JP4495370B2 - 空気調和機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内機と室外機とから構成される空気調和機に係り、特に、室内機における吸込み口を備えた本体前面部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
室内機と室外機とから構成される空気調和機の室内機においては、本体に吸込み口および吹出し口を備え、本体内部には熱交換器および送風機などが収容される。
【0003】
また、近時は、側面視で湾曲成される前側熱交換器部と、直状で斜めに傾斜する後側熱交換器部とを組み合わせて、略逆V字状に形成される熱交換器が採用される傾向にある。
【0004】
上記吹出し口には、上下風向変換ルーバーが設けられていて、冷房運転と暖房運転との切換えに応じて最適な方向へ吹出せるよう、切換えが可能となっている。
【0005】
これに対して吸込み口には、本体内を遮蔽するグリルおよびエアーフィルタを備えているが、長期の使用に亘ると、本体内の隙間などから侵入した塵埃が熱交換器に付着堆積したり、送風機ファンに付着したり、送風路やドレンパンに付着する。
【0006】
さらに、冷房運転時において、冷房運転を停止したときなどには、熱交換器で凝縮した凝縮水が完全に室外に排水されずに、一部が熱交換器に付着したままとなったり、ドレンパンに残ったりするため、本体内の湿度が高くなり、構成部品である送風機ファンや熱交換器などに付着する塵埃に含まれる雑菌やカビの繁殖がより強まる結果となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、近時は、冷房運転終了後に除湿運転を行うとともに、吹出し口から吹出される乾燥空気を直接吸込み口にショートサーキットさせ、内部の構成機器を乾燥させる。そのあと、再び吹出し口から上述のように導いて循環させる本体内乾燥運転を行い、雑菌やカビの繁殖を防止させている。
【0008】
また、エアーフィルタで捕捉できなかった塵埃を捕捉し集塵する電気集塵機を備えた室内機においては、電気集塵機の放電電極で発生するオゾンを利用し、本体内部全体にオゾンを充満させることにより、内部の構成機器に付着した雑菌やカビを確実に滅菌、殺菌して、雑菌やカビの繁殖を低減させることが検討されている。
【0009】
このため、このショートサーキットによる本体内乾燥運転およびオゾンを利用した殺菌運転を効果的に行うための室内機の構成および制御手段が検討されいるが、未だ十分とはいえなかった。
【0010】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、側面視で略逆V字状に形成される熱交換器に対する本体前面部の最適な形状構造をなし、熱交換空気の風量確保を図り、熱交換器への吸込み気流の滞留域の低減と、前面部からの運転騒音の漏れを低減でき、可動パネルの開放時は勿論のこと、閉成時においてもショートサーキット特性の向上を得る空気調和機を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を満足するため本発明は、空気調和機本体と、この空気調和機本体の前面部に設けられる吸込み口および、この吸込み口の下部で、吸込み口よりも後方の位置に設けられる吹出し口と、上記吸込み口を覆うよう上記空気調和機本体の前面部に取付けられ、前面部が側面視で湾曲成され、かつ平滑な曲面をなす前面パネルと、この空気調和機本体内に上記吸込み口と対向して配置され、側面視で湾曲成する前側熱交換器部および、この前側熱交換器部の上端から斜め後方に傾斜する直状の後側熱交換器部とを備え略逆V字状に形成される熱交換器と、この熱交換器の前側熱交換器部と後側熱交換器部との間に配置される送風機と、上記吸込み口と前側熱交換器部との間に配置され、集塵機能とオゾン発生機能を有する電気集塵機とを具備し、上記前面パネルは、通常の空気調和運転時および本体内乾燥運転時に突出駆動されて上記吸込み口を開放し、運転停止時および上記電気集塵機のオゾン発生動作をなす本体内殺菌運転時に後退駆動されて吸込み口を閉成する可動パネルを備え、上記可動パネルが吸込み口を開放した状態で、可動パネル上端縁側の吸込み口の隙間が、可動パネル下端縁側の吸込み口の隙間よりも広くなるように設定され、通常の空気調和運転開始時において、可動パネルが吸込み口を所定量開放したあと、もしくは所定時間経過したあとで、上記送風機の速度切換えを上げるよう制御する制御手段を備えた。
