JP3542271B2 - 製氷装置および製氷装置の制御方法 - Google Patents

製氷装置および製氷装置の制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵庫内に設置され、氷を製造すると共に貯氷容器内の氷の不足を検出した場合に、製造した氷を補給する製氷装置および製氷装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動製氷機能を備えた家庭用冷蔵庫等が知られているが、この冷蔵庫に取り付けられている自動製氷機の駆動装置として、例えば、本出願人が先に出願した特開平9−264646号公報に開示されている製氷皿の駆動装置等がある。このような自動製氷機では、貯氷容器内の氷の量を検知するための検氷アームをAC同期モータやDCモータによって動作させている。この検氷アームは、特開平9−264646号公報に示されるように、カム歯車に形成されたカム面等によって駆動されることが多い。
【0003】
このカム歯車は、検氷アームを待機状態とする製氷位置と、検氷アームによって満氷か否かを検知する検氷位置と、貯氷容器内の氷が不足しているとき製氷皿をひねり製氷皿内の氷を離氷させる離氷位置の計3つの位置を少なくとも有するように構成される。
【0004】
そして、カム歯車の回転によって検氷アームが上下動し、貯氷容器内の氷の量を検知している。この検知動作において、検氷アームの位置等を確認するために製氷位置、満氷位置および離氷位置のそれぞれで検知信号を発生させるようにしている。検氷アームを駆動するモータは、この検知信号によって、オンオフや回転方向の制御がなされる。なお、検知信号は、ホールICやスイッチを利用して発生させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の製氷機では、DCモータ等を使用しており、モータのみでは製氷皿の角度が制御できないようになっている。そのため、ホールIC等の原点位置検出センサを離氷位置センサ、製氷位置センサおよび検氷センサとして兼ねるようにしている。このように1つのセンサを各位置のセンサと兼用しているため、給水位置を製氷位置とは異なる位置に設ける場合、製氷機の制御が極めて困難となる。例えば、給水位置を反離氷側にわずかに傾けた位置とする場合、原点位置、離氷位置、製氷位置、検氷位置に加え、給水位置のセンサとしても使用しなければならず、電源ON初期の原点位置の捜索のための制御が困難となる。
【0006】
すなわち、原点位置の捜索時に、給水位置に製氷皿がもたらされると、メカ的に給水が行われてしまうため、電源ONの初期時には、給水位置には行かないようにする必要がある。しかし、1つのセンサで各位置のセンサを兼ねさせると、初期時に給水位置に行かないようにするには、かなりの困難が生ずる。
【0007】
また、従来の自動製氷機の駆動方法は、イニシャライズとなる初期設定時の動作において、製氷位置側に配置されるメカロック位置へ突き当てる動作をさせている。このため、製氷位置を超えて製氷皿をさらに回転(=逆回転)させて給水等の動作をさせようとした場合、初期設定時にも、その給水動作をした後、メカロックされることとなり、好ましいものとならない。すなわち、製氷位置からわずかに逆回転させてメカロックさせるという従来の方法を採用すると、初期設定時には本来不要となる給水動作が、このイニシャライズ時にも行われてしまうこととなる。
【0008】
また、特開平9−26464号で示される自動製氷機の駆動方法においては、初期設定時の際、常にメカロックを行わせるため、初期設定の度にカム歯車がケース等に設けた突起等にぶつかり振動音や衝突音が発生している。この音は、昼間に発生する場合はそれ程問題とならないが、夜間の静寂な時間に発生すると、ユーザによっては欠陥冷蔵庫と思ったりして、冷蔵庫自体の商品価値が下がってしまう危険性を生じさせるものとなる。
【0009】
本発明は、初期設定動作時には製氷位置を超えての逆回転を製氷皿に生じさせないようにできると共に、初期設定動作時にメカロックを生じないようにでき、振動音や衝突音を発生しないようにできる製氷装置および製氷装置の制御方法を提供することを目的とする。また、他の発明は、逆回転側に給水位置が無い場合においても、振動音や衝突音を発生させないようにすると共に製氷皿へ液体を十分注入できる製氷装置の制御方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1の発明では、氷を製氷させる製氷皿と、該製氷皿を回転させて製氷された氷を離氷させる離氷手段と、離氷された氷を貯氷する貯氷容器とを備える製氷装置において、離氷手段の駆動源としてステッピングモータを用いると共に、製氷皿の所定位置を検出する検出手段と、ステッピングモータの駆動を制御する制御手段とを有し、検出手段からの信号を利用して、製氷皿内の液体を製氷する製氷位置と貯氷容器内の氷の貯氷量を検氷する検氷位置との間に位置するように基準点を決定し、製氷位置を、基準点からのステップ数で決めている。
【0011】
また、請求項2記載の発明では、上述の発明の製氷装置に加え、検出手段からの信号は、製氷位置から基準点までの間連続して出力されると共に貯氷容器内の氷が満氷である際には、検氷位置信号として出力され、その継続出力可能時間である満氷時オン信号の時間(ta)に比べ、連続して出力される時間(tb)が長くなるように基準点を設け、同一の検出手段により製氷位置および検氷位置を検出するようにしている。
【0012】
また、請求項3記載の発明では、氷を製氷させる製氷皿と、該製氷皿を回転させて製氷された氷を離氷させる離氷手段と、離氷された氷を貯氷する貯氷容器と、を備える製氷装置において、離氷手段の駆動源としてステッピングモータを用いると共に、製氷皿の所定位置を検出する検出手段と、ステッピングモータの駆動を制御する制御手段とを有し、検出手段からの信号を利用して、製氷皿内の液体を製氷する製氷位置と貯氷容器内の氷の貯氷量を検氷する検氷位置との間に位置するように基準点を決定し、製氷位置と、製氷皿へ液体を供給する給水位置と、製氷された氷を製氷皿から貯氷容器へ移す離氷位置の少なくとも3つの位置を、基準点からのステップ数で決めている。
【0013】
さらに、請求項4記載の発明では、請求項記載の製氷装置において、制御手段は、離氷位置から給水位置または製氷位置まで戻るステッピングモータのステップ数を計測する計測手段と、該計測手段による計測結果と離氷位置から給水位置または製氷位置まで戻るために必要な予め設定されたステップ数と比較する比較手段とを有している。
【0014】
さらに、請求項5記載の発明では、請求項1、2、3または4記載の製氷装置において、ステッピングモータと製氷皿との間にステッピングモータの回転を減速して製氷皿に伝達する減速輪列を設けると共に、製氷された氷を製氷皿から貯氷容器へ移す離氷位置の直前でステッピングモータの回転を減速させている。
【0015】
さらに、請求項6記載の発明では、氷を製氷位置で製氷させる製氷皿と、該製氷皿を回転させて製氷された氷を離氷位置で離氷させる離氷手段と、給水位置で上記製氷皿へ液体を供給する液体供給手段と、離氷された氷を貯氷する貯氷容器とを有する製氷装置の制御方法において、製氷位置と離氷位置の間の所定位置を検出する検出手段を設け、製氷皿を給水位置へ戻す際に、検出された所定位置を利用して、一旦、製氷位置および給水位置を通り越して離氷位置側と反対方向に駆動させ、その後、離氷位置側に駆動し、給水位置に戻すようにしている。
【0016】加えて、請求項7記載の発明は、請求項6記載の製氷装置の制御方法において、ステッピングモータと製氷皿との間にステッピングモータの回転を減速して製氷皿に伝達する減速輪列を設けると共に、製氷された氷を製氷皿から貯氷容器へ移す離氷位置の直前でステッピングモータの回転を減速させている。
【0017】また、請求項8記載の発明は、請求項6または7記載の製氷装置の制御方法において、所定位置から所定範囲の間、信号を発生させるように構成した検出手段を設け、所定範囲内に製氷位置を包含するようにしている。さらに、請求項9記載の発明は、請求項8記載の製氷装置の制御方法において、所定範囲の中に、給水位置を包含させている。
【0018】
本発明の製氷装置は、製氷皿を回転させて氷を離氷させ、その氷を貯氷容器に貯える構造を有している。そして、離氷手段の駆動源としてステッピングモータを用いている。このステッピングモータの駆動を、製氷皿の位置を検出する検出手段とステッピングモータのステップ数とで行っている。
【0019】
また、製氷皿の所定位置とは、製氷装置の初期設定動作時(イニシャライズ時)に製氷皿の位置を確定させるために必要な基準点等が採用される。また、製氷皿が停止させられる位置としては、その基準点を利用して所定ステップ数や所定時間後に停止させられる製氷位置、離氷位置、給水位置等が採用される。この所定位置から他の位置、例えば製氷位置や離氷位置等への移動は、ステッピングモータのステップ数で制御されている。
【0020】
この製氷装置は、製氷皿内の液体が氷となると、自動的に、検氷アームが貯氷容器内に進出して氷の貯蔵状態を検知する自動の製氷装置に適用すると好ましい。このような場合、もし、貯氷容器内の氷が不足しているとすると、検氷アームを貯氷容器内へ十分進出するようにする。そして、この検氷アームの動きを検出することによって、自動の製氷装置は、製氷皿を反転させて貯氷容器内に氷を落下させるようにする。なお、製氷皿を反転させず、わずかに傾けてその内部の氷をかき出す方式のものに適用しても良い。
【0021】
また、製氷皿の所定位置を検出する検出手段としては、マグネットとホール素子によるものの他、光を遮断部材で遮ったり通過させたりして受光を制御する光方式等を利用できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、最初に、第1の実施の形態の製氷装置およびその制御方法について、図1から図20に基づいて説明する。
【0023】
