JP2009243848A - 室内機ユニットおよび空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者に塵埃箱を含む室内機ユニットの清掃時期を的確に伝えることができる室内機ユニットおよび空気調和機を提供する。
【解決手段】吸入部から筐体内に室内空気とともに流入する塵埃を捕集するエアフィルタと、室内空気を吸入部から筐体内に吸込む室内ファンと、エアフィルタに付着した塵埃を取り除く塵埃除去部と、塵埃除去部をエアフィルタに沿って移動させる駆動部35と、室内ファンの駆動時間を積算した積算駆動時間と、変更可能な所定の閾値とを比較して、塵埃除去部の清掃時期を判断する判断部10と、が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、室内機ユニットおよび空気調和機に関する。
従来、空気調和機の室内機ユニットは、室内空気を内部に吸入し、その温度を調整した後、再び室内へ温度調整された室内空気を吹き出している。この際に、室内空気中に浮遊する塵埃を捕集し、室内機ユニット内に侵入するのを防ぐエアフィルタが、室内機ユニットの吸入口に設けられている。
室内機ユニットを運転し続けると、エアフィルタには捕集された塵埃が蓄積される。すると、エアフィルタにおける室内空気の流通抵抗が増加し、室内機ユニットの効率が低下する問題があった。一方、蓄積された塵埃にカビなどが発生する恐れもあった。
上述の問題を解決するためには、エアフィルタに蓄積された塵埃を取り除く必要があった。
しかしながら、通常、室内機ユニットは高所に設置されることが多く、エアフィルタの清掃を行うことは容易でなかった。特に、天井埋め込み式室内機ユニットや、天井吊り下げ式室内機ユニットは、設置位置が天井に近くエアフィルタの清掃作業が困難を伴うものであった。
そのため、高所に設置されたエアフィルタの清掃に関するさまざまな技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−083721号公報
上述の特許文献1に記載の技術のように、エアフィルタから取り除かれた塵埃等を塵埃箱に溜める方式では、定期的に塵埃箱に溜まった塵埃等を取り除く必要がある。
塵埃箱を室内機ユニットから回収して、塵埃等を取り除く時期は、例えば、タイマ等により積算された室内機ユニットの運転時間に基づいて判断する方法が一般的に知られている。つまり、室内機ユニットの積算運転時間が所定の閾値に達したこともって、塵埃箱に所定量の塵埃等が溜まったと判断し、塵埃箱から塵埃等を取り除くこととしていた。
しかしながら、上述の判断方法では、室内機ユニットの設置される環境の違いによる塵埃等の溜る速さの違いに適応できず、例えば、塵埃箱から塵埃等があふれ出るという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、使用者に塵埃箱を含む室内機ユニットの清掃時期を的確に伝えることができる室内機ユニットおよび空気調和機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の室内機ユニットは、吸入部から筐体内に室内空気とともに流入する塵埃を捕集するエアフィルタと、前記室内空気を前記吸入部から前記筐体内に吸込む室内ファンと、前記エアフィルタに付着した塵埃を取り除く塵埃除去部と、該塵埃除去部を前記エアフィルタに沿って移動させる駆動部と、前記室内ファンの駆動時間を積算した積算駆動時間と、変更可能な所定の閾値とを比較して、前記塵埃除去部の清掃時期を判断する判断部と、が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、室内ファンの積算駆動時間に基づくことにより、エアフィルタに捕集された塵埃の量ひいては塵埃除去部に取り除かれた塵埃等の量が推定され、塵埃除去部の適切な清掃時期が判断できる。
さらに、判断の基準となる所定の閾値を変更可能とすることで、室内機ユニットの設置される環境に応じた塵埃除去部の清掃時期の判断を行うことができる。
つまり、室内機ユニットを塵埃等の多い環境に設置した場合には、所定の閾値を小さくすることにより、塵埃除去部から塵埃等があふれ出すことを防止できる。一方、室内機ユニットを塵埃等の少ない環境に設置した場合には、所定の閾値を大きくすることにより、塵埃除去部の清掃間隔を長くして不必要な清掃を防止できる。
上記発明においては、前記判断部は、前記塵埃除去部の清掃時期と判断したときに、前記室内ファンの回転駆動させることが望ましい。
本発明によれば、塵埃除去部の清掃時に室内ファンが回転駆動されるため、塵埃等の落下が防止される。
つまり、清掃のために塵埃除去部を室内機ユニットから取り外す場合に、室内ファンを回転駆動させて室内空気を筐体内に吸込み続けることにより、塵埃除去部などから脱落した塵埃等の落下が防止される。
本発明の室内機ユニットは、吸入部から筐体内に室内空気とともに流入する塵埃を捕集するエアフィルタと、該エアフィルタに付着した塵埃を取り除く塵埃除去部と、該塵埃除去部を前記エアフィルタに沿って移動させる駆動部と、該駆動部に供給される電流値に基づいて前記塵埃除去部の清掃時期を判断する判断部と、が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、駆動部に供給される電流値に基づいて清掃時期を判断するため、室内機ユニットの駆動時間に基づいて判断する方法と比較して、より正確に清掃時期が判断される。