【0015】
さらに、上記吹出し口に、開閉自在に前後方向に配設した複数枚の吹出しルーバーが設けられ、本体内乾燥運転時と、本体内殺菌運転時において、前側の吹出しルーバーの前端部上方を開放させ、後端部を後側の吹出しルーバーの前端部にラップさせ、通常の空気調和運転開始時において、吹出しルーバーを回動して吹出し口を開放する以前に、可動パネルを突出駆動して吸込み口を開放するよう制御する制御手段を備えた。
【0018】
さらに、上記運転モードの切換えに応じて、可動パネルが吸込み口を開放から閉成に変更する際に、割り込みが入って、可動パネルが吸込み口を閉成から開放に変更する指令がきたときに、可動パネルの吸込み口開放動作を優先するよう制御する制御手段を備えた。
【0019】
さらに、上記前面パネルは、空気調和機本体に対して開閉自在に取付けられ、この前面パネルの開放と閉成を検知する検知機構を備え、この検知機構による前面パネルの閉成を検知したあと運転開始指令がきたときに、可動パネルを吸込み口開放位置に復帰させるよう制御する制御手段を備えた。
【0020】
このような課題を解決する手段を採用することにより、側面視で略逆V字状に形成される熱交換器に対する本体前面部の最適な形状構造をなし、熱交換空気の風量確保を図り、熱交換器への吸込み気流の滞留域の低減と、前面部からの運転騒音の漏れを低減でき、可動パネルの開放時は勿論のこと、閉成時においてもショートサーキット特性の向上を得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面にもとづいて説明する。
図1は、空気調和機を構成する室内機の断面を模式的に示している。
図中1は、ユニット本体(空気調和機本体)であり、これは側面視で湾曲成される前面部を備えている。上面部と下面部および左右両側部は、ほぼ平板状をなしている。
【0022】
このユニット本体1の上面部に上部吸込み口2が設けられ、前面部に前部吸込み口3が設けられている。上記前部吸込み口3を覆うように、ユニット本体1の前面部に前面パネル4が取付けられる。
【0023】
上記前面パネル4は、中央部が凹陥形成され、この凹陥部分は周部を除いて開口している。前面パネル4の凹陥部分には、後述する開閉駆動機構5に支持される可動パネル6が取付けられ、開口である前部吸込み口3を開閉自在となす。
【0024】
上記可動パネル6が前面パネル4の凹陥部分に嵌め込まれた状態で、パネル相互6,4は一体に、所定の曲率で手前側に突出するよう湾曲成される。パネル相互6,4の合わせ面に段差がない同一曲面で、かつそれぞれが極めて平滑な面に形成されている。
なお、ユニット本体1の上記前面パネル4および上記可動パネル6を除く、他の面部を構成するパネルも同様に、極めて平滑な面に形成されている。
【0025】
ユニット本体1には、前部吸込み口3の下部に沿い、かつこの吸込み口よりも後方の位置に吹出し口7が設けられている。この吹出し口7は、それぞれ別個に回動制御される2枚の吹出しルーバー8A,8Bによって開閉自在である。
【0026】
ユニット本体1内には、前側熱交換器部9Aと後側熱交換器部9Bとで略逆V字状に形成される熱交換器9が配置される。上記前側熱交換器部9Aは、前面パネル4および可動パネル6と間隙を存してほぼ平行に湾曲成される。後側熱交換器部9Bは、直状で斜めに傾斜して上部吸込み口2と対向する。
【0027】
上記熱交換器9の前側熱交換器部9Aの前面側には、電気集塵機10が取付けられている。この電気集塵機10は、内部に放電電極と、アース電位とした集塵電極を有し、比較的高い負の第1の高電圧と、これよりも低い負の第2の高電圧を発生する第1の高電圧電源から放電電極と集塵電極との間に、2つの負の高電圧をそれぞれ切換えて印加できるようになっている。
【0028】
