険性が常につきまとう。したがって、上述のドイツ国特許公報DE39 15 915 A1号に述べられた方法においては、化学吸収は約170℃以上の温度で行われる。しかし界面活性剤の添加により、より多くの反応性の水酸化カルシウム添加物が使われることになり、高温下で低下した分離の程度とこれによって引き起こされる低湿度の問題が補償されなければならなくなる。
【0008】
【発明の目的】
そこで、本発明の目的は、廃棄物燃焼施設から排出される排ガスの浄化方法であって、従来よりも低い温度で実施することができて、かつ排ガスの温度および湿度の変動に左右されずに有害物質を望ましい程度に分離でき、他方分離の際に生ずる反応生成物が過剰の水分を含まないようにしてこれに伴う弊害を回避することができる方法を提供することにある。有害物質の最適な割合の分離は、排ガスと有害物質を含む煤塵に添加された添加物が化学吸収に都合のよい水分を含み、有害物質が可能な限り完全に排ガスから除去されたときに達成される。そして使用された吸収体は、未反応の添加物がごくわずかしか含まれない分離反応生成物中において高度に利用される。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】
上述の問題は、乾式もしくは半乾式吸収に基づいて、排ガス中の有害物質の分離に塩基性のカルシウム含有添加物を用い、塩化カルシウムを含みかつ過剰な水分を含まない反応生成物を形成する廃棄物燃焼施設からの排ガス浄化方法であって、排ガスを、塩化カルシウム二水和物の飽和線で定義される温度より一定の間隔だけ高い、予め設定した温度と実質的に同じ水準まで冷却するため、必要な量の水を、必要な場合に、入口温度、入口水蒸気量および排ガスの入口流量に依存して、排ガス流に供給することを含み、前記予め設定した温度は、塩化カルシウム二水和物の飽和線より0ないし100℃隔たった値であることを特徴とする本発明の排ガスの浄化方法によって解決される。
また、乾式もしくは半乾式吸収に基づいて、排ガス中の有害物質の分離に塩基性のカルシウム含有添加物を用い、塩化カルシウムを含みかつ過剰な水分を含まない反応生成物を形成する廃棄物燃焼施設からの排ガス浄化方法であって、排ガスの水蒸気量を、塩化カルシウム二水和物の飽和線で定義される水蒸気量より一定の間隔だけ低い、予め設定した水蒸気量と実質的に同じ水準まで調整するため、必要な量の水を、必要な場合に、入口温度、入口水蒸気量および排ガスの入口流量に依存して、排ガス流に供給することを含み、前記予め設定した水蒸気量は、塩化カルシウム二水和物の飽和線より0ないし40容量%隔たった値であることを特徴とする本発明の排ガスの浄化方法によって解決される。
【0010】
ライム [Ca(OH)2]、または酸化カルシウムもしくは炭酸カルシウムなどの他のカルシウム化合物と排ガスからの塩化水素との反応により生ずる塩化カルシウムは、分離される反応生成物の水分量に大きな影響を与える。なぜならこの塩化カルシウムは、その水溶液および固体の水和物ともに吸湿性だからである。
【0011】
図1は、温度/水分ダイアグラムにおけるCaCl2・2H2Oの相系の断面図である。線Dは、塩化カルシウムが二水和物の形で存在する地点における温度と水蒸気量の値の組を示す、塩化カルシウム二水和物の飽和線である。飽和線Dの右側では、塩化カルシウムの水和水量は少なく、乾燥している。一方飽和線Dの左側に行くと、塩化カルシウムは自由水に囲まれ出し、より水分を含んで、最終的にはCaCl2・2H2Oの固体基材とともに飽和塩化カルシウム水溶液として増加した水蒸気を含んで存在することになる。これは、燃焼後の排ガスの入口水蒸気と蒸発冷却の際に添加される水蒸気によって決定され、排ガスからの有害物質の分離を目的とする浄化施設において調整される温度と水蒸気量は、上述の塩化カルシウム二水和物飽和線Dの右側に位置しなければならないということを意味する。さもないと、そこでの結果は、過剰の水分を含む反応生成物とこの生成物による目詰まりを引き起こすことになろう。
