JP3547354B2 - 自動製氷機の駆動装置およびこの装置の製造方法 - Google Patents

自動製氷機の駆動装置およびこの装置の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵庫内に設置され、氷を製造すると共に貯氷容器内の氷の不足を検出した場合に、製造した氷を補給するための自動製氷機の駆動装置およびこの装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動製氷機能を備えた家庭用冷蔵庫等が知られている。この種の冷蔵庫に取り付けられる自動製氷装置は、通常、モータ駆動によって回動するカム車に製氷皿が連結されており、カム車の回動に伴って製氷皿が捻られながら回転されると、製氷皿から氷が落下するようになっている。このような自動製氷装置では、氷を落下させた後にモータを逆回転させて製氷皿を元位置に戻し、水を供給して新たに氷を製造し始める。そのため、製氷皿が氷を落下させる位置および駆動前の元位置をモータの駆動軸の回動に連動して検出し、モータの駆動/停止/逆転等の制御を行わせる必要があり、これらを検知するスイッチが設けられている。
【0003】
また、上述の自動製氷装置は、製氷皿から落下する氷を受け止めて貯めておく貯氷容器内の氷の量を検知するために検氷レバーを備えている。この検氷レバーは、カム車のカム面に当接されており、カム車の回動に連動して貯氷容器内で動作し、貯氷容器内に所定量以上の氷があるか否かを検知するものとなっている。なお、この動作においても、所定量以上氷がある場合、もしくは所定量以上氷がない場合のいずれかの場合に、その旨の信号を出力するためのスイッチを備える必要がある。
【0004】
特開平8−313132号公報記載の自動製氷機の駆動装置や、特開平10−78277号公報に記載された自動製氷装置には、上述の製氷皿の離氷位置(製氷皿が氷を落下させる位置)及び駆動前の元位置(原点)を検知するスイッチと、検氷時の信号を出力させるためのスイッチとを兼用した構成が開示されており、上述の要求に応えることが可能な構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特開平8−313132号公報記載の自動製氷機の駆動装置のスイッチ機構は、図10に示すように、製氷皿と連動して回動するカム車101のカム面と平行な方向に揺動するレバー102をケース(図示省略)内に配置させた構造を有しており、このレバー102の揺動を利用して製氷皿の回動角度を検出するようになっている。そのため、スイッチ用のレバー102のケース内における占有面積が大きく、かつレバーの揺動するスペースを確保する必要があるため、装置の大型化を招く原因となっている。
【0006】
また、レバー102は、カム車101の中心軸と平行に配置された支点102aを中心として揺動するようになっているが、この揺動の駆動源としてバネ103が用いられている。このバネ103は、一端をレバー102の一端に形成されたフック等の係合部102bへ、他端をケース内に配置された他部材のフック等の係合部104へ引っかけるようになっている。この構成のため、バネ103の組み込み時、バネ103を圧縮もしくは伸張させながらレバー102の係合部102b及び他部材の係合部104へ引っかけたり等の微妙な作業が必要となり、組み込み作業の自動化が困難で、手作業に頼らざるを得ないという問題が生じている。
【0007】
なお、特開平10−78277号公報に記載された自動製氷装置は、図11に示すように、製氷皿と連動して回動するカム車111のカム面と直交する方向に揺動するレバー112をケース(図示省略)内に配置させた構造を有しており、このレバー112の揺動を利用して製氷皿の回動角度を検出するようになっている。この自動製氷装置は、揺動方向が図11において縦方向となり(カム車111の回転中心軸と平行な方向)、上述の図10に示した装置に比してレバー112がコンパクトな構成となっていると共に、省スペースで揺動可能となっている。
【0008】
しかしながら、この図11に示した装置では、レバー112の回動支点となる軸部112aがケースに形成された軸受け114に支持される構造となっており、その組み込みが困難なものとなっている。また、この図11に示した装置においても、レバー112の揺動の駆動源としてバネ113が用いられており、このバネ113は一端をレバー112に形成されたフック等の係合部112bへ、他端をケース内に配置された他部材のフック等の係合部115へ引っかけるようになっている。これらの構成を有するため、レバー112の軸受け114への組み込みやバネ113の組み込み時に微妙な作業が必要となり、組み込み作業の自動化が困難で、手作業に頼らざるを得ないという問題が生じている。
【0009】
本発明は、製氷皿の回動角度を検出したり、あるいは貯氷容器内の氷の量を検知するスイッチ機構をコンパクトかつ簡単な構成で、しかも自動組み込みが可能となる構成とし、組み立て効率が高く低コストで、しかも確実に動作するスイッチを備えた自動製氷機の駆動装置及びこの装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本発明では、貯氷容器内の氷の不足を検出した場合に、製氷皿を反転させて氷を貯氷容器内に落下させた後、製氷皿を元の位置に戻し氷を製造する自動製氷機の駆動装置において、製氷皿の駆動に連動して回動し、製氷皿の位置検出用のスイッチのオンオフ切り替えを行う回動部材を当該駆動装置の各部を収納するための2つに分割されたケースの一方のケース半体内に配置し、回動部材の回動支点軸を支持する支持部を、回動部材の回動支点軸の両側に配置された両側壁の一方のケース半体の解放端側に形成された凹部で構成すると共に、回動部材は、回動支点軸から半径方向外側へ延設されると共に、両側端縁が両側壁に当接するように形成された突起状部を備え、この突起状部が両側壁に当接することにより、回動方向とは直交する方向への倒れが防止されるものである。