つまり、塵埃除去部に溜まる塵埃等の量が増えると、塵埃除去部を駆動するのに要する駆動力が大きくなり、駆動部に供給される電流値が増える。例えば、エアフィルタから塵埃等を取り除くのに回転するブラシを用いる場合には、内部に溜まった塵埃等が増えると、ブラシが溜まった塵埃等を攪拌するため、必要な駆動力が増加する。このように、塵埃除去部の清掃時期に近づくと駆動部に供給される電流値が増加する。
したがって、このような電流値に基づいて清掃時期を判断することで、塵埃除去部の内部に溜まった塵埃量に基づいた清掃時期の判断を行うことができる。
本発明の室内機ユニットは、吸入部から筐体内に室内空気とともに流入する塵埃を捕集するエアフィルタと、該エアフィルタに付着した塵埃を取り除く塵埃除去部と、該塵埃除去部を前記エアフィルタに沿って移動させる駆動部と、前記塵埃除去部が移動しつつ前記エアフィルタから塵埃を取り除く駆動時間に基づいて前記塵埃除去部の清掃時期を判断する判断部と、が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、塵埃除去部によりエアフィルタから塵埃を取り除く一工程に要する駆動時間に基づいて清掃時期を判断するため、室内機ユニットの駆動時間に基づいて判断する方法と比較して、より正確に清掃時期が判断される。
つまり、塵埃除去部に溜まる塵埃等の量が増えると、塵埃除去部を駆動するのに要する駆動力が大きくなり、塵埃除去部の移動速度が低下する。例えば、エアフィルタから塵埃等を取り除くのに回転するブラシを用いる場合には、内部に溜まった塵埃等が増えると、ブラシが溜まった塵埃等を攪拌するため、必要な駆動力が増加して塵埃除去部の移動速度が低下する。このように、塵埃除去部の清掃時期に近づくと塵埃除去部によりエアフィルタから塵埃を取り除く一工程に要する駆動時間が長くなる。
したがって、このような駆動時間に基づいて清掃時期を判断することで、塵埃除去部の内部に溜まった塵埃量に基づいた清掃時期の判断を行うことができる。
上記発明においては、前記室内空気を前記吸入部から前記筐体内に吸込む室内ファンが設けられ、前記判断部は、前記塵埃除去部の清掃時期と判断したときに、前記室内ファンの回転駆動させることが望ましい。
本発明によれば、塵埃除去部の清掃時に室内ファンが回転駆動されるため、塵埃等の落下が防止される。
つまり、清掃のために塵埃除去部を室内機ユニットから取り外す場合に、室内ファンを回転駆動させて室内空気を筐体内に吸込み続けることにより、塵埃除去部などから脱落した塵埃等の落下が防止される。
上記発明においては、前記塵埃除去部には、前記エアフィルタから前記塵埃を取り除くブラシと、該ブラシが収納される空間とは別に、取り除かれた前記塵埃が貯留される塵埃箱と、取り除かれた前記塵埃を前記塵埃箱に押し込む押込み部と、が設けられていることが望ましい。
本発明によれば、押込み部により取り除かれた塵埃等を、ブラシが収納される空間から塵埃箱に押し込むため、より多くの塵埃等が塵埃除去部に溜められる。そのため、塵埃除去部の清掃間隔を長くすることができる。
上記発明においては、前記塵埃除去部により取り除かれた前記塵埃を、前記塵埃除去部から吸引する吸引部が設けられていることが望ましい。
本発明によれば、塵埃除去部から取り除かれた塵埃等を吸引部に吸引して取り除くため、室内機ユニットから取り除かれた塵埃等を除去する間隔を長くすることができる。
本発明の空気調和機は、上記本発明の室内機ユニットと、該室内機ユニットとともに冷媒が循環する冷媒流路を構成する室外機ユニットと、が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、上記本発明の室内機ユニットを備えるため、使用者に塵埃箱の清掃時期を的確に伝えることができる。
本発明の室内機ユニットおよび空気調和機によれば、室内ファンの積算駆動時間に基づくことにより、エアフィルタに捕集された塵埃の量ひいては塵埃除去部に取り除かれた塵埃等の量が推定され、塵埃除去部の適切な清掃時期が判断できるため、使用者に塵埃箱を含む室内機ユニットの清掃時期を的確に伝えることができるという効果を奏する。
本発明の室内機ユニットおよび空気調和機によれば、駆動部に供給される電流値に基づいて清掃時期を判断するため、室内機ユニットの駆動時間に基づいて判断する方法と比較して、より正確に清掃時期が判断されるため、使用者に塵埃箱を含む室内機ユニットの清掃時期を的確に伝えることができるという効果を奏する。
本発明の室内機ユニットおよび空気調和機によれば、塵埃除去部によりエアフィルタから塵埃を取り除く一工程に要する駆動時間に基づいて清掃時期を判断するため、室内機ユニットの駆動時間に基づいて判断する方法と比較して、より正確に清掃時期が判断されるため、使用者に塵埃箱を含む室内機ユニットの清掃時期を的確に伝えることができるという効果を奏する。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明の第1の実施形態に係る空気調和機について図1から図11を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る空気調和機の全体構成を説明する図である。
空気調和機1は、図1に示すように、天井に設置される室内機ユニット3と、室外に設置される室外機ユニット5と、室内機ユニット3と室外機ユニット5との間で冷媒を循環させる冷媒流路7と、室内機ユニット5および室外機ユニット5の運転状態を指示するリモコン8と、から概略構成されている。
室外機ユニット5は、図1に示すように、冷媒を圧縮する圧縮機9と、冷媒と室外空気との間で熱交換を行なう室外熱交換器11と、室外ファン13と、から概略構成されている。
