JP2005164075A - 空気調和装置 - Google Patents

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Nobusuke Shirakawa
暢介 白川
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Abstract

【課題】本発明は、吹出し口に備えられ熱交換空気の吹出し方向を案内する水平ルーバおよび縦ルーバを脱着自在として、メンテナンス作業の容易化による作業効率の向上化を図った空気調和装置を提供する。
【解決手段】ユニット本体1は吸込み口2と吹出し口3を備え、吹出し口に水平ルーバ13を回動自在に支持し、この水平ルーバの両側端部に支軸52を設け、吹出し口の一側部に水平ルーバ支軸の一方を脱着自在に支持する軸受け部70を設け、吹出し口の他側部に他方の水平ルーバ支軸に連結されて支軸とともに水平ルーバを回動駆動する駆動装置60を設け、この駆動装置に対して水平ルーバ支軸は脱着自在に連結される。
【選択図】 図9

Description

本発明は、吹出し口に取付けられ熱交換空気の吹出し方向を案内する水平ルーバおよび縦ルーバの取付け構造を改良した、たとえば天吊り形の室内ユニットである空気調和装置に関する。
室内ユニットと室外ユニットから構成される空気調和装置において、いわゆる壁掛け形の室内ユニットのように壁面から突出するものではなく、ほとんど天井板と密着状態にして取付けられ圧迫感を感じさせることのない天井吊り形の室内ユニットを備えた空気調和装置が多用されている。
この種の室内ユニットは、筐体であるユニット本体の厚さ方向(高さ方向)の寸法を可能な限り短縮して、より圧迫感の少ない形状とする要求がある反面、幅方向(水平方向)には寸法的な制約が比較的少ない。そのため、天井面に沿った広い範囲から熱交換空気を吹出すことで、熱交換作用の効率向上化を図っている。
熱交換空気の吹出し方向を案内するため、この種の天井吊り形空気調和装置の吹出し口には、たとえば[特許文献1]に示されるように、水平ルーバ(横羽根)および縦ルーバ(縦羽根)が取付けられている。
たとえば[特許文献2]には、吹出し口に2枚の水平ルーバ(第一風向変更板と第二風向変更板)を備えて、これら水平ルーバの軸に同一の駆動装置を連結し、2枚の水平ルーバを同時に回動駆動する構成が開示されている。
特開平11−101463号公報 特開2003−130441号公報
このようにして、吹出し口に水平ルーバおよび縦ルーバが取付けられているので、熱交換空気の吹出し方向を確実に得られる。その一方で、吹出し口周面に室内に浮遊する塵埃が付着し易く、ある程度期間使用すると汚れが目立ち美観を損なうばかりか健康的でない。そのため吹出し口の周面は勿論のこと、水平ルーバおよび縦ルーバに付着する塵埃を除去するメンテナンス作業が必要となるし、ユニット本体の取付け位置が高所であるので、容易に作業できる構成としなければならない。
通常、水平ルーバは非使用時において吹出し口を閉成するようになっているので、水平ルーバがユニットの表面側であり、メンテナンス作業者にとって手前側に設けられ、縦ルーバは水平ルーバの奥側に設けられている。したがって、少なくとも水平ルーバは脱着自在とし、できれば縦ルーバも脱着自在な構成にして、それそれのルーバを取外ししてから低所で塵埃の除去作業をできれば都合がよい。
ところが、上述した[特許文献1]では水平ルーバおよび縦ルーバともに、脱着可能とすることの記載がなく、図面上で判断する範囲では取外しができない構成となっている。そのため、水平ルーバの表面側での塵埃除去作業ができたとしても、水平ルーバの裏面側および縦ルーバに対する塵埃除去作業はほとんどできない。
[特許文献2]においては、水平ルーバに係る記載のみで縦ルーバに係る記載が全くなく、縦ルーバが存在しているか否か不明である。そして、水平ルーバを脱着可能とする記載がないので、そのままの状態で水平ルーバの表面側での塵埃除去作業ができても、水平ルーバの裏面側の塵埃除去作業ができない。
