JP4313184B2 - 空気調和機の室内ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、前面パネルに設けられる吸込み口を開閉自在とする可動パネルの開閉駆動機構を改良した空気調和機の室内ユニットに関する。
室内ユニットと室外ユニットとから構成される空気調和機が多用されていて、特に室内ユニットにおいては、壁面に取付けられる、いわゆる壁掛け型のものが好まれる傾向にある。この種の室内ユニットは、吸込み口を備えた前面パネルおよび吹出し口を備えた後本体とを組合せてユニット本体が構成される。このユニット本体内に熱交換器と送風機とが対向して配置される。
近時、[特許文献1]に示されるように、前面パネルの吸込み口に可動パネル(化粧板)を開閉自在に嵌め込んで、運転停止中は可動パネルで吸込み口を閉成して美観を保持し、運転中は吸込み口を開放して充分な吸込み量を確保する室内ユニットが提供されるに至った。そして、運転中においてもユニット本体内が見えないように可動パネルの開放姿勢が考慮されていて、意匠性を高めている。
特開2000−111082号公報
このような室内ユニットにおいても、ユニット本体を可能な限り小型化して、壁掛け型のものであれば圧迫感をより軽減させなければならない。そのためにも、上記可動パネルを回動駆動する開閉駆動機構をより小型化する必要がある。
上述の[特許文献1]に記載される開閉駆動機構は、駆動源である駆動用モータの駆動軸に連係されるとともに先端が可動パネルと吸込みパネルとの間に設けられる上アームの先端部と、可動パネルとの連結部またはその近傍に連結された連結ロッドとからなる。
そして、駆動モータの駆動軸と連結ロッドの基端部とに、互いに噛合する大小の歯車を設けて連係させて、駆動モータの駆動力を連結ロッドに正確に伝達できるようにしており、可動パネルが円滑に開閉することの動作性については問題がない。
しかしながら、上述の構成では可動パネルの閉成時に連結ロッドを収容するためのスペースをユニット本体内に確保する必要があるとともに、可動パネルの開閉に連結ロッドをユニット本体から突没移動させるためのトルクが非常に大きくなってしまう。そのため、トルクの大きな駆動用モータを備えなければならず、モータの大型化にともなうユニット本体の収容スペースの増大がある。結論として、ユニット本体の小型化が抑制され、コストに悪影響を及ぼすこととなる。
本発明は上記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、前面パネルの吸込み口を開閉する可動パネルを備え、この可動パネルを駆動する開閉駆動機構の小型化を図ってユニット本体の小型化を促進し、圧迫感の軽減とコストの低減に寄与する空気調和機の室内ユニットを提供しようとするものである。
上記目的を満足するため本発明においては、ユニット本体として吸込み口および吹出し口を備え、前面パネルと後本体とを組合せてなり、内部に室内熱交換器および送風機を収容し、可動パネルとして前面パネルの吸込み口に開閉駆動機構を介して嵌め込まれ吸込み口を開閉自在とし、開閉駆動機構は、駆動源と、駆動源に連結される前後方向に中心軸を備えた駆動ギアと従動ギアからなる減速機構と、前後方向に突出される連結部を備え従動ギアの中心軸と分離結合自在に連結する第1のかさ歯車と、第1のかさ歯車と直交して連結された左右方向に中心軸を備えた第2のかさ歯車と、第2のかさ歯車の回動に連動して回転する左右方向に延出した回動軸と、回動軸と可動パネルとの間に介設され回動軸の回動にともなって可動パネルを回動駆動するリンク機構とから構成し、開閉駆動機構のうち、駆動源と、減速機構とを後本体側に備え、連結部、第1のかさ歯車、第2のかさ歯車、回動軸、リンク機構とを前面パネル側に備えた。
本発明は、前面パネルの吸込み口を開閉する可動パネルを備え、この可動パネルを駆動する開閉駆動機構の小型化を図ってユニット本体の小型化を促進し、圧迫感の軽減とコストの低減に寄与する等の効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内ユニットについて説明する。
図1は空気調和機を構成する室内機の一部を切欠して内部を見せた斜視図、図2は室内機の概略の断面図である。
