JP3254135B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP3254135B2
JP3254135B2 JP19778796A JP19778796A JP3254135B2 JP 3254135 B2 JP3254135 B2 JP 3254135B2 JP 19778796 A JP19778796 A JP 19778796A JP 19778796 A JP19778796 A JP 19778796A JP 3254135 B2 JP3254135 B2 JP 3254135B2
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filter
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air conditioner
suction grill
pulleys
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進 山下
太 細貝
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井埋め込み又は
天井吊り下げ型の空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】このような空気調和機としては、例えば
特開平6−159718号公報に開示されている技術が
ある。図5〜図7はかかる天井埋め込み型の空気調和機
の構成図であり、図5は全体構成図、図6は吸込みグリ
ル部分の拡大図、図7は吸込みグリルの吊り下げ構造を
示す図である。
【0003】ユニット本体1は、図5に示すように天井
2に埋設されている。このユニット本体1の内部には、
熱交換器3、ドレンパン4、送風機5、ファンモータ
6、導風板7等が配置され、かつこのユニット本体1に
は、その下部開口を覆う天井パネル8が着脱自在に装着
されている。
【0004】この天井パネル8の中央部には、吸込口9
が形成され、かつこの吸込口9の両側には吹出口10が
形成されている。又、吸込口9には、吸込グリル11が
嵌合し、その背後にはフィルタ12が着脱自在に係止さ
れている。
【0005】又、天井パネル8の内壁には、図6に示す
ようにブラケット13、14が取り付けられている。こ
れらブラケット13、14には、それぞれ正逆転可能な
4台のモータ15が固定されている。すなわち、これら
モータ15は、図7に示すように4ケ所にそれぞれ固定
されている。
【0006】これらモータ15の出力軸16には、それ
ぞれスプロール17が連結され、かつこれらスプロール
17には、それぞれワイヤ18の基端が卷着されてい
る。これらワイヤ18は、それぞれブラケット13、1
4に取り付けられた各リング19を経て吸込みグリル1
1の4つの角隅部に連結されている。
【0007】このような空気調和機において、フィルタ
12を洗浄する場合、各モータ15を逆回転させる。こ
れらモータ15の逆回転により、各スプロール17を介
して4本のワイヤ18が巻き戻され、吸込みグリル11
が水平状態を保ったまま下降する。そして、吸込みグリ
ル11が所定の高さまで下降すると、各モータ15は停
止する。
【0008】このように吸込みグリル11が所定の高さ
まで下降した状態で、床上の作業者は、吸込みグリル1
1からフィルタ12を取り外してこれを洗浄する。洗浄
が終了すると、フィルタ12は吸込みグリル11に再び
取り付けられ、各モータ15を今度は正回転させる。
【0009】これらモータ15の正回転により、各スプ
ロール17を介して4本のワイヤ18が巻き取られ、吸
込みグリル11が水平状態を保ったまま上昇し、この吸
込みグリル11が天井パネル8の下面に当接すると、各
モータ15は停止する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記空
気調和機では、吸込みグリル11を下降、昇降するため
に、4台のモータ15、4つのスプロール17及び4本
のワイヤ18を設ける必要があり、高価になるという問