本発明は、上記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、吹出し口に備えられ熱交換空気の吹出し方向を案内する水平ルーバおよび縦ルーバを脱着自在として、メンテナンス作業の容易化による作業効率の向上化を図った空気調和装置を提供しようとするものである。
本発明は上述の目的を満足するためになされたものであり、ユニット本体は吸込み口と吹出し口を備え、吹出し口に水平ルーバを回動自在に支持し、この水平ルーバの両側端部に支軸を設け、吹出し口の一側部に水平ルーバ支軸の一方を脱着自在に支持する軸受け部を設け、吹出し口の他側部に他方の水平ルーバ支軸に連結されて支軸とともに水平ルーバを回動駆動する駆動装置を設け、この駆動装置に対して水平ルーバ支軸は脱着自在に連結される。
さらに本発明は上述の目的を満足するためになされたものであり、ユニット本体は、少なくとも一面が断熱材で囲まれる吹出し口を備えるとともに、内部に熱交換器と、この熱交換器の下部にドレン受けが配置され、吹出し口に水平ルーバおよび縦ルーバを具備し、ドレン受けに水平ルーバ支持具を取付け、この水平ルーバ支持具に水平ルーバを回動自在に支持し、水平ルーバ支持具は、吹出し口の一面である断熱材を支持する支持用台座と、この支持用台座に連設され断熱材に挿入される挿入部を有する。
本発明によれば、吹出し口に備えられ熱交換空気の吹出し方向を案内する水平ルーバおよび縦ルーバを脱着自在として、メンテナンス作業の容易化による作業効率の向上化を得るという効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明に係る空気調和装置の実施の形態について説明する。
図1は空気調和装置を構成する室内ユニットの全体斜視図、図2は室内ユニットの断面図、図3は室内ユニットの内部構造を示す底面図、図4は室内ユニットの分解した斜視図である。
図中1はユニット本体であり、図示しない天井から吊り下げられた吊りボルトに引掛けられ天井面に極く近接した状態で取付けられる。このユニット本体1は、厚さ方向(高さ方向)寸法と比較して幅方向(水平方向)寸法が極めて大であることが特徴の一つとなっている。
ユニット本体1は、下面を構成する底板部1aと、吊り下げられた状態で天井と近接する上面を構成する天板部1bと、これら底板部1aと天板部1bとを連結する左右一対の側板部1cおよび背面部1dとから構成される。上記側板部1cのみサイドカバー1eで覆われる。
底板部1aには、底板部1aの幅方向とは直交する前後方向の略半分程度の位置で、幅方向に沿いグリル10とフィルタ11が着脱自在に嵌め込まれる吸込み口2が設けられる。背面部1dと相対向する前面部は、水平ルーバ13が開閉自在に取付けられた吹出し口3となっていて、この吹出し口3における水平ルーバ13のさらに奥部には縦ルーバ12が回動自在に取付けられている。
特に図4に示すように、上記水平ルーバ13は吹出し口3の幅方向寸法と略同一の長手方向寸法に形成される1枚のものであるのに対して、上記縦ルーバ12は所定間隔を存して複数枚備えられるが、ここでは吹出し口3の幅方向寸法に亘って複数(3つ)の縦ルーバユニットYに分割構成されている。なお、水平ルーバ13と縦ルーバ12のユニット本体1に対する取付け支持構造については後述する。
ユニット本体1内部には仕切り板6が設けられる。この仕切り板6は、先に説明したグリル10が嵌め込まれる吸込み口2の一側縁に沿って立設され、ユニット本体1の天板部1bに当接するように延出される。また、仕切り板6はユニット本体1を構成する左右の側板部1cに当接するように延出されるところから、ユニット本体1内は仕切り板6によって前後方向に二室A,Bに区画されることになる。
ユニット本体1内部は仕切り板6を挟んで吸込み口2側に、送風装置Sおよび送風装置Sを駆動制御する電気部品箱D等が配置収容される送風室Aと、吹出し口3側に室内熱交換器5が収容配置される熱交換室Bが形成されている。
上記送風装置Sは、天板部1bに取付けられるモータ固定装置16に固定支持され、両側面から回転軸17が突出する、いわゆる二軸モータであるファンモータ15を備えている。なお、一方の回転軸17には図示しないカップリングを介して連結軸が連結され、一体化された長尺状の回転軸となっている。
