JP5427496B2 - 室内機ユニットおよび空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、室内機ユニットおよび空気調和機に関する。
従来、空気調和機の室内機ユニットは、室内空気を内部に吸入し、その温度を調整した後、再び室内へ温度調整された室内空気を吹き出している。この際に、室内空気中に浮遊する塵埃を捕集し、室内機ユニット内に侵入するのを防ぐエアフィルタが、室内機ユニットの吸入口に設けられている。
室内機ユニットを運転し続けると、エアフィルタには捕集された塵埃が蓄積される。すると、エアフィルタにおける室内空気の流通抵抗が増加し、室内機ユニットの効率が低下する問題があった。一方、蓄積された塵埃にカビなどが発生する恐れもあった。
上述の問題を解決するためには、エアフィルタに蓄積された塵埃を取り除く必要があった。
しかしながら、通常、室内機ユニットは高所に設置されることが多く、エアフィルタの清掃を行うことは容易でなかった。特に、天井埋め込み式室内機ユニットや、天井吊り下げ式室内機ユニットは、設置位置が天井に近くエアフィルタの清掃作業が困難を伴うものであった。
そのため、高所に設置されたエアフィルタの清掃に関するさまざまな技術が提案されている(例えば、特許文献1から3参照。)。
上述の特許文献1から3には、エアフィルタに捕集された塵埃を除去するブラシなどの塵埃除去部を、エアフィルタに沿って移動させるのに、1本のドライブシャフトを用いる技術が記載されている。
このドライブシャフトを回転させることにより、ドライブシャフトに対して直交する方向に延びる塵埃除去部の中央を押す、または、引くことにより、塵埃除去部がエアフィルタに沿って移動されている。
特開2007−040689号公報 特開2007−225171号公報
しかしながら、上述のように1本のドライブシャフトを回転させることにより、塵埃除去部をドライブシャフトに沿って移動させる場合、塵埃除去部がドライブシャフトに対して傾きやすい。このように、塵埃除去部が傾いた場合、塵埃除去部を導くレールなどと、塵埃除去部とが引っ掛かり、塵埃除去部の移動が困難になるという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、エアフィルタに捕集された塵埃を除去する塵埃除去部の移動を安定させ、メンテナンス性の向上を図ることができる室内機ユニットおよび空気調和機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の室内機ユニットは、天井に設置される筐体と、該筐体内に室内空気を流入させる吸入部が設けられた枠体と、該吸入部から流入する塵埃を捕集するエアフィルタと、前記エアフィルタに沿って延びるとともに、前記エアフィルタを挟んで対向して配置された一対の駆動部と、該一対の駆動部によって前記駆動部が延びる方向に移動され、前記エアフィルタに付着した塵埃を取り除く塵埃除去部と、前記一対の駆動部の間であって、前記塵埃除去部の移動範囲の端近傍に配置され、前記塵埃除去部の通過を検出するセンサと、前記塵埃除去部における一方の端部および他方の端部の少なくとも一方が、前記塵埃除去部が移動範囲の端に到達した場合に、該到達した一方の端部および他方の端部の少なくとも一方において、駆動力の伝達を制限する制限部と、が設けられ、前記塵埃除去部は、前記駆動部が延びる方向に対して交差する方向に延び、前記一対の駆動部は、前記塵埃除去部における一方の端部および他方の端部と、駆動力が伝達可能に接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、塵埃除去部は、一方および他方の端部において駆動部から駆動力が伝達され、エアフィルタに沿って駆動される。例えば、一つの駆動部によって塵埃除去部が駆動される場合と比較して、塵埃除去部の姿勢が安定するため、塵埃除去部が移動する際の引っ掛かりが防止され、円滑に移動させることができる。
また本発明によれば、駆動部に対する塵埃除去部の姿勢を一定に保つことができる。
具体的には、駆動部に対して直交する方向に延びる塵埃除去部の姿勢が、斜め方向に延びる姿勢に変化した場合、塵埃除去部における、例えば一方の端部が移動範囲の端に到達しても、塵埃除去部はセンサの上を通過していない。このとき、一対の駆動部による塵埃除去部の駆動が継続される。
