JP2003074897A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2003074897A JP2001258463A JP2001258463A JP2003074897A JP 2003074897 A JP2003074897 A JP 2003074897A JP 2001258463 A JP2001258463 A JP 2001258463A JP 2001258463 A JP2001258463 A JP 2001258463A JP 2003074897 A JP2003074897 A JP 2003074897A
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哲朗 小澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】略逆V字状熱交換器と本体前面部の最適な形状
構造をなし、熱交換空気の風量確保、熱交換器への吸込
み気流の滞留域低減、前面部からの運転騒音の漏れ低
減、ショートサーキット特性の向上を得る空気調和機を
提供する。 【解決手段】ユニット本体1前面部に吸込み口3と、こ
の下部後方に吹出し口7を設け、吸込み口を覆う側面視
で湾曲成され、凹凸の全くない平滑な曲面をなす前面パ
ネル4を取付け、吸込み口と対向して側面視で湾曲成す
る前側熱交換器部9Aと直状の後側熱交換器部9Bとで
略逆V字状の熱交換器9を配置し、前後側熱交換器部間
に送風機11を配置し、吸込み口と熱交換器との間に集
塵動作とオゾン発生動作との切換えが可能な電気集塵機
10を配置し、前面パネルに、通常の空気調和運転時と
本体内乾燥運転時に突出して吸込み口を開放し、運転停
止時と本体内殺菌運転時に吸込み口を閉成する可動パネ
ル6を具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内機と室外機と
から構成される空気調和機に係り、特に、室内機におけ
る吸込み口を備えた本体前面部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】室内機と室外機とから構成される空気調
和機の室内機においては、本体に吸込み口および吹出し
口を備え、本体内部には熱交換器および送風機などが収
容される。
【0003】また、近時は、側面視で湾曲成される前側
熱交換器部と、直状で斜めに傾斜する後側熱交換器部と
を組み合わせて、略逆V字状に形成される熱交換器が採
用される傾向にある。
【0004】上記吹出し口には、上下風向変換ルーバー
が設けられていて、冷房運転と暖房運転との切換えに応
じて最適な方向へ吹出せるよう、切換えが可能となって
いる。
【0005】これに対して吸込み口には、本体内を遮蔽
するグリルおよびエアーフィルタを備えているが、長期
の使用に亘ると、本体内の隙間などから侵入した塵埃が
熱交換器に付着堆積したり、送風機ファンに付着した
り、送風路やドレンパンに付着する。
【0006】さらに、冷房運転時において、冷房運転を
停止したときなどには、熱交換器で凝縮した凝縮水が完
全に室外に排水されずに、一部が熱交換器に付着したま
まとなったり、ドレンパンに残ったりするため、本体内
の湿度が高くなり、構成部品である送風機ファンや熱交
換器などに付着する塵埃に含まれる雑菌やカビの繁殖が
より強まる結果となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、近時は、冷房
運転終了後に除湿運転を行うとともに、吹出し口から吹
出される乾燥空気を直接吸込み口にショートサーキット
させ、内部の構成機器を乾燥させる。そのあと、再び吹
出し口から上述のように導いて循環させる本体内乾燥運
転を行い、雑菌やカビの繁殖を防止させている。
【0008】また、エアーフィルタで捕捉できなかった
塵埃を捕捉し集塵する電気集塵機を備えた室内機におい
ては、電気集塵機の放電電極で発生するオゾンを利用
し、本体内部全体にオゾンを充満させることにより、内
部の構成機器に付着した雑菌やカビを確実に滅菌、殺菌
して、雑菌やカビの繁殖を低減させることが検討されて
いる。
【0009】このため、このショートサーキットによる
本体内乾燥運転およびオゾンを利用した殺菌運転を効果
的に行うための室内機の構成および制御手段が検討され
いるが、未だ十分とはいえなかった。
【0010】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、その目的とするところは、側面視で略逆V字状に形
成される熱交換器に対する本体前面部の最適な形状構造
をなし、熱交換空気の風量確保を図り、熱交換器への吸
込み気流の滞留域の低減と、前面部からの運転騒音の漏