電気集塵機10を、本来の集塵動作をさせる場合には、放電電極と集塵電極との間に第2の高電圧を印加する。また、オゾン発生装置として動作させることも可能であり、この場合には、放電電極に第1の高電圧を印加して放電させると、オゾンが発生する。
【0029】
すなわち、放電電極と集塵電極との間の電位差は、オゾン発生時の方が集塵動作時よりも大きい。なお、電気集塵機として機能させるときと、オゾン発生装置として機能させるときとで、放電電極に印加する電圧を同じとしてもよい。
【0030】
上記熱交換器9の前後側熱交換器部9A,9Bの相互間で、かつ上記吹出し口7と対向して送風機11が配置される。この送風機11は、熱交換器9の幅方向寸法と略同一の軸方向寸法を備え、熱交換器9と対向して配置される横流ファンと、この横流ファンを回転駆動するファンモータとから構成される。
【0031】
上記前側熱交換器部9Aの下端部は前ドレンパン12A上に載り、後側熱交換器部9Bの下端部は後ドレンパン12B上に載って、それぞれの熱交換器部9A,9Bから滴下するドレン水を受け、図示しない排水ホースを介して外部に排水できるようになっている。
【0032】
また、前後ドレンパン12A,12Bの一部側壁外面は送風機11に近接した位置に設けられていて、これらで送風機11のファンに対するノーズを構成している。
【0033】
ノーズを構成する前後ドレンパン12A,12Bの側壁部分と、吹出し口7の各辺部との間は、隔壁部材13によって連結される。この隔壁部材13で囲まれる空間が、ノーズと吹出し口7とを連通する吹出し通風路14となる。
【0034】
一方、前部吸込み口3と上部吸込み口2とに対向し、これら吸込み口3,2と前側熱交換器部9Aと後側熱交換器部9Bとの間にフィルタ15が取付けられる。このフィルタ15は、吹出し口7上端の開放した前面パネル4の下端から挿着され、必要に応じて同部位から取外し自在である。
【0035】
つぎに、上記前面パネル4と可動パネル6および、可動パネル6を進退駆動する開閉駆動機構5について詳述する。
【0036】
上記開閉駆動機構5は、複数組のリンク部材20と、これらリンク部材20を連結する駆動軸21と、この駆動軸21を駆動する、ここでは図示しない駆動源とから構成される。
【0037】
複数組のリンク部材20は全て、前面パネル4の凹陥部分に形成される平坦部1Aに取付けられる。駆動軸21はリンク部材20とともに、平坦部1Aと前部吸込み口3を閉成する状態の可動パネル6裏面との、極く僅かなスペースに収容されている。
【0038】
上記駆動源は、駆動軸21の一側部にあって、吹出し口7を開閉する吹出しルーバー8A,8Bの駆動源のごく近傍位置の本体1部位に設けられ、電気配線を共通化して、配線作業の簡素化を図っている。
【0039】
図2と、図3は、可動パネル6を取外した状態の前面パネル4およびユニット本体1と、前面パネル4に取付けられる開閉駆動機構5の一部を斜視図として示している。
そして、図2は、図示しない可動パネル6が前面パネル4の開口部を閉成した状態、すなわち前部吸込み口3を閉成したときの開閉駆動機構5を示し、図3は、図示しない可動パネル6が前面パネル4の開口部を開放した状態、すなわち前部吸込み口3を開放したときの開閉駆動機構5を示している。
【0040】
上記前面パネル4において、左右両側の平坦部1Aと、ほぼ中央の平坦部1Aに、開閉駆動機構5を構成するリンク部材20が取付けられている。複数組のリンク部材20は、水平方向に設けられる1本の上記駆動軸21によって連結される。
【0041】
駆動軸21の左側端部はリンク部材20から外方へ突出していて、この端部と対向するユニット本体1部位に、詳細は示していないが、駆動源である駆動モータと、この駆動モータの駆動力を上記駆動軸に伝達する機構からなる駆動源22が取付けられる。
【0042】
このような構成であるから、上記駆動源22に通電して駆動力が駆動軸21に伝達されると、複数組のリンク部材20が一斉に同一の動作をなすように設定されている。
【0043】
そして、各リンク部材20は、一端部が上記駆動軸21に嵌着される上部側リンク23Aと、一端部が上部側リンク23Aと機械的に連結される下部側リンク23Bとを備えている。機械的な連結手段として、たとえば、それぞれにギヤ部を設けて互いに噛合させる。
