JP5929149B2 - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機の室内機に関し、特に、室内機の前面に備えられたグリル部の開閉機構に関するものである。
従来、空気調和機の室内機においては、室内機本体の前部に備えられた吸込口を覆うように、開閉パネルと前面パネルとからなるグリル部を備えたものがある。このような室内機では、室内機本体の前部から外側に向かって前面パネル、開閉パネルの順に配置されており、室内機の運転中に、吸込口から室内機内部へより多量の空気を吸い込むために、開閉パネルのみを前方に移動させる移動手段を備えるとともに、室内機の停止中に、フィルタ清掃や熱交換器の洗浄等といった室内機内部のメンテナンスを行うために、グリル部を回動させて開くことができる開閉手段を備えたものが知られている。
グリル部の開閉手段を備えた室内機としては、例えば、前面パネルの内面上部における左右の両端部に、前面パネルと一体で設けられた軸部と、室内機本体前部に設けられ軸部を回動自在に装着できる軸受部とからなる開閉機構を有し、軸部を回転軸としてグリル部の下方が室内機本体の前面側に回動して開くようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、ピニオンや弾性部材やシャフト接続部等からなる開閉パネルの移動手段を内部に収めるよう筺体が形成され、この筺体の一部に上述したグリル部の開閉用(回動用)の軸部を備えている移動開閉ユニットを設けた室内機が提案されている(特許文献2参照)。この室内機では、移動開閉ユニットを前面パネルの内面に取り付けることで、開閉手段と移動手段とが一体となってグリル部に取り付けられる。
特開2008−261629号公報(第4〜6頁、第3図〜第6図) 特開2008−96092号公報(第4〜6頁、第3図〜第4図)
一般的に、上記のような室内機のグリル部を構成する開閉パネルや前面パネルは、意匠性や価格等を考慮して、アクリル・ニトリル・スチレン樹脂(AS材)やポリスチレン樹脂(PS材)を使用して形成される。しかし、これらの樹脂材は強度が低いため、特許文献1に記載の室内機のように、開閉機構を構成する軸部が前面パネルと一体で設けられている場合は、前面パネルの開閉時に軸部に加わる力によって軸部が破損する虞があった。
これに対し、特許文献2に記載の室内機のように、グリル部とは別体で移動開閉ユニットを設ければ、例えば、移動開閉ユニットの筺体を、上述したAS材やPS材と比べて強度が高いポリアセタール樹脂(POM)で形成することで、移動開閉ユニットの筺体に一体形成されている軸部の強度を向上させることができ、軸部の破損発生を抑制することができる。
移動開閉ユニットの筺体は、上述したように開閉パネルの移動機構を収納しているが、軸部以外の筺体部分については、本来は軸部ほどの強度は必要がない。しかし、特許文献2に記載の室内機では、軸部が移動開閉ユニットの筺体と一体形成されているので、軸部を強度が高い樹脂材とするためには移動開閉ユニットの筺体全体を強度が高い樹脂材で形成することとなるため、POM材のような高価な樹脂材を使用すれば、移動開閉ユニットのコストアップとなる問題があった。
また、移動開閉ユニットには上記のように様々な部材が収納されていることから重くなっているので、この移動開閉ユニットが取り付けられたグリル部を回動させて開いたときは、移動開閉ユニットの重さによってグリル部を構成する開閉パネルや前面パネルが撓む虞があり、これらを開いた状態を長時間保持するような状態が頻発すれば、開閉パネルや前面パネルが変形する虞があった。
例えば、開閉パネルが変形していると、室内機の運転中に開閉パネルを前方に移動しても、開閉パネルの変形部が室内機本体に近い位置となって空気の吸い込みに支障がでる虞があり、空調性能に支障をきたす虞があった。また、開閉パネル自体の変形や、開閉パネルを閉じた際に前面パネルに密着しないことによって、意匠性を損なう虞があった。
本発明は以上述べた問題点を解決するものであって、耐久性を向上させつつグリル部への重量による負荷も軽減し、かつコストアップを抑えた開閉機構を備えた空気調和機の室内機を提供することを目的とする。