図1から図3は、本発明の実施の形態に係る製氷装置を示している。この製氷装置は、製氷や離氷等を自動的に行う自動製氷機1となっている。そして、この自動製氷機1は、冷蔵庫の製氷室内に設置され、後述の駆動方法によって動作するようになっている。
【0024】
この自動製氷機1は、図示しない貯氷容器の上方に配置された製氷皿2と、貯氷容器内の貯氷量を検知するために昇降する氷検出手段となる検氷アーム3と、製氷皿2へ水等の液体を供給するための液体供給操作手段となる揺動部材4と、製氷皿2ならびに検氷アーム3および揺動部材4を連動させて駆動する離氷手段となる駆動装置5を備えて構成されている。なお、製氷皿2の下部には製氷皿の温度を検知するサーミスタ1aが設けられている。また、この実施の形態では、液体として通常の飲用の水を使用している。
【0025】
この駆動装置5は、検氷アーム3の先端を貯氷容器内に下降させ、その下降距離に基づいて貯氷容器内の氷の有無を検出する。そして、この駆動装置5は、氷の不足を検出した場合、製氷皿2を反転させて離氷位置とし貯氷容器内に氷を落下させる。すなわち、反転された製氷皿2は、その他端側の突出部2aが冷蔵庫または自動製氷機1の機枠6に設けられた当接片(図示省略)に当たってねじれ変形し、この変形を利用して氷を落下させる。その後、駆動装置5は、製氷皿2を製氷位置へ戻す。
【0026】
通常の自動製氷機では、この製氷位置で製氷皿2に注水されるが、この実施の形態の自動製氷機1は、製氷位置を過ぎて更にわずかに、例えば10〜20度製氷皿2を回転させる。この逆方向の回転によって製氷皿2に設けた突出した係合部2bが揺動部材4の一方側4aに係合し、揺動部材4を機枠6に設けられた揺動支点となる軸部7を中心として揺動させる。この揺動によって、揺動部材4の他端側4bが液体供給手段となる開閉弁8を動作させ、水を製氷皿2に供給する。なお、係合部2bは、駆動装置5の近傍に設けられているので、後述する出力軸25からの駆動力が揺動部材4に伝わり易くなっている。
【0027】
この揺動部材4は、図3に示すように、一端側4aが下方に押されることにより、他端側4bが上方に突出するものとなっている。しかも、その突出部分は、駆動装置5が配置される部分より離れた位置となるようにされている。揺動部材4の他端側4bは、作動棒8aに当接し、この作動棒8aを介して開閉弁8を押し上げるようになっている。開閉弁8aが押し上がると、貯液タンクとなる貯水タンク8b内の水が水受け皿8c内に入り、給水管8dから製氷皿2に供給されるようになっている。
【0028】
この駆動装置5は、図4および図5に示すように、製氷皿2に連結されてこれを反転させるカムとなるカム歯車10と、このカム歯車10に操作され介在部材の一部を構成する検氷機構11およびスイッチ機構12を備えて構成されている。なお、この駆動装置5の内部機構は、2つのケース9a,9bからなるケース9内に配置されている。
【0029】
カム歯車10は、駆動源となるステッピングモータ13により回転させられる。すなわち、ステッピングモータ13の回転は、回転伝達手段14を介してカム歯車10に伝達される。この回転伝達手段14は、ステッピングモータ13のロータ出力軸13aに設けられたピニオン15と、ピニオン15の回転を順次減速させる第1歯車16、第2歯車17、第3歯車18、第4歯車19および第5歯車20より構成されている。
【0030】
第1歯車16と第3歯車18は、図5に示すように、一方のケース9aとモータ端面との間に設けられる固定軸22に回転自在にかつ上下に重ねて配置されている。この第1歯車16と第3歯車18は、共に大径のギヤ部と小径のピニオン部から構成されている。第2歯車17と第4歯車19は、一方のケース9aと中地板21との間に設けられる固定軸23に回転自在にかつ上下に重ねて配置されている。この第2歯車17と第4歯車19も共に大径のギヤ部と小径のピニオン部より構成されている。
【0031】
第2歯車17のギヤ部は、第1歯車16のピニオン部に噛み合っている。また、第2歯車17のピニオン部は、第3歯車18のギヤ部に、第3歯車のピニオン部は第4歯車19のギヤ部に、第4歯車19のピニオン部は第5歯車20のギヤ部に、第5歯車20のピニオン部はカム歯車10のギヤ10aに噛み合っている。したがって、ステッピングモータ13のロータ出力軸13aの回転は、回転伝達手段14により次々に減速されながらカム歯車10に伝達される。
【0032】
図6は、カム歯車10を示している。このカム歯車10には、出力軸25が一体成形されている。この出力軸25は、一方のケース9aに設けられた孔から駆動装置5の外方に突出し、製氷皿2に連結されている。したがって、カム歯車10と製氷皿2とは、一体となって回転する。
【0033】
また、カム歯車10の、一方のケース9aに対向する一側面10bには、溝26が周方向に沿って形成されている。この溝26内には一方のケース9aの内面に形成された突起(図示省略)が挿入されており、カム歯車10の回転できる角度を所定の範囲に制限している。すなわち、溝26の両端面26a,26bに突起が当たる位置を、カム歯車10の回転限界位置としている。本実施の形態の場合には、カム歯車10は、−20度から170度の範囲で回転できる。なお、この回転角度は、ステッピングモータ13が暴走した場合の回転許容範囲で、通常の場合は、後述するように、−10度から160度の範囲で動作する。
【0034】
一方、カム歯車10の、中地板21に対向する他側面10cには、環状の凹部27が形成されている。この凹部27の回転中心側の面は、検氷軸用カム面28を構成し、また、外周側の面はマグネットレバー用カム面29を構成している。各カム面28,29は、カム歯車10の回転中心となる軸に対してほぼ平行に延設された延設部の側壁部分に形成されている。
【0035】
そして、検氷軸用カム面28は、検氷非動作位置部28aと、検氷降下動作部28bと、氷不足検出位置部28cと、検氷復帰動作部28dとを有している。一方、マグネットレバー用カム面29は、第1のオン信号発生用カム部29aと、第1のオフ信号発生用カム部29bと、第2のオン信号発生部となる満氷時オン信号発生用カム部29cと、第2のオフ信号発生用カム部29dとを有している。
【0036】
検氷機構11は、カム歯車10に操作される検氷軸用レバー(伝達部材)31と、この検氷軸用レバー31の動きを検氷アーム3に伝達する検氷軸32と、検氷軸32を揺動させるための力を与えるコイルスプリング33と、コイルスプリング33を取りつけるための腕34とを備えて構成されている。
【0037】
検氷軸用レバー31は、カム歯車10と中地板21との間に配置されている。検氷軸用レバー31の一端部のカム歯車10に対向する面には、凸部31aが形成されている。この凸部31aは、検氷軸用レバー31の回転中心軸線から径方向に離間した位置に形成されており、回転中心軸線を回転中心として回動可能となっている。そして、凸部31aは、カム歯車10に形成された検氷軸用カム面28に当接するカムフォロアーとなっている。
【0038】
このように構成された検氷機構11は、検氷軸用カム面28に沿って動作する検氷軸用レバー31の動きを検氷アーム3に伝えると共に、検氷アーム3の動きを後述するマグネット揺動禁止部材43に伝えるものとなっている。すなわち、検氷アーム3が満氷によってその動きを停止すると、検氷軸32は、検氷アーム3と共にその回転を停止する。
【0039】
なお、コイルスプリング33は、その他端が中地板21に設けたバネ掛け突起部21aに引っ掛けられ、検氷アーム3を常時検氷位置側へ付勢するようになっている。すなわち、検氷軸用カム面28に対し、検氷軸用レバー31を当接させる方向に付勢力を与えている。この力は、カム歯車10の中心から外周に向かうもので、両ケース9a,9bを組み込むときの妨げとならない力となっている。このため、カム歯車10がコイルスプリング33の力によって浮き上がってしまうことがなく、カム歯車10の組み込みや両ケース9a,9bの一体化が簡単に行え、組み立て易いものとなる。
【0040】
信号出力手段となるスイッチ機構12は、カム歯車10に操作される信号変化部材となるマグネットレバー41と、マグネットレバー41の揺動に応じて検出信号を変化させる位置検出手段となるホールセンサ42と、マグネットレバー41の揺動を禁止するように働くマグネット揺動禁止部材43と、マグネットレバー41を揺動させるための力を与えるコイルスプリング44とをを備えて構成されている。
【0041】
マグネットレバー41は、一方のケース9aと中地板21との間に配置され、その軸部41aが中地板21に一体成形されている貫通孔21bに揺動自在に取りつけられている。マグネットレバー41の一端部のカム歯車10側の面には、山形状の凸部41bが形成されている。この凸部41bは、カム歯車10に形成されたマグネットレバー用カム面29に当接するカムフォロアーとなっている。したがって、カム歯車10が回転した場合、凸部41bがマグネットレバー用カム面29に沿ってカム歯車10の径方向に移動し、マグネットレバー41が揺動する。
【0042】
また、マグネットレバー41の所定位置には被押圧部となる突起腕41cが形成されている。この突起腕41cは、検氷軸32に設けられたマグネット揺動禁止部材43の近傍に位置している。この突起41cにマグネット揺動禁止部材43が当たっている状態では、マグネットレバー41は揺動することができない。一方、マグネットレバー41の先端部には、ホールセンサ42を動作させるセンサ用マグネット46が取り付けられている。また、マグネットレバー41には、突起腕41cと点対称的に突起腕41dが設けられ、コイルスプリング44の一端が取り付けられている。なお、コイルスプリング44の他端は、中地板21に設けられた軸21cに引っ掛けられている。
【0043】
マグネットレバー41の突起腕41cに当接可能に操作部材47が設けられている。この操作部材47は、中地板21と後述するプリント配線基板51の間にスライド可能に設けられている。また、操作部材47には、手動操作される操作部47aと、突起腕41cに当接する当接部47bとが設けられ、一方のケース9aと当接部47bとの間に係止されるバネ(図示省略)によってケース9の外方側に向かうように付勢されている。