【0044】
上部側リンク23Aは下部側リンク23Bよりも全長が長く形成され、かつそれぞれのリンクの基端部には、詳細は省略するねじりばねが巻装される。このねじりばねによって、上、下部側リンク23A,23Bの先端部が平坦部1Aに当接する方向に弾性的に押圧付勢される。
【0045】
図2では、ねじりばねの弾性力により上下部側リンク23A,23Bが全体的に平坦部1Aに当接し、図3では、ねじりばねの弾性力に抗して上下部側リンク23A,23Bが突出している状態を示している。
【0046】
図4は、上記開閉駆動機構5を説明するための、可動パネル6裏面側の斜視図である。
【0047】
上下部側リンク23A,23Bの基端部は両側からリンクカバー20aで挟み込まれる。上記リンクカバー20aで挟み込まれる各リンク23A,23Bの基端部は上述のように機械的に連結されている。
【0048】
したがって、駆動軸21が貫通する上部側リンク23Aが駆動側リンクであり、下部側リンク23Bが従動側リンクとなる。上下部側リンク23A,23Bの互いの回動角度は、平坦部1Aに対してほぼ同一をなすように設定される。
【0049】
互いのリンク23A,23Bの先端部は厚さ方向に二股状に形成され、これらの内側にピン部が一体に突設される。この二股状の端部間に、可動パネル6の裏面側に設けられる係合部材28A,28Bが挿入され、かつ上記ピン部が係合部材28A,28Bに設けられる孔部に係合している。
【0050】
上部側係合部材28Aに設けられる孔部は丸孔であり、上部側リンク23Aのピン部は回動自在に支持される。一方、下部側係合部材28Bに設けられる孔部は長孔からなり、下部側リンク23Bのピン部は長孔に回動自在で、かつ移動自在に支持される。
【0051】
いずれのリンク23A,23Bの先端部も二股状に形成されているから、二股部を外方に開けば、この内側に設けられるピン部が係合部材28A,28Bに設けられる孔部から抜け出る。
【0052】
すなわち、比較的容易に可動パネル6を前面パネル4から外すことが可能であり、また、一旦取外した可動パネル6を再び前面パネル4に組付けることも比較的容易に行える。
【0053】
このようにして構成される空気調和機の室内機であって、再び図1に示すように、停止時は可動パネル6が前部吸込み口3を閉成していて、この吸込み口からユニット本体1内部に塵埃の侵入はない。吹出し口7も2枚の吹出しルーバー8A,8Bによって閉成されている。
【0054】
リモコンの運転スイッチをオンに切換えると、後述するように開閉駆動機構5が作動して上記可動パネル6が手前側に突出移動し、前部吸込み口3が開放される。
【0055】
すなわち、可動パネル6が前部吸込み口3を閉成しているときの開閉駆動機構5では、リンク部材20を構成する上部側リンク23Aと下部側リンク23Bが垂直状になって、あたかも1本の直状リンクのように見える。
【0056】
このとき、下部側リンク23Bのピン部は、下部側係合部材28Bの長孔からなる孔部の最下部に係合している。各係合部材28A,28Bは最も本体1側に引き寄せられていて、これら係合部材28A,28Bを備えた可動パネル6は前部吸込み口3を完全に閉成する。
【0057】
空調運転が開始されると同時に、開閉駆動機構5の駆動源22は駆動軸21を図1、図2における反時計回り方向に回動駆動する。上部側リンク23Aと下部側リンク23Bは機械的に連結されているので、ねじりばねの弾性力に抗して、その先端部が前方に突出するよう回動する。
【0058】
駆動軸21を所定量回動したところで、駆動源22が停止する。上下部側リンク23A,23Bは、それぞれの上下端部が互いに接近する方向に回動して、図3に示すように、略ハの字状になる。
【0059】
各リンク23A,23Bと係合部材28A,28Bを介して可動パネル6が手前側に突出移動し、前部吸込み口3が開放される。この状態で、下部側リンク23Bのピン部は、下部側係合部材28Bの長孔の上端に係合する。
【0060】
図5は、可動パネル6が前部吸込み口3を開放した状態の縦断面図、図6は同じ状態の室内機の側面図である。