本発明は上述の課題を解決するものであって、本発明の空気調和機の室内機は、本体筺体の少なくとも前面に吸込口を有するとともに本体筺体の前面下部に吹出口を有し、吸込口を覆うように配置されるグリル部を備えたものであって、グリル部は、本体筺体の前面を覆うように配置される前面パネルと、前面パネルの前方に配置される開閉パネルとから構成されているものである。室内機は、本体筺体に設けられた本体側駆動部と、前面パネルに設けられ本体側駆動部の駆動力を受けて回転するシャフトと室内機の運転時にシャフトの回転により開閉パネルを前面パネルの前方へ移動させる開閉機構とを備えたパネル側駆動部とからなる移動手段と、本体筺体に設けられた本体側軸受部と、前面パネルに設けられシャフトを前面パネルに装着するためのシャフト軸受部と本体側軸受部に装着されてグリル部を回動させるための軸部とが一体形成されたヒンジ部材とを有する開閉手段とを備えるものである。そして、開閉手段により前記室内機の停止時に前記グリル部が開閉し、ヒンジ部材は、前面パネルを形成する樹脂材より強度および摺動性の高い樹脂材で形成されたものである。
本発明の空気調和機の室内機は、シャフトを前面パネルに装着するためのシャフト軸受部と、グリル部を回動させるための軸部とをヒンジ部材として一体化し、このヒンジ部材を移動手段を構成する本体側駆動部やパネル側駆動部とは別に設けているので、軸部の強度を上げるためにヒンジ部材のみ強度が高い樹脂材で形成することができるので、安価で軸部の強度を向上することができる。また、グリル部の開閉手段の一部をなす軸部をヒンジ部材に設けて移動手段と分離しているので、グリル部に移動手段と開閉手段の全てが取り付くことを防ぐことができ、グリル部に加わる重量的な負荷を軽減できるため、グリル部の変形を抑制することができる。
本発明の実施例における、空気調和機の室内機の外観図であり、(A)は開閉パネルが前方に移動した状態図、(B)はグリル部が開いた状態図である。 本発明の実施例における、空気調和機の室内機の内部構成を示す断面図であり、(A)は図1(A)におけるX−X断面図、(B)は図1(B)におけるY−Y断面図である。 本発明の実施例における、グリル部の外観図であり、(A)はグリル部を内面側から見た斜視図、(B)は(A)におけるC部拡大図である。 本発明の実施例における、ヒンジ部材の外観斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。実施例としては、一般的な家屋やマンションの各部屋に設置される空気調和機の室内機を例に挙げて説明することとする。尚、本発明は以下の実施形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
図1は、本発明による空気調和機の室内機100の外観図である。室内機100は、横長の略直方体形状の本体筺体である室内機本体1を有しており、図1(B)および図2に示すように、室内機本体1の上部および前部1aには吸込口10が設けられている。また、前部1aの下部には、吹出口11が設けられている。
前面の吸込口10は、前部1aの開口部として形成されている。この前部1aおよび前面の吸込口10の前方には、AS材やPS材等の樹脂材で略四方形状に形成され、前部1aおよび前面の吸込口10の前方を覆うように配置される前面パネル2bが設けられている。前面パネル2bの前方には、AS材やPS材等の樹脂材で略四方形状に形成され、前面パネル2bの一部を覆うように配置されて室内機100の意匠面を形成する開閉パネル2aが設けられている。この開閉パネル2aと前面パネル2bとでグリル部2が構成される。
図2に示すように、室内機本体1の内部における、吸込口10と吹出口11とを繋ぐ通風路中には、吸込口10から室内空気を吸い込み、吹出口11から吹出すためのファン6が設けられており、また、ファン6を囲むように三つ折りの熱交換器5が配置されている。熱交換器5やファン6は、室内機本体1の一部を構成し、室内機100を壁面に取り付けるためのベース3に固定されている。尚、ベース3の一部は、後方の熱交換器5で生成された凝縮水を受けるドレンパン3aを兼ねている。
吹出口11は、ベース3の下部と前面パネル1aに取り付けられたケーシング7の下面とで形成されており、吹出口11には、吹出口11から吹出される空気を上下方向に偏向する上下風向板8が設けられている。また、上下風向板8の奥(室内機本体1の内部側)には、吹出口11から吹出される空気を左右方向に偏向する左右風向板9が設けられている。尚、ケーシング7の上面は、前方の熱交換器5で生成された凝縮水を受けるドレンパン7aとなっている。
