JP5471499B2 - 室内機 - Google Patents

室内機 Download PDF

Info

Publication number
JP5471499B2
JP5471499B2 JP2010011721A JP2010011721A JP5471499B2 JP 5471499 B2 JP5471499 B2 JP 5471499B2 JP 2010011721 A JP2010011721 A JP 2010011721A JP 2010011721 A JP2010011721 A JP 2010011721A JP 5471499 B2 JP5471499 B2 JP 5471499B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moving plate
indoor unit
support arm
detection switch
position detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010011721A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011149633A (ja
Inventor
淳一 中西
浩一 水口
哲二 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2010011721A priority Critical patent/JP5471499B2/ja
Publication of JP2011149633A publication Critical patent/JP2011149633A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5471499B2 publication Critical patent/JP5471499B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Description

本発明は、前面パネルを移動させる移動板の位置を検出する位置検出スイッチを備えた室内機に関する。
従来から、吹出口の前面を覆う導風パネルが、吹出口を覆う閉状態になったこと、及び、吹出口を露出させる開状態になったこと、を検出する位置検出スイッチを備えた室内機が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に開示される室内機では、導風パネルを移動させるアーム(移動板)の位置を検出することによって、導風パネルが閉状態又は開状態を検知している。この室内機では、文献1の図14及び図15に示されるように、アーム回動面に対して直交する方向から見たときに、位置検出スイッチがアームの移動範囲外にあり、アームが回動していないとき(導風パネルが閉じた状態のとき)に、アームが位置検出スイッチに接触している(文献1の図14参照)。
特開2009−210177号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の室内機では、アームが回動していないときに、そのアームが位置検出スイッチに接触し、且つ、アームが回動したときに、そのアームが位置検出スイッチに接触しないように、位置検出スイッチが配置されているので、位置検出スイッチを取り付けるスペースをアームの移動範囲外に設けなければならない(上記文献1の図14及び図15参照)。つまり、パネルを移動させる移動板の位置検出スイッチを備えた室内機では、位置検出スイッチの設置スペースを確保する必要があるため、室内機のコンパクト化を図るのが難しかった。
そこで、この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、前面パネルを移動させる移動板の位置検出スイッチを備えた室内機のコンパクト化を図ることである。
上記課題を解決するために、第1の発明にかかる室内機は、ケーシングと、前記ケーシングの前面に取り付けられる前面パネルと、前記前面パネルに取り付けられる移動板と、 前記移動板を移動させる移動機構と、前記移動板の位置を検出する位置検出スイッチと、前記移動板の移動に伴って前記移動板の動作面に沿って回動するレバー部材とを備え、前記移動板には、前記レバー部材の一端に当接する凸部が設けられ、前記レバー部材は、その一端が前記移動板の凸部に押圧されることによって、その他端が前記位置検出スイッチを押圧するものであって、前記位置検出スイッチは、前記移動板に対して直交する方向から見たときに、前記移動板の移動範囲内に配置され、且つ、前記移動板の動作面に平行な外力を検知する。
この室内機では、位置検出スイッチが、移動板に対して直交する方向から見たときに、移動板の移動範囲内に配置されることによって、当該方向から見たときの室内機の大きさは、位置検出スイッチを設けたとしても変化しない。
なお、移動板に対して平行な方向から見たとき、この室内機は、当該位置検出スイッチの大きさだけ、移動板に対して直交する方向に大きくなるが、当該位置検出スイッチを移動板の動作面に平行な外力を検知するように配置することによって、室内機が移動板に対して直交する方向に大きくなるのを抑制することができる。
これらの結果、位置検出スイッチを備えた室内機のコンパクト化を図ることが可能となる。
