JP2810024B2 - プロセスガスの浄化方法 - Google Patents

プロセスガスの浄化方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボイラー内の燃焼
の際に、特に廃棄物の燃焼の際に、形成される煙道ガス
の様なプロセスガスを洗浄する方法であって、吸収材お
よび/または吸着材の様な収着材(sorbent )をプロセ
スガスに供給し、プロセスガス中に存在する気体状の汚
染物、例えば酸性化成分および/または重金属および/
または有機化合物、と反応させ、それによって粒子状の
汚染物を形成させ、これを後に続く粉塵分離装置で分離
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】 発明の背景 気体状汚染物を収着するには、いわゆる乾式方法および
いわゆる湿−乾式方法の2種類の異なった方法が一般的
に適用される。
【0003】原則的に、乾式方法は廃棄物の燃焼に適用
され、乾燥した、細かく粉砕した粉末の形態の収着材を
接触反応器中で煙道ガスに供給するのが特徴である。収
着材は、例えば石灰の様な吸収材でよく、これが煙道ガ
ス中に存在する酸性化成分を吸収し、それによって粒子
状の汚染物が形成され、この汚染物がいわゆる残留物質
と共にバッグフィルターの様な粉塵分離装置で分離され
る。吸収に適した操作温度を得るために、通常、接触反
応器の前に配置した冷却塔の中に水を注入し、その水を
蒸発させることによって煙道ガスを冷却する。湿−乾式
方法は、一般的に廃棄物または石炭の燃焼に適用され、
収着材溶液または収着材懸濁液を接触反応器中で煙道ガ
ス中に注入するのが特徴である。この場合も、形成され
た粒子状汚染物の分離は例えばバッグフィルターで行な
う。収着に適した操作温度は、溶液または懸濁液中の水
が煙道ガス中で蒸発することにより得られる。両方法と
も、完全に乾燥した残留物質が得られる。
【0004】収着能力、したがって分離の程度は、収着
が起こる温度および含水量によって大きく異なる。煙道
ガス温度の、煙道ガスの含水量に対する比は、それらの
相対湿度またはいわゆる状態で表される。
【0005】相対湿度とは、その時の水蒸気分圧の、同
じ温度における対応する飽和圧力に対する比として定義
される。煙道ガスの含水量は、一方で燃焼後の入り口含
水量に由来し、他方では煙道ガスを冷却するために供給
される水の量に由来する。含水量が増加するにつれて、
収着能力、すなわち収着材が煙道ガスの気体状汚染物と
反応する傾向が増加し、そのため、収着材を十分に活用
するには、温度をできるだけ下げる必要がある。しか
し、分離された残留物質に関しては含水量に上限があ
る。含水量が高過ぎると、残留物質が湿り、したがって
粘着性になり、バッグフィルターのフィルターバッグの
目詰まりを引き起こす。残留物質の処理も実際上不可能
になる。吸収材としての石灰と煙道ガスの塩化水素の反
応によって形成される吸湿性の塩化カルシウムは、分離
された残留物質の含水量にとって非常に重要である。他
方、含水量が低すぎると、収着能力が低下し、ある一定
の分離を行なうための収着材の消費量が増加する。この
様に、煙道ガスの状態を、問題とする処理に最適な水準
に調整することは困難である。
【0006】燃焼している燃料中の組成が、特に廃棄物
の燃焼では、大きく変化するので、煙道ガスの温度およ
び含水量ならびに酸性化成分の量が著しく変動すること
が多い。これらの変動は非常に急速に起こることもあ
り、エミッションピークが生じる、すなわち煙道ガスの
気体状汚染物の出口含有量が一時的に高くなる、ことが
ある。そのため、問題とする処理に対して煙道ガスの状
態を最適な水準に調整することがさらに困難になる。
【0007】例えば乾式方法における従来の技術では、
必要な水の量を調節して煙道ガス中に注入し、煙道ガス
の温度を、好ましくは冷却塔の直後に連続的に測定する
ことによって、粉塵分離装置中の温度を一定水準に設定
する。煙道ガスの含水量は上記の様に変動するので、煙
道ガスの状態はこの技術では調整することができない。
したがって、吸収剤として石灰を使用する場合、粘着性
の残留物質を避けるために、含水量の平均値は、塩化カ
ルシウムの決められた飽和曲線に対して大きな余裕で選
択しなければならず、そのために比較的高い一定温度を
選択しなければならない。その結果、分離の程度が低く