ユニット本体1は前面パネル2と後本体3とから構成されていて、上下方向に対して幅方向が極端に長い横長状をなす。前面パネル2は湾曲して手前側に突出し、左右両側に側面部を備えている。後本体3は横長の矩形状をなして左右両側に側面部を備え、室内壁面に取付けられる。
上記前面パネル2の前面側一部に前部吸込み口4が開口され、後述する開閉駆動機構20に支持された可動パネル5が嵌め込まれている。運転停止時において、可動パネル5は前面パネル2と同一面となり前部吸込み口4を閉成するが、運転時には下端を枢支部として上端が手前側に突出変位し、前部吸込み口4を開放するよう制御される。
前面パネル2および後本体3の上部に亘って、枠状の桟7が嵌め込まれる上部吸込み口6が設けられる。前面パネル2の下部には、運転条件に応じて姿勢角度を可変し熱交換空気の吹出し方向を設定する、もしくは完全閉成する2枚の水平ルーバ8a,8bおよびこれら水平ルーバ8a,8bの奥側に縦ルーバ8cを備えた吹出し口9が設けられる。
ユニット本体1内には室内熱交換器10が配置されていて、前部吸込み口4と上部吸込み口6に対向して配置される。室内熱交換器10と前面パネル2との間にはフィルタ11が挿脱自在に取付けられる。このフィルタ11は上記前面パネル2の一部を開放することにより露出する、図示しないフィルタガイドに沿って案内されるようになっている。
上記室内熱交換器10は、略逆V字状に形成される前側熱交換器部10Aと後側熱交換器部10Bを備えている。上記前側熱交換器部10Aは、前面パネル2と間隙を存してほぼ平行な湾曲状に形成され、かつ後側熱交換器部10Bは直状に形成されて上部吸込み口6と斜めに傾斜して対向する。上記前側熱交換器部10Aは、前部吸込み口4の全部および上部吸込み口6の一部に対向して配置され、後側熱交換器部10Bは上部吸込み口6の残り一部に対向して配置される。
また、前側熱交換器部10Aの前面上部および後側熱交換器部10Bの上面に沿って、それぞれ補助熱交換器部10Cが設けられ、前側熱交換器部10Aの前面下部に沿って過冷却用補助熱交換器部10Dが設けられる。
上記前側熱交換器部10A前面の補助熱交換器部10Cと過冷却用補助熱交換器部10Dの相互間には、空気清浄機13が着脱自在に取付けられている。この空気清浄機13は、電気集塵機と防臭フィルタとを並設してなるものである。特に、電気集塵機は流通する空気中の塵埃に電荷を与える荷電側電極と、電荷を与えられた塵埃を引きつけて捕捉する集塵側電極とから構成される。
そして、電気集塵機は通常の集塵時よりも集塵側電極との電位差が大きくなるように荷電側電極に高い高電圧を印加すると、多くのオゾンが発生するオゾン発生装置となる。このとき、周囲の空気の流れを制限するため送風機14を停止もしくは極く低速運転することで、オゾンの発生量がより大となる。
上記送風機14は、室内熱交換器10を構成する前側熱交換器部10Aと後側熱交換器部10Bとの相互間であり、これら前後側熱交換器部10A,10Bで覆われる位置に配置される。この送風機14は、ファンモータと、このファンモータの回転軸に嵌着される横流ファンとから構成されている。上記横流ファンは、その軸方向長さが前後側熱交換器部10A,10Bの幅方向長さと略一致し、かつ正対するように配置される。
前後側熱交換器部10A,10Bおよび補助熱交換器部10C,10Dとも、多数枚のフィンFが狭小の間隙を存して並設され、これらフィンFに複数本の熱交換パイプPが所定間隔を存して貫通する。側端部のフィンFから突出する熱交換パイプPはU字状に曲成される曲成部Uを備えていて、蛇行する冷媒流路が構成される。
一方、上記後本体3は、上記後側熱交換器部10Bおよび補助熱交換器部10Cの下端部傾斜に略一致する傾きをなし、これら下端部を囲むようにして後ドレンパン15を備えている。そして後本体3には、後ドレンパン15から送風機14の背面側に沿って曲成され、吹出し口9に至る後側送風路壁16Aが形成される。さらに後本体3は、前側熱交換器部10Aと過冷却用補助熱交換器部10Dの下端部に略一致する傾きをなし、これら下端部を囲むようにして前ドレンパン17を備えている。
上記前側熱交換器部10Aを構成するフィンF下端部は前ドレンパン17上に載り、後側熱交換器部10Bを構成するフィンF下端部は後ドレンパン15上に載って、それぞれの熱交換器部10A,10Bから滴下するドレン水を受け、図示しない排水ホースを介して外部に排水できるようになっている。