すると、一方の端部における駆動力の伝達は制限部により制限され、他方の端部は駆動部により駆動され続ける。その結果、塵埃除去部は、駆動部に対して直交する方向に延びる姿勢になるとともに、塵埃除去部はセンサの上を通過する。
センサによって塵埃除去部の通過が検知されたことにより、塵埃除去部は移動範囲の端に到達したと判断され、塵埃除去部の移動が停止される。
つまり、塵埃除去部が移動する間に、駆動部に対する塵埃除去部の姿勢が変化した場合であっても、塵埃除去部が移動範囲の端に到達した際に、元の姿勢に戻る。
上記発明においては、前記一対の駆動部には、前記エアフィルタに沿って延びるとともに、長手軸線まわりに回転可能に支持された一対の駆動軸と、該一対の駆動軸の端部であって、前記塵埃除去部を挟んだ対角線上に配置され、前記駆動軸を回転駆動する一対の動力発生部と、が設けられ、前記塵埃除去部は前記一対の駆動軸の回転により、前記駆動軸に沿って移動されることが望ましい。
本発明によれば、エアフィルタを挟んだ一方の側および他方の側に、同じ駆動軸および動力発生部を配置することができる。そのため、駆動部として用いられる部品の共通化を図ることができる。
本発明の空気調和機は、上記本発明の室内機ユニットと、該室内機ユニットとともに冷媒が循環する冷媒回路を構成する室外機ユニットと、が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、上記本発明の室内機ユニットが設けられているため、エアフィルタに捕集された塵埃を除去する塵埃除去部の移動を安定させることができ、空気調和機のメンテナンス性向上を図ることができる。
本発明の室内機ユニットおよび空気調和機によれば、塵埃除去部の一方および他方の端部において駆動部から駆動力を伝達させることにより、エアフィルタに捕集された塵埃を除去する塵埃除去部の移動を安定させることができ、空気調和機のメンテナンス性向上を図ることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る空気調和機の全体構成を説明する図である。 図1の室内機ユニットにおける一部の構成を説明する模式図である。 図2の吸い込みグリルおよびダストボックスが降ろされた状態を説明する模式図である。 図2のエアフィルタおよび清掃部の構成を説明する模式図である。 図4のドライブモータの制御を説明するブロック図である。 図2のブラシ部の構成を説明する模式図である。 図2の吸込みグリルおよびダストボックスの構成を説明する模式図である。 エアフィルタから塵埃を除去する場合の清掃部とエアフィルタとの関係を説明する模式図である。 ドライブシャフトに対して清掃部が斜めになった場合を説明する模式図である。 清掃部が移動範囲の端部に到達した状態を説明する模式図である。
この発明の一実施形態に係る空気調和機について、図1から図10を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る空気調和機の全体構成を説明する図である。
空気調和機1は、図1に示すように、天井に設置される室内機ユニット2と、室外に設置される室外機ユニット3と、室内機ユニット2と室外機ユニット3との間で冷媒を循環させる冷媒流路4と、から概略構成されている。
室外機ユニット3は、図1に示すように、冷媒を圧縮する圧縮機11と、冷媒と室外空気との間で熱交換を行なう室外熱交換器12と、室外ファン13と、から概略構成されている。
室内機ユニット2は、図1に示すように、下部に天面パネル21を有し、天井に埋め込み設置される筐体22と、室内空気を吸込む吸込口(吸入部)23が形成された吸込みグリル(枠体)24と、室内空気を吸込み送り出す室内ファン25と、室内空気と冷媒との間で熱交換を行なう室内熱交換器26と、から概略構成されている。
筐体22内部の上面における略中央には、室内ファン25を駆動するファンモータ(図示せず)が配置され、室内ファン25の周囲には、室内熱交換器26が配置されている。室内ファン25の下方(図1中の下方)には、室内ファン25に流入する室内空気の流れを整えるベルマウス27が配置され、ベルマウス27の下方には、吸込みグリル24が配置されている。天面パネル21に設けられた吸込みグリル24の周囲には、室内ファン25から室内熱交換器26を通過した室内空気が、筐体22から流出する吹出口28が形成されている。
図2は、図1の室内機ユニットにおける一部の構成を説明する模式図である。図3は、図2の吸い込みグリルおよびダストボックスが降ろされた状態を説明する模式図である。