この室内機では、位置検出スイッチを移動板の動作面と平行な外力を検知するように配置しても、移動板の移動に応じて位置検出スイッチのON/OFFを容易に行なうことができる。
の発明にかかる室内機は、第の発明に係る室内機において、レバー部材は、動作面と平行な方向にバネ性を有する。
この室内機では、位置検出スイッチの押込力をコントロールでき、レバー部材の長寿命化が期待できる。これにより、レバー部材の交換周期が延び、メンテナンス性が向上する。
の発明にかかる室内機は、第又は第の発明にかかる室内機において、前記移動板に沿って配置され、前記移動板とは反対側の面に前記位置検出スイッチ及び前記レバー部材が設けられるケースをさらに備え、前記凸部は、前記移動板の前記ケース側の面に設けられると共に、前記ケースの前記移動板側の面には、前記凸部の移動軌跡に沿った凹部が設けられており、前記レバー部材の一端は、前記凹部に形成される開口部を介して前記移動板側に露出しており、その露出した前記レバー部材の一端は、前記凹部に沿って移動する前記凸部に押圧される。
この室内機では、移動板及び位置検出スイッチをケースを挟んで配置しても、ケースに形成される開口部を介してレバー部材が移動板に押圧されるので、移動板の位置検出が可能になる。
の発明にかかる室内機は、第1〜第3の発明にかかる室内機において、移動板に沿って配置されるケースをさらに備え、ケースの移動板とは反対側の面には、位置検出スイッチ、及び、移動板を移動させる駆動源となるモータが取り付けられる。
この室内機では、位置検出スイッチ及びモータがケースの同一面に配置されることになり、位置検出スイッチ及びモータの配線処理が簡単になる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、位置検出スイッチを備えた室内機のコンパクト化を図ることが可能となる。
また、第の発明では、移動板の移動に応じて位置検出スイッチのON/OFFを容易に行なうことができる。
また、第の発明では、レバー部材の長寿命化を図ることによりレバー部材の交換周期が延び、メンテナンス性が向上する。
また、第の発明では、移動板及び位置検出スイッチをケースを挟んで配置しても、ケースに形成される開口部を介してレバー部材が移動板に押圧されるので、移動板の位置検出が可能になる。
また、第の発明では、位置検出スイッチ及びモータがケースの同一面に配置されることになり、位置検出スイッチ及びモータの配線処理が簡単になる。
本発明の一実施形態に係る室内機の運転停止時の状態を示した斜視図である。 図1に示した室内機の前面パネルの回動途中の状態を示した斜視図である。 図1に示した室内機のメンテナンス時の状態を示した斜視図である。 図1に示した室内機の(a)運転停止時、(b)前面パネルの回動途中、(c)メンテナンス時の状態を示した正面図である。 図1に示した室内機の右側方部分の内部構造を示した断面図である。 図1に示した室内機の(a)運転停止時、(b)前面パネルの回動途中、(c)メンテナンス時の状態を示した側面図である。 前面パネルを省略した室内機の(a)運転停止時、(b)前面パネルの回動途中、(c)メンテナンス時の状態を示した側面図である。 図1に示した室内機の移動機構の全体斜視図である。 図8に示した移動機構の分解斜視図である。 (A)パネル支持アームが収納位置に配置された状態、及び、(b)パネル支持アームが引出位置に配置された状態、を示した移動機構の正面図である。 (A)パネル支持アームが収納位置に配置された状態、及び、(b)パネル支持アームが引出位置に配置された状態、を示した上ケース部材を省略した移動機構の正面図である。 (a)図10のA1−A1線に沿った断面図、及び、(b)図10のA2−A2線に沿った断面図である。
以下、図面に基づいて、本発明に係る室内機の実施形態について説明する。
<空気調和装置の概要>
本発明の一実施形態に係る空気調和機の室内機1は、室外に設置される室外機に冷媒配管を介して接続されており、室内機1内及び室外機内に収納された機器・弁類と冷媒配管とが接続されて冷媒回路を構成している。
<室内機1>
室内機1は、図1〜図5に示すように、壁掛け型の室内機であって、主として、熱交換器(図示省略)、ファン(図示省略)、熱交換器やファンを内部に収容するケーシング10、ケーシング10の前面に取り付けられる前面パネル20、及び、前面パネル20を移動可能に構成する移動機構30(図5参照)を備えている。本実施形態の室内機1は、前面パネル20が上部を回転軸として下部がケーシング10から離れるように回動可能であって、運転停止時には、図1及び図4(a)に示すように、吹出口2を覆う位置に配置され、運転動作時には、吹出口2を露出させる位置に回動する。また、この室内機1は、フィルタ5のメンテナンス時など、図3及び図4(c)に示すように、前面パネル20が上方に大きく回動して、ケーシング10の前面部13を露出させる。
<ケーシング10>