【0012】
しかし、塩基性添加物(例えば水酸化カルシウム)が多くの水分を含有すること、すなわち排ガスが多くの水蒸気を含有することから、酸性の有毒ガス成分と反応して塩化カルシウムを形成する傾向は高くなるため、添加物をよりよく利用するためには、稼働温度はできる限り低くする必要がある。
【0013】
塩化カルシウム二水和物の飽和線は、塩化水素の吸収だけでなく、二酸化イオイウ、三酸化イオウもしくはフッ化水素など他の酸性有害ガス吸収のためにも、温度と水蒸気量に関して最適な稼働範囲を与えることが分った。
【0014】
これらの事実は、以下の境界線上の場合を例によって説明する。
図1中の点Aは、比較的乾燥した廃棄物を乾燥した空気を添加しながら燃焼して得られる排ガスの温度と排ガス中に含まれる水蒸気量(吸収された水蒸気については容量%)を示す。水を噴霧して冷却することにより、温度は有害な排ガス物質の化学吸収にとって好ましいレベルにまで下げることができるが、この際添加された水のため同時に排ガス中の水蒸気量も増加する。よって、この冷却後の排ガスの温度と排ガス中の水蒸気量は、図1の点Cで示される。
この点Cは、先の塩化カルシウム二水和物の飽和線Dに近接した右側にある。すなわちカルシウム含有反応生成物は比較的乾燥して沈殿・凝縮し、容易に分離される。
【0015】
もし、より多くの水分を含む廃棄物が燃焼されたり、供給される空気の湿度が高かったりして廃棄物の組成が変化すると、放出される排ガスの温度と排ガス中の水蒸気量は、これに応じて変化し(図1の点A’)、特に排ガス中の水蒸気量が増加する。そこで、もし、前と同じ温度Tの下で水の噴霧だけによって調整が行われるとすると、点Cは点C’に移動する。この点C’は塩化カルシウム二水和物飽和線の左側に位置するため、塩化カルシウムを含んで形成される生成物は、水分を過剰に含み、フィルタに目詰まりを生じさせる。
【0016】
この問題を解決するため、従来は、有害ガスの吸収設備を、塩化カルシウム二水和物飽和線から十分離れた安全な高い温度T’で稼働していた。この温度ならば、排ガスの浄化施設での入口条件が変化しても、塩化カルシウム二水和物飽和線Cの十分右側に位置する化学吸収に適した温度と湿度を達成できる(点BとB’)。こうすれば、確かにフィルタの目詰まりやケーキングを起こさない乾燥した分離生成物を得ることができるが、一方、添加物の量が増えるため、温度の低下と低湿度のために、燃焼施設は、反応性が低下した条件下で稼働されることになる。
【0017】
ところで、水を噴霧すると、ほぼ断熱蒸発冷却が行われる。この断熱冷却は塩化カルシウム二水和物の温度/水分ダイアグラムにおいて、塩化カルシウム二水和物飽和線の延びる方向に負の傾きをもつ直線、例えば図1の直線EおよびE’、ならびに図のH、H’およびH”として表される。
【0018】
図2は塩化カルシウム二水和物の温度/水分ダイアグラムにおいて、本発明の進歩性を表すものである。ここでは、浄化設備に送られる排ガスは図1のTまたはT’のような一定の温度には冷却されない。その代わり、排ガスの入口温度および入口水蒸気量に応じて(点F、F’およびF”)、排ガスの温度を、塩化カルシウム二水和物の飽和線によって定まる温度以上の前もって設定しておいた温度まで低下させるのに必要な量の水を供給する。
【0019】
排ガスの温度は準断熱過程を通じて排ガス中の水蒸気量と直接関連しているため、排ガス中の水蒸気量は塩化カルシウム二水和物の飽和線によって定まる水蒸気量より低い所定の値に調節される。排ガスの所定の入口温度と入口水蒸気量(図2の点F)から塩化カルシウム飽和線に向けて進むと、塩化カルシウム飽和線から所定の温度差ΔTと所定の水蒸気量差ΔWだけ離れた点Gに到達する。