【0044】
この操作部材47は、駆動装置5を組み立てたときの動作確認、自動製氷機1を冷蔵庫に取り付けたときの動作確認、冷蔵庫の設置場所を移動する際に製氷皿2内の水を外へ出す場合等に使用される。すなわち、この操作部材47を人が押すことによってマグネットレバー41を動作させ、ステッピングモータ13を駆動させる。これによって製氷皿2を製氷位置、そして離氷位置、その後、製氷位置に戻るような動作をさせ、自動製氷機1の動きを確認したり、製氷皿2内の氷や水を外へ出したりする。
【0045】
ホールセンサ42は、中地板21に固定され、中地板21と他方のケース9bの間に取り付けられたプリント配線基板51に接続されている。このホールセンサ42は、マグネットレバー41が作動位置に在る場合にその他端部のセンサ用マグネット46に対向するように配置されている。このホールセンサ42は、図11に示すように、信号検出手段となるコントローラ52に電気的に接続されている。そして、マグネットレバー41が非作動位置に在る場合、このホールセンサ42は、検出信号として低レベルの信号(以下、L信号と記す)をコントローラ52に出力する。一方、マグネットレバー41が揺動して、ホールセンサ42に対向したとき、このホールセンサ42は、検出信号として高レベルの信号(以下、H信号と記す)をコントローラ52に出力する。
【0046】
ホールセンサ42は、カム歯車10が−15度から160度まで回転する間に2ヶ所の位置でH信号を出力する。すなわち、マグネットレバー41を操作するマグネットレバー用カム面29には2ヶ所の位置に凹み部分となる第1のオン信号発生用カム部29aと満氷時オン信号発生用カム部29cが形成されており、マグネットレバー41の凸部41bがこれらの凹み部分に到達してこのマグネットレバー41が揺動する度に、ホールセンサ42はH信号を出力する。出力されたH信号は、その発生位置の違いにより製氷位置信号または検氷位置信号(識別信号)としてコントローラ52に認識される。コントローラ52は、これらの信号に基づいてカム歯車10の現状位置を認識する。
【0047】
なお、プリント配線基板51の他方のケース9b側には、この自動製氷機1を動作させるためのコントローラ52を含む制御回路のための各種の電子部品53が設けられている。このコントローラ52等の制御回路は、自動製氷機1に設けるのではなく、自動製氷機1が設置される冷蔵庫本体側の回路に設けるようにしても良い。
【0048】
マグネットレバー41は、コイルスプリング44によってマグネットレバー用カム面29に当接する方向に付勢されている。この力は、カム歯車10の外周から中心に向かうもので、両ケース9a、9bを組み込むときの妨げとならない力となっている。このため、カム歯車10がコイルスプリング44の力によって浮き上がってしまうことがなく、カム歯車10の組み込みや両ケース9a,9bの一体化が簡単に行え、組み立てやすいものとなる。
【0049】
コントローラ52は、マイクロコンピュータを備えており、計測手段や比較手段等を兼ねる制御手段となる。そして、図11に示すように、100Vまたは120VのAC電源を変換部54および整流部55を介してDC12Vの電源が入力している。そして、コントローラ52の入力側にはサーミスタ1aとホールセンサ42が、出力側には駆動回路56を介してステッピングモータ13がそれぞれ電気的に接続されている。また、コントローラ52は、タイマ回路を有している。さらに、コントローラ52の記憶装置には、基本動作プログラムおよび初期設定プログラムが記憶されている。コントローラ52は、これらの制御プログラムを繰り返し実行し、ホールセンサ42等から供給される検出信号に基づいてステッピングモータ13を正転または逆転させる。
【0050】
なお、このコントローラ52が制御手段を構成している。また、このコントローラ52からは、必要により他の機器、例えば、貯水タンク8bへの吸水用の電磁バルブを制御するための信号や、揺動部材4を使用しない場合に開閉弁8を制御するための信号等を送出できるようになっている。また、コントローラ52は、製氷皿2が動いているか否か、製氷皿2がどの位置にいるかを常時把握している。
【0051】
自動製氷機1に関係する基本的な回路構成は、図12に示すとおりとなっている。すなわち、冷蔵庫本体の制御基板(回路部分を含む)48にプリント配線基板51のコントローラ52が接続され、このコントローラ52にホールセンサ42の出力信号が入力するようにされている。そして、通常は、自動製氷機1用のマグネットレバー41は、ステッピングモータ13の回転により動作させられ、センサ用マグネット46を変位させる。すなわち、信号用相対位置関係を変化させる。この変位によってホールセンサ42から信号が出力し、コントローラ52は、製氷皿2がどの位置にいるかを知り、製氷皿2の制御を行う。また、操作部材47を手動にて動作させ、マグネットレバー41を変位させることにより、信号用相対位置関係を変化させることもできる。
【0052】
なお、コントローラ52を自動製氷機1のプリント配線基板51にではなく、冷蔵庫本体の制御基板48に設けるようにしても良い。この場合は、変換部54、整流部55、コントローラ52、駆動回路56が制御基板48に配置される。
【0053】
次に、この自動製氷機1の動作について説明する。コントローラ52は、基本動作プログラムおよび初期設定プログラムを適宜実行し、図13および図14に示すように動作する。例えば、基本動作プログラムは、扉が開かれていない状態であることおよび製氷皿2の下に置かれるサーミスタ1aによって製氷完了を検知した後、一定時間経過することというAND条件が満たされたとき、待機終了の旨の信号がコントローラ52に入力し実行するようにされる。また、初期設定プログラムは、例えば、電源オンまたは初期化する旨の信号のいずれかがコントローラ52に入力した場合に実行するようにされる。
【0054】
この自動製氷機1の全体的な動作は、図14に示すとおりとなっている。まず、電源がオンされると、初期設定プログラムが動作する(ステップS1)。次に、基本動作プログラムを開始し、製氷確認に入る(ステップS2)。コントローラ52は、氷製造が終了したか否かをサーミスタ1aで検知し、所定温度以下となっていると、終了と判断し、貯氷容器内の氷の量を検知しに行く(ステップS3)。なお、初期設定からスタートした場合は、製氷皿2内に氷が無い状態であるが、サーミスタ1aは、氷の有無にかかわらず庫内温度を感知するので、氷製造が終了したと判断し、次のステップS3に進む。
【0055】
ステップS3において、コントローラ52は、貯氷容器内の氷が不足状態か否かを検知し、満氷でないとき、すなわち氷が不足状態であると、製氷皿2を反転させ氷を貯氷容器へ供給する離氷を行う(ステップS4)。次に、その離氷の確認、すなわちカム歯車10が160度回転したか否かを確認し(ステップS5)、回転していると判断されると、−15度まで逆方向に回転させ給水を行う(ステップS6)。そして、製氷皿2は、水平位置に戻り製氷がなされる(ステップS7)。
【0056】
一方、ステップS3において満氷状態であると、製氷皿2は反転せず水平位置に戻り(ステップS8)、検氷のため所定時間待機し(ステップS9)、ステップS2の製氷確認に戻っていく。また、ステップS5の離氷確認において、160度の回転が確認されないと、異常処置、すなわち、所定時間待機し(ステップS10)、その後、ステップS2に戻っていく。
【0057】
また、製氷皿2が製氷位置(=水平位置)で停止しているとき、コントローラ52は、操作部材47による信号変化を受付可能となっている。すなわち、コントローラ52は、ステップS2,S7およびステップS9の間に、操作部材47が動作させられた時のみ、その信号を受け付けて、テスト信号受付による強制動作実行(ステップSA)を行う。この強制駆動によって、製氷皿2は、検氷、離氷、給水、製氷の各位置へ駆動されると共に、検氷アーム3は、検氷等の動作をする。
【0058】
初期設定プログラム(イニシャライズ)は、図15に示すとおりとなっている。なお、以下においてマグネットレバー41とホールセンサ42との位置関係をその生成信号によって「スイッチH」「スイッチL」の2つの状態に分けることとする。初期設定プログラムでは、まず、マグネットレバー41の状態を検知する。すなわち、コントローラ52は、スイッチがH信号を出力しているか否かを判断し(ステップS11)、否定的(NO)のときは、ステッピングモータ13を逆転(反時計回転=CCW回転)させ、製氷位置方向へカム歯車10を駆動する(ステップS12)。
【0059】
その後、コントローラ52は、スイッチがH信号を出力するか否か検知し(ステップS13)、肯定的(YES)であると、タイマをセットする(ステップS14)。このときのタイマ時間は、図13に示すように、満氷時オン信号の時間taより長い時間となる時間tb、すなわち基準点から製氷位置までの時間tbとしている。換言すれば、tb>taの関係となるように基準点を設けている。このタイマは、ステッピングモータ13を駆動するためのステップ数によって設定される。
【0060】
このタイマが働いている時間内において、コントローラ52は、スイッチがH信号を継続するか否か検知し(ステップS15)、肯定的(YES)であると、タイマが終了したか否か判断し(ステップS16)、終了しているとステッピングモータ13を停止させる(ステップS17)。すなわち、タイマが終了した時点でスイッチがH信号状態であると、そのH信号は満氷時オン信号ではなく製氷位置でのオン信号とコントローラ52が判断し、ステッピングモータ13を停止させる。このように、満氷時オン信号の出力角度幅(=約7度)に対して充分に長い角度幅のオン信号が継続すると、そのH信号は原点出力信号と判断する。そして、そのタイマ終了時(=所定ステップ数終了時点であり出力の立ち上がりから反離氷側へ15度回転した位置)を製氷位置とする。