れを低減でき、可動パネルの開放時は勿論のこと、閉成
時においてもショートサーキット特性の向上を得る空気
調和機を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を満足するため
本発明は、第1の手段として、空気調和機本体と、この
空気調和機本体の前面部に設けられる吸込み口および、
この吸込み口の下部で、吸込み口よりも後方の位置に設
けられる吹出し口と、上記吸込み口を覆うよう上記空気
調和機本体の前面部に取付けられ、前面部が側面視で湾
曲成され、かつ平滑な曲面をなす前面パネルと、この空
気調和機本体内に上記吸込み口と対向して配置され、側
面視で湾曲成する前側熱交換器部および、この前側熱交
換器部の上端から斜め後方に傾斜する直状の後側熱交換
器部とを備え略逆V字状に形成される熱交換器と、この
熱交換器の前側熱交換器部と後側熱交換器部との間に配
置される送風機と、上記吸込み口と前側熱交換器部との
間に配置され、集塵機能とオゾン発生機能を有する電気
集塵機とを具備し、上記前面パネルは、通常の空気調和
運転時および本体内乾燥運転時に突出駆動されて上記吸
込み口を開放し、運転停止時および上記電気集塵機のオ
ゾン発生動作をなす本体内殺菌運転時に後退駆動されて
吸込み口を閉成する可動パネルを具備した。
【0012】第2の手段として、上記可動パネルが吸込
み口を開放した状態で、可動パネル上端縁縁側の吸込み
口の隙間が、可動パネル下端縁縁側の吸込み口の隙間よ
りも広くなるように設定される。
【0013】第3の手段として、上記可動パネルは、吸
込み口開閉時の可動軌跡が、上に凸の円弧を描くように
設定される。
【0014】第4の手段として、上記可動パネルは、上
記前面パネルに対してワンタッチで着脱自在な構成とし
た。
【0015】第5の手段として、上記吹出し口に、開閉
自在に前後方向に配設した複数枚の上下ルーバーが設け
られ、本体内乾燥運転時と、本体内殺菌運転時におい
て、前側のルーバーの前端部上方を開放させ、後端部を
後方のルーバーの前端部にラップさせた。
【0016】第6の手段として、通常の空気調和運転開
始時において、上記吹出し口のルーバーを回動して吹出
し口を開放する以前に、上記可動パネルを突出駆動して
吸込み口を開放するよう制御する制御手段を備えた。
【0017】第7の手段として、通常の空気調和運転開
始時において、可動パネルが吸込み口を所定量開放した
あと、もしくは所定時間経過したあとで、上記送風機の
速度切換えを上げるよう制御する制御手段を備えた。
【0018】第8の手段として、上記運転モードの切換
えに応じて、可動パネルが吸込み口を開放から閉成に変
更する際に、割り込みが入って、可動パネルが吸込み口
を閉成から開放に変更する指令がきたときに、可動パネ
ルの吸込み口開放動作を優先するよう制御する制御手段
を備えた。
【0019】第9の手段として、上記前面パネルは、空
気調和機本体に対して開閉自在に取付けられ、この前面
パネルの開放と閉成を検知する検知機構を備え、この検
知機構による前面パネルの閉成を検知したあと運転開始
指令がきたときに、可動パネルを吸込み口開放位置に復
帰させるよう制御する制御手段を備えた。
【0020】このような課題を解決する手段を採用する
ことにより、側面視で略逆V字状に形成される熱交換器
に対する本体前面部の最適な形状構造をなし、熱交換空
気の風量確保を図り、熱交換器への吸込み気流の滞留域
の低減と、前面部からの運転騒音の漏れを低減でき、可
動パネルの開放時は勿論のこと、閉成時においてもショ
ートサーキット特性の向上を得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面にもとづいて説明する。図1は、空気調和機を構成す
る室内機の断面を模式的に示している。図中1は、ユニ
ット本体(空気調和機本体)であり、これは側面視で湾
曲成される前面部を備えている。上面部と下面部および
左右両側部は、ほぼ平板状をなしている。
【0022】このユニット本体1の上面部に上部吸込み
口2が設けられ、前面部に前部吸込み口3が設けられて
いる。上記前部吸込み口3を覆うように、ユニット本体
1の前面部に前面パネル4が取付けられる。
【0023】上記前面パネル4は、中央部が凹陥形成さ
れ、この凹陥部分は周部を除いて開口している。前面パ
ネル4の凹陥部分には、後述する開閉駆動機構5に支持
される可動パネル6が取付けられ、開口である前部吸込
み口3を開閉自在となす。
【0024】上記可動パネル6が前面パネル4の凹陥部
分に嵌め込まれた状態で、パネル相互6,4は一体に、
所定の曲率で手前側に突出するよう湾曲成される。パネ
ル相互6,4の合わせ面に段差がない同一曲面で、かつ
それぞれが極めて平滑な面に形成されている。なお、ユ
