JPH112424A - 天井パネルまたは吸込グリルの昇降装置 - Google Patents

天井パネルまたは吸込グリルの昇降装置

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JPH112424A
JPH112424A JP9153499A JP15349997A JPH112424A JP H112424 A JPH112424 A JP H112424A JP 9153499 A JP9153499 A JP 9153499A JP 15349997 A JP15349997 A JP 15349997A JP H112424 A JPH112424 A JP H112424A
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JP
Japan
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ceiling panel
suction grill
motor
suction
shaft
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Application number
JP9153499A
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English (en)
Inventor
Seiji Goto
清治 後藤
Satoru Murai
哲 村井
Makio Takeuchi
牧男 竹内
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ制御が容易で低コストな天井パネルま
たは吸込グリルの昇降装置を提供する。 【解決手段】 吸込グリル1は、上昇時には1方向性モ
ータ5によって上昇される一方、下降時には自重で下降
する。こうして、モータの構成を簡単にしてコストダウ
ンを図ると共に、吸込グリル1の昇降動作の制御を簡単
にする。電磁ブレーキ12は、吸込グリル1を停止させ
ておく場合にオンして吸込グリル1の自重による落下を
防ぐ。また、電磁クラッチ16は、吸込グリル1の下降
時には回転軸7とモータ5との縁を切って、回転軸7が
容易に空転可能なようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、天井埋込型空気
調和機の天井パネルまたは吸込グリルの昇降装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、天井埋込型空気調和機の天井
パネルを、正逆転可能なモータによって駆動されるドラ
ムに一端が卷着されたワイヤで昇降するものがある(例
えば、実開平5−25220号公報)。この天井パネル
の昇降装置では、上記モータを正転することによってワ
イヤを上記ドラムに巻き上げて、上記天井パネルを上昇
させる。一方、例えば、吸込グリルに取り付けられてい
るフィルタを掃除する場合には、上記モータを逆転する
ことによってワイヤを上記ドラムから巻き戻し、上記天
井パネルを下降させるのである。尚、上記天井パネルの
停止は、上記モータの駆動時間または上記ドラムの回転
数を計測することによって行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の天井パネルの昇降装置においては、正逆転可能なモ
ータによって天井パネルを上昇あるいは下降させるよう
にしている。その結果、天井パネルを上昇させる際に
は、現在上記天井パネルは上昇可能位置にあるか否かの
判定、上記モータへの正転用電流の選択的供給、上記モ
ータの駆動時間または上記ドラムの回転数の計数、この
計数値と設定値との比較等の制御を行う必要がある。こ
のような制御は、上記天井パネルを下降させる場合にも
必要であり、天井パネルの昇降制御が繁雑であるという
問題がある。また、コストアップの要因にもなってい
る。
【0004】そこで、この発明の目的は、モータ制御が
容易で低コストな天井パネルまたは吸込グリルの昇降装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明の天井パネルまたは吸込グリル
の昇降装置は、少なくとも一方向に回転駆動可能なモー
タと、上記モータによって回転駆動される回転軸と、一
端が天井パネルまたは吸込グリルに取り付けられる一
方,他端が上記回転軸に巻着されて,上記モータの回転駆
動によって上記天井パネルまたは吸込グリルを上昇させ
る吊り部材と、上記モータの軸と上記回転軸との間に設
けられて,上記天井パネルまたは吸込グリルの上昇時に
上記モータの軸と回転軸とを連結する一方,上記天井パ