【0061】
これによってカム歯車10は0度の位置に設定され、製氷皿2は、水平位置となる。しかし、ステップS15で、タイマ時間内にスイッチがL信号を発生すると、H信号を発生させた位置は満氷時オン信号であったこととなり、次のH信号の発生を検知すべくステッピングモータ13の反時計回転を継続させる。
【0062】
なお、ステップS11でスイッチがH信号発生状態であると、ステッピングモータ13は正方向回転(時計回転=CW回転)し、離氷位置方向へカム歯車10を駆動する(ステップS18)。これは、この実施の形態の自動製氷機1は、製氷位置からさらに逆回転させると給水位置へ移行し、自動的に給水を行うようになっているため、初期設定プログラムで給水を行うこととなると、既に満杯の氷または水を有する製氷皿2にさらに給水を行ってしまう危険性があるためである。このような危険を避けるため、初期設定プログラムでは、給水を絶対行わないようにしている。
【0063】
ステップS18でステッピングモータ13がCW回転を開始後、コントローラ52は、スイッチがL信号を発生するか否か検知し(ステップS19)、肯定的(YES)となると、ステッピングモータ13を1秒間停止させる(ステップS20)。その後、ステップS12に移行し、ステッピングモータをCCW回転させる。その後は、先に示したステップS13からステップS17を行い、原点信号を確認し、カム歯車10を0度の位置とする。なお、イニシャライズ時のステッピングモータ13の駆動は、この実施の形態では600ppsにて行っている。
【0064】
次に基本動作プログラムを図16から図18に基づいて説明する。
【0065】
なお、基本動作プログラムを実行していない場合には、カム歯車10は製氷位置(回転角θが0度の位置)に復帰している。この状態では、製氷皿2は、図20に示すように水平に保持されている。そして、検氷機構11を操作する検氷軸用カム面28は、凸部31aをカム歯車10の中心側に移動させており、検氷軸32を非作業位置に引き戻している。
【0066】
この状態では、検氷アーム3は、図2中、実線で示すように、製氷皿2の側方に格納されている。一方、スイッチ機構12中のマグネットレバー41の凸部41bは、マグネットレバー用カム面29に沿って径方向内側に移動し、マグネット揺動禁止部材43は突起腕41cから離れている。したがって、スプリング44のばね力により、マグネットレバー41はマグネットレバー用カム面29の凹部に当接し、揺動可能とされている。
【0067】
先に示したステップS1のイニシャライズを終了後、製氷皿2は製氷位置で待機し、製氷確認のステップS2を実行する。まず、コントローラ52は、サーミスタ1aによって、所定温度以下(この実施の形態では−8℃以下)か否かを判断し(ステップS21)、肯定的な(YES)であるとタイマをスタートさせる(ステップS22)。次のステップS23によって設定時間が終了したか否か確認する。設定時間(この実施の形態では10分間)が経過すると、サーミスタ1aによって製氷皿2が所定温度(この実施の形態では−12℃)以下か否かを判断する(ステップS24)。
【0068】
なお、コントローラ52を、例えば、冷蔵庫の扉が開けられた後に閉められた場合であって、製氷皿2に氷ができていることを確認できた場合に、この基本動作プログラムの実行を開始するようにしても良い。この基本動作プログラムでは、貯氷容器内の貯氷量に応じて図13に示す貯氷量不足時の動作モードまたは貯氷量充足時の動作モードに基づく検氷状態を実行する。
【0069】
基本動作プログラムの実行を開始したコントローラ52は、検氷のステップS3に入る。まず、図16のステップS25において、まず、貯氷容器内の貯氷量が不足している場合に必要となるステップ数を設定し、そのステップ数のカウントを開始する。すなわち、カム歯車10を0度から160度まで駆動するのに必要なステップ数を設定する。次に、ステッピングモータ13を正転させてカム歯車10を図4中矢印CW方向に回転させる(ステップS26)。次に、コントローラ52は、ステップS27に進んでホールセンサ42より供給される検出信号がL信号か否かを判断し、L信号が検出されるまでこのステップS27を繰り返し実行する。L信号を検出できずにH信号(製氷位置信号)が検出されている状態では、カム歯車10はいまだ製氷位置から十分に回転するに至っていないと考えられる。
【0070】
そして、カム歯車10がCW方向に十分に回転し、スイッチ機構12を操作するマグネットレバー用カム面29の第1のオフ信号発生用カム部29bが、凸部41bを径方向外側に移動させると、マグネットレバー41が揺動する。これにより、ホールセンサ42の検出信号(=スイッチ)がH信号からL信号に変化し、製氷位置信号がオフされる。この位置が図13に示す基準点となる。したがって、ステップS27の判別結果が肯定(YES)になり、コントローラ52はステップS28に進んでスイッチがL信号を継続するか否かを判断する。
【0071】
スイッチがL信号の発生を継続すると、設定されたステップ数が終了したか否か判断し(ステップS29)、設定ステップ数の約70%の値、角度にして約110度の位置に到達すると、離氷のステップS4に入る。コントローラ52は、ステッピングモータ13の駆動周波数を小さい値に変更する(ステップS30)。この実施の形態では600ppsから300ppsに変更している。
【0072】
次にステップS25で設定されたステップに到達したか否か判断し(ステップS31)、到達するとステッピングモータ13を停止させる(ステップS32)。ここで、スイッチがL信号の発生を継続するのは、マグネット揺動禁止部材43が、検氷軸32、すなわち、検氷アーム3の回転に伴って十分な回転を行うことにより、マグネットレバー41の突起腕41cに当接する位置に移動し、マグネットレバー41の揺動を禁止するためである。
【0073】
このステップS28からステップS29の動きについて、再度詳細に説明する。すなわち、コントローラ52は、ステップS28で、検出される信号がL信号であるか否かを判断する。この状態で検出されるH信号は、検氷位置信号である。そして、検氷位置信号の立ち上がりを確認できずに判別結果が肯定(YES)となる場合には、コントローラ52は、ステップS29に進んで、セットされたステップ数の所定割合が終了したか否かを判断する。そして、コントローラ52は、設定ステップ数のうちの所定数が終了するまでステップS28,S29を繰り返し実行する。この状態では、カム歯車10は、図4中、矢印CW方向に回転しているので、この回転角θが10度に達すると、検氷機構11の凸部31aは検氷軸用カム面28の検氷降下動作部28bに到達する。
【0074】
いま、貯氷容器内の貯氷量が不足している場合には、検氷アーム3は、貯氷容器内の氷に邪魔されることなく所定位置まで下降することができる。したがって、凸部31aが検氷軸用カム面28の検氷降下動作部28bに沿って径方向外側に移動し、検氷軸用レバー31を揺動させる。これにより、検氷軸32が回転操作され、検氷アーム3の先端が下降し始める。
【0075】
そして、カム歯車10の回転角θが32度に達すると、検氷アーム3は、図2の2点鎖線位置まで動作する。このとき、検氷軸用レバー31は、検氷軸用カム面28の氷不足検出位置部28cまで揺動し、検氷軸32に設けられたマグネット揺動禁止部材43が、スイッチ機構12のマグネットレバー41に形成された突起腕41cに当たる。したがって、マグネットレバー41は、このマグネット揺動部材43に動きを規制されて揺動することができなくなる。このため、スイッチ機構12の凸部41bがマグネットレバー用カム面29の凹み部分となる満氷時オン信号発生用カム部29cに到達しても、凸部41bはこのマグネットレバー用カム面29に沿って移動することはなく、このカム面29から離れる。この状態では、センサ用マグネット46がホールセンサ42に対向しておらず、このホールセンサ42は、L信号をコントローラ52に供給し続ける。
【0076】
したがって、ステップS28の判別結果は肯定を継続し、コントローラ52は、ステップS29を実行してセットされたステップ数の所定割合に到達するまでステップS28に戻る。検氷アーム3が下降している間は、マグネットレバー41は揺動できないので、コントローラ52はH信号を検出することはなく、ステップS28とステップS29を繰り返し実行する。
【0077】
さらに、カム歯車10が矢印CW方向に回転されると、マグネットレバー41の凸部41bが再びマグネットレバー用カム面29に接触して、たとえマグネット揺動禁止部材43によるマグネットレバー41の規制が解除された場合にも、このマグネットレバー41は揺動することはない。したがって、貯氷容器内の貯氷量が不足している場合には、検氷位置信号が出力されることはない。なお、この実施の形態では、ホールセンサ42の動作として、いわゆるアクティブ・ハイの制御方法を採用している。
【0078】
そして、カム歯車10の回転角θが58度に達すると、凸部31aが検氷軸用カム面28の検氷復帰動作部28dに沿って径方向内側に移動し始める。さらに、カム歯車10の回転角θが80度に達すると、検氷軸用レバー31の凸部31aが検氷軸用カム面28の検氷非動作位置部28aに乗り上げ、検氷軸用レバー31は非作動位置に戻る。この状態であっても、上述したように、マグネットレバー41は揺動することがなく、ホールセンサ42はL信号をコントローラ52に供給し続ける。したがって、コントローラ52は、ステップS28とステップS29を繰り返して実行する。
【0079】
この後、若干の時間が経過しカム歯車10の回転角θが110度に達すると、周波数が落ち、強いトルクでステッピングモータ13を回転させる。その後、ステップS25でセットしたステップ数に到達する。これにより、ステップS31の判別結果が肯定になり、コントローラ52はステップS32に進む。コントローラ52は、このセットされたステップ数を動作させる間にH信号、すなわち検氷位置信号を検出できなかったことで、貯氷容器内の貯氷量が不足していることを認識する。
【0080】