なる、および/または収着材の消費量が大きくなる。通
常、石灰は、冷却塔と粉塵分離装置の間に配置された接
触反応器中で煙道ガス中に注入される。石灰の量は、酸
性化成分の含有量に対して供給する。酸性化成分の放出
は、石灰の供給によってのみ制御され、給水または洗浄
の調節とは結び付いていないので、酸性化成分の分離に
最適な条件を達成することは不可能である。制御機構お
よび石灰自体の慣性(inertia) のために、特にエミッシ
ョンピークの場合に、酸性化成分の吸収に対する応答が
遅い。そのために、エミッションピークの場合に増加す
る酸性化成分の含有量に打ち勝つのに十分な量の石灰が
煙道ガスに供給されるまでに比較的長い時間がかかる。
上記のことは図1の曲線A、BおよびC0から明らかで
あり、時間t1およびt2の合計が石灰の総応答時間に
なる。
【0008】そのため、24時間および30分間の平均
値を定めた新しいEUの条件の様な、短時間に対する最
大許容平均値により放出保証に課せられる、益々厳しく
なる条件を満たすことも困難である。例えば、これらの
新規則による塩化水素および二酸化硫黄に関する24時
間値は、それぞれ10および50 mg/Nm3 になり、対応
する30分間値はそれぞれ60および200 mg/Nm3
ある。特定の最大瞬間制限値を超える放出を許さない顧
客の条件に適合させることも困難である。
【0009】EP596229は、廃棄物の燃焼で形成
される煙道ガスを浄化するための乾式および湿−乾式方
法を開示している。ここでは、煙道ガスの酸性化成分を
分離するためのカルシウム含有吸収材を使用する。好ま
しい条件を達成し、同時に、分離された残留物質が吸湿
性の塩化カルシウムのために過剰な水分を含むのを防止
するために、入口温度および接触反応器への煙道ガスの
含水量ならびに入口ガス流量を測定する。この目的に必
要な水の量は、出口温度および接触反応器から出る煙道
ガスの可能な含水量の測定値を考慮することにより決定
することができる。この様にして水の量は調整され、予
め決められた操作温度および含水量、すなわち塩化カル
シウムに関して明確にされた飽和曲線に対して予め決め
られた一定基本水準にある状態に冷却するために、煙道
ガス中に注入される。その結果、過剰な水分を含む、粘
着性の残留物質が形成される問題が事実上解決される。
しかし、上記の一定水準と塩化カルシウムの飽和曲線の
間は比較的大きく離れているので、最適な吸収能力は得
られず、そのために分離の程度が低くなり、特に排気中
の酸性化成分の含有量が一時的に高い場合には、排気の
設定制限値を超えない様にするために吸収材の消費量が
高くなる。煙道ガスの状態を制御する機構も比較的複雑
であり、上記のパラメータを測定するための大規模な測
定装置を必要とするので、経費がかかる。その上、排気
の監視および浄化の制御はこの制御機構に組み込まれて
いないので、吸収材の消費は大きくなる。吸収材の消費
量が高いということは、残留物質中の未使用吸収材の量
が増加し、吸収材の供給ならびにこれらの残留物質の堆
積にかかるコストが増加するということを意味する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の点に関して、煙道ガスの様なプロセスガスを、好まし
くは迅速、簡単で安価な制御機構を使用し、特に気体状
汚染物の含有量が高い場合に、プロセスガスの気体状汚
染物の放出に対して設定された制限値を超えない様にし
て浄化する方法を提供し、該汚染物を分離するための収
着材の消費量を最少に抑えながら、残留物質を確実に処
理することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的は、プロセスガ
スの含水量および温度を測定する、冒頭に記載した種類
の方法であって、プロセスガス中の気体状汚染物の少な
くとも1種の含有量を測定することを特徴とする方法に
よって達成される。
【0012】
【発明の実施の形態】該含水量および温度から決定され
るプロセスガスの相対湿度を、実質的に一定した基本水
準からより高い水準に増加させるが、該増加は、該含有
量が上限値を超えることにより開始される。プロセスガ
スに供給する収着材の量を増加させる。限定された第一
期間の後、相対湿度を減少させる、および/またはこの
減少を、該含有量が下限値未満になった時に開始し、そ
れによって相対湿度を該基本水準に戻す。