題がある。そこで本発明は、高価な機器を削減して、吸
込みグリルの下降、昇降ができるコストダウンを図れる
空気調和機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、天井
に設置され、室内側に面するパネル又はフィルタを内蔵
した吸込みグリル或いはフィルタ単体をワイヤを介して
ユニット本体に対し昇降可能に構成してなる空気調和機
において、パネル又は吸込みグリル或いはフィルタ単体
の4隅にそれぞれ設けられたプーリと、これらプーリの
うち対となる2つのプーリに対して架け渡され、それぞ
れ一端をユニット本体側の他部適所に固定された各1本
づつのワイヤと、これらワイヤ毎にその他端を巻取り又
は巻き戻すスプロールと、このスプロールを回転駆動す
る少なくとも1個の正逆転可能なモータと、を備えてな
る空気調和機である。
【0012】このような空気調和機であれば、少なくと
も1個のモータが例えば正逆転すると、このモータの正
逆転に応じてスプロールが回転し、ユニット本体側の他
部適所に固定された各ワイヤが巻き戻し、又は巻取りさ
れる。これらワイヤは、プーリを介してパネル又は吸込
みグリル或いはフィルタ単体の4隅にそれぞれ設けらて
いるので、各ワイヤの巻き戻し、又は巻取りにより、パ
ネル又は吸込みグリル或いはフィルタ単体は、水平状態
を保って下降又は上昇する。
【0013】請求項2によれば、天井に設置され、室内
側に面するパネル又はフィルタを内蔵した吸込みグリル
或いはフィルタ単体をワイヤを介してユニット本体に対
し昇降可能に構成してなる空気調和機において、 パネル
又は吸込みグリル或いはフィルタ単体の4隅にそれぞれ
設けられた4つのプーリと、 これらプーリのうち対とな
る2つのプーリに対してそれぞれ架け渡され、それぞれ
一端をユニット本体側の他部適所に固定された2本のワ
イヤと、 これらワイヤ毎にその他端を巻取り又は巻き戻
す2つのスプロールと、 これらスプロールをそれぞれ回
転駆動する2つの正逆転可能なモータと、を備えてなる
空気調和機である。このような空気調和機であれば、2
つのモータが例えば正逆転すると、これらモータの正逆
転に応じて2つのスプロールが回転し、ユニット本体側
の他部適所に固定された2本のワイヤがそれぞれ巻き戻
し、又は巻取りされる。これらワイヤは、プーリを介し
てパネル又は吸込みグリル或いはフィルタ単体の4隅に
それぞれ設けらているので、各ワイヤの巻き戻し、又は
巻取りにより、パネル又は吸込みグリル或いはフィルタ
単体は、水平状態を保って下降又は上昇する。
【0014】請求項によれば、天井に設置され、室内
側に面するパネル又はフィルタを内蔵した吸込みグリル
或いはフィルタ単体をワイヤを介してユニット本体に対
し昇降可能に構成してなる空気調和機において、パネル
又は吸込みグリル或いはフィルタ単体の4隅にそれぞれ
設けられた4つのプーリと、これらプーリのうち対とな
る2つのプーリに対してそれぞれ架け渡され、それぞれ
一端をユニット本体側の他部適所に固定された2本のワ
イヤと、 これらワイヤ毎にその他端を巻取り又は巻き戻
す2つのスプロールと、 これらスプロールを連結する長
軸と、 この長軸に連結され、この長軸を回転駆動する正
逆転可能なモータと、を備えてなる空気調和機である。
【0015】このような空気調和機であれば、モータが
例えば正逆転すると、このモータの正逆転に応じて長軸
回転し、この長軸に連結された2つのスプロールが回
転する。これらスプロールの回転により、ユニット本体
側の他部適所に固定された2本のワイヤがそれぞれ巻き
戻し、又は巻取りされる。これらワイヤはプーリを介
してパネル又は吸込みグリル或いはフィルタ単体の4隅
にそれぞれ設けらているので、各ワイヤの巻き戻し、又
は巻取りにより、パネル又は吸込みグリル或いはフィル
タ単体は、水平状態を保って下降又は上昇する。
【0016】
【発明の実施の形態】
(1) 以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参
照して説明する。なお、図5と同一部分には同一符号を
付してある。図1は天井埋め込み型の空気調和機におけ