図2は、図1の室内機ユニットの構成を説明する断面図である。
室内機ユニット3は、図2に示すように、下部に天面パネル14およびスペーサ14Aを有し、天井に埋め込み設置される筐体15と、室内空気を吸込む吸込口(吸入部)17が形成された吸込みグリル19と、室内空気を吸込み送り出す室内ファン21と、室内空気と冷媒との間で熱交換を行なう室内熱交換器23と、から概略構成されている。
筐体15内部の上面における略中央には、室内ファン21を駆動するファンモータ25が配置され、室内ファン21およびファンモータ25の周囲には、室内熱交換器23が配置されている。室内ファン21の下方(図2中の下方)には、室内ファン21に流入する室内空気の流れを整えるベルマウス27が配置され、ベルマウス27の下方には、吸込みグリル19が配置されている。天面パネル14に設けられた吸込みグリル19の周囲には、室内ファン21から室内熱交換器23を通過した室内空気が、筐体15から流出する吹出口29が形成されている。
図3は、図2の室内機ユニットにおける吸込みグリル、天面パネルおよびスペーサの構成を説明する部分斜視図である。
吸込みグリル19には、図3に示すように、吸入される空気に含まれる塵埃等を除去するエアフィルタ31と、エアフィルタ31を清掃する清掃部(塵埃除去部)33とが備えられている。エアフィルタ31は、吸込みグリル19の略中央領域に配置されている。吸込みグリル19の縁領域である枠部の四隅には、吸込みグリル19を昇降させるワイヤ63が配置されている。天面パネル14上には所定の厚さ寸法を有するスペーサ14Aが配置され、該スペーサ14Aによって形成される空間には、清掃部33を駆動するための後述する回転駆動力を発生する駆動モータ(駆動部)35と、回転駆動力を往復駆動力に変換する往復動部37と、往復駆動力が伝達される上部伝達部39と、が天面パネル14上に設置されたフレーム41に保持されて配置されている。
図4は、図1の室内機ユニットの制御部による制御を説明するブロック図である。
さらに、室内機ユニット5には、図4に示すように、室内機ユニット5のファンモータ25や、室外機ユニット5の圧縮機9などを制御する制御部(判断部)10が設けられている。
制御部10は、リモコン8から入力された指示に基づいて、室内機ユニット5および室外機ユニット5の運転状態を制御するとともに、清掃部33の清掃時期を判断するものである。
制御部10には、リモコン8を介して使用者から運転状態に関する指示が入力される一方、制御部10からファンモータ25や、圧縮機9や、駆動モータ35の運転状態を制御する信号が出力されるとともに、清掃時期であることを使用者に知らせる情報がリモコン8に出力される。
なお、制御部10は、空気調和機1全体を制御するものであり、上述の駆動モータ35や圧縮機9以外の他の機器も制御するものである。
図5は、図3のスペーサおよび天面パネル上に設置されたフレームの構成を説明する分解斜視図である。
スペーサ14Aは、図5に示すように、矩形状の枠体から構成され、枠体内の空間には、駆動モータ35や往復動部37を保持するフレーム41が配置されている。なお、スペーサ14Aの枠体の中央に形成された貫通孔は、室内機ユニット3に流入する空気の流路であり、周囲に形成された4つの貫通孔は、室内機ユニット3から流出する空気の流路である。
天面パネル14上に設置されるフレーム41には、駆動モータ35や往復動部37などを支持する支持部43が設けられている。支持部43は、フレーム41における対向する一対の辺であって、略中央部に設けられている。支持部43は、フレーム41の内周面から内側に向かって突出する凸状の部材であり、駆動モータ35と、往復動部37とを支持するものである。駆動モータ35は、フレーム41と支持部43との間に配置され、往復動部37は、一対の支持部43の間に配置されている。
なお、上述のように、フレーム41に支持部43を設けて、支持部43により駆動モータ35や往復動部37などを支持してもよいし、支持部43を設けることなく、フレーム41が直接駆動モータ35や往復動部37などを支持するように構成してもよく、特に限定するものではない。
往復動部37は、図5に示すように、駆動モータ35により回転駆動される駆動用シャフト45と、駆動用シャフト45により回転駆動されるウォームギア47と、ウォームギア47と係合される駆動用ラックギア49と、を備えている。
駆動用シャフト45は、断面が六角形などの多角形に形成された柱状部材であり、一対の支持部43の間に回転可能に支持されている。
ウォームギア47は、駆動用シャフト45により回転駆動されるとともに、駆動用シャフト45の長手方向に移動可能に配置されている。
駆動用ラックギア49は、回転駆動されるウォームギア47と噛み合わされることにより、ウォームギア47が往復移動する駆動力を発生させるものである。駆動用ラックギア49は、一対の支持部の間に固定配置されている。
図6は、図5の上部伝達部とウォームギアと組み合わせを説明する部分斜視図である。
駆動力伝達部53は、ウォームギア47から往復駆動力が伝達される天板59と、後述する下部伝達部75に往復駆動力を伝達する側板61とを備えている。
天板59には、矩形状に形成された貫通孔65が形成されている。貫通孔65には、図6に示すように、上部伝達部39と往復動部37とが組み合わされた際に、ウォームギア47のギア部が配置される。
