JP2008057832A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、エアフィルタに対する清掃運転モードと、除去した埃を屋外へ排出する埃排出運転モードの運転時間の短縮化を図り、時間的な制限が緩和されて、エアフィルタ清掃を定期的に実行できるようにした空気調和機の室内機を提供する。
【解決手段】吸込口4および吹出口6を備えた室内機本体1内に、吸込口と吹出口を連通する送風路24が形成され、この送風路中に、エアフィルタ11と、室内熱交換器8および室内送風機20が順に配置され、エアフィルタに付着した埃を除去するロールブラシ13と、除去された埃を収容する埃受通路14を備えたエアフィルタ清掃装置Aが配置され、埃受通路に収容された埃を空気とともに屋外へ排出する排気装置Dが配置され、制御装置Sはエアフィルタ清掃装置によるエアフィルタ清掃運転と、排気装置による埃排出運転とを独立して実行する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エアフィルタ清掃機能を備えた空気調和機の室内機に関する。
一般的に多用される空気調和機の室内機は、いわゆる壁掛け式と呼ばれていて、部屋の壁面高所に取付けられる。筐体である本体内に収容される室内熱交換器の前面側にはエアフィルタが備えられ、本体内に吸込まれた室内空気を濾過し、清浄空気のみを室内熱交換器に導くようになっている。
濾過された埃はエアフィルタに残り、長期の使用に亘ればエアフィルタの表面に埃が堆積する。そのまま放置すれば、室内熱交換器に流通する風量が減少し、室内熱交換器の熱交換効率が低下してしまう。そこで、ユーザーは適宜間隔でエアフィルタを取外し、付着堆積している埃を除去する必要がある。
しかしながら、室内機自体が部屋の高所にあるために、たとえば高齢者や女性等のユーザーにとってはエアフィルタの着脱作業自体が困難をともなう。したがって、長期に亘ってエアフィルタに埃を付着させたままになり易い。
そこで、近年、埃を自動的に除去するエアフィルタ自動清掃装置を備えた空気調和機が提供されるようになった。たとえば、[特許文献1]には、室内機筐体内に、内部空気の一部を屋外へ排出する排気手段を設け、この排気手段の排気径路上にフィルタに付着した埃を回収する回収箱を設けて、フィルタに付着した埃を自動的に回収し、回収した埃を排気手段によって屋外へ廃棄する技術が開示されている。
特開2004−138329号公報
上述の[特許文献1]によれば、エアフィルタに対する埃の除去・清掃動作から、除去した埃を収集したあと屋外へ排出する動作までが継続して実施されるようになっているため、ユーザーはエアフィルタ清掃に対する手間から解放される。
しかしながら、このエアフィルタの自動清掃運転は、空気調和機の運転が所定時間経過し、フィルタ清掃が必要となった時点で行われる。具体的には、通常空気調和機の冷暖房運転等が終了した後に、エアフィルタに対する清掃動作開始から、除去した埃の屋外排出までの動作が実施される。
そのため、清掃運転時間が長くなり、エアフィルタ清掃を実施する時間帯が限定される。たとえば、夜間の就寝時間帯は騒音の問題で規制される一方で、昼間の空調運転中は、空調運転を長時間休止することができないなど、エアフィルタの清掃を適切な所定の間隔で実行することができないといった課題が生じていた。
本発明は上記事情にもとづきなされたものであり、その目的とするところは、エアフィルタに対する清掃運転モードと、エアフィルタから除去した埃を屋外へ排出する埃排出運転モードとを分離して実施する制御をなすことで、それぞれの運転時間の短縮化を図り、時間的な制限が緩和されて清掃時期の間隔のばらつきを抑え、エアフィルタ清掃を自動的に完全実行できる空気調和機の室内機を提供しようとするものである。