ニット本体1の上記前面パネル4および上記可動パネル
6を除く、他の面部を構成するパネルも同様に、極めて
平滑な面に形成されている。
【0025】ユニット本体1には、前部吸込み口3の下
部に沿い、かつこの吸込み口よりも後方の位置に吹出し
口7が設けられている。この吹出し口7は、それぞれ別
個に回動制御される2枚の吹出しルーバー8A,8Bに
よって開閉自在である。
【0026】ユニット本体1内には、前側熱交換器部9
Aと後側熱交換器部9Bとで略逆V字状に形成される熱
交換器9が配置される。上記前側熱交換器部9Aは、前
面パネル4および可動パネル6と間隙を存してほぼ平行
に湾曲成される。後側熱交換器部9Bは、直状で斜めに
傾斜して上部吸込み口2と対向する。
【0027】上記熱交換器9の前側熱交換器部9Aの前
面側には、電気集塵機10が取付けられている。この電
気集塵機10は、内部に放電電極と、アース電位とした
集塵電極を有し、比較的高い負の第1の高電圧と、これ
よりも低い負の第2の高電圧を発生する第1の高電圧電
源から放電電極と集塵電極との間に、2つの負の高電圧
をそれぞれ切換えて印加できるようになっている。
【0028】電気集塵機10を、本来の集塵動作をさせ
る場合には、放電電極と集塵電極との間に第2の高電圧
を印加する。また、オゾン発生装置として動作させるこ
とも可能であり、この場合には、放電電極に第1の高電
圧を印加して放電させると、オゾンが発生する。
【0029】すなわち、放電電極と集塵電極との間の電
位差は、オゾン発生時の方が集塵動作時よりも大きい。
なお、電気集塵機として機能させるときと、オゾン発生
装置として機能させるときとで、放電電極に印加する電
圧を同じとしてもよい。
【0030】上記熱交換器9の前後側熱交換器部9A,
9Bの相互間で、かつ上記吹出し口7と対向して送風機
11が配置される。この送風機11は、熱交換器9の幅
方向寸法と略同一の軸方向寸法を備え、熱交換器9と対
向して配置される横流ファンと、この横流ファンを回転
駆動するファンモータとから構成される。
【0031】上記前側熱交換器部9Aの下端部は前ドレ
ンパン12A上に載り、後側熱交換器部9Bの下端部は
後ドレンパン12B上に載って、それぞれの熱交換器部
9A,9Bから滴下するドレン水を受け、図示しない排
水ホースを介して外部に排水できるようになっている。
【0032】また、前後ドレンパン12A,12Bの一
部側壁外面は送風機11に近接した位置に設けられてい
て、これらで送風機11のファンに対するノーズを構成
している。
【0033】ノーズを構成する前後ドレンパン12A,
12Bの側壁部分と、吹出し口7の各辺部との間は、隔
壁部材13によって連結される。この隔壁部材13で囲
まれる空間が、ノーズと吹出し口7とを連通する吹出し
通風路14となる。
【0034】一方、前部吸込み口3と上部吸込み口2と
に対向し、これら吸込み口3,2と前部熱交換器部9A
と上部熱交換器部9Bとの間にフィルタ15が取付けら
れる。このフィルタ15は、吹出し口7上端の開放した
前面パネル6の下端から挿着され、必要に応じて同部位
から取外し自在である。
【0035】つぎに、上記前面パネル4と可動パネル6
および、可動パネル6を進退駆動する開閉駆動機構5に
ついて詳述する。
【0036】上記開閉駆動機構5は、複数組のリンク部
材20と、これらリンク部材20を連結する駆動軸21
と、この駆動軸21を駆動する、ここでは図示しない駆
動源とから構成される。
【0037】複数組のリンク部材20は全て、前面パネ
ル4の凹陥部分に形成される平坦部1Aに取付けられ
る。駆動軸21はリンク部材20とともに、平坦部1A
と前部吸込み口3を閉成する状態の可動パネル6裏面と
の、極く僅かなスペースに収容されている。
【0038】上記駆動源は、駆動軸21の一側部にあっ
て、吹出し口7を開閉する吹出しルーバー8A,8Bの
駆動源のごく近傍位置の本体1部位に設けられ、電気配
線を共通化して、配線作業の簡素化を図っている。
【0039】図2と、図3は、可動パネル6を取外した
状態の前面パネル4およびユニット本体1と、前面パネ
ル4に取付けられる開閉駆動機構5の一部を斜視図とし
て示している。そして、図2は、図示しない可動パネル
6が前面パネル4の開口部を閉成した状態、すなわち前
部吸込み口3を閉成したときの開閉駆動機構5を示し、
図3は、図示しない可動パネル6が前面パネル4の開口
部を開放した状態、すなわち前部吸込み口3を開放した
ときの開閉駆動機構5を示している。
【0040】上記前面パネル4において、左右両側の平
坦部1Aと、ほぼ中央の平坦部1Aに、開閉駆動機構5
を構成するリンク部材20が取付けられている。複数組
のリンク部材20は、水平方向に設けられる1本の上記
駆動軸21によって連結される。
【0041】駆動軸21の左側端部はリンク部材20か