廃棄物中の水分および供給される空気の湿度はその時々で異なることから、排ガスの入口温度および入口水蒸気量は、特定の環境の下で突然変化する。図2中において、点F’(図1の点A’に類似したもの)は、点Fより多くの水蒸気量を含む排ガスの状態を示し、また点F”は点F’よりも温度が高い排ガスの状態を示す。本発明の方法によれば、排ガスを冷却する際には、水は、図2において温度および水蒸気量の入口条件が点Gと異なり、かつ塩化カルシウム二水和物飽和線から実質的に同じ温度差ΔTと水蒸気量差ΔWだけ離れた点G’もしくはG”に達するのに必要な分だけ噴霧される。
【0020】
こうして、入口条件が異なっても、有害物質を最適の割合で分離できる方法が提供される。この方法は、塩化カルシウム二水和物飽和線の温度/水分ダイアグラムの右側に位置しこれと平行に延びる作用線Iによって特徴づけられる。この作用線Iは、例えば図2の点G、G’およびG”によって示されるように、冷却後の排ガスの温度と湿度について調整されるべき値を結んだものである。
【0021】
有害物質を最適の割合で分離するためには、作用線Iが塩化カルシウム二水和物の飽和線Dから可能な限り小さい間隔をおいて延びるのがよい。実際には温度差については0〜100℃、そして水蒸気量の差については0〜40容量%が望ましいと分った。特に好ましい値は、温度差については5〜40℃、そして水蒸気量の差については2〜25容量%である。本発明の方法においては、この範囲で選択した値が実質的に維持される。すなわち、塩化カルシウム二水和物の飽和線Dと作用線Iの間の距離が、排ガスの入口条件の変動にかかわらず維持される。
【0022】
温度と水蒸気量は、塩化カルシウム二水和物の温度/水分ダイアグラムを介して互いに直接的な関連を有するため、排ガス中の水蒸気量は、調整の可能な大きさで観察し、塩化カルシウム二水和物飽和線の下方で予め選択したレベルに調節することが可能になる。
【0023】
したがって、図2においては、複数の可能なパラメータの組合せ(廃棄物中の水分、ボイラの運転方法、ボイラの負荷、ボイラの汚れおよび燃料の組成に依存する)により、入口温度が等しくて入口湿度が異なるもの(点FとF’)とこの逆、すなわち入口温度が異なって入口湿度が同じもの(点F’とF”)を含む3つの例(点F、F’およびF”)が示されている。生成物における実質的に一定の水分量とこれに伴う安定した分離条件を保証する作用線に到達するためには、冷却用にそれぞれまったく異なる量の水を蒸気冷却器および/または噴霧吸収器に噴霧し、断熱曲線に沿ってダイアグラム上を移動させなければならない。
【0024】
廃棄物の組成、ボイラの負荷、ボイラの汚れまたは供給される空気の湿度に依存して多かれ少なかれ、また遅かれ早かれ変動する排ガスの温度と湿度を平行な冷却曲線によって分画される領域に収めるためには、排ガスの温度と排ガス中の水蒸気量を浄化施設へ導入する前に知っておかねばならない。冷却に必要な水の量も施設内での排ガスの処理量に依存するため、排ガスの温度・水蒸気量とは別に、排ガスの流量も入口条件の一つとして測定しなければならない。冷却曲線は温度と水蒸気量の両面にわたり、広い範囲で平行かつほぼ直線状に延び、かつ塩化カルシウム二水和物の飽和線も、廃棄物燃焼施設で従来使用されてきた範囲内では、同様に直線状に延びるため、温度の調節においては、図3の塩化カルシウム二水和物の温度/水分量ダイアグラムに示されるような数学的な関係が得られる。
【0025】
図3および後述の数式の導出で用いられるパラメータは以下の通りである。◎D=塩化カルシウム二水和物飽和線
I=作用線=関数f(t)
m=関数f(t)の正の傾き
b=f(t)の切片