筐体22には、図2および図3に示すように、吸入される空気に含まれる塵埃等を除去するエアフィルタ29が設けられている。さらに、エアフィルタ29と吸込みグリル24との間には、エアフィルタ29を清掃する清掃部(塵埃除去部)30およびダストボックス(塵埃捕集部)31と、吸込みグリル24を昇降させるワイヤ32と、が備えられている。
図4は、図2のエアフィルタおよび清掃部の構成を説明する模式図である。
エアフィルタ29は、図2から図4に示すように、吸込みグリル24から室内ファン25に吸入される空気に含まれる塵埃等を除去するものである。エアフィルタ29は、吸込みグリルv24と室内ファン25との間であって、筐体22の略中央領域、言い換えると吸入される空気が流れる領域に取り付けられている。
エアフィルタ29には、吸入される空気に含まれる塵埃等を除去するフィルタ部29Aが設けられている。さらに、エアフィルタ29には、吸込みグリル24との間に清掃部30と、清掃部30を移動させる一対のドライブシャフト(駆動部、駆動軸)33およびドライブモータ(駆動部、動力発生部)34と、が設けられている。
その一方で、清掃部30の移動を検出するセンサ34Bと、清掃部30の移動範囲の端部に配置された一対のストッパ29Bと、が設けられている。
なお、エアフィルタ29としては、公知のものを用いることができ、特に限定するものではない。
ドライブシャフト33は、ドライブモータ34とともに清掃部30をエアフィルタ29に沿って移動させるものである。
ドライブシャフト33は、図4に示すように、エアフィルタ29におけるフィルタ部29Aを間に挟んで、かつ、フィルタ部29Aに沿って延びて配置された円柱状の部材である。ドライブシャフト33は、中心軸線まわりに回転可能に配置されているとともに、一方の端部において、ドライブモータ34からギアなどを介して回転駆動力が伝達可能とされ、他方の端部において、軸受部33Aにより回転可能に支持されている。
さらに、ドライブシャフト33の円周面には、清掃部30の雌ネジと噛み合わされる雄ネジが設けられている。
ドライブモータ34は、ドライブシャフト33を回転駆動することにより、清掃部30をエアフィルタ29に沿って移動させるものである。ドライブモータ34は、図4に示すように、ドライブシャフト33の一方の端部に配置され、かつ、エアフィルタ29やフィルタ部29Aの対角線上に配置されている。
このようにすることで、エアフィルタ29を挟んだ一方の側および他方の側に、同じドライブシャフト33およびドライブモータ34を配置することができ、ドライブシャフト33およびドライブモータ34として用いられる部品の共通化を図ることができる。
なお、ドライブモータ34としては公知のモータを用いることができ、特に限定するものではない。
さらに、ドライブモータ34には、ドライブシャフト33への駆動力の伝達を制限する制限部34Aが設けられている。
制限部34Aは、ドライブモータ34からドライブシャフト33に伝達される駆動力の最大値、例えばトルクの最大値を制限するものである。駆動力の値が、最大値を越えた場合には、空回りすることにより駆動力の伝達を遮断するものである。
なお、制限部34Aは、ドライブモータ34に設けられていてもよいし、ダストボックス31に設けられていてもよく、特に限定するものではない。さらに、制限部34Aを独立して配置してもよいし、ドライブモータ34を制限部34Aとして用いてもよく、特に限定するものではない。
図5は、図4のドライブモータの制御を説明するブロック図である。
センサ34Bは、図5に示すように、清掃部30の通過の有無を検出するとともに、制御部34Cとともにドライブモータ34の駆動を制御するものである。センサ34Bは、図4に示すように、一対のドライブシャフト33の間であって、ストッパ29Bの近傍に配置されたものである。
なお、センサ34Bとしては、公知のセンサを用いることができ、特に限定するものではない。
ストッパ29Bは、図4に示すように、清掃部30の移動範囲の端部、言い換えると、ドライブシャフト33の一方の端部側(図4の下側)に配置され、清掃部30の移動を制限するものである。
清掃部30は、図2から図4に示すように、エアフィルタ29に沿って移動されることにより、フィルタ部29Aに捕集された塵埃を、フィルタ部29Aから除去するものである。言い換えると、ドライブシャフト33に沿って往復移動されることにより、フィルタ部29Aから塵埃を除去するものである。