ら外方へ突出していて、この端部と対向するユニット本
体1部位に、詳細は示していないが、駆動源である駆動
モータと、この駆動モータの駆動力を上記駆動軸に伝達
する機構からなる駆動源22が取付けられる。
【0042】このような構成であるから、上記駆動源2
2に通電して駆動力が駆動軸21に伝達されると、複数
組のリンク部材20が一斉に同一の動作をなすように設
定されている。
【0043】そして、各リンク部材20は、一端部が上
記駆動軸21に嵌着される上部側リンク23Aと、一端
部が上部側リンク23Aと機械的に連結される下部側リ
ンク23Bとを備えている。機械的な連結手段として、
たとえば、それぞれにギヤ部を設けて互いに噛合させ
る。
【0044】上部側リンク23Aは下部側リンク23B
よりも全長が長く形成され、かつそれぞれのリンクの基
端部には、詳細は省略するねじりばねが巻装される。こ
のねじりばねによって、上、下部側リンク23A,23
Bの先端部が平坦部1Aに当接する方向に弾性的に押圧
付勢される。
【0045】図2では、ねじりばねの弾性力により上下
部側リンク23A,23Bが全体的に平坦部1Aに当接
し、図3では、ねじりばねの弾性力に抗して上下部側リ
ンク23A,23Bが突出している状態を示している。
【0046】図4は、上記開閉駆動機構5を説明するた
めの、可動パネル6裏面側の斜視図である。
【0047】上下部側リンク23A,23Bの基端部は
両側からリンクカバー20aで挟み込まれる。上記リン
クカバー20aで挟み込まれる各リンク23A,23B
の基端部は上述のように機械的に連結されている。
【0048】したがって、駆動軸21が貫通する上部側
リンク23Aが駆動側リンクであり、下部側リンク23
Bが従動側リンクとなる。上下部側リンク23A,23
Bの互いの回動角度は、平坦部1Aに対してほぼ同一を
なすように設定される。
【0049】互いのリンク23A,23Bの先端部は厚
さ方向に二股状に形成され、これらの内側にピン部が一
体に突設される。この二股状の端部間に、可動パネル6
の裏面側に設けられる係合部材28A,28Bが挿入さ
れ、かつ上記ピン部が係合部材28A,28Bに設けら
れる孔部に係合している。
【0050】上部側係合部材28Aに設けられる孔部は
丸孔であり、上部側リンク23Aのピン部は回動自在に
支持される。一方、下部側係合部材28Bに設けられる
孔部は長孔からなり、下部側リンク23Bのピン部は長
孔に回動自在で、かつ移動自在に支持される。
【0051】いずれのリンク23A,23Bの先端部も
二股状に形成されているから、二股部を外方に開けば、
この内側に設けられるピン部が係合部材28A,28B
に設けられる孔部から抜け出る。
【0052】すなわち、比較的容易に可動パネル6を前
面パネル4から外すことが可能であり、また、一旦取外
した可動パネル6を再び前面パネル4に組付けることも
比較的容易に行える。
【0053】このようにして構成される空気調和機の室
内機であって、再び図1に示すように、停止時は可動パ
ネル6が前部吸込み口3を閉成していて、この吸込み口
からユニット本体1内部に塵埃の侵入はない。吹出し口
7も2枚の吹出しルーバー8A,8Bによって閉成され
ている。
【0054】リモコンの運転スイッチをオンに切換える
と、後述するように開閉駆動機構5が作動して上記可動
パネル6が手前側に突出移動し、前部吸込み口3が開放
される。
【0055】すなわち、可動パネル6が前部吸込み口3
を閉成しているときの開閉駆動機構5では、リンク部材
20を構成する上部側リンク23Aと下部側リンク23
Bが垂直状になって、あたかも1本の直状リンクのよう
に見える。
【0056】このとき、下部側リンク23Bのピン部
は、下部側係合部材28Bの長孔からなる孔部の最下部
に係合している。各係合部材28A,28Bは最も本体
1側に引き寄せられていて、これら係合部材28A,2
8Bを備えた可動パネル6は前部吸込み口3を完全に閉
成する。
【0057】空調運転が開始されると同時に、開閉駆動
機構5の駆動源22は駆動軸21を図1、図2における
反時計回り方向に回動駆動する。上部側リンク23Aと
下部側リンク23Bは機械的に連結されているので、ね
じりばねの弾性力に抗して、その先端部が前方に突出す
るよう回動する。
【0058】駆動軸21を所定量回動したところで、駆
動源22が停止する。上下部側リンク23A,23B
は、それぞれの上下端部が互いに接近する方向に回動し
て、図3に示すように、略ハの字状になる。
【0059】各リンク23A,23Bと係合部材28
A,28Bを介して可動パネル6が手前側に突出移動
し、前部吸込み口3が開放される。この状態で、下部側
リンク23Bのピン部は、下部側係合部材28Bの長孔
の上端に係合する。