K=角度の定数
t1=冷却前の排ガスの入口温度
t2=冷却後の排ガスの調整温度
w1=冷却前の排ガスの入口水蒸気量
w2=冷却後の排ガスの調整水蒸気量
数式の導出:
f(t)=m・t−b (1)
Δw=f(t)−w=d (2)
z=c(sinβ/ sinγ) (3)
Δt=z sinα (4)
◎式(3)を式(4)に代入して、
Δt=c(sinβ/ sinγ) sin α (5)
◎式(2)と式(5)から、
Δt=[f(t)−w1]c(sinβ/ sinγ) sin α (6)
γ=m−90°−α
◎式(1)を式(6)に代入して、
Δt=[m・t1−b−w1]c{sin(90°−m)/sin(90°−m−α)} sinα (7)
{sin(90°−m)/sin(90°−m−α)} sinα=K(=const.)
Δt=t1−t2
t2=t1−Δt (8)
目標点の座標は、式(7)を式(8)に代入し、この結果得られた式(9)を式(1)に代入することにより求まる。
t2=t1−[(m・t1−b−w1)・K] (9)
w2=m・t2−b (10)
排ガス処理の制御計画に上で得られた依存関係を挿入することについては、以下に述べる。
この制御においては、いわゆる「バックトリム付のフィードフォワード(feed-forward with back-trim) 」原理で作動するカスケードルールが適用される。「フィードフォワード」信号は、式(9)のアルゴリズムによってつくられ、調整温度を反映するものである。カスケードルールという呼び名は、2つの制御が連続してつながっていることから来ている。信号の流れにおいて、最初に位置する制御はガイド制御(guide control) と呼ばれ、その次の制御はシーケンシャル制御(sequential control)と呼ばれる。
【0026】
噴霧に実際に必要な水量を定めるため、計算された調整温度と蒸発冷却器の手前における排ガス温度の差を求める。ついでこの温度差は、排ガスの流量および、熱容量と蒸発エンタルピーを組合せた定数によって乗ぜられる。
【0027】
「バックトリム」信号は、計算された調整温度(式(9)による)と水の噴霧後実際に測定された温度の差に基づいて発せられる。この温度差は、ついでPI方式(ガイド制御)により、冷却によって達成されるべき温度差に訂正される。こうすることで、パラメータの最適な制御と与えられた制御の延長が行われ、調整温度と実際の温度の差が非常に小さくなることが約束される。
【0028】
こうして決定される水の量は、次いでシーケンシャル制御を介して次の設定機器に送られる。
【0029】
排ガス流の中に設置される湿度測定具は、式(9)から得られる調整水蒸気量と、ティシューフィルタの前および/または後で測定される水蒸気量の比較の形で行われるもっともらしい制御を介して監視される。次いで塩化カルシウム/水の物質系において線形関数(式(1))の形で表される作用線Iが、切片bの上方で平行に変位される。
こうして、塩化カルシウム二水和物の飽和線から安全な間隔を予め選定し、燃焼施設の型や種々の要求に応じて手動で設定することができるという可能性が生まれる。
【0030】
さらに、計算した調整温度の代りに、例えば温度の測定が失敗したときのために、予め選択し固定した温度を表示しておくということもある。調整温度の最大値を選択することにより、予め設定・固定しておいた最低温度が達成されないという事態は確実に防止される。
【0031】
最後に、噴霧される水の量を最小とする選択をすることにより、許容量を超えた水が放出されるのを防止することができる。
【0032】
排ガスから放出される有害物質を吸収する塩基性のカルシウム含有添加物としては、これまでこの目的のために使用されてきた添加物すべてを用いることができ、好ましいのはライム、酸化カルシウムおよび炭酸カルシウムである。界面活性剤のような添加物も、分離の程度を向上させるためならば用いることができるが、必須のものではない。