清掃部30は、ドライブシャフト33が延びる方向、つまり移動方向に対して直交する方向に延びるブラシ部35と、ブラシ部35を支えるブラシ支持部36と、が設けられている。
図6は、図2のブラシ部の構成を説明する模式図である。
ブラシ部35には、図6に示すように、四角柱状に形成された中心部35Cと、中心部35Cを挟む一対の当接部35A,35Bと、が設けられている。
中心部35Cは、長手軸線方向(図6における紙面に対して垂直方向)まわりに、所定の角度、本実施形態では90°ごとに回転可能に構成されたものである。
中心部35Cの一方の側面、および、反対側の他方の側面には、それぞれ当接部35A,35Bが設けられている。
当接部35A,35Bは、中心部35Cの側面に配置されるものであって、エアフィルタ29と当接する円周面を有する断面が三日月型の部材である。さらに、当接部35A,35Bが中心部35Cに配置された状態で、当接部35A,35Bの円周面は中心および径を共有するように構成されている。
当接部35Aの円周面は、フィルタ部29Aに捕集された塵埃を取り除く除去面35Dとされている。
本実施形態では除去面35Dは、ブラシ部35の径方向外側に向かって、周方向の一方向に傾斜して延びる複数の繊維が設けられたものに適用して説明する。
この場合、ブラシ部35がフィルタ部29Aに沿って往復移動することにより、除去面35Dの繊維によりフィルタ部29Aから塵埃が取り除かれる。
ブラシ支持部36は、図2から図6に示すように、ブラシ部35の周囲を覆うとともにブラシ部35を長手軸線まわり(図2の紙面に対して垂直な軸線まわり)に回転可能に支持するものである。
ブラシ支持部36には、エアフィルタ29側および吸込みグリル24側に開口が設けられ、ブラシ部35がエアフィルタ29に当接可能にするとともに、エアフィルタ29から除去された塵埃が、ダストボックス31に捕集可能とされている。さらに、ブラシ支持部36の長手方向における両端部には、ドライブシャフト33が貫通して配置され、ドライブシャフト33の雄ネジと噛み合わされる雌ネジが設けられている。
図7は、図2の吸込みグリルおよびダストボックスの構成を説明する模式図である。
ダストボックス31は、図2、図3および図7に示すように、清掃部30とともに移動して、エアフィルタ29から除去された塵埃を捕集するものである。さらに、ダストボックス31は、エアフィルタ29および清掃部30から分離され、吸込みグリル24とともに昇降されるものである。
ダストボックス31には、捕集部37と、爪部38と、誘導部39と、が設けられている。
捕集部37は、ダストボックス31の本体であって、清掃部30によりフィルタ部29Aから除去された塵埃を捕集する凹みが形成されたものである。捕集部37の凹みは、ドライブシャフト33が延びる方向に対して直交する方向に延びる、言い換えると、ブラシ部35に沿って延びるとともに、吸込みグリル24側に凹むものである。
爪部38は、清掃部30の移動をダストボックス31に伝達するとともに、分離された清掃部30とダストボックス31とを一体化させるものである。爪部38は、捕集部37における四隅に配置されたものであって、捕集部37から清掃部30やエアフィルタ29に向って突出して配置されたものである。
清掃部30が捕集部37の外側から内側に向って移動して、爪部38の傾斜面と接触すると、爪部38は弾性変形して回動し、捕集部37の内部に押し込まれるものである。
誘導部39は、図7に示すように、吸込みグリル24のレール40とともに、ダストボックス31を吸込みグリル24の面に沿って移動させるものである。
誘導部39には、ダストボックス31における長手方向の両端のそれぞれに一対の車輪39Aが設けられている。
車輪39Aは、吸込みグリル24の面に対して直交方向(図10の上下方向)に延びる回転軸線まわりに回転可能に支持された円柱状の部材である。車輪39Aの円周面には、レール40が配置される円環状の溝が形成されている。
レール40は、図7に示すように、吸込みグリル24に対して着脱可能とされた板状の部材である。
レール40には、吸込みグリル24の面に沿って延びるとともに、吸込みグリル24の外側から内側に向って延びる突出部が設けられ、レール40の突出部と車輪39Aの溝とが噛み合わされている。
ワイヤ32は、吸込みグリル24およびダストボックス31を、天井に配置された筐体22から昇降させるものである。