後本体3における前ドレンパン17の送風機15前面側にノーズ18が設けられ、ノーズ18から吹出し口9に至る前側送風路壁16Bが形成される。この前側送風路壁16Bと上記後側送風路壁16Aとで、上記送風機14から吹出し口9に連通する送風路16が形成される。
上記送風機14の側部の空間スペースには、電気部品組立12が配置されている。この電気部品組立12は、背面側に各種の制御用電気部品を収納する電気部品箱が配置され、この電気部品箱の前面に各種の表示灯を備えた表示ユニットが取付けられてなる。そして、表示ユニットと並ぶ位置に前面側はモータベース25が設けられ、このモータベース25に上記可動パネル5を駆動する開閉駆動機構20の一部構成部品が取付けられる。なお、開閉駆動機構20とモータベース25については後述する。
このようにして構成される空気調和機の室内ユニットであり、リモコンの運転スイッチをオンに切換えると、開閉駆動機構20が作動し可動パネル5は下端を枢支部として上端部が手前側に回動され、前部吸込み口4が開放される。同時に送風機14が駆動されるとともに、冷凍サイクル運転が開始される。室内空気は、上部吸込み口6と前部吸込み口4からユニット本体1内に導かれ、エアーフィルタ11を通過して室内空気に含まれる塵埃が捕捉される。
さらに、上記空気清浄機13が作用して、エアーフィルタ11で捕捉されなかった微細な塵埃を完全に捕捉し、かつ防臭機能を得る。したがって、清浄化した空気が室内熱交換器10に導かれ、前後側熱交換器部10A,10Bと補助熱交換器部10C,10Dを通過して熱交換作用が行われる。熱交換した空気は送風路16に沿って導かれ、吹出し口9から縦ルーバ8cと水平ルーバ8a,8bに案内されて室内へ吹出され、効率のよい空気調和運転がなされる。
空調運転を終了させるためリモコンの運転スイッチをオフにすると、圧縮機と送風機14および空気清浄機13の運転が停止し、かつ開閉駆動機構20は可動パネル5を回動変位させて前部吸込み口4を閉成する。
つぎに、可動パネル5を備えた前面パネル2と、この可動パネル5を駆動する開閉駆動機構20について詳述する。
図3は前面パネル2を分解した室内機の斜視図である。後本体3とともにユニット本体1を構成する前面パネル2は、上面に枠状の桟7が嵌め込まれる上部吸込み口6を有し、前面下部に吹出し口9の両側辺と下側辺を形成し、かつ後本体3と一体に構成されるパネル本体2Aと、このパネル本体2Aの前面に取付けられ上記吸込み口9と可動パネル5を備えるとともに、吹出し口9の両側辺と上側辺を形成する吸込みパネル2Bとから構成される。
吸込みパネル2Bの裏面側における左右両側の上下端部のそれぞれに図示しない支軸部が設けられ、パネル本体2Aの同位置には図示しない軸受け部が設けられていて、パネル本体2Aに対して吸込みパネル2Bは上側を支点として回動し、開閉および着脱自在に取付けられる。この吸込みパネル2Bを開放することにより、先に説明したフィルタ11を支持するフィルタガイドが露出し、フィルタ11が着脱自在となる。すなわち、フィルタ11に対するメンテナンス時に吸込みパネル2Bを開放可能である。
そして、上記吸込みパネル2Bを開放すると、ユニット本体1側に先に説明したモータベース25とともに開閉駆動機構20の一部が露出する。この開閉駆動機構20の残り部分は吸込みパネル2B側に設けられる。すなわち、吸込みパネル2Bの吸込み口4は、吸込みパネル2Bの両側部を残して略凹字状に形成されていて、この吸込み口4の上端に開閉駆動機構20の残り部分が設けられている。
図4は開閉駆動機構20の構成部品を分解して示す斜視図、図5は開閉駆動機構20の一部斜視図、図6は組立てられた開閉駆動機構20の一部斜視図である。
図4に示すように上記開閉駆動機構20は、駆動源である駆動モータ30と、この駆動モータ30に連結され駆動モータ30の回転を減速する減速機構31と、この減速機構31と連結され回転力を受けて回動する回動軸32および、この回動軸32と可動パネル5との間に介設され回動軸32の回動にともなって可動パネル5を回動駆動するリンク機構33とから構成される。