【0033】
カルシウム含有添加物は、冷却および/または水蒸気量の調整の後に通常のやり方で、十分に分散された形で排ガスに導入される。また、カルシウム化合物は溶解および/または分散された形、例えばライムミルクのような形態で添加してもよい。添加物の溶液自体は、冷却のため、および排ガスの湿度を設定するために、その一部が使われるだけでもよいし、また全部が使われてもよい。供給される添加物の量は、有害物質の安全かつほぼ完全な分離が達成されるよう、必ず測定されねばならない。
【0034】
冷却と湿度調整のために必要な水の量は、排ガスの浄化施設における入口パラメータ(温度、水蒸気量および流量)から計算されるため、実際には冷却が完了した後に、排ガスの温度と水蒸気量を調べ、必要ならば水を追加噴霧してこれらを調整値に制御すると都合がよい。この際排ガスの流量は、既知の温度および/または水蒸気量についてのみ補償がなされればよいため、もはや測定する必要はない。図4は、本発明の方法に適した排ガス浄化施設の説明図である。
【0035】
ボイラ1から排出された排ガスは配管2を介して反応器6に導入されるが、排ガスが反応器6に入る前に、温度3、水蒸気量4および排ガスの流量5が求められる。排ガスは反応器6を底から上方に通過する。反応器6の下部では、適当なノズルを介した水の噴霧14により、排ガスの冷却が行われる。次いで塩基性カルシウム化合物の噴霧14が、有害ガスの装入の度に行われる。必要ならば、二つの工程(13と14)をまとめ、カルシウム化合物の懸濁液を噴霧する形で行ってもよい。排ガスは反応器6を出ると、配管7を通ってティシューフィルタ状の煤塵分離器10を通過し、ここで排ガスに添加された化学物質からの反応生成物、余剰の化学物質および排ガス中の灰が分離される。煤塵分離器10の下流側にある通風筒11は、施設内での圧力損失を解消するためのもので、また煙突12を介して浄化された排ガスを大気中に放出する。
【0036】
排ガスの温度を、塩化カルシウム二水和物の飽和線より上方に隔たった前もって選定した温度に一致するよう冷却するのに必要な水量は、すでに述べたように、制御装置19における、温度3、水蒸気量4と9、およびその後の温度補償、さらに温度8と排ガスの流量5と18を加えた調整値の計算20において決定される。必要な水量は、制御装置17を介して制御バルブ15により調節される。水16の量は、実際の値が制御装置17に送られる。
【0037】
【実施例】
本発明の方法を、下記表1において、燃焼施設における従来の排ガスの湿度制御方法と比較する。
【0038】
【表1】
【0039】
従来の固定された温度の下で行う方法は、上記表1の施設の欄におけるAとBに相当し、やや低い温度で行うため、ホース状のフィルタが目詰まりを起こし、施設は度々稼働を停止しなければならない。このため、稼働する際には、化学反応性にとっては好ましくないが、塩化カルシウム二水和物の飽和線から十分離れた位置で浄化を行うようにし、温度は150℃で稼働させなければならない。
【0040】
新しく建設される施設においては、限界値は17BImSchV である。このため安全性に配慮して温度を高いレベルに設定した稼働は不可能である。なぜなら、ライムの使用量を許される範囲に抑えながらこの限界値を達成しようとすると、比較的高い排ガス湿度が必要になり、その結果稼働温度は約120〜140℃の比較的低いレベルになるが、この温度レベルでは排ガスの湿度変動が避けられないことを前提とすると、上述の稼働上の問題が発生する。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、排ガス浄化施設を平均で、これまで用いられてきた従来の方法における温度より低い温度で稼働することができる。