送風装置Sは、ファンモータ15のそれぞれの回転軸17に嵌着される送風ファン4および、この送風ファン4に対して軸方向を除いて囲撓するファンケース14とから構成される。
上記ファンモータ15はユニット本体1の長手方向中央部から一方向にずれた位置に配置され、この一側面から突出する一方の回転軸17に1個の送風ファン4が取付けられる。ファンモータ15の他側面から突出する一体化された長尺状の回転軸17には、所定間隔を存して複数(ここでは3個)の送風ファン4が取付けられる。
上記送風ファン4はいわゆる多翼ファンが用いられていて、回転にともなって軸方向から吸込んだ空気を周方向へ吹出すタイプのものである。長尺状の回転軸17は、軸受け具18によって軸支される。上記軸受け具18は、軸受け固定装置19を介して天板部1bに取付けられる。したがって、ユニット本体1が所定部位に取付けられると、ファンモータ15およびモータ固定装置16と、軸受け具18および軸受け固定装置19は天板部1bから吊り下げ状態となる。
上記ファンケース14の両側面は回転軸18が貫通するとともに送風ファン4の両側面が露出する開口部が設けられ、送風ファン4の吸込み口体nをなす。ファンケース14の周面には断面矩形状の開口部である吹出し口体mが一体に突設され、仕切り板6に設けられる同形状の開口部に嵌め込まれて熱交換室B側へ突出する。
上記熱交換室Bには、上記室内熱交換器5と、この室内熱交換器5の下部にドレン受け7が配置される。特に図2に示すように、上記室内熱交換器5は、ユニット本体1が上下方向寸法を極力短縮して形成されるため、上記吹出し口3に向かって極く傾いた状態で斜めにして配置される。
上記ドレン受け7は、たとえば厚肉の合成樹脂材から形成されていて、斜めに傾けた室内熱交換器5から冷凍サイクル運転にともなって生成され滴下するドレン水滴の全てを受けられるように、熱交換室Bの底面のほとんど全部を占める面積に形成される。ドレン受け7の底部後側端部にはドレンポンプが取付けられ、ドレン受け7に集溜するドレン水を、ドレン受け7に接続するドレンホース(いずれも図示しない)を介して排出するようになっている。
上記熱交換室B上部には室内熱交換器5の上端部を支持する上部断熱材8が設けられていて、室内熱交換器5の冷凍サイクル作用にともなう発熱(温熱・冷熱)がユニット本体1を形成する天板部1bに伝達しないように、上記ドレン受け7と同様、厚肉の断熱材から形成される。
上部断熱材8はドレン受け7とともに吹出し口3の上面と下面を形成していて、吹出し口3の左右両側面は、特に図4に一部のみ示す側面断熱材9によって形成されている。したがって、吹出し口3の周囲はすべて断熱材によって囲まれることとなる。
つぎに、上記水平ルーバ13および縦ルーバ12のユニット本体1に対する取付け支持構造について詳述する。
図5は吹出し口3と縦ルーバ12を分解した一部斜視図、図6は縦ルーバ12を分解した側面図と正面図、図7は水平ルーバ支持具20を異なる方向から見た斜視図、図8は室内ユニットの吹出し口3とその周辺部分を拡大した断面図、図9は水平ルーバ13の支持構造と駆動構造の断面図、図10は水平ルーバ13を駆動する駆動装置60を拡大した断面図である。
特に図5に示すように、縦ルーバ12は複数枚ずつ縦ルーバユニットYに備えられる。縦ルーバユニットYにおける全ての縦ルーバ12に亘って回動バー34が架け渡され、回動支点部34aを介して縦ルーバ12と回動バー34とが回動自在に連結される。縦ルーバ12の基端部は縦ルーバ支持板30に回動自在に支持されている。したがって、縦ルーバユニットYにおける任意の縦ルーバ12を回動付勢することにより、回動バー34を介して全ての縦ルーバ12が一斉に、同方向にかつ同一角度で向くことができる。
上記縦ルーバ支持板30の所定部位には取付け用孔30aが設けられている一方で、上記ドレン受け7の前側壁部上端面にはねじ孔からなる固定用孔42を備えた縦ルーバ受け台40が取付けられている。この縦ルーバ受け台40は上記縦ルーバ支持板30と略同一幅寸法で、かつ同一長さ寸法の帯板状をなす。ここでは図示しないねじである取付け具を取付け用孔30aを介して固定用孔42に螺挿することにより、縦ルーバ支持板30が縦ルーバ受け台40に取付け固定される。