【0060】図5は、可動パネル6が前部吸込み口3を
開放した状態の縦断面図、図6は同じ状態の室内機の側
面図である。図6においては省略しているが、吹出し口
7に備えられる吹出しルーバー8A,8Bは、冷房運転
と暖房運転の切換え設定に応じて所定量回動する。送風
機11が送風作用をなす一方で、室外機の圧縮機が駆動
され冷凍サイクル運転が開始される。
【0061】室内空気は、上部吸込み口2と前部吸込み
口3からユニット本体1内に導かれ、エアーフィルタ1
5を通過する。室内空気に含まれる塵埃はエアーフィル
タ15に捕捉され、塵埃が除去された状態で熱交換器9
を通過して熱交換作用が行われる。
【0062】この熱交換空気は、吹出し通風路14に沿
って導かれ、吹出し口7から吹出しルーバー8A,8B
に案内されて室内へ吹出され、効率のよい空気調和運転
がなされる。
【0063】上記電気集塵機10が作用して、エアーフ
ィルタ15で捕捉されなかった塵埃を完全に捕捉する。
したがって、清浄化した空気が熱交換器9を介して吹出
し口7から室内に吹出される。
【0064】このように、特に、側面視で略逆V字状に
形成される熱交換器9に対して、ユニット本体1の前面
部に取付けられる前面パネル4と、この前面パネル4の
一部を構成する可動パネル6の最適な形状構造を得られ
る。
【0065】したがって、熱交換器9の風切り音の低減
と、送風機11ファンの送風音の前方への音漏れが低減
し、快適空調が得られる。風量の確保を得て、熱交換器
9への吸込み気流の滞留域の低減をなし、熱交換効率と
空調性能の向上を得る。
【0066】図5に記載のように、可動パネル6が前部
吸込み口3を完全開放した状態で、可動パネル6上端縁
側の前部吸込み口3の隙間Saは、可動パネル6下端縁
側の隙間Sbよりも大(Sa>Sb)に設定されてい
る。
【0067】通常、室内機は居室の壁面で、天井に近い
高所に取付けられ、居住者は、ほとんど下から室内機を
見上げる。このような条件下で、可動パネル6が(Sa
>Sb)の状態で前面パネル4と隙間を存しているの
で、居住者からは可動パネル6がほとんど移動していな
いように見え、違和感がなく見栄えがよい。
【0068】そればかりでなく、上部隙間Saからの気
流を確保し、上部隙間に対向するように配置した電気集
塵機10に対して気流が通り易くなり、電気集塵機の集
塵効率の向上を図れる。
【0069】空調運転を終了させるためリモコンの運転
スイッチをオフにすると、圧縮機と送風機11および電
気集塵機10の運転が停止し、かつ開閉駆動機構5は可
動パネル6を後退移動させ前部吸込み口3は閉成され
る。
【0070】上記開閉駆動機構5は、駆動軸21を逆方
向に回動して、下部側リンク23Bのピン部が係合部材
28Bの孔部(長孔)を移動してから、この係合部材2
8Bを引き上げる。
【0071】そして、上下部側リンク23A,23Bの
全長の相違から、上下係合部材28A,28Bと前面パ
ネル6上下部に対する移動量が前部吸込み口3の開放量
に比例し、ついには前部吸込み口3を閉成する。
【0072】したがって、この室内機では、前部吸込み
口3を可動パネル6によって開閉でき、運転停止時にお
いて前部吸込み口3を完全閉成して、塵埃の本体1内部
侵入を阻止し、種々の不具合発生がない。
【0073】可動パネル6の前部吸込み口3閉成状態か
ら開放状態に至る軌跡と、開放状態から閉成状態に至る
軌跡は、上述の開閉駆動機構5の構成から、図6に一点
鎖線で示すようになる。
【0074】ここでは可動パネル6の上端の可動軌跡を
示しているが、全体的にほぼ同様形状をなしていて、上
に凸の円弧を描くように形成される。すなわち、上に凸
の曲線なので、頂点pが存在する。
【0075】何らかの事情で、開閉駆動機構5が開閉途
中で停止した場合、可動パネル6の上端部が頂点pから
前面パネル4側にあれば、可動パネル6の自重で自然的
に前部吸込み口3を閉成する方向に移動し、ついには閉
成状態になる。
【0076】また、可動パネル6が吸込み口3の開放か
ら閉成状態に移動している途中で頂点pを越えた位置か
ら、可動パネル6の自重が加わって開閉駆動機構5の作
動が円滑になり、早急に閉成状態になる。
【0077】逆に、開閉駆動機構5が開閉途中で停止し
た場合、可動パネル6の上端部が頂点pから手前側にあ
れば、可動パネル6の自重で自然的に前部吸込み口3を
開放する方向に移動し、ついには開放状態になる。
【0078】また、可動パネル6が吸込み口3の閉成か
ら開放状態に移動している途中で頂点pを越えた位置か
ら、可動パネル6の自重が加わって開閉駆動機構5の作
動が円滑になり、早急に開放状態になる。
【0079】いずれにしても、可動パネル6の開閉時に
おける可動軌跡を上に凸の円弧を描くように形成して、
頂点pを存在させると、可動パネル6の開閉動作が円滑
