JP5148463B2 - 空気調和機 - Google Patents
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すなわち、本発明にかかる空気調和機は、吹出し口に配設されている2枚のフラップが吹出しグリルの側壁に各々支軸を介して回転自在に支持されているとともに、前記各支軸に結合されているフラップ駆動軸に各々歯車が設けられ、前記フラップ駆動軸がモータに結合されているモータ駆動軸により各々歯車列を介して駆動可能とされている空気調和機において、前記各フラップ駆動軸の前記歯車と前記モータ駆動軸に設けられているモータ駆動軸歯車とは、各々中間歯車を介して噛合わされ、前記各フラップ駆動軸のうち一方のフラップ駆動軸は、他端側に独立駆動用の第2モータが結合可能とされているとともに、当該フラップ駆動軸の前記歯車に噛合わされている前記中間歯車は、除去可能とされていることを特徴とする。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図8を用いて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態に係る壁掛け形空気調和機の外観斜視図が示され、図2には、その縦断面図が示されている。
空気調和機(室内機)1は、横長の直方体形状の筐体2を備えている。この筐体2は、筐体2の背面側を構成するベース3と、ベース3の前面側に被せられている前面パネル4と、前面パネル4の前面開口部5を覆っている吸込みパネル6と、前面パネル4の前面と下面間に配設されている吹出しグリル7等によって構成されている。
なお、第1フラップ駆動軸32、第2フラップ駆動軸33、モータ駆動軸34、第4扇形中間歯車38および第5円形中間歯車39は、ギアボックス28とボックス蓋29との間の空間内部に回転自在でかつ着脱自在に組み込まれ、上記の歯車列を構成している。
空気調和機1において、クロスフローファン18が回転されることにより、室内の空気が吸込みグリル12および吸込み口13を介して筐体2内に吸込まれる。筐体2内に吸込まれた空気は、エアフィルタ15および空気浄化フィルタ16によって浄化された後、複数の前面側熱交換器17Aないし17Cと背面側熱交換器17Dとからなる室内熱交換器17に流通され、該室内熱交換器17を介して冷媒と熱交換されることにより冷却または加熱される。
[単一モータでの駆動]
2枚のフラップ23A,23Bを単一のモータ31で駆動する仕様とする場合、フラップ駆動機構30は、図5に示されるように、第4扇形中間歯車38がセットされて組み立てられる。これによって、モータ31が駆動されると、モータ駆動軸34および第3円形歯車(モータ駆動軸歯車)37が回転される。この回転が第4扇形中間歯車38および第5円形中間歯車39を介して第1扇形歯車(フラップ駆動軸歯車)35および第2扇形歯車(フラップ駆動軸歯車)36に伝達され、第1フラップ駆動軸32および第2フラップ駆動軸33が回転されることにより、該駆動軸32,33に結合されている各フラップ支軸25を介して各フラップ23A,23Bが回動(スイング)される。
2枚のフラップ23A,23Bを2台のモータ31,31Aで独立して駆動する仕様とする場合、フラップ駆動機構30は、図6に示されるように、第1フラップ駆動軸32のモータ結合部32Aに第2モータ31Aが組み込まれるとともに、第4扇形中間歯車38が除去されて組み立てられる。これによって、2枚のフラップ23A,23Bは、2台のモータ31,31Aにより各々独立して回動(スイング)されるようになる。つまり、幅の狭いフラップ23Aは、第2モータ31Aの駆動により第1フラップ駆動軸32が直接回転され、第1フラップ駆動軸32に結合されているフラップ支軸25を介して回動される。また、幅広のフラップ23Bは、モータ31の駆動によりモータ駆動軸34および第3円形歯車37が回転され、第5円形中間歯車39を介して第2扇形歯車36および第2フラップ駆動軸33が回転されることにより、フラップ支軸25を介して回動される。
次に、本発明の第2実施形態について、図9を用いて説明する。