ステップS32では、コントローラ52は、ステッピングモータ13を1秒間停止させる。すなわち、カム歯車10の回転角θが160度に達する位置が、離氷位置で、製氷皿2は、当接片に当たってねじれ変形している。このため、製氷皿2より氷が外れて貯氷容器内に落下する。
【0081】
この後、この実施の形態では、離氷確認のステップS5に入る。そして、コントローラ52は、ステップS33に進み、ステップ数を設定し、カム歯車10を図4中矢印CCW方向に回転させるためにステッピングモータ13を逆転させる(ステップS34)。これ以降、カム歯車10が戻り行程に入る。なお、カム歯車10が160度に到達した以後も、カム歯車10を矢印CW方向にさらに回転させ、カム歯車10の回転角θが170度に達すると、カム歯車10に形成された溝26の端面26bを一方のケース9aの突起に度当たりさせ、いわゆるメカロックの状態にし、以降の矢印CW方向への回転を不可能にするようにしても良い。
【0082】
なお、この実施の形態では、製氷位置から離氷位置の手前(具体的にはカム歯車10の回転角θが110度の位置)までを高速運転し、スピードを上げ、離氷位置の直前から離氷位置までを低速(具体的には半分の速度)にしトルクを上げている。すなわち、製氷皿2をねじり始めるときから氷を落下させるまでの間については、トルクを稼ぐためステッピングモータ13を低速化させている。これによって通常の駆動方法のときは、製氷位置(0度)から離氷位置(160度)までを6分前後かかっていたものを4分前後に短縮できる。ただし、このように変速させず、定速駆動としても良い。
【0083】
次に、コントローラ52はステップS35に進み、検出信号がL信号からH信号に変化したか否かを判別する。肯定的(YES)であると、タイマをセットする(ステップS36)。このときのタイマ時間はステップ数で設定され、図13に示すように、満氷時オン信号の時間taより長い時間tbとしている。すなわち、tb>taの関係となるように基準点を設けている。このタイマが働いている時間内において、コントローラ52は、スイッチがH信号を継続するか否か検知し(ステップS37)、肯定的(YES)であると、タイマが終了したか否か判断する(ステップS38)。終了していると、ステッピングモータ13を停止させる(ステップS39)。この位置が製氷皿2の水平位置となる。
【0084】
なお、カム歯車10が矢印CCW方向に回転し、スイッチ機構12の凸部41bがマグネットレバー用カム面29の満氷時オン信号発生用カム部29cを通過する際、マグネットレバー41は揺動可能あるいは揺動不能となる。したがって、ホールセンサ42の信号がH信号となる場合と、L信号となる場合がある。これは、戻り行程では、次の2つの状態が存在し得るためである。すなわち、第1の状態は、貯氷容器内の氷が満杯になって、検氷アーム3が満氷検出レベル(図2の1点鎖線状態)で止まりそれ以上進出できなくなる結果、マグネット揺動禁止部材43がマグネットレバー41の突起腕41cに当接できず、その動きを規制できない場合である。第2の状態は、貯氷容器内の氷が満杯にならず、検氷アーム3が満氷検出レベル以下まで下がり、マグネット揺動禁止部材43がマグネットレバー41の突起腕41cに当接し、その動きを規制する場合である。
【0085】
ステップS39でステッピングモータ13が停止したとき、そのステップ数が設定した数となっているか否かを確認し(ステップS40)、設定数に到達していると給水のステップS6に入る。そして、製氷位置から逆方向への駆動ステップ数を設定する(ステップS41)。その後、カム歯車10が矢印CCW方向に回転を開始する(ステップS42)。次に、コントローラ52は、ステップS43に進み、設定されたステップ数に到達したか否かを判断する。その判断が肯定的なときは、ステップS44に進み、1秒間モータを停止させた後、空になった製氷皿2に注水を行なう。
【0086】
この注水は、給水位置である−15度に到達する前から徐々に行われる。すなわち、製氷皿2の係合部2bが揺動部材4の一方側4aを徐々に押し始めるため、開閉弁8も徐々に開くためである。この給水は、製氷皿2が逆方向に15度傾いた状態で行われると共にステッピングモータ13を1秒間完全に停止することにより(ステップS44)、確実に行われる。なお、給水量を確実に制御するため、製氷位置(0度)から給水位置(−15度)までのステッピングモータ13の速度を他の部分より速くなるようにしたり、開閉弁8が開き始めてから完全に開くまでの間を高速駆動するようにしても良い。なお、この実施の形態では600ppsの速度としている。また、このように給水が−15度傾いた状態で行われるため、製氷皿2の縁の長さmを長くして、製氷皿2が傾いても氷がこぼれないようにしている。
【0087】
給水が行われた後、コントローラ52は、ステップ数を設定する(ステップS45)と共に、ステッピングモータ13をCW回転させる(ステップS46)。その後、コントローラ52は、そのステップ数に到達したか否かを判断し(ステップS47)、到達したらステッピングモータ13を停止させる(ステップS48)。この停止位置が製氷位置(0度)となる。
【0088】
この後、製氷のステップS7に入り、所定時間、この実施の形態では60分間のタイマを設定しカウントを開始させる(ステップS49)。その後、この設定時間が終了したか否かを確認し(ステップS50)、終了しているとステップS21に戻り、上述のプログラムの実行開始条件が満たされた場合は、再度ステップS21からステップS50のこのプログラムの実行を開始する。
【0089】
一方、貯氷容器内の貯氷量が充足している場合を考える。この場合には、製氷皿2を反転させて離氷作業を行う必要はなく、直ちに製氷皿2を製氷位置に復帰させている。
【0090】
貯氷容器内の貯氷量が充足している場合には、検氷アーム3は、貯氷容器内の氷に当たって下降することができない。したがって、駆動装置5が始動し、カム歯車10が製氷位置から矢印CW方向に回転されて回転角θが37度に達した場合には、検氷軸用レバー31は、わずかに揺動するものの、氷に検氷アーム3が突き当たりそれ以上揺動できなくなり、検氷機構11の凸部31aが検氷軸用カム面28から離れる。このため、マグネット揺動禁止部材43は、スイッチ機構12のマグネットレバー41に形成された突起腕41cを規制できず、スイッチ機構12の凸部41bは、マグネットレバー用カム面29の凹み部分となる満氷時オン信号発生用カム部29cに沿って移動し、マグネットレバー41が揺動することとなる。
【0091】
マグネットレバー41の揺動によって、図16のステップS28において、ホールセンサ42の信号がL信号からH信号に変化する。すなわち、検氷位置信号が立ち上がってステップS28の判別結果が否定になり、コントローラ52は、図18のステップS51に進み、ステッピングモータ13を1秒間だけ停止させる。この後、直ちにカム歯車10の戻り行程に移行し、コントローラ52は、ステップS52に進み、カム歯車10を矢印CCW方向に回転させるためにステッピングモータ13を逆転させる。
【0092】
この後、コントローラ52は、スイッチがH信号を出力しているか否かを判断し(ステップS53)、肯定的(YES)のときは、ステップ数を設定することによりタイマの設定を行う(ステップS54)。その後、スイッチがH信号を出力するか否かを判断する(ステップS55)。そして、その判断が肯定的(YES)であると、設定ステップ数に到達したか否か、すなわちタイマが終了したか否かを判断し(ステップS56)、肯定的であると、ステッピングモータ13を停止させる(ステップS57)。このときのタイマ時間は、図13に示すように、満氷時オン信号の時間taより長い時間となる時間tb、すなわち基準点から製氷位置までの時間tbとしている。
【0093】
このように、タイマが終了した時点でスイッチがH信号状態であると、そのH信号は満氷時オン信号ではなく製氷位置でのオン信号とコントローラ52が判断し、ステッピングモータ13を停止させる。これによってカム歯車10は0度の位置に設定される。しかし、ステップS55で、タイマ時間内にスイッチがL信号を発生すると、H信号を発生させた位置は他の信号であったこととなり、次のH信号の発生を検知すべくステッピングモータ13の反時計回転を継続させる。
【0094】
コントローラ52は、ステップS57を終了すると、その後、検氷待機のステップS9に入り、タイマを設定した後カウントを開始させる(ステップS58)。そして、ステッピングモータ13が停止してから一定時間(この実施の形態では70分間)が経過したか否かを検知し(ステップS559)、肯定的(YES)であると、ステップS21に戻り、所定温度以下か否かを検知する。その後は前述と同様のステップを繰り返すこととなる。なお、ステップS59における一定時間の経過判断を、ステップS57のステッピングモータ13の停止からではなく、他の時点、例えば、ステップS21、すなわち1回前の所定温度以下を検知した時点を基準として計測するようにしても良い。
【0095】
また、ステップS40において、設定ステップ数に到達していない場合、異常処置のステップS10に入る。このとき、まずタイマを設定し、計時を開始する(ステップS61)。そして、タイマが終了したか否かを判断し(ステップS62)、肯定的であると給水のステップS6へ行かずステップS21へ戻り、ステップS21から上述のステップを再度行うこととなる。なお、ステップS61のタイマの設定時間をこの実施の形態では120分としている。
【0096】
操作部材47を動作させて行うテスト動作は、図19に示すステップによって行われる。すなわち、操作部材47を押し込む(ステップS71)と、ホールセンサ42の信号がL信号となったか否かを確認する(ステップS72)。その判断が肯定的であると、タイマを開始させる(ステップS73)。このタイマ時間内でL信号が継続するか判断し(ステップS74)、H信号に戻ると、テスト信号を受け付けずステップS72に戻る。なお、この実施の形態では、タイマ時間を3秒としている。
【0097】