上面および前面の吸込口10と、熱交換器5との間には、吸込口10から吸い込んだ室内空気に含まれる塵埃を除去するためのフィルタ4が配置されている。フィルタ4は、室内機本体1に着脱可能に装着されており、室内機本体1の前部1aから着脱することができる。尚、フィルタ4を室内機本体1から外せば、室内機本体1の前部1aから前方の熱交換器5を望むことができる(図1(B)において、フィルタ4が存在する箇所から前方の熱交換器5が見える)。
室内機100が運転を行うときは、図1(A)に示すように、グリル部2の開閉パネル2aのみが、後述する移動手段によって室内機本体1の前方に移動する。これにより、前面の吸込口10から多量の室内空気が吸い込めるので、熱交換器5における冷媒と室内空気との熱交換量を増やして熱交換効率を向上させることができる。
また、図1(B)に示すように、グリル部2(開閉パネル2aおよび前面パネル2b)は、後述する開閉手段によってグリル部2の下方を室内機本体1の前方に回動させることによって開くことができる。これにより、室内機100の停止中に、フィルタ4の清掃および脱着、熱交換器5の洗浄、等といったメンテナンス作業が行いやすくなる。
次に、本実施例の室内機100における、室内機100運転中の開閉パネル2aの移動動作および室内機100停止中のグリル部2の開閉動作について、具体的に説明する。図3(A)に示すように、グリル部2の内面側(室内機本体1の前部1aに対向する面)には、移動手段の一部をなすグリル側駆動部30と、開閉手段の一部をなすヒンジ部材20および軸部材70とが設けられている。
グリル側駆動部30は、ギヤ部40と、シャフト50と、開閉機構であるリンク部材60とを備えている。ギヤ部40は、前面パネル2bの右端上部(左右方向および上下方向は、図1において室内機100を正面視した場合の方向。以下同様)に固定されており、図1(B)に示す本体側駆動部13のギヤ部にかみ合うようになっている。
シャフト50は、断面がD字形状(所謂、Dカット)とされた棒状のアルミニウム合金材であり、一端がギヤ部40に固定され、他端が後述するヒンジ部材20のシャフト軸受部24で前面パネル2bに回動自在に装着されている。尚、シャフト50は、例えば、アルミニウム材や鉄材等といった、アルミニウム合金材以外の金属材料で形成してもよい。
リンク部材60は、前面パネル2bの左右両側に設けられている。リンク部材60は、図示しない筒部を有しており、図3(B)に示すように、この筒部を貫通するようにしてシャフト50が装着されている。これにより、リンク部材60はシャフト50の回転に応じて駆動する。
室内機100が運転するときは、室内機100の本体側駆動部13が駆動、具体的には、室内機本体1に設けられた図示しないステッピングモータが駆動され、ステッピングモータの出力軸に接続されたキヤ部が回転する。このギヤ部は、グリル側駆動部30のギヤ部40とかみ合っているので、ステッピングモータが駆動されればギヤ部40が回転する。
ギヤ部40が回転すれば、ギヤ部40に接続されているシャフト50が回転し、シャフト50の回転に応じてリンク部材60が駆動して開閉パネル2aを室内機本体100の前方へ移動させる。尚、本体側駆動部13とグリル側駆動部30と後述するヒンジ部材20のシャフト軸受部24とで、本実施例の移動手段が構成されている。
一方、グリル部2の内面側には、上述したグリル側駆動部30とは別に、ヒンジ部材20および軸部材70とが設けられている。具体的には、ヒンジ部材20は、図3(A)および(B)に示すように、前面パネル2bの左上端隅、つまり、左側に配置されているリンク部材60の左斜め上に配置されている。また、軸部材70は、図3(A)に示すように、前面パネル2bの右上端隅、つまり、右側に配置されているギヤ部40やリンク部材60の右斜め上に配置されている。
ヒンジ部材20は、開閉パネル2aや前面パネル2bを形成するAS材やPS材と比べて強度が高く摺動性に優れた樹脂材、例えば、ポリアセタール樹脂(POM)で形成される。ヒンジ部材20は、図4に示すように、軸部22と、シャフト軸受部24と、これらを連結する連結部21とで形成されている。