本実施形態は、上記第1実施形態に対して、歯車列の構成が異なっている。その他の点については、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、図9に示されるように、モータ駆動軸34A,34Bを2本設け、モータ駆動軸34Aにモータ31の出力軸が一体に結合された構成とし、このモータ駆動軸34Aに設けられているモータ駆動軸歯車37A、中間歯車39およびフラップ駆動軸歯車36を介してフラップ駆動軸33を回転することにより、第2フラップ23Bを回動可能としている。
7 吹出しグリル
14 吹出し口
23 フラップ
23A 第1フラップ
23B 第2フラップ
25 フラップ支軸(支軸)
26 吹出しグリル側壁
28 ギアボックス
30 フラップ駆動機構
31 モータ
31A 第2モータ
32 第1フラップ駆動軸
32A モータ結合部
33 第2フラップ駆動軸
34,34A,34B モータ駆動軸
35 第1扇形歯車(フラップ駆動軸歯車)
36 第2扇形歯車(フラップ駆動軸歯車)
37,37A,37B 第3円形歯車(モータ駆動軸歯車)
38 第4扇形中間歯車(中間歯車)
39 第5円形中間歯車(中間歯車)
50 連結歯車
Claims (6)
- 吹出し口に配設されている2枚のフラップが吹出しグリルの側壁に各々支軸を介して回転自在に支持されているとともに、前記各支軸に結合されているフラップ駆動軸に各々歯車が設けられ、前記フラップ駆動軸がモータに結合されているモータ駆動軸により各々歯車列を介して駆動可能とされている空気調和機において、
前記各フラップ駆動軸の前記歯車と前記モータ駆動軸に設けられているモータ駆動軸歯車とは、各々中間歯車を介して噛合わされ、
前記各フラップ駆動軸のうち一方のフラップ駆動軸は、他端側に独立駆動用の第2モータが結合可能とされているとともに、当該フラップ駆動軸の前記歯車に噛合わされている前記中間歯車は、除去可能とされていることを特徴とする空気調和機。 - 前記一方のフラップ駆動軸の他端側に独立駆動用の前記第2モータが結合されるとともに、当該フラップ駆動軸の前記歯車に噛合わされている前記中間歯車が除去され、前記2枚のフラップが前記モータ駆動軸に結合されている前記モータと、前記一方のフラップ駆動軸の他端側に結合されている前記第2モータとによって各々独立して駆動可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 前記中間歯車が、減速歯車とされていることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
- 前記モータ駆動軸歯車および前記中間歯車を介して駆動される前記他方のフラップ駆動軸に結合されているフラップの方が、前記第2モータが結合可能とされている前記一方のフラップ駆動軸に結合されているフラップよりも回動トルクが大きくなるフラップとされていることを特徴とする請求項3に記載の空気調和機。
- 前記各フラップ駆動軸、前記モータ駆動軸、前記各中間歯車、前記モータおよび前記第2モータが着脱自在に組み込まれるギアボックスを備え、該ギアボックスが前記吹出しグリル側壁の側部に対向して設置されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の空気調和機。
- 吹出し口に配設されている2枚のフラップが吹出しグリルの側壁に各々支軸を介して回転自在に支持されているとともに、前記各支軸に結合されているフラップ駆動軸に各々歯車が設けられ、前記フラップ駆動軸がモータに結合されているモータ駆動軸により各々歯車列を介して駆動可能とされている空気調和機において、
前記各フラップ駆動軸に対応してそれぞれ前記モータ駆動軸が設けられ、
前記各フラップ駆動軸の前記歯車と前記各モータ駆動軸に設けられているモータ駆動軸歯車とは、各々中間歯車を介して噛合わされ、
前記各モータ駆動軸のうち他方のモータ駆動軸は、他端側に独立駆動用の第2モータが結合可能とされているとともに、前記各モータ駆動軸歯車同士は、除去可能な連結歯車を介して噛合わされていることを特徴とする空気調和機。
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