なお説明すると、上記駆動モータ30は二分割されるギヤケース34の表面部に取付けられていて、ここでは図示しない駆動軸をギヤケース34内に突出している。ギヤケース34内には駆動モータ30の駆動軸に嵌着された駆動ギヤ35と、この駆動ギヤ35に噛合する従動ギヤ36が収納される。ギヤケース34の内部には従動ギヤ36を枢支する枢支部37が一体に設けられ、ギヤケース34の表面側に従動ギヤ36の中心軸42に沿って設けられる断面多角形状の連結用孔36aが露出する。
図5は、モータベース25に駆動モータ30とともに減速機構31を構成する上記駆動ギヤ35と従動ギヤ36を収納するギヤケース34が取付けられている状態を示している。ここで、駆動モータ30の上部に従動ギヤ36の連結用孔36aが露出しているのが判る。
再び図4に示すように、上記従動ギヤ36の連結用孔36aに第1のかさ歯車40の突部40aが挿入され、かつ嵌合する。すなわち、第1のかさ歯車40に設けられる突部40aの断面形状も連結用孔36aの断面形状と全く同一の多角形状をなしている。この第1のかさ歯車40は補助ケース41に回転自在に支持されていて、上記補助ケース41は吸込みパネル2Bに取付けられる。前述したように吸込みパネル2Bはパネル本体2Aから着脱自在であり、吸込みパネル2Bとともに第1のかさ歯車40を収容する補助ケース41が取外されるようになっている。
そして、従動ギヤ36と第1のかさ歯車40とで減速機構31の中心軸42が構成される。この中心軸42とは直交する方向に上記回動軸32が設けられている。上記回動軸32は、断面が角柱状をなし、上述した吸込みパネル2Bの吸込み口9上端部に亘って回転自在に支持されている。
すなわち、吸込みパネル2Bに形成される吸込み口4の両側部位はある程度の幅寸法で残されていて、ここに回動軸32の図示しない支持部が設けられている。回動軸32の支持部近傍部位には、回動軸32と同一の断面形状をなす孔部を備えた第2のかさ歯車43が嵌着されていて、上記第1のかさ歯車40に噛合している。
なお、第2のかさ歯車43は駆動モータ30と減速機構31が設けられるユニット本体1の一側部ばかりでなく、これとは反対側(図の左側)の側部にも取付けられている。そして、この第2のかさ歯車43に噛合する第1のかさ歯車40がユニット本体1の側部に設けられる。
したがって、回動軸32の左右両側に第2のかさ歯車43が一対取付けられていて、それぞれが第1のかさ歯車40に噛合する。一方の第1のかさ歯車40は減速機構31を構成し駆動モータ30に連結されているが、他方の第1のかさ歯車40は単に第2のかさ歯車43と噛合するだけのものである。
図6は、第1のかさ歯車40と第2のかさ歯車43が噛合している状態を示している。これらとは反対側の第1のかさ歯車40と第2のかさ歯車43も同様な状態で噛合する。
第1のかさ歯車40と減速機構31の中心軸42と、第2のかさ歯車43を備えた回動軸32とが直交する方向に設けられる。
図4および図6に示すように、上記回動軸32の両側部には上記リンク機構33が設けられていて、可動パネル5に連結される。これらリンク機構33は、一端が回動軸32に嵌着され中途部が屈曲形成される第1のリンク33Aと、一端が可動パネル5の裏面側に取付けられ他端が裏面側へ突出する第2のリンク33Bとから構成される。
第1のリンク33Aの他端部には長孔45が設けられ、第2のリンク33Bの突出端部には第1のリンク33Aの長孔45に掛合するピン46が設けられている。したがって、回動軸32が回動することにより第1のリンク33Aが同時に回動し、第2のリンク33Bに設けられるピン46が第1のリンク33Aの長孔45内で移動しながら第2のリンク33Bが回動することになる。上述したように可動パネル5の下端部は、前面パネル2を構成する吸込みパネル2Bに枢支部を介して回動自在に支持されている。
図7は可動パネル5閉成時の開閉駆動機構20の断面図、図8は可動パネル5開放時の開閉駆動機構20の断面図、図9はたとえばメンテナンス時において吸込みパネル2Bを開放した状態の開閉駆動機構20の断面図である。
図7に示すように、駆動モータ30の回転軸30aに駆動ギヤ35が嵌着され、この駆動ギヤ35に従動ギヤ36が噛合し、この従動ギヤ36の連結用孔36aに第1のかさ歯車40の突部40aが嵌着されて、第1のかさ歯車40に第2のかさ歯車43が噛合している。ここでは図示しないリンク機構33は折り畳まれて、第1のリンク33aと第2のリンク33bとが互いに重ね合わされた状態となっている。