る吸込みグリルの吊り下げ構造を示す図である。
【0017】この空気調和機の全体構成は、図5に示す
ように、ユニット本体1が天井2に埋設されている。こ
のユニット本体1の内部には、熱交換器3、ドレンパン
4、送風機5、ファンモータ6、導風板7等が配置さ
れ、かつこのユニット本体1には、その下部開口を覆う
天井パネル8が着脱自在に装着されている。
【0018】この天井パネル8の中央部には、吸込口9
が形成され、かつこの吸込口9の両側には吹出口10が
形成されている。又、吸込口9には、吸込グリル11が
嵌合し、その背後にはフィルタ12が着脱自在に係止さ
れている。
【0019】吸込グリル11の4つの角隅部には、それ
ぞれ各プーリ30〜33が設けられている。これらプー
リ30〜33のうちプーリ30と32との各上方には、
それぞれモータ34、35が配置されている。これらモ
ータ34、35の出力軸には、それぞれスプロール3
6、37が連結されている。
【0020】ワイヤ38の一端は、モータ34の出力軸
に連結されたスプロール36に卷着され、かつその他端
は2つのプーリ30、31を架け渡してユニット本体1
のプーリ31の上方に当たる部分に固定されている。
【0021】又、ワイヤ39の一端は、モータ35の出
力軸に連結されたスプロール37に卷着され、かつその
他端は2つのプーリ32、33を架け渡してユニット本
体1のプーリ33の上方に当たる部分に固定されてい
る。
【0022】次に上記の如く構成された空気調和機での
洗浄時の作用について説明する。フィルタ12を洗浄す
る場合、2台のモータ34、35を逆回転させる。これ
らモータ34、35の逆回転により、各スプロール3
6、37を介して各ワイヤ38、39が巻き戻され、こ
れらワイヤ38、39がそれぞれプーリ30と31、3
2と33を通して吸込みグリル11を水平状態を保った
まま下降する。
【0023】そして、吸込みグリル11が所定の高さま
で下降すると、各モータ34、35は停止する。このよ
うに吸込みグリル11が所定の高さまで下降した状態
で、床上の作業者は、吸込みグリル11からフィルタ1
2を取り外してこれを洗浄する。
【0024】洗浄が終了すると、フィルタ12は吸込み
グリル11に再び取り付けられ、各モータ34、35を
今度は正回転させる。これらモータ34、35の正回転
により、各スプロール36、37を介して各ワイヤ3
8、39が巻き取られ、これらワイヤ38、39がそれ
ぞれプーリ30と31、32と33を通して吸込みグリ
ル11を水平状態を保ったまま上昇させ、この吸込みグ
リル11が天井パネル8の吸込口9に嵌合すると、各モ
ータ34、35は停止する。
【0025】このように上記第1の実施の形態であれ
ば、2台のモータ34、35、2つのスプロール36、
37、2本のワイヤ38、39として従来と比較して高
価な機器を大幅に削減でき、吸込みグリル11の下降、
昇降の機構をコストダウンできる。 (2) 以下、本発明の第2の実施の形態について図面を参
照して説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を
付してその詳しい説明は省略する。
【0026】図2は天井埋め込み型の空気調和機におけ
る吸込みグリルの吊り下げ構造を示す図である。この空
気調和機の全体構成は、図5に示すように、ユニット本
体1が天井2に埋設されている。このユニット本体1の
内部には、熱交換器3、ドレンパン4、送風機5、ファ
ンモータ6、導風板7等が配置され、かつこのユニット
本体1には、その下部開口を覆う天井パネル8が着脱自
在に装着されている。
【0027】この天井パネル8の中央部には、吸込口9
が形成され、かつこの吸込口9の両側には吹出口10が
形成されている。又、吸込口9には、吸込グリル11が
嵌合し、その背後にはフィルタ12が着脱自在に係止さ
れている。
【0028】上記第1の実施の形態と相違するところ
は、4つのプーリ30〜33のうちプーリ33の上方に
は、モータ35が配置され、このモータ35の出力軸に
スプロール37が連結されている。
【0029】ワイヤ39は、その一端がモータ35の出