【0013】相対湿度の基本水準は、好ましくは約2〜
40%の範囲内である。基本水準は、個々の製法の経験
に基づき、温度、含水量、残留物質の処理、および腐食
の様な、相対湿度に影響するパラメータにより決定さ
れ、上記の残留物質に関わる問題なしに、当該プロセス
の連続運転に許容される最適状態である。例えば、乾式
方法による廃棄物の燃焼では、相対湿度は、約110〜
150℃の温度に対応する約4〜6%の範囲内でよいの
に対し、例えば石炭の燃焼における相対湿度は、約60
〜80℃の温度範囲に対応する約30〜40%の範囲内
でよい。
【0014】相対湿度は上記の増加により約0〜50%
の範囲に増加し、次いで、0〜6時間の、特に約1〜2
0分間の前記第一期間の間に減少する。相対湿度の増加
および前記第一期間は、個々のプロセスにより決定され
る。注意すべきは、相対湿度の増加が、また減少も、非
常に急速に、好ましくは約20〜40秒間のオーダーの
間に起こることである。
【0015】相対湿度は、乾燥粉体の形態で存在する収
着材の供給を増加する前に増加させるのが好ましいが、
収着材溶液または収着材懸濁液の供給増加により全体的
に、または部分的に増加させるのも有利である。本発明
により相対湿度の調整に組み込まれる、収着材、収着材
溶液または収着材懸濁液の増加量は、プロセスガスの気
体状汚染物の含有量に関して、個々のプロセスに基づい
て決定される。
【0016】好ましくは、塩化水素および/または二酸
化硫黄および/または水銀の様な気体状汚染物の入口お
よび/または出口含有量を測定する。入口含有量とは未
処理ガス含有量を意味し、出口含有量とは、大気中に放
出される浄化されたプロセスガス中の気体状汚染物の含
有量を意味する。
【0017】吸収材は、石灰、好ましくは石灰石、焼き
石灰または水酸化カルシウム、重炭酸ナトリウムまたは
炭酸ナトリウムからなり、吸着材は、炭素、好ましくは
活性炭またはコークス、からなる。
【0018】相対湿度は、プロセスガス中で蒸発する液
体、特に水、を供給することによって、および/または
エネルギー回収工程、特に熱交換器、例えばボイラーに
接続したエコノマイザー、を使用して温度を下げること
によって、増加させるのが好ましい。
【0019】粉塵分離装置の清浄化は、最後の清浄化操
作から0〜24時間後の、限定された第二期間の後に行
なうことができ、好ましくは、相対湿度が該基本水準
に、または該基本水準未満に維持されている時に行な
い、清浄化操作の後に該基本水準に再び増加するように
相対湿度を下げる。プロセスガスに供給する収着材の量
は、相対湿度が該基本水準より低い時、プロセスガスの
非最適状態を補償するために、増加させのが好ましい。
洗浄の際、上記の様に該基本水準にあるか、またはそれ
より低いことにより、残留物質は確実に処理される。
【0020】本発明により、相対湿度が急速に増加する
ので、プロセスガスの非常に好ましい状態が迅速に得ら
れる。これは、供給された収着材の増加量が効果を発揮
するまでの、プロセス中に存在する収着材と気体状汚染
物との反応に対する応答が非常に速いことを意味する。
吸着に関して、相対湿度に対する応答時間は、対応する
収着材に対する応答時間よりもはるかに短いことが分か
った。プロセスガスの相対湿度は、問題とするプロセス
の連続運転にとってすでに最適である基本水準よりも高
いので、収着材は状態が非常に良いために非常に良好な
吸着能力を得る。
【0021】相対湿度のこの急速な増加と、収着材のゆ
っくりした供給との組合せによって、分離の程度が増加
し、したがって、プロセスガス中に存在する気体状汚染
物を分離するための収着材の消費を最少に抑えながら、
低水準の放出を達成することができる。これによって、
非常に短い時間に対する最大許容平均値および瞬間的な
制限値に関して益々厳しくなる排出ガス規制にも対応す
ることができる。相対湿度の増加は、事実、分離された
残留物質の好ましくない湿分増加を引き起こす。しか
し、その増加は短時間でしか起こらないので、それによ
って生じる湿った残留物質は著しく大量の乾燥した残留
物質により希釈され、問題となることはない。
【0022】
【実施例】以下に、添付の図面を参照しながら、本発明
をより詳細に説明する。
【0023】図1は、廃棄物の燃焼で形成される煙道ガ
ス中の、塩化水素を含んでなる酸性化成分の含有量に関
する、相対湿度に対する制御系の変動の一例、ならびに