図6においては省略しているが、吹出し口7に備えられる吹出しルーバー8A,8Bは、冷房運転と暖房運転の切換え設定に応じて所定量回動する。送風機11が送風作用をなす一方で、室外機の圧縮機が駆動され冷凍サイクル運転が開始される。
【0061】
室内空気は、上部吸込み口2と前部吸込み口3からユニット本体1内に導かれ、エアーフィルタ15を通過する。室内空気に含まれる塵埃はエアーフィルタ15に捕捉され、塵埃が除去された状態で熱交換器9を通過して熱交換作用が行われる。
【0062】
この熱交換空気は、吹出し通風路14に沿って導かれ、吹出し口7から吹出しルーバー8A,8Bに案内されて室内へ吹出され、効率のよい空気調和運転がなされる。
【0063】
上記電気集塵機10が作用して、エアーフィルタ15で捕捉されなかった塵埃を完全に捕捉する。したがって、清浄化した空気が熱交換器9を介して吹出し口7から室内に吹出される。
【0064】
このように、特に、側面視で略逆V字状に形成される熱交換器9に対して、ユニット本体1の前面部に取付けられる前面パネル4と、この前面パネル4の一部を構成する可動パネル6の最適な形状構造を得られる。
【0065】
したがって、熱交換器9の風切り音の低減と、送風機11ファンの送風音の前方への音漏れが低減し、快適空調が得られる。風量の確保を得て、熱交換器9への吸込み気流の滞留域の低減をなし、熱交換効率と空調性能の向上を得る。
【0066】
図5に記載のように、可動パネル6が前部吸込み口3を完全開放した状態で、可動パネル6上端縁側の前部吸込み口3の隙間Saは、可動パネル6下端縁側の隙間Sbよりも大(Sa>Sb)に設定されている。
【0067】
通常、室内機は居室の壁面で、天井に近い高所に取付けられ、居住者は、ほとんど下から室内機を見上げる。このような条件下で、可動パネル6が(Sa>Sb)の状態で前面パネル4と隙間を存しているので、居住者からは可動パネル6がほとんど移動していないように見え、違和感がなく見栄えがよい。
【0068】
そればかりでなく、上部隙間Saからの気流を確保し、上部隙間に対向するように配置した電気集塵機10に対して気流が通り易くなり、電気集塵機の集塵効率の向上を図れる。
【0069】
空調運転を終了させるためリモコンの運転スイッチをオフにすると、圧縮機と送風機11および電気集塵機10の運転が停止し、かつ開閉駆動機構5は可動パネル6を後退移動させ前部吸込み口3は閉成される。
【0070】
上記開閉駆動機構5は、駆動軸21を逆方向に回動して、下部側リンク23Bのピン部が係合部材28Bの孔部(長孔)を移動してから、この係合部材28Bを引き上げる。
【0071】
そして、上下部側リンク23A,23Bの全長の相違から、上下係合部材28A,28Bと前面パネル4上下部に対する移動量が前部吸込み口3の開放量に比例し、ついには前部吸込み口3を閉成する。
【0072】
したがって、この室内機では、前部吸込み口3を可動パネル6によって開閉でき、運転停止時において前部吸込み口3を完全閉成して、塵埃の本体1内部侵入を阻止し、種々の不具合発生がない。
【0073】
可動パネル6の前部吸込み口3閉成状態から開放状態に至る軌跡と、開放状態から閉成状態に至る軌跡は、上述の開閉駆動機構5の構成から、図6に一点鎖線で示すようになる。
【0074】
ここでは可動パネル6の上端の可動軌跡を示しているが、全体的にほぼ同様形状をなしていて、上に凸の円弧を描くように形成される。すなわち、上に凸の曲線なので、頂点pが存在する。
【0075】
何らかの事情で、開閉駆動機構5が開閉途中で停止した場合、可動パネル6の上端部が頂点pから前面パネル4側にあれば、可動パネル6の自重で自然的に前部吸込み口3を閉成する方向に移動し、ついには閉成状態になる。
【0076】
また、可動パネル6が吸込み口3の開放から閉成状態に移動している途中で頂点pを越えた位置から、可動パネル6の自重が加わって開閉駆動機構5の作動が円滑になり、早急に閉成状態になる。
【0077】
逆に、開閉駆動機構5が開閉途中で停止した場合、可動パネル6の上端部が頂点pから手前側にあれば、可動パネル6の自重で自然的に前部吸込み口3を開放する方向に移動し、ついには開放状態になる。
【0078】