上記目的を満足するため本発明の空気調和機の室内機は、室内機本体の空気吸込口と吹出口を連通する送風路に、エアフィルタ、室内熱交換器および室内送風機が順に配置され、エアフィルタに付着した埃を除去する埃除去部材と、この埃除去部材により除去された埃を収容する埃収容部を備えたエアフィルタ清掃装置と、このエアフィルタ清掃装置の埃収容部に連通し、埃収容部に収容された埃を空気とともに屋外へ排出する排気装置と、エアフィルタ清掃装置によるエアフィルタ清掃運転および排気装置による埃排出運転を実行させる制御装置とを備え、制御装置は、エアフィルタ清掃運転と、埃排出運転とを独立して実行するように構成される。
本発明によれば、エアフィルタに対する清掃運転と、エアフィルタから除去した埃を屋外へ排出する埃排出運転の、それぞれの運転時間の短縮化を図り、時間的な制限を緩和して、エアフィルタ清掃を自動的に完全実行できる効果を奏する。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は空気調和機の室内機に係る概略の縦断面図、図2は前面パネル2を外した状態での室内機本体1の正面図である。(なお、説明中に符号を付していない部品は図示していない。以下同じ)
室内機本体1は、前側筐体を構成する前面パネル2と、後板筐体3とから構成され、上下方向に対し幅方向に横長状をなす。室内機本体1の前面側一部に前部吸込口4が開口され、この前部吸込口4に対向する前面パネル2には開閉駆動機構に支持される可動パネル2Aが嵌め込まれている。
図1に示す空調運転停止時では、上記可動パネル2Aは前面パネル2の表面に接合して前部吸込口4を閉成する。空調運転時には、手前側に突出して前部吸込口4が室内に対して開放するよう制御される。室内機本体1の上部には、桟によって複数の空間部に仕切られる上部吸込口5が設けられる。
上記室内機本体1の前面下部に吹出口6が開口され、この吹出口6には2枚の吹出しルーバー7a,7bが並行して設けられる。これら吹出しルーバー7a,7bは、冷房運転と暖房運転など、空調運転の種類に応じて最適な回動姿勢をとり、熱交換空気の吹出し方向が設定される。
室内機本体1内には、前側熱交換器部8Aと後側熱交換器部8Bとで略逆V字状に形成される室内熱交換器8が配置される。前側熱交換器部8Aは前面パネル2と間隙を存してほぼ平行な湾曲状に形成され、前部吸込口4と上部吸込口5一部に対向する。後側熱交換器部8Bは直状に形成され、上部吸込口5一部と斜めに傾斜して対向する。
前面パネル2と室内熱交換器8との間に枠体組立て10が設けられる。前部吸込口4および上部吸込口5と、前側熱交換器部8Aおよび後側熱交換器部8Bとの間に、エアフィルタ11を構成する前部エアフィルタ11Aと上部エアフィルタ11Bが介在し、それぞれが枠体組立て10に対して移動自在に支持される。
枠体組立て10における前部エアフィルタ11A上端と上部エアフィルタ11B前端との間に、エアフィルタ清掃装置Aが配置される。エアフィルタ清掃装置Aは、前部エアフィルタ11Aを上部エアフィルタ11Bの上面側に往復移動させ、上部エアフィルタ11Bを前部エアフィルタ11Aの前面側に往復移動させる駆動部を備えている。
さらにエアフィルタ清掃装置Aは、ダストボックス12内に、前部エアフィルタ11Aと上部エアフィルタ11Bの移動中に各エアフィルタに付着し堆積する埃を除去するロールブラシ(埃除去部材)13と、除去した埃を収集する埃受通路(埃収容部)14および、除去した埃がエアフィルタ清掃装置Aから周辺に飛散しないようダストボックス12を略密閉状態とするシール機構15を備えている。
枠体組立て10には、前側熱交換器部8Aの前面側で、かつ前部エアフィルタ11Aの背面側に位置するよう空気清浄ユニット17が取付けられる。上記空気清浄ユニット17は、左右一対の電気集塵機18,18と、一方の電気集塵機18側部に配置される集塵機電源部19とから構成される。