これは、本発明においては、分離生成物の過剰な水分によるフィルタの目詰まりを避けるための十分に高い安全温度を維持する必要がないからである。それどころか、本発明によれば、簡単な手段で、固体反応生成物の技術的に制御可能な物理的特性(硬度、粘度、ケーキング傾向)を維持しながら、同時に化学反応のために最適な水分量を調節することができる。本発明の方法は、有害物質分離の割合を増加し、かつ残留物の量を、環境・生態系に対して衛生的に、最小限にとどめながら行われる。そして、本発明の方法によれば、燃焼施設稼働の安全性も増す。さらに、例えば界面活性剤などに添加物は、有害物質分離の割合を増加させるためには必要ではなくなる。
【0042】
本発明の方法を実施するためには、施設に制御装置を取り付けることを除けば、費用のかかる設備を備える必要はない。添加物の消費量を減らして同時に有害物質の分離割合を増加させるため、本発明の方法によれば、きわめて経済的に施設を稼働させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】温度/水分ダイアグラムにおけるCaCl2 ・2H2Oの相系の断面図
【図2】塩化カルシウム二水和物の温度/水分ダイアグラムを用いた本発明の進歩性の説明図
【図3】塩化カルシウム二水和物の温度/水分ダイアグラム
【図4】本発明の方法に適した排ガス浄化施設の説明図
【符号の説明】
1 ボイラ
2 配管
6 反応器
7 配管
10 煤塵分離器
11 通風筒
12 煙突
17 制御装置
19 制御装置
Claims (6)
- 乾式および半乾式吸収により、塩基性のカルシウムを含有する添加物を用いて、過剰な水分を含まない塩化カルシウムを含有する反応生成物を形成しながら、廃棄物燃焼施設から排出される排ガス中の有害物質を分離する排ガスの浄化方法であって、排ガスを、塩化カルシウム二水和物の飽和線で定義される温度より一定の間隔だけ高い、予め設定した温度と実質的に同じ水準まで冷却するため、必要な量の水を入口温度、入口水蒸気量および排ガスの入口流量に依存して、排ガス流に供給することを含み、前記予め設定した温度は、塩化カルシウム二水和物の飽和線より0ないし100℃隔たった値であることを特徴とする排ガスの浄化方法。
- 乾式および半乾式吸収により、塩基性のカルシウムを含有する添加物を用いて、過剰な水分を含まない塩化カルシウムを含有する反応生成物を形成しながら、廃棄物燃焼施設から排出される排ガス中の有害物質を分離する排ガスの浄化方法であって、排ガスの水蒸気量を、塩化カルシウム二水和物の飽和線で定義される水蒸気量より一定の間隔だけ低い、予め設定した水蒸気量と実質的に同じ水準まで調整するため、必要な量の水を入口温度、入口水蒸気量および排ガスの入口流量に依存して、排ガス流に供給することを含み、前記予め設定した水蒸気量は、塩化カルシウム二水和物の飽和線より0ないし40容量%隔たった値であることを特徴とする排ガスの浄化方法。
- 前記塩基性のカルシウム含有添加物は、前記水蒸気量を調整した後に供給される請求項2記載の方法。
- 前記塩基性のカルシウム含有添加物は、ライム、酸化カルシウムおよび炭酸カルシウムから選択される請求項1または2記載の方法。
- 前記塩基性のカルシウム含有添加物は、前記水蒸気量の調整に必要な量の水に一部もしくは全部が溶解ないし懸濁された状態で供給される請求項2ないし4のいずれか一項記載の方法。
- 前記温度調整または水蒸気量調整に必要な水の量は、排ガスの排ガス浄化施設からの出口における温度と水蒸気量に依存して制御される請求項1ないし5のいずれか一項記載の方法。
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