また、可動パネル6が吸込み口3の閉成から開放状態に移動している途中で頂点pを越えた位置から、可動パネル6の自重が加わって開閉駆動機構5の作動が円滑になり、早急に開放状態になる。
【0079】
いずれにしても、可動パネル6の開閉時における可動軌跡を上に凸の円弧を描くように形成して、頂点pを存在させると、可動パネル6の開閉動作が円滑で、確実になり、信頼性の確保を得られる。
【0080】
この室内機では、以下の2通りのショートサーキット気流を、容易に形成することができる。
【0081】
その第1は、図7に示すように、本体内乾燥運転である。
すなわち、冷房運転終了後に開閉駆動機構5を作動して、可動パネル6を開放状態にする。前側の吹出しルーバー8Aを水平方向か、それ以上の上向き方向となし、後側の吹出しルーバー8Bは閉成する。
【0082】
ただし、前側吹出しルーバー8Aは前端部のみを回動させ、後端部は後側ルーバー8B前端部にラップさせた状態となるように構成される。このことにより、吹出し口7から吹出される空気は前側吹出しルーバー8A前端部と吹出し口前端部との間だけになり、集中した吹出しが可能となる。
【0083】
さらに、熱交換器9を構成する前側熱交換器部9Aと後側熱交換器部9Bとの間に設けられる二方弁を絞って除湿状態とし、冷凍サイクル運転を開始し送風機11を駆動する。この場合、電気集塵機10は、集塵動作をなす。
【0084】
前側熱交換器部9Aが凝縮器(再熱器)となり、後側熱交換器部9Bが蒸発器として作用し、乾燥した空気が吹出し通風路14に導かれ、さらに吹出し口7から吹出される。
【0085】
前側の吹出しルーバー8Aの風向設定から、吹出し口7から吹出される乾燥空気は前面パネル4の下部から上方に沿って流れる。可動パネル6が前面パネル4から突出しているので、乾燥空気は可動パネル6と前面パネル4との間に導かれ、前部吸込み口3からユニット本体1内に吸込まれる。
【0086】
乾燥空気は、フィルタ15で塵埃を除去され、さらに電気集塵機10で残った塵埃を除去される。そして、上述のように熱交換器9に導かれて乾燥し、吹出し口7から前部吸込み口3へショートサーキットする。
【0087】
特に、冷房運転を行うと、熱交換器9で凝縮した凝縮水が蒸発し、本体1内が高湿度化する。そこで、除湿運転を行うとともに、乾燥空気を吹出し口7から直接、前部吸込み口3にショートサーキットさせ、本体内を循環させる。
【0088】
本体1内部の水分が急速に蒸発して、本体1内が乾燥する。このことにより、内部の構成機器が早急に乾燥して雑菌やカビの繁殖を抑制する。蒸発した水分はショートサーキットにより後側熱交換器部(蒸発器)9Bで凝縮させ、ドレン水として回収する。
【0089】
なお、前面パネル4および可動パネル6が側面視で湾曲成され、互いに凹凸のない平坦な曲面をなすうえに、前部吸込み口3が吹出し口7よりも前方に位置しているから、ショートサーキット気流が極めて円滑に流れ、ショートサーキット特性が良く、居住域に風を出さない除湿が可能となる。
【0090】
その第2は、図8に示すように、所定の期間毎に行うとよい、本体内殺菌運転である。
このとき、可動パネル6は閉成状態を保持し、前側吹出しルーバー8Aを上述の位置に設定する。したがって、集中吹出しが可能となる。冷凍サイクル運転は行わず、送風機11を駆動する。
【0091】
そして、電気集塵機10は、ON状態にしてオゾン発生動作をなす。すなわち、電気集塵機10における放電電極に第1の高電圧を印加して放電させ、オゾンの発生を得る。
【0092】
吹出し口7から吹出される空気は、前面パネル4と可動パネル6の曲面に沿って円滑に流れ、本体1の上面に至る。本体1上面の上部吸込み口2では、送風機11の吸引による負圧が発生しており、ここに導かれた空気は本体1内に吸込まれる。
【0093】
熱交換器9は単に通過するのみであるが、電気集塵機10によるオゾン発生動作にともない発生するオゾンが流通空気に含まれる。流通空気は、本体1内に充満し、かつ隅々まで流通してから再び吹出し口7から吹出され、上部吸込み口2にショートサーキットする。
【0094】