で、確実になり、信頼性の確保を得られる。
【0080】この室内機では、以下の2通りのショート
サーキット気流を、容易に形成することができる。
【0081】その第1は、図7に示すように、本体内乾
燥運転である。すなわち、冷房運転終了後に開閉駆動機
構5を作動して、可動パネル6を開放状態にする。前側
の吹出しルーバー8Aを水平方向か、それ以上の上向き
方向となし、後側の吹出しルーバー8Bは閉成する。
【0082】ただし、前側吹出しルーバー8Aは前端部
のみを回動させ、後端部は後側ルーバー8B前端部にラ
ップさせた状態となるように構成される。このことによ
り、吹出し口7から吹出される空気は前側吹出しルーバ
ー8A前端部と吹出し口前端部との間だけになり、集中
した吹出しが可能となる。
【0083】さらに、熱交換器9を構成する前側熱交換
器部9Aと後側熱交換器部9Bとの間に設けられる二方
弁を絞って除湿状態とし、冷凍サイクル運転を開始し送
風機11を駆動する。この場合、電気集塵機10は、集
塵動作をなす。
【0084】前側熱交換器9Aが凝縮器(再熱器)とな
り、後側熱交換器部9Bが蒸発器として作用し、乾燥し
た空気が吹出し通路14に導かれ、さらに吹出し口7か
ら吹出される。
【0085】前側の吹出しルーバー8Aの風向設定か
ら、吹出し口7から吹出される乾燥空気は前面パネル4
の下部から上方に沿って流れる。可動パネル6が前面パ
ネル4から突出しているので、乾燥空気は可動パネル6
と前面パネル4との間に導かれ、前部吸込み口3からユ
ニット本体1内に吸込まれる。
【0086】乾燥空気は、フィルタ15で塵埃を除去さ
れ、さらに電気集塵機10で残った塵埃を除去される。
そして、上述のように熱交換器9に導かれて乾燥し、吹
出し口7から前部吸込み口3へショートサーキットす
る。
【0087】特に、冷房運転を行うと、熱交換器9で凝
縮した凝縮水が蒸発し、本体1内が高湿度化する。そこ
で、除湿運転を行うとともに、乾燥空気を吹出し口7か
ら直接、前部吸込み口3にショートサーキットさせ、本
体内を循環させる。
【0088】本体1内部の水分が急速に蒸発して、本体
1内が乾燥する。このことにより、内部の構成機器が早
急に乾燥して雑菌やカビの繁殖を抑制する。蒸発した水
分はショートサーキットにより後側熱交換器部(蒸発
器)9Bで凝縮させ、ドレン水として回収する。
【0089】なお、前面パネル4および可動パネル6が
側面視で湾曲成され、互いに凹凸のない平坦な曲面をな
すうえに、前部吸込み口3が吹出し口7よりも前方に位
置しているから、ショートサーキット気流が極めて円滑
に流れ、ショートサーキット特性が良く、居住域に風を
出さない除湿が可能となる。
【0090】その第2は、図8に示すように、所定の期
間毎に行うとよい、本体内殺菌運転である。このとき、
可動パネル6は閉成状態を保持し、前側吹出しルーバー
8Aを上述の位置に設定する。したがって、集中吹出し
が可能となる。冷凍サイクル運転は行わず、送風機11
を駆動する。
【0091】そして、電気集塵機10は、ON状態にし
てオゾン発生動作をなす。すなわち、電気集塵機10に
おける放電電極に第1の高電圧を印加して放電させ、オ
ゾンの発生を得る。
【0092】吹出し口7から吹出される空気は、前面パ
ネル4と可動パネル6の曲面に沿って円滑に流れ、本体
1の上面に至る。本体1上面の上部吸込み口2では、送
風機11の吸引による負圧が発生しており、ここに導か
れた空気は本体1内に吸込まれる。
【0093】熱交換器9は単に通過するのみであるが、
電気集塵機10によるオゾン発生動作にともない発生す
るオゾンが流通空気に含まれる。流通空気は、本体1内
に充満し、かつ隅々まで流通してから再び吹出し口7か
ら吹出され、上部吸込み口2にショートサーキットす
る。
【0094】本体内に収容される送風機11のファンや
熱交換器9に雑菌やカビが付着していたとしても、オゾ
ンを含んだ空気を循環流通させることにより、雑菌やカ
ビを殺菌、もしくは減菌して、これらの繁殖を阻止す
る。
【0095】上述したように、前面パネル4と可動パネ
ル6が側面視で湾曲成され、それぞれのパネルは全く凹
凸のない平滑な曲面に形成される。また、前部吸込み口
3が吹出し口7よりも前方に位置し、上部吸込み口2に
負圧が作用している。
【0096】これらの構成から、吹出し口7から吹出さ
れる空気は、前面パネル4および可動パネル6の下部か
ら上方に沿って、いわゆるコアンダ効果により円滑に流
れて、途中で風量の損失がなく、ショートサーキット特
性が良い。
【0097】上記可動パネル6は、開閉駆動機構5を介
して前面パネル4に取付けられているが、実際の連結
は、前面パネル4側のリンク部材23A,23Bピン部
と、可動パネル6側の係合部材28A,28B孔部との
係合のみである。