ケーシング10は、図4に示すように、正面視において、左右方向(X方向)に長い略長方形状である。このケーシング10は、天面部11、底面部12、前面部13、及び、側面部(右側面部、左側面部)14を有している。そして、天面部11には天面吸込口3aが設けられると共に、前面部13には前面吸込口3b(図4(c)参照)が設けられる。また、前面部13の下方から底面部12の前方に至る部分には、吹出口2が設けられている。天面吸込口3a及び前面吸込口3bは、室内空気をケーシング10の内部に取り込むための開口であり、吹出口2は、調和された空気を室内に吹き出すための開口である。また、図5に示すように、右側面部14及び左側面部14の各々には、側面パネル15が取り付けられている。
<側面パネル15>
図5に示すように、上記したケーシング10の側面部14と、側面パネル15との間には、後述する移動機構30を収納するための収納空間Sが形成されている。この側面パネル15は、第1湾曲部15aと、第1湾曲部15aに連続して形成される第2湾曲部15bとを有している。第1湾曲部15aは、側面部14の背面側(据付面側)の部分を覆うように配置されると共に、第2湾曲部15bは、側面部14の前面側の部分を覆うように配置される。この第1湾曲部15aは、水平方向の断面が略S字状に湾曲した形状を有しており、第2湾曲部15bは、水平方向の断面が外側に向かって凸状の円弧状に湾曲した曲面を有している。そして、第1湾曲部15aの外周面には、化粧パネル16が設けられている。
<化粧パネル16>
化粧パネル16は、図1〜図3に示すように、前面パネル20と共に、室内機1の外観を構成するパネルであって、後述する前面パネル20(側面パネル部22)の外周面と連続する外周面を形成するように構成されている。この化粧パネル16は、図5に示すように、前述した第1湾曲部15aの外周面を覆っており、その形状は、第1湾曲部15aと略同一のS字状の水平断面形状である。
<前面パネル20>
前面パネル20は、室内機1の最も前面側に配置されるパネルであって、上記したように、室内機1の使用状態に応じて、回動可能となっている(図1〜図4参照)。この前面パネル20は、略平坦な形状を有する正面パネル部21と、正面パネル部21の幅方向(X方向)の両端から後方(背面側)に連続して形成される側面パネル部22とを有している。正面パネル部21は、ケーシング10の前面部13の略全体を覆うと共に、側面パネル部22は、前述した第2湾曲部15bを覆っている。この側面パネル部22は、第2湾曲部15bと同様に、水平方向の断面が外側に向かって凸状の円弧状に湾曲した曲面を有している。この側面パネル部22と上記した化粧パネル16は、それらの外周面が連続した面を形成するように、側面パネル部22の後端部と化粧パネル16の前端部とが、段差無く一致している。また、前面パネル20の内面(ケーシング10の前面部13に対向する面)には、後述するパネル支持アーム33の軸受穴33b(図10及び図11参照)に回転可能に支持される軸部23(図6参照)が設けられている。
<移動機構30>
移動機構30は、ケーシング10の側面部14と側面パネル15との間に形成される収納空間Sに配置される。この移動機構30は、図6及び図7に示すように、前面パネル20を回動させてケーシング10の前面部13を露出させるときに、前面パネル20を回転可能に軸支するパネル支持アーム33を移動させる。この移動機構30は、運転停止時において(図1参照)、パネル支持アーム33をケース34に収納した収納位置(図10(A)及び図11(A)参照)に移動させると共に、メンテナンス時において(図3参照)、パネル支持アーム33をケース34から引き出した引出位置(図10(B)及び図11(B)参照)に移動させる。このように、メンテナンス時において、パネル支持アーム33を引出位置に移動させることによって、パネル支持アーム33に支持される前面パネル20の回動中心P2は、運転停止時における回動中心P1に比べて、前面側かつ上方になる。これにより、前面パネル20を大きく回動させることが可能となり、ケーシング10の前面部13を露出させることが可能となる。
この移動機構30は、図8及び図9に示すように、主として、駆動源としてのモータ31と、モータ31の駆動力を伝達する中間ギア32と、ギア32からの駆動力を受けて移動するパネル支持アーム33と、パネル支持アーム33が収納されるケース34と、パネル支持アーム33の位置を検出する位置検出スイッチ35と、パネル支持アーム33及び位置検出スイッチ35の間に配置されるレバー部材36とを有している。
モータ31は、パネル支持アーム33を移動させる駆動源として機能する。このモータ31は、ケース34の上ケース部材34Aのパネル支持アーム33とは反対側の面に取り付けられている。このモータ31のモータ軸は、上ケース部材34Aの貫通孔34A1を通過して、ケース34の収納空間Tに配置される。そして、モータ31のモータ軸には、ケース34の収納空間Tに配置される軸ギア31aが取り付けられている。
中間ギア32は、前述した軸ギア31aに噛合し、モータ31の駆動力をパネル支持アーム33に伝達するために設けられている。この中間ギア32は、ケース34の収納空間Tに配置され、上記した軸ギア31a及びパネル支持アーム33のラックギア33aに噛合している。