本体内に収容される送風機11のファンや熱交換器9に雑菌やカビが付着していたとしても、オゾンを含んだ空気を循環流通させることにより、雑菌やカビを殺菌、もしくは減菌して、これらの繁殖を阻止する。
【0095】
上述したように、前面パネル4と可動パネル6が側面視で湾曲成され、それぞれのパネルは全く凹凸のない平滑な曲面に形成される。また、前部吸込み口3が吹出し口7よりも前方に位置し、上部吸込み口2に負圧が作用している。
【0096】
これらの構成から、吹出し口7から吹出される空気は、前面パネル4および可動パネル6の下部から上方に沿って、いわゆるコアンダ効果により円滑に流れて、途中で風量の損失がなく、ショートサーキット特性が良い。
【0097】
上記可動パネル6は、開閉駆動機構5を介して前面パネル4に取付けられているが、実際の連結は、前面パネル4側のリンク23A,23Bピン部と、可動パネル6側の係合部材28A,28B孔部との係合のみである。
【0098】
したがって、可動パネル6は前面パネル4からワンタッチで着脱自在であり、汚れの拭き取り作業などが容易に行える。しかも、前面パネル4とともに可動パネル6は凹凸のない平坦な曲面をなすから、汚れが付き難いうえに、汚れの拭き取りがし易く、常に、当初のきれいな外観を保持できる。
【0099】
図1にのみ示すように、ユニット本体1内に備えられる制御部(制御手段)30は、以下に述べるような制御をなす。
【0100】
冷房、暖房、除湿などの通常の空気調和運転開始時において、吹出しルーバー8A,8Bを回動して吹出し口7を開放する以前に、開閉駆動機構5を作動して可動パネル6を突出させ、前部吸込み口3を開放させるよう制御する。
【0101】
そのあと、送風機11を駆動して送風作用を行わせるのであるが、既に、可動パネル6を突出させているので、送風機11駆動にともなう負圧による可動パネル6の開放動作の不具合がなく、高い信頼性を得られる。
【0102】
また、通常の空気調和運転開始時において、可動パネル6が吸込み口3を所定量開放したあと、もしくは所定時間経過したあとで、送風機11の速度切換えを上げるよう制御する。
すなわち、送風機11駆動にともなう負圧による可動パネル6の開放動作の不具合がなく、高い信頼性を得られる。
【0103】
また、運転モードの切換えに応じて、可動パネル6が吸込み口3を開放から閉成に変更する際に、割り込みが入って、可動パネル6が吸込み口3を閉成から開放に変更する指令がきたときに、可動パネル6の吸込み口3開放動作を優先するよう制御する。
【0104】
このように、突然の割り込みがあっても、可動パネル6の開放動作を優先させることにより、送風機11駆動にともなう負圧による可動パネル6の開放動作の不具合がなく、高い信頼性を得られる。
【0105】
一方、フィルタ15に付着した塵埃の除去をなすため、フィルタを取外しする必要がある。あるいは、リモコンを使用しないで本体1に取付けられる強制運転スイッチをオンにして強制運転を開始する場合もある。
【0106】
そこで、図9に示すように、前面パネル4を本体1に対して開閉自在に取付け、さらに本体1の前面部に、前面パネル4の開放と閉成を検知する検知機構16と、強制運転スイッチ17を取付けている。
【0107】
検知機構16が前面パネル4の開放を検知している間は、リモコンの運転スイッチもしくは本体1取付けの強制運転スイッチ17をオンにしても、運転が開始されない。
【0108】
使用者が、前面パネル4を閉成し、それを検知機構16が検知することで、運転が開始される。このとき、使用者が図のように、可動パネル6を閉成した状態のままで前面パネル4を閉成しても、制御部は可動パネル6を吸込み口3の開放位置に復帰させるよう制御する。
【0109】
そのあと、上記送風機11を駆動して送風作用をなすから、送風機11駆動にともなう負圧による可動パネル6の開放動作の不具合がなく、高い信頼性を得られる。
【0110】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、側面視で略逆V字状に形成される熱交換器に対する本体前面部の最適な形状構造をなし、熱交換空気の風量確保を図り、熱交換器への吸込み気流の滞留域の低減と、前面部からの運転騒音の漏れを低減でき、可動パネルの開放時は勿論のこと、閉成時においてもショートサーキット特性の向上を得るなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す、空気調和機を構成する室内機の概略断面図。