本実施形態では、ワイヤ32の一方の端部は吸込みグリル24の縁領域である枠部の四隅に固定され、他方の端部は筐体22に設けられた昇降用モータのプーリなど(図示せず。)に巻きつけられている例に適用して説明する。
なお、吸込みグリル24およびダストボックス31を昇降させる機構としては、上述のようにワイヤ32および昇降用モータを用いる機構であってもよいし、その他の公知の機構であってもよく、特に限定するものではない。
次に、上記の構成からなる空気調和機1における作用について説明する。
まず、空気調和機1における冷房運転時の作用について説明する。
冷媒は、図1に示すように、圧縮機11により圧縮され高温高圧の状態で室外熱交換器12に送り出される。室外熱交換器12に流入した冷媒は、室外空気に対して熱を放出し、凝縮して液化する。液化した冷媒は、膨張弁を通過する際に減圧され室内熱交換器26に流入する。室内熱交換器26に流入した冷媒は、室内空気から熱を奪い、蒸発して気化する。気化した冷媒は再び圧縮機11に流入し、上述のサイクルを繰り返す。
次に空気調和機1における暖房運転時の作用について説明する。
冷媒は、圧縮機11により圧縮され室内熱交換器26に送り出される。室内熱交換器26に流入した冷媒は、室内空気に対して熱を放出し、凝縮して液化する。液化した冷媒は、膨張弁を通過する際に減圧され室外熱交換器12に流入する。室外熱交換器12に流入した冷媒は、室外熱交換器12から熱を奪い、蒸発して気化する。気化した冷媒は再び圧縮機11に流入し、上述のサイクルを繰り返す。
次に、室内機ユニット2内における室内空気の流れについて説明する。
室内空気は、図1および図2に示すように、ファンモータにより室内ファン25が回転駆動されることにより、吸込口23から筐体22内に流入する。筐体22に流入した室内空気は、エアフィルタ29を通過し、室内空気に含まれるゴミがエアフィルタ29に捕集される。エアフィルタ29を通過した室内空気は、ベルマウス27を通過して室内ファン25に吸込まれる。室内ファン25に吸込まれた室内空気は、室内ファン25の半径方向外側へ送り出され、室内熱交換器26を通過する。
冷房運転時には、室内空気は室内熱交換器26を通過する際に冷媒に熱を奪われ冷却される。一方、暖房運転時には、室内空気は室内熱交換器26を通過する際に冷媒から熱を受取り加熱される。
室内熱交換器26を通過した室内空気は、吹出口28から室内へ流出する。
次に本実施形態の特徴である、エアフィルタ29に捕集された塵埃の除去について、説明する。
図8は、エアフィルタから塵埃を除去する場合の清掃部とエアフィルタとの関係を説明する模式図である。
エアフィルタ29に捕集された塵埃を除去する場合には、図8に示すように、ブラシ部35を回転させて、除去面35Dを有する当接部35Aをエアフィルタ29のフィルタ部29Aに接触させる。
その後、図2および図4に示すように、ドライブモータ34によりドライブシャフト33を回転させて、清掃部30およびダストボックス31を、エアフィルタ29の面に沿って往復移動させる。
清掃部30がエアフィルタ29に沿って移動すると、除去面35Dがフィルタ部29Aに接触した状態で往復移動し、除去面35Dの繊維により塵埃がフィルタ部29Aから除去される。除去された塵埃は、清掃部30から下方、つまりダストボックス31に向って落下し、ダストボックス31に貯留される。
図9は、ドライブシャフトに対して清掃部が斜めになった場合を説明する模式図である。
清掃部30が、エアフィルタ29の面に沿って移動する際に、何らかの原因で一方の端部と、他方の端部との間で、移動距離の違いが発生すると、図9に示すように、清掃部30は、ドライブシャフト33が延びる方向に対して斜めになる。
清掃部30が斜めの状態で移動すると、清掃部30における一方の端部(図9では、左側の端部)が、ストッパ29Bや、軸受部33Aなどと接触する。この場合、清掃部30が斜めの状態であるため、清掃部30はセンサ34Bの上を通過していない。
そのため、図5に示すように、ドライブモータ34を制御する制御部34Cには、センサ34Bから検出信号が入力されておらず、制御部34Cはドライブモータ34の駆動を継続させる。
すると、清掃部30の一方の端部を駆動させるドライブモータ34にかかる負荷が増大し、ドライブモータ34からドライブシャフト33に伝達される駆動力が増大する。駆動力が所定の値を超えると、制限部34Aにより駆動力の伝達が遮断され、ドライブシャフト33は空回りする。
図10は、清掃部が移動範囲の端部に到達した状態を説明する模式図である。