図8に示すように、駆動モータ30に通電して減速機構31を駆動し回動軸32を回動させると、リンク機構33が作動する。すなわち、第1のリンク33Aが回動して端部が吸込みパネル2Bから突出する。第2のリンク33Bは第1のリンク33Aに対して略直状になり、その分可動パネル5が回動して前部吸込み口4が開放される。
このように、上記減速機構31の中心軸42と吸込みパネル2に設けられる回動軸32とを互いに直交する方向に設けたから、省スペース化を図り、奥行き方向の寸法に関係なく減速比を任意に設定でき、意匠を損なうことなく安価な低トルクの駆動モータ30を採用できる。
従動ギヤ36の連結用孔36aと、第1のかさ歯車40に設けられる突出部40aの断面形状を互いに多角形状として嵌合させ、かつ分離自在としたから、吸込みパネル2Bの取外しが可能となるとともに、確実な動力伝達をなす。回動軸32と第2のかさ歯車43は互いに断面を角柱状としたから、動力伝達が損失なく確実になされる。
上記回動軸32を吸込みパネル2Bに設けるとともに、回動軸32の左右両側に第2のかさ歯車43を嵌着して、それぞれ第1のかさ歯車40に噛合するようにしたから、第2のかさ歯車43の位置関係が適正になるとともに、吸込みパネル2Bのパネル本体2Aに対する位置が多少の寸法バラツキがあっても、可動パネル5を確実に開閉できる。そして、可動パネル5の開放時に吸込みパネル2Bに対して上下・左右方向の力が生じないため、きしみ音などの発生を確実に阻止する。
吸込みパネル2Bと可動パネル5との間に介設されるリンク機構33を回動軸32の両側部に設けたから、特に運転停止時における可動パネル5の吸込みパネル2Bに対する隙間の不均一や端部の浮きを無くして外観の向上を図れる。
駆動モータ30と減速機構31をモータベース25前面に取付けたから、駆動モータ30に対する電気配線処理の全てがモータベース25側ですみ、組立て作業が容易である。吸込みパネル2Bには駆動モータ30および減速機構31を設けないので、必要に応じて吸込みパネル2Bを取外し、吸込みパネル2Bの丸洗いが可能である。
図9に示すように、メンテナンス時にはパネル本体2Aから吸込みパネル2Bを開放する。このとき、先に図5にも示したようにモータベース25前面に駆動モータ30と減速機構31の駆動ギヤ35と従動ギヤ36を収容するギヤケース34が残り、従動ギヤ36の連結用孔36aが露出する。これに対して、吸込みパネル2Bとともに、第2のかさ歯車43を嵌着した回動軸32、補助ケース41に支持され第1のかさ歯車40に噛合した状態の第2のかさ歯車43およびリンク機構33が取外される。
メンテナンス作業の終了により再びパネル本体2Aに吸込みパネル2Bを取付ける。すなわち、吸込みパネル2Bに設けられる支軸部をパネル本体2Aの軸受け部に掛合すると、必然的に補助ケース41から突出する第1のかさ歯車40の突部40aがギヤケース34から露出する従動ギヤ36の連結用孔36aに嵌り込んで掛合状態が得られる。すなわち、吸込みパネル2Bの開閉を行っても開閉駆動機構20の部品構成には何らの影響も受けることがなく作業性がよい。
つぎに、上記モータベース25について説明する。
図10はモータベース25を取付ける以前の室内機内部の一部斜視図、図11はモータベース25を取付けた状態での室内機内部の一部斜視図、図12はモータベース25の取付けを説明する図である。
図10に示すように、室内熱交換器10の側部には、室内熱交換器10を構成する熱交換パイプ曲成部Uや、室外ユニットへ延出する補助配管H等が突出している。室内熱交換器10の下部には前ドレンパン17(後ドレンパン15も同様、以下、説明を省略)が配置されていて、熱交換作用にともなって生成されるドレン水を受ける。
なお説明すれば、前ドレンパン17は室内熱交換器10を構成するフィンFの下部にあり熱交換パイプPの曲成部Uや補助配管Hは前ドレンパン17から突出する。また、室内熱交換器10の下部には、送風機14のファンモータ14Mを後本体3に取付けるファンモータバンド50が位置する。
図11に示すように、ファンモータバンド50上にファンモータカバー55を取付けたうえに可動パネル開閉駆動用のファンモータベース25を取付ける。すなわち、ファンモータカバー55は室内熱交換器10の側部から突出する熱交換パイプ曲成部Uや補助配管H等の下部側にあり、モータベース25はこれらの前面側に位置する。先にも説明したように、モータベース25の前面に開閉駆動機構20の一部である、駆動モータ30と減速機構31が取付けられている。
