JP2001153395A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP2001153395A
JP2001153395A JP34122899A JP34122899A JP2001153395A JP 2001153395 A JP2001153395 A JP 2001153395A JP 34122899 A JP34122899 A JP 34122899A JP 34122899 A JP34122899 A JP 34122899A JP 2001153395 A JP2001153395 A JP 2001153395A
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Junichi Nakanishi
淳一 中西
Makio Takeuchi
牧男 竹内
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】過負荷に対してモータを確実に保護すると共
に、部品点数の低減及び構造の簡略化を図る。 【解決手段】吸込みグリル(22)をワイヤロープ(4A,
4B)によってケース本体(21)から吊り下げる。ワイヤ
ロープ(4A,4B)を繰り出して吸込みグリル(22)を下
降させる一方、ワイヤロープ(4A,4B)を巻き取って吸
込みグリル(22)を上昇させる昇降機構(3A,3B)を備
えている。昇降機構(3A,3B)から吸込みグリル(22)
に亘るワイヤロープ(4A,4B)の途中が巻回する遊動ロ
ーラ(52)を備えている。遊動ローラ(52)の回転に同
期したパルスを発生するリミットスイッチ(60)を備え
ている。リミットスイッチ(60)の出力パルスが所定間
隔より大きいか、又は所定間隔より小さいと前面部材
(22)の昇降異常を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和装置に関
し、特に、吸込みグリルなどの前面部材の昇降制御に係
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、天井埋込型の空気調
和装置には、特開平10−339466号公報に開示さ
れているように、フィルタの洗浄などのために、吸込み
グリルを昇降自在に構成したものがある。
【0003】上記空気調和装置のケース本体は、天井に
埋め込み設置される一方、上記ケース本体の下面である
前面に吸込みグリルが着脱自在に設けられている。
【0004】一方、上記ケース本体には、モータと該モ
ータに連結された回転軸とが設けられている。該回転軸
にはワイヤロープの一端が接続され、該ワイヤロープの
他端がガイドを介して吸込みグリルに連結されている。
【0005】そして、上記モータを駆動し、ワイヤロー
プを繰り出して吸込みグリルを下降させる一方、ワイヤ
ロープを巻き取って吸込みグリルを上昇させるようにし
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した空気調和装置
において、ワイヤロープには、複数の磁気反応物が所定
間隔ごとに設けられている。一方、上記ケース本体に
は、磁気センサが設けられている。そして、上記磁気反
応物が磁気センサを通過する回数を検出し、ワイヤロー
プの繰り出し長さを導出する。この繰り出し長さに基づ
き吸込みグリルの下降位置や上昇位置等を制御してい
る。
【0007】上記吸込みグリルの昇降時において、所定
時間が経過しても、磁気センサの検出回数が所定値にな
らない場合、モータを停止するようにしている。つま
り、上記吸込みグリルが障害物に当たっている場合があ
るので、その際、モータを停止する。
【0008】しかしながら、上記吸込みグリルに不必要
な力が作用した場合、異常停止しないという問題があっ
た。例えば、作業者等が下降中の吸込みグリルを引っ張
った場合には、モータに過大な負荷が作用する。従来よ
り一般的に、モータと回転軸との間には、クラッチやダ
ンパが設けられている。したがって、過負荷がモータに
作用した場合、クラッチやダンパが負荷を吸収する。こ
れによって、モータを保護していた。
【0009】しかしながら、これでは、クラッチやダン
パを設ける必要があった。この結果、部品点数が多くな
ると共に、構造が複雑になる一方、コストアップの要因
となっていた。
【0010】また、上記クラッチやダンパでは、過負荷
を完全に吸収することができず、モータの保護に欠け、
信頼性に劣るという問題があった。
【0011】本発明は、斯かる点に鑑みて成されたもの
で、過負荷に対して昇降手段を確実に保護すると共に、
部品点数の低減及び構造の簡略化を図ることを目的とす
るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】図4に示すように、第1
の発明は、ケース(20)の前面部材(22)に連結された
吊り下げ部材(4A,4B)を昇降手段(3A,3B)によって
繰り出し又は巻き取って前面部材(22)を昇降させる空
気調和装置を対象としている。そして、上記昇降手段
(3A,3B)の繰り出し動作及び巻き取り動作の何れか一
方に対応して出力される信号に基づき前面部材(22)の
昇降異常を判定する。
【0013】また、第2の発明は、一端がケース(20)
の前面部材(22)に連結されて該前面部材(22)をケー
ス本体(21)から吊り下げる吊り下げ部材(4A,4B)
と、該吊り下げ部材(4A,4B)の他端が連結され、上記
吊り下げ部材(4A,4B)を繰り出して前面部材(22)を
下降させる一方、吊り下げ部材(4A,4B)を巻き取って
前面部材(22)を上昇させる昇降手段(3A,3B)とを備
えた空気調和装置を対象としている。そして、上記昇降
手段(3A,3B)の繰り出し動作及び巻き取り動作の何れ
か一方に対応した所定間隔でパルスを出力するパルス発
生手段(12)を備えている。加えて、該パルス発生手段
(12)の出力パルスが所定間隔と異なると前面部材(2
2)の昇降異常を判定する判定手段(7a)を備えてい
る。
【0014】また、第3の発明は、上記第2の発明にお
いて、昇降手段(3A,3B)から前面部材(22)に亘る吊
り下げ部材(4A,4B)の移動に伴って回転する遊動ロー
ラ(52)を備えている。加えて、上記パルス発生手段
(12)が、遊動ローラ(52)の回転に同期したパルスを
発生するように構成されている。
【0015】また、第4の発明は、上記第2の発明にお
ける判定手段(7a)は、パルス発生手段(12)の出力パ
ルスが所定間隔より大きいか、又は所定間隔より小さい
と前面部材(22)の昇降異常と判定する構成としてい
る。
【0016】すなわち、本発明では、例えば、前面部材
(22)を下降する場合、昇降手段(3A,3B)を駆動し、
吊り下げ部材(4A,4B)を繰り出す。この吊り下げ部材
(4A,4B)の繰り出しによって前面部材(22)が下降す
る。
【0017】上記吊り下げ部材(4A,4B)が繰り出す
と、例えば、遊動ローラ(52)が回転するので、この遊
動ローラ(52)に伴ってパルス発生手段(12)がハイパ
ルスとローパルスを交互に出力する。そして、上記パル
ス発生手段(12)の出力パルスが所定間隔より小さいか
否か、また、所定間隔より大きいか否かを判定する。
【0018】上記パルス発生手段(12)の出力パルスが
所定間隔の場合、前面部材(22)の昇降が正常に行われ
ているので、通常の制御が行われる。
【0019】一方、上記パルス発生手段(12)の出力パ
ルスが所定間隔より小さい場合、例えば、作業者等が上
記前面部材(22)を強制的に引っ張った状態である。こ
の場合、吊り下げ部材(4A,4B)が速く移動するので、
ハイパルスとローパルスが短時間で繰り返す。このパル
ス間隔により、判定手段(7a)が前面部材(22)の昇降
異常と判定する。
【0020】また、上記パルス発生手段(12)の出力パ
ルスが所定間隔より大きい場合、例えば、前面部材(2
2)が障害物に当たっている状態である。この場合、吊
り下げ部材(4A,4B)が弛むか又は移動しないので、ハ
イパルス又はローパルスが継続する。このパルス間隔に
より、判定手段(7a)が前面部材(22)の昇降異常と判
定する。
【0021】
【発明の効果】したがって、本発明によれば、昇降手段
(3A,3B)の繰り出し動作及び巻き取り動作に対応した
パルスが所定間隔と異なると、前面部材(22)の昇降異
常と判定するので、昇降手段(3A,3B)を確実に保護す
ることができる。この結果、信頼性の向上を図ることが
できる。
【0022】特に、作業者等が下降中の前面部材(22)
を引っ張った場合には、上記昇降手段(3A,3B)に過大
な負荷が作用することになるが、この過負荷の作用を確
実に防止することができる。このため、昇降手段(3A,
3B)の保護を図ることができる。
【0023】また、過負荷を吸収するためのクラッチや
ダンパを設ける必要がないので、部品点数の低減を図る
ことができると共に、構造の簡素化を図ることができ
る。同時に、コストダウンを図ることができる。
【0024】また、上記前面部材(22)が障害物に当た
った場合も検出することができるので、異常処理の簡素
化を図ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の実施形態1を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0026】図1及び図2に示すように、本実施形態の
空気調和装置(10)は、天井埋込型空気調和装置に構成
されている。該空気調和装置(10)は、図示しないが、
室内ファン及び室内熱交換器等を備え、調和空気を室内
に吹き出すように構成されている。
【0027】上記空気調和装置(10)のケース(20)
は、下面が開放されたケース本体(21)と、吸込みグリ
ル(22)とを備えている。該ケース本体(21)は、天井
パネル(23)が下面に取り付けられている。
【0028】上記ケース本体(21)は、天井内に吊り下
げ固定され、図示しないが、室内ファン及び室内熱交換
器等が収納されている。上記天井パネル(23)は、天井
板(11)に沿う状態で設置される。そして、上記天井パ
ネル(23)の中央部には、空気の吸込み口(24)が形成
され、天井パネル(23)の側部には、空気の吹出口(2
5)が形成されている。
【0029】上記吸込みグリル(22)は、ケース(20)
の前面部材を構成している。該吸込みグリル(22)は、
図示しないフィルタの交換等のために、天井パネル(2
3)の吸込み口(24)に着脱自在に取り付けられてい
る。
【0030】上記天井パネル(23)の内側には、吸込み
グリル(22)を昇降するための2つの昇降機構(3A,3
B)が設けられている。この2つの昇降機構(3A,3B)
は、吸込みグリル(22)の昇降手段であって、天井パネ
ル(23)の4つの隅角部のうち、対角線上に位置する2
つの隅角部に配置されている。上記昇降機構(3A,3B)
は、図3に示すように、モータ(3a,3b)と、該モータ
(3a,3b)に連結されたドラム(31,32)とを備えてい
る。尚、上記ドラム(31,32)はドラムカバー(33)で
覆われている。
【0031】上記ドラム(31,32)は、ワイヤロープ
(4A,4B)を巻き取るドラムであり、ワイヤロープ(4
A,4B)の一端が連結されている。該ワイヤロープ(4
A,4B)は、吸込みグリル(22)の吊り下げ部材であっ
て、該ワイヤロープ(4A,4B)の他端が吸込みグリル
(22)に連結されている。一方、上記天井パネル(23)
における吸込み口(24)の両側縁には、ワイヤロープ
(4A,4B)のガイド部材(50)が設けられている。そし
て、上記ワイヤロープ(4A,4B)は、ドラム(31,32)
より水平に延長され、ガイド部材(50)を介して吸込み
グリル(22)に向かって垂直に延長されている。
【0032】つまり、上記吸込みグリル(22)は、両側
中央部に連結された2本のワイヤロープ(4A,4B)によ
って水平に吊り下げらている。そして、上記ワイヤロー
プ(4A,4B)は、モータ(3a,3b)の正転によってドラ
ム(31,32)に巻き取られ、吸込みグリル(22)を上昇
させる。一方、上記ワイヤロープ(4A,4B)は、モータ
(3a,3b)の逆転によってドラム(31,32)から繰り出
され、吸込みグリル(22)を下降させる。
【0033】上記ガイド部材(50)は、図3〜図5に示
すように、ブラケット(51)に回転自在にピン連結され
た遊動ローラ(52)と、該遊動ローラ(52)に一体に取
り付けられた回転自在なカム(53)とを備えている。
尚、上記ブラケット(51)には、遊動ローラ(52)のロ
ーラカバー(54)が設けられている。
【0034】上記遊動ローラ(52)は、ワイヤロープ
(4A,4B)の繰り出し及び巻き取りに対応して滑りを伴
うことなく回転するように、ワイヤロープ(4A,4B)が
1回巻回されている。
【0035】上記カム(53)に隣接してリミットスイッ
チ(60)が設けられている。該リミットスイッチ(60)
は、接触子(6a)がワイヤロープ(4A,4B)の繰り出し
及び巻き取りに対応してカム(53)に接し、オン信号と
オフ信号とを出力するように構成されている。つまり、
上記カム(53)は、リミットスイッチ(60)が遊動ロー
ラ(52)の半回転でオン信号であるハイパルスを出力
し、残りの半回転でオフ信号であるローパルスを出力す
るカム形状に形成されている。このカム(53)とリミッ
トスイッチ(60)によってパルス発生手段(12)が構成
されている。
【0036】上記リミットスイッチ(60)の出力信号
は、カウンタ(70)とコントローラ(71)に入力されて
いる。該カウンタ(70)は、オン信号のハイパルスをカ
ウントし、カウント信号をコントローラ(71)に出力し
ている。
【0037】上記コントローラ(71)は、カウンタ(7
0)のカウント信号に基づいてワイヤロープ(4A,4B)
の繰り出し長さを導出する。つまり、上記コントローラ
(71)は、予め遊動ローラ(52)の外周長さが記憶さ
れ、該遊動ローラ(52)の回転数と外周長さとより、ワ
イヤロープ(4A,4B)の繰り出し長さである繰り出し量
及び巻き取り量を導出する。そして、上記コントローラ
(71)は、例えば、吸込みグリル(22)が所定位置に下
降し、ワイヤロープ(4A,4B)の繰り出し量が所定量に
なると、モータ(3a,3b)を停止する。
【0038】尚、上記天井パネル(23)には、吸込みグ
リル(22)の収納用リミットスイッチ(13)が設けられ
ている。つまり、上記吸込みグリル(22)が天井パネル
(23)の吸込み口(24)に完全に収納されると、収納用
リミットスイッチ(13)が吸込みグリル(22)によって
オンする。このオン信号によってコントローラ(71)が
モータ(3a,3b)を停止する。
【0039】また、上記コントローラ(71)には、図示
しないが、例えば、リモコンより下降又は上昇の操作信
号などが入力される。
【0040】上記コントローラ(71)には、吸込みグリ
ル(22)の昇降異常の判定手段(7a)が設けられてい
る。該判定手段(7a)は、リミットスイッチ(60)の出
力パルスが所定間隔と異なると吸込みグリル(22)の昇
降異常を判定する。つまり、上記リミットスイッチ(6
0)の出力パルスは、図6及び図7のAに示すように、
吸込みグリル(22)の昇降が正常に行われている場合、
オン信号のハイパルスと、オフ信号のローパルスとが等
間隔で出力される。
【0041】上記吸込みグリル(22)が障害物に当たる
と、パルス間隔Tが所定間隔より長くなる。つまり、上
記ワイヤロープ(4A,4B)が弛むか又は移動しないの
で、遊動ローラ(52)及びカム(53)が回転しない。し
たがって、図6のBに示すように、ハイパルス又はロー
パルスが継続する。この場合、上記判定手段(7a)が吸
込みグリル(22)の昇降異常と判定する。
【0042】また、作業者等が上記吸込みグリル(22)
を強制的に引っ張ると、パルス間隔Tが所定間隔より短
くなる。つまり、上記ワイヤロープ(4A,4B)がモータ
(3a,3b)の回転より速く移動するので、遊動ローラ
(52)及びカム(53)が速く回転する。したがって、図
7のCに示すように、ハイパルスとローパルスが短時間
で繰り返す。この場合、上記判定手段(7a)が吸込みグ
リル(22)の昇降異常と判定する。
【0043】〈作用〉次に、上述した空気調和装置(1
0)における吸込みグリル(22)の昇降制御について図
8に基づき説明する。
【0044】先ず、吸込みグリル(22)の運転である昇
降が開始されると、ステップST1において、吸込みグ
リル(22)の下降制御か否かを判定する。つまり、リモ
コンより下降の操作信号が出力されていると、コントロ
ーラ(71)が吸込みグリル(22)の下降の判定を行う。
【0045】そこで、上記ステップST1からステップ
ST2に移り、2つのモータ(3a,3b)を逆転駆動し、
2本のワイヤロープ(4A,4B)をドラム(31,32)から
繰り出す。このワイヤロープ(4A,4B)の繰り出しによ
って吸込みグリル(22)が天井パネル(23)より下降す
る。
【0046】この場合、上記各ワイヤロープ(4A,4B)
が繰り出すと、遊動ローラ(52)が回転するので、この
遊動ローラ(52)に伴ってカム(53)が回転する。この
カム(53)の回転によってリミットスイッチ(60)がオ
ン信号のハイパルスとオフ信号のローパルスを交互に出
力する。このハイパルスはカウンタ(70)によってカウ
ントされ、カウント信号がコントローラ(71)に入力さ
れる。また、上記コントローラ(71)には、リミットス
イッチ(60)のハイパルス及びローパルスが入力されて
いる。
【0047】次いで、上記ステップST2からステップ
ST3に移り、上記リミットスイッチ(60)の出力パル
スが所定間隔より大きいか否かを判定する。例えば、上
記リミットスイッチ(60)のパルス間隔Tが10秒より
大きいか否かを判定する。
【0048】このパルス間隔Tが10秒以下の場合、上
記ステップST3の判定がYESとなってステップST
4に移る。そして、上記リミットスイッチ(60)の出力
パルスが所定間隔より小さいか否かを判定する。例え
ば、上記リミットスイッチ(60)のパルス間隔Tが1秒
より小さいか否かを判定する。
【0049】このパルス間隔Tが1秒以上の場合、上記
ステップST4の判定がYESとなってステップST5
に移る。この場合、上記吸込みグリル(22)の昇降が正
常に行われているので、上記ステップST4の判定がY
ESとなってステップST5に移る。そして、上記ワイ
ヤロープ(4A,4B)の繰り出し長さが設定長さになった
か否かを判定する。
【0050】上記ワイヤロープ(4A,4B)の繰り出し長
さが設定長さに達していない場合、吸込みグリル(22)
が所定位置まで下りていないので、上記ステップST5
からステップST2に戻り、モータ(3a,3b)を駆動し
続け、上述の動作を繰り返す。
【0051】上記ワイヤロープ(4A,4B)の繰り出し長
さが設定長さに達した場合、吸込みグリル(22)が所定
位置まで下りているので、上記ステップST5の判定が
YESとなってステップST6に移る。そして、上記モ
ータ(3a,3b)を停止し、ワイヤロープ(4A,4B)の繰
り出しを終了する。
【0052】上記ステップST3において、リミットス
イッチ(60)のパルス間隔Tが10秒以上の場合、上記
ステップST3の判定がNOとなってステップST7に
移る。そして、上記モータ(3a,3b)を停止し、ワイヤ
ロープ(4A,4B)の繰り出しを停止して異常処理を行
う。
【0053】つまり、上記リミットスイッチ(60)のパ
ルス間隔Tが10秒以上の場合、吸込みグリル(22)が
障害物に当たっている状態である。この場合、ワイヤロ
ープ(4A,4B)が弛むか又は移動しないので、遊動ロー
ラ(52)及びカム(53)が回転しない。この結果、図6
のBに示すように、ハイパルス又はローパルスが継続す
る。判定手段(7a)は、このパルス間隔Tにより、吸込
みグリル(22)の昇降異常と判定し、モータ(3a,3b)
を停止し、異常表示などを行う。
【0054】一方、上記ステップST4において、リミ
ットスイッチ(60)のパルス間隔Tが3秒以下の場合、
上記ステップST4の判定がNOとなってステップST
8に移る。そして、上記モータ(3a,3b)を停止し、ワ
イヤロープ(4A,4B)の繰り出しを停止して異常処理を
行う。
【0055】つまり、上記リミットスイッチ(60)のパ
ルス間隔Tが3秒以下の場合、作業者等が上記吸込みグ
リル(22)を強制的に引っ張った状態である。この場
合、ワイヤロープ(4A,4B)がモータ(3a,3b)の回転
より速く移動するので、遊動ローラ(52)及びカム(5
3)が速く回転する。この結果、図7のCに示すよう
に、ハイパルスとローパルスが短時間で繰り返す。判定
手段(7a)は、このパルス間隔Tにより、吸込みグリル
(22)の昇降異常と判定し、モータ(3a,3b)を停止
し、異常表示などを行う。
【0056】また、上記ステップST1において、リモ
コンより上昇の操作信号が出力されていると、コントロ
ーラ(71)が吸込みグリル(22)の上昇の判定を行う。
そこで、上記ステップST1からステップST9に移
り、上昇制御が行われる。この上昇制御は、下降制御と
ほぼ同様であり、2つのモータ(3a,3b)を正転駆動
し、2本のワイヤロープ(4A,4B)をドラム(31,32)
に巻き取る。このワイヤロープ(4A,4B)の巻き取りに
よって吸込みグリル(22)が天井パネル(23)に上昇す
る。
【0057】この場合においても、リミットスイッチ
(60)のパルス間隔Tが10秒以上の場合、吸込みグリ
ル(22)が障害物に当たっている状態である。判定手段
(7a)は、このパルス間隔Tにより、吸込みグリル(2
2)の昇降異常と判定し、モータ(3a,3b)を停止す
る。
【0058】一方、上記リミットスイッチ(60)のパル
ス間隔Tが3秒以下の場合、作業者等が上記吸込みグリ
ル(22)を強制的に引っ張った状態である。判定手段
(7a)は、このパルス間隔Tにより、吸込みグリル(2
2)の昇降異常と判定し、モータ(3a,3b)を停止す
る。
【0059】また、上記吸込みグリル(22)が天井パネ
ル(23)の吸込み口(24)に完全に収納されると、収納
用リミットスイッチ(13)がオンする。このオン信号に
よってコントローラ(71)がモータ(3a,3b)を停止す
る。
【0060】〈実施形態1の効果〉以上のように、本実
施形態によれば、リミットスイッチ(60)の出力パルス
が所定間隔と異なると、吸込みグリル(22)の昇降異常
と判定するので、モータ(3a,3b)を確実に保護するこ
とができる。この結果、信頼性の向上を図ることができ
る。
【0061】特に、作業者等が下降中の吸込みグリル
(22)を引っ張った場合には、上記モータ(3a,3b)に
過大な負荷が作用することになるが、この過負荷の作用
を確実に防止することができる。このため、モータ(3
a,3b)の保護を図ることができる。
【0062】また、過負荷を吸収するためのクラッチや
ダンパを設ける必要がないので、部品点数の低減を図る
ことができると共に、構造の簡素化を図ることができ
る。同時に、コストダウンを図ることができる。
【0063】また、上記吸込みグリル(22)が障害物に
当たった場合も検出することができるので、異常処理の
簡素化を図ることができる。
【0064】
【発明の実施の形態2】次に、本発明の実施形態2を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0065】図9及び図10に示すように、本実施形態
は、実施形態1の遊動ローラ(52)に代えて、溝付きプ
ーリ(55)を設けるようにしたものである。
【0066】つまり、上記溝付きプーリ(55)は、回転
自由にピン支持され、V溝(5a)が外周面に形成されて
いる。該V溝(5a)にはワイヤロープ(4A,4B)が巻き
付けられている。
【0067】また、上記溝付きプーリ(55)に隣接して
ディスク状の押圧ローラ(56)が設けられている。該押
圧ローラ(56)の外周面には、溝付きプーリ(55)のV
溝(5a)に嵌り込む環状の凸部(5b)が形成されてい
る。上記押圧ローラ(56)は、回転自由にピン支持され
ると共に、引張りバネ(57)によって溝付きプーリ(5
5)に押圧されている。そして、上記ワイヤロープ(4
A,4B)が押圧ローラ(56)と溝付きプーリ(55)との
間に挟み込まれている。
【0068】一方、上記溝付きプーリ(55)の側面には
カム(53)が一体に取り付けられている。該カム(53)
には、放射状に延びる複数のリブ(5c)が等間隔で設け
られている。このリブ(5c)がリミットスイッチ(60)
に接するように設けられている。
【0069】したがって、上記ワイヤロープ(4A,4B)
を繰り出し又は巻き取ると、溝付きプーリ(55)と押圧
ローラ(56)とがワイヤロープ(4A,4B)を挟み込んだ
状態で回転する。この溝付きプーリ(55)の回転により
カム(53)が回転し、リブ(5c)がリミットスイッチ
(60)に接する。この結果、該リミットスイッチ(60)
が所定間隔でパルスを出力する。このパルスによってコ
ントローラ(71)が吸込みグリル(22)の昇降異常を検
出する。その他の構成及び作用並びに効果は実施形態1
と同様である。
【0070】
【発明の実施の形態3】次に、本発明の実施形態3を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0071】図11に示すように、本実施形態は、実施
形態2のリミットスイッチ(60)に代えて、磁気センサ
(61)を設けるようにしたものである。
【0072】つまり、溝付きプーリ(55)の外周部に
は、所定間隔を存して複数のマグネット部(58)が設け
られている。一方、上記磁気センサ(61)には磁気ピッ
クアップ(62)が設けられている。そして、上記溝付き
プーリ(55)のマグネット部(58)が磁気ピックアップ
(62)の近傍を通過するように磁気センサ(61)が配置
されている。尚、実施形態2等のカム(53)は設けられ
ていない。また、実施形態2の押圧ローラ(56)は図示
を省略している。
【0073】したがって、上記ワイヤロープ(4A,4B)
を繰り出し又は巻き取ると、溝付きプーリ(55)が回転
し、マグネット部(58)が回転する。この結果、磁気ピ
ックアップ(62)がマグネット部(58)を検出し、磁気
センサ(61)が所定間隔のパルスを出力する。このパル
スによってコントローラ(71)が吸込みグリル(22)の
昇降異常を検出する。その他の構成及び作用並びに効果
は実施形態2と同様である。
【0074】
【発明の他の実施の形態】上記各実施形態においては、
パルス発生手段(12)がリミットスイッチ(60)や磁気
センサ(61)を用いたが、本発明のパルス発生手段(1
2)は、光センサを用いてもよい。つまり、遊動ローラ
(52)などに光透過口を設け、この光透過口を通る光を
光センサで検出し、該光センサがパルスを出力するよう
にしてもよい。
【0075】また、上記パルス発生手段(12)は、ワイ
ヤロープ(4A,4B)に所定間隔を存して設けられた磁気
反応物(金属)と、ワイヤロープ(4A,4B)が貫通する
リング状などの磁気センサとより構成してもよい。そし
て、該磁気センサが磁気反応物の通過に伴ってパルスを
発生するようにしてもよい。
【0076】また、上記各実施形態においては、吸込み
グリル(22)を昇降させるようにしたが、本発明の前面
部材としては天井パネル(23)であってもよい。つま
り、本発明は、天井パネル(23)を昇降させる場合にも
適用することができる。
【0077】また、本発明は、天井埋込型の空気調和装
置(10)の他、天井吊下型空気調和装置であってもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の空気調和装置における天
井パネル及び吸込みグリルの平面図である。
【図2】空気調和装置を一部省略して示す断面図であ
る。
【図3】吸込みグリルの昇降機構を一部断面にして示す
平面図である。
【図4】吸込みグリルの昇降機構を一部断面にして示す
側面図である。
【図5】ガイド部材を示す斜視図である。
【図6】リミットスイッチの出力パルスを示す波形図で
ある。
【図7】リミットスイッチの他の出力パルスを示す波形
図である。
【図8】吸込みグリルの昇降動作を示す制御フロー図で
ある。
【図9】本発明の実施形態2の空気調和装置におけるワ
イヤロープのガイド部材を示す側面図である。
【図10】実施形態2のワイヤロープのガイド部材を示
す平面図である。
【図11】本発明の実施形態3におけるガイド部材を示
す斜視図である。
【符号の説明】
10 空気調和装置 12 パルス発生手段 20 ケース 21 ケース本体 22 吸込みグリル(前面部材) 23 天井パネル 3A,3B 昇降機構(昇降手段) 3a,3b モータ 4A,4B ワイヤロープ(吊り下げ部材) 50 ガイド部材 52 遊動ローラ 53 カム 55 溝付きプーリ 56 押圧ローラ 60 リミットスイッチ 61 磁気センサ 70 カウンタ 71 コントローラ 7a 判定手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース(20)の前面部材(22)に連結さ
    れた吊り下げ部材(4A,4B)を昇降手段(3A,3B)によ
    って繰り出し又は巻き取って前面部材(22)を昇降させ
    る空気調和装置において、 上記昇降手段(3A,3B)の繰り出し動作及び巻き取り動
    作の少なくとも一方に対応して出力される信号に基づき
    前面部材(22)の昇降異常を判定することを特徴とする
    空気調和装置。
  2. 【請求項2】 一端がケース(20)の前面部材(22)に
    連結されて該前面部材(22)をケース本体(21)から吊
    り下げる吊り下げ部材(4A,4B)と、 該吊り下げ部材(4A,4B)の他端が連結され、上記吊り
    下げ部材(4A,4B)を繰り出して前面部材(22)を下降
    させる一方、吊り下げ部材(4A,4B)を巻き取って前面
    部材(22)を上昇させる昇降手段(3A,3B)とを備えた
    空気調和装置において、 上記昇降手段(3A,3B)の繰り出し動作及び巻き取り動
    作の少なくとも一方に対応した所定間隔でパルスを出力
    するパルス発生手段(12)と、 該パルス発生手段(12)の出力パルスが所定間隔と異な
    ると前面部材(22)の昇降異常を判定する判定手段(7
    a)とを備えていることを特徴とする空気調和装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 昇降手段(3A,3B)から前面部材(22)に亘る吊り下げ
    部材(4A,4B)の移動に伴って回転する遊動ローラ(5
    2)を備える一方、 パルス発生手段(12)は、上記遊動ローラ(52)の回転
    に同期したパルスを発生するように構成されていること
    を特徴とする空気調和装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 判定手段(7a)は、パルス発生手段(12)の出力パルス
    が所定間隔より大きいか、又は所定間隔より小さいと前
    面部材(22)の昇降異常と判定することを特徴とする空
    気調和装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100859944B1 (ko) 2007-07-25 2008-09-23 신정훈 회전 카운터 값을 이용한 공기조화기의 그릴 결합방법
JP2010025433A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Daikin Ind Ltd 空気調和機の室内機
JP2011127895A (ja) * 2011-02-25 2011-06-30 Sanyo Electric Co Ltd 天井埋込型空気調和装置
CN111982553A (zh) * 2020-08-07 2020-11-24 仁寿县汪洋建宝水泥有限公司 一种升降装车系统的下限检测方法

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