【0011】
そのため、スイッチ機構をコンパクトな構成とすることができると共に、スイッチのオンオフを切り換える回動部材の回動支点軸を、回動部材の両側に配置される両側壁の凹部に落とし込むだけで、容易に回動部材の回動を支持することができるため、スイッチ機構の組み込み作業が簡単なものとなる。また、組み込み時及び組み込み後において回動部材が倒れずに正確に支持部に支持されることとなり、回動部材の動作の安定化を図ることが可能となる。
【0012】
また、他の発明は、上述の自動製氷機の駆動装置に加えて、両側壁は、ケースの底面に一体的に形成されている。そのため、スイッチをオンオフする回動部材を支持する支持部をケースと一体的に容易に形成することが可能となる。
【0013】
また、他の発明は、上述の自動製氷機の駆動装置に加えて、支持部を備えた両側壁は、回動支点軸に対してそれぞれ直交するように形成されている。そのため、回動部材の回動支点軸方向への動きを両側壁にて阻止することが可能となり、スイッチのオンオフ動作の安定化が図れる。
【0015】
また、他の発明は、上述の自動製氷機の駆動装置に加えて、回動部材のスイッチと対向する位置にスイッチを押圧する押圧部を備えると共に、この押圧部をスイッチ側へ押しつける付勢部材と、製氷皿の駆動に連動して動作し付勢部材の付勢力に抗して押圧部を付勢部材側へ押し戻して押圧部のスイッチへの押圧動作を阻止する押圧阻止手段とを備え、押圧部の押圧及び離脱によりスイッチのオンオフ切り替えを行うようにしている。そのため、スイッチが回動部材の押圧及び非押圧によって、スイッチのオンオフを確実なものとすることができる。
【0016】
また、他の発明は、上述の自動製氷機の駆動装置に加えて、回動部材には、製氷皿と連動して回転するカム車のカム面に摺接する摺動部を設け、この摺動部がカム面に沿って摺動することにより回動支点軸を中心として回動し、スイッチのオンオフ切り替えを行うようにしている。そのため、スイッチのオンオフ切り替えを行う回動部材の動作を、カム車の回転動作と同期させることが容易となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0020】
図1及び図2は、本発明の実施の形態に係る自動製氷機の駆動装置及びこの駆動装置によって駆動される自動製氷機を示している。この自動製氷機1は、製氷や離氷等を自動的に行うものとなっており、冷蔵庫の製氷室内に設置され、後述の駆動方法によって動作するようになっている。
【0021】
この自動製氷機1は、図示しない貯氷容器の上方に配置された製氷皿2と、貯氷容器内の貯氷量を検知するために昇降する氷検出手段となる検氷アーム3と、製氷皿2へ水等の液体を供給するための液体供給手段(図示省略)と、製氷皿2及び検氷アーム3を連動させて駆動する駆動装置5を備えて構成されている。なお、製氷皿2の下部には製氷皿の温度を検知するサーミスタ1aが設けられている。また、この実施の形態では、液体として通常の飲用の水を使用している。
【0022】
駆動装置5は、検氷アーム3の先端を貯氷容器内に下降させ、その下降距離に基づいて貯氷容器内の氷の有無を検出する。そして、この駆動装置5は、氷の不足を検出した場合、製氷皿2を反転させて離氷位置とし貯氷容器内に氷を落下させる。すなわち、反転された製氷皿2は、その他端側の突出部2aが冷蔵庫または自動製氷機1の機枠6に設けられた当接片(図示省略)に当たってねじれ変形し、この変形を利用して氷を落下させる。その後、駆動装置5は、モータを逆回転させることにより製氷皿2を製氷位置(元の位置)へ戻す。そして、この製氷位置にて製氷皿2に液体が供給され、氷の製造がなされる。
【0023】
駆動装置5は、図3および図4に示すように、製氷皿2に連結されてこれを反転させるカム車10と、このカム車10に操作され検氷アーム3を動作させる検氷機構11およびスイッチ機構12を備えて構成されている。なお、この駆動装置5の内部機構は、2つのケース半体9a,9bからなるケース9内に配置されている。
【0024】
カム車10は、駆動源となるDCモータ13により回転させられる。すなわち、DCモータ13の回転は、DCモータ13の出力軸13aに連結されたウォーム15、第1歯車16、第2歯車17及び第3歯車18を介してカム車10に伝達される。
【0025】
図5は、カム車10のカム面が形成された側の面を示している。すなわち、図5は、カム車10を図4の矢示V方向から見た図である。
【0026】
カム車10には、このカム車10の回転中心軸となる回動軸25が一体成形されている。この回動軸25は、一方のケース半体9aに設けられた孔から駆動装置5の外方に突出し、製氷皿2に連結されている。したがって、カム車10と製氷皿2とは、一体となって回転する。
【0027】
なお、回動軸25の製氷皿2に連結されていない側の端部は、筒状となっており、ケース半体9bに設けられた円形の台部7に回転自在に支持されている。また、この回動軸25の端部外周面には、筒状のフリクション部材8が遊嵌配置されている。
【0028】
この筒状のフリクション部材8は、回動軸25に対して摩擦力により一体的に回転可能となっている。このフリクション部材8の下端縁(ケース半体9bと対向する側の端部)には、切り欠き形状の溝(図示省略)が形成されており、この溝の両端がケース半体9bに形成された凸部(図示省略)と当接可能となっている。そのため、フリクション部材8は、溝の両端とケース半体9b側の凸部とが当接する範囲でのみ回動可能となっている。このフリクション部材8と回動軸25との関係は、フリクション部材8が溝の両端とケース半体9b側の凸部とが当接するまで一体回動し、当接によって回転が阻止された後も、回動軸25のみが回転できるようになっている。
【0029】