ネルまたは吸込グリルの下降時には上記モータの軸と回
転軸とを離間させる電磁クラッチと、上記天井パネルま
たは吸込グリルの停止時には上記回転軸に制動を掛ける
一方,上記天井パネルまたは吸込グリルの昇降時には上
記回転軸の回転を可能にするブレーキを備えたことを特
徴としている。
【0006】上記構成によれば、上記天井パネルまたは
吸込グリルは自重で下降するようになっており、天井パ
ネルまたは吸込グリルを上昇させる場合のみモータが駆
動される。こうして、モータの制御が簡単になってコス
トダウンが図られる。また、上記モータを、一方向にの
み回転駆動可能なモータで構成することによって、モー
タの構成が簡単になって更にコストダウンが図られる。
また、上記天井パネルまたは吸込グリルを停止させてお
く場合にはブレーキで回転軸に制動を掛けるので、上記
天井パネルまたは吸込グリルの落下が防止される。さら
に、上記天井パネルまたは吸込グリルの下降時には、電
磁クラッチによって上記モータの軸と回転軸とを離間さ
せるので、上記回転軸は空転して上記天井パネルまたは
吸込グリルの下降を容易にする。
【0007】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明の天井パネルまたは吸込グリルの昇降装置にお
いて、上記吊り部材は上記回転軸に設けられたプーリに
巻着されており、上記天井パネルまたは吸込グリルの上
昇時には上記プーリの回転数または上記モータの回転数
をカウントする一方,上記天井パネルまたは吸込グリル
の下降時には上記プーリの回転数をカウントするカウン
タと、上記カウンタによるカウント値が所定値に至った
か否かを判別し,上記所定値に至ると上記ブレーキを制
動側に動作させる判別制御手段を備えたことを特徴とし
ている。
【0008】上記構成によれば、上記天井パネルまたは
吸込グリルの昇降時には、カウンタによってカウントさ
れる上記モータの回転数または上記プーリの回転数に基
づいて、ブレーキによって上記回転軸の回転が停止され
る。こうして、上記天井パネルまたは吸込グリルが自動
的に所定の位置に停止される。
【0009】また、請求項3に係る発明は、請求項1に
係る発明の天井パネルまたは吸込グリルの昇降装置にお
いて、上記吊り部材は上記回転軸に設けられたプーリに
巻着されており、上記天井パネルまたは吸込グリルの上
昇時には,上記プーリまたはモータの回転時間を計時す
る一方,上記天井パネルまたは吸込グリルの下降時には
上記プーリの回転時間を計時する計時手段と、上記計時
手段による計時時間が所定時間に至ったか否かを判別
し,上記所定時間に至ると上記ブレーキを制動側に動作
させる判別制御手段を備えたことを特徴としている。
【0010】上記構成によれば、上記天井パネルまたは
吸込グリルの昇降時には、計時手段によって計時される
上記モータあるいはプーリの回転時間に基づいて、ブレ
ーキによって上記回転軸の回転が停止される。こうし
て、上記天井パネルまたは吸込グリルが自動的に所定の
位置に停止される。
【0011】また、請求項4に係る発明の天井パネルま
たは吸込グリルの昇降装置は、天井パネルまたは吸込グ
リルを上昇させる場合には、モータの回転駆動によって
吊り部材を巻き上げて上記天井パネルまたは吸込グリル
を上昇させる一方、上記天井パネルまたは吸込グリルを
下降させる場合には、上記天井パネルまたは吸込グリル
の自重のみで上記吊り部材を繰り出して下降させること
を特徴としている。
【0012】上記構成によれば、上記天井パネルまたは
吸込グリルは自重で下降するので、天井パネルまたは吸
込グリルを上昇させる場合のみモータが回転駆動され
る。こうして、モータの制御を簡単にしてコストダウン
が図られる。
【0013】尚、上記吊り部材とは、ワイヤ,ロープお
よびベルトを含む概念である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。図1は、本実施の形態の吸込
グリルの昇降装置における外観図である本実施の形態に
おいては、吸込グリルを下降させる場合には自重で下降
させる一方、上記吸込グリルを上昇させる場合にのみモ
ータを使用するのである。こうして、1方向性モータを
使用可能にして、モータ制御を容易にすると共に、コス
トダウンを図るのである。
【0015】図1において、1は吸込グリルであり、両
端部の夫々がワイヤ2,3で吊り上げられて天井パネル
4内に収納される。天井パネル4の一側部には1方向性
モータ(以下、単にモータと言う)5によってスパーギア
6を介して回転される回転軸7が配設されている。そし
て、回転軸7の両端部にはプーリ8,9が取り付けられ
ており、各プーリ8,9にはガイド10,11によって方