力軸に連結されたスプロール37に卷着され、かつその
他端が2つのプーリ33、32を架け渡してユニット本
体1のプーリ32の上方に当たる部分に固定されてい
る。
【0030】次に上記の如く構成された空気調和機での
洗浄時の作用について説明する。フィルタ12を洗浄す
る場合、2台のモータ34、35を逆回転させる。これ
らモータ34、35の逆回転により、各スプロール3
6、37を介して各ワイヤ38、39が巻き戻され、こ
れらワイヤ38、39がそれぞれプーリ30と31、3
3と32を通して吸込みグリル11を水平状態を保った
まま下降する。
【0031】そして、吸込みグリル11が所定の高さま
で下降すると、各モータ34、35は停止する。このよ
うに吸込みグリル11が所定の高さまで下降した状態
で、床上の作業者は、吸込みグリル11からフィルタ1
2を取り外してこれを洗浄する。
【0032】洗浄が終了すると、フィルタ12は吸込み
グリル11に再び取り付けられ、各モータ34、35を
今度は正回転させる。これらモータ34、35の正回転
により、各スプロール36、37を介して各ワイヤ3
8、39が巻き取られ、これらワイヤ38、39がそれ
ぞれプーリ30と31、33と32を通して吸込みグリ
ル11を水平状態を保ったまま上昇させ、この吸込みグ
リル11が天井パネル8の吸込口9に嵌合すると、各モ
ータ34、35は停止する。
【0033】このように上記第2の実施の形態であれ
ば、上記第1の実施の形態と同様に、2台のモータ3
4、35、2つのスプロール36、37、2本のワイヤ
38、39として高価な機器を大幅に削減でき、吸込み
グリル11の下降、昇降の機構をコストダウンできる。 (3) 以下、本発明の第3の実施の形態について図面を参
照して説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を
付してその詳しい説明は省略する。
【0034】図3は天井埋め込み型の空気調和機におけ
る吸込みグリルの吊り下げ構造を示す図である。この空
気調和機の全体構成は、図5に示すように、ユニット本
体1が天井2に埋設されている。このユニット本体1の
内部には、熱交換器3、ドレンパン4、送風機5、ファ
ンモータ6、導風板7等が配置され、かつこのユニット
本体1には、その下部開口を覆う天井パネル8が着脱自
在に装着されている。
【0035】この天井パネル8の中央部には、吸込口9
が形成され、かつこの吸込口9の両側には吹出口10が
形成されている。又、吸込口9には、吸込グリル11が
嵌合し、その背後にはフィルタ12が着脱自在に係止さ
れている。
【0036】上記第1の実施の形態と相違するところ
は、プーリ33の上方に1台のモータ35が配置されて
いる。このモータ35の出力軸には、スプロール37が
連結され、かつこのスプロール37に長軸40が連結さ
れている。そして、この長軸40の先端部にスプロール
41が連結されている。
【0037】ワイヤ38の一端は、長軸40の先端部の
スプロール41に卷着され、かつその他端は2つのプー
リ30、31を架け渡してユニット本体1のプーリ31
の上方に当たる部分に固定されている。
【0038】又、ワイヤ39の一端は、モータ35の出
力軸に連結されたスプロール37に卷着され、かつその
他端は2つのプーリ33、32を架け渡してユニット本
体1のプーリ32の上方に当たる部分に固定されてい
る。
【0039】次に上記の如く構成された空気調和機での
洗浄時の作用について説明する。フィルタ12を洗浄す
る場合、1台のモータ35を逆回転させる。このモータ
35の逆回転により、スプロール37が回転するととも
に長軸40を介してスプロール41が回転する。
【0040】これにより、各ワイヤ38、39が巻き戻
され、これらワイヤ38、39がそれぞれプーリ30と
31、33と32を通して吸込みグリル11を水平状態
を保ったまま下降する。
【0041】そして、吸込みグリル11が所定の高さま
で下降すると、モータ35は停止する。このように吸込
みグリル11が所定の高さまで下降した状態で、床上の
作業者は、吸込みグリル11からフィルタ12を取り外
してこれを洗浄する。