【図2】同実施の形態を示す、可動パネルを取外した本体前面部の概略斜視図。
【図3】同実施の形態を示す、開閉駆動機構が図2とは異なる本体前面部の概略斜視図。
【図4】同実施の形態を示す、可動パネルの裏面側の斜視図。
【図5】同実施の形態を示す、可動パネルの開放時の室内機の概略断面図。
【図6】同実施の形態を示す、可動パネルの開放時の室内機の概略断面図。
【図7】同実施の形態を示す、可動パネルを開放したうえでショートサーキット気流を説明する図。
【図8】同実施の形態を示す、可動パネルを閉成したうえでショートサーキット気流を説明する図。
【図9】同実施の形態を示す、前面パネルを開放した状態の斜視図。
【符号の説明】
1…ユニット本体(空気調和機本体)、
3…前部吸込み口、
7…吹出し口、
4…前面パネル、
9A…前側熱交換器部、
9B…後側熱交換器部、
9…熱交換器、
11…送風機、
10…電気集塵機、
6…可動パネル、
8A,8B…吹出しルーバー、
16…検知機構、
30…制御部(制御手段)。
Claims (4)
- 空気調和機本体と、
この空気調和機本体の前面部に設けられる吸込み口および、この吸込み口の下部で、吸込み口よりも後方の位置に設けられる吹出し口と、
上記吸込み口を覆うよう上記空気調和機本体の前面部に取付けられ、前面部が側面視で湾曲成され、かつ平滑な曲面をなす前面パネルと、
この空気調和機本体内に上記吸込み口と対向して配置され、側面視で湾曲成する前側熱交換器部および、この前側熱交換器部の上端から斜め後方に傾斜する直状の後側熱交換器部とを備え、略逆V字状に形成される熱交換器と、
この熱交換器の上記前側熱交換器部と上記後側熱交換器部との間に配置される送風機と、
上記吸込み口と前側熱交換器部との間に配置され、集塵機能とオゾン発生機能を有する電気集塵機とを具備し、
上記前面パネルは、通常の空気調和運転時および本体内乾燥運転時に突出駆動されて上記吸込み口を開放し、運転停止時および上記電気集塵機のオゾン発生動作をなす本体内殺菌運転時に後退駆動されて吸込み口を閉成する可動パネルを備え、
上記可動パネルが吸込み口を開放した状態で、可動パネル上端縁側の吸込み口の隙間が、可動パネル下端縁側の吸込み口の隙間よりも広くなるように設定され、
通常の空気調和運転開始時において、可動パネルが吸込み口を所定量開放したあと、もしくは所定時間経過したあとで、上記送風機の速度切換えを上げるよう制御する制御手段を備えた
ことを特徴とする空気調和機。 - 上記吹出し口に、開閉自在に前後方向に配設した複数枚の吹出しルーバーが設けられ、
本体内乾燥運転時と、本体内殺菌運転時において、前側の吹出しルーバーの前端部上方を開放させ、後端部を後側の吹出しルーバーの前端部にラップさせ、
通常の空気調和運転開始時において、上記吹出しルーバーを回動して吹出し口を開放する以前に、上記可動パネルを突出駆動して吸込み口を開放するよう制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の空気調和機。 - 上記運転モードの切換えに応じて、可動パネルが吸込み口を開放から閉成に変更する際に、割り込みが入って、可動パネルが吸込み口を閉成から開放に変更する指令がきたときに、可動パネルの吸込み口開放動作を優先するよう制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
- 上記前面パネルは、空気調和機本体に対して開閉自在に取付けられ、
この前面パネルの開放と閉成を検知する検知機構を備え、
この検知機構による前面パネルの閉成を検知したあと運転開始指令がきたときに、可動パネルを吸込み口開放位置に復帰させるよう制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
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