パネル支持アーム33は、図10及び図11に示すように、モータ31からの駆動力を受けて、室内機1の前方側且つ上方側(移動方向D)に移動する部材(移動板)である。このパネル支持アーム33は、前面パネル20を回動可能に軸支しており、前面パネル20は、パネル支持アーム33と共に移動する。パネル支持アーム33は、前述した中間ギア32に噛合するラックギア33aを有している。このラックギア33aは、パネル支持アーム33の移動方向Dに沿って形成されている。また、パネル支持アーム33は、上部に行くほど幅が狭くなる三角定規に似た板状の部品であって、その最上部近傍には、前面パネル20を回転可能に軸支する軸受穴33bが形成されている。また、パネル支持アーム33には、前述したラックギア33aが延びる方向と略平行に形成された長穴状の第1摺動開口33cと第2摺動開口33dとが形成されている。第1摺動開口33cには、ローラ37aが設けられると共に、第2摺動開口33dには、ローラ37bが設けられており、両ローラ37a及び37bがパネル支持アーム33の移動をガイドしている。また、パネル支持アーム33の移動方向Dの後端には、ローラ37cが取り付けられている。そして、本実施形態では、パネル支持アーム33の上ケース部材34A側の面には、図9に示すように、後述するレバー部材36を押圧する凸部33eが設けられている。この凸部33eは、パネル支持アーム33が移動方向Dに沿って移動する際に、後述する上ケース部材34Aに形成される凹部34A2に沿って移動し、パネル支持アーム33が引出位置(図10(B)及び図11(B)参照)所定の位置に到達したときに、レバー部材36を押圧する。
ケース34は、図9に示すように、パネル支持アーム33の一方面側に配置される上ケース部材34Aと、パネル支持アームの他方面側に配置される下ケース部材34Bとを有している。このケース34は、上ケース部材34Aと下ケース部材34Bとを組付けることによって、両部材34A,34Bの間にパネル支持アーム33や中間ギア32等が収納される収納空間T(図8参照)を形成する。本実施形態では、上ケース部材34Aのパネル支持アーム33とは反対側の面には、上記したモータ31、位置検出スイッチ35及びレバー部材36が設けられている。上ケース部材34Aには、上記したモータ31のモータ軸が通過する貫通孔34A1が形成されている。また、上ケース部材34Aのパネル支持アーム33側の面には、パネル支持アーム33の移動方向Dに沿って形成される凹部34A2が形成されると共に、当該凹部34A2の上端部近傍には、開口部34A3が形成されている。凹部34A2は、上記したパネル支持アーム33の凸部33eが移動する通路であって、パネル支持アーム33が引出位置に配置されたときに(図10(B)及び図11(B)参照)、凹部34A2内の凸部33eが開口部34A3から露出する。また、下ケース部材34Bは、上記したギア31a,32を収容するギア収容部34B1、及び、ローラ37cが当接するガイド面34B2を有している。
位置検出スイッチ35は、パネル支持アーム33の位置を検出するために設けられており、図10(A)及び図11(A)に示したパネル支持アーム33の収納位置において、OFF状態となり、図10(B)及び図11(B)に示したパネル支持アーム33の引出位置において、ON状態となる。この位置検出スイッチ35は、上記したモータ31の下方に取り付けられており、スイッチ本体35aと、スイッチ本体35aを保持する保持ケース35bとを有している。ここで、本実施形態では、位置検出スイッチ35のスイッチ本体35aは、図10及び図11に示すように、パネル支持アーム33に対して直交する方向(X1方向)から見たときに、パネル支持アーム33の移動範囲内に配置されている。特に、本実施形態では、図10(A)及び図11(A)に示すように、パネル支持アーム33がケース34に収納された収納位置において、パネル支持アーム33に対して直交する方向(X1方向)から見たときに、スイッチ本体35aの全体が、パネル支持アーム33の内側範囲内に配置されている。
さらに、本実施形態では、位置検出スイッチ35は、パネル支持アーム33の動作面に平行な外力を検知するように配置されている。具体的には、図12に示すように、スイッチ本体35aに設けられる検知部35cが、当該動作面に平行に撓むように構成されることで、位置検出スイッチ35は、パネル支持アーム33の動作面に平行な方向(図12ではP方向)の外力を検知可能となる。
レバー部材36は、上記したスイッチ本体35aの検知部35cを押圧するための部材であって、図9及び図12に示すように、パネル支持アーム33の凸部33eに当接する一端36aと、スイッチ本体35aの検知部35cに当接する他端36bと、前記一端36aが凸部33eに押圧されたときに前記他端36bがパネル支持アーム33の動作面と平行な方向に回動するように軸支する軸部36cとを有している。このレバー部材36は、樹脂製であって、その一端36aから他端36bにかけて湾曲した形状に成形されることによって、パネル支持アーム33の動作面と平行な方向にバネ性を有している。
<パネル支持アーム33の動作説明>
本実施形態の室内機1では、運転停止時(図1参照)において、図10(A)及び図11(A)に示すように、パネル支持アーム33がケース34に収納されている。この図10(A)及び図11(A)に示したパネル支持アーム33の収納位置では、略三角形状のパネル支持アーム33の略全体がケース34の収納空間Tに収納されている。このように、パネル支持アーム33がケース34の収納空間Tに収納される位置に配置されることによって、その軸受穴33b、即ち前面パネル20の回動中心P1が、室内機1の中心に(室内機が取り付けられる据付面側に)近くなる。これにより、前面パネル20が室内機1の中心に近い位置に配置されることになり、室内機1の薄型化が図られている。この運転停止時には、前面パネル20は回動せずに、正面視において前面パネル20以外の部材が露出しないようになっている(図1及び図4(a)参照)。これにより、室内の居住者に室内機1の存在に起因する圧迫感を与えないようにしている。