従来の技術に対する本発明の効果を図式的に示す(図3
も参照)。
【0024】図1の曲線Aは、煙道ガスの塩化水素の入
口含有量、すなわち未処理ガス含有量、の変動を示し、
曲線Bは、塩化水素の入口含有量の変動に対応する、煙
道ガスの酸性化成分、例えば塩化水素や二酸化硫黄、と
反応させるために煙道ガスに供給する収着材の変化、お
よび粒子状の、分離可能な汚染物の形成を示す。収着材
は、細かく粉砕した石灰粉体の形態の吸収剤からなる。
塩化水素の入口含有量は、曲線Aにしたがって、一般的
に200〜1000 mg/Nm3 の範囲内で変動し、加えた
石灰の含有量は、曲線Bにしたがって、一般的に200
〜3000 mg/Nm3 の範囲内で変動する。
【0025】曲線Aにしたがう従来技術では塩化水素の
入口含有量の変動は、曲線C0により表される放出物の
好ましくないピーク、すなわち出口塩化水素の一時的な
高含有量、を引き起こす。塩化水素の出口含有量は、一
般的に5〜30 mg/Nm3 の範囲内で変動する。これらの
放出物ピークは、曲線Bにしたがって増加する石灰供給
が十分に速くないために生じる。一方で、制御系におけ
る実際の慣性により、石灰の供給を増加させるための制
御信号が発信されてから、煙道ガスに供給される石灰の
量が増加し始めるまでの遅延時間t1がかかり、他方、
塩化水素の含有量増加に打ち勝つために、十分に増加し
た量の石灰が供給されるまでに時間t2がかかる。時間
t1およびt2はそれぞれ1〜5分のオーダーであり、
図1から明らかである。時間t1およびt2の合計は、
石灰の効果が十分に発揮されるまでの、石灰の総応答時
間を構成する。
【0026】石灰の供給を単に増加させるだけでは、こ
れらの高い放出ピークに十分迅速に対処できないので、
本発明により、煙道ガスの相対湿度を短時間増加させる
が、これを相対湿度の制御を表す曲線Dで示す。これ
は、相対湿度の最適な一定した基本水準BLに対して、
測定された塩化水素の出口含有量が予め決められた上限
値ULを超えた時に起こる。相対湿度の基本水準BL
は、問題とするプロセスにしたがって煙道ガスの出口含
水量に対して操作温度を制御することにより達成され
る。煙道ガスの相対湿度は、供給される水の量を増加さ
せることにより増加する。水の供給は、大きな時間遅延
なしに、実際上直ちに行なわれるが、これは非常に短い
時間p3により示され、したがって相対湿度の総応答時
間を構成する。つまり、煙道ガスが、その酸性化成分と
プロセス中に存在する石灰を反応させるための非常に好
ましい条件を迅速に獲得し、塩化水素の出口含有量が急
速に減少するが、このことは、本発明の方法で塩化水素
の出口含有量を示す曲線C1から分かる。相対湿度の、
増加水準BIへの増加Iには時間t4がかかり、その後
に相対湿度が十分な効果を発揮する。時間遅延t1の
後、煙道ガスに供給される石灰の量が増加し始め、相対
湿度は、関与するプロセスにより限定された時間t51
の後、十分な量の石灰が加えられた時に減少し、相対湿
度の最適な一定基本水準BLに戻る。上記の本発明の方
法は、塩化水素の含有量が上限値ULを超えた時に再度
繰り返される。
【0027】相対湿度の増加Iにより、塩化水素の出口
含有量は急速に減少するが、上記の様に石灰の供給は増
加する。供給量の石灰は、上記の増加水準BIの際に部
分的に、実質的にはその後に、煙道ガスの酸性化成分と
反応する。相対湿度の増加Iは、石灰の供給増加だけと
比較して、酸性化成分の分離に対する応答がはるかに速
いので、放出物ピークはこの様にして、石灰自体が放出
物制御を引き継ぐまで、設定された限界値にしたがう水
準に低く維持される。このことは、曲線C1による塩化
水素の出口含有量から明らかである。
【0028】相対湿度の増加Iにより、煙道ガスの非常
に好ましい状態が得られ、それによって石灰が効率的に
活用され、収着材の消費が低減される。相対湿度の増加
水準BIの期間が短いと、連続運転に可能な最適水準、
すなわち基本水準BLよりも高いこの状態も許容され
る。形成された、湿った塩化カルシウムは、分離された
残留物質を粘着性にするが、相対湿度の増加水準BIの
期間が短いことにより、残留物質の分離された湿った部
分が、著しく大量の、緩衝剤として作用する残留物質の
乾燥した部分により希釈されるので、問題にはならな
い。曲線Dに示す、2つの連続した洗浄操作の間の期間
t52は、関与するプロセスにより決定され、相対湿度