縦ルーバ受け台40自体はドレン受け7と一体成形されるが、所定部位に金属片からなる縦ルーバ固定部41が上面を露出して埋設される。この縦ルーバ固定部41に上記固定用孔42が設けられる。そして、縦ルーバ固定部41には固定用孔42の両側に固定リブ受け部43が設けられている。この固定リブ受け部43については後述する。
縦ルーバユニットY相互間には、上記水平ルーバ13を支持する水平ルーバ支持具20が配置されていて、ドレン受け7前側壁部上端面部位に設けられる設置部44に取付けられている。設置部44自体はドレン受け7と一体成形されるが、所定部位に金属片からなる固定部45が上面を露出して埋設される。ここには、水平ルーバ支持具20を取付けるための固定用孔46が設けられる。この水平ルーバ支持具20についても後述する。
特に図6(A)(B)に示すように、上記縦ルーバ12には円筒状であって軸方向に沿う周壁一部が切欠き形成された嵌込み部12aが一体に設けられている。さらに縦ルーバ12には上記回動バー34の回動支点部34aに回動自在に係止する係止部12bが設けられる。
上記縦ルーバ支持板30には、その上面に軸部31が一体に突設されていて、縦ルーバ12の嵌込み部12aが回動自在に嵌込まれる。軸部31の基端部にはストッパ用突起31aが設けられていて、軸部31に縦ルーバ12の嵌込み部12aが嵌め込まれ縦ルーバ12を回動した状態で、所定量以上の回動を規制する。縦ルーバ支持板30の一側端は長手方向に沿って斜めに折曲される設置ガイド33をなす。縦ルーバ支持板30の裏面側で上記軸部31の両側部位には一対の固定リブ32が一体に突設される。
再び図5に示すように、縦ルーバ支持板30の設置ガイド33を奥側にして縦ルーバ受け台40上に載置することで、縦ルーバ支持板30に設けられる固定リブ32が、縦ルーバ受け台40に設けられる一対の固定リブ受け部43に掛合する。
たとえば図5とは逆に、設置ガイド33を手前側にして縦ルーバ受け台40上に縦ルーバ支持板30を載置すると、設置ガイド33が受け台40の側縁に沿わなくなり、かつ固定リブ32が固定リブ受け部43に掛合しなくなる。すなわち、これらで縦ルーバ支持板30に対する位置決め手段を構成する。
特に図7(A)(B)に示すように、水平ルーバ支持具20が構成される。この下端部には平面視で矩形状の台座である載置固定部22を備えていて、下端面が開口し上端部が閉塞されたねじ孔からなる固定用孔22aが設けられる。載置固定部22の平面形状は上記ドレン受け7の前壁部上端面に突設される水平ルーバ固定部45よりも一回り大きく形成されていて、その底面は周縁部22bを残して凹陥状となっている。
載置固定部22を水平ルーバ固定部45に載置すると、底面の凹陥形状と水平ルーバ固定部45の平面形状が一致して、載置固定部22の周縁部22bが水平ルーバ固定部45に嵌り込む。この状態で、特に図8に示すように載置固定部22の固定用孔22aが水平ルーバ固定部45の固定用孔46に対向するので、ドレン受け7の下面側(組立て時にはユニット本体1を天地逆にして作業するので、上面側となる)から取付け具であるねじを挿入し取付けられる。なお、固定用孔46は底板部1aによって遮蔽される。
再び図7(A)(B)に示すように、水平ルーバ支持具20は載置固定部22から板状の支柱部21が一体に設けられる。支柱部21は、その周縁と中間部に補強用の辺部が一体に設けられる。水平ルーバ支持具20が水平ルーバ固定部45に取付けられた状態でユニット本体1の表面側に突出する突出部24を有し、この端部にルーバ受け部24aが設けられる。上記ルーバ受け部24aは円筒状に形成され、その内径は上記水平ルーバ13の中間部に設けられる支軸52の直径と略同一である。
支柱部21の上端部は所定の角度で傾斜する支持用台座23が一体に形成される。そして、支持用台座23の上面である支持面23a一部には正面視で矩形状、側面視で上端が凹字状に形成された挿入部23bが一体に形成される。この挿入部23bの上面から所定の深さ寸法のねじ孔23cが設けられる。