【0042】洗浄が終了すると、フィルタ12は吸込み
グリル11に再び取り付けられ、モータ35を今度は正
回転させる。このモータ35の正回転により、各スプロ
ール37、41を介して各ワイヤ38、39が巻き取ら
れ、これらワイヤ38、39がそれぞれプーリ30と3
1、33と32を通して吸込みグリル11を水平状態を
保ったまま上昇させ、この吸込みグリル11が天井パネ
ル8の吸込口9に嵌合すると、モータ35は停止する。
【0043】このように上記第3の実施の形態であれ
ば、1台のモータ35にできるとともに2つのスプロー
ル37、41、2本のワイヤ38、39として高価な機
器をさらに大幅に削減でき、吸込みグリル11の下降、
昇降の機構をコストダウンできる。 (4) 以下、本発明の第4の実施の形態について図面を参
照して説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を
付してその詳しい説明は省略する。
【0044】図4は天井埋め込み型の空気調和機におけ
る吸込みグリルの吊り下げ構造を示す図である。この空
気調和機の全体構成は、図5に示すように、ユニット本
体1が天井2に埋設されている。このユニット本体1の
内部には、熱交換器3、ドレンパン4、送風機5、ファ
ンモータ6、導風板7等が配置され、かつこのユニット
本体1には、その下部開口を覆う天井パネル8が着脱自
在に装着されている。
【0045】この天井パネル8の中央部には、吸込口9
が形成され、かつこの吸込口9の両側には吹出口10が
形成されている。又、吸込口9には、吸込グリル11が
嵌合し、その背後にはフィルタ12が着脱自在に係止さ
れている。
【0046】上記第1の実施の形態と相違するところ
は、4つのプーリ30〜33のうちプーリ30の上方に
1台のモータ34が配置され、このモータ34の出力軸
にスプロール36が連結されている。
【0047】又、各プーリ31、32の各上方には、そ
れぞれプーリ42、43が設けられている。1本のワイ
ヤ44は、その一端がモータ34の出力軸に連結された
スプロール36に卷着され、かつその他端が各プーリ3
0、31、42、43、さらに32、33を架け渡して
ユニット本体1のプーリ33の上方に当たる部分に固定
されている。
【0048】次に上記の如く構成された空気調和機での
洗浄時の作用について説明する。フィルタ12を洗浄す
る場合、1台のモータ34を逆回転させる。このモータ
34の逆回転により、スプロール36を介してワイヤ4
4が巻き戻され、このワイヤ44が各プーリ30、3
1、42、43、さらに32、33を通して吸込みグリ
ル11を水平状態を保ったまま下降する。
【0049】そして、吸込みグリル11が所定の高さま
で下降すると、各モータ34は停止する。このように吸
込みグリル11が所定の高さまで下降した状態で、床上
の作業者は、吸込みグリル11からフィルタ12を取り
外してこれを洗浄する。
【0050】洗浄が終了すると、フィルタ12は吸込み
グリル11に再び取り付けられ、モータ34を今度は正
回転させる。このモータ34の正回転により、スプロー
ル36を介してワイヤ44が巻き取られ、このワイヤ4
4がプーリ30、31、42、43、さらに32、33
を通して吸込みグリル11を水平状態を保ったまま上昇
させ、この吸込みグリル11が天井パネル8の吸込口9
に嵌合すると、モータ34は停止する。
【0051】このように上記第4の実施の形態であれ
ば、1台のモータ34、1つのスプロール36、1本の
ワイヤ44として高価な機器を大幅に削減でき、吸込み
グリル11の下降、昇降の機構をコストダウンできる。
【0052】なお、本発明は、上記第1〜第4の実施の
形態に限定されるものでなく次の通り変形してもよい。
例えば、上記第4の実施の形態において、各プーリ30
〜33の他にプーリ42、43を設けているが、これら
プーリ42、43を1つのプーリとしてワイヤ44を経
由するようにしてもよい。又、室内側に面するパネル又
はフィルタを内蔵した吸込みグリル或いはフィルタ単体
を昇降させるようにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、高