側板61の下方端部には、図5に示すように、後述する下部伝達部75と係合される上部係合部69が形成されている。上部係合部69には、下部伝達部75を挟み、往復駆動力を下部伝達部75に伝達する上部凹部71と、側板61から外側に延び、上部伝達部39および下部伝達部75の間の相対姿勢を規定する押さえ板73と、が設けられている。
規制部55は、図5に示すように、凹状に折り曲げられた部材であり、その内部に駆動用ラックギア49が配置されるように、駆動力伝達部53に取り付けられる。
図7は、図3の吸込みグリル上に設けられるエアフィルタおよび清掃部の構成を説明する部分分解斜視図である。
吸込みグリル19上には、図7に示すように、吸入される空気に含まれる塵埃等を除去するエアフィルタ31と、エアフィルタ31を清掃する清掃部33と、清掃部33に往復駆動力を伝達する下部伝達部75と、が矩形状の台座119を介して設置されている。
図8は、図7の台座の構成を説明する平面図である。
吸込みグリル19上に設置される台座119は、エアフィルタ31および清掃部33を支持する枠体である。台座119には、図8に示すように、略中央にエアフィルタ31が配置される矩形状の貫通孔が形成されている。台座119は、回転用ラックギア77と、ガイド部79とを備えている。
図9は、図8の回転用ラックギアの形状を説明するA−A断面視図である。図10は、図8の台座および清掃部の組み合わせを説明するB−B断面視図である。
回転用ラックギア77は、後述する回転ブラシ85に回転駆動力を発生させるものである。ガイド部79は、清掃部33を支持するものである。ガイド部79および回転用ラックギア77は、上記貫通孔の対向する辺に沿った方向であって、清掃部33の移動方向に沿って延びるように形成されている。
回転用ラックギア77は、図9に示すように、台座119の面に沿って延びるラックギアであり、図10に示すように、後述する回転ブラシ85のピニオンギア93と係合されるものである。
ガイド部79は、図10に示すように、後述するダストボックス87のコロ103の案内溝107と係合する凸部である案内部81と、コロ103を支持する支持面83とを備えている。
清掃部33は、図7に示すように、エアフィルタ31に捕集された塵埃などを除去する回転ブラシ(ブラシ)85と、回転ブラシ85により除去された塵埃などを一時的に貯留するダストボックス87と、を備えている。
回転ブラシ85は、図10に示すように、回転駆動されるとともにエアフィルタ31の面に沿って駆動される回転軸89と、エアフィルタ31に捕集された塵埃などを掃き取るブラシ部91と、回転軸89を回転駆動させるピニオンギア93とを備えている。
回転軸89には、図7に示すように、その両端にピニオンギア93が配置されている。回転軸89には、ブラシ部91が半径方向外側に向かって延びるように設けられている。本実施形態においては、ブラシ部91は、4つのブラシ部91の列が回転軸89の中心軸線に沿って延びるとともに、回転軸89の円周周りに等間隔に配置されるように形成されている。
なお、このブラシ部91の列の構成は、上述のように上記中心軸線に沿って延びるように形成されていてもよいし、回転軸89周りに螺旋状に延びる様に形成されていてもよく、特に限定するものではない。また、ブラシ部91の列の数についても、4つであってもよいし、それよりも多くても良いし、少なくてもよく、特に限定するものではない。
ピニオンギア93は回転用ラックギア77と係合され、回転ブラシ85がエアフィルタ31の面に沿って移動されることにより、回転軸89を回転させる回転駆動力を発生するものである。
ダストボックス87は、図7に示すように、下部伝達部75から往復駆動力が伝達される本体97と、塵埃などを一時的に貯留する貯留部99と、を備えている。本体97と貯留部99とは、その間に回転ブラシ85を回転可能に保持するように構成されている。
図11は、図7の貯留部の構成を説明する部分拡大図である。
本体97は、図10および図11に示すように、下部伝達部75と係合されるブラケット101と、本体97を往復移動可能に支持するコロ103と、回転ブラシ85に付着した塵埃等を取り除く櫛部104と、を備えている。
本体97は、図7に示すように、中央に貫通孔が形成された枠体状に形成されているとともに、図10に示すように、長手方向の両端部に回転ブラシ85のピニオンギア93が配置される凹部が形成されている。
ブラケット101は、上記凹部が形成された両端部に、長手方向へ延びるように配置されている。ブラケット101の先端部は、エアフィルタ31の縁部よりも外側に延びている。ブラケット101の先端部は、エアフィルタ31の縁部よりも外側の領域で下部伝達部75と係合されている。
コロ103は、上記凹部が形成された両端部の外面に、回転可能に配置されている。コロ103は円柱状に形成され、その円柱面には、ガイド部79の案内部81と嵌め合わされる案内溝107が形成されている。
櫛部104は、枠体状に形成された本体97の対向する長辺から互いに接近する方向、かつ、貯留部99に向かう方向に延びる部材である。櫛部104は櫛状に形成され、回転ブラシ85のブラシ部91が櫛部104の間を通過することにより、ブラシ部91に付着した塵埃等が、ブラシ部91から取り除かれる。
貯留部99には、図11に示すように、塵埃等が貯留される下部空間(塵埃箱)152と、回転ブラシ85が配置される空間とを分離する分離板151と、回転ブラシ85から取り除かれた塵埃等を圧縮する圧縮部153と、圧縮された塵埃等を下部空間152に押し込む押込み部155と、が設けられている。
分離板151は、貯留部99の内部を上下2つの空間に分割する板状の部材であって、貯留部99における長手方向(図11の紙面に対して垂直方向)に延びる側壁との間に間隔をあけて配置されるものである。