特に図5および図8に示すように、上部断熱材8の一部には平面視で矩形状の孔部8aが設けられる。水平ルーバ支持具20の挿入部23bは孔部8aに挿入され、挿入部23bの上端一部は上部断熱材8上面から突出する。天板部1bには挿入部23bに嵌め込まれる凹部80が一体に成形されていて、この凹部80に取付け用孔が設けられる。ねじである取付け具Nが凹部80の取付け用孔を介して挿入部23bに設けられるねじ孔23cにねじ込まれ、天板部1bに対して上部断熱材8と水平ルーバ支持具20の支持用台座23とが一体に取付け固定されている。この状態で、特に図8に示すように上部断熱材8内面の傾斜と固定用台座23の傾斜が一致し、かつ同一面となるよう設計製作される。
上記水平ルーバ13は、特に図9に示すようにして取付けられる。すなわち、水平ルーバ13の裏面側でかつ左右両側部と中間部の所定部位には、水平ルーバ13の曲面に沿って支軸受け51が密着固定されている。この支軸受け51は水平ルーバ13の裏面側に突出する三角状の突片51aが一体に設けられ、三角状突片51aの頂部に支軸52が一体に突設されている。
それぞれの支軸52は水平ルーバ13の面方向と平行に突出していて、中間部の支軸52は、先に図7(A)(B)で説明した水平ルーバ支持具20のルーバ受け部24aに挿入される。一側部の支軸52は、側面断熱材9と側板部1cに嵌め込まれる軸受け部70に挿入される。他側部の支軸52は、後述する水平ルーバ駆動装置60に嵌め込まれる。全ての支軸52は各種の軸受け部24a,70,60に対して、後述するように挿脱自在となっている。
上記水平ルーバ駆動装置60は、特に図10に示すように側板部1cの所定部位に図示しない取付け具を介して取付け固定される。表面一部に駆動モータ61が取付けられる第1のケース60aと、側板部1cの面に密接する第2のケース60bとが組合わされ、これら第1のケース60aと第2のケース60b内に上記駆動モータ61の回転駆動力を水平ルーバ支軸52に伝達する駆動機構が収容される。
第2のケース60bにはルーバ受け部66が一体に突設され、側板部1cおよび側面断熱材9に貫通して設けられる孔部67に挿入される。そして、このルーバ受け部66には上記水平ルーバ13と一体加工された支軸52が挿脱自在に挿入している。
上記駆動モータ61の回転軸61aは第1のケース60aと第2のケース60bが組合わされる内部に挿入され、第2のケース60bに一端を軸支された第1の歯車62が嵌着固定される。第1のケース60aと第2のケース60bに両端部を軸支された固定軸64が嵌着固定されていて、この固定軸64には第2の歯車63が回転自在に支持され、第2の歯車63と第1の歯車62とは互いに噛合している。なお、第2の歯車63には第1の歯車62と噛合する歯部と、後述する第3の歯車65と噛合する歯部を備えている。
第2のケース60bにおける先に説明したルーバ受け部66は第1のケース60a側へも突出していて、この突出部分と第1のケース60aの対向部に亘って第3の歯車65の軸部が軸支されている。第3の歯車65は略扇状をなしていて、その要部に軸部があり、円弧状部分に歯部が形成されて第2の歯車63における一方の歯部に噛合している。
第3の歯車65の軸部は軸心に沿って孔部が形成されていて、ここに水平ルーバ13の支軸52の先端に一体成形される回転伝達部53が嵌め込まれる。これら回転伝達部53と第3の歯車65に設けられる孔部の断面形状は、互いに矩形状もしくは多角形状であり、第3の歯車65の回動力が水平ルーバ13の支軸52に確実に伝達する形状構造をなしているとともに挿脱自在となっている。
このようにして全ての構成部品の組立てが終了し、製品として据付けられ、冷凍サイクル運転を行うとともに送風装置Sが駆動されると、室内空気が吸込み口2から吸込まれ送風室Aと仕切り板6を介して熱交換室Bの室内熱交換器5へ吹付けられる。室内空気は室内熱交換器5を通過する際に熱交換し、縦ルーバ12と水平ルーバ13に案内されて吹出し口3から室内へ吹出される。このことから、室内の冷房作用もしくは暖房作用を得られる。