が一時的に基本水準BL未満に減少し、洗浄後に再び基
本水準BLに増加する。洗浄操作では、非最適状態(図
には示していない)を補償するために、石灰の量を増加
させる。あるいは、洗浄操作を基本水準BL上で行なう
こともできる。その結果、残留物質は確実に処理するこ
とができる。図1の曲線は、本発明の原理を例示するた
めであって、実尺ではないことに注意する。
【0029】図2は、本発明の方法を使用し、特に放出
ピークの場合に、制御機構の使用により気体状汚染物を
最も効果的に抑制し、残留物質を確実に処理できる、煙
道ガスの乾式浄化方法に設備を図式的に示す。この設備
は、冷却塔2、接触反応器4、および廃棄物の燃焼で形
成される煙道ガスから残留物質を分離するための、バッ
グフィルター6の形態の、布地(fabric)フィルターを
含んでなる。
【0030】家庭の廃棄物や産業廃棄物の様な廃棄物か
らなる燃料はボイラー1に供給される。ボイラー1で燃
焼の際に形成される煙道ガスは、実質的に粉塵および酸
性化成分、例えば二酸化硫黄および塩化水素、を含み、
ボイラー1の出口温度は約200〜300℃である。形
成される煙道ガスの温度および含水量は、燃焼している
廃棄物の組成が不均一であるために、急速に、且つ大き
く変動する。煙道ガスは先ず冷却塔2を通り、水の注入
により冷却されるが、その水の量は、出口温度およびバ
ッグフィルターから出る煙道ガスの含水量に関して、相
対湿度の最適な、一定基本水準BLが得られる様に調整
される。水は、従来の様式で、ノズル機構3を使用して
注入される。冷却された煙道ガスは接触反応器4の中に
送られ、石灰が細かく粉砕された水酸化カルシウムの形
態で供給される。冷却塔2で冷却された後、煙道ガス
は、その酸性化成分を水酸化カルシウムと反応させるの
に非常に好ましい状態になっている。続いて、煙道ガス
はバッグフィルター6に送られ、そこで、粉塵、反応生
成物および未使用水酸化カルシウムからなる、形成され
た残留物質が分離される。バッグフィルター6のフィル
ターバッグは予め決められた規則的な間隔で清浄化さ
れ、残留物質は、矢印7で示される様に、導管を通して
除去され、その後の処理および堆積にまわされる。バッ
グフィルター6から出るきれいになった煙道ガス中の塩
化水素の出口含有量、ならびに煙道ガスの出口温度およ
び含水量を連続的に測定し、これらのパラメータを、図
2でそれぞれHCl、TempおよびH2Oで示す。浄化さ
れた煙道ガスは最終的にファン8により煙突9に送ら
れ、大気中に放出される。
【0031】塩化水素の出口含有量が、例えば10 mg/
Nm3 の、予め決められた最大24時間平均値ULを超え
た時、冷却塔2中の煙道ガスに水を注入することによ
り、問題とするプロセスの経験から確立した、例えば
5.6%RHの最適な一定基本水準BLから、例えば
7.3%RHの増加水準BIに、すなわち約30%の増
加Iで簡単に増加する。平行して、煙道ガス中の塩化水
素含有量増加に対処するために、水酸化カルシウムの供
給を、例えば1000 mg/Nm3 増加させる。測定された
上記パラメータの制御信号を、制御系からなる制御装置
10中で処理する。その結果、煙道ガスに供給される水
および水酸化カルシウムの量が調整され、これはそれぞ
れ点線WおよびSで示されている。十分な量の石灰がプ
ロセスに供給されたら、問題のプロセスにより予め決め
られた、例えば5分間、の期間t51の後、相対湿度を
増加水準BIから上記の基本水準BLに再度低下させ
る。さらに、相対湿度が上記の基本水準BLに維持され
ている時、すなわち酸性化成分の含有量が一時的に高く
ない時に、バッグフィルター6のフィルターバッグの2
つの連続清浄化操作を、例えば1時間の期間t52の後
に行なう。あるいは、相対湿度を基本水準BLより下の
予め決められた水準に下げ、水酸化カルシウムの量を増
加させ、非最適状態を補償する。制御装置10により行
なわれる、バッグフィルター6の清浄化に関する相対湿
度の制御は点線Cで示される。この様にして制御系は、
残留物質を確実に処理しながら、水酸化カルシウムの消
費量を非常に少なくして放出物の完璧な制御を行なう。
温度、含水量および塩化水素の含有量だけを測定すれば
よいので、この迅速な制御系は簡単で安価になる。
【0032】図3は、非常に簡単な様式で、塩化水素の
出口含有量の例を、本発明によるものを曲線E1で、従