各電気集塵機18は、流通する空気中の埃に電荷を与える荷電側電極と、電荷を与えられた埃を捕捉する集塵側電極を備えている。各電極表面には脱臭剤が塗布され、電気集塵機として集塵機能と脱臭機能を併せ有する。そして、電気集塵機18は室内空気が導かれない状態では、オゾンを発生する機能を備えたオゾン発生装置でもある。
側面視で傘状に形成される上記室内熱交換器8の前、後側熱交換器部8A,8B相互間に、室内送風機20が配置される。室内送風機20は、室内機本体1の一側端のスペースに配置されるファンモータと、このファンモータの回転軸に一方の支軸が連結される横流ファン(クロスフローファン)とから構成される。
室内送風機20を駆動することで、室内空気が前、上部吸込口4,5から室内機本体1内に吸込まれ、前、上部エアフィルタ11A,11Bから空気清浄ユニット17と室内熱交換器8を流通し、さらに室内送風機20を介して吹出口6から吹出される送風路24が形成される。
上記前側熱交換器部8Aの下端部は前ドレンパン22a上に載り、上記後側熱交換器部8Bの下端部は後ドレンパン22b上に載る。前、後ドレンパン22a,22bは、それぞれの熱交換器部8A,8Bから滴下するドレン水を受け、図示しない排水ホースを介して外部に排水できる。
前後ドレンパン22a,22bの一部側壁外面は室内送風機20に近接して設けられ、これらで横流ファンに対するノーズを構成している。ノーズとなる前後ドレンパン22a,22bの側壁部分から吹出口6の各辺部との間に亘ってケーシング23が設けられ、このケーシング23で囲まれる空間が、ノーズと吹出口6とを連通する上記送風路24の一部を構成する。
上記室内熱交換器8の一側部(図の右側部)には電気部品箱25が並置される。この電気部品箱25内には、リモコンから送られる信号や各種のセンサ類から送られる信号にもとづいて、室内送風機20、エアフィルタ清掃装置Aの駆動部、後述する排気装置Dの駆動部、可動パネル2Aと吹出しルーバー7a,7bの駆動部、他の電動部品を制御する半導体部品および電気部品の集合体である制御装置Sが収容されている。
また、室内熱交換器8の電気部品箱25とは反対側(図における左側)の側部には、上記排気装置Dが設けられている。この排気装置Dは上記室内送風機20を構成する横流ファンの側部に隣設され、この横流ファンの軸心の延長上に軸心を有している。
つぎに、上記排気装置Dについて説明する。
図3は排気装置Dとエアフィルタ清掃装置A一部の斜視図である。
上記排気装置Dは、上記エアフィルタ清掃装置Aが除去した埃と、室内送風機20を構成する横流ファンが配置される室内熱交換器8の通風二次側の空気と、電気集塵機18がオゾン発生装置として機能する際に、殺菌した後のオゾンを含んだ汚れた空気を屋外へ排出する機能を備えている。
なお説明すると、上記エアフィルタ清掃装置Aの一側部には排出ボックス30が設けられ、この排出ボックス30と上記排気装置Dとは接続ホース31で連通されている。上記接続ホース31は全体的に緩やかな曲線をなすよう曲成されていて、内部を導通する埃が途中で詰まらないように配慮されている。
上記排気装置Dは、ファンケーシング32を備えていて、このファンケーシング32の周面一部に上記接続ホース31が接続される口体を備えたダンパケース33が設けられる。ダンパケース33内には、上端部が回動自在に支持され、下端部が自由端となっている風力ダンパが設けられる。
上記接続ホース31内部に所定圧以上の風圧(負圧)が加わると、風力ダンパの自由端は風圧で上方に押され、ダンパケース33と接続ホース31の間を開放する。この状態から所定圧以上の風圧が無くなれば、もしくは正圧が加われば、風力ダンパはダンパケース33と接続ホース31との間を遮断するようになっている。
