JP4610412B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機内に配置した熱交換器へ流入する空気の吸い込み口を可変する開閉機構を備えた空気調和機に関する。
空気調和機内に熱交換器と送風機が配置され、空気調和機の可動中は空気調和機の前面板を開いて熱交換器へ十分な空気量が流入するように空気吸い込み口を広げるようにしたものとして、上下に吸い込みグリルを二分割し、この両方の吸い込みグリルにそれぞれ歯車を設け、この一方の歯車に噛み合う中間歯車をモータで駆動してこの一方の歯車を回転させると共に、この中間歯車に噛み合うラック(直線歯車)を作動させて他方の歯車を回転することによって、両方の吸い込みグリルを開閉する機構のものがある。(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−156225号公報
特許文献1のものでは、モータで駆動される駆動力が、従動側である吸い込みグリルへ歯車によって伝達される構成であるため、吸い込みグリルと空気調和機本体側との組み合わせにおいて、これらの歯車が所定の噛み合わせ位置となる状態に組み立てることが必要であり、そのために吸い込みグリルの取り付け位置の正確化が要求され、製造時の組み立てや、内部の修理点検時等での組み立てをし難いものとなる。また、多数の歯車とラックが必要となり、組み立てが複雑化すると共に、コストアップである。
本発明は、このような点を考慮して、空気調和機の薄型化を達成するために、空気調和機の不使用時には前面パネルを閉じ、空気調和機の稼動時には前面パネルを開いて空気の吸い込みを十分に行うことができる空気調和機を提供するものである。そして、前面パネルの駆動を歯車による組み合わせではなく、簡単な機構を採用し、しかも前面パネルの取り外しを可能にして、組み立てし易い構成として、製造時の組み立てや、内部の修理点検をし易い空気調和機を提供するものである。
請求項1に記載の発明は、内部に熱交換器及び送風機が収容された空気調和機本体と、この空気調和機本体の前面部を覆う前面パネルとを備えた空気調和機において、前記前面パネルの裏側には、前記空気調和機本体の前面側に取り外し可能にしたベース部材が設けられ、前記前面パネルは、この前面パネルと前記ベース部材とにそれぞれ軸支持された左右の作動腕によって前記ベース部材に連結支持されており、前記作動腕の少なくとも一方の作動腕の後面に従動側カム面が形成され、この従動側カム面に当接する駆動側カム面を前面に形成してなる電動機構によって往復回動する駆動側カム部材が前記空気調和機本体に設けられており、前記前面パネルは、前記電動機構によって閉じた第1の状態と所定の空気吸い込み量を確保するように開いた第2の状態とに往復動可能であり、さらに、前記前面パネルはこの前面パネルと前記左右の作動腕との軸結合部での着脱自在結合によって前記ベース部材から取り外し可能であり、前記前面パネルと前記ベース部材とは、前記左右の作動腕による連結状態を保ったままで前記空気調和機本体から取り外し可能に構成したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の空気調和機において、前記空気調和機の非稼動中は前記第1の状態となり、前記空気調和機の稼動中は前記第2の状態となるように制御されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、前面パネルを開閉作動させる駆動力の伝達が、駆動側カム部材と従動側カム部材との当接によって行われるため、歯車の噛み合わせによる動力伝達方式に比して組み合わせに余裕があるため、製造時の組み立てや、内部の修理点検時の組み立てをし易いものとなり、前面パネルを空気調和機本体から取り外し可能とする構成に適するものとなり、しかも、一方の作動腕の後面に形成した従動側カム面に駆動側カム面が当接することによって駆動力が伝達される構成であるため、一方の作動腕を有効活用した構成となり、部品数が少なくしかも駆動力を的確に前面パネルへ伝達できる状態となり、構成が簡素化されたものとなる。そして、前面パネルは、作動腕との軸支持部が着脱可能であるため、前面パネルのみを取り外すことができ、また、ベース部材と前面パネルはセットで取り外しが可能である。このため、製造時の組み立てがし易くなり、且つ、内部の修理や点検時にはその状況に応じて、前面パネルのみを取り外すか、又はベース部材と前面パネルをセットとして取り外すかを選択できることとなり、便利である。
請求項2に記載の発明では、空気調和機の非稼動中は前面パネルが閉じているため、空気調和機内への塵埃の侵入も少なくできると共に、外観的に薄型を呈する状態となる。そして、空気調和機の稼動に伴って前面パネルが開くため、有効な空気吸い込み量を確保して、良好な熱交換を得ることができるものとなる。