L信号が継続している場合、次に、タイマが終了するか否か判断し(ステップS75)、肯定的であるとH信号になったかどうか判断し(ステップS76)、肯定的であると、製氷皿2がステップS2,S7,S9のモードにいるか否かを判断し(ステップS77)、肯定的であると次の動作に入っていく。このように、操作部材47を3秒以上押し続けた後、元に戻すと、テスト信号を受け付ける。一方、3秒未満であると誤操作と判断し強制駆動を開始しない。
【0098】
次に、第2の実施の形態の製氷装置およびその制御方法について図21から図25に基づいて説明する。
【0099】
この第2の実施の形態の製氷装置も自動製氷機となっており、その基本構造は、第1の実施の形態と同様となっている。異なる点は、給水をメカ的に行わせるための揺動部材4と係合部2bが設置されていない点である。給水は、製氷皿2が水平位置で行われると共に給水信号によって開閉弁8に相当する電磁弁が駆動されることにより行われる。また、給水が水平位置で行われるため、製氷装置の制御方法も第1の実施の形態とは一部異なるものとなっている。以下、第1の実施の形態の制御方法と異なる点を中心に第2の実施の形態の制御方法について説明する。なお、第1の実施の形態と同一部材には同一符号を付して説明することとする。
【0100】
この第2の実施の形態の自動製氷機(以下第2の自動製氷機という)の全体的な動作は、図22に示すとおりとなっている。この全体的な動作は、図14に示す第1の実施の形態と同様となっている。すなわち、まず、電源がオンされると、初期設定プログラムが動作する(ステップS101)。次に、基本動作プログラムを開始し、製氷確認に入る(ステップS102)。コントローラ52は、氷製造が終了したか否かをサーミスタ1aで検知し、所定温度以下となっていると、終了と判断し、貯氷容器内の氷の量を検知しに行く(ステップS103)。
【0101】
ステップS103において、コントローラ52は、貯氷容器内の氷が不足状態か否かを検知し、満氷でないとき、すなわち氷が不足状態であると、製氷皿2を反転させ氷を貯氷容器へ供給する離氷を行う(ステップS104)。次に、その離氷の確認、すなわちカム歯車10が160度回転したか否かを確認し(ステップS105)、回転していると判断されると、製氷皿2を水平位置に戻し給水を行う(ステップS106)。その後、製氷がなされる(ステップS107)。
【0102】
一方、ステップS103において満氷状態であると、製氷皿2は反転せず水平位置に戻り(ステップS108)、検氷のため所定時間待機し(ステップS109)、ステップS102の製氷確認に戻っていく。また、ステップS105の離氷確認において、160度の回転が確認されないと、異常処置、すなわち、所定時間待機し(ステップS110)、その後、ステップS102に戻っていく。
【0103】
また、製氷皿2が製氷位置(=水平位置)で停止しているとき、コントローラ52は、操作部材47による信号変化を受付可能となっている。すなわち、コントローラ52は、ステップS102,S107およびステップS109の間に、操作部材47が動作させられた時のみ、その信号を受け付けて、テスト信号受付による強制動作実行(ステップSA)を行う。この強制駆動によって、製氷皿2は、検氷、離氷、給水(=製氷)の各位置へ駆動されると共に、検氷アーム3は、検氷等の動作をする。
【0104】
ここで、ステップS101のイニシャライズ、ステップS105の製氷確認、ステップS106の給水およびステップS108の水平位置復帰の各ステップが第1の実施の形態のものとその内容が異なっている。一方、ステップS102の製氷確認、ステップS103の検氷、ステップS104の離氷、ステップS107の製氷、ステップS109の検氷待機およびステップS110の異常処置の各ステップは、第1の実施の形態と同様となっている。このため、以下では、異なるステップについてのみ説明することとする。
【0105】
初期設定プログラム(イニシャライズ)は、図23に示すとおりとなっている。初期設定プログラムでは、まず、マグネットレバー41の状態を検知する。すなわち、コントローラ52は、スイッチがH信号を出力しているか否かを判断し(ステップS111)、否定的(NO)のときは、ステッピングモータ13を逆転(反時計回転=CCW回転)させ、製氷位置方向へカム歯車10を駆動する(ステップS112)。
【0106】
その後、コントローラ52は、スイッチがH信号を出力するか否か検知し(ステップS113)、肯定的(YES)であると、タイマをセットする(ステップS114)。このときのタイマ時間は、図21に示すように、満氷時オン信号の時間taより長い時間となる時間tb、すなわち基準点から製氷位置までの時間tbとしている。換言すれば、tb>taの関係となるように基準点を設けている。このタイマは、ステッピングモータ13を駆動するためのステップ数によって設定される。
【0107】
このタイマが働いている時間内において、コントローラ52は、スイッチがH信号を継続するか否か検知し(ステップS115)、肯定的(YES)であると、タイマが終了したか否か判断し(ステップS116)、終了しているとステッピングモータ13を停止させる(ステップS117)。すなわち、タイマが終了した時点でスイッチがH信号状態であると、そのH信号は満氷時オン信号ではなく製氷位置でのオン信号とコントローラ52が判断し、ステッピングモータ13を停止させる。
【0108】
これによってカム歯車10は、−7.5度の位置に設定され、製氷皿2は、わずかに傾いた位置となる。しかし、ステップS115で、タイマ時間内にスイッチがL信号を発生すると、H信号を発生させた位置は満氷時オン信号であったこととなり、次のH信号の発生を検知すべくステッピングモータ13の反時計回転を継続させる。
【0109】
なお、ステップS111でスイッチがH信号発生状態であると、ステッピングモータ13は正方向回転(時計回転=CW回転)し、離氷位置方向へカム歯車10を駆動する(ステップS125)。これは、この実施の形態の第2の自動製氷機は、製氷位置からさらに逆回転させると、回転限界位置へ移行し、衝突音が発生してしまう危険性があるためである。このような危険を避けるため、初期設定プログラムでは、衝突音が発生しないようにしている。
【0110】
ステップS125でステッピングモータ13がCW回転を開始後、コントローラ52は、スイッチがL信号を発生するか否か検知し(ステップS126)、肯定的となると、ステッピングモータ13を1秒間停止させる(ステップS127)この位置は、7.5度の位置となる。その後、ステップS112に移行し、ステッピングモータをCCW回転させる。その後は、先に示したステップS113からステップS117を行い、カム歯車10を−7.5度の位置とする。
【0111】
ステップS117で1秒間停止した後、カウンタが設定され、カウントを開始する(ステップS118)。そして、ステッピングモータ13は、CW回転し(ステップS119)、コントローラ52はそのカウント数に到達したか否か判断する(ステップS120)。所定のステップ数に到達すると、ステッピングモータ13は停止する(ステップS121)。この停止位置が製氷位置となり、製氷皿2は水平状態となる。なお、イニシャライズ時のステッピングモータ13の駆動は、この実施の形態では600ppsにて行っている。
【0112】
イニシャライズ後に、ステップS102の製氷確認、ステップS103の検氷およびステップS104の離氷が第1の実施の形態と同様に行われる。この後、この実施の形態では、離氷確認のステップS105に入る。そして、コントローラ52は、ステップS133に進み、ステップ数を設定し、カム歯車10を図4中矢印CCW方向に回転させるためにステッピングモータ13を逆転させる(ステップS134)。これ以降、カム歯車10が戻り行程に入る。
【0113】
次に、コントローラ52はステップS135に進み、検出信号がL信号からH信号に変化したか否かを判別する。肯定的(YES)であると、タイマをセットする(ステップS136)。このときのタイマ時間はステップ数で設定され、図21に示すように、満氷時オン信号の時間taより長い時間tbとしている。すなわち、tb>taの関係となるように基準点を設けている。このタイマが働いている時間内において、コントローラ52は、スイッチがH信号を継続するか否か検知し(ステップS137)、肯定的(YES)であると、タイマが終了したか否か判断する(ステップS138)。終了していると、ステッピングモータ13を停止させる(ステップS139)。この位置は、製氷皿2が−7.5度逆方向に回転した位置となる。
【0114】
−7.5度で停止した後、ステップS133で設定したステップ数の逆算を開始し(ステップS140)、かつ水平位置までのステップ数(第2のステップ数)を設定しカウントを開始する(ステップS141)。その後、ステッピングモータ13は、CW回転を開始し(ステップS142)する。コントローラ52は、ステップS141で設定したカウントが終了したか否か確認し(ステップS143)、その判断が肯定的のときはステッピングモータ13を停止させる(ステップS144)。この位置が製氷皿2の水平位置となる。
【0115】
ステップS144でステッピングモータ13が停止したとき、そのステップ数がステップS133で設定した数となっているか否かを確認し(ステップS145)、設定数に到達していると、給水のステップS106に入る。そして、コントローラ52から給水信号が出力され(ステップS146)、製氷皿2への水の供給を制御する電磁弁を開き、製氷皿2へ水を供給する。この供給信号は、この実施の形態では5秒間となっている。このように、この実施の形態では、水平位置で給水されるため、製氷皿2の縁の長さmを第1の実施の形態に比べ短くしている。
【0116】
給水が行われた後、製氷のステップS107に入り、第1の実施の形態と同様に所定時間、この実施の形態では60分間のタイマを設定しカウントを開始させる。
【0117】