【0098】したがって、可動パネル6は前面パネル4
からワンタッチで着脱自在であり、汚れの拭き取り作業
などが容易に行える。しかも、前面パネル4とともに可
動パネル6は凹凸のない平坦な曲面をなすから、汚れが
付き難いうえに、汚れの拭き取りがし易く、常に、当初
のきれいな外観を保持できる。
【0099】図1にのみ示すように、ユニット本体1内
に備えられる制御部(制御手段)30は、以下に述べる
ような制御をなす。
【0100】冷房、暖房、除湿などの通常の空気調和運
転開始時において、吹出しルーバー8A,8Bを回動し
て吹出し口7を開放する以前に、開閉駆動機構5を作動
して可動パネル6を突出させ、前部吸込み口3を開放さ
せるよう制御する。
【0101】そのあと、送風機11を駆動して送風作用
を行わせるのであるが、既に、可動パネル6を突出させ
ているので、送風機11駆動にともなう負圧による可動
パネル6の開放動作の不具合がなく、高い信頼性を得ら
れる。
【0102】また、通常の空気調和運転開始時におい
て、可動パネル6が吸込み口3を所定量開放したあと、
もしくは所定時間経過したあとで、送風機11の速度切
換えを上げるよう制御する。すなわち、送風機11駆動
にともなう負圧による可動パネル6の開放動作の不具合
がなく、高い信頼性を得られる。
【0103】また、運転モードの切換えに応じて、可動
パネル6が吸込み口3を開放から閉成に変更する際に、
割り込みが入って、可動パネル6が吸込み口3を閉成か
ら開放に変更する指令がきたときに、可動パネル6の吸
込み口3開放動作を優先するよう制御する。
【0104】このように、突然の割り込みがあっても、
可動パネル6の開放動作を優先させることにより、送風
機11駆動にともなう負圧による可動パネル6の開放動
作の不具合がなく、高い信頼性を得られる。
【0105】一方、フィルタ15に付着した塵埃の除去
をなすため、フィルタを取外しする必要がある。あるい
は、リモコンを使用しないで本体1に取付けられる強制
運転スイッチをオンにして強制運転を開始する場合もあ
る。
【0106】そこで、図9に示すように、前面パネル4
を本体1に対して開閉自在に取付け、さらに本体1の前
面部に、前面パネル4の開放と閉成を検知する検知機構
16と、強制運転スイッチ17を取付けている。
【0107】検知機構16が前面パネル4の開放を検知
している間は、リモコンの運転スイッチもしくは本体1
取付けの強制運転スイッチ17をオンにしても、運転が
開始されない。
【0108】使用者が、前面パネル4を閉成し、それを
検知機構16が検知することで、運転が開始される。こ
のとき、使用者が図のように、可動パネル6を閉成した
状態のままで前面パネル4を閉成しても、制御部は可動
パネル6を吸込み口3の開放位置に復帰させるよう制御
する。
【0109】そのあと、上記送風機11を駆動して送風
作用をなすから、送風機11駆動にともなう負圧による
可動パネル6の開放動作の不具合がなく、高い信頼性を
得られる。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、側
面視で略逆V字状に形成される熱交換器に対する本体前
面部の最適な形状構造をなし、熱交換空気の風量確保を
図り、熱交換器への吸込み気流の滞留域の低減と、前面
部からの運転騒音の漏れを低減でき、可動パネルの開放
時は勿論のこと、閉成時においてもショートサーキット
特性の向上を得るなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す、空気調和機を構
成する室内機の概略断面図。
【図2】同実施の形態を示す、可動パネルを取外した本
体前面部の概略斜視図。
【図3】同実施の形態を示す、開閉駆動機構が図2とは
異なる本体前面部の概略斜視図。
【図4】同実施の形態を示す、可動パネルの裏面側の斜
視図。
【図5】同実施の形態を示す、可動パネルの開放時の室
内機の概略断面図。
【図6】同実施の形態を示す、可動パネルの開放時の室
内機の概略断面図。
【図7】同実施の形態を示す、可動パネルを開放したう
えでショートサーキット気流を説明する図。
【図8】同実施の形態を示す、可動パネルを閉成したう
えでショートサーキット気流を説明する図。
【図9】同実施の形態を示す、前面パネルを開放した状
態の斜視図。
【符号の説明】
1…ユニット本体(空気調和機本体)、 3…前部吸込み口、 7…吹出し口、 4…前面パネル、 9A…前側熱交換器部、 9B…後側熱交換器部、 9…熱交換器、 11…送風機、 10…電気集塵機、 6…可動パネル、 8A,8B…吹出しルーバー、 16…検知機構、 30…制御部(制御手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 宏二 静岡県富士市蓼原336番地 東芝キヤリア 株式会社内 Fターム(参考) 3L051 BC01 BC02 BG06 BH04 BH06 BH08 3L060 AA01 CC19 DD08 EE45 3L081 AA03 AB05 HA01 HB02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気調和機本体と、 この空気調和機本体の前面部に設けられる吸込み口およ