圧縮部153は、回転ブラシ85と分離板151との間に配置され、貯留部99における長手方向に延びる棒状の部材である。さらに、圧縮部153は、清掃部33の移動方向(図11の左右方向)に移動可能に構成され、移動することにより回転ブラシ85から取り除かれた塵埃等を圧縮するものである。
圧縮部153を移動させる機構としては、例えば、圧縮部153と接続され、貯留部99を貫通して清掃部33の移動方向に延びる棒部材を用いる方法が挙げられる。
このような構成とすることで、清掃部33が移動した際に、上記棒部材が台座119と接触することにより、圧縮部153が棒部材により押され移動する。
押込み部155は、貯留部99の長手方向に延びる側壁に沿って配置され、分離板151によって分割された上側の空間を上下方向(図11の上下方向)に移動可能に配置された部材である。
押込み部155には回転ブラシ85に向かって上方に傾く傾斜面156が形成され、貯留部99の側壁を貫通して清掃部33の移動方向に延びるピン部157と、傾斜面156とが接触するように配置されている。
さらに、押込み部155は、バネなどの弾性部材により上方に移動するように付勢されている。
ピン部157は、清掃部33の移動方向に沿って移動可能に配置され、清掃部33が移動した際に、ピン部157が台座119と接触することにより移動する。
下部伝達部75は、図7に示すように、略棒状に形成された部材であって、その長手方向における両端部に清掃部33のブラケット101を把持する把持部109が設けられている。
下部伝達部75の略中央部には、上部伝達部39の上部係合部69と係合される下部係合部111が形成されている。下部係合部111は、下部伝達部75における他の部分と比較して、棒状の部材の幅が狭く形成され、この部分が上部係合部69の上部凹部71と係合される。把持部109は、図10に示すように、その先端に清掃部33と係合されブラケット101を把持する下部凹部113が形成されている。
エアフィルタ31と台座119との間には、図10に示すように、隙間121が形成されている。隙間121は、ブラケット101が挿通されるものであって、回転用ラックギア77やガイド部79と同様に、清掃部33の移動方向(図10における紙面に対して垂直方向)に沿って延びるように形成されている。
エアフィルタ31における縁部の台座119と対向する面には、ブラシ123が設けられている。ブラシ123は、エアフィルタ31から台座119に向かって延びるように配置されているとともに、清掃部33の移動方向に沿って一列に延びるように配置されている。ブラシ123は、隙間121を塞ぐ長さに形成されている。
次に、上記の構成からなる空気調和機1における作用について説明する。
まず、空気調和機1における冷房運転時の作用について説明する。
冷媒は、図1に示すように、圧縮機9により圧縮され高温高圧の状態で室外熱交換器11に送り出される。室外熱交換器11に流入した冷媒は、室外空気に対して熱を放出し、凝縮・液化する。液化した冷媒は、膨張弁を通過する際に減圧され室内熱交換器23に流入する。室内熱交換器23に流入した冷媒は、室内空気から熱を奪い、蒸発・気化する。気化した冷媒は再び圧縮機9に流入し、上述のサイクルを繰り返す。
次に空気調和機1における暖房運転時の作用について説明する。
冷媒は、圧縮機9により圧縮され室内熱交換器23に送り出される。室内熱交換器23に流入した冷媒は、室内空気に対して熱を放出し、凝縮・液化する。液化した冷媒は、膨張弁を通過する際に減圧され室外熱交換器11に流入する。室外熱交換器11に流入した冷媒は、室外熱交換器11から熱を奪い、蒸発・気化する。気化した冷媒は再び圧縮機9に流入し、上述のサイクルを繰り返す。
次に、室内機ユニット3内における室内空気の流れについて説明する。
室内空気は、図2に示すように、ファンモータ25により室内ファン21が回転することにより、吸込口17から筐体15内に流入する。筐体15に流入した室内空気は、エアフィルタ31を通過し、室内空気に含まれるゴミがエアフィルタ31に捕集される。
このとき、エアフィルタ31と台座119との隙間121は、ブラシ123により塞がれている。そのため、吸込口17からエアフィルタ31に向かって流れる室内空気の略全てがエアフィルタ31を通過する(図10参照)。
エアフィルタ31を通過した室内空気は、ベルマウス27を通過して室内ファン21に吸込まれる。室内ファン21に吸込まれた室内空気は、室内ファン21の半径方向外側へ送り出され、室内熱交換器23を通過する。
冷房運転時には、室内空気は室内熱交換器23を通過する際に冷媒に熱を奪われ冷却される。一方、暖房運転時には、室内空気は室内熱交換器23を通過する際に冷媒から熱を受取り加熱される。
室内熱交換器23を通過した室内空気は、吹出口29から室内へ流出する。
次に、本実施形態におけるエアフィルタの清掃における作用について説明する。
上述のように、室内機ユニット3の運転によりエアフィルタ31に付着したゴミは、清掃部33をエアフィルタ31の面に沿って往復動させることにより取り除かれる。
具体的には、駆動モータ35の回転駆動力が、図4に示すように、駆動用シャフト45に伝達され、ウォームギア47が回転駆動される。駆動用ラックギア49と係合されたウォームギア47は、回転駆動されることにより駆動用シャフト45に沿って往復駆動される。ウォームギア47の駆動方向は、駆動モータ35の回転方向により制御される。ウォームギア47の往復動は上部伝達部39に伝達され、上部伝達部39は、ウォームギア47とともに往復動される。