上記ファンケーシング32内に、モータ34に連結される多翼型ファンからなる換気ファンが収容される。換気ファンと横流ファンの軸芯は同一の軸上にあり、これらの間に導入口が形成され、かつ換気ダンパが介設される。換気ダンパは、ギヤ機構を介して駆動モータに連結される。
換気ダンパの駆動モータは上記制御装置Sに電気的に接続されていて、上記制御装置Sからの制御信号に応じて導入口を閉成し排気装置Dを略密閉化する、もしくは導入口を開放し室内送風機20が配置される室内熱交換器8の通風二次側に対して排気装置Dを開放する、ことのいずれかを選択して切換え制御されるようになっている。
また、制御装置Sは、所定運転時間経過毎にエアフィルタ清掃のための運転信号を発する手段を有し、この運転信号にもとづき、エアフィルタ清掃運転を実行する手段と、埃排出運転を実行する手段とを備えている。そして、制御装置Sは、後述するようにエアフィルタ清掃運転を実行する手段と、埃排出運転を実行する手段を、実際のエアコン運転モードの開始時に行う、もしくは終了後に行うことを切換えての制御が可能である。
上記ファンケーシング32には排気ダクト35が接続されていて、この排気ダクト35は家屋の壁を貫通して開口端部が屋外へ延出される。
このようにして構成される空気調和機の室内機であって、リモコンの運転スイッチが押されると、制御装置Sは空気調和機がエアフィルタの清掃を必要とする所定時間が経過しているか、否かを判断する。所定時間が経過していると判断した場合は、制御装置Sは後述する二通りの清掃運転実行モードのうち、いずれか一方を選択して実行する。
すなわち、第1の清掃運転実行モードを選択した制御装置Sは、上記エアフィルタ清掃装置Aによるエアフィルタ清掃運転を、冷暖房運転等のエアコン運転モードの開始時に行い、上記排気装置Dによる埃排出運転の実行を、前記エアコン運転の停止後に行うよう制御する。
また、第2の清掃運転実行モードを選択した制御装置Sは、上記エアフィルタ清掃装置Aによるエアフィルタ清掃運転を、冷暖房運転等のエアコン運転モードの終了後に行い、上記排気装置Dによる埃排出運転の実行を、前記エアコン運転の開始時に行うよう制御する。
つぎに、制御装置Sが第1の清掃運転実行モードを選択した場合のフローチャートを、図4にもとづいて説明する。
ステップT1において、リモコンの運転ボタンが押されてエアコンの運転開始信号が制御装置Sへ送られる。制御装置Sは、ステップT2においてエアフィルタ11の清掃時期であるか否かを判断する。Yesである場合は、ステップT3に移ってエアフィルタ11に対する清掃運転が実行される。
具体的には、はじめに上部エアフィルタ11Bがエアフィルタ清掃装置Aへ送られ、付着していた埃がロールブラシ13によって掻き落されて埃受通路14に収容される。上部エアフィルタ11Bは一旦、前部エアフィルタ11Aの前面側へ移動したあと、再びエアフィルタ清掃装置Aに戻され、なお残留する埃が完全に除去される。
上部エアフィルタ11Bが元の位置に戻り次第、今度は前部エアフィルタ11Aがエアフィルタ清掃装置Aへ送られて、付着していた埃がロールブラシ13によって掻き落され、埃受通路14に収容される。この前部エアフィルタ11Aも一旦、上部エアフィルタ11Bの上面側に移動したあと、再びエアフィルタ清掃装置Aに戻され、なお残留する埃が完全に除去される。
前部エアフィルタ11Aが元の位置に戻されることで、エアフィルタ11に対する清掃運転が終了する。このエアフィルタ清掃運転は比較的短時間で終了するので、エアコン運転の開始にあたってユーザーが時間待ちをする感覚を持たせないですむ。
そして制御装置Sは、エアフィルタ清掃運転時において、室内送風機20を構成する横流ファンの回転数を、通常の冷暖房運転等のエアコン運転モードにおいて設定される横流ファンの回転数よりも低く抑えるよう制御する。そのため、エアフィルタ11に対する清掃を低騒音環境で行える。