本発明の空気調和機は、前面パネルは、駆動機構によって空気吸い込み口を狭めた第1の状態と、空気吸い込み口を広げた第2の状態とに往復動可能に前記空気調和機本体に支持され、駆動機構は、電動機構によって往復揺動するよう空気調和機本体側に設けた駆動側カム部材と、この駆動側カム部材に当接してこの駆動側カム部材によって往復揺動する従動側カム部材を備え、この従動側カム部材の往復揺動によって前面パネルが第1の状態と第2の状態とに往復動するものであり、適宜前面パネルが取り外し可能な構成である。以下に本発明の実施形態を記載する。
次に、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係る空気調和機上面斜視図、図2は本発明に係る前面パネルを開いた状態の空気調和機の上面斜視図、図3は本発明に係る空気調和機の縦断側面図、図4は本発明に係る前面パネルとベース部材の関係を示す上面斜視図、図5は本発明に係る前面パネルが閉じた状態を説明する縦断側面図、図6は本発明に係る前面パネルが開いた状態を説明する縦断側面図、図7は本発明に係る空気調和機本体前面部の部分斜視図、図8は本発明に係る前面パネルとベース部材との左側結合部を裏側から示す斜視図、図9は本発明に係る前面パネルとベース部材との右側結合部を裏側から示す斜視図、図10は本発明に係る前面パネルと作動腕との着脱可能結合構造を示す斜視図とその分解図である。
図において、本発明に係る空気調和機1は、室内の壁に掛けられるタイプの壁掛け式室内用空気調和機であり、冷媒の圧縮機と凝縮器とこれらの熱交換用送風機等を収納した室外機とで一組の分離型空気調和装置を構成するものである。空気調和機1は、内部に熱交換器3と送風機4等が配置され、上面に空気吸い込み部5を形成している。
これを具体的に説明すると、空気調和機1は、空気調和機本体2と前面パネル7とで構成された横長形状をなし、空気調和機本体2は空気調和機1の背面側に位置する基体部2Aと、その基体部2Aの前面側に組み合わされたカバー部2Bとで構成され、カバー部2Bは前後に開口して空気調和機1の外形形状をした枠状をなし、このカバー部2Bの前面開口を覆うようにベース部材20がカバー部2Bに着脱可能に取り付けられている。この構成によって、空気調和機本体2の前面側にベース部材20が取り外し可能に設けられた形態となる。
そして前面パネル7は、後述のようにベース部材20に取り外し可能に取り付けられた構成である。即ち、基体部2Aの前面側には、熱交換器3と送風機4と電装箱等が取り付けられ、カバー部2Bがこれらの周囲を覆い、前面をベース部材20が覆う状態である。空気調和機1を室内の壁に取り付ける場合は、室内の壁に固定した固定板に対して基体部2Aの背面が取り付けられる。
上記のように、熱交換器3と送風機4は空気調和機本体2内に配置されており、熱交換器3は略逆V字状に配置した前面側熱交換部3Aと後面側熱交換部3Bとで構成され、前面側熱交換部3Aは下部が後方へ屈曲した部分3A1を形成した形状をなす。熱交換器3は、並列配置の多数のアルミニウム薄板Pを冷媒パイプQが貫通配置されたプレートフィン型熱交換器の構成である。送風機4は、左右方向に延びた多数の羽根4Aが円周に配置され横軸4Bを電動機で回転する横流式ファンであり、熱交換器3の内側に配置されて、略熱交換器3の左右全幅に亘る長さを有する。
送風機4の運転によって空気吸い込み部5から空気調和機1内へ吸い込まれる空気は、空気調和機本体2の上面と前面から熱交換器3へ向けて流入するように、横長の空気調和機本体2の上面と前面にそれぞれ左右方向に長く空気吸い込み口を形成している。このため、空気調和機本体2の上面には、左右方向に長く上面空気吸い込み口5Aを形成し、空気調和機本体2の前面には、左右方向に長く前面空気吸い込み口5Bを形成している。
前記上面空気吸い込み口5Aは、基体部2Aとカバー部2Bとに格子状に形成され、前面空気吸い込み口5Bは、ベース部材20に格子状に形成されている。これらの空気の吸い込み口5A、5Bの裏側には網状のフィルタ6が配置されている。
フィルタ6は、フィルタ網をその周囲に形成される合成樹脂製枠を射出成形すると同時に一体化したものであり、左右各1枚を一組とし、前面パネル7を開いた状態で、空気調和機本体2の左右両側部とその中間部に形成したフィルタ支持レール部9に対して、カバー部2Bの前面開口側から上方へ向かうスライド式挿入によって、左右のフィルタ6が着脱自在である。
前記した左右一組のフィルタ6は、それぞれ左右両縁部を背面側に設けたフィルタ支持レール部9で支持された状態でもって、空気の吸い込み口5A、5Bの裏側に近接又は当接配置されて、熱交換器3の前面側と上面側の全域を覆う状態となる。