運転開始信号を受けると水平ルーバ駆動装置60に駆動信号が入って駆動モータ61が駆動される。モータ回転軸61aが回転し、ここに嵌め込まれる第1の歯車62がともに回転する。第1の歯車62に噛合する第2の歯車63が従動回転して、第3の歯車65を回動付勢する。第3の歯車65の回動力は回転伝達部53に伝達され、これと一体の支軸52および水平ルーバ13の回動となる。水平ルーバ13は図1、図2および図8に示す吹出し口3の閉成位置から所定角度回動して、吹出し口3を開放する。駆動信号によっては、水平ルーバ13は回動位置に固定され、もしくは所定範囲で揺動を継続する。
縦ルーバ12は、縦ルーバユニットY毎に吹出し案内方向が設定される。すなわち、先に説明したように縦ルーバユニットYを構成する任意の縦ルーバ12を任意方向に向ければ、回動バー34を介して全ての縦ルーバ12がその方向に向き、変更設定をしない限り固定される。
なお、縦ルーバユニットYを構成する縦ルーバ支持板30に、縦ルーバ12の嵌め込み部12aが嵌め込まれる軸部31を設けるとともに、この軸部31基端にストッパ用突起31aを設けたから、縦ルーバ12の所定量以上の回動をストッパ用突起31aが規制して風向案内方向を所定の範囲内に設定することができる。
長期の使用に亘ると吹出し口3周面と水平ルーバ13および縦ルーバ12に塵埃が付着して自然的に剥離しなくなる。そこで、吹出し口3周面と水平ルーバ13および縦ルーバ12に付着する塵埃を払拭除去するメンテナンス作業を行う。ユニット本体1は取外しが容易ではないのでそのままとし、水平ルーバ13と縦ルーバ12はユニット本体1から取り出して、低所で作業を行えば安全であり、かつ容易にできる。
水平ルーバ13の取外しは、以下に述べるようにして行う。
すなわち、水平ルーバ13は薄い合成樹脂材の板体からなるので、比較的容易に撓み変形する。特に図9に示す水平ルーバ13の右側端部に形成される支軸52を水平ルーバ駆動装置60と側板部1cおよび側面断熱材9の孔部67から抜き出すよう水平ルーバ13を撓み変形させる。
この状態を保持して水平ルーバ13を図の右方向に移動して、中間部にある支軸52を水平ルーバ支持具20のルーバ受け部24aから抜き出し、同時に水平ルーバ13の左側端部に形成される支軸52を軸受け部70から抜き出す。このことにより水平ルーバ13は完全に自由状態となり、低所に降ろして塵埃の払拭作業を行う。
つぎに、縦ルーバ12の取外しを行うために、特に図5に示す縦ルーバ支持板30の取付け用孔30aに螺挿されている取付け具を取外す。縦ルーバユニットYを構成する縦ルーバ支持板30が縦ルーバ受け台40から分離するが、この縦ルーバ支持板30には各縦ルーバ12が取付けられた状態であることには変わりがない。したがって、縦ルーバ支持板30を低所に降ろして塵埃の払拭作業を行う。
このようにして吹出し口3から水平ルーバ12と縦ルーバ12を備えた縦ルーバ支持板30を取外ししたので、吹出し口3には水平ルーバ支持具20が残るだけであり、吹出し口3周部に付着する塵埃の除去作業を比較的容易に行うことができる。
作業終了後は上述の取外しの作業とは逆の手順をもって行えばよい。特に縦ルーバ支持板30の取付けにあたって、間違えて図5に示す状態とは前後逆の向き(回動バー34を手前側)にしてルーバ受け台40に取付けようとしても、縦ルーバ支持板30の設置ガイド33がルーバ受け台40の端縁に沿わず、かつ縦ルーバ支持板30の底面に設けられる固定リブ32がルーバ受け台40の固定リブ受け部43に嵌り込まず、取付けることができない。したがって、縦ルーバ支持板30を正規の向きにして確実に縦ルーバ受け台40に取付けることができる。
水平ルーバ駆動装置60を一体ユニット化した。すなわち、第1のケース60aと第2のケース60bとを組合せ、第1のケース60a表面に駆動モータ61を取付け、第2のケース60bに水平ルーバ13の支軸部52を受けるルーバ受け部66を設けた。第1のケース60aと第2のケース60b内で駆動モータ61とルーバ受け部66との間に駆動機構一式を収容している。したがって、水平ルーバ駆動装置60のユニット本体1に対する取付けが容易となって作業性の向上化を図れる。