制御装置Sは、ステップT4においてエアフィルタ11に対する清掃運転が完了しているか、否かを判断する。YesであればステップT5に移って、リモコンに選択された冷房・除湿・暖房などの、いずれかのエアコン運転を実行する。なお、上記ステップT2においてフィルタ清掃時期がNoである場合は、直接、ステップT5に移る。
エアコン運転モードの実施にあたって、可動パネル2Aは前部吸込口4を開放し、かつ冷房運転と暖房運転の指定に応じて吹出口6に備えられる吹出しルーバー7a,7bの風向姿勢を設定する。同時に、室内送風機20が送風作用をなす一方で、室外機の圧縮機が駆動され冷凍サイクル運転が開始される。
室内空気は、前部吸込口4と上部吸込口5から室内機本体1内に吸込まれる。そして、前部エアフィルタ11Aと上部エアフィルタ11Bを通過し、室内空気中に含まれる埃が捕捉される。さらに、空気清浄ユニット17を流通して、より微細な埃が捕捉され、室内熱交換器8に導かれて熱交換作用が行われる。
熱交換したあとの空気は、横流ファン21を介して送風路24を形成するファンケーシング32に沿って導かれ、吹出口6から吹出しルーバー7a,7bに案内されて室内へ吹出され、効率のよいエアコン運転を継続する。
このとき、前部エアフィルタ11Aと上部エアフィルタ11Bともに、完全に埃が除去されているので、室内熱交換器8へ導かれる室内空気量が充分に確保されて、高い熱交換効率を得られる。
エアコン運転が開始された後、ステップT6に移って、制御装置Sはエアコン運転停止信号有りか、否かの判断をなす。リモコンの停止ボタンを押さない限りエアコン運転が継続されNoであるから、この場合はステップT5に戻る。リモコンの停止ボタンを押すことでYesとなり、ステップT7に移って制御装置Sはエアフィルタ清掃を実行したか、否かを確認する。
先に、ステップT3においてエアフィルタ清掃が実行され、ステップT4においてエアフィルタ清掃運転が完了していることを確認している場合はYesとなり、ステップT8に移って埃排出運転が実行される。
具体的には、制御装置Sは可動パネル2Aの駆動部へ信号を送って前部吸込口4を閉成するとともに、吹出しルーバー7a,7bの駆動部へ信号を送って吹出口6を閉成する。予め室内機本体1を略密閉構造化することにより、収集した埃が漏れるのを可能な限り防止する。
先に説明したエアフィルタ清掃運転において、エアフィルタ清掃装置Aを構成するダストボックス12内の埃受通路14にはエアフィルタ11から除去した埃が収容されているので、制御装置Sは排気装置Dへ作動信号を送り、エアフィルタ清掃装置Aから埃を吸引して屋外へ排出する。
すなわち、上記制御装置Sは、室内送風機20の回転数を通常の冷暖房運転等のエアコン運転モードにおいて設定される室内送風機20の回転数よりも低く抑えるよう制御する。そのうえで、換気ダンパが回動されて導入口を閉成し、換気ファンが回転駆動されてファンケーシング32内が負圧状態となる。
この影響でダンパケース33内も負圧状態となり、風力ダンパは接続ホース31および排出ボックス30を開放する。したがって、排気装置Dとエアフィルタ清掃装置Aとが連通状態となる。
換気ファンの作動により、排出ボックス30からダストボックス12内の埃受通路14に負圧がかかる。埃受通路14に収集されていた埃は、排出ボックス30と接続ホース31およびダンパケース33を介してファンケーシング32内に導かれ、さらに排気ダクト35から屋外へ排出される。
この埃排出運転は、極く短時間で終了する。ステップT9で制御装置Sは埃排出運転が終了したか否かを判断する。Yesであれば終了に至る。未だ継続していて、NoであればステップT8に戻って、埃排出運転が実行される。また、ステップT7でエアフィルタ清掃を実行したか、否かの判断がNoである場合は、特に埃排出運転を実行する必要が無いので、終了に至る。