向が垂直方向から水平方向に変えられたワイヤ2,3の
一端が卷着されている。ここで、各プーリ8,9に対す
るワイヤ2,3の卷着方向は、モータ5が回転すると各
ワイヤ2,3が巻き上げられる方向とする。
【0016】上記回転軸7には電磁ブレーキ12が設け
られており、吸込グリル1を上昇位置に停止させておく
場合、あるいは、自重で下降中の吸込グリル1を所定の
位置に停止させる場合に、回転軸7の回転に電磁ブレー
キ12で制動を掛けるようになっている。そして、上記
吸込グリル1を昇降する場合には、電磁ブレーキ12の
制動状態を解除して、回転軸7が自由に回転可能なよう
にする。以下、上記電磁ブレーキ12の制動状態を「オ
ン」と言い、解除状態を「オフ」と言う。
【0017】尚、上記吸込グリル1の四隅には鉄等の磁
石に吸引される磁気反応物13を取り付けている。一
方、天井パネル4における吸込グリル1が収納された際
の磁気反応物13に対向する位置には磁石15を設けて
いる。こうして、吸込グリル1が天井パネル4内に収納
された際に、吸込グリル1の磁気反応物13が天井パネ
ル4の磁石15に磁着して、吸込グリル1が天井パネル
4内に確実に収納されるのである。
【0018】また、上記モータ5の軸には電磁クラッチ
16が設けられており、スパーギア6の近傍にはワイヤ
3を巻き上げるプーリ8,9の回転数を検出する回転数
検出部17が設けられている。この回転数検出部17
は、図2(a)に示すように、スパーギア6の側面に設け
られた突起18と、この突起18にセンシング部が当接
して電気信号を出力するリミットスイッチ19で構成さ
れている。尚、回転数検出部17の構成はこれに限定さ
れるものではなく、図2(b)に示すように、プーリ9の
端面外周部に設けられた磁石20と、この磁石20の通
過を検出して電気信号を出力するリードスイッチ21で
構成してもよい。
【0019】図3は、上記電磁ブレーキ12の詳細な構
成図である。この電磁ブレーキ12は、回転軸7に設け
られた円筒形のブレーキドラム25を有している。ま
た、ソレノイドコイル部26によって矢印Aで示すよう
に進退される軸27の先端には鉤28が形成され、この
鉤28にはブレーキシュー29の外周面に設けられた操
作部材30が係合している。そして、ソレノイドコイル
部26の動作によって軸27が前進すると、ブレーキシ
ュー29が押し出され、ブレーキドラム25に摩擦力が
付加されるのである。
【0020】また、上記電磁ブレーキ12は、図4ある
いは図5に示すように構成してもよい。図4に示す電磁
ブレーキ12では、回転軸7に設けられたブレーキドラ
ム31と移動ドラム32との周囲にブレーキベルト33
を掛け回している。そして、移動ドラム32の両端部を
ソレノイドコイル部34の動作によって後退する軸35
によって引くことによって、ブレーキドラム31に摩擦
力が付加される。また、図5に示す電磁ブレーキ12で
は、回転軸7にブレーキディスク36を設けている。そ
して、ソレノイドコイル部37の動作によって後退する
軸38の先端に取り付けられたブレーキパッド39の面
で、ブレーキディスク36に摩擦力が付加される。
【0021】図6は、上記構成の吸込グリルの昇降装置
の動作を制御する昇降制御装置のブロック図である。上
記回転数検出部17は、上記プーリ9の1回転を検出し
てプーリ9の1回転を表す電気信号を制御部47に出力
する。ブレーキドライバ42は、ソレノイドコイル部2
6(図3参照)のソレノイドコイル41を駆動して、電磁
ブレーキ12のオン・オフを行う。クラッチドライバ4
4は、電磁クラッチ16のソレノイドコイル43を駆動
して、電磁クラッチ16のオン・オフを行う。モータド
ライバ45は、モータ5へ電流を供給・停止してモータ
5を駆動する。リモコン46からは、制御部47に対し
て、吸込グリル1の上昇あるいは下降を指示する昇降指
示信号が入力される。
【0022】上記制御部47は、リモコン46からの昇
降指示信号に基づいて、吸込グリル1の下降が指示され
た場合には、ブレーキドライバ42に制御信号を出力し
て電磁ブレーキ12をオフさせると共に、クラッチドラ
イバ44に制御信号を出力して電磁クラッチ16をオフ
させる。こうすることによって、回転軸7は空転可能に
なる。
【0023】一方、上記吸込グリル1の上昇が指示され
た場合には、先ず、ブレーキドライバ42に制御信号を
出力して電磁ブレーキ12をオフさせると共に、クラッ
チドライバ44に制御信号を出力して電磁クラッチ16
をオンさせる。そして、モータドライバ45に制御信号
を出力してモータ5を回転させる。こうすることによっ
て、モータ5の回転力はプーリ8,9に伝達されてワイ
ヤ2,3が巻き上げられる。そして、上記回転数検出部
17から送出されてくる電気信号に基づいてプーリ8,