上部伝達部39に伝達された往復動は、図6に示すように、上部伝達部39から下部伝達部75へ伝達される。
下部伝達部75に伝達された往復動は、図10に示すように、把持部109からエアフィルタ31の下面側に配置された清掃部33のブラケット101へ伝達される。
ブラケット101は、エアフィルタ31と台座119との隙間121を、ブラシ123を押し分けながら往復移動する。押し分けられたブラシ123は、ブラケット201が通過すると、再びエアフィルタ31から台座119に向かって延びる形状に戻り、隙間121を塞ぐ。
ブラケット101に伝達された往復動はダストボックス87から回転ブラシ85へ伝達される。
回転ブラシ85は、エアフィルタ31の下面側を往復動するとともに、ピニオンギア93と回転用ラックギア77との係合により回転駆動される。回転ブラシ85の往復動および回転により、回転ブラシ85のブラシ部91は、エアフィルタ31における空気吸入側の面の全面を掃き、エアフィルタ31に捕集された塵埃などを取り除く。
ブラシ部91により取り除かれた塵埃等は、図11に示すように、櫛部104によりブラシ部91から取り除かれ、貯留部99の分離板151の上に落下する。
清掃部33が回転用ラックギア77の端部まで移動すると、圧縮部153が貯留部99の側壁に向かって移動し、分離板151の上に溜まった塵埃等を圧縮する。それと同時に、ピン部157が台座119と接触して、押込み部155を下方に移動させる。押込み部155の移動により、圧縮された塵埃等は下部空間152に押し込められる。
次に、本実施形態の特徴である清掃部33の清掃時期の判断方法およびその後の制御について説明する。
制御部10は、図4に示すように、ファンモータ25または圧縮機9などの駆動時間の積算である積算駆動時間、言い換えると、空気調和機1の稼働時間の積算である積算稼働時間を算出する。そして、制御部10に予め記憶されている所定の閾値と、算出された積算稼働時間とを比較して、積算稼働時間が所定の閾値を超えた場合には、制御部10は清掃部33の清掃時期に達したと判断する。
なお、所定の閾値は、室内機ユニット3が設置される環境に応じて異なる値に設定することができるものであって、室内機ユニット3が塵埃等の多い環境、例えば更衣室やコンビニエンスストア等、に設置された場合には小さな値が設定される。一方、室内機ユニット3が塵埃等の少ない環境、例えば事務所などに設置された場合には大きな値が設定される。
所定の閾値の設定方法は、リモコン8を介して制御部10に記憶させる方法であってもよいし、ディップスイッチ(DIP Switch)により設定する方法であってもよく、特に限定されるものではない。
制御部10は、清掃部33の清掃時期に達したと判断すると、リモコン8に清掃部33の清掃時期を知らせる表示を行う制御信号を出力するとともに、空気調和機1の運転状態に関わらず、ファンモータ25を回転させる制御信号を出力する。
その後、清掃部33は、図3に示すように、吸込みグリル19等とともに降ろされ、使用者により清掃部33の清掃が行われる。このとき、ファンモータ25の回転は、清掃部33の清掃が行われるまで継続される。
上記の構成によれば、室内ファン21の積算駆動時間、つまり空気調和機1の積算稼働時間に基づくことにより、エアフィルタ31に捕集された塵埃の量ひいては清掃部33に取り除かれた塵埃等の量が推定され、清掃部33の適切な清掃時期が判断できる。つまり、使用者に貯留部99の清掃時期を的確に伝えることができる。
さらに、判断の基準となる所定の閾値を変更可能とすることで、室内機ユニット3の設置される環境に応じた清掃部33の清掃時期の判断を行うことができる。
つまり、室内機ユニット3を塵埃等の多い環境に設置した場合には、所定の閾値を小さくすることにより、清掃部33から塵埃等があふれ出すことを防止できる。一方、室内機ユニット3を塵埃等の少ない環境に設置した場合には、所定の閾値を大きくすることにより、清掃部33の清掃間隔を長くして不必要な清掃を防止できる。
清掃部33の清掃時に室内ファン21が回転駆動されるため、塵埃等の落下が防止される。
つまり、清掃のために清掃部33を室内機ユニット3から取り外す場合に、室内機ユニット3を回転駆動させて室内空気を筐体15内に吸込み続けることにより、清掃部33などから脱落した塵埃等の落下を防止することができる。
清掃部33では、押込み部155により取り除かれた塵埃等を、回転ブラシ85が収納される空間から下部空間152に押し込むため、より多くの塵埃等が清掃部33に溜められる。そのため、清掃部33の清掃間隔を長くすることができる。
〔第1の実施形態の第1変形例〕
次に、本発明の第1の実施形態の第1変形例について図12を参照して説明する。
本変形例の空気調和機の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、清掃部の清掃時期の判断方法が異なっている。よって、本変形例においては、図12を用いて清掃時期の判断方法のみを説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図12は、本変形例における制御部における制御を説明するブロック図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
空気調和機201の制御部210は、図12に示すように、リモコン8から入力された指示に基づいて、ファンモータ25や、圧縮機9や、駆動モータ35の運転状態を制御するとともに、清掃部33の清掃時期を判断するものである。