貯氷容器内の貯氷量が充足している場合には、検氷アーム3は、貯氷容器内の氷に当たって下降することができない。したがって、駆動装置5が始動し、カム歯車10が製氷位置から矢印CW方向に回転されて回転角θが37度に達した場合には、検氷軸用レバー31は、わずかに揺動するものの、氷に検氷アーム3が突き当たりそれ以上揺動できなくなり、検氷機構11の凸部31aが検氷軸用カム面28から離れる。このため、マグネット揺動禁止部材43は、スイッチ機構12のマグネットレバー41に形成された突起腕41cを規制できず、スイッチ機構12の凸部41bは、マグネットレバー用カム面29の凹み部分となる満氷時オン信号発生用カム部29cに沿って移動し、マグネットレバー41が揺動することとなる。
【0118】
マグネットレバー41の揺動によって、ホールセンサ42の信号がL信号からH信号に変化する(第1の実施の形態の図16のステップS28参照)。すなわち、検氷位置信号が立ち上がって、このステップS28に相当するステップの判別結果が否定になり、コントローラ52は、図25のステップS151に進み、ステッピングモータ13を1秒間だけ停止させる。この後、直ちにカム歯車10の戻り行程に移行し、コントローラ52は、ステップS152に進み、カム歯車10を矢印CCW方向に回転させるためにステッピングモータ13を逆転させる。
【0119】
この後、コントローラ52は、スイッチがH信号を出力しているか否かを判断し(ステップS153)、肯定的(YES)のときは、ステップ数を設定することによりタイマの設定を行う(ステップS154)。その後、スイッチがH信号を出力するか否かを判断する(ステップS155)。そして、その判断が肯定的(YES)であると、設定ステップ数に到達したか否か、すなわちタイマが終了したか否かを判断し(ステップS156)、肯定的であると、ステッピングモータ13を停止させる(ステップS157)。このときのタイマ時間は、図21に示すように、満氷時オン信号の時間taより長い時間となる時間tb、すなわち基準点から製氷位置までの時間tbとしている。
【0120】
このように、タイマが終了した時点でスイッチがH信号状態であると、そのH信号は満氷時オン信号ではなく製氷位置でのオン信号とコントローラ52が判断し、ステッピングモータ13を停止させる。これによってカム歯車10は−7.5度の位置に設定される。しかし、ステップS155で、タイマ時間内にスイッチがL信号を発生すると、H信号を発生させた位置は他の信号であったこととなり、次のH信号の発生を検知すべくステッピングモータ13の反時計回転を継続させる。
【0121】
ステッピングモータ13が1秒間停止した後、コントローラ52は所定ステップ数を設定しカウントを開始する(ステップS158)。そして、ステッピングモータ13はCW回転を開始する(ステップS159)。コントローラ52は、所定ステップに到達したか否か判断し(ステップS160)、肯定的であると、ステッピングモータ13を停止させる(ステップS161)。この停止位置が製氷皿2の水平位置となる。
【0122】
コントローラ52は、ステップS161を終了すると、その後、検氷待機のステップS109に入り、第1の実施の形態と同様な動作を行う。
【0123】
上述の第1および第2の実施の形態では、駆動源としてステッピングモータ13を使用している。ステッピングモータ13は、一般的に、DCモータに比べてトルクが小さい。このため、モータ軸から製氷皿2に動作を伝える歯車の減速比を大きくし、製氷皿2においてはDCモータ品並のトルクが出るようにしている。また、上述の各実施の形態では、大きなトルクの必要な離氷時は、モータ回転数を落とし、それ以外はモータ回転数を上げるように、コントローラを用いてモータ回転数を切り替えるように制御している。
【0124】
また、上述の各実施の形態では、離氷位置で信号を出さないため、離氷位置まで行ったかどうかの確認は、離氷位置(160度)から、製氷位置(0度)まで戻る間のステッピングモータ13のステップ数で判断している。そして、離氷位置まで行っていないと判断した場合は、給水するのを止めて、しばらくした後に再度離氷動作を行うようにしている。このため、誤って給水するのが確実に阻止される。
【0125】
上述の第2の実施の形態では、ステッピングモータ13を使用するが、給水にメカ的に方法を用いないため、給水位置は製氷位置と同じになる。そして、メカ的な給水をしないために、イニシャライズ時等に、製氷位置を越えて反離氷側に動かすことができる。そのために原点検出用の信号は−7.5度〜7.5度まであれば良く、製氷位置からのイニシャライズは、最初に離氷側に7.5度動き、次に反離氷側に約15度動いて、−7.5度にくるまでに、原点用の信号であることを確定すれば良い。確定した後は、製氷位置0度に移動する。給水にメカ的な方法を用いない場合は、このように製氷皿2の水平位置からの傾きを小さくすることが可能となる。
【0126】
なお、上述の各実施の形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、図26に示すように、時間tb>時間taの関係はそのままとし、基準点で切り換わる信号を基準点から製氷位置までの信号とし、製氷位置で元に戻るようにしても良い。この場合、初期設定時の動作は、そのカム歯車10がどの回転位置にいても、駆動開始時は常に離氷位置側へ駆動させるようにするのが好ましい。そして、検氷位置と離氷位置の間にあるときにイニシャライズされるときのみ、170度の回転限度位置を利用して回転方向を変えるようにする。また、給水位置を−10度としたり、検氷位置を41度としたり、各種の設定値を適宜変更しても良い。
【0127】
上述の実施の形態では、製氷皿2が製氷位置で停止しているときのみ、強制駆動のための信号を受け付けるようにしたが、製氷位置も含め信号が発生すべきでない状態のときに、強制駆動用の信号が発生したらその信号を受け付けるようにしても良い。また、ホールセンサ42の信号を変化させる方法としては、別に用意したマグネットを近づけるようにしたり、ホールセンサ42とセンサ用マグネット46との間に磁気を遮へいするシャッタを入れるようにしたりする等他の方法を採用しても良い。
【0128】
また、揺動部材47を設けず図27の回路システムに示されるように、テスト用スイッチ71を自動製氷機1や第2の自動製氷機に取り付けるようにしても良い。このテスト用スイッチ71は、一端がホールセンサ42の接地側に接続され、他端が冷蔵庫本体の制御基板48に設けられるコントローラ52に接続されている。このコントローラ52には、ホールセンサ42のセンサ信号出力が入力するようにホールセンサ42の出力端42aが接続されている。
【0129】
また、コントローラ52は、制御基板48の駆動回路56を動作させてステッピングモータ13を制御している。そして、このステッピングモータ13が、カム歯車10等の動作機構部72を動作させる。
【0130】
このような回路システムの場合、イニシャライズとなる初期設定後の動作確認や冷蔵庫を移動させるため貯氷容器内の氷を空にしたい時に、テスト用スイッチ71をオンさせ、信号をコントローラ52に入力させている。この信号によって、コントローラ52は、ステッピングモータ13を強制的に動かし、製氷皿2を製氷位置から離氷位置へ移動させ、その後、製氷位置へ戻るような動作を行わせている。
【0131】
また、出力軸25をカムとなるカム歯車10に一体的に設けず別体としても良く、その際、それらを別の駆動源で駆動するようにしても良い。また、カムフォロアーとなる検氷軸用レバー31の凸部31aをカム歯車10の回転中心から外周方向に回動付勢させるのではなく、逆に、外周方向からカム歯車10の回転中心方向へ回動付勢させても良い。
【0132】
また、カムフォロアーとなる凸部31aを、検氷軸32に固設された検氷軸用レバー31に設けるのではなく、検氷軸32自体に設けても良い。さらに、検氷アーム3と検氷軸32とを別体とせず、一体化した部品としても良い。また、上述の第1の実施の形態で示した製氷皿2の係合部2bを設けず、出力軸25に揺動部材4との係合部を設けたり、出力軸25にアームを取り付けそのアームによって揺動部材4を動作させるようにしても良い。
【0133】
さらに、上述の各実施の形態では、検氷位置のH信号を満氷の場合のみ発生するようにしたが、満氷のときは発生させず不足状態のときにH信号を発生させるようにしても良い。また、上述の各実施の形態では、マグネットレバー41とホールセンサ42との関係を両者が対向したときにH信号が発生するアクティブ・ハイとなる関係にしたが、両者が対向する位置ではL信号が発生するアクティブ・ローの関係にしても良い。さらに、信号出力手段としては、発光素子、受光素子および遮へい手段を利用した光方式等他の手段を採用しても良い。
【0134】
さらに、駆動源としてはステッピングモータ13を使用せず、通常のDCモータ等の小型モータに回転の移動量を検出するエンコーダを取り付けて位置制御を行うようにしても良い。また、製氷皿2の角度を直接検出するポテンショメータ等の角度検出器とDCモータ等の小型モータとを組み合わせるようにしても良い。また、ACモータやコンデンサモータを使用し、カム歯車10の回転角度をステップ数ではなく時間で制御するようにしても良い。
【0135】
また、第1の実施の形態で、水平位置から給水位置へ移行させる際、H信号が継続しているか否かの確認を行いつつ、タイマまたは所定ステップ数の終了を検知するようにしても良い。このようにすると、給水位置の一層確実な確認が可能となる。また、氷化する液体としては、水の他にジュース等の飲み物や検査試薬等の非飲料等を採用することができる。また、貯氷容器内の氷が出来上がったか否かを検知する手段としては、サーミスタ1aの他に形状記憶合金等を利用したバイメタルとしても良い。
【0136】
さらに、液体供給手段となる開閉弁8と液体供給操作手段となる揺動部材4とを一体化させても良い。さらに揺動部材4の代わりにスイッチ機構を設け、スイッチを押すことにより、開閉弁8等を動作させたり、換気扇のひものような物を設け、製氷位置から給水位置の間でそのひもを引っ張るようにしても良い。