9の回転数をカウンタ48でカウントし、カウント値が
メモリ49に格納されている設定値nに至るとモータド
ライバ45を制御して吸込グリル1の上昇を停止させ
る。
【0024】図7は、上記制御部47によって実行され
る吸込グリル昇降制御処理動作のフローチャートであ
る。また、図8は、上記吸込グリル昇降制御処理動作が
実行されて吸込グリル1が昇降されている場合の各信号
のタイミングチャートである。以下、図7および図8に
従って、吸込グリル昇降制御処理について説明する。
【0025】上記吸込グリルの昇降装置が搭載された天
井埋込型空気調和機の電源がオンされると、吸込グリル
昇降制御処理動作がスタートする。ステップS1で、上
記メモリ49に登録されているプーリ8,9の回転数の
中から、指定された天井高さに応じた回転数nが読み出
されて、バッファ(図示せず)等に格納される。こうし
て、プーリ8,9の指定回転数nが設定される。
【0026】ステップS2で、上記リモコン46から、
昇降指示信号が入力されたか否かが判別される。その結
果、図8(a)に示すように、昇降指示信号があればステ
ップS3に進む。ステップS3で、図8(b)に示すように
上記ブレーキドライバ42に制御信号が出力されて、電
磁ブレーキ12がオフされる。
【0027】ステップS4で、上記リモコン46からの
昇降指示信号は、上昇モードの指示であるか否かが判別
される。その結果、上昇モードであればステップS6に
進む一方、上昇モードでなければステップS5に進む。
ここで、上昇モードであるか下降モードであるかの判定
は、例えば、図8(a)に示すように1パルスの昇降指示
信号の場合には上昇モードであり、2パルスの昇降指示
信号(図示せす)の場合には下降モードであるとすればよ
い。ステップS5で、上記クラッチドライバ44に制御
信号が出力されて、電磁クラッチ16がオフされる。そ
うした後、ステップS8に進む。
【0028】ステップS6で、上記クラッチドライバ4
4に制御信号が出力されて、電磁クラッチ16がオンさ
れる。ステップS7で、図8(c)に示すように上記モータ
ドライバ45に制御信号が出力されて、モータ5が回転
される。ここで、モータ5は1方向性モータであり、吸
込グリル1を上昇させる方向にのみ回転する。
【0029】ステップS8で、上記回転数検出部17か
ら送出されてくる図8(d)に示すような電気信号に基づ
いて、カウンタ48によって、プーリ9の回転数がカウ
ントされる。ステップS9で、上記カウンタ48による
カウント値が、上記ステップS1において設定されたプ
ーリ9の指定回転数n以上であるか否かが判別される。
その結果、指定回転数n以上であればステップS10に進
み、指定回転数n以上でなければ上記ステップS8に戻
ってプーリ9の回転数のカウントが継続される。
【0030】ステップS10で、上記リモコン46からの
昇降指示信号は、上記上昇モードの指示であるか否かが
判別される。その結果、上昇モードでなければステップ
S11をスキップする。ステップS11で、上記モータドラ
イバ45に制御信号が出力されて、モータ5が停止され
る。
【0031】ステップS12で、上記ブレーキドライバ4
2に制御信号が出力されて、電磁ブレーキ12がオンさ
れる。そうした後、上記ステップS2に戻って、上記リ
モコン46から昇降指示信号が入力されるのを待つ。
【0032】このように、上記実施の形態においては、
1方向性モータ5によって吸込グリル1を上昇させ、吸
込グリル1を下降させる場合には自重で下降させるよう
にしている。したがって、吸込グリル1を昇降させるモ
ータの構成を簡単にして、コストダウンを図ることがで
きる。さらに、図7に示すように、上記1方向性モータ
5の駆動を制御するのは吸込グリル1の上昇時のみでよ
く、モータ制御を簡単にできる。
【0033】その場合に、上記回転軸7には電磁ブレー
キ12を設けている。したがって、吸込グリル1を上昇
位置に停止させておく場合に、吸込グリル1が自重で落
下しないようにできる。あるいは、吸込グリル1が自重
で下降している場合に、所定の位置で停止させることが
できる。また、モータ5の軸には電磁クラッチ16を設
けている。したがって、吸込グリル1の下降時には回転
軸7とモータ5との縁を切ることができ、回転軸7は容
易に空転可能となる。
【0034】尚、上記実施の形態においては、上記吸込
グリル1の両側中央部の夫々を、1つの1方向性モータ
5で巻き上げられるワイヤ2,3で吊り上げるようにし
ている。しかしながら、図9に示すように、1つの1方
向性モータ51で回転される回転軸53のプーリ55,
56で巻き上げられる2本のワイヤ59,60によって
吸込グリル(図示せず)の一側を吊り上げる一方、今1つ