その一方で、清掃部30の他方の端部は、他方のドライブモータ34により駆動され続ける。そのため、清掃部30は、図10に示すように、ドライブシャフト33に対して直交する状態であって、一対のストッパ29Bと接触する状態となる。
このとき、清掃部30はセンサ34Bの上を通過する。センサ34Bは清掃部30の通過を検出して、検出信号を制御部34Cに出力する。制御部34Cは、清掃部30が移動範囲の端部に到達した、つまり、一対のストッパ29Bと接触したと判断し、一対のドライブモータ34に対して清掃部30の移動方向を逆(図8の上方向)にする制御信号を出力する。
つぎに、ダストボックス31に貯留された塵埃を除去する方法について説明する。
塵埃の除去を行わない場合には、清掃部30のブラシ部35は回転されて、図2に示すように、エアフィルタ29から離間された状態となっている。これにより、エアフィルタ29にかかる負荷が減らされている。
そして、図3に示すように、ワイヤ32が筐体22の昇降用モータのプーリから繰り出されることにより、吸込みグリル24およびダストボックス31が、天井に配置された筐体22から下方に下ろされる。
このとき、清掃部30は、エアフィルタ29とともに筐体22の内部に残されている。
ダストボックス31から塵埃が取り除かれると、ワイヤ32が筐体22の昇降用モータのプーリに巻き取られ、吸込みグリル24およびダストボックス31が筐体22まで引上げられる。
上記の構成によれば、清掃部30は、一方および他方の端部においてドライブシャフト33から駆動力が伝達され、エアフィルタ29に沿って駆動される。そのため、例えば、一つのドライブシャフト33によって清掃部30が駆動される場合と比較して、清掃部30の姿勢が安定するため、清掃部30が移動する際の引っ掛かりが防止され、円滑に移動させることができ、室内機ユニット2のメンテナンス性の向上を図ることができる。
さらに、制限部34Aおよびセンサ34Bを用いることにより、清掃部30の移動範囲の端部において、ドライブシャフト33に対する清掃部30の姿勢を一定に保つことができる。
1 空気調和機
2 室内機ユニット
3 室外機ユニット
4 冷媒流路
22 筐体
23 吸込口(吸入部)
24 吸込みグリル(枠体)
29 エアフィルタ
30 清掃部(塵埃除去部)
31 ダストボックス(塵埃捕集部)
33 ドライブシャフト(駆動部、駆動軸)
34 ドライブモータ(駆動部、動力発生部)
34A 制限部
34B センサ

Claims (3)

  1. 天井に設置される筐体と、
    該筐体内に室内空気を流入させる吸入部が設けられた枠体と、
    該吸入部から流入する塵埃を捕集するエアフィルタと、
    前記エアフィルタに沿って延びるとともに、前記エアフィルタを挟んで対向して配置された一対の駆動部と、
    該一対の駆動部によって前記駆動部が延びる方向に移動され、前記エアフィルタに付着した塵埃を取り除く塵埃除去部と、
    前記一対の駆動部の間であって、前記塵埃除去部の移動範囲の端近傍に配置され、前記塵埃除去部の通過を検出するセンサと、
    前記塵埃除去部における一方の端部および他方の端部の少なくとも一方が、前記塵埃除去部が移動範囲の端に到達した場合に、該到達した一方の端部および他方の端部の少なくとも一方において、駆動力の伝達を制限する制限部と、
    が設けられ、
    前記塵埃除去部は、前記駆動部が延びる方向に対して交差する方向に延び、
    前記一対の駆動部は、前記塵埃除去部における一方の端部および他方の端部と、駆動力が伝達可能に接続されていることを特徴とする室内機ユニット。
  2. 前記一対の駆動部には、
    前記エアフィルタに沿って延びるとともに、長手軸線まわりに回転可能に支持された一対の駆動軸と、
    該一対の駆動軸の端部であって、前記塵埃除去部を挟んだ対角線上に配置され、前記駆動軸を回転駆動する一対の動力発生部と、
    が設けられ、
    前記塵埃除去部は前記一対の駆動軸の回転により、前記駆動軸に沿って移動されることを特徴とする請求項1記載の室内機ユニット。
  3. 請求項1または2に記載の室内機ユニットと、
    該室内機ユニットとともに冷媒が循環する冷媒回路を構成する室外機ユニットと、
    が設けられていることを特徴とする空気調和機。
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