【0137】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の製氷装置では、満氷時に、無駄な動作をすることなく、製氷皿が製氷位置へ戻ることが可能となる。また、初期設定動作時にメカロックを生じないようにでき、振動音や衝突音が発生しない製氷装置とすることができる。また、請求項2記載の発明では、満氷時オン信号と製氷位置のための信号との区別が同一の検出手段でも可能となり、装置が簡素化される。
【0138】さらに、請求項3記載の発明では、満氷時に、無駄な動作をすることなく、製氷皿が製氷位置へ戻ることが可能となると共に、製氷装置にとって必要となる製氷位置、給水位置、離氷位置の位置設定をステッピングモータのステップ数で制御できるので、簡単な機構で製氷装置を確実に各位置へ駆動させることができる。また、請求項4記載の発明では、計測手段と比較手段を利用し、製氷皿が離氷位置に到達したか否かを確認可能にしている。このため、離氷位置への移動が正常に行われない場合を確実に検知でき、誤った給水動作をしてしまう等の不具合を防止できる。
【0139】また、請求項5記載の製氷装置では、ステッピングモータの回数を減速しているので、小さいトルクでも製氷皿部分のトルクを大きくできる。このため、製氷皿をねじって氷を落下させる場合も十分なトルクを得ることができる。
【0140】
加えて、請求項6記載の製氷装置の制御方法では、給水位置へ戻す際に、一旦、製氷位置および給水位置を通り越して反離氷位置側へ駆動し、その後、離氷位置側に駆動し給水位置へ戻している。このため、給水位置からわずかに傾かせるだけで所定信号を確実に得ることができる。この結果、製氷皿から液体がこぼれるのを防止でき、製氷皿の縁を深くし、大きな製氷皿とすることなく、十分な量の氷を得ることができる。
【0141】
さらに、請求項7記載の発明では、ステッピングモータの回数を減速しているので、小さいトルクでも製氷皿部分のトルクを大きくできる。このため、製氷皿をねじって氷を落下させる場合も十分なトルクを得ることができる。また、請求項8記載の発明では、製氷位置が検出手段で検出される信号の所定範囲内に含まれるため、この信号を利用して製氷位置を特定させることができる。さらに、請求項9記載の発明では、給水位置がその信号の所定範囲内に含まれるため、この信号を利用して給水位置を確実に特定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の製氷装置の要部平面図である。
【図2】図1の製氷装置の側面図である。
【図3】図2の製氷装置から製氷皿部分を取り除き、貯水タンク等を付加した側面図である。
【図4】図1の製氷装置の駆動装置部分を示し、一方のケースを取り外して内部を観察可能にした正面図である。
【図5】図4の駆動装置のA−B−C−D−E−F−G−H線に沿う断面を示し、その回転伝達手段の連結関係を示す展開図である。
【図6】図4の駆動装置のカム歯車を示し、(A)はその平面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図である。
【図7】図4の駆動装置のVII-VII線に沿う要部断面図である。
【図8】図4の駆動装置のVIII−VIII線に沿う要部断面図である。
【図9】図4の駆動装置のIX-IX線に沿う要部断面図である。
【図10】図1の製氷装置の駆動装置部分の正面図である。
【図11】図1の製氷装置の制御系を示すブロック図である。
【図12】図1の製氷装置の回路構成を示すブロック図である。
【図13】図1の製氷装置の動作状況を示す図である。
【図14】図1に示す製氷装置のコントローラが実行する動作の概要を示すフローチャート図である。
【図15】図1に示す製氷装置のコントローラの初期設定プログラムを示すフローチャート図である。
【図16】図1に示す製氷装置のコントローラが実行する基本動作プログラムの前半部分のフローチャート図である。
【図17】図1に示す製氷装置のコントローラが実行する基本動作プログラムの後半部分のフローチャート図である。
【図18】図1に示す製氷装置のコントローラが実行する基本動作プログラムの前半部分から分岐した部分のフローチャート図である。
【図19】図1に示す製氷装置のコントローラが実行するテスト信号受付(強制駆動信号受付)のフローチャート図である。
【図20】図1の製氷装置の製氷皿の製氷位置状態を示す側面図である。
【図21】本発明の第2の実施の形態の製氷装置の動作状況を示す図である。
【図22】本発明の第2の実施の形態の製氷装置のコントローラが実行する動作の概要を示すフローチャート図である。
【図23】本発明の第2の実施の形態の製氷装置のコントローラの初期設定プログラムを示すフローチャート図である。
【図24】本発明の第2の実施の形態の製氷装置の離氷確認のステップと給水のステップの詳細を示すフローチャート図である。
【図25】本発明の第2の実施の形態の製氷装置の水平位置復帰のステップの詳細を示すフローチャート図である。
【図26】本発明の製氷装置の制御方法の変形例の動作状況を示す図である。
【図27】本発明の製氷装置にテスト用スイッチを設けた場合の回路構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 自動製氷機(製氷装置)
2 製氷皿
3 検氷アーム(氷検出手段)
4 揺動部材(液体供給操作手段)
5 駆動装置(離氷手段)
7 軸部(揺動支点)
8 開閉弁(液体供給手段)
9 ケース
10 カム歯車(カム)
11 検氷機構
12 スイッチ機構(信号出力手段)
13 ステッピングモータ(駆動源)
14 回転伝達手段
25 出力軸
41 マグネットレバー(信号変化部材)
41c 突起腕(被押圧部)
42 ホールセンサ(位置検出手段)
43 マグネット揺動禁止部材
46 センサ用マグネット
47 操作部材
52 コントローラ(制御手段兼計測手段兼比較手段)

Claims (9)

  1. 氷を製氷させる製氷皿と、該製氷皿を回転させて製氷された氷を離氷させる離氷手段と、離氷された氷を貯氷する貯氷容器と、を備える製氷装置において、上記離氷手段の駆動源としてステッピングモータを用いると共に、上記製氷皿の所定位置を検出する検出手段と、上記ステッピングモータの駆動を制御する制御手段とを有し、上記検出手段からの信号を利用して、上記製氷皿内の液体を製氷する製氷位置と上記貯氷容器内の氷の貯氷量を検氷する検氷位置との間に位置するように基準点を決定し、上記製氷位置を、上記基準点からのステップ数で決めたことを特徴とする製氷装置。
  2. 前記検出手段からの前記信号は、前記製氷位置から前記基準点までの間連続して出力されると共に前記貯氷容器内の氷が満氷である際には、検氷位置信号として出力され、その継続出力可能時間である満氷時オン信号の時間(ta)に比べ、上記連続して出力される時間(tb)が長くなるように前記基準点を設け、同一の前記検出手段により前記製氷位置および前記検氷位置を検出するようにしたことを特徴とする請求項1記載の製氷装置。
  3. 氷を製氷させる製氷皿と、該製氷皿を回転させて製氷された氷を離氷させる離氷手段と、離氷された氷を貯氷する貯氷容器と、を備える製氷装置において、上記離氷手段の駆動源としてステッピングモータを用いると共に、上記製氷皿の所定位置を検出する検出手段と、上記ステッピングモータの駆動を制御する制御手段とを有し、上記検出手段からの信号を利用して、上記製氷皿内の液体を製氷する製氷位置と上記貯氷容器内の氷の貯氷量を検氷する検氷位置との間に位置するように基準点を決定し、上記製氷位置と、上記製氷皿へ液体を供給する給水位置と、製氷された氷を上記製氷皿から上記貯氷容器へ移す離氷位置の少なくとも3つの位置を、上記基準点からのステップ数で決めたことを特徴とする製氷装置。
  4. 前記制御手段は、前記離氷位置から前記給水位置または前記製氷位置まで戻る前記ステッピングモータのステップ数を計測する計測手段と、 該計測手段による計測結果と前記離氷位置から前記給水位置または前記製氷位置まで戻るために必要な予め設定されたステップ数と比較する比較手段とを有し、前記製氷皿が前記離氷位置に到達したことを確認可能に構成したことを特徴とする請求項3記載の製氷装置。
  5. 前記ステッピングモータと前記製氷皿との間に前記ステッピングモータの回転を減速して前記製氷皿に伝達する減速輪列を設けると共に、製氷された氷を前記製氷皿から前記貯氷容器へ移す離氷位置の直前で前記ステッピングモータの回転を減速させたことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の製氷装置。
  6. 氷を製氷位置で製氷させる製氷皿と、該製氷皿を回転させて製氷された氷を離氷位置で離氷させる離氷手段と、給水位置で上記製氷皿へ液体を供給する液体供給手段と、離氷された氷を貯氷する貯氷容器とを有する製氷装置の制御方法において、上記製氷位置と上記離氷位置の間の所定位置を検出する検出手段を設け、上記製氷皿を給水位置へ戻す際に、検出された所定位置を利用して、一旦、製氷位置および給水位置を通り越して離氷位置側と反対方向に駆動させ、その後、離氷位置側に駆動し、給水位置に戻すようにしたことを特徴とする製氷装置の制御方法。
  7. 前記ステッピングモータと前記製氷皿との間に前記ステッピングモータの回転を減速して前記製氷皿に伝達する減速輪列を設けると共に、製氷された氷を前記製氷皿から前記貯氷容器へ移す離氷位置の直前で前記ステッピングモータの回転を減速させたことを特徴とする請求項6記載の製氷装置の制御方法。
  8. 前記所定位置から所定範囲の間、信号を発生させるように構成した検出手段を設け、上記所定範囲内に前記製氷位置を包含するようにしたことを特徴とする請求項6または7記載の製氷装置の制御方法。
  9. 前記所定範囲の中に、前記給水位置が包含されていることを特徴とする請求項8記載の製氷装置の制御方法。
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