の1方向性モータ52で回転される回転軸54のプーリ
57,58で巻き上げられる2本のワイヤ61,62によ
って上記吸込グリルの他側を吊り上げる場合にも適用で
きる。
【0035】また、上記実施の形態においては、上記制
御部47はカウンタ48を有し、吸込グリル1の昇降時
にプーリ9の回転数をカウントしてモータ5の停止タイ
ミングを得るようにしている。しかしながら、この発明
はこれに限定されるものではなく、タイマを備えて、プ
ーリ9あるいはモータ5の回転時間を計時してモータ5
の停止タイミングや電磁ブレーキ12オンのタイミング
を得るようにしても差し支えない。また、上記実施の形
態においては、吸込グリル1を昇降させる吸込グリルの
昇降装置を例に説明している。しかしながら、この発明
は天井パネル4を昇降させる天井パネルの昇降装置にも
適用可能である。
【0036】また、上記実施の形態においては、1方向
性モータ5を使用する場合を例に説明している。しかし
ながら、この発明においては、2方向性モータを使用
し、1方向への回転駆動によって吸込グリル1または天
井パネル4を上昇させ、吸込グリル1または天井パネル
4を下降させる場合には自重で下降させるようにしても
構わない。
【0037】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明の天井パネルまたは吸込グリルの昇降装置は、天
井パネルまたは吸込グリルを上昇させる場合には、少な
くとも一方向に回転駆動可能なモータによって回転軸を
回転し、この回転軸に巻着されている吊り部材によって
上記天井パネルまたは吸込グリルを上昇させる一方、上
記天井パネルまたは吸込グリルを下降させる場合には自
重で下降させるので、天井パネルまたは吸込グリルを上
昇させる場合のみモータを駆動すればよい。したがっ
て、モータの制御が簡単になってコストダウンを図るこ
とができる。また、上記モータを、一方向にのみ回転駆
動可能なモータで構成すればモータの構成が簡単にな
り、更にコストダウンを図ることができる。
【0038】さらに、上記天井パネルまたは吸込グリル
の停止時には、ブレーキによって上記回転軸に制動を掛
けるので、上記天井パネルまたは吸込グリルの自重によ
る落下を防止できる。さらに、上記天井パネルまたは吸
込グリルの下降時には、電磁クラッチによって上記モー
タの軸と回転軸とを離間させるので、上記回転軸を空転
させて上記天井パネルまたは吸込グリルの下降を容易に
できる。
【0039】また、請求項2に係る発明の天井パネルま
たは吸込グリルの昇降装置は、カウンタによって、上記
天井パネルまたは吸込グリルの上昇時には上記吊り部材
が巻着されているプーリの回転数または上記モータの回
転数をカウントする一方、下降時には上記プーリの回転
数をカウントし、判別制御手段によって、上記カウンタ
によるカウント値が所定値に至ったと判別すると上記ブ
レーキを制動側に動作させるので、上記モータまたはプ
ーリの回転数に基づいて、上記天井パネルまたは吸込グ
リルを自動的に所定の位置に停止できる。
【0040】また、請求項3に係る発明の天井パネルま
たは吸込グリルの昇降装置は、計時手段によって、上記
天井パネルまたは吸込グリルの上昇時には上記吊り部材
が巻着されているプーリまたは上記モータの回転時間を
計時する一方、下降時には上記プーリの回転時間を計時
し、判別制御手段によって、上記計時手段による計時時
間が所定時間に至ったと判別すると上記ブレーキを制動
側に動作させるので、上記モータまたはプーリの回転時
間に基づいて、上記天井パネルまたは吸込グリルを自動
的に所定の位置に停止できる。
【0041】また、請求項4に係る発明の天井パネルま
たは吸込グリルの昇降装置は、天井パネルまたは吸込グ
リルを上昇させる場合にはモータの回転駆動によって吊
り部材を巻き上げる一方、上記天井パネルまたは吸込グ
リルを下降させる場合には上記天井パネルまたは吸込グ
リルの自重のみで上記吊り部材を繰り出すので、天井パ
ネルまたは吸込グリルを上昇させる場合にのみ上記モー
タを回転駆動すればよい。したがって、上記モータの制
御が簡単になり、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の吸込グリルの昇降装置における外観
図である。
【図2】図1における回転数検出部の具体的構成を示す
図である。
【図3】図1における電磁ブレーキの具体的構成を示す
図である。
【図4】図3とは異なる電磁ブレーキの構成を示す図で
ある。
【図5】図3および図4とは異なる電磁ブレーキの構成
を示す図である。
【図6】図1に示す吸込グリルの昇降装置の昇降動作を
制御する昇降制御装置のブロック図である。
【図7】図6における制御部によって行われる吸込グリ