また、筒状のフリクション部材8の外周面には、後述する検氷軸31の回転を阻止する阻止片(図示省略)が設けられている。この阻止片は、カム車10が離氷位置側に回動する場合は検氷軸31の係合片31bと係合せず、カム車10が製氷位置側に回動する場合にのみ検氷軸31の係合片31bと係合し、検氷軸31の回動を阻止するようになっている。そして、この阻止片によって検氷軸31の回動が阻止されると、検氷軸31に形成されたスイッチ片回動阻止部31dが、タクトスイッチ42をオン/オフ切り換えするスイッチ押圧レバー41の回動範囲内に入り込めず、タクトスイッチ42が自在にオン/オフ切り換え可能となる。
【0030】
フリクション部材8は、検氷動作において氷の不足と満氷とを識別するためオン/オフいずれかとなるタクトスイッチ42が、離氷位置から製氷位置に検氷アーム3が戻る際には必ず途中でオンとなるようにするためのものとなっている。すなわち、検氷動作において貯氷容器内で検氷アーム3が所定位置まで降下すると、氷が不足していると判断しそのままカム車10を離氷位置まで回転させて氷を落下させる動作を行うが、離氷位置から製氷位置に戻す際、既に先ほどの離氷により満氷状態となる場合とまだ氷が不足したままの場合とが生じる。そのため、離氷された後のタクトスイッチ42のオン/オフにバラツキが生じ、制御上好ましくない。このフリクション部材8は、このような不具合がないように、離氷位置から製氷位置への戻し動作時には必ずタクトスイッチ42がオンとなるようにするための部材となっている。
【0031】
また、カム車10の、一方のケース半体9aに対向する一側面10bには、図4に示すように、溝26が周方向に沿って形成されている。この溝26内には一方のケース半体9aの内面に形成された突起(図示省略)が挿入されており、カム車10の回転できる角度を所定の範囲に制限している。すなわち、溝26の両端面(図示省略)にケース半体9aの突起が当たる位置を、カム車10の回転限界位置としている。本実施の形態の場合には、カム車10は、−6度から168度の範囲で回転できる。なお、この回転角度は、イニシャライズの際に−6度まで回転させて機械的なロックを行う場合等を除く通常の場合は、後述するように、0度から160度の範囲で動作する。
【0032】
一方、カム車10の、他方のケース半体9bに対向する他側面10cには、図4及び図5に示すように、環状の凹部27が形成されている。この凹部27内には、内壁をカム面とする検氷軸用カム面28が設けられていると共に、その外側に同様に内壁をカム面とするスイッチ押圧レバー用カム面29を構成している。各カム面28,29は、カム車10の回転中心となる回動軸25に対してほぼ平行に延設された延設部の側壁の内周面部分に形成されている。
【0033】
そして、検氷軸用カム面28は、検氷非動作位置部28aと、検氷降下動作部28bと、氷不足検出位置部28cと、検氷復帰動作部28dとを有している。検氷非動作位置部28aは、検氷アーム3を下降させない状態で維持させる区間となっており、カム車10の初期位置において検氷軸31と当接している位置を0度とした場合、−6度〜11度及び79度〜168度の区間に形成されている。また、検氷降下動作部28bは、氷が不足している場合に検氷アーム3を徐々に下降させるための区間となっており、11度〜35度の区間に形成されている。また、氷不足検出位置部28cは、氷が不足している場合に検氷アーム3を最下降させた状態で維持させる区間となっており、35度〜55度の区間に形成されている。また、検氷復帰動作部28dは、下降した検氷アーム3を上昇させるための区間となっており、55度〜79度の区間に形成されている。
【0034】
一方、スイッチ押圧レバー用カム面29は、製氷位置(0度)を含む−6度〜5度において信号を出力させるための第1の信号発生用カム部29aと、検氷位置(42度)を含む42度〜48度において信号を出力させるための第2の信号発生用カム部29bと、離氷位置(160度)を含む160度〜168度において信号を出力させるための第3の信号発生用カム部29cとを有している。この構成により、カム車10の回転角度が、製氷位置、検氷位置及び離氷位置にある場合に、スイッチ押圧レバー41の押圧部41bをタクトスイッチ42側へ押しつける方向に回動させるようになっている。
【0035】
なお、製氷位置において発生する信号を原位置信号と呼ぶこととし、第1の信号発生用カム部29aは、その形状上、−19度〜5度の範囲で信号を発生できるようになっている。また、検氷位置において発生する信号を検氷位置信号と呼ぶこととする。さらに、離氷位置において発生する信号を離氷信号と呼ぶこととし、第3の信号発生用カム部29cは、その形状上、160度〜179.5度の範囲で信号を発生できるようになっている。
【0036】
検氷機構11は、貯氷容器内の氷の量が、満氷であるのか不足しているのかを識別するための機構となっており、検氷アーム3を貯氷容器内に下降させ、所定レベル位置より下降した際に氷が不足していると判断するようになっている。なお、検氷機構11は、カム車10に操作されると共に検氷アーム3を動作させる検氷軸31と、検氷軸31の係合凸部31aをカム車10の検氷軸用カム面28側に押し付ける方向に回動するように付勢するコイルスプリング32から構成されている。そして、本実施の形態の自動製氷機の駆動装置1では、検氷アーム3が30度以上回動した場合、これを氷不足と判断するようになっている。
【0037】
検氷軸31は、カム車10によって操作され、最大35度まで回動可能となっている。この検氷軸31は、カム車10とケース半体9bとの間の配置されている。検氷軸31は、図6に示すように、係合凸部31aと、係合片31bと、バネ係合部31cと、スイッチ片回動阻止部31dと、スラスト抜け防止突堤31eと、アーム連結部31fと、ケース受け部31gと、ガイド片31hを有している。
【0038】
検氷軸31の一方の端部の凸部で構成されたケース受け部31gは、ケース半体9bに形成された受け孔(図示省略)に回動自在に支持される。一方、この検氷軸31の他方の端部に形成されているアーム連結部31fは、ケース9の外部に突出されていると共に、このアーム連結部31fに検氷アーム3の支点部が嵌め込まれる。