軸部22は、アーム部23で連結部21上部に連結されている。軸部22はアーム部23に対して右方向に略直角に延伸されており、これにより前面パネル2bの内面に略平行となっている。また、軸部22の断面形状はD字状とされている。
シャフト軸受部24は、上述したシャフト50を前面パネル2b内面に設けられた図示しないシャフト装着部とともにシャフト50を回転自在かつ左右方向に移動しないように保持するものであり、シャフト50の形状に対応した略四方形のフード形状とされている。尚、本実施例では、シャフト軸受部24と前面パネル2bのシャフト装着部とでシャフト50を回転自在に保持する場合を説明しているが、シャフト軸受部24を有底筒状に形成してシャフト軸受部24のみでシャフト50を保持するようにしてもよい。
連結部21は、上述したように、軸部22とシャフト軸受部24とを連結するものであり、その上端にアーム部23が連続して形成され、下端にシャフト軸受部24が連続して形成されている。この連結部21は、室内機本体1の内面側に臨む上面部21aと、上面部21aの左右の両端部から室内機本体1の外方(前面パネル2b側)へ略垂直に延伸されたフランジ部21bとを有している。フランジ部21bの先端部形状は、フランジ部21bが接する前面パネル2bの形状に対応した形状とされており、このフランジ部21bを前面パネル2bに接触させてヒンジ部材20を前面パネル2bに取り付けた際に、上面部21aが前面パネル2bの内面と略平行となるようにされている。また、上面部21aにおける、アーム部23とシャフト軸受部24との間には、ねじ孔25が設けられている。
ヒンジ部材20は、図3(B)に示すように、連結部21に備えられたねじ孔25を介してねじ80で前面パネル2bに固定される。その際に、シャフト50の一端部(図3(B)の破線で示した部分、つまり、リンク部材60の図示しない筒部を貫通しリンク部材60から左側へ突き出た部分)がヒンジ部材20のシャフト軸受部24によって、前面パネル2bのシャフト装着部に回動自在に装着される。前述したように、シャフト50の他端はギヤ部40に固定されているので、ヒンジ部材20で一端部を前面パネル2bに装着することによって、シャフト50が前面パネル2bに装着される。
軸部材70は、ヒンジ部材20と同様に、AS材やPS材と比べて強度が高く摺動性に優れた樹脂材で形成されている。軸部材70の形状は、ヒンジ部材20からシャフト軸受部24を取り除いた形状と略同じであり、ヒンジ部材20(の軸部22および連結部21)と左右対称な形状とされている。軸部材70も、ねじ80で前面パネル2bに固定されている。
図1(B)に示すように、室内機本体1の前部1aには、その左右上端部にそれぞれ本体側軸受部12が設けられている。これら本体側軸受部12は、ヒンジ部材20の軸部22や軸部材70が回動自在に装着できるような形状とされている。
室内機100が停止しているときに、使用者がフィルタ4の脱着や清掃を行いたい場合、あるいは、フィルタ4を外して熱交換器5を洗浄したい場合、等といった室内機100のメンテナンス作業を行いたい場合は、グリル部2の下方を室内機本体1の前部1aから外して前方へ持ち上げる。このとき、図1(B)および図2(B)に示すように、グリル部2は、ヒンジ部材20の軸部22および軸部材70を回転軸として回動してグリル2を大きく開けるようになっている。尚、ヒンジ部材20の軸部22と軸部材70と本体側軸受部12とで、本実施例の開閉手段が形成されている。
グリル2を開くときの回転軸は、上述したように前面パネル2bとは別に、ヒンジ部材20や軸部材70として設けられているので、これらの部材をグリル2、つまり、前面パネル2bを形成する樹脂材とは異なる材料で形成することができる。例えば、本実施例のように、ヒンジ部材20や軸部材70を強度や摺動性が高いPOM材で形成すれば、軸部22や軸部材70の強度および摺動性を向上させることができ、室内機100の耐久性や操作性を向上させることができる。