なお、上記ファンモータカバー55はファンモータバンド50と同様、取付けねじを介して後本体3に取付けられ、モータベース25はモータカバー55に対して、以下に述べるようにして取付けられる。
図12(A)に示すように、ファンモータベース25の上端部に設けられる係止片部25aがファンモータカバー55に設けられる掛合孔部56に挿着され、図12(B)に示すようにモータベース25の下端部には、上記前ドレンパン17の上端縁に掛合する掛合部25bが設けられる。
このようにして、モータベース25はファンモータカバー55に極めて容易に取付けられ、組立て作業性の向上に寄与する。そして、モータベース25は室内熱交換器10の側部から突出する熱交換パイプ曲成部Uや補助配管H等に付着し、滴下して飛散するドレン水があっても、これらの前面パネル2への飛散を阻止して前ドレンパン17に導くドレンガイドとして機能する。したがって、別途、専用のドレンパンが不要となりコストの低減に寄与する。
本発明における実施形態を示す、空気調和機を構成する室内機を一部切欠して示す斜視図。 同実施の形態に係る、室内機の概略断面図。 同実施の形態に係る、前面パネルのパネル本体から吸込みパネルを取外した室内機の概略斜視図。 同実施の形態に係る、開閉駆動機構の分解した斜視図。 同実施の形態に係る、モータベースに取付けられる開閉駆動機構の駆動モータと減速機構の斜視図。 同実施の形態に係る、開閉駆動機構の一部斜視図。 同実施の形態に係る、可動パネルを閉成した状態の開閉駆動機構の断面図。 同実施の形態に係る、可動パネルを開放した状態の開閉駆動機構の断面図。 同実施の形態に係る、吸込みパネルを取外した状態の開閉駆動機構の断面図。 同実施の形態に係る、モータベース取付け前の室内機一部の斜視図。 同実施の形態に係る、モータベース取付け後の室内機一部の斜視図。 同実施の形態に係る、モータベースの上端部と下端部の取付けを説明する図。
符号の説明
4…前部吸込み口、2…前面パネル、9…吹出し口、3…後本体、10…室内熱交換器、14…送風機、1…ユニット本体、20…開閉駆動機構、5…可動パネル、30…駆動モータ(駆動源)、31…減速機構、32…回動軸、33…リンク機構、40…第1のかさ歯車、43…第2のかさ歯車、F…フィン、U…熱交換パイプ曲成部、H…補助配管、17…前ドレンパン、25…モータベース。

Claims (2)

  1. 吸込み口および吹出し口を備え、前面パネルと後本体とを組合せてなり、内部に室内熱交換器および送風機を収容するユニット本体と、
    上記前面パネルの吸込み口に開閉駆動機構を介して嵌め込まれ、上記開閉駆動機構の作動にともなって吸込み口を開閉自在とする可動パネルとを具備し、
    上記開閉駆動機構は、駆動源と、駆動源に連結される前後方向に中心軸を備えた駆動ギアと従動ギアからなる減速機構と、前後方向に突出される連結部を備え上記従動ギアの中心軸と分離結合自在に連結する第1のかさ歯車と、この第1のかさ歯車と直交して連結された左右方向に中心軸を備えた第2のかさ歯車と、第2のかさ歯車の回動に連動して回転する左右方向に延出した回動軸と、回動軸と可動パネルとの間に介設され回動軸の回動にともなって可動パネルを回動駆動するリンク機構とから構成され、
    上記開閉駆動機構のうち、上記駆動源と、減速機構とを後本体側に形成し、連結部、第1のかさ歯車、第2のかさ歯車、回動軸、リンク機構とを前面パネル側に形成したことを特徴とする空気調和機の室内ユニット。
  2. 上記室内熱交換器は、複数枚のフィンが所定間隔を存して並設され、これらフィンに貫通しかつ側端部フィンから突出して曲成し蛇行状に形成される熱交換パイプを有し、
    この室内熱交換器のフィン直下部に、熱交換器から滴下するドレン水を受けるドレンパンが配置され、
    上記室内熱交換器の側部から突出する熱交換パイプ曲成部等で生成され飛散するドレン水を受けて上記ドレンパンに導く内面側と、上記開閉駆動機構を構成する駆動源および減速機構が取付けられる前面側を構成するモータベースを具備することを特徴とする請求項1記載の空気調和機の室内ユニット。
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