来技術によるものを曲線E0で示すが、それらの平均値
はどちらも、10 mg HCl/Nm3 に設定され、24時間平
均値を示す最大許容放出水準MEに適合している。従来
技術により塩化水素の出口含有量のこの平均値を確実に
超えない様にするためには、エミッションピークによる
5mgHCl/Nm3 の放出水準に相当する量の水酸化カル
シウムを連続的に供給する。これらのエミッションピー
ク間の期間中、上記の24時間平均値を超えない様にす
るために必要とされる量より多くの水酸化カルシウムが
供給され、その結果消費される。しかし、本発明により
供給する必要がある水酸化カルシウムの量は、曲線E1
による放出水準に対応し、これは約9 mg HCl/Nm3 、す
なわち放出水準ME、のすぐ下である。そのため、許容
差を非常に小さくすることができ、その結果、水酸化カ
ルシウムの消費量は著しく低くなる。上記の最大許容放
出水準MEを有する、吸収剤として水酸化カルシウムを
使用する試験で、吸収剤を非常に高い効率で活用できる
ことが分かった。バッグフィルター6から分離された残
留物質中の未使用水酸化カルシウムを分析することによ
り、下記の結果が観察された。本発明による未使用水酸
化カルシウムの量は残留物質の総量の約5重量%である
ことが分かった。これに対して、従来技術による未使用
水酸化カルシウムの量は残留物質の約20重量%であ
る。これらの試験で、水酸化カルシウムの消費量を4分
の1に節約することができた。
【0033】無論、本発明は上記の方法または用途に限
定されるものではなく、請求項の範囲内で様々に変形す
ることができる。
【0034】例えば、収着材として、活性炭の様な吸着
剤、または石灰の様な吸収剤だけの代わりに、吸収剤と
吸着剤の組合せを使用することもできる。
【0035】例えば、相対湿度は、塩化水素の出口含有
量の代わりに、二酸化硫黄、水銀またはダイオキシンの
出口含有量に関して制御することもできる。
【0036】例えば、相対湿度は、塩化水素の出口含有
量の代わりに、塩化水素、二酸化硫黄、水銀またはダイ
オキシンの入口含有量に関して制御することもできる。
【0037】例えば、相対湿度は、冷却塔3で煙道ガス
に水を供給する代わりに、ボイラー1に接続した熱交換
器またはエコノマイザーを使用し、ボイラー1から放出
される煙道ガスの温度を制御することにより、調整する
こともできる。
【0038】例えば、本発明の方法は、廃棄物の燃焼の
代わりに、石炭の燃焼で形成された煙道ガスの中に存在
する気体状汚染物の浄化にも応用できる。
【0039】例えば、本発明の方法は、収着材を細かく
粉砕した乾燥粉体の形態で煙道ガスに供給する乾式方法
の代わりに、収着材の溶液または懸濁液を煙道ガスに任
意の冷却のあとに接触反応器4で供給する湿−乾式方法
にも適用できる。湿−乾式方法では、全体的に、または
部分的に、相対湿度は、溶液または懸濁液の供給により
制御される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による制御系の変動の一例を図式的に示
す図。
【図2】本発明の方法を使用できる設備の一例を図式的
に示す図。
【図3】本発明および従来技術による、どちらの場合も
24時間平均値が放出物の特定の最大許容水準を超えな
い、塩化水素の出口含有量の一例を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B01D 53/64 B01D 53/34 ZAB 53/70 123Z 53/81 124Z B01J 20/02 134E 20/20 136A (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01D 53/68 B01D 46/02 B01D 53/30 B01D 53/34 ZAB B01D 53/50 B01D 53/64 B01D 53/70 B01D 53/81

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボイラー内の燃焼の際に、特に廃棄物の燃
    焼の際に、形成される煙道ガスの様なプロセスガスを、
    プロセスガスの含水量および温度を測定し、吸収材およ
    び/または吸着材の様な収着材をプロセスガスに供給
    し、プロセスガス中に存在する気体状の汚染物、例えば
    酸性化成分、特に塩化水素および二酸化硫黄、および/