また、ヒンジ部材20については、室内機本体1の本体側軸受部12に装着する軸部22とシャフト50を前面パネル2bに装着するためのシャフト軸受部24とが、これらを連結する連結部21によって一体で構成され、移動手段を構成する本体側駆動部13やグリル側駆動部30とは別体となっている。従って、ヒンジ部材20をPOM材で形成することによって、グリル部2の開閉手段における摺動部である軸部22と、開閉パネル2aの移動手段における摺動部であるシャフト軸受部24とを共に摺動性の高い材料で形成することができるとともに、背景技術で説明した移動開閉ユニットを備えた室内機のように、移動手段や開閉手段が全て前面パネル2bに備えられている場合と比べて、前面パネル2bに加わる重量を軽くできるので、前面パネル2bに与える負荷を軽減できる。
さらには、背景技術で説明した移動開閉ユニットを備えた室内機では、開閉手段と移動手段とが一体となっているために、軸部の強度を上げるためには移動開閉ユニットをPOM材で形成する必要があるので、使用するPOM材の量が多くなるが、本実施例では、上述したように、軸部22、シャフト軸受部24および連結部21のみから構成されているヒンジ部材20のみをPOM材で形成すればよいので、使用するPOM材を最小限とでき、POM材のような高価な材料を使用しても、最低限のコストアップに抑えることができる。
以上説明したように、本発明の空気調和機の室内機は、シャフトを前面パネルに装着するためのシャフト軸受部と、グリル部を回動させるための軸部とをヒンジ部材として一体化し、このヒンジ部材を移動手段を構成する本体側駆動部やパネル側駆動部とは別に設けているので、軸部の強度を上げるためにヒンジ部材のみ強度が高い樹脂材で形成することができるので、安価で軸部の強度を向上することができる。また、グリル部の開閉手段の一部をなす軸部をヒンジ部材に設けて移動手段と分離しているので、グリル部に移動手段と開閉手段の全てが取り付くことを防ぐことができ、グリル部に加わる重量的な負荷を軽減できるため、グリル部の変形を抑制することができる。
尚、以上説明した実施例では、ヒンジ部材20を形成する、強度や摺動性が高い樹脂材としてPOM材を用いた場合について説明したが、これに限るものではなく、例えば、ポリアミド(PA)やポリテトラフルオロエチレン(PTEE)等の、強度や摺動性が高い他の樹脂材を用いてヒンジ部材20を形成してもよい。
1 室内機本体
2 グリル部
2a 開閉パネル
2b 前面パネル
4 フィルタ
5 熱交換器
6 ファン
10 吸込口
11 吹出口
12 本体側軸受部
13 本体側駆動部
20 ヒンジ部材
21 連結部
22 軸部
23 アーム部
24 シャフト軸受部
25 ねじ孔
30 グリル側駆動部
40 ギヤ部
50 シャフト
60 リンク部材
70 軸部材
80 ねじ
100 室内機

Claims (2)

  1. 本体筺体の少なくとも前面に吸込口を有するとともに前記本体筺体の前面下部に吹出口を有し、前記吸込口を覆うように配置されるグリル部を備えた空気調和機の室内機であって、
    前記グリル部は、前記本体筺体の前面を覆うように配置される前面パネルと、同前面パネルの前方に配置される開閉パネルとから構成され、
    前記室内機は、
    前記本体筺体に設けられた本体側駆動部と、前記前面パネルに設けられ前記本体側駆動部の駆動力を受けて回転するシャフトと前記室内機の運転時に同シャフトの回転により前記開閉パネルを前記前面パネルの前方へ移動させる開閉機構とを備えたパネル側駆動部とを有する移動手段と、
    前記本体筺体に設けられた本体側軸受部と、前記前面パネルに設けられ前記シャフトを前記前面パネルに装着するためのシャフト軸受部と前記本体側軸受部に装着されて前記グリル部を回動させるための軸部とが一体形成されたヒンジ部材とを有する開閉手段と、
    を備え、
    前記開閉手段により前記室内機の停止時に前記グリル部が開閉し、
    前記ヒンジ部材は、前記前面パネルに固定される連結部を有し、前記連結部の一方側にシャフト軸受部、他方側に軸部を有すると共に、前記前面パネルを形成する樹脂材より強度および摺動性の高い樹脂材で形成されたことを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 前記ヒンジ部材が、ポリアセタール樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室内機。
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