【0039】
また、検氷軸31のケース受け部31gの近傍に形成された係合凸部31aは、検氷軸31の外周面から径方向外側に突出され途中位置から湾曲された形状となっており、検氷軸31と共に回転中心軸線を回転中心として回動可能となっている。そして、係合凸部31aは、カム車10に形成された検氷軸用カム面28に当接するカムフォロアーとなっている。
【0040】
また、同様に、検氷軸31の端部近傍に設けられた係合片31bは、回動軸25と同軸上に配置されたフリクション部材8の阻止片と当接可能とされている。さらに、バネ係合部31cは、検氷軸31の軸方向中央よりややケース受け部31g側の端部に近い側に、コイルスプリング32と係合するように設けられている。そのため、検氷軸31は、圧縮されたコイルスプリング32の戻り力によって係合凸部31aをカム車10の検氷軸用カム面28側に押し付ける方向(図3の矢示A方向)に回動するように付勢されている。
【0041】
また、スイッチ片回動阻止部31dは、検氷軸31のアーム連結部31f側の端部近傍に設けられ、タクトスイッチ42のオン/オフを行う回動部材としてのスイッチ押圧レバー41の回動を阻止するようになっている。すなわち、スイッチ片回動阻止部31dは、スイッチ押圧レバー41の押圧部41bのタクトスイッチ42への押圧動作を阻止する押圧阻止手段となっている。
【0042】
このスイッチ片回動阻止部31dは、検氷軸31が検氷アーム3を下降させるように回動した際に、具体的には検氷軸31が30度以上回動した際、スイッチ押圧レバー41に当接しスイッチ押圧レバー41の回動を阻止する。より具体的には、スイッチ片回動阻止部31dは、検氷軸31が30度以上回動した際に、スイッチ押圧レバー41の押圧部41bの回動範囲に入り込み、後述するスイッチ片押圧バネ44の付勢力によりタクトスイッチ42側に押しつけられる押圧部41bをスイッチ押圧バネ44側へ押し戻すように働く。これによって、タクトスイッチ42がオンとなるのを防ぐ。
【0043】
また、スラスト抜け防止突堤31eは、検氷軸31の軸方向におけるスイッチ片回動阻止部31dとアーム連結部31fとの間に全周に渡って形成されている。このため、検氷軸31は、スラスト方向において所定の範囲のみ移動可能となっている。
【0044】
さらに、ガイド片31hは、検氷軸31の軸方向中央よりややアーム連結部31f側に近い位置に形成されている。このガイド片31hは、ケース半体9aの天板の裏側部分に形成されたガイド溝(図示省略)内に入り込み、このガイド溝に沿って移動するようになっている。このため、検氷軸31は、ガイド片31hによってケース半体9aに対して案内され、このガイド溝内でガイド片31hが移動可能な範囲で回動できるようになっている。なお、この検氷軸31の回動範囲は、約35度程度となっている。
【0045】
このように構成された検氷機構11は、検氷軸用カム面28に沿って動作する検氷軸31の動きを検氷アーム3に伝える。すなわち、検氷アーム3が満氷によってその動きを停止すると、検氷軸31は、検氷アーム3と共にその回転を停止する。また、検氷機構11は、検氷動作時に氷が不足し検氷アーム3が所定角度以上回動している場合、スイッチ押圧レバー用カム面29によるスイッチ押圧レバー41の動作を規制するようになっている。このため、検氷動作時に氷が不足している場合は、スイッチ押圧レバー41が回動せず、タクトスイッチ42を押圧しないようになっている。
【0046】
なお、コイルスプリング32は、ケース半体9bに設けられたバネボックス52内に収縮した状態で一旦収められ、この状態で一端が上述の検氷軸31のバネ係合部31cに引っ掛けられるようになっている。すなわち、バネボックス52は、上方が開放され、1つの側壁がケース半体9bの側壁で構成され、他の3つの側壁がケース半体9bの底面から立設される形状となっている。バネボックス52の後端(ケース半体9bの中央側)の側壁には、スリット(図示省略)が設けられており、このスリットからバネ係合部31cをバネボックス52内に侵入させ、コイルスプリング32をケース半体9bの側壁で形成される側壁側にさらに収縮させることにより検氷軸31とコイルスプリング32とが係合するようになっている。
【0047】
なお、検氷軸31は、このように組み立てた際、コイルスプリング32の付勢力によりバネ係合部31cの後端部分がスリット内に形成された凸部(図示省略)側に押圧され、この凸部に当接するようになっている。これによって、検氷軸31及びコイルスプリング32は、ケース半体9b内で仮保持される。そして、この状態でカム車10を装填し、カム車10が検氷状態の位置、すなわちカム車10の検氷軸用カム面28の氷不足検出位置部28cと対向する位置に係合凸部31aがくるように組み込むと、カム車10はコイルスプリング32のバネ力を受けないで容易に組み込むことができる。
【0048】
このようにコイルスプリング32は、検氷アーム3を常時検氷位置側へ付勢するようになっている。すなわち、検氷軸用カム面28に対し、検氷軸31の係合凸部31aを当接させる方向に付勢力を与えている。この力は、カム車10の中心から外周に向かうものであるが、カム車10を組み込むときの妨げとならない力となるように組み込まれる。このため、カム車10がコイルスプリング32の力によって傾いたり浮き上がってしまうことがない。カム車10を組み込んだ後、最後にケース9aを組み付けることによって、検氷軸31のガイド片31hがケース9のガイド溝(図示省略)に導入され、検氷軸31は正規の回動範囲の限界となる35度回転した状態となる。このように検氷位置で35度回転した状態で組み込まれた後、駆動回路で駆動し製氷位置とした後に出荷される。
【0049】