    または重金属、特に水銀、および/または有機化合物、
    特にダイオキシン、と反応させ、それによって粒子状の
    汚染物を形成させ、これを後に続く、布地フィルター、
    特にバッグフィルター、の様な粉塵分離装置(6)で分
    離することにより、浄化する方法であって、気体状汚染
    物の少なくとも1種の含有量を測定すること、プロセス
    ガスの相対湿度を、実質的に一定した基本水準(BL)
    から増加水準(BI)に増加させること、前記増加
    (I)が、前記含有量が上限値(UL)を超えた時に開
    始されること、プロセスガスに供給される収着材の量を
    増加させること、限定された第一期間(t51)の後に
    プロセスガスの相対湿度を減少させること、および/ま
    たはこの減少を、前記含有量が下限値(LL)を下回っ
    た時に開始し、それによって相対湿度を前記基本水準
    (BL)に戻すこと、を特徴とするプロセスガスの浄化
    方法。
  2. 【請求項2】相対湿度の基本水準(BL)が約2〜40
    %の範囲内にある、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】相対湿度が、約0〜50%の範囲内にある
    前記増加(I)により増加させる、請求項1または2に
    記載の方法。
  4. 【請求項4】相対湿度を増加させ、次いで、約0〜6時
    間、好ましくは1〜20分間の範囲内にある前記第一期
    間(t51)の間に減少させる、請求項1〜3のいずれ
    か1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】収着材の供給を増加させる前に相対湿度を
    増加させ、収着材が乾燥粉体の形態で存在する、請求項
    1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】相対湿度を、収着材溶液または収着材懸濁
    液の供給増加により全体的または部分的に増加させる、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】塩化水素および/または二酸化硫黄および
    /または水銀の様な気体状汚染物の入口および/または
    出口の含有量を測定する、請求項1〜6のいずれか1項
    に記載の方法。
  8. 【請求項8】吸収材が石灰石、焼き石灰または水酸化カ
    ルシウムの様な石灰、重炭酸ナトリウムまたは炭酸ナト
    リウムからなる、請求項1〜7のいずれか1項に記載の
    方法。
  9. 【請求項9】吸着材が活性炭またはコークスの様な炭素
    からなる、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】相対湿度を、流体、好ましくは水、を供
    給することにより、および/またはエネルギー回収工
    程、好ましくはボイラー(1)に接続されたエコノマイ
    ザーの様な熱交換器、を使用して温度を下げることによ
    り増加させる、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方
    法。
  11. 【請求項11】粉塵分離装置(6)の清浄化を、先行す
    る清浄化操作の後の、約0〜24時間の範囲内にある限
    定された第二期間(t52)の後に行う、請求項1〜1
    0のいずれか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】粉塵分離装置(6)の清浄化を、相対湿
    度が前記基本水準(BL)に維持されているか、または
    前記基本水準(BL)より低い時に行い、相対湿度を減
    少させて、清浄化後に前記基本水準(BL)に再び増加
    させる、請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 【請求項13】相対湿度が前記基本水準(BL)より低
    いときに、プロセスガスに供給する収着材の量を清浄化
    中に増加させる、請求項1〜12のいずれか1項に記載
    の方法。
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