水平ルーバ13を支持する水平ルーバ支持具20は、その上端部に支持用台座23を備えて上部断熱材8を支持する。しかも、支持用台座23に挿入部23bを設けて上部断熱材8の孔部8aに挿入するようにしたので、水平ルーバ支持具20は上部断熱材8の位置決めをなしたうえで、これを確実に支持固定できる。上部断熱材8と支持用台座23bを面一状にして突出部を無くしたので、吹出し口3における通風抵抗を抑制でき、吹出し口3に対する清掃性の向上を得られる。
なお、本発明の水平ルーバ13と縦ルーバ12の取付け支持構造は上述の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨を越えない範囲内で種々変形実施が可能であり、本発明はこれらの全てを包含するものである。
本発明の一実施の形態に係る、空気調和装置を構成する室内ユニットの斜視図。 同実施の形態に係る、室内ユニットの断面図。 同実施の形態に係る、室内ユニットの内部構造の底面図。 同実施の形態に係る、室内ユニットの分解した斜視図。 同実施の形態に係る、室内ユニット一部の分解した斜視図。 同実施の形態に係る、縦ルーバとその支持構造の正面図と側面図。 同実施の形態に係る、水平ルーバ支持具の異なる方向から見た斜視図。 同実施の形態に係る、吹出し口とその周辺部の断面図。 同実施の形態に係る、水平ルーバの支持構造の断面図。 同実施の形態に係る、水平ルーバ駆動装置の断面図。
符号の説明
2…吸込み口、3…吹出し口、1…ユニット本体、13…水平ルーバ、52…支軸、70…軸受け部、60…駆動装置、5…室内熱交換器、60a…第1のケース、60b…第2のケース、62…第1の歯車、63…第2の歯車、65…第3の歯車、61…駆動モータ、8…上部断熱材、5…室内熱交換器、7…ドレン受け、12…縦ルーバ、20…水平ルーバ支持具、23…支持用台座、23b…挿入部、30…縦ルーバ支持板、32…固定リブ、33…設置ガイド、43…固定リブ受け部。

Claims (4)

  1. 吸込み口と吹出し口を備えたユニット本体と、
    このユニット本体の上記吹出し口に回動自在に支持される水平ルーバと、
    この水平ルーバの両側端部に設けられる支軸と、
    上記吹出し口の一側部に設けられ、上記水平ルーバ支軸の一方を脱着自在に支持する軸受け部と、
    上記吹出し口の他側部に設けられ、水平ルーバ支軸に連結されて支軸とともに水平ルーバを回動駆動する駆動装置とを有し、
    上記駆動装置に対して水平ルーバの他方の支軸は脱着自在に連結されることを特徴とする空気調和装置。
  2. 上記駆動装置は、ユニット本体に対して脱着自在に取付けられるケース部と、このケース部内に収容される複数のギヤからなる駆動機構と、上記ケース部に取付けられ上記駆動機構を駆動するモータとからなることを特徴とする請求項1記載の空気調和装置。
  3. 少なくとも一面が断熱材で囲まれる吹出し口を備えるとともに、内部に熱交換器と、この熱交換器の下部にドレン受けが配置されるユニット本体と、
    このユニット本体の上記吹出し口に設けられる水平ルーバおよび縦ルーバとを具備した空気調和装置において、
    上記ドレン受けに取付けられる水平ルーバ支持具と、
    この水平ルーバ支持具に回動自在に支持される水平ルーバとを備え、
    上記水平ルーバ支持具は、吹出し口の一面である断熱材を支持する支持用台座と、
    この支持用台座に連設され上記断熱材に挿入される挿入部を有することを特徴とする空気調和装置。
  4. 上記縦ルーバは、上記ドレン受けに取付けられる縦ルーバ支持板に支持され、
    この縦ルーバ支持板は、縦ルーバの取付け向きを指定する位置決め手段を備えるとともに、上記ドレン受けに対して脱着自在に取付けられることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の空気調和装置。
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