このように第1の清掃運転実行モードが設定された制御装置Sは、リモコンのエアコン運転スイッチがオンに切換えられる都度、エアフィルタ清掃装置Aと排気装置Dへ作業開始信号を送る。エアコン運転モードの開始時にエアフィルタ清掃装置Aによるエアフィルタ清掃運転を行い、エアコン運転停止後に排気装置Dによる埃排出運転を行う。
エアフィルタ清掃運転および埃排出運転ともに短時間で終了するので、通常の冷房運転や暖房運転等のエアコン運転に対する支障とはならない。すなわち、空気調和機であるのでエアコン運転が優先され、エアフィルタ清掃運転や埃排出運転はエアコン運転に影響のない範囲で実行される。
つぎに、制御装置Sが第2の清掃運転実行モードを選択した場合のフローチャートを、図5にもとづいて説明する。
ステップU1において、リモコンの運転ボタンが押されてエアコンの運転開始信号が制御装置Sへ送られる。ステップU2において、制御装置Sはエアフィルタ清掃を実行したか、否かを確認する。Yesの場合はステップU3に移って埃排出運転が実行される。
この埃排出運転の内容は、先に説明した第1の清掃運転実行モードにおけるステップT8の埃排出運転実行と全く同一であるので、ここでは新たな説明を省略する。同様に、この埃排出運転は極く短時間で終了する。
制御装置Sは、ステップU4において埃排出運転が終了したか否かを判断する。YesであればステップU5に移ってエアコン運転が実行される。Noであれば、ステップU3に戻って埃排出運転が継続される。また、先のステップU2においてフィルタ清掃を実施したかの判断がNoであれば、ステップU5に移ってエアコン運転が実行される。
制御装置Sは、ステップU5におけるエアコン運転について、先に説明した第1の清掃運転実行モードにおけるステップT5でのエアコン運転と全く同様に制御をなすので、新たな説明は省略する。
エアコン運転が開始された後、ステップU6に移って、制御装置Sはエアコン運転停止信号有りか、否かの判断をなす。リモコンの停止ボタンを押さない限りエアコン運転が継続されNoであるから、この場合はステップU5に戻る。リモコンの停止ボタンを押すことでYesとなり、ステップU7に移る。
ステップU7では、エアフィルタ11の清掃時期であるか否かを判断する。Yesである場合は、ステップU8に移ってエアフィルタ11に対する清掃運転が実行される。このエアフィルタ清掃運転も第1の清掃運転実行モードのステップT3と同様であるので、新たな説明は省略する。
つぎにステップU9に移ってエアフィルタ清掃運転が完了したか否かの判断がなされ、Yesであれば終了に至る。Noの場合は、ステップU8に戻ってエアフィルタ清掃運転の実行が継続される。また、ステップU7のエアフィルタ清掃時期か否かの判断でNoの場合は、終了に至る。
このようにして、第2の清掃運転実行モードが選択された場合も、制御装置Sはリモコンのエアコン運転スイッチがオンに切換えられる都度、排気装置Dとエアフィルタ清掃装置Aへ作業開始信号を送る。エアコン運転モードの開始時に排気装置Dによる埃排出運転を行い、エアコン運転停止後にエアフィルタ清掃装置Aによるエアフィルタ清掃運転を行う。
埃排出運転とエアフィルタ清掃運転は短時間で終了するので、通常の冷房運転や暖房運転等のエアコン運転に対する支障とはならない。空気調和機であるのでエアコン運転が優先され、埃排出運転はエアフィルタ清掃運転はエアコン運転に影響のない範囲で実行されることも変りがなく、エアフィルタ11に対する自動清掃にともなうわずらわしさである、時間的制約、騒音発生、快適性の欠如、省エネ性の不足等が解消される。