そして、室内機1のメンテナンスを行うために、上記した運転停止時の状態から前面パネル20を回動させていくと、図10(B)及び図11(B)に示すように、パネル支持アーム33がケース34の収納空間Tから引き出される。このとき、パネル支持アーム33は、上記した運転停止時に比べて、前面側かつ上方に移動し、前面パネル20の回転中心P2が前面側かつ上方に移動する。これにより、前面パネル20を大きく回動させることが可能となり、ケーシング10の前面部13及びフィルタ5が露出される。上記したパネル支持アーム33の移動は、次のように行なわれる。まず、モータ31が駆動して、そのモータ軸が回転することにより、モータ軸に取り付けられる軸ギア31a及びその軸ギア31aに噛合する中間ギア32が回転する。これにより、中間ギア32に噛合するパネル支持アーム33のラックギア33aにモータ31の駆動力が伝達し、パネル支持アーム33は、ラックギア33aが延在する方向(移動方向D)に移動する。
<パネル支持アーム33の位置検出方法>
本実施形態では、移動可能なパネル支持アーム33が所定の位置(図10(B)及び図11(B)参照)まで引き出されたことを、上記した位置検出スイッチ35により検知している。パネル支持アーム33が移動方向Dに沿って移動すると、そのパネル支持アーム33の移動に伴って凸部33eが凹部34A2内を移動する。そして、当該凸部33eが凹部34A2の開口部34A3まで移動すると、図12(a)及び(b)に示すように、当該開口部34A3から露出するレバー部材36の一端36aが凸部33eによって押圧される。これにより、レバー部材36の他端36bが軸部36cを中心に回動する。このとき、レバー部材36の他端36bは、パネル支持アーム33の動作面と平行に回動して、スイッチ本体35aの検知部35cを押圧する。これにより、スイッチ本体35aがONになり、パネル支持アーム33の位置が検出される。その結果、パネル支持アーム33が正常に移動しているか否かを検知することが可能となる。
[本実施形態の室内機の特徴]
本実施形態の室内機1には、以下のような特徴がある。
本実施形態の室内機1では、パネル支持アーム33に対して直交する方向(X1方向)から見たときに、位置検出スイッチ35をパネル支持アーム33の移動範囲内に配置することによって、当該方向から見たときの室内機1の大きさは、位置検出スイッチ35を設けたとしても変化しない。
なお、パネル支持アーム33に対して平行な方向(Y1方向)から見たとき、この室内機1は、当該位置検出スイッチ35の大きさだけ、パネル支持アーム33に対して直交する方向に大きくなるが、当該位置検出スイッチ35をパネル支持アーム33の動作面に平行な外力を検知するように配置することによって、室内機1がパネル支持アーム33に対して直交する方向に大きくなるのを抑制することができる。
これらの結果、位置検出スイッチ35を備えた室内機1のコンパクト化を図ることが可能となる。
また、本実施形態の室内機1では、パネル支持アーム33の移動に伴って動作面に沿って回動するレバー部材36を設けることによって、位置検出スイッチ35をパネル支持アーム33の動作面と平行に配置しても、パネル支持アーム33の移動に応じて位置検出スイッチ35のON/OFFを容易に行なうことができる。
本実施形態の室内機1では、レバー部材36を動作面と平行な方向にバネ性を有するように構成することによって、位置検出スイッチ35の押込力をコントロールでき、レバー部材36の長寿命化が期待できる。これにより、レバー部材36の交換周期が延び、メンテナンス性が向上する。
また、本実施形態の室内機1では、レバー部材36の一端36aを凹部34A2に形成される開口部34A3を介してパネル支持アーム33側に露出させ、且つ、その露出したレバー部材36の一端36aを凹部34A2に沿って移動する凸部33eに押圧されるように構成することによって、パネル支持アーム33と位置検出スイッチ35とを上ケース部材34Aを挟んで配置しても、上ケース部材34Aに形成される開口部34A3を介してレバー部材36がパネル支持アーム33に押圧されるので、パネル支持アーム33の位置検出が可能になる。
また、本実施形態の室内機1では、位置検出スイッチ35及びモータ31を上ケース部材34Aの同一面に配置することによって、位置検出スイッチ35及びモータ31の配線処理が簡単になる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、パネル支持アーム33と位置検出スイッチ35との間に、レバー部材36を設けて、パネル支持アーム33の位置検出を行なっていたが、本発明はこれに限らず、パネル支持アーム33が位置検出スイッチ35を直接押圧してもよい。
本発明を利用すれば、前面パネルを移動させる移動板の位置検出スイッチを備えた室内機のコンパクト化を図ることができる。
1 室内機
10 ケーシング
20 前面パネル
30 移動機構
33 パネル支持アーム(移動板)
35 位置検出スイッチ
36 レバー部材