制御部210には、リモコン8を介して使用者から運転状態に関する指示が入力されるとともに、駆動モータ35に供給される電流値が入力される。一方、制御部10からファンモータ25や、圧縮機9や、駆動モータ35の運転状態を制御する信号が出力されるとともに、清掃時期であることを使用者に知らせる情報がリモコン8に出力される。
次に、本変形例の特徴である清掃部33の清掃時期の判断方法について説明する。
制御部210は、図12に示すように、駆動モータ35に供給される電流値を監視し、電流値が所定の閾値を超えた場合には、制御部210は、清掃部33の清掃時期に達したと判断する。
以後の制御は、第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
上記の構成によれば、駆動モータ35に供給される電流値に基づいて清掃時期を判断するため、室内機ユニット3の駆動時間に基づいて判断する方法と比較して、より正確に清掃時期が判断される。つまり、使用者に貯留部99の清掃時期を的確に伝えることができる。
具体的には、清掃部33に溜まる塵埃等の量が増えると、ブラシが溜まった塵埃等を攪拌するため、必要な駆動力が増加する。そのため、清掃部33を駆動するのに要する駆動力が大きくなり、駆動モータ35に供給される電流値が増える。このように、清掃部33の清掃時期に近づくと駆動モータ35に供給される電流値が増加する。
したがって、このような電流値に基づいて清掃時期を判断することで、清掃部33の内部に溜まった塵埃量に基づいた清掃時期の判断を行うことができる。
〔第1の実施形態の第2変形例〕
次に、本発明の第1の実施形態の第2変形例について図13を参照して説明する。
本変形例の空気調和機の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、清掃部の清掃時期の判断方法が異なっている。よって、本変形例においては、図13を用いて清掃時期の判断方法のみを説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図13は、本変形例における制御部における制御を説明するブロック図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
空気調和機301の制御部210は、図13に示すように、リモコン8から入力された指示に基づいて、ファンモータ25や、圧縮機9や、駆動モータ35の運転状態を制御するとともに、清掃部33の清掃時期を判断するものである。
制御部310には、リモコン8を介して使用者から運転状態に関する指示が入力されるとともに、清掃部33の移動状態が入力される。一方、制御部10からファンモータ25や、圧縮機9や、駆動モータ35の運転状態を制御する信号が出力されるとともに、清掃時期であることを使用者に知らせる情報がリモコン8に出力される。
清掃部33の移動状態としては、例えば、駆動モータ35の駆動状態であってもよいし、台座119に清掃部33の位置を検出するセンサを配置して、当該センサにより検出してもよく、特に限定するものではない。
次に、本変形例の特徴である清掃部33の清掃時期の判断方法について説明する。
制御部310は、図13に示すように、清掃部33の移動状態を監視し、清掃部33がエアフィルタ31から塵埃等を取り除く一工程に要する時間を計測する。この計測された時間が所定の閾値を超えた場合には、制御部310は、清掃部33の清掃時期に達したと判断する。
以後の制御は、第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
なお、上述の一工程は、清掃部33が回転用ラックギア77を一往復する工程であってもよいし、往路だけの工程であってもよいし、特に限定するものではない。
上記の構成によれば、清掃部33によりエアフィルタ31から塵埃を取り除く一工程に要する駆動時間に基づいて清掃時期を判断するため、室内機ユニット3の駆動時間に基づいて判断する方法と比較して、より正確に清掃時期が判断される。つまり、使用者に貯留部99の清掃時期を的確に伝えることができる。
具体的には、清掃部33に溜まる塵埃等の量が増えると、ブラシが溜まった塵埃等を攪拌するため、清掃部33を駆動するのに要する駆動力が大きくなり、清掃部33の移動速度が低下する。このように、清掃部33の清掃時期に近づくと清掃部33によりエアフィルタ31から塵埃を取り除く一工程に要する駆動時間が長くなる。
したがって、このような駆動時間に基づいて清掃時期を判断することで、清掃部33の内部に溜まった塵埃量に基づいた清掃時期の判断を行うことができる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について図14を参照して説明する。
本実施形態の空気調和機の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、清掃部の清掃方法が異なっている。よって、本実施形態においては、図14を用いて清掃部の清掃方法のみを説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図14は、本実施形態の空気調和機における室内機ユニットの構成を説明する模式図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
空気調和機401の室内気ユニット3には、図14に示すように、天面パネル14およびスペーサ14Aと、筐体15と、室内空気を吸込む吸込口17が形成された吸込みグリル19と、清掃部33内の塵埃等を吸引する吸引部451と、が設けられている。