なお、以上説明した清掃運転実行モードとは別に、エアフィルタ清掃運転はエアコン運転中においても切換え可能である。すなわち、冷房運転や暖房運転中は、室内温度が設定された温度に達して運転休止(サーモオフ)の状態に至る場合があり、このときに、エアフィルタ清掃装置Aを作動してエアフィルタ清掃運転をなすことは可能である。
上記制御装置Sは、前部吸込口4と吹出口6を、可動パネル2Aと吹出しルーバー7a,7bで閉成し、かつ室内送風機20の回転数を、通常の冷暖房運転等のエアコン運転モードにおいて設定される室内送風機20の回転数よりも低く抑えるよう制御することも変りがない。
なお、本発明は上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。そして、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。
本発明における一実施の形態に係る、空気調和機室内機の概略断面図。 同実施の形態に係る、前面パネルを取外した室内機の正面図。 同実施の形態に係る、エアフィルタ清掃装置の一部と排気装置の外観斜視図。 同実施の形態に係る、第1の清掃運転実行モードのフローチャート図。 同実施の形態に係る、第2の清掃運転実行モードのフローチャート図。
符号の説明
1…室内機本体、4…前部吸込口、7…吹出口、24…送風路、11…エアフィルタ、8…室内熱交換器、20…室内送風機、13…ロールブラシ(埃除去部材)、14…埃受通路(埃収容部)、A…エアフィルタ清掃装置、D…排気装置、S…制御装置、2A…可動パネル、7a,7b…吹出しルーバー。

Claims (5)

  1. 室内機本体の空気吸込口と吹出口を連通する送風路に、エアフィルタ、室内熱交換器および室内送風機が順に配置された空気調和機の室内機において、
    上記エアフィルタに付着した埃を除去する埃除去部材と、この埃除去部材により除去された埃を収容する埃収容部を備えたエアフィルタ清掃装置と、
    このエアフィルタ清掃装置の埃収容部に連通し、埃収容部に収容された埃を空気とともに屋外へ排出する排気装置と、
    上記エアフィルタ清掃装置によるエアフィルタ清掃運転および上記排気装置による埃排出運転を実行させる制御装置と、を備え、
    上記制御装置は、上記エアフィルタ清掃運転と、上記埃排出運転とを独立して実行するように構成されることを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 上記制御装置は、
    上記エアフィルタ清掃装置によるエアフィルタ清掃運転を、冷暖房運転等のエアコン運転モードの開始時に行い、
    上記排気装置による埃排出運転の実行を、前記エアコン運転停止後に行うよう制御することを特徴とする請求項1記載の空気調和機の室内機。
  3. 上記制御装置は、
    上記エアフィルタ清掃装置によるエアフィルタ清掃運転を、冷暖房運転等のエアコン運転モードの終了後に行い、
    上記排気装置による埃排出運転の実行を、前記エアコン運転の開始時に行うよう制御することを特徴とする請求項1記載の空気調和機の室内機。
  4. 上記吸込口に可動パネルを開閉可能に備えるとともに、上記吹出口に吹出しルーバーを開閉可能に備え、
    上記制御装置は、上記エアフィルタ清掃装置によるエアフィルタ清掃運転を、冷暖房運転等のエアコン運転モードの運転中に、上記吸込口と吹出口を可動パネルと吹出しルーバーで閉成したうえで行うよう制御することを特徴とする請求項1記載の空気調和機の室内機。
  5. 上記制御装置は、エアフィルタ清掃装置によるエアフィルタ清掃運転において、上記室内送風機の回転数を、通常の冷暖房運転等のエアコン運転モードにおいて設定される室内送風機の回転数よりも低く抑えるよう制御することを特徴とする請求項4記載の空気調和機の室内機。
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