スイッチ機構12は、タクトスイッチ42と、製氷皿2の駆動に連動してカム車10の回動軸25の軸方向と平行な方向(図4において矢示C方向)に回動すると共に、タクトスイッチ42と対向する位置にタクトスイッチ42を押圧する押圧部41bを備えた回動部材としてのスイッチ押圧レバー41と、スイッチ押圧レバー41の回動を禁止するように働くスイッチ片回動阻止部31dと、スイッチ押圧レバー41の押圧部41bをタクトスイッチ42側へ押しつける付勢部材としてのスイッチ押圧バネ44とを備えて構成されている。そして、押圧レバー41の回動に伴う押圧部41bのタクトスイッチ42への押圧及び、スイッチ片回動阻止部31dの阻止による押圧部41bのタクトスイッチ42からの離脱により、スイッチの接点の係合及び離脱を行い、オン/オフ切り換えがなされるようになっている。なお、本発明の実施の形態の自動製氷機の駆動装置1は、スイッチとして接点を接触/離脱させることによりオン/オフ切り換えがなされる安価なタクトスイッチ42が用いられているため、低コストで製造することが可能となる。
【0050】
スイッチ押圧レバー41は、駆動装置5の各部材を収納するケース9を構成する2つのケース半体のうちの一方であるケース半体9bの底面に一体的に形成された2つの側壁53の上端縁、すなわちケース半体9bの解放端側に設けられた各凹部53a内に回動自在に支持されている。すなわち、両側壁53に形成された各凹部53aは、回動部材としてのスイッチ押圧レバー41の回動支点となる回動支点軸41dを支持する支持部となっている。
【0051】
このスイッチ押圧レバー41は、図7及び図8に示すように、側面から見ると「ト」の字の形状を有している。そして、上端部分には、カム車10のスイッチ押圧レバー用カム面29に摺接する摺動部でかつカムフォロアーとなるカム当接部41aが設けられている。したがって、カム車10が回転した場合、カム当接部41aがスイッチ押圧レバー用カム面29に沿って摺動することによりカム車10の径方向に移動し、スイッチ押圧レバー41が回動支点軸41dを中心として回動する。これによって、押圧部41bが動作してタクトスイッチ42を押圧/離脱し、タクトスイッチ42をオンオフ切り替えするようになっている。
【0052】
また、スイッチ押圧レバー41の所定位置には、スイッチ押圧バネ44に付勢されこの付勢力を受けてタクトスイッチ42を押圧する押圧部41bが形成されている。この押圧部41bは、検氷軸31に設けられたスイッチ片回動阻止部31dの近傍に位置している。この押圧部41bにスイッチ片回動阻止部31dが当たっている状態では、スイッチ押圧レバー41はタクトスイッチ42側へ回動することができない。
【0053】
一方、押圧部41bと対向する位置には、タクトスイッチ42のボタン42aが配置されている。また、スイッチ押圧レバー41の押圧部41bのタクトスイッチ42と対向しない側の面には山形状の突部41cが設けられ、スイッチ押圧バネ44の一端内に入り込んでいる。なお、スイッチ押圧バネ44の他端は、ケース半体9aに設けられた係合筒21c内に入れられ、係合筒21c内の軸(図示省略)がその端部内に入り込んでいる。
【0054】
また、スイッチ押圧レバー41の中心部は、図4において縦方向への回動を支える回動支点軸41dとなっており、この回動支点軸41dの両端が各凹部53a内に入り、この回動支点軸41dを中心として回動する。本実施の形態では、このように回動支点軸41dの両端を、ケース半体9bの底面に形成された両側壁53,53の各上端に形成された凹部53a,53aに落とし込み、その上からケース半体9aを被せるという簡単な作業でスイッチ機構12を構成することができるため、組み立て作業が簡単で低コストで製造することができるものとなっている。
【0055】
また、スイッチ押圧レバー41には、回動支点軸41dから半径方向外側に延設された突起状部41eが設けられている。この突起状部41eは、上述した両側壁53と、これら両側壁53間を連結する連結壁53b,53bとで構成された規制用ボックス内に装填される。そのため、スイッチ押圧レバー41は、回動支点軸41dの片方が凹部53aの底部から浮き上がって傾くことがなく、揺動中心がずれずに正確にスイッチ押圧レバー用カム面29に沿って動作するようになっている。
【0056】
また、このスイッチ押圧レバー41は、突起状部41eの両側面が、回動支点軸41dに直交するように形成されている両側壁53に当接することによって幅方向への動きが規制される。このため、スイッチ押圧レバー41の幅方向へのズレ及び倒れが防止され、スイッチレバー41が確実にタクトスイッチ42のボタン42aを操作することができるようになっている。加えて、組み込み時におけるスイッチレバー41の倒れも防止される。なお、本実施の形態では、図7及び図8に示すように、突起状部材41eの両側壁53とそれぞれ対向する面に、段部41fがそれぞれ設けられている。この各段部41fが、両側壁53の各内壁に形成された段部53fに載置されることにより、スイッチ押圧レバー41の幅方向へのズレをさらに確実に防止するようになっている。
【0057】
タクトスイッチ42は、ケース半体9bに固定され、DCモータ13の後端に連結されたプリント配線基板51に接続されている。このタクトスイッチ42は、スイッチ押圧レバー41が非作動状態、すなわちカム車10が0度位置にあり駆動停止状態で氷の製造がなされている場合や、検氷動作時に満氷であった場合や、離氷動作が終了する場合にスイッチ押圧バネ44の付勢力を受けたスイッチ押圧レバー41の押圧部41bによって押圧されるように配置されている。この押圧部41bの押圧動作によって原位置信号、検氷信号、離氷信号が発生する。なお、製氷皿2がこれら以外の位置となっている場合、タクトスイッチ42は押圧部41bから離脱され、オフとなる。
【0058】
このように製氷位置でオンとなっているタクトスイッチ42は、検氷動作をし貯氷容器内の氷が不足の場合、カム車10が製氷位置(0度)から離氷位置(160度)まで回転するまでオンとならない。すなわち、このタクトスイッチ42は、カム車10が5度回転するとカム車10によりスイッチ押圧レバー41の押圧部41bがスイッチ押圧バネ44の付勢力に抗してタクトスイッチ42のボタン42aから離されて、一旦タクトスイッチ42はオフとなる。