吸引部451は筐体15の外側に配置され、回転用ラックギア77の端部に移動した清掃部33から塵埃等を吸引するものである。
吸引部451には、塵埃等を吸引する吸引ユニット452と、吸引された塵埃等を捕集する紙パック453と、吸引ユニット452から清掃部33まで延びるダストホース454と、が設けられている。
次に、本実施形態の特徴である清掃部33の清掃方法について説明する。
清掃部33は、図14に示すように、回転用ラックギア77の端部に移動すると、ダストホース454の端部と対向する。この状態で、吸引ユニット452が吸引を開始するとダストホース454を介して清掃部33内の塵埃等が紙パック453内に吸引される。紙パック453は塵埃等のみを捕集し、空気は紙パック453を通過して吸引ユニット452に流入する。
上記の構成によれば、清掃部33から取り除かれた塵埃等を吸引部451に吸引して取り除くため、室内気ユニット3から取り除かれた塵埃等を除去する間隔を長くすることができる。
本発明の第1の実施形態に係る空気調和機の全体構成を説明する図である。 図1の室内機ユニットの構成を説明する断面図である。 図2の室内機ユニットにおける吸込みグリル、天面パネルおよびスペーサの構成を説明する部分斜視図である。 図1の室内機ユニットの制御部による制御を説明するブロック図である。 図3のスペーサおよび天面パネル上に設置されたフレームの構成を説明する分解斜視図である。 図5の上部伝達部とウォームギアと組み合わせを説明する部分斜視図である。 図3の吸込みグリル上に設けられるエアフィルタおよび清掃部の構成を説明する部分分解斜視図である。 図7の台座の構成を説明する平面図である。 図8の回転用ラックギアの形状を説明するA−A断面視図である。 図8の台座および清掃部の組み合わせを説明するB−B断面視図である。 図7の貯留部の構成を説明する部分拡大図である。 本発明の第1の実施形態の第1変形例における制御部における制御を説明するブロック図である。 本発明の第1の実施形態の第2変形例における制御部における制御を説明するブロック図である。 本発明の第2の実施形態の空気調和機における室内機ユニットの構成を説明する模式図である。
符号の説明
1,201,301,401 空気調和機
3 室内機ユニット
5 室外機ユニット
7 冷媒流路
10,210,310 制御部(判断部)
15 筐体
17 吸込口(吸入部)
21 室内ファン
31 エアフィルタ
33 清掃部(塵埃除去部)
35 駆動モータ(駆動部)
85 回転ブラシ(ブラシ)
152 下部空間(塵埃箱)
155 押込み部
451 吸引部

Claims (8)

  1. 吸入部から筐体内に室内空気とともに流入する塵埃を捕集するエアフィルタと、
    前記室内空気を前記吸入部から前記筐体内に吸込む室内ファンと、
    前記エアフィルタに付着した塵埃を取り除く塵埃除去部と、
    該塵埃除去部を前記エアフィルタに沿って移動させる駆動部と、
    前記室内ファンの駆動時間を積算した積算駆動時間と、変更可能な所定の閾値とを比較して、前記塵埃除去部の清掃時期を判断する判断部と、
    が設けられていることを特徴とする室内機ユニット。
  2. 前記判断部は、前記塵埃除去部の清掃時期と判断したときに、前記室内ファンの回転駆動させることを特徴とする請求項1に記載の室内機ユニット。
  3. 吸入部から筐体内に室内空気とともに流入する塵埃を捕集するエアフィルタと、
    該エアフィルタに付着した塵埃を取り除く塵埃除去部と、
    該塵埃除去部を前記エアフィルタに沿って移動させる駆動部と、
    該駆動部に供給される電流値に基づいて前記塵埃除去部の清掃時期を判断する判断部と、
    が設けられていることを特徴とする室内機ユニット。
  4. 吸入部から筐体内に室内空気とともに流入する塵埃を捕集するエアフィルタと、
    該エアフィルタに付着した塵埃を取り除く塵埃除去部と、
    該塵埃除去部を前記エアフィルタに沿って移動させる駆動部と、
    前記塵埃除去部が移動しつつ前記エアフィルタから塵埃を取り除く駆動時間に基づいて前記塵埃除去部の清掃時期を判断する判断部と、
    が設けられていることを特徴とする室内機ユニット。
  5. 前記室内空気を前記吸入部から前記筐体内に吸込む室内ファンが設けられ、
    前記判断部は、前記塵埃除去部の清掃時期と判断したときに、前記室内ファンの回転駆動させることを特徴とする請求項3または4に記載の室内機ユニット。
  6. 前記塵埃除去部には、
    前記エアフィルタから前記塵埃を取り除くブラシと、
    該ブラシが収納される空間とは別に、取り除かれた前記塵埃が貯留される塵埃箱と、
    取り除かれた前記塵埃を前記塵埃箱に押し込む押込み部と、
    が設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の室内機ユニット。
  7. 前記塵埃除去部により取り除かれた前記塵埃を、前記塵埃除去部から吸引する吸引部が設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の室内機ユニット。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の室内機ユニットと、
    該室内機ユニットとともに冷媒が循環する冷媒流路を構成する室外機ユニットと、
    が設けられていることを特徴とする空気調和機。

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