なお、フィルタ6をフィルタ支持レール部9にスライドし易くするためと、フィルタ6の中間部が熱交換器3側へ落ち込まないようにするために、フィルタ6の裏側の支持部として左右のフィルタ支持レール部9、9間に渡る横桟9Aと、この横桟9A相互に上下に渡る縦桟9Bでもって格子状の桟を形成することができる。
空気調和機1は、図示の形態の熱交換器3での熱交換を向上させるために、前面パネル7は、図3に示すように、空気吸い込み部5の前部分を拡げるように前方へ点線の状態に開く動作をする。これによって、空気吸い込み部5が前方へ拡大されるため、空気吸い込み面積が拡大することとなり、それよって、前面の空気の吸い込み口5Bから吸い込まれる空気の量を増加できる状態となる。10は空気清浄フィルタであり、フィルタ6よりも更に精度の高い空気浄化作用を行う化学繊維製のフィルタ構成である。
送風機4の運転によって熱交換器3A、3Bと熱交換した空気は、空気調和機1の前面下部に形成した横長矩形状の空気吹き出し口11から前方へ吹き出す。空気吹き出し口11には、軸12Aで上下動するように軸支持された上下動風向板12と、吹き出す空気流を左右の複数流に分割する左右動風向板13を備えている。熱交換器3A、3Bから流下する露は、その下方の露受け皿14、15で受けられ、室外に排出される。
以下、前面パネル7が空気吸い込み部5を拡げるように前方へ開く動作をする構成について説明することとする。前面パネル7は、上下一対の左右の作動腕21A、21Bによってベース部材20に連結支持された構成である。左右の作動腕21A、21Bの一端部は、それぞれ前面パネル7の裏面側に回動可能に軸支持22A、22Bされ、また左右の作動腕21A、21Bの他端部は、それぞれベース部材20の長孔24A、24Bを貫通してベース部材20の裏面側に回動可能に軸支持23A、23Bされている。上部の作動腕21A、21Bとベース部材20との軸結合は、ベース部材20の上部裏側に横方向に取り付けた軸棒50に作動腕21A、21Bの端部を取り付けて軸支持23A、23Bを構成している。
このような構成によって、前面パネル7は、作動腕21A、21Bによってベース部材20に支持されると共に、作動腕21A、21Bの回動に伴ってベース部材20に対して前後方向へ移動可能である。図示した実施例では、前面パネル7が左右に長いため、ベース部材20に対する前面パネル7の前後方向移動を安定させるために、前面パネル7の中央部を中間の作動腕21Cによってベース部材20に連結支持した構成としている。
前記作動腕21Cは、その一端部が前面パネル7の裏面側に回動可能に軸支持22Cされ、作動腕21Cの他端部はベース部材20を貫通して軸棒50に回動可能に軸支持23Cされている。このように、前記中間の作動腕21Cによる支持は補助的なものであるため、空気調和機1の形態によっては省略することもできる。
ベース部材20を空気調和機本体2の前面側に取り外し可能に支持するために、ベース部材20の左右の上部に形成した引っ掛け部25A、25Bが、空気調和機本体2のカバー部2Bの前面側に孔または窪みによって形成した係止部26Aに着脱自在に係止している。また、ベース部材20の下部は、カバー部2Bにネジ止め、弾性爪による係止部又はその他の着脱式止め部によって取り付けられれば、ベース部材20は空気調和機本体2の前面側に安定して取り付けられ、且つ取り外し可能に支持された状態となる。
このようにベース部材20を空気調和機本体2の前面側に取り外し可能に支持することにより、空気調和機本体2の前面側へのベース部材20の取り付けによって、ベース部材20に作動腕21A、21B、21Cによって支持された前面パネル7が同時に空気調和機本体2の前面側に取り付けられることとなる。また、ベース部材20を空気調和機本体2の前面側から取り外すことにより、前面パネル7も同時に空気調和機本体2の前面側から取り外されることとなる。
前面パネル7は、駆動機構27によって閉じた第1の状態と、開いた第2の状態とに往復動可能に空気調和機本体2に支持されている。駆動機構27は、駆動側カム部材33を備えた電動機構34と、駆動側カム部材33によって作動する従動側カム部材35とから構成される。
前記電動機構34は、図5に示すように、電動機28とこの電動機28で回転する小歯車29とこれに噛み合う大歯車30と、この大歯車30と同軸の小歯車31と、この小歯車31に噛み合う歯32を形成した駆動側カム部材33とで構成されている。駆動側カム部材33は、空気調和機本体2のカバー部2Bに形成した窪み部37内において回動可能に軸支持36されている。