【0059】
そして、カム車10が42度回転した際に、カム車10及びスイッチ押圧バネ44の付勢力によりスイッチ押圧レバー41を回動させようとするが、このとき検氷軸31のスイッチ片回動阻止部31dが働いて、このスイッチ押圧レバー41の回動を阻止する。この結果、氷不足状態で検氷軸31が所定角度(ここでは30度)以上回動している場合は、この検氷信号が発生すべき位置、すなわちカム車10の回動角度が42度〜48度ではタクトスイッチ42がオンとならず、検知信号が出力されないようになっている。そのため、タクトスイッチ42は、カム車10が160度回転した離氷位置となるまでオンとならない。
【0060】
一方、タクトスイッチ42は、検氷動作をし貯氷容器内の満氷の場合、カム車10が製氷位置(0度)から検氷位置(42度)まで回転するとオンとなる。すなわち、タクトスイッチ42は、上述したようにカム車10が5度回転すると一旦オフとなるが、カム車10が42度回転した際に、カム車10及びスイッチ押圧バネ44の付勢力により、再びスイッチ押圧レバー41を回動させようとする。
【0061】
このとき、検氷レバー3は貯氷容器内が満氷のため容器内で所定位置まで降下しない。そのため、検氷軸31が所定角度以上回転せず、検氷軸31のスイッチ片回動阻止部31dが働かない。この結果、スイッチ押圧レバー41は、回動してタクトスイッチ42のボタン42aを押圧し、タクトスイッチ42がオンとなる。
【0062】
なお、本実施の形態の自動製氷機の駆動装置は、検氷動作を開始した後の最初の信号出力及び駆動時間に基づいてカム車10を逆回転させる制御を行っている。そのため、満氷時にはカム車10を42度回転させた時点、氷が不足していた時にはカム車10を160度回転させた時点でDCモータ13を停止させ、その後逆回転させるような制御を行っている。
【0063】
なお、カム車10を42度回転させた際の最初の信号出力でDCモータ13を停止させた場合は、その駆動時間が短いことをモニターし、これに基づいて逆回転後の最初の信号出力に基づいてDCモータ13の駆動を停止する。これによって、カム車10は原位置(0度=製氷位置)またはその周辺位置にて停止する。
【0064】
一方、カム車10を160度回転させた際の最初の信号出力でDCモータ13を停止させた場合は、その駆動時間が長いことをモニターし、これに基づいて逆回転後の2度目の信号出力に基づいてDCモータ13の駆動を停止する。すなわち、最初の信号出力はカム車10が48度〜42度の位置まで戻されたことを示す信号(復帰時の確定信号)で、2度目の信号がカム車10として5度となる位置まで戻されたことを示す信号であるため、2度目の信号に基づいて、DCモータ13を停止させる。これによって、カム車10は原位置(0度=製氷位置)またはその周辺位置にて停止する。なお、戻り行程におけるカム車10が48度〜42度となった際の信号出力は、フリクション部材8によって氷が不足していても充足していても、いずれの場合にも発生するようにされている。
【0065】
なお、上述したスイッチ押圧レバー用カム面29には、3ヶ所の位置に凹み部分が設けられている。この3つの凹みが、上述した第1、第2及び第3の信号発生用カム部29a,29b,29cとなっており、スイッチ押圧レバー41のカム当接部41aがこれらの凹み部分に嵌まり込むたびにスイッチ押圧レバー41はタクトスイッチ42側に回動しようとする。この回動時に、検氷軸31のスイッチ片回動阻止部31dが働かないと、タクトスイッチ42はオンとなるようになっている。
【0066】
次に、この自動製氷機1の動作について説明する。コントローラ(図示省略)は、基本動作プログラムおよび初期設定プログラムを適宜実行し、図9に示すように動作する。なお、初期設定プログラムや基本動作プログラムを実行するためにコントローラを制御駆動する制御回路は、自動製氷機1が取り付けられた冷蔵庫本体(図示省略)に備えられたものと共用となっていてもよいし、自動製氷機1専用のものとなっていてもよい。
【0067】
まず、電源オンまたは初期化する旨の信号のいずれかがコントローラに入力されると、初期設定プログラム(イニシャライズの動作モード)が開始される。この初期設定プログラム(イニシャライズ)は、この自動製氷機1単体での動作確認、冷蔵庫に取り付けたときの動作確認、冷蔵庫を移動したときの初期動作の際等に実行するもので、製氷皿2の位置を確認し、水平位置状態とするものである。
【0068】
すなわち、電源オンにより、DCモータ13をCCW方向、すなわちカム車10を製氷位置(原点位置=0度)へ戻す方向へ回転させる。そして、タクトスイッチ42がオンとなったら、タイマーを3秒にセットし、スイッチオン状態が継続したままタイマーの動作が終了したら、DCモータ13を1秒間停止させる。
【0069】
この動作で、カム車10は、メカロック位置(−6度)で停止する。すなわち、初期設定動作において、DCモータ13をCCW方向へ回転させた際、最初にスイッチがオンとなって出力される信号が検氷信号なのか原位置信号なのかを認識するために、最初の信号出力後、タイマーを3秒にセットする。そして、スイッチがオン状態のまま3秒が経過する場合を、原位置信号として認識し、3秒経過する前にスイッチがオフとなって信号出力が途絶える場合を検氷出力として認識するようにする。これにより、確実にカム車10がロック位置(−6度)で停止する。
【0070】
次に、DCモータ13をCW方向、すなわちカム車10を検氷位置及び離氷位置方向へ回転させる。そして、タクトスイッチ42がオフとなったら、タイマーを0.5秒にセットし、タイマーの動作が終了したら、DCモータ13を1秒間停止させる。
【0071】
その後、DCモータ13をCCW方向へ回転させる。そして、タクトスイッチ42がオンとなったら、タイマーを0.5秒にセットし、タイマーの動作が終了したら、DCモータ13を停止させる。これによって、DCモータ13は、この初期設定動作においてカム車10が製氷位置(0度=原位置)近傍となった位置で停止する。これによって、自動製氷機1の初期設定プログラム実行時(イニシャライズ)の動作が終了する。