Claims (4)

  1. ケーシングと、
    前記ケーシングの前面に取り付けられる前面パネルと、
    前記前面パネルに取り付けられる移動板と、
    前記移動板を移動させる移動機構と、
    前記移動板の位置を検出する位置検出スイッチと、
    前記移動板の移動に伴って前記移動板の動作面に沿って回動するレバー部材とを備え、
    前記移動板には、前記レバー部材の一端に当接する凸部が設けられ、
    前記レバー部材は、その一端が前記移動板の凸部に押圧されることによって、その他端が前記位置検出スイッチを押圧するものであって、
    前記位置検出スイッチは、前記移動板に対して直交する方向から見たときに、前記移動板の移動範囲内に配置され、且つ、前記移動板の動作面に平行な外力を検知することを特徴とする、室内機。
  2. 前記レバー部材は、前記動作面と平行な方向にバネ性を有することを特徴とする、請求項に記載の室内機。
  3. 前記移動板に沿って配置され、前記移動板とは反対側の面に前記位置検出スイッチ及び前記レバー部材が設けられるケースをさらに備え、
    前記凸部は、前記移動板の前記ケース側の面に設けられると共に、
    前記ケースの前記移動板側の面には、前記凸部の移動軌跡に沿った凹部が設けられており、
    前記レバー部材の一端は、前記凹部に形成される開口部を介して前記移動板側に露出しており、その露出した前記レバー部材の一端は、前記凹部に沿って移動する前記凸部に押圧されることを特徴とする、請求項又はに記載の室内機。
  4. 前記移動板に沿って配置されるケースをさらに備え、
    前記ケースの前記移動板とは反対側の面には、前記位置検出スイッチ、及び、前記移動板を移動させる駆動源となるモータが取り付けられることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の室内機。
JP2010011721A 2010-01-22 2010-01-22 室内機 Expired - Fee Related JP5471499B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010011721A JP5471499B2 (ja) 2010-01-22 2010-01-22 室内機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010011721A JP5471499B2 (ja) 2010-01-22 2010-01-22 室内機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011149633A JP2011149633A (ja) 2011-08-04
JP5471499B2 true JP5471499B2 (ja) 2014-04-16