前記従動側カム部材35は、空気調和機本体2の前面側に回動可能に軸支持されており、具体的には、従動側カム部材35は、一方の作動腕21Bと一体に形成され、作動腕21Bの後面に従動側カム面35Aが形成された形態である。
前記駆動側カム部材33の前面には山状にカム面33Aが形成され、従動側カム部材35の後面には谷状にカム面35Aが形成され、両カム面33A、35Aの当接によって、駆動側カム部材33の往復回動によって従動側カム部材35が往復回動する。駆動側カム部材33の往復回動は、電動機28の正回転と逆回転によって行われる。
前面パネル7とベース部材20が作動腕21A、21B、21Cによって連結された状態で、かつ、ベース部材20が空気調和機本体2の前面に取り付けられた状態における空気調和機1の非稼動状態では、図5のように、前面パネル7はベース部材20側に移動して閉じた状態(第1の状態)である。このような状態において、空気調和機1の運転スイッチのONによって、電動機28が正回転して駆動側カム部材33が図5の状態から時計方向へ回動し、それに伴って従動側カム部材35が時計方向へ回動する。この動作によって、図6のように、前面パネル7がベース部材20から離れるように移動して開いた状態(第2の状態)となる。この開いた第2の状態に達した時、電動機28の正回転が停止するように制御部(図示せず)によって制御される。
このような状態において、空気調和機1の停止スイッチのONによって、電動機28が逆回転して駆動側カム部材33が図6の状態から反時計方向へ回動し、それに伴って従動側カム部材35が反時計方向へ回動する。この動作によって、図5のように、前面パネル7がベース部材20に当接又は近接するような閉じた状態(第1の状態)へ復帰する。前面パネルが閉じた第1の状態に達した時に、電動機28の逆回転が停止するように制御部(図示せず)によって制御される。
このように、空気調和機1の稼動停止状態では、前面パネル7が閉じた第1の状態となるため、空気吸い込み部5が狭まった状態を保ち、空気調和機1の厚さが薄くなった外観を呈するため、うっとうしさが軽減されると共に、塵埃の侵入を少なくする状況である。
また、前面パネル7が開いた第2の状態では、空気吸い込み部5が拡がった状態となり、前面の空気吸い込み口5Bからの所定の空気吸い込み量を確保できるため、熱交換器3の前面側熱交換部3Aでの熱交換を促進でき、良好な空気調和効果を達成できる。
なお、上記の空気調和機1の運転スイッチ及び停止スイッチのONとは、空気調和機1が、冷房動作、暖房動作、除湿動作、換気動作、室内空気循環動作のいずれを行うものであっても、これらの動作を選択するために、手動操作、又はタイマ制御されるスイッチの動作を意味する。
前面パネル7と作動腕21A、21B、21Cとの結合部である軸支持22A、22B、22Cは、着脱可能な構成である。即ち、図10に示すように、前面パネル7の裏側に形成した軸受け部40を挟むように作動腕21A、21B、21Cの端部が組み合わされ、この作動腕21A、21B、21Cの端部と軸受け部40とを貫通する軸41を形成した軸部材42が、前面パネル7の裏側に形成した支持部43、43に軸方向にスライド可能に支持されている。このため、支持部43、43の弾力性によって軸部材42の溝44に支持部43、43の突起45が嵌合した状態で、軸41が作動腕21A、21B、21Cの端部と軸受け部40とを貫通した位置に軸部材42を保持する。
そして、前面パネル7を取り外す場合は、この嵌合した状態から図10において軸部材42を右方へ強く引くことにより、支持部43、43の弾力性によって突起45が溝44から外れて、前面パネル7と作動腕21A、21B、21Cとの結合部が外れるため、作動腕21A、21B、21Cを残して前面パネル7をベース部材20から取り外すことができる。軸部材42のもう一つの溝46に突起45を嵌合せしめれば、この状態で軸部材42を安定に保つことができる。
上記のように、前面パネル7の裏側には空気調和機本体2の前面側に取り外し可能にベース部材20が設けられ、前面パネル7は、前面パネル7とベース部材20とにそれぞれ軸支持された左右の作動腕21A、21Bによってベース部材20に連結支持されている。
また、前記作動腕の少なくとも一方の作動腕21Bの後面に従動側カム面35Aが形成され、この従動側カム面35Aに当接する駆動側カム面33Aを前面に形成した電動機構34によって往復回動する駆動側カム部材33が空気調和機本体2に設けられている。
そして、前面パネル7は、電動機構34によって閉じた第1の状態と所定の空気吸い込み量を確保するように開いた第2の状態とに往復動可能であり、前面パネル7は前面パネル7と左右の作動腕21A、21Bとの軸結合部22A、22Bが着脱自在結合によってベース部材20から取り外し可能であり、更に、前面パネル7とベース部材20とは、左右の作動腕21A、21Bによる連結状態を保ったままにして空気調和機本体2から取り外し可能である。