【0072】
上述のイニシャライズが終了すると、通常の動作を行うための基本動作プログラムへ移行する。この基本動作プログラムは、例えば、扉が開かれていない状態であることおよび製氷皿2の下に置かれるサーミスタ1aによって製氷完了を検知した後、一定時間経過することというAND条件が満たされたとき、待機終了の旨の信号がコントローラに入力し実行するようにされる。
【0073】
これにより、コントローラは、氷製造が終了したと判断し、貯氷容器内の氷の量を検知させる。なお、この基本動作プログラムは、初期設定からスタートした場合は、製氷皿2内に氷が無い状態であるが、サーミスタ1aは、氷の有無に関係なく庫内温度を感知するので、氷製造が終了したと判断するように設定されている。
【0074】
コントローラは、貯氷容器内の氷が不足状態か否かを検知し、満氷でないとき、すなわち氷が不足状態であると、製氷皿2を反転させ氷を貯氷容器へ供給する離氷を行う。次に、原点位置(0度)まで逆方向に回転させ給水を行う。これによって、製氷皿2は、水平位置に戻り製氷がなされる。一方、満氷状態であると、製氷皿2は反転せず原点(=水平位置)に戻り、検氷のため所定時間待機し、製氷確認に戻っていく。
【0075】
次に検氷動作について詳述する。まず、製氷が完了したら、DCモータ13をCW方向へ回転させる。そして、タクトスイッチ42がオフとなったら、タイマーを7秒にセットする。この間、スイッチオフ状態が維持された状態でタイマーの動作が終了した後、タクトスイッチ42がオンに切り換わった場合は、離氷信号が発生したこととなり、DCモータ13を1秒間停止させる。なお、この場合は、検氷動作において氷が不足していたこと及びこの氷の不足に基づき離氷動作を行ったことを意味する。
【0076】
すなわち、氷が不足している場合には、カム車10が所定角度(42〜48度)回転した際に、検氷軸31も所定量降下した状態となっており、これによってスイッチ片回動阻止部31dが働いてスイッチ押圧レバー41がタクトスイッチ42を押圧しない。したがって、このような状況の場合は、タクトスイッチ42がオンとならず信号が出力されないからである。
【0077】
なお、氷不足を検知し、DCモータ13を1秒間停止させた後、今度はDCモータ13をCCW方向へ回転させる。そして、タクトスイッチ42がオフとなることで離氷信号がオフし、次にタクトスイッチ42がオンとなることで復帰時の確定信号(検氷信号)がオンする。さらに、タクトスイッチ42がオフとなることで検氷信号がオフし、次にタクトスイッチ42がオンとなったら、原位置信号と判断し、タイマーを0.5秒にセットする。
【0078】
このようにタクトスイッチ42の2度目のオンに基づいてタイマーをセットするのは、この2度目のオンがカム車10が5度の位置に戻ってきたことを示すからである。すなわち、離氷動作をした後、カム車10が所定位置(42〜48度)まで回転した際に、検氷軸31はフリクション部材8の阻止片に阻止されて回動できず、これによってスイッチ片回動阻止部31dが働けずにスイッチ押圧レバー41の押圧部41bがタクトスイッチ42を押圧する。したがって、このような状況の場合は、タクトスイッチ42がオンとなり1度目のオン信号が出力されるからである。
【0079】
そして、2度目のオン信号から0.5秒が経過してタイマーの動作が終了したら、DCモータ13を停止させる。これによって、カム車10は、原位置(0度)近傍で停止することとなる。この後、製氷皿2に給水を行い、一連の検氷動作及び離氷動作が終了する。
【0080】
なお、検氷動作によってタクトスイッチ42がオンとなった場合(この場合は42度の位置でオンとなる=氷の量は満氷)は、このスイッチオンに基づきDCモータ13を1秒間停止させる。その後、今度はDCモータ13をCCW方向へ回転させる。そして、タクトスイッチ42がオフとなることで検氷信号がオフし、次にタクトスイッチ42がオンとなったら、原位置信号と判断しタイマーを0.5秒にセットする。
【0081】
そして、0.5秒が経過してタイマーの動作が終了したら、DCモータ13を停止させる。これによって、カム車10は、原位置(0度)近傍で停止することとなる。この後は、製氷皿2に氷がある状態なので給水は行わず待機状態となる。これによって、満氷時の検氷動作が終了する。
【0082】
なお、上述の実施の形態は本発明の好適な実施の例ではあるが、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、上述の実施の形態では、上端に回動部材としてのスイッチ押圧レバー41を支持する支持部としての凹部53aを備えた両側壁53を、ケース9の底面に一体的に設けたが、両側壁53はケース9と別体でもよい。また、両側壁53を連結する連結壁53bを、スイッチ押圧レバー41の回動範囲規制部の一部として設けたが、これらはなくても良い。
【0083】
さらに、上述の実施の形態では、回動軸25をカム車10と一体的に設けたが、一体的に設けず別体としても良い。その際、それらを別の駆動源で駆動するようにしても良い。また、カムフォロアーとなる検氷軸31の係合凸部31aや、スイッチ押圧レバー41のカム当接部41aをカム車10の内周面に当接させるのではなく、外周面やあるいは端面をカム面としその端面カムに当接させるようにしても良い。
【0084】
さらに、上述の実施の形態では、付勢部材としてのスイッチ押圧バネ44でスイッチ押圧レバー41の押圧部41bをタクトスイッチ42側へ押しつける構成としたが、バネ以外の手段でスイッチ押圧レバー41を付勢しても良いし、あるいはスイッチ押圧バネ44を廃止してスイッチ押圧レバー41を常時タクトスイッチ42側へ付勢しない構成としても良い。また、上述の実施の形態では、検氷信号を満氷の場合のみ発生するようにしたが、満氷のときは発生させず不足状態のときに信号を発生させるようにしても良い。