Family

ID=44536780

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010011721A Expired - Fee Related JP5471499B2 (ja) 2010-01-22 2010-01-22 室内機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5471499B2 (ja)

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05752Y2 (ja) * 1988-03-23 1993-01-11
JPH0528413Y2 (ja) * 1988-07-26 1993-07-21
JPH0673674U (ja) * 1993-03-18 1994-10-18 東芝ホームテクノ株式会社 自動製氷装置
JPH08247592A (ja) * 1995-03-13 1996-09-27 Toshiba Corp 自動製氷装置
JPH112424A (ja) * 1997-06-11 1999-01-06 Daikin Ind Ltd 天井パネルまたは吸込グリルの昇降装置
JP2001049924A (ja) * 1999-08-09 2001-02-20 Aisin Seiki Co Ltd ドアクローザ装置
JP2000097448A (ja) * 1998-09-21 2000-04-04 Toshiba Corp 空気調和機の室内機
JP4026978B2 (ja) * 1999-03-10 2007-12-26 株式会社リコー ドアスイッチユニット
JP3547354B2 (ja) * 1999-12-08 2004-07-28 株式会社三協精機製作所 自動製氷機の駆動装置およびこの装置の製造方法
JP4059267B2 (ja) * 2005-11-30 2008-03-12 ダイキン工業株式会社 空気調和機の室内機
JP4950100B2 (ja) * 2008-02-29 2012-06-13 シャープ株式会社 空気調和機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011149633A (ja) 2011-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4915230B2 (ja) 空気調和装置の室内機
JP4537433B2 (ja) 空気調和機
EP2226581B1 (en) Air conditioner
JP5489756B2 (ja) 除湿機
US20090100851A1 (en) Indoor unit of air conditioner
CN103797310B (zh) 空调室内机
JP4703336B2 (ja) 空気調和機
JP2015218996A (ja) 空気調和機の風向調整装置および空気調和機
JP4766161B2 (ja) 空気調和機の室内機
JP5258696B2 (ja) 空気調和機の室内機
JP5927884B2 (ja) 空気調和機
JP5471499B2 (ja) 室内機
JP5423420B2 (ja) 室内機
JP2014239156A (ja) 蓋開閉機構および電子機器
JP2010136826A (ja) 電気掃除機用吸込具
JP4433076B2 (ja) 空調室内機
JP2010145059A (ja) 空気調和機
JP2013120033A (ja) 空気調和機の室内機
JP5257488B2 (ja) 空気調和機の室内機
JP5980168B2 (ja) 空気調和機の室内機
JP2012149827A (ja) 空気調和機
JP2001004195A (ja) 天井埋込型空気調和機
JP3768159B2 (ja) 除湿機
JPWO2014097685A1 (ja) 空気調和機
JP4757758B2 (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121005

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130813

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131010

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140120

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5471499

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees