JP3087740B2 - 天井設置型送風装置のグリル装置 - Google Patents

天井設置型送風装置のグリル装置

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JP3087740B2 JP10310214A JP31021498A JP3087740B2 JP 3087740 B2 JP3087740 B2 JP 3087740B2 JP 10310214 A JP10310214 A JP 10310214A JP 31021498 A JP31021498 A JP 31021498A JP 3087740 B2 JP3087740 B2 JP 3087740B2
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、天井側に開口す
る吹出口に昇降可能なグリルを備えた、例えば天井埋込
型空気調和装置等の天井設置型送風装置におけるグリル
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、天井埋込型の空気調和装置の室
内機においては、天井面に設置される化粧パネルの中央
部に開口し機内配置のファンへの空気の取り入れ口とな
る吸込口にグリルを装着し、その美観性の確保とともに
吸込空気の整流作用を行わしめる等の目的で、該吸込口
にグリルを装着するのが通例である。この場合、上記グ
リルの床面からの高さが高いことから、該グリルの着脱
を伴うメンテナンス作業における該グリルの着脱を容易
としてその作業性を高める等の観点から、該グリルを昇
降可能とした昇降式グリル装置が開発され、且つ実用化
されるに至っている。
【0003】ところで、この昇降式グリル装置は、通
常、グリルの周縁部の複数箇所を複数本のワイヤーによ
って吊下支持するとともに、この各ワイヤーをそれぞれ
モーター駆動のドラムによって巻き込み・巻き戻しする
ことで該グリルを昇降させ得るように構成されている。
また、上記グリルが所定の収納位置に収納されているか
どうかを検知する収納検知手段を設け、グリルが下降し
ている状態で空調装置が運転されることを未然に回避す
るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来一般の
昇降式グリル装置においては、グリルを複数のモーター
によって昇降駆動する構成を採用しているにも拘わら
ず、上記グリルの収納検知を行う収納検知手段を一つだ
け設け、この一つの収納検知手段の検知結果に基づいて
グリルの収納又は未収納を判断し、上記複数のモーター
を連動させて制御するようにしていたため、上記グリル
を下降状態から引き上げてこれを上記吸込口に収納させ
る場合において、何らかの原因により該グリルが斜めに
傾いた状態で引き上げられると、例えば、該グリルの傾
斜方向上位側に上記収納検知手段が配置されている場合
には、この傾斜方向上位側の位置を上記収納検知手段が
検知することで、傾斜方向下位側は未だ収納位置まで引
き上げられていないにも拘わらず全てのモーターの運転
が停止され、結果的にグリルの適正な収納が実現できな
いことになり、また逆に、該グリルの傾斜方向下位側に
上記収納検知手段が配置されている場合には、既に傾斜
方向上位側は収納位置に達しているにもかかわらず、傾
斜方向下位側の位置が上記収納検知手段により検知され
ない限り全てのモーターが運転を継続し、傾斜方向上位
側に対応するモーターは過負荷状態となりその信頼性が
損なわれることにもなる。
【0005】そこで本願発明は、昇降式グリルを備えた
天井設置型送風装置において、グリルの収納作動の確実
性とモーターの信頼性との両立を図ることを目的として
なされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0007】本願の第1の発明では、天井40側に取り
付けられた化粧パネル3の平面方向内側に開口する吸込
口5にグリル4が装着されるとともに、該グリル4は、
その複数の吊下支持位置4a,4bが、それぞれモータ
12,22により巻き込み・巻き戻しされる複数本のワ
イヤー10,20によって吊下支持され、上記吸込口5
に嵌合した収納位置と、該吸込口5から下方に離脱して
該吸込口5を開放する下降位置との間で移動可能とされ
た天井設置型送風装置のグリル装置において、上記グリ
ル4の上記複数の吊下支持位置4a,4bのそれぞれに
対応する部位に、該複数の吊下支持位置4a,4bが、
上記グリル4が上記収納位置に位置設定された状態にお
ける該各吊下支持位置4a,4bのそれぞれに固有の収
納高さ位置に設定された時にこれを収納完了状態として
検知する複数の収納検知手段13,23を備え、上記各
モータ12,22をそれぞれ対応する上記収納検知手段
13,23の検知結果に基づいて個別にその作動を制御
することを特徴としている。
【0008】本願の第2の発明では、上記第1の発明に
かかる天井設置型送風装置のグリル装置において、上記
複数の収納検知手段13,23の何れか一方の収納検知
手段13又は23のみが収納完了状態を検知している時
には、収納完了状態を検知していない他方の収納検知手
段23又は13に対応する上記モータ22又は12のみ
を個別に制御することを特徴としている。
【0009】本願の第3の発明では、上記第2の発明に
かかる天井設置型送風装置のグリル装置において、上記
モータ12又はモータ22の個別操作による上記グリル
4の収納操作時において、これらモータ12又はモータ
22にそれぞれ対応する上記収納検知手段13又は収納
検知手段23が収納完了状態を検知しない状態が所定時
間以上継続した時には異常状態と判定して上記モータ1
2又はモータ22の運転を停止させることを特徴として
いる。
【0010】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0011】 本願の第1の発明にかかる天井設置型
送風装置のグリル装置によれば、上記グリル4の複数の
吊下支持位置4a,4bを、複数のモーター12,22
によりそれぞれ巻き込み・巻き戻しされる複数本のワイ
ヤー10,20によって吊下支持してこれを昇降可能と
するとともに、該各モータ12,22のそれぞれに対応
させて複数の収納検知手段13,23を備えているの
で、上記グリル4の下降位置から収納位置への収納操作
時において、例え何らかの原因によって該グリル4が傾
斜状態で引き上げられたとしても、上記複数のモーター
は、上記複数の収納検知手段13,23のうちの自己に
対応する上記収納検知手段13又は23の検知結果に基
づいてそれぞれ個別にその作動が制御される。
【0012】そして、この場合、本願の第2の発明にか
かる天井設置型送風装置のグリル装置のように、上記複
数の収納検知手段13,23の何れか一方の収納検知手
段13又は23のみが収納完了状態を検知している時に
は、収納完了状態を検知していない他方の収納検知手段
23又は13に対応する上記モータ22又は12のみを
個別に制御するようにすれば、上記複数のモータ12,
22のそれぞれに対応させて上記複数の収納検知手段1
3,23を設けたことによる効果がより顕著となる。
【0013】即ち、例えば、上記グリル4が傾斜状態で
引き上げられた場合、該グリル4の傾斜方向上位側に対
応するモータ12又は22は、これに対応する上記収納
検知手段13又は23が収納検知を行うと、例え傾斜方
向下位側に対応する上記収納検知手段23又は13が未
だ収納検知を行っていなくても、その時点でその運転が
停止される。一方、上記グリル4の傾斜方向下位側に対
応する上記モーター22又は12は、例え傾斜方向上位
側に対応する収納検知手段13又は23が収納検知を行
い既にこれに対応する上記モータ12又は22の運転が
停止されていても、傾斜方向下位側に対応する上記収納
検知手段23,13により収納検知が行われるまでその
運転が継続され上記グリル4の引き上げが行われる。
【0014】さらに、例えば、上記グリル4が収納位置
に完全に収納された状態において何らかの原因によって
該グリル4の上記複数の吊下支持位置4a,4bのうち
のいずれかが下降して該グリル4が傾斜状態となった場
合には、この下降側に対応する上記収納検知手段13又
は23がこれを検知することでこの下降側に対応する上
記モータ12又は22のみが引き上げ方向に運転され、
上記グリル4は再度適正な収納位置に収納されることに
なる。
【0015】従って、本願の第1又は第2の発明にかか
る天井設置型送風装置のグリル装置によれば、例え上記
グリル4が傾斜状態で引き上げられたとしても、その引
き上げ途中の吊下状態の如何に拘わらず該グリル4は最
終的には適正な収納位置に確実に収納されることからグ
リル収納の確実性がより一層高められるとともに、モー
タ12,22が過負荷状態となることが未然に確実に防
止されることから該モータ12,22の信頼性が高めら
れるものである。
【0016】 本願の第3の発明にかかる天井設置型
送風装置のグリル装置によれば、上記モータ12又はモ
ータ22の個別操作による上記グリル4の収納操作時に
おいて、これらモータ12又はモータ22にそれぞれ対
応する上記収納検知手段13又は収納検知手段23が収
納完了状態を検知しない状態が所定時間以上継続した時
には異常状態と判定して上記モータ12又はモータ22
の運転を停止させるようにしているので、例えば、上記
グリル4が収納位置に収納されている状態において、何
らかの原因によって上記複数の吊下支持位置4a,4b
のいずれか一方が下降し、この下降状態をこれに対応す
る上記収納検知手段13又は23が検知して上記上記モ
ータ12又は22が上記グリル4を引き上げる方向に運
転されたが、所定時間が経過しても依然として上記収納
検知手段13又は23が収納完了状態を検知しない場合
には、例えば上記モータ12又は22の作動不良、上記
ワイヤー10又は20の連結外れ等の不都合が発生して
いる異常状態であると判断し、上記モータ12又は22
の運転が停止される。従って、異常状態の確実な判定に
より、早期に所要の措置を講じることができ、それだけ
装置の運転上の信頼性が高められることになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本願発明にかかる天井設置
型送風装置のグリル装置を好適な実施形態に基づいて具
体的に説明する。
【0018】図1には、本願発明にかかるグリル装置を
備えた天井設置型送風装置の一例として、空気調和装置
の天井埋込型室内機Zの要部を示しており、同図におい
て符号1は天井40に設けた開口を通して天井裏内に埋
込み状態で配置された室内機本体部であって、該室内機
本体部1は下面が開口したケーシング2内にファンとか
熱交換器等の空調用機器(図示省略)を収容して構成さ
れる。この室内機本体部1の下面開口には、上記天井4
0の下面側(室内側)から、平板状形態をもつ化粧パネ
ル3が装着されている。また、この化粧パネル3の平面
方向内側部分には吸込口5が形成されるとともに、該吸
込口5の外側寄り部位には吹出口6,6,・・が形成さ
れている。さらに、上記化粧パネル3の上記吸込口5に
は、該吸込口5を覆蓋するようにして平板状形態をもつ
グリル4が着脱自在、即ち昇降自在に装着されている。
【0019】上記グリル4は、その両側縁にそれぞれ設
定した吊下支持位置4a,4bがそれぞれ個別のワイヤ
ー10,20の一端にそれぞれ連結されている。また、
この各ワイヤー10,20は、それぞれ上記グリル4に
おける上記各吊下支持位置4a,4bの上方に位置する
ようにして上記室内機本体1の上記吸込口5の両側部に
それぞれ配置されたモータ12,22により回転駆動さ
れるドラム11,21に巻き掛けられている。従って、
上記ワイヤー10,20は、それぞれ上記各モータ1
2,22により上記各ドラム11,21が正転又は逆転
駆動されることで巻き込み・巻き戻しされ、これにより
上記グリル4は上昇移動又は下降移動されることにな
る。そして、この上記各ワイヤー10,20による上記
グリル4の上昇移動又は下降移動によって、該グリル4
は、図1に図示するように上記吸込口5内に収容された
収納位置と、図2に示すように上記吸込口5から離脱し
てその下方側に位置する下降位置との間において選択的
に位置設定される。なお、この「収納位置」は通常の運
転時の位置であり、「下降位置」は例えばメンテナンス
時の位置である。
【0020】一方、上記各モータ12,22の近傍位置
には、上記グリル4の上記各吊下支持位置4a,4bの
位置を検知する収納検知リミットスイッチ13,23が
それぞれ配置されている。この各収納検知リミットスイ
ッチ13,23は、それぞれ特許請求の範囲中の「収納
検知手段」に該当するものであって、上記グリル4が収
納位置に完全に収容された状態において上記各吊下支持
位置4a,4bと係合してこれを検知し、所定の信号を
出力するようにその取付高さがそれぞれ設定されてい
る。
【0021】さらに、この室内機Zには、上記グリル4
の昇降制御を行うために、上記各モータ12,22及び
上記各収納検知リミットスイッチ13,23の外に、図
4に示すように種々の部材が備えられている。即ち、上
記グリル4の操作手段として停止ボタン25と上昇ボタ
ン26及び下降ボタン27とが設けられるとともに、上
記グリル4の状態情報の入力手段として位置検知リミッ
トカウンタ15と一対の上昇タイムカウンタ16,17
と保護タイマ18とが備えられている。そして、これら
各スイッチ、カウンタ等の検出信号は、それぞれ上記グ
リル4の昇降制御に関する情報として制御器30に入力
され、該制御器30においては次述のようにこれら各情
報に基づいて上記グリル4の昇降制御を行うようになっ
ている。
【0022】尚、上記位置検知リミットカウンタ15
は、上記ドラム11,21の回転方向と回転数とから上
記各ワイヤー10,20の実際の巻き戻し量(即ち、上
記グリル4の実際の高さ位置)を検知するものであり、
これは上記各ドラム11,21のそれぞれに個別に設け
ることも可能であるが、この実施形態においては制御の
簡略化を重視して、該各ドラム11,21のいずれか一
方側のみに設けるようにしている。また、上記各上昇タ
イムカウンタ16,17は、共に、上記各モータ12,
22が巻き込み方向(この実施形態では「正転」を巻き
込み方向、「逆転」を巻き戻し方向にそれぞれ設定して
いる)に運転開始された時点からの時間をカウントし、
これがタイムアップすることで、何らかの原因で上記グ
リル4の上昇作動が阻害されていると判断するためのも
のである(換言すれば、異常状態の判断基準値を提供す
るものである)。さらに、上記保護タイマ18は、上記
モータ12,22が過負荷状態での運転により焼損する
のを防止するためのものであって、該保護タイマ18の
タイムアップにより上記モータ12,22の運転は強制
的に停止される。
【0023】以下、図5〜図7に示す制御状態説明図に
基づいて、上記制御器30による上記グリル4の昇降制
御の一例を具体的に説明する。
【0024】図5において、室内機Zに対して電源が投
入されると、先ず初期条件が判断される。即ち、今回の
運転が初回の運転でなく、且つ上記各収納検知リミット
スイッチ13,23(「収納検知L/S-13」,「収納検知
L/S-23」と表示している)が共に「ON」状態(即ち、
上記グリル4の上記吊下支持位置4a,4bが共に収納
位置に設定されている状態)である場合には、該グリル
4は収納位置に確実に収納されていると判定し、「状態
S1」のグリル収納停止が実行され、上記各モータ1
2,22の運転が停止されるとともに、上記位置検知リ
ミットカウンタ15(「位置検知L/C-15」と表示してい
る)が初期化され、以降の操作に備える。
【0025】これに対して、例えば上記モータ12側の
上記収納検知リミットスイッチ13と上記モータ22側
の収納検知リミットスイッチ23の双方が「OFF」状
態である場合(即ち、図2に示すように、上記グリル4
が下降位置に設定されている場合)、又は、これら両者
のうちのいずれか一方が「OFF」状態である場合(即
ち、図3に示すように、上記グリル4が、その吊下支持
位置4a,4bのいずれか一方のみが収納位置に設定さ
れ、他方は収納位置より下降し、全体として傾斜状態と
なっている場合)には、上記各モータ12,22の個別
制御が実行され、上記グリル4の収納位置への位置復帰
が図られる。
【0026】例えば、上記収納検知リミットスイッチ1
3のみが「OFF」状態で、上記収納検知リミットスイ
ッチ23は「ON」状態である場合には、「状態S2」
で示すように、該モータ12の自動収納モードでの運転
が実行され、該モータ12が正転して上記グリル4の吊
下支持位置4a側の引き上げ操作が行われる。尚、この
自動収納モードの実行開始と共に上記保護タイマ18が
スタートされる。
【0027】そして、このモータ12の自動収納モード
での運転により、上記収納検知リミットスイッチ13が
「ON」状態になると、上記吊下支持位置4aは収納位
置に確実に収納されたと判断され、「状態1」のグリル
収納停止状態に復帰する。
【0028】これに対して、上記モータ12の自動収納
モードでの運転が上記上昇タイムカウンタ16がタイム
アップするまで継続されても上記収納検知リミットスイ
ッチ13が「OFF」状態から「ON」状態に変化しな
い場合(即ち、上記吊下支持位置4aが収納位置に復帰
しない場合)には、この時点で、何らかの原因により上
記吊下支持位置4aの引き上げが阻害されている異常状
態が発生していると判断し、「状態3」の異常確定によ
り上記モータ12の運転を強制的に停止させる。後は、
この異常確定を受けて、「状態6」に示すように所定の
応急措置を実行する。
【0029】尚、上記の場合とは逆に、上記収納検知リ
ミットスイッチ23のみが「OFF」状態で、上記収納
検知リミットスイッチ13は「ON」状態である場合に
は、「状態S4」で示す上記モータ22の自動収納モー
ドでの運転が実行され、上記収納検知リミットスイッチ
23が「ON」状態に変化すれば、上記吊下支持位置4
bは収納位置に確実に収納されたと判断して、「状態
1」のグリル収納停止状態に復帰する。これに対して、
上記モータ22の自動収納モードでの運転が上記上昇タ
イムカウンタ17がタイムアップするまで継続されても
上記収納検知リミットスイッチ23が「OFF」状態か
ら「ON」状態に変化しない場合には、この時点で異常
状態が発生していると判断し、「状態5」の異常確定に
より上記モータ22の運転を強制的に停止される。後
は、この異常確定を受けて、「状態6」に示すように所
定の応急措置を実行する。
【0030】また、上記モータ12側の上記収納検知リ
ミットスイッチ13と上記モータ22側の収納検知リミ
ットスイッチ23の双方が「OFF」状態である場合に
は、上記モータ12側における「状態S2」及び「状態
S3」の制御と、上記モータ22側における「状態S
4」及び「状態S5」の制御とが、個別に且つ同時に実
行され、上記グリル4の収納位置への復帰が図られる。
【0031】かかる上記モータ12とモータ22の個別
制御により、例え上記グリル4が傾斜状態で引き上げら
れたとしても、その引き上げ途中の吊下状態の如何に拘
わらず該グリル4は最終的には適正な収納位置に確実に
収納され、これによりグリル収納の確実性がより一層高
められるとともに、上記モータ12,22が過負荷状態
となることが未然に確実に防止されその信頼性が高めら
れるものである。
【0032】一方、「状態S1」のグリル収納停止状態
から、図6に示すように、上記下降ボタン27が操作さ
れ、上記グリル4の収納位置から下降位置への下降要求
が出された場合には、この下降ボタン27の操作を受け
て「状態S7」の下降モードが実行され、上記各モータ
12,22は共に逆転運転され、上記各ワイヤー10,
20の巻き戻しによって上記グリル4は収納位置から下
降せしめられる。また、これと共に、上記位置検知リミ
ットカウンタ15のインクリメントが実行される。
【0033】そして、この下降動作中において、停止ボ
タン25が操作されるか、又は上記位置検知リミットカ
ウンタ15がカウントアップした場合(即ち、上記グリ
ル4が最下位置まで降下した場合)には、「状態S8」
の通常停止が実行され、上記モータ12,22は共に停
止される。この通常停止状態のうち、特に上記停止ボタ
ン25の操作により停止された場合において、再度下降
ボタン27が操作されると、上記位置検知リミットカウ
ンタ15がカウントアップしていない限り(即ち、下降
余裕がある限り)、再度「状態S7」の下降モードが実
行され、上記各モータ12,22の逆転により上記グリ
ル4の更なる下降が行われる。
【0034】一方、「状態S7」の下降モードの実行中
に上昇ボタン26が操作され上記グリル4の上昇要求が
出された場合には、この上昇要求を受けて、図7の「状
態S10」に示す上昇モードが実行され、上記各モータ
12,22は共に正転し、上記グリル4の上昇が図られ
る。また、これと共に、上記位置検知リミットカウンタ
15のデクリメントが実行される。さらに、この上昇モ
ードの実行途中において、上記下降ボタン27が操作さ
れ、しかも上記位置検知リミットカウンタ15がカウン
トアップしていない時には、この下降ボタン27の操作
を受けて、上昇モードの実行に代わって、「状態S7」
の下降モードが実行され、上記グリル4は下降せしめら
れる。
【0035】さらに、「状態S10」の上昇モードの実
行途中において上記停止ボタン25が操作されると、こ
の停止ボタン25の操作を受けて「状態S8」の通常停
止が実行され、上記グリル4の上昇が停止される。ま
た、逆に、「状態S8」の通常停止状態において上記上
昇ボタン26が操作されると、この操作を受けて「状態
S10」の上昇モードが実行され、上記各モータ12,
22の正転により上記グリル4の上昇が行われる。
【0036】また、「状態S10」の上昇モードの実行
中において、上記収納検知リミットスイッチ13と収納
検知リミットスイッチ23とが共に「ON」状態となっ
た場合には、上記グリル4の収納完了と判定し、「状態
S1」のグリル収納停止が実行され、上記各モータ1
2,22が共に停止されるとともに、上記位置検知リミ
ットカウンタ15の初期化が行われる。
【0037】一方、図6における「状態S7」の下降モ
ードの実行中であるにも拘わらず、上記収納検知リミッ
トスイッチ13の「ON」状態が所定時間以上連続した
場合、即ち、上記グリル4の各吊下支持位置4a,4b
のうち、上記モータ12側に対応する一方の吊下支持位
置4aが収納位置のまま下降せず、上記モータ22に対
応する他方の吊下支持位置4b側のみが下降しており、
しかもこの状態が所定時間以上連続している場合には、
一旦、上記グリル4を収納位置に設定すべく、「状態S
9」における上記モータ22側の自動上昇モードが実行
され、該モータ22の正転により上記他方の吊下支持位
置4bの引き上げが行われる。また、この時、同時に上
記上昇タイムカウンタ17のカウントが開始される。そ
して、上記収納検知リミットスイッチ23が「OFF」
状態から「ON」状態になった時点でグリル収納完了と
判断され、「状態S1」のグリル収納停止の実行により
上記モータ22の運転が停止される。
【0038】また、これとは逆に、上記収納検知リミッ
トスイッチ23の「ON」状態が所定時間以上連続した
場合、即ち、上記グリル4の各吊下支持位置4a,4b
のうち、上記モータ22側に対応する他方の吊下支持位
置4bが収納位置のまま下降せず、上記モータ12に対
応する一方の吊下支持位置4a側のみが下降しており、
しかもこの状態が所定時間以上連続している場合には、
一旦、上記グリル4を収納位置に設定すべく、「状態S
9」における上記モータ12側の自動上昇モードが実行
され、該モータ12の正転により上記一方の吊下支持位
置4aの引き上げが行われる。また、この時、同時に上
記上昇タイムカウンタ16のカウントが開始される。そ
して、上記収納検知リミットスイッチ13が「OFF」
状態から「ON」状態になった時点でグリル収納完了と
判断され、「状態S1」のグリル収納停止の実行により
上記モータ12の運転が停止される。
【0039】その他 上記実施形態においては、昇降式のグリル装置が適用さ
れる天井設置型送風装置の一例として天井埋込型室内機
Zについて説明したが、本願発明のグリル装置は空気調
和装置のみならず、例えば換気装置、空気清浄装置等に
広く適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明にかかるグリル装置が適用された天井
埋込型室内機の要部断面図である。
【図2】図1に示した天井埋込型室内機の状態変化図で
ある。
【図3】図1に示した天井埋込型室内機の状態変化図で
ある。
【図4】図1に示した天井埋込型室内機におけるグリル
昇降制御のための機能ブロック図である。
【図5】グリル昇降制御における制御状態説明図であ
る。
【図6】グリル昇降制御における制御状態説明図であ
る。
【図7】グリル昇降制御における制御状態説明図であ
る。
【符号の説明】
1は室内機本体部、2はケーシング、3は化粧パネル、
4はグリル、4aは一側部、4b他側部、5は吸込口、
6は吹出口、10はワイヤー、11はドラム、12はモ
ータ、13は収納検知リミットスイッチ、15は位置検
知リミットカウンタ、16は上昇タイムカウンタ、17
は上昇タイムカウンタ、18は保護タイマ、20はワイ
ヤー、21はドラム、22はモータ、23は収納検知リ
ミットスイッチ、25は停止ボタン、26は上昇ボタ
ン、27は下降ボタン、30は制御器、40は天井、Z
は天井埋込型室内機である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00 401

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井(40)側に取り付けられた化粧パ
    ネル(3)の平面方向内側に開口する吸込口(5)にグ
    リル(4)が装着されるとともに、該グリル(4)は、
    その複数の吊下支持位置(4a),(4b)が、それぞ
    れモータ(12),(22)により巻き込み・巻き戻し
    される複数本のワイヤー(10),(20)によって吊
    下支持され、上記吸込口(5)に嵌合した収納位置と、
    該吸込口(5)から下方に離脱して該吸込口(5)を開
    放する下降位置との間で移動可能とされた天井設置型送
    風装置のグリル装置であって、 上記グリル(4)の上記複数の吊下支持位置(4a),
    (4b)のそれぞれに対応する部位に、該複数の吊下支
    持位置(4a),(4b)が、上記グリル(4)が上記
    収納位置に位置設定された状態における該各吊下支持位
    置(4a),(4b)のそれぞれに固有の収納高さ位置
    に設定された時にこれを収納完了状態として検知する複
    数の収納検知手段(13),(23)が備えられ、上記
    各モータ(12),(22)はそれぞれ対応する上記収
    納検知手段(13),(23)の検知結果に基づいて個
    別に制御されることを特徴とする天井設置型送風装置の
    グリル装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記複数の収納検知手段(13),(23)の何れか一
    方の収納検知手段(13又は23)のみが収納完了状態
    を検知している時には、収納完了状態を検知していない
    他方の収納検知手段(23又は13)に対応する上記モ
    ータ(22又は12)のみを個別に制御することを特徴
    とする天井設置型送風装置のグリル装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記モータ(12)又はモータ(22)の個別操作によ
    る上記グリル(4)の収納操作時において、これらモー
    タ(12)又はモータ(22)にそれぞれ対応する上記
    収納検知手段(13)又は収納検知手段(23)が収納
    完了状態を検知しない状態が所定時間以上継続した時に
    は異常状態と判定して上記モータ(12)又はモータ
    (22)の運転を停止させることを特徴とする天井設置
    型送風装置のグリル装置。
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