価な機器を削減して、室内側に面するパネル又はフィル
タを内蔵した吸込みグリル或いはフィルタ単体を昇降で
きるコストダウンを図った空気調和機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる空気調和機の第1の実施の形態
を示す構成図。
【図2】本発明に係わる空気調和機の第2の実施の形態
を示す構成図。
【図3】本発明に係わる空気調和機の第3の実施の形態
を示す構成図。
【図4】本発明に係わる空気調和機の第4の実施の形態
を示す構成図。
【図5】従来の天井埋め込み型の空気調和機の全体構成
図。
【図6】同空気調和機の吸込みグリル部分の拡大図。
【図7】同空気調和機の吸込みグリルの吊り下げ構造を
示す図。
【符号の説明】
1…ユニット本体、 2…天井、 3…熱交換器、 4…ドレンパン、 5…送風機、 6…ファンモータ、 8…天井パネル、 9…吸込口、 10…吹出口、 11…吸込グリル、 12…フィルタ、 30〜33,42,43…プーリ、 34,35…モータ、 36,37,41…スプロール、 38,39,44…ワイヤ、 40…長軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−222238(JP,A) 特開 平10−19299(JP,A) 実開 昭62−19532(JP,U) 実開 平5−40727(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井に設置され、室内側に面するパネル
    又はフィルタを内蔵した吸込みグリル或いはフィルタ単
    体をワイヤを介してユニット本体に対し昇降可能に構成
    してなる空気調和機において、 前記パネル又は前記吸込みグリル或いは前記フィルタ単
    体の4隅にそれぞれ設けられたプーリと、 これらプーリのうち対となる2つのプーリに対して架け
    渡され、それぞれ一端を前記ユニット本体側の他部適所
    に固定された各1本づつのワイヤと、 これらワイヤ毎にその他端を巻取り又は巻き戻すスプロ
    ールと、 このスプロールを回転駆動する少なくとも1個の正逆転
    可能なモータと、 を備えてなることを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 天井に設置され、室内側に面するパネル
    又はフィルタを内蔵した吸込みグリル或いはフィルタ単
    体をワイヤを介してユニット本体に対し昇降可能に構成
    してなる空気調和機において、 前記パネル又は前記吸込みグリル或いは前記フィルタ単
    体の4隅にそれぞれ設けられた4つのプーリと、 これらプーリのうち対となる2つのプーリに対してそれ
    ぞれ架け渡され、それぞれ一端を前記ユニット本体側の
    他部適所に固定された2本のワイヤと、 これらワイヤ毎にその他端を巻取り又は巻き戻す2つの
    スプロールと、 これらスプロールをそれぞれ回転駆動する2つの正逆転
    可能なモータと、 を備えてなる ことを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 天井に設置され、室内側に面するパネル
    又はフィルタを内蔵した吸込みグリル或いはフィルタ単
    体をワイヤを介してユニット本体に対し昇降可能に構成
    してなる空気調和機において、 前記パネル又は前記吸込みグリル或いは前記フィルタ単
    体の4隅にそれぞれ設けられた4つのプーリと、 これらプーリのうち対となる2つのプーリに対してそれ
    ぞれ架け渡され、それぞれ一端を前記ユニット本体側の
    他部適所に固定された2本のワイヤと、 これらワイヤ毎にその他端を巻取り又は巻き戻す2つの
    スプロールと、 これらスプロールを連結する長軸と、 この長軸に連結され、この長軸を回転駆動する正逆転可
    能なモータと、 を備えてなる ことを特徴とする空気調和機。
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