これによって、一方の作動腕の後面に形成した従動側カム面に駆動側カム面が当接することによって駆動力が伝達される構成であるため、一方の作動腕を有効活用した構成となり、部品数が少なくしかも駆動力を的確に前面パネルへ伝達できる状態となり、構成が簡素化されたものとなる。
そして、前面パネルは、作動腕との軸支持部が着脱可能であるため、前面パネルのみを取り外すことができ、また、ベース部材と前面パネルはセットで取り外しが可能である。このため、製造時の組み立てがし易くなり、且つ、内部の修理や点検時にはその状況に応じて、前面パネルのみを取り外すか、又はベース部材と前面パネルをセットとして取り外すかを選択できることとなり、便利である。
本発明の空気調和機は、空気吸い込み部の形態等については、上記実施形態に限定されず、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り種々の空気調和機に適用できるものである。
本発明に係る空気調和機の上面斜視図である。(実施例1) 本発明に係る前面パネルを開いた状態の空気調和機の上面斜視図である。(実施例1) 本発明に係る空気調和機の縦断側面図である。(実施例1) 本発明に係る前面パネルとベース部材の関係を示す上面斜視図である。(実施例1) 本発明に係る前面パネルが閉じた状態を説明する縦断側面図である。(実施例1) 本発明に係る前面パネルが開いた状態を説明する縦断側面図である。(実施例1) 本発明に係る空気調和機本体前面部の部分斜視図である。(実施例1) 本発明に係る前面パネルとベース部材との左側結合部を裏側から示す斜視図である。(実施例1) 本発明に係る前面パネルとベース部材との右側結合部を裏側から示す斜視図である。(実施例1) 本発明に係る前面パネルと作動腕との着脱可能結合構造を示す斜視図とその分解図である。(実施例1)
符号の説明
1・・・空気調和機
2・・・空気調和機本体
3・・・熱交換器
4・・・送風機
5・・・空気吸い込み部
5A・・上面空気吸い込み口
5B・・前面空気吸い込み口
6・・・フィルタ
7・・・前面パネル
11・・空気吹き出し口
20・・ベース部材
21A、21B、21C・・・作動腕
22A、22B、22C・・・軸支持部
23A、23B、23C・・・軸支持部
25A、25B・・・引っ掛け部
26A・・・係止部
27・・・駆動機構
33・・・駆動側カム部材
33A・・カム面
34・・・電動機構
35・・・従動側カム部材
35A・・カム面

Claims (2)

  1. 内部に熱交換器及び送風機が収容された空気調和機本体と、この空気調和機本体の前面部を覆う前面パネルとを備えた空気調和機において、 前記前面パネルの裏側には、前記空気調和機本体の前面側に取り外し可能にしたベース部材が設けられ、前記前面パネルは、この前面パネルと前記ベース部材とにそれぞれ軸支持された左右の作動腕によって前記ベース部材に連結支持されており、前記作動腕の少なくとも一方の作動腕の後面に従動側カム面が形成され、この従動側カム面に当接する駆動側カム面を前面に形成してなる電動機構によって往復回動する駆動側カム部材が前記空気調和機本体に設けられており、前記前面パネルは、前記電動機構によって閉じた第1の状態と所定の空気吸い込み量を確保するように開いた第2の状態とに往復動可能であり、さらに、前記前面パネルはこの前面パネルと前記左右の作動腕との軸結合部での着脱自在結合によって前記ベース部材から取り外し可能であり、前記前面パネルと前記ベース部材とは、前記左右の作動腕による連結状態を保ったままで前記空気調和機本体から取り外し可能に構成したことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記空気調和機の非稼動中は前記第1の状態となり、前記空気調和機の稼動中は前記第2の状態となるように制御されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の空気調和機。
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JPH094914A (ja) * 1995-06-16 1997-01-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空気調和機
JP2001147030A (ja) * 1999-11-19 2001-05-29 Fujitsu General Ltd 空気調和機

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