【0085】
さらに、駆動源をDCモータ13ではなく、ACモータやコンデンサモータとしてもよい。さらに、DCモータ13のように、時間制御がある程度必要なモータを使用するのではなく、ステッピングモータを使用してカム車10の回転角度をステップ数で制御するようにしても良い。さらには、ソレノイド等モータ以外の駆動源を採用しても良い。また、氷化する液体としては、水の他にジュース等の飲み物や検査試薬等の非飲料等を採用することができる。また、貯氷容器内の氷が出来上がったか否かを検知する手段としては、サーミスタ1aの他に形状記憶合金等を利用したバイメタルとしても良い。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の自動製氷機の駆動装置は、スイッチのオンオフ切り替えを行うための回動部材を支持する支持部をケース半体に立設された両側壁の各解放端側に形成された凹部で構成している。このため、スイッチ機構をコンパクトな構成とすることができると共に、スイッチのオンオフを切り換える回動部材の回動支点軸を、回動部材の両側に配置される両側壁の凹部に落とし込むだけで、容易に回動部材の回動を支持することができるため、スイッチ機構の組み込み作業が簡単なものとなる。この結果、この作業を機械化することにより、組み込み作業コストを大幅に削減することが可能となる。
【0087】
また、本発明の自動製氷機の駆動装置の製造方法は、当該駆動装置の各部材を収納するケースを構成する2つのケース半体のうちの一方に立設された2つの側壁の上端にそれぞれ形成された凹部に、製氷皿の位置検出を行うためのスイッチのオンオフ切り替えを行う回動部材の回動支点軸の両端を落とし込み、その上からケース半体のうちの他方を被せるものとなっている。そのため、簡単な作業で回動部材の回動を確実に支持することができ、この作業を機械化することによりスイッチ機構の組み込み作業がより簡単で、かつ低コストなものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の自動製氷機の要部平面図である。
【図2】図1の自動製氷機の側面図である。
【図3】図1の自動製氷機の駆動装置を示し、一方のケース半体を取り外して内部を観察可能にした正面図である。
【図4】図3の駆動装置の回転伝達手段の連結関係を示す断面展開図である。
【図5】図4の駆動装置のカム車を図4の矢示V方向から見た図である。
【図6】図3の駆動装置の検氷軸を示した正面図である。
【図7】図3の駆動装置のスイッチ押圧レバーを矢示VII方向から見た底面図である。
【図8】図7を矢示VIII方向方見た側面図である。
【図9】図1の自動製氷機の動作状況を示す図である。
【図10】従来の自動製氷装置のスイッチ機構を示す模式図である。
【図11】他の例となる従来の自動製氷器の駆動装置のスイッチ機構を示す模式図である。
【符号の説明】
1 自動製氷機
2 製氷皿
3 検氷アーム
5 駆動装置
9 ケース
9a,9b ケース半体
10 カム車
11 検氷機構
12 スイッチ機構
13 DCモータ
28 検氷軸用カム面
29 スイッチ押圧レバー用カム面
31 検氷軸
31d スイッチ片回動阻止部(押圧阻止手段)
41 スイッチ押圧レバー(回動部材)
41a カム当接部(摺動部)
41b 押圧部
41d 回動支点軸
41e 突起状部
42 タクトスイッチ
44 スイッチ押圧バネ(付勢部材)
53 側壁
53a 凹部

Claims (5)

  1. 貯氷容器内の氷の不足を検出した場合に、製氷皿を反転させて氷を上記貯氷容器内に落下させた後、上記製氷皿を元の位置に戻し氷を製造する自動製氷機の駆動装置において、
    上記製氷皿の駆動に連動して回動し、上記製氷皿の位置検出用のスイッチのオンオフ切り替えを行う回動部材を当該駆動装置の各部を収納するための2つに分割されたケースの一方のケース半体内に配置し、上記回動部材の回動支点軸を支持する支持部を、上記回動部材の回動支点軸の両側に配置された両側壁の上記一方のケース半体の解放端側に形成された凹部で構成すると共に、
    上記回動部材は、上記回動支点軸から半径方向外側へ延設されると共に、両側端縁が上記両側壁に当接するように形成された突起状部を備え、この突起状部が上記両側壁に当接することにより、回動方向とは直交する方向への倒れが防止される、
    ことを特徴とする自動製氷機の駆動装置。
  2. 前記両側壁は、前記ケースの底面に一体的に形成されたことを特徴とする請求項1記載の自動製氷機の駆動装置。
  3. 前記支持部を備えた両側壁は、前記回動支点軸に対してそれぞれ直交するように形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の自動製氷機の駆動装置。
  4. 前記回動部材の前記スイッチと対向する位置に前記スイッチを押圧する押圧部を備えると共に、この押圧部を前記スイッチ側へ押しつける付勢部材と、前記製氷皿の駆動に連動して動作し上記付勢部材の付勢力に抗して上記押圧部を上記付勢部材側へ押し戻して上記押圧部の上記スイッチへの押圧動作を阻止する押圧阻止手段とを備え、上記押圧部の押圧及び離脱により前記スイッチのオンオフ切り替えを行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の自動製氷機の駆動装置。
  5. 前記回動部材には、前記製氷皿と連動して回転するカム車のカム面に摺接する摺動部を設け、この摺動部が上記カム面に沿って摺動することにより前記回動支点軸を中心として回動し、前記スイッチのオンオフ切り替えを行うようにしたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の自動製氷機の駆動装置。
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