    び、この吸込み口の下部で、吸込み口よりも後方の位置
    に設けられる吹出し口と、 上記吸込み口を覆うよう上記空気調和機本体の前面部に
    取付けられ、前面部が側面視で湾曲成され、かつ平滑な
    曲面をなす前面パネルと、 この空気調和機本体内に上記吸込み口と対向して配置さ
    れ、側面視で湾曲成する前側熱交換器部および、この前
    側熱交換器部の上端から斜め後方に傾斜する直状の後側
    熱交換器部とを備え、略逆V字状に形成される熱交換器
    と、 この熱交換器の上記前側熱交換器部と上記後側熱交換器
    部との間に配置される送風機と、 上記吸込み口と前側熱交換器部との間に配置され、集塵
    機能とオゾン発生機能を有する電気集塵機とを具備し、 上記前面パネルは、通常の空気調和運転時および本体内
    乾燥運転時に突出駆動されて上記吸込み口を開放し、運
    転停止時および上記電気集塵機のオゾン発生動作をなす
    本体内殺菌運転時に後退駆動されて吸込み口を閉成する
    可動パネルを具備したことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】上記可動パネルが吸込み口を開放した状態
    で、可動パネル上端縁側の吸込み口の隙間が、可動パネ
    ル下端縁側の吸込み口の隙間よりも広くなるように設定
    されることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】上記可動パネルは、吸込み口開閉時の可動
    軌跡が、上に凸の円弧を描くように設定されることを特
    徴とする請求項1および請求項2のいずれかに記載の空
    気調和機。
  4. 【請求項4】上記可動パネルは、上記前面パネルに対し
    てワンタッチで着脱自在な構成としたことを特徴とする
    請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の空気調和
    機。
  5. 【請求項5】上記吹出し口に、開閉自在に前後方向に配
    設した複数枚の上下ルーバーが設けられ、 本体内乾燥運転時と、本体内殺菌運転時において、前側
    のルーバーの前端部上方を開放させ、後端部を後方のル
    ーバーの前端部にラップさせたことを特徴とする請求項
    1記載の空気調和機。
  6. 【請求項6】通常の空気調和運転開始時において、上記
    吹出し口のルーバーを回動して吹出し口を開放する以前
    に、上記可動パネルを突出駆動して吸込み口を開放する
    よう制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項
    5記載の空気調和機。
  7. 【請求項7】通常の空気調和運転開始時において、可動
    パネルが吸込み口を所定量開放したあと、もしくは所定
    時間経過したあとで、上記送風機の速度切換えを上げる
    よう制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項
    1ないし請求項6のいずれかに記載の空気調和機。
  8. 【請求項8】上記運転モードの切換えに応じて、可動パ
    ネルが吸込み口を開放から閉成に変更する際に、割り込
    みが入って、可動パネルが吸込み口を閉成から開放に変
    更する指令がきたときに、可動パネルの吸込み口開放動
    作を優先するよう制御する制御手段を備えたことを特徴
    とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の空気
    調和機。
  9. 【請求項9】上記前面パネルは、空気調和機本体に対し
    て開閉自在に取付けられ、 この前面パネルの開放と閉成を検知する検知機構を備
    え、 この検知機構による前面パネルの閉成を検知したあと運
    転開始指令がきたときに、可動パネルを吸込み口開放位
    置に復帰させるよう制御する制御手段を備えたことを特
    徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の空
    気調和機。
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