ル昇降制御処理動作のフローチャートである。
【図8】吸込グリル昇降時における各信号のタイミング
チャートである。
【図9】図1とは異なる吸込グリルの昇降装置の外観図
である。
【符号の説明】
1…吸込グリル、 2,3…ワイヤ、
4…天井パネル、 5…モータ、7…
回転軸、 8,9…プーリ、12
…電磁ブレーキ、 16…電磁クラッチ、
17…回転数検出部、 48…カウンタ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方向に回転駆動可能なモー
    タ(5)と、 上記モータ(5)によって回転駆動される回転軸(7)と、 一端が天井パネル(4)または吸込グリル(1)に取り付け
    られる一方、他端が上記回転軸(7)に巻着されて、上記
    モータ(5)の回転駆動によって上記天井パネル(4)また
    は吸込グリル(1)を上昇させる吊り部材(2,3)と、 上記モータ(5)の軸と上記回転軸(7)との間に設けら
    れて、上記天井パネル(4)または吸込グリル(1)の上昇
    時に上記モータ(5)の軸と回転軸(7)とを連結する一
    方、上記天井パネル(4)または吸込グリル(1)の下降時
    には上記モータ(5)の軸と回転軸(7)とを離間させる電
    磁クラッチ(16)と、 上記天井パネル(4)または吸込グリル(1)の停止時には
    上記回転軸(7)の回転に制動を掛ける一方、上記天井パ
    ネル(4)または吸込グリル(1)の昇降時には上記回転軸
    (7)の回転を可能にするブレーキ(12)を備えたことを
    特徴とする天井パネルまたは吸込グリルの昇降装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の天井パネルまたは吸込
    グリルの昇降装置において、 上記吊り部材(2,3)は上記回転軸(7)に設けられたプ
    ーリ(8,9)に巻着されており、 上記天井パネル(4)または吸込グリル(1)の上昇時には
    上記プーリ(8,9)の回転数または上記モータ(5)の回
    転数をカウントする一方、上記天井パネル(4)または吸
    込グリル(1)の下降時には上記プーリ(8,9)の回転数
    をカウントするカウンタ(48)と、 上記カウンタ(48)によるカウント値が所定値に至った
    か否かを判別し、上記所定値に至ると上記ブレーキ(1
    2)を制動側に動作させる判別制御手段(S9,S12)を備
    えたことを特徴とする天井パネルまたは吸込グリルの昇
    降装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の天井パネルまたは吸込
    グリルの昇降装置において、 上記吊り部材(2,3)は上記回転軸(7)に設けられたプ
    ーリ(8,9)に巻着されており、 上記天井パネル(4)または吸込グリル(1)の上昇時に
    は、上記プーリ(8,9)またはモータ(5)の回転時間を
    計時する一方、上記天井パネル(4)または吸込グリル
    (1)の下降時には上記プーリ(8,9)の回転時間を計時
    する計時手段と、 上記計時手段による計時時間が所定時間に至ったか否か
    を判別し、上記所定時間に至ると上記ブレーキ(12)を
    制動側に動作させる判別制御手段を備えたことを特徴と
    する天井パネルまたは吸込グリルの昇降装置。
  4. 【請求項4】 天井パネル(4)または吸込グリル(1)
    を上昇させる場合には、モータ(5)の回転駆動によって
    吊り部材(2,3)を巻き上げて上記天井パネル(4)また
    は吸込グリル(1)を上昇させる一方、上記天井パネル
    (4)または吸込グリル(1)を下降させる場合には、上記
    天井パネル(4)または吸込グリル(1)の自重のみで上記
    吊り部材(2,3)を繰り出して下降させることを特徴と
    する天井パネルまたは吸込グリルの昇降装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011149633A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Daikin Industries Ltd 室内機
CN111795435A (zh) * 2019-04-08 2020-10-20 开利公司 风机盘管和空气净化系统
CN111811054A (zh) * 2015-03-31 2020-10-23 广东美的